2022年11月26日
豚肉のオニオンチーズ焼き Maiale con cipolla e formaggio
先週の料理会「おいしいイタリア」で作った料理です。オーブンで焼くので、いろんな料理を準備する時などにも手がかからず重宝します。
私は野菜の中でネギ類が一番好きです。
玉ねぎ、長ネギはもちろんのこと、ニラ、アサツキなども好きです。
「行者ニンニク」に至っては、名前から気に入っています。(その昔、山伏さんたちが野生の行者ニンニクを食べて、過酷な修行を乗り越えたという謂れの野菜)
そこまで玉ねぎが好きでない方でも、この料理はきっと気に入ってくれるはずです。
作り方も簡単なので是非作ってみてください。
<豚肉のオニオンチーズ焼き 2人分>
豚肉(ロースや肩ロースなど) 2枚(1枚が100~130g程度)
玉ねぎ 150g
オリーブオイル 大さじ半~1
白ワイン 大さじ1
ピザ用チーズ 50g
①玉ねぎは縦半分に切ってから筋に沿って薄切り。
フライパンにオリーブ油を熱して玉ねぎを塩適宜振りながら炒める。水分が飛んだら、白ワインを加え炒め続ける。
少し飴色になるまで炒める。全体で3~5分かかる。(焦がさないように注意)
皿に取って冷ましておく。
②豚肉は筋を切って、肉叩き等で軽くたたいて置く。塩胡椒で下味をつける。(チーズを掛けて焼く料理なので、塩味は控えめに)
②豚肉をオーブンの天板に並べ、①の冷めた玉ねぎとピザ用チーズを掛けて、180℃に温めておいたオーブンで約25分焼く。おいしそうな焦げ目がつけばOK。(肉の厚みによって焼く時間を加減する)
冷めてもおいしいので、切り分けてお弁当に入れてもいいです。
明日、仙台のある短期大学でイタリア食文化について話す機会を頂き、ここ数日内容をまとめていました。
こんな大きなテーマをどのように限られた時間で話すかとても難しいですが、イタリアにあまり興味を持ったことがない方に聞いていただく、という設定で内容を考えました。
私のつたない話ですが、少しでもイタリアファンが増えたら、もしくは将来イタリア熱が萌芽するちょっとしたきっかけになったらいいなぁという気持ちです。
さて、イタリアの食習慣などを語る上で、やはりバールについて話すことは必須だと思っています。
イタリア好きな人、イタリアへ行ったことがある方なら、イタリアにどれだけバールが至る所にあり、イタリア人が一日に何度となくお世話になる場所かご存じでしょうが、聞いていただく学生さんたちは、もしかしたら、イタリアのイの字も、これまで興味を持ったことがない方ばかりかもしれませんので、この状況を分かりやすく説明するのに、「日本のコンビニのように、イタリア中に沢山ある」と話そうと考えました。
そこで、ハタッと思いました。
実際、日本のコンビニは何軒あり、イタリアには何軒のバールがあるのか?本当に同じくらいの数なのだろうか、という疑問です。
さっそく調べてみると....
日本のコンビニ...5万件以上
イタリアのバール...なんと16万7千件以上!
日本の人口はイタリアの倍ということを含めて数字を見てみると、なおさら、この数は驚異としか言いようがありません。
以下のようなトピックスでいこうと思っています
「アグリツーリズム」
「オリーブオイル」
「地域性が際立つイタリア料理」
「日曜ファミリー・ランチの習慣 Pranzo domenicale」
「カンパニリズム・郷土愛」
「イタリアの朝食」
「バールとは?」
「食べる順番」
「宗教と行事食」
イタリア人は家族や仲間たちとテーブルを囲むこと、贅沢ではなくとも、手作りのおいしい料理を食べながら一緒に過ごす時間を大切にしていることなど、十何年前に過ごしたイタリアを思い出しました。