January 27, 2008

GSX905BTS

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久しぶりです。
2月の決算に向けて大変です。

さてそんな中、GSX905BTSが登場しました。

「BLUE DEVIL(青の悪魔)」登場です。
200本だけの生産ですが、一度に生産されているのではないので、売り切れても現在は予約可能なはずです。

さて、905BTSですが、BTSってなにという人もいるでしょう。

BTSのシリーズは「黒と青」のカラーリングで構成される限定シリーズで、「BLUE IN BLACK」という別名がついています。

「BLUE IN BLACK」のカラーリングはとても配色が難しい色で、時計では当社の組み合わせが初。その後、Gショックでもでていますが、そう多くでていません。

ではもともとなんでBTSというかというと、BTSとは「ベスト・タイムギア・ステーション」の略で、その昔、いまから12年前に存在した当社の「カジュアルウォッチ部門」の「店舗名称」でありました。

「オンタイム」「フォー・ドット・ウォッチ(マルイ)」「チックタック」の現在の3巨頭のカジュアルショップとしのぎを削っていたのが、当社の「BTS」で、当時は「ベスト新宿本店2階、3階」「福岡三越」「名古屋近鉄」「ベスト新宿EAST」「恵比寿三越」「松山三越」「池袋東武」「渋谷パルコクアトロ」などに店舗がありました。

いずれも「Gショック」「フォッシル」「ゲス」などを中心にした「カジュァルウォッチ」の専門店であったのです。
とくに「Gショック」では、国内でも有数の売上げを誇る店舗で、専門コーナーも当店はいち早くとりいれていました。

現在では「BTS」は「イオン名古屋熱田店」だけとなっていますが、その特異性は形を変えて、たとえば「GSX STORE銀座」「GSX STOREチッタデラ川崎(現在は閉店)」というGSXの専門店になっていたり、また、これから展開される「青山表参道」の中のGショックコーナー「EDDE」などに変化しているわけです。

さて、このようなカジュアルウォッチショップは、各々形をかえていきました。
「マルイ」さんは大型カジュアルウォッチショップ」へと変貌し女性の支持を得て、「オンタイム」さんは「ロフト」などを中心として、スウォッチなどのコーナーももつ「ライフステージ」な時計屋へと変わりました。
「チックタック」さんは大人のこだわりを感じさせる小さいながら味のある店舗展開をしていて、とくに70年代を感じさせるオリジナルは僕もとても好きです。

そして僕たちは、高級時計へと向かいつつ、新しい時計好きをつくるために「GSX」を立ち上げ、日本の時計を発信してきました。

BTSとはそんなわたしたちの時計屋のロゴのカラーリングを時計にしたものです。

当時はまだGSXが全国展開をしていなかったので、お店の開店にあわせて「BTS」シリーズを発売していました。
ですから最初の数本は、すべて「店舗名」がモデル名でもありました。
たとえばBTSの4号店である「池袋東武」の開店記念モデルは「BTS4 IKEBUKURO TOBU」という名称だったのです。

しかし、GSXが全国展開へと向かった1996年ごろから、このような「内輪的」な戦略は次第になくなりました。
よって現在では「BLUE IN BLACK」というシリーズ名称で統一されていています。
現在では「BTS」という呼称はモデル番号の中に残っているだけとなっています。

じゃーん。でました。
さて「BTS」のカラーは「漆黒」と「サマーズビート」という深いブルーで攻勢されています。
一部、ブルーグリーンや紺などを利用しているモデルもありますが、現在の企画条件では必ずブルーは「サマーズビート」というブルーの利用を徹底しています。

「サマーズビート」とは、米国の避暑地(島)「マーサズ・ヴィニヤード」からイメージしたカラーです。
この島は大統領の避暑地でも有名ですが、多くのセレブが訪れる島です。
サマーズビートのブルーは、まさにそんなセレブリティに相応しい美しくて、人の目を集めるカラーです。
このブルーのカラーが黒い外見と融合する条件であると言えます。

「サマーズビート」はただ「色」をぬっただけのカラーではありません。
この美しいブルーを作り出すためには条件があります。

それは「ガラスの厚さ、色、材質、面積」「ケースの黒い部分との関係」です。
すべての「BTS(BLUE IN BLACK」シリーズの文字盤は「同じ青」ではありません。
時計の形状から、ブルーの色を算出して、ガラスに色をつけたり、また、厚さを調整して「サマーズビート」の色をつくりあげます。
つまり、目に見える色は、文字盤の色だけでは作り出せ得ないということです。
それが「サマーズビート」というわたしたちの特別なネーミングの意味でもあります。
もしガラスをとって文字盤だけを見たのであれば、その違いに驚くことでしょう。
そしてそこに他社がつくれない秘密があります。


905BTSは当初、ベゼル部分の数字は白、針はシルバーとなっていました。
しかしながら、ベゼルを白くすると安っぽく見えたので黒にし、針は視認性が悪かったので白にしました。

ちなみにスーパールミノヴァはそんなにきつくなっていません。
900系はすべて針のルミなどは控えめです。
これは明るくすることではなく、洗練された金属感をテーマとしているからです。針などに厚塗りをしたり、文字盤のアワーマークに厚塗りをするとどうしても「カジュアル感」が強くなっていきます。
900系が発売された1998年はまだオートマティックに大人のカジュアルは少なく、よって、その金属感と生命感を時計にデザインしてきました。
その後、パネライの人気などから「蓄光」によりより明るく視認性を高めるというミッション系が流行しましたが、その際も900系はかたくなにデザインによる優美さと感性を打ち出してきました。
よって夜光や蓄光をより目立たせていくことは回避してきました。

そしてそのデザインの方向性は10年たった現在もぶれることなく継続しています。
暗がりでほんのりと見える程度の控えめな美しさが900系の流麗な凛とした美しさだと思っています。

裏ブタもかなり格好いい!!
裏ブタはまるで「銀河鉄道999」の内部のような感じにしています。
なんの造形かというモチーフはありません。
ただ、未来的な生物感をつくりました。

バックルもかなり格好いい。
また、バックルは厚い塗装により、黒光りしています。
さらに、バックルひとつにも「光らせるところ」と「マット仕上げ」にするところ」のコントラストを大切にしています。

とくにBTSのケース仕上げは、美しさと流麗さを大切にしています。
905はブレスが可動式であるためはめやすさも追及しています。

最後に、このシリーズは「同一モデル番号では一度だけしかつくらない」というポリシーがあります。
つまり905ラインでは一度だけの限定生産です。

いままで、900、901、903、904と900シリーズでは「一度」だけの生産をしてきました。
もちろんそれは「200シリーズ」「500シリーズ」「600シリーズ」「700シリーズ」「ボラード」でも同様です。
また本数も300本前後としています。
そのポリシーはこれからも変わりません。

生産本数に関しては、200本は決して少ない数ではありません。
なぜならばGSX自体が、定番となるシリーズの中心モデル以外はたいてい300から500本の生産だからです。

しかし、BLUE IN BLACK や 年末のEVEシリーズは「GSX」のコレクターにとってはかなりの人気コレクションのため、欲しいひとがたくさんいます。

たとえば世界に1個でも、欲しい人が0ならば、それはレアでもなんでもありません。逆に1万個あっても欲しい人が5万人いるならばそれは大量にあってもレアであり、入手しづらいことになります。

BLUE IN BLACKでの200本はかなり少ない数量であるといっていいでしょう。



PS 価格について
価格については、こんなご時世なので、通常モデルと同じにさせていただきました。
三回の生産ですべてを終えますが、三回目の20本程度、最後の生産分は価格を当初の予定価格である75000円(税別)とさせていただくことになります(現在税別7万円)。

noritakaishida at 01:04  この記事をクリップ!
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