「USAJ」銘柄

「USAJ」銘柄なんて言葉があるそうです。

FACTAという雑誌の５月号に『「暴落」新興不動産株の真実』なる記事が掲載されていました。

USAJとは、アーバン、スルガ、アセマネ、ジョイントの４社の頭文字で、「コンプライアンス上問題のあるこれらの会社には、ノンリコ融資するな。また、４社が不動産を売却しようとしている購入先企業やファンドに対しても融資するな」という金融庁通達が出され、業界の公然の噂になっていたそうです。

金融庁に本当にそんな通達が出たのかどうか取材もしたそうですが、もちろん No という答えしか返ってこなかったと。。

スルガだけでなく、他の３社についての黒い噂とその真相などについても書かれていました。

「USAJ」などのキーワードでググってもほとんどヒットしないので、本当に噂が広く流れていたのかどうか、真相は一般人には分かりかねますが、アセマネ下方修正の原因やアーバンのチャートを見ていると、なるほど、、という気もします。

また、ダヴィンチについて、「武蔵小杉のタワーが決済できない」とか、「パシフィックが資金繰りに窮して倒産する」といった噂も流されたと、確かにどこかで耳に（目に）したことのあるようなネタも載ってました。

結局、ヘッジファンドや外資などが売り筋と組んで噂を流して、売り崩したのではないかというような結論でした。

ジョイントは、この記事に対する？IRも出しているようなので、本当に事実無根なのだとしたら、不当に売り叩かれた不動産銘柄は買いなんでしょうか・・？

といいつつ、多分買いませんけど。（＾＾；）

（追記）
　アセマネからもIR出ました：「当社に関する虚偽の風説について」

アセマネ・・・

アセマネ決算発表のせいか、普段よりアクセス数が増えているので、ちょこっとだけコメントを。

決算発表前日に上方修正を発表するときって、たいていろくなことないですから、今期も減益予想なんだろうなとは思っていましたが（といっても、ショートする勇気はなく・・）、三分の一近くの大幅減益、減配予想・・。

予想以上に悪い状態みたいですね。酷すぎ。

青木さんも更迭。ホールディングス化したこともあって、良く分からない経営体制。古川さんの立場は？

あと、「中国における自動車ローン保証会社に対する投資案件で18億円全額減損」って酷すぎですね。これ、「Project Auto」案件のことだと思いますが、昨年の株主総会の際、

『アジアの隼と言われたペレグリン証券の創業者フランシス・ローが、決算説明資料の海外投資先に掲載されている「Project Auto」の社長。新たに、アセット・マネジャーズグループの仲間に加わったと考えてもらってよい。』

と、古川氏が自信満々に話していたのですが。。

中長期的に力をいれているはずの中国でまた減損、中国不動産ファンド組成は結局どうなった？　国内投資案件でExitできたのはキムラヤのみ、イーバンクはさんざんだし、不動産もExitできず、資金調達も厳しい・・と八方塞がりの状況。

うーーん、バイアスのかかっていない中立な状態で冷静に見ると、なんであれだけいれこんだのか、、、、

もっと見る目を養わないと・・