2020年03月02日

オレンジ風味のケーキ Ciambellerone all'arancia

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チャンベッローネというのは、輪っか型のケーキのことで、イタリアの家庭ではこの型をよく使かってケーキを焼きます。アルミ製のペコペコのものを、私も一つあちらから持ってきましたが、スーツケースの中で、ちょっといびつになってしまいました。でも、焼き器としては充分役目を果たしています。

このケーキは、オレンジ風味のカステラのような感じ。バタではなく食物油を使うのでさっぱりしています。
オレンジの香りをつけたカスタードクリームを挟んだり、写真のように、生クリームを添えたりすると、お茶の時間にいいかんじです。

オレンジは国産のノーワックスのものを求めるか、ちょっと風味が変わりますが、柚子など他の柑橘で作ることもできます。

イタリアの人は、生クリームを添えるよりも、粉砂糖を盛大に振って、温かいコーヒー牛乳なんかと一緒に朝食やおやつにパクり。その時は手づかみで、口の周りを粉砂糖で白くしながら、かぶりつくのがイタリア風です。


<オレンジ風味のケーキの作り方>
直径24㎝の輪型1ケ分
 
砂糖(130g)
オレンジ皮(1ケ分)
レモン皮(1ケ分)
オレンジ搾り汁+レモン搾り汁(合わせて100g)
卵(4ケ)
小麦粉(200g)
ベーキングパウダー(小さじ1半)
米油(他の植物油でもOK)

①砂糖をボールに入れて、オレンジの皮とレモンの皮をおろし器ですりおろして合わせる。
卵黄4ケ分加えて自動泡立て器で白くなるまで混ぜる。

②別のボールで、卵白4ケ分しっかり泡立てる。

③①のボールに、オレンジとレモンの搾り汁を加えてよく混ぜる。
続いて、米油も加えてよく混ぜる。最後に小麦粉とベーキングパウダーを合わせたものを加え混ぜる。
(ここで、もしバニラエッセンスがあれば数滴)

④最後に②の卵白を加えて、さっくり混ぜ合わせる。
型に流して、160度のオーブンで50分焼く。

冷めたら粉砂糖をふる。

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コロナウイルスの影響が日増しに強くなってきています。

私のイタリア語講座に時々来てくれていた大学生の生徒さんが、数日前、イタリアへ出発するはずでした。卒業旅行でした。コロナウイルスの影響で航空チケットをキャンセルしても、払い戻しがきかないし、社会人になったら、まとまった休みは当分お預けになるだろう...今がチャンス!という気持ちの狭間で、私も何とアドバイスしていいのかわかりませんでした。もしかしたら帰国できなくなる可能性だってゼロではないのですから。

さっそく、フィレンツェに長年住んでいる日本人の友人に状況を訊ねてみると、数週間前、中国人がコロナウイルスをイタリアに持ち込んだ張本人と思い込んだ人が、中国人に殴り掛かった、という事件があったそうで、同じアジア人、ということでしょう、友人も町を歩いていると、視線を感じることがあるのだということでした。

どこにも無知な人はいて、正しい情報がないと人はパニックに陥りやすいのか、こうして関係のない人を「敵」とみなしてとんでもない行動に出る、ということは、残念ながら起こりえることです。友人は職場と家との往復以外、なるべく外出を最小限に抑えている、ということでした。

海外に住んでいると、偏った情報を信じる人たちが、差別発言や行動をとることがあります。私もあちらで生活をしていた時、何度となくそんな経験はしました。でも、同時に助けてくれるのもイタリア人でした。だから国籍がどうというのではなく、一人一人のモラルが問題なのだと思います。

だからと言って、私は、生徒さんが初めてのイタリアで、そんな経験をして嫌な気持ちになったら、、、とちょっと心配になりました。そんなことで、へこたれる方でないことは知ってましたが、とにかく、フィレンツェの友人の話をそのまま伝えました。

それからよくよく考えたのでしょう。親御さんとも話し合って、出発する予定だった日の0時過ぎに、「今回はキャンセルすることにしました」という報告をもらいました。

生徒さんがとても楽しみにしていた気持ちを思うと、仕方ないことと思いつつも、私も残念な気持ち一杯になりました。

後ろ髪は引かれましたが、この決定は間違いなかったのだ、とここ数日で強く確信しています。ほんの数日で状況が大きく変わってきているからです。

週2回、イタリア語講座を担当させてもらっている尚絅学院大学生涯学習は3月いっぱい閉校となり、増田公民館をお借りして開いているイタリア語講座も、名取市管轄の施設も閉館ということで、利用できなくなりました。仙台市の施設も、新規申し込みはしばらくストップです。

私は公共の施設をおかりして活動をしているので、どうしたものかと考えます。

石巻の高校生は、来月末、姉妹都市チヴィタヴァッキアへ行き、現地高校生との交流が予定されていたのですが、コロナの影響で中止。とても楽しみにしていたのに、苦渋の選択だったようです。塩釜とキオッジャの市民交流も4月初めに予定されていましたが、延期になりました。いつになるかは未定です。

イタリアは日本に1か月遅れて感染者が発見されましたが、その後、ものすごい勢いで感染者の数が増え続けています。コロナ・ウイルスの検査を無料で行っているので、単純に数ばかりを見て、どうこう言えることではありません。

こういう状況ですが、来月末、私はイタリアへ行く予定です。塩釜とキオッジャの交流はなくなりましたが、別件があり飛行機の状況が変わらなければ、という条件付きですが。

今月末には、少し状況が良くなっているといいのですが。こんな風に思っているのは、私がのんびりしているからでしょうか?



norichetta at 21:11│Comments(0) デザート dolci | 自分のこと

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