個人的な遊び。不定期な集まりに持ち込むスピーカーに再度挑戦----その2です。
結果的に「その-1」のウーハーはあきらめる事に、本命もNGで、さて何にするか?
個人的にはスピーカー大好き人間で「何となくいい感じで」ついつい購入・・・、いつの間にかSPユニットコレクター? 実は外れもこれまた沢山。反省!!
しかし、オーディオの世界とはこの無駄、ついでにムダ金の積み重ねが血となり肉となり肥やしとなり、これが本番に生かされると・・・自己に納得。でまた買い込んでしまう。ヤバイ。

ツィーターはScan Speakの D2608/913000。

エンクロージャーもユニットにあわせて変更。作り置きが有ったのでそれを使用。
■ネットワークデザイン
先ずは、最近の当方のお決まりのスロープ、Lo-Passが6dB、Hi-Passは18dB。
但し、Lo-Passは収まりの良い定数の抵抗とコンデンサーを挿入するので実際は若干12dB寄りとなります。
Lo-Pass

C1,C2,C3とR1の定数はユニットの素性により変わります。可能な限りシンプルにしたい所では有りますが・・・
当方にの場合、この抵抗とコンデンサーの定数を探るのがネットワークデザインの要の一つ。ただ、この手法は個人的な価値感なのでこれが正論とか申しません。

理由-1 先ず、コイルとコンデンサーの共振により、クロス周波数付近にピークが生じることがある。余談ですが、このピークをうまく逆利用し良く売れたスピーカーも有りましたが・・・
理由-2 個人的に一番の理由はこちらです。何と言っても音数が少なくなる。物理的に聴けば嫌な音を吸い取るので聴き易いとも言えます。しかし個人的に我慢が出来ないのは音楽の大事なエキス、生命感も吸い取られてしまう事です。
Hi-Pass

メーカー製のネットワークで良く見かけるのは、プラスとマイナス間にATTを兼ねて抵抗を入れたものが殆どです。確かにこの方法でもピークは抑えらます。(Qを下げる)
しかし、個人的にはやはりLo-Pass同様、音楽の大事なところが逃げていきます。
よって、当方の場合、抵抗R2の挿入でピークを抑えています。(1〜1.5オーム位)
C6とR4は一般的にはインピーダンス補正的に認識されていますが、それとは異なります。
C6は0.1〜0.3μF程度、R4は数十オームです。普通に考えると「何の意味があるの??」となりますが、実はTWの微妙な音色、アバレをコントロールします。落ち着いた穏やかなTWの音色とでもいいましょうか・・・
■一般的インピーダンス補正回路(市販品も含めて)
コンデンサーCに数μF、抵抗Rに数オームが一般的と思いますが、個人的には NO です。
確かに嫌な音、汚い音が押さえ込まれる傾向は有るでしょうが、肝心な音楽成分も吸い取られるところです。
結局の所、これらで共通して言える事は・・・
物理的特性優先、物理的な音を聴きくか、
物理的には若干の未完成で有っても、音楽の真髄を守り失われない音を聴くか、
になろうかと思います。平たく言えば、
「音を聴くか、音楽を聴くか」
でしょう。しかし、このことの正解は有りません。何故ならば何れも 「オーディオ」 の世界、楽しみ方と思います。
物理的には若干の未完成で有っても、音楽の真髄を守り失われない音を聴くか、
になろうかと思います。平たく言えば、
「音を聴くか、音楽を聴くか」
でしょう。しかし、このことの正解は有りません。何故ならば何れも 「オーディオ」 の世界、楽しみ方と思います。
■6dBスロープ Hi-Pass
またまた、本題からそれましたが、現時点での最終ネットワークはHi-Passを6dBスロープに。これが何と予想以上の魅力有る音楽空間に、すっかりはまってしまいました。

R1はATT用です。C6とR2は上記をご参考に、まだ追い込みが不十分なので時間を掛けての微調整となりそうです。
Lo-Passは上図のCは2個に、箔巻きタイプ プラスを調整中。(箔まきは4.7μFが上限の為)
という所でまたまた長くなりましたので「その-2」はこの辺で。次回はその音の特徴・魅力、回路の定数などをアップしたいと思います。


今回も長文、誤字・脱字・乱文のブログを最後までご覧いただきまして大変有り難うございます。
代表 坂本 範雄