佐藤則男; New Yorkからの緊急 リポート

筆者はニューヨークに住んで40年以上 経つジャーナリストです。ビジネスもやってきました。皆様に生のアメリカの政治ニュース。経済ニュース。社会ニュースを独自の分析、予測を加えてお届けします。職歴は、朝日新聞英字紙、TDK, 国際連合勤務を経て独立。NYに、ビジネスコンサルティング会社設立。学歴は、コロンビア大学経営大学院。MBA取得。

佐藤則男のエッセイ・サイトは、次のサイトです。
http://blog.livedoor.jp/norman123-essay/

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「アメリカ国民の中心課題は、2020年の大統領選挙で、いかに、選挙民がトランプ大統領を再び大統領として選ばないか、と言うことである」と筆者に語るのは、アメリカの元トップ雑誌の副編集長だったT氏である。

 

筆者ももろ手を挙げて賛成した。「このままトランプ大統領が現職にあり、2020年大統領として再選され、4年間、同氏が大統領として残るのであれば、アメリカは、国家として成り立たなくなるだろう」と、T氏は、冷静に言う。

「もしそのようなことが起こったなら、アメリカの威信はなくなるどころか、世界の各国に、悪の国。無慈悲な国として見られるようになるだろう。

「そして、おそらく、アメリカは、世界の平和を確立するために創られた国際条約、国際連合やそのほかの国際機関から、脱退するだろう」と言う。

 

筆者が「それでは、これまで長い歴史の中で、世界各国が参加して、創った平和を築くための条約、国際機関をなくしてしまうのではないか。アメリカがそのような国際条約や国際機関から抜けた場合、その条約も国際機関もほぼ無力となると思う。よって、世界は、秩序のないものとなってしまう。アメリカが参加しているからこそ、成り立ってきたのである」と筆者が言うと、「あなたの言うとおりである。アメリカは、世界のあらゆるところで、敵を持つことになるだろう。そして、世界のあらゆるところで、アメリカ人は、攻撃を受けることになるだろう」とT氏は言う。

 

「トランプは、アメリカの威信を落とした。名誉も善良さも、そして、アメリカの寛容さもなくしてしまった。世界の歴史上、初めて、アメリカは、悪い国と評されることになった」と語る。

 

筆者は、T氏の見方について「あまりにも悲観的すぎるのではないか?」と聞くと、「もちろんそうだ。しかし、アメリカでこの危機感が高まらないと、トランプが再選されることになる可能性があるからである」と言う。

「それでは、あなたは、その可能性をどの程度見ているのか?」と聞くと、「民主党の対立候補が問題だが、このまま有力な候補を立てられなかったら、50パーセントの可能性が出てくる」と答えた。

筆者も、トランプ再選は、まったく不可能なことではない、と見ているので、T氏の不安がよく分かった。

 

今のアメリカはそういうムードがあるのである。移民を苛め抜き、白人至上主義という愚かな考えを持ち、そして、極端な右寄りの考えを持つ人物を最高裁判事に指名し、妊娠中絶を否定する社会に変えようとしたり、これまでアメリカが進化してきて築いたものを壊そうとしているのである。

外国では、中国にひどい関税を課し、西欧諸国を批判し、NATOから、脱退することもあり得る。反対に、アメリカ第一主義を取るトランプ大統領を良し、とする人々を増産しているのである。

 

このような動きに真っ向から立ちはだかる大規模な動きがアメリカにはないのである。世界の多くの人々がアメリカは、間違っている。トランプ大統領は間違っている、という声が盛り上がっているのに、その当事者のアメリカ国民の中に、トランプ大統領を快し、と思っている多くの人々がいるのである。

 

中曽根元総理は、アメリカ大統領のレーガン氏に対し、ヨーロッパ政策に関し、意見をしたことがあるが、安倍首相もトランプ大統領に「モノ申す」と気が来ているのではないか。黙っていると、日本も軍事予算を大幅に増やすよう圧力をかけられ、多くの武器を買わされる時が来るのではないだろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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nichibei

「アメリカ政府の官僚は、日米交渉で、日本を見下している傾向がある。アメリカの優越性を態度に表す」と、筆者に語ってくれた元外交官の方がおられる。実際に、そんな交渉に参加したこともない何も経験もない凡人の筆者には、「感じ」としてわかるが、どんなものなのか実際は分からない。

また、アメリカ側の官僚として、日本政府と交渉したアメリカの官僚からも話を聞いたことがある。確かに、日本政府の官僚を大国アメリカの国と言う勢いで、押すことはあると思うのだが、そのアメリカの元官僚は、大変日本を尊敬している。日本の権利を無視し、滅茶苦茶な要求をすることはなかった。その方は、大変インテリジェンスレベルも高く、筆者とかれこれ50年近い友人なので、よく理解できる。


筆者は、今から
31年前、まだ若くて未熟なころ、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官に会い、インタビューさせてもらい、日本とアメリカについて、お話を伺った。キッシンジャー氏の日本に対する深い関心、友情、そして、論理立てた日本の見方にうれしさを覚えた。

そして、そんなお粗末な筆者に、同氏は、少しもいとわず、真剣にお話をしてくださった。見下しもせず、平等に扱ってくれたことに深い感謝と喜びを感じた。

 

このインタビューにご興味のある方は、次のYouTubeのリンクをご参照されたい。31年も前に行ったインタビューをつい最近まで、公開しなかった。何故なら、あまりにも筆者のような未熟者が僭越だと思ったからである。(右クリックすると、ハイパーリンクを開けます。)

 

https://www.youtube.com/watch?v=RqornEAPLiU&feature=

https://www.youtube.com/watch?v=Gu4jHI85Ero

 

さらに、筆者は、キッシンジャー氏の後、国家安全保障大統領補佐官になられたズイグニュー・ブレジンスキー氏に何回もお会いし、親しくさせていただいた。残念ながら、ビデオはないが、一角ならぬ優しさで接してくださり、沢山のことを教えていただいた。同氏の筆者に対する優しさと思いやりには、涙が出る。

同氏と日本の新幹線のコンパートメントに二人で乗り、お互いの荷物に足をのせ、眠った時、筆者は、同氏の額のしわをしみじみ眺めたことを忘れない。世界の紛争地帯を回り、知恵を絞り、平和を築こうと奔走していた同市の苦労がしわに現れていた。

 

まだ、筆者は、アメリカ政府の高官にお会いしたことがあるが、どなたも、筆者を馬鹿にしたり、軽く見ることはなかった。筆者は、その態度だけでも感激した。

 

筆者は、名もない、優れた実績もない、日米交渉にも参加したことがない、ただの凡人である。いわば、路傍の石のような人間である。そんな筆者のような凡人に、このような元アメリカ政府の高官が平等に扱ってくれるとは思わなかった。ただ、感謝するのみである。

 

筆者は、このような経験から、その日本の元外交官の話を伺った時、「現場は大変なのだな」とつくづく考えてしまった。自分がアメリカの官僚に、見下され、侮辱を感じた時、どのような態度を取ったであろうか。

外務省の高官が、日米交渉の席で、どれだけ苦労をされているか、しみじみと感じたのであった。


しかし、アメリカ政府、アメリカ国民は、今、日本の助言が必要なのではないか、と思う。恐れず、思い切って、それをやる必要があるのではないかと思うのであるがどうであろうか。

トランプ大統領を戒めては、どうであろうか?

安倍首相にお願いしたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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河野

日本政府の元官僚と夕食をした。筆者の判断で、この方がどの省に属していたか、どんな職務についていたかなど、一切、明かせないことをお許しただきたい。筆者は、この方は尊敬できる方であり、立派な実績を持っておられる方である、と思う。以下、この方をX氏と呼ぶ。

「日本は、自分の国は、自分で守らなければならない。日米安保条約は破棄すべきである」と強く言う。そして、筆者が多少驚いたのは、「日本は、核武装すべきだ」と言うのである。日本政府の元官僚で、ここまで言う人にはお会いしたことがない。

筆者は、若かりし頃、ライシャワー米国駐日大使にお会いしたことがあるが、日本は核武装した方が良いと言われていた、と記憶している。

 

「国民が自分の力で、国を守ろうとしない国など考えられない。日本人は何を考えているのであろうか。大体、日本国憲法などマッカーサー司令官に押し付けられたものである。憲法9条は即刻改正されるべき」と、X氏は言う。

確かに、現在の日本国憲法は、日本が敗戦直後、日本を二度と軍国主義国家にしないと言うマッカーサー司令官の意図が働いていたと筆者は理解している。

 

ここまでは、筆者が日本に行って、いろいろな日本の方々からうかがっていることであるが、X氏は、「日本は、なぜ、これほどまでに国防で、アメリカに頼らなければならないのか。日本がいざ外国に攻撃されても、アメリカが安保条約に基づいて、日本のために戦うことなどあろうはずがない」と言う。

 

また、「アメリカ政府には、国際問題を国際社会の一員として、論議し、国際社会全体で解決を図ると言う意思がない。

「アメリカ政府は、アメリカの国益優先で、現在のトランプ大統領はその典型的例であり、このようなアメリカの態度は、国際社会を混乱させる」と主張し、「アメリカほど国際機関で非協力な国はない」と断定する。

そして、「アメリカ政府は、世界を知らない。外国に関し、知識がない。だから、これだけの経済大国、軍事大国でありながら、国際社会と協調して問題解決にあたることがない」と指摘する。

X氏は、国際舞台である国際協定を成立させた経験があるが、アメリカの非協力で苦しんだ。

筆者は、日本の元官僚にお会いし、話を伺うことは、大変有意義だと思っているし、事実勉強になる。

だが、いつも残念に思うのは、「それだけの考えを持っているのに、現役時代にその考えを出せず、自分の見方を抑え、与えられた仕事を持ち前の優れた実施能力でこなさなければならない。自分自身の価値観は、仕事に入れてはならない」と言う立場である。

 

筆者は、外交は、集団で決められないのではないか、外国と集団体制で交渉できるものではないと思う。真剣に世界を勉強し、価値観を持ち、世界観を持ち、世界各国の状況を知り、外交を展開する人物で、優れた個人としての力が重要と思うのである。

日本には、アメリカの優れた歴代国家安全保障補佐官のような人物が必要なのではないか、と思う。

外交が外務大臣と言う内閣総理大臣が任命する政治家を頂点として、実際は、外務省の官僚が行う、という体制は、初めから限界があるのではないかと思う。つまり、議院内閣制の下では、外交は限界がある、と言う見方である。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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elections-

筆者は、民主党のメーリングリストに載っていて、毎日のように、数々のメールが送られてくる。そのほとんどは、中間選挙用の民主党候補からの選挙資金集めの一端で寄付金を求める内容である。その中に、筆者の知っている人が立候補しているので、次のような内容のメールを出し、具申したのである。

 

世論調査によると、トランプ支持は、最近のギャラップ調査によると41パーセントである。しかし、このトランプ支持者の20パーセントは、「いやいやながら」の支持者である。したがって、この20パーセントは、民主党がそれなりの候補を立てれば、反トランプになる可能性が十分あると見てよい。

この要素を入れると、トランプ支持の41パーセントは、36パーセントとなる。このまま2020年まで推移するとは思えないが、民主党がそれなりの候補を立てれば、十分、ホワイトハウスを取り戻すチャンスは出てくると筆者は、確信する。

 

民主党は、それを実現するには、次の二つのことをやらねばならないと思う。

まず、決定的に、ヒラリー クリントンと、ビル クリントン夫妻の影響下から民主党を解放することである。

前回の大統領選挙の敗因のもっとも大きな原因は、ヒラリーにあったと筆者は思っている。拙著「アメリカは、何故、ヒラリー クリントンを大統領にしないのか?」で述べた通りである。アメリカ選挙民の「ヒラリー嫌い」は、アメリカ中に行きわたり、にっちもさっちもいかなくなっていた。

この夫婦の持っている性格、気質、ご都合主義の価値観は、今後もアメリカの大統領選挙の歴史の中で、アメリカの苦しい選択として残るだろう。

 

さて、次に声を大にして、民主党に言いたいことがある。それは、トランプ大統領をぼろくそに言ったり、軽蔑語を浴びせないことである。ハリウッド映画界の重鎮であるロバート デニロはリベラルで有名であるが、トランプにフォーレター ワーズを使った。また、リベラルのマキシム ウオター下院議員もひどい軽蔑語を使った。そのほか、トランプ大統領をひどい軽蔑語や表現を使って批判するリベラルが多い。

勿論、メディアもそうであるが、これをやっていたのでは、まず、先に述べたトランプをいやいやながら支持している20パーセントの人たちを動かせないと思う。

トランプ支持の選挙民は、極端なリベラルがトランプを鋭く批判する傾向がある。

これを、民主党本部は、抑えられなければ、ホワイトハウス奪還計画は、成り立たないと筆者は、強く思う。

まさに、民主党のホワイトハウス奪回は、成功率は非常に高いと思うが、極端なリベラルと左翼を押さえない限り、また、難しくなるだろう。

筆者は、若者たちが積極的に出て、投票に参加することがトランプ時代の政治なのではないかと、思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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Illustration-Andrew-Rae

関税を20パーセント引き上げれば、外国製品は値上がりし、アメリカ製品を買う。外国メーカーは、関税を逃れるため、アメリカに進出する。そして、それは雇用を上げる。すでに進出している外国企業は、関税を逃れるため、アメリカ国内の生産を上げる。そのために設備投資を行い、アメリカ経済に貢献し、アメリカ人の雇用を増やす。

 

こんな愚かな理屈があるだろうか?

トランプ大統領の著名で元大投資銀行の重鎮であった経済政策ブレ-ンは、こんな単純なトランプ大統領の理屈を正しいと思っているのであろうか?

もしそうなら、アメリカはとんでもない国になり下がったと思うが、現実はそうでないと筆者は確信を持って言える。

個の愚かな関税政策は、ワンマンショーの大統領、トランプ氏の独裁的結論から出たものと思う。逆らえば、You are fired!である。勇気のない部下は、黙って首になることを待つのみである。

まず、トランプ大統領は、世間知らずだと思う。

第一、一般のアメリカの消費者が求める商品の中で、アメリカ製品はどこのあるのか?

筆者がTシャツのMade in Americaを買おうと思って、そこら中歩いてもどこにもないではないか。着る衣類はほとんどそうである。

電気製品はどうか、コンピュータはどうか?

アメリカ製製品などどこにもない。

さらに、住宅の改造、改修などをしようと思って、業者にやらせれば、物、道具などすべてと言っていいほど外国製である。

さらに、その工事をする人は、どうか、それも半分ほどは、移民である。

 

また、アメリカでアメリカ人労働者を雇って使えば、どれだけ従業員マネジメントに苦労するか知っているのであろうか?

筆者は、この経験があり、アメリカ人従業員を雇い、使うことがどれだけ手間がかかるか、思う存分知らされた。

人事マネジメントにおいて、アメリカ人をマネジメントする苦労は、計り知れない。

外国企業がアメリカに進出し、アメリカでものを生産し、売ることがどれだけ難しいことか、トランプ大統領は、知らないと思う。

そんな国でものを創り、売る事業をやるには、莫大な資金とマネジメントコストが必要となる。

アメリカに進出し、日本と比べよりやりやすいことは、従業員を簡単に首にすることができるくらいのものである。

トランプ氏のもっともすぐれている点は、ここにあるかもしれない。

 

トランプ大統領は、単純な損得の計算しかしていないと思う。

大統領になってから、国内政策、外交政策もすべて、単純なプラス・マイナス計算でしかしていないのではないか。

こんな建設会社の社長である、トランプ氏の一大プロジェクトであるトランプタワーの建設に興味を抱く日本の企業はあり得ないと思う。

世界の外交、軍事政策、経済政策を支配するトランプ大王の独りよがりの支配は、今後進むばかりではないのか。

それに新たにプーチン大王が加わったらどうなるのか。そして、プーチン大王は、トランプ大王をどう利用するのか。そして、まだ、習近平大王がいる。この三人の大王に日本は、振り回されるのか。日本も大いに研究しなければならない。日本の外務省は、ますますその役割が大きくなるだろう。日本の運命を背負っている。日本のためにすべてをかけて行動するより大きなスケールの人物の登場が待たれる。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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america flag

アメリカ人の友人で、以前は、銀行に勤めていたが、その仕事が嫌になり、独立し住宅の改築を中心にしたビジネスをはじめ、かなり成功しているトムと、トランプ大統領について、とことん話した。トムとは、もうかれこれ、25年の付き合いである。トムは、中国から孤児を引き取り、養子にしている。

「私が分からないのは、何故、アメリカの選挙民がトランプのような人を大統領にしたかと言うことである」と、トムは力説する。この質問こそ、世界の多くの人々がアメリカ人に質問したいことなのである。この疑問をアメリカ人に投げかけられると、アメリカ人とは不思議な人々であると感じる。日本人なら、そういう発言はしないであろう。

日本国民は、トランプのような独裁的な人物を総理大臣した場合「間違った選択をした」と言うのではないかと思う。

アメリカ人は、自由自在にものを考え、人種も異なり、異なった価値観や感情を持つ国民である。アメリカ合衆国と言う意味がアメリカ多様国と言った方がましな気がする。

トムのような発言をするのは、リベラルの白人で、中産階級の人達で、大学卒。そして、インテリジェンスレベルのそれなりに高い人である。トランプ氏のもっとも弱い選挙民の層である。

また、それを女性に限って言えば、もっと、トランプ氏が票を取りにくい選挙民層である。このような人々がどれだけ人口の割合を占めるのか定かではないが、典型的なアメリカ人を代表するデモグラフィーだと筆者は思う。

前回の大統領選挙では、この層が票数において負けたのである。アメリカン南部の州では、共和党が勝つことは、当たり前であるが、オハイオ州、ミシン含羞、ペンシルベニア州など、伝統的な民主党支持が過半数を占める選挙区でトランプが勝ったのである。

ここに大異変が起こったのである。

これらの州の選挙民が、反ワシントン、反ヒラリーに立ち上がったのである。そして、大学を出ていない白人ブルーカラーの票を得てトランプが勝ったのであった。この層には、多くの女性が入っていたことが分からないと、その本当の力は分からないので、注意が必要である。これが分からないと、数字的に何故、トランプが勝ったのか分からなくなる。

「トランプの政策は、ことごとく間違っている。あれだけ自画自賛した北朝鮮との約束は、ニュースメディアによると、既に破られている。移民に対しても不公平だ」とトランプ大統領を批判する。G7の共同声明に署名しなかったことは、アメリカの国家としての恥だ」と言う。

「トランプは、すべてアメリカ人が外に出さないが、常に不満に思っているアメリカ人の性格の裏側をむき出しにしたものと思う。そして、フェイクメディアと称し、ニュースメディアを人々の敵とでっち上げた。実に効果的なキャッチフレーズであった。

そして、自分は、ツイッターを使い、自由自在に愚かな大衆を扇動する。大統領になってもやっていることは、アメリカ人をメディアから引き離し、自分のツイッターで語り掛ける。さも真実のように説く。マス コミュニケーションの天才だ。アメリカ国民は、このトランプの魔法のような作戦に引っかかっている。この魔術から解放されなければならない」と筆者が指摘すると、トムは同調した。

『この傾向が続き、トランプが再選されると、アメリカも、世界全体が崩れる結果になる恐れがある』と、筆者が指摘すると、お互い深刻になった。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



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アメリカにいて、日米関係について、いらいらすることは、アメリカの当局者、ここでの当局者とは、アメリカ政府の日本関係の人たち、アメリカの日本に関心のある大衆を指すのであるが、日本の事情、国民感情、ナショナリズムを理解していないことはないと思うのであるが、同盟国である日本に関心を持ち、特に広報面で素早い動きを取って欲しいのである。

東アジアで、最もアメリカの味方であり、陰になり、日向になり、この地域でアメリカの立場につき、アメリカの利益になるよう、政治的、経済的にアメリカに協力してきたのは、日本である。

筆者の許に、日本の方から次のような匿名の投書が届いた。ご本人にお断りもせず掲載させていただくことをお許しいただきたい。アメリカの当局者は、このような日本人のアメリカに対し不満があることを知り、日本国民に十分な広報活動をするべきと筆者は強く思う。

 

投書;原文のまま

Good morning.佐藤様。申し訳ないですが、こちらの天候は梅雨時の爽やかな快晴の朝です()

 私は、あなたの書いている内容に共感を覚えますし、あのトランプ大統領が、日本人に無断で5兆円の援助を日本政府からの約束と偽りかつ、外交文書の共同声明して「拉致問題。」の記入も取り交わさない!。など、同盟国に対する?酷い仕打ちを被り腹の立つのは、私だけ?でしょうか。また、経済運営や経済政策面もG6の同盟国を含めて、20%の無差別の関税率上昇。マフィアやヤクザの恐喝事件さながらのやり口は、佐藤様のプログの書いておられる通りですね?。 今、アメリカのトランプ氏のやり口同様に韓国のムンジェイン大統領も反米と反日を国是として、やりたい放題!の「北朝鮮first.」かつ、積弊清算と称して「経済政策の破滅にまっしぐら。」に向かい、北朝鮮との連合を画作している点!は、アメリカ社会も似たような症状にまっしぐら。に、進んでいると私見ですが()思っております。 「頑張れ!佐藤様。」ささやかながら、応援しております。」

 

このような読者が、このささやかな筆者のブログサイトに来てくださることに心から感謝申し上げたい。日本の方々のまじめさに心を打たれる。

日本人が例え何人にせよ、アメリカ政府、大統領の対日政策に関し、アメリカの政府高官が、このような日本国民の不満や疑いを持っていることを知らないはずはないと思う。アメリカ政府やホワイトハウスは、このような日本国民の声を聞いたらどうなのであろうか。日本には、大使館や領事館、アメリカの業界の団体、たくさんの進出企業、研究機関など、あまたあり、このような日本国民の感情や認識を持っていることは、十分にわかっているはずである。

しかし、このような日本人の見方には、事実を踏まえ、その論拠の証拠は極めて少ない。推論に基づいている。しかし、それは、無理からぬことであり、日本国民が証拠をつかめるはずがない。日本国民に対し、アメリカ政府の説明や釈明が不十分であるからであると筆者は思う。

筆者は、日本に著名な友人がいて、その方が「アメリカは、戦争を起し、日本に武器を買わせ、いつも金もうけを企んでいる」などと言って話していたが、これこそ、何も根拠のないことで、アメリカから日本に行っている我が身の無力を強く感じた。何故なら、その友人の言っていることが、間違っているとわかっていても、筆者とて、それを否定する証拠を持っていないのである。

日本国民にとり、日米関係を知る基本情報は、ニュースメディアからであろう。ニュースメディアに登場する専門家やニュース解説者がどれだけ事実に基づいたことを言っているかにかかっている。筆者が見る限り、彼らのアメリカ認識には、間違いがあることが多い。

このままでは、疑いと憶測ばかりで、高い次元の日米関係は築かれないと思う。そして、筆者の日米関係の基本的見方である「Citizen-to-Citizen(市民と市民)の信頼と尊敬に立脚する日米関係」の樹立は、夢のまた夢だと思う。

これだけ、近いと思っている日米の関係は、市民レベルからすれば、疑いと相互理解のない実体のないものなのではないだろうか。

それにしても、一般のアメリカ人の日本理解は、ひどいと思う。だが、筆者は、彼らの見方が純粋で、間違いを指摘してやると、すぐ改めるところがあり、好感が持てる。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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先日、筆者は、親しい日本の友人に、「なぜ、トランプ大統領に関し、そんなに書き続けるのですか?」と聞かれた。筆者の執拗さにあきれ返っているのである。

筆者は、2015年に、「アメリカは、何故、ヒラリー・クリントンを大統領にしないか?」と言う拙著を大統領選挙に先立ち出版したが、結果は、そのようになってしまった。当時は、ヒラリーの勝利はほぼ疑いなかった。だが筆者は、頭の隅に「そうはならないのではないか」と言う不安があったのである。

筆者は、モダレートな共和党支持者であったが、共和党予備選の立候補者と見ると、堪えられなかった。ヒラリーで行くより仕方がないと思った。

まさか、トランプ氏が大統領選で勝つとは、予測しなかった。これを理由に、筆者の予想は当たらないではないか、とも言われた。しかし、トランプ氏の勝利は、一般的にも予想されていなかったし、まったくの例外ととらえられたのであった。

筆者は、このトランプ氏の疑問だらけのビジネスのやり方、人間的な欠陥など、コロンビア大学ビジネスクールのトランプ氏を知っているクラスメートから聞き、その他の情報網から良く知っていた。そして、共和党予備選立候補者の中で同氏が最も大統領としてふさわしくない人物かも知っていた。

だが、結果は、トランプ氏がクリントン女史を破り、大統領となった。この瞬間は、筆者の40年以上に渡るアメリカ生活で、最も大きなショックであった。

この時、筆者は、この時、アメリカに関し、あることを自覚した。それは、これまで、アメリカで生活して来て、恐れていたことがあった。

それは、アメリカ国民、特にインテリジェンスレベルが高くない白人、ブルーカラー層に人気のあるトランプ支持層が台頭し、アメリカ至上主義を掲げられたら困る、と言うことである。この層の人たちが、多数派としての力を持ったら、アメリカは、知性派が敗れ、困った状況になると瞬間的に予感がやってきた。

アメリカのインテリジェンス否定者の困ったところは、独善的になるところである。自分が考えていることがベストで、その価値観には、揺らぎがないのである。そして、恐ろしいことは、自分たちが他の国々の人たちより優れていると言う至上主義が勃興してくるのである。

筆者は、この予感がすぐにやってきた。アメリカは、自由の国、アメリカンドリームのある国、働けば働くほど、豊かな生活ができる国などと流ちょうなことは言っていられない国、となるのではないか。そのような夢を持ち、アメリカに渡った筆者は、大きな不安を感じたのであった。

トランプ氏が大統領になると、アメリカ国民が持っていた民族の優越感が出て来たことを筆者は認めた。それがブルーカラー白人層ばかりでなく、若い層にも広がっていることを発見した。この時は、怖くなった。トランプ氏が「これまで、ほかの国々、人種に対して、控えてきたことをやることができる」と、筆者に言った大学生がいた。人種差別肯定論である。

「アメリカは、世界の人々を助けてきた。そんなことは止め、アメリカは、アメリカとして生きて行くべきだ。世界の国々に対して行ってきたリベラルな政策は止めるべきだ」と、明確に言った大学生にも会った。

その学生の話に、「アメリカは、変わるだろう。外国人には、住めない国になるだろう」と筆者は思ったのである。

そして、「アメリカに生涯住む」とい筆者のアメリカに骨をうずめると言う決意に影響し始めたのである。

筆者は、アメリカに忠誠を誓っている。そして、アメリカを第二の故郷と思っている。自由の国、夢を自由に追求できる国であるアメリカを尊敬して止まない。アメリカがなかったら、筆者の今日はあったであろうか。

これが、トランプ大統領について書き続ける筆者のモティベーションである。

God Bless Americ

 

佐藤則男

ニューヨーク




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trump 2

筆者は、トランプ大統領が、アメリカでもっとも弱くて、不安定な立場にあると思われる不法移民をなぜ、これほどまでに苛め抜くのか分からない。大統領自体、移民に関し、激しい嫌悪感を持っており、精神的に問題があるようにも思える。

捉えた移民の親子を引き離して拘置したことは、ブッシュ元大統領夫人の特別反対声明やトランプ大統領夫人にさえ批判され、アメリカ中が騒然となった。その結果、ついに撤回したのである。

このトランプ氏の態度を評価する向きもあるが、筆者は同じ移民として支持はできない。同氏を情け容赦もない人だと思う。

さて、筆者の関心は、トランプ大統領のこの親子引き離し留置は、筆者に何かを思い起こさせていた。ようやく、先日、それがはっきりした。筆者に浮かんできたのは、高校生の頃観たナチスドイツのユダヤ人収容所を描いた映画で、捉えられたユダヤ人家族が、収容所に入るや否や、家族がバラバラにされ、それぞれの留置所に向かわせられた場面であった。

筆者は、この映画を見て、その恐ろしさに悪夢を見て、飛び起きた。なかなか眠られない夜が続いた。

果たして、トランプ大統領は、なにを考えたのであろうか?

何故、親子を引き離して留置することを決めたのであろうか?

これは極めて重要な意思決定でアメリカ国民、世界中の人々の関心を引くべきことではないだろうか?

そして、トランプ大統領からその理由を明確に答えてもらう義務があるのではないかと筆者は思う。

トランプ大統領は、本日、不法移民のマフィアに殺されたアメリカ人の家族を紹介し自己弁護を行った。余計支持を取す方法であろう。

トランプ氏は、前回の大統領選挙キャンペーンで、不法移民を狙い撃ちした。メキシコからの不法移民をあたかも全員がマフィアのような人々で、アメリカに大きな問題を起していることを強調し、そのような甘い国境政策を取っていたオバマ大統領、ヒラリー クリントンを徹底的に叩いた。人種差別と思われる発言もしたのであった。

この演説は、トランプ氏支持の白人ブルーカラーは大喜びである。彼らは、安い賃金で働く移民労働者に仕事を奪われているので、反発も強い。

 

しかしながら、筆者は、移民は移民として、正面から堂々とアメリカの移民法をクリアして、アメリカに渡り住まなければならないと思う。努力すれば、不可能なことではない。アメリカの移民法が要求している条件も納得がいくものであると思う。

筆者は、これまで43年間、アメリカで働き住んできたが、永住権を取得することは、必須であった。いかなる国の人々も、移住する国の移民法は尊敬すべきだと思う。

だが、アメリカは特殊な国である。まだまだ、外国から、移民を受け入れる余地があると思う。アメリカが貧困で悩む国の人たちを受け入れなければ、世界は存立できないとさえ筆者は思う。

国境を越えてくるメキシコの不法移民たちは、貧困で、食べることができず、自分たちの空腹を満たすため、国境を超え、密入国を行うのである。それを国境警備隊で捕らえ、収容所に入れ、子供たちを親から切り離し、留置したのである。

第二次大戦戦で、何も罪もない日系人を強制収容所に入れた時を筆者は思い出していた。

大統領が最も弱い存在の移民をいじめてどうするのか。

アメリカ人自体が移民の子孫ではないのか。

 

 

佐藤則男

ニューヨーク




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trump 2

メキシコからの不法移民に対し、トランプ大統領は、断固とした措置を取り、国境で捕らえた。900人に上るらしい。そして、不法移民を親と子供を別々に留置した。この扱いは、アメリカ国民を怒らせ、トランプ大統領は、窮地に立った。最初は、居直っていたが、先ほど、方針を変え、親と子供を一緒に拘置することを認めた。味方のはずの共和党議員に叩かれ、ブッシュ元大統領夫人、そしてメラニア夫人も怒らせてしまい、中間選挙では、この出来事は、共和党にとって、ダメージとなるであろう。

 

アメリカ人であるはずのトランプ大統領の今回の不法移民に対する態度、仕打ちは、「アメリカ文化ではない」と筆者は、強く思う。このようなトランプ大統領の行動を、筆者は、「Anti-Americanism という言葉を使って表現したい。

Anti-Americanismとは、筆者の言葉で説明すると、本来フレンドリーで、寛容で、理解の器の大きい善きアメリカ人の良心に逆行することである。

筆者が16歳の時、ワシントンポストの東京特派員に大変お世話になり、少年時代を過ごした6年間で学んだのであった。それををきっかけとし、アメリカに来ようと言う強い希望を持って以来、認識していることである。

まず、その特派員の親切さに頭が下がった。おなかを減らしていると、日比谷の不二家のレストランにいつも連れて行ってくれ、ごちそうしてもらった。財布を無くした時は、お金をくれた。アメリカ人ってなんでこんなに良くしてくれるのかと思った。ある日、理由を聞いてみると、いつも何かを真剣に学び取ろうとしているからだった、と言ったことがあった。筆者は、幼いころから、そのワシントンポスト特派員から、人間を学んだと思う。そうやって、教えるのがアメリカ人の習性ではないか、と思ったのであった。

お陰様で、アメリカに来て、なにも違和感は感じなかった。すっとアメリカ社会に入れた。

もし、筆者が幼いころ、トランプ氏に会っていたらどうであろうか?

箸にも棒にもひっかけてくれなかったであろう。

背の小さい、日本人の子と思われトランプ氏の目に留まるわけがなく、巷のみすぼらしい坊やとしか見えなかったであろう。

貧しさに耐えかね。メキシコから危険を冒し、食べ物を探し、アメリカ国境を親とともに、不法を知りながら超え、捕まった移民を志すメキシコ人を捉え、親と子供を別々にして拘置したトランプ大統領。誰が尊敬するのであろうか?

 

佐藤則男

ニューヨーク




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kimtrump

素人の歴史観として、お読みいただけたら、幸いである。筆者のささやかな疑問を述べたいと思う。トランプ大統領が金正恩委員長と会談したことは、実に困ったことになるのではないかと筆者は思う。

まず、これまで、クリントン、ブッシュ、オバマの3人の大統領が絶対主義国家である北朝鮮を国家として認めず、その独裁主義リーダーの金正恩委員長をまともに相手にしなかった。しかし、トランプ大統領は、そのようなアメリカ国家としての政策を捨て、会談してしまった。その結果、具体的行動としては、何も意味がないものになってしまった、と一部の専門家から、評価されている。

筆者が、特に、言いたいのは、「核兵器さえ持てば、金正恩のように、核兵器さえ持ち、脅せば、アメリカを動かすことができ、世界に、独裁政治国家を認めさせることができる」と言うことが事実として、成立したのではないか、と思うのである。これは、困ったことになったと思う。

アメリカは、戦後、世界に民主主義の種をまいてきた。それを実現するため、アメリカ政府は真剣に努力し、大金を使い、効果も上げてきた。そして、世界に民主主義は必ず勝利するという観念を植え付けてきた。

トランプ大統領の今回の行動は、この原則を壊し、核兵器さえ持てば、世界中の国と「ビジネスディールができる。国として経済的に発展できる」という観念を植え付けたのではないか、と思うのである。

筆者は、全面的に、トランプ大統領の今回の金氏との会談を否定するのではない。確かに両首脳の「ダイアローグ」の機会を作ったことは良いことであると思う。緊急事態が発生した場合、役に立つと思う。

しかし、独裁恐怖政治、それをリードするそのような政治家を認めることには、もっと慎重にならなければならなかったと思う。

これで、金正恩が核兵器を破壊し、ゼロにする、という保証は何もない。

なぜ、こんなことが会談前に、もっと、慎重に考えられなかったのであろうか。

何故なら、核兵器を捨てることは、金正恩氏にとって、自分の生命の危険を世界にさらけ出すと言う意味と筆者は解釈している。核兵器を持っているからこそ、自分の生命があるのである。そうでなければ、そんな独裁者は、地上から消される運命にある。

それが独裁者、非合理的な、無慈悲な、人民を人間として扱わないリーダーたちの運命であった。サダム フセイン、カダフィ、さらに言えば、ヒットラーの運命であった。もっと言えば、日本の軍部独裁政治もその中に入れられるかもしれない。彼らは、恐怖政治を行い、秘密警察を築き、あらゆる意味で、民主主義を否定し、弾圧した。その恐怖におびえる当時の人々を思うと、筆者は、慄然とする。

独裁的リーダーが罪のない人たちを不当に弾圧する社会は人間社会ではない。地獄である。

人類の歴史は、そのような社会からの解放であり、民主主義社会を実現するためであったと筆者は思う。人間が人間の生命を保証する社会であり、人々がより豊かに、生きることを楽しむ社会であったと思う。

そのような人間社会を否定し、生命を脅かす独裁権力で市民を抑えてきた独裁者を認めることは、許されないことではないか、と筆者は思うのである。

一体、トランプ氏と金氏が二人きりで話した時間、なにが話され、なにが約束され、なにが起こるのか、世界は、もっと注目してよいのではないだろうか。

 

佐藤則男

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trump kim

トランプー金会談の大騒ぎから、24時間程度しか経っていないのに、騒ぎと興奮の収まりが速いと筆者は思う。その理由は、確かに、トランプ氏と金氏は、話し合ったが、その成果として、すぐ何かが起ると言う想像ができないからである。

筆者の友人である元共和党ストラテジストのポールは、次のように語る。

「トランプ氏が、スタッフレベルで、細かく打ち合わせをし、今回の会談の達成する目的をあきらかにし、その実現のための具体的なプランを創らず、また、北朝鮮の官僚とそれを煮詰め、同意点まで達していなかったからで、トランプ氏は、外交が何であるか分かっていない」と指摘する。

筆者もキッシンジャー元国務長官から、直接学んだことがある。それは、まず、大統領のスタッフが、相手方のカウンターパートナーと事前に協議し、会談の内容のフレームワークを築き、話し合う。そこで合意点を見つけておく。そうしなかったら、会談の焦点ができず、会談後決定したことを実現するための行動がとれない。

今回、トランプ氏と金氏との話し合いのスタイルとリーダーシップぶりが注目されたが、トランプ氏のスタイルが優先されていると筆者は見る。トランプ氏には、ビジネスディールの時、ディールをあらかじめ作っておき、それを当事者と二人きりで話す習慣がある。

これは、トランプ氏の親しい友人であるS氏から聞いた話である。

「トランプ氏は、親しい家族以外の人たちを信用しない。同氏と話すなら、一対一で、部屋に閉じこもり話をしなければならない。だから、娘婿のジャレット クシュナーを通して、話し合いを申し込むことが良い」筆者聞かされた。これは安倍総理がトランプ訪問に出発される前に申し上げる必要があった。

つまり、トランプ大統領の下では、普通の外交官が行う会談の準備ができないと思う。さすが優秀な日本政府の外務官僚もついて行くことが不可能ではないのであろうか。

また、トランプ氏は、Negotiationという表現よりも通常Deal という表現を使うが、これはビジネス用語で、典型的な使い方は、M&A(企業の合併、吸収)などのビジネスで、思い切った交換条件を出し、取引を成立させる手段、方法である。

トランプ氏と金氏は、部屋のドアを閉め、二人きりで話のである。

一体、何が話されたのか、当人以外だれもいなかった。機密中の機密が話されたのではなかろう。

筆者の友人のモロッコの記者は、「金正恩の最大の関心は、自分の命だ。核兵器の脅しがない限り、金氏は、世界を脅し続けることはできず、命が危なくなるだろう。世界は、独裁者である金正恩を許すはずがないだろう。トランプ大統領が核武装後、アメリカが金正恩の命を継続させる確約を取った可能性はある。つまり、金正恩の命の安全をどのように保証するかであったのではないか、とモロッコの記者は、想像するのである。

モロッコの記者は次のように言う。

「金正恩にすれば、非核武装後、自分の命を最も守っててくれるのは、トランプ大統領だと思うだろう。たとえ、中国に亡命を希望しても、トランプは、支持しないと思う。トランプの思う先は、アメリカではないかと思う」と熱っぽく語る。

筆者は、まさかアメリカ政府が金正恩の亡命先をきめることになるとは、想像もつかないが、金正恩が独裁者として、北朝鮮の元首にとどまっていられるのかどうか、最も関心がある。

果たして、北朝鮮の国民は、どうなのであろうか。民主主義思想をどれだけ知っているのであろうか。サダム フセインをリンチにしたイラク国民、同じ目に遭ったリビアのカダフィ。果たして、北朝鮮国民も、金氏を独裁者を裁判にかけ、独裁者として殺人も含めその罪を問うのであろうか。

 

 

 

佐藤則男

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kimtrump

トランプ大統領と金正恩委員長の会談が行われた。そして、ニューヨークタイムズもワシントンポストも歴史的快挙と言うような見出しはつけて報道しているが、よく読むと、そのような見出しではなく、疑問点を並べている。そのようなアメリカのインテリ層の新聞は、さておくとしよう。

筆者が最も関心を持っているのは、トランプ大統領が金委員長とトップ会談したことは、アメリカ合衆国が、ブッシュ政権当時、公の場で、北朝鮮を「ならず者国家」「テロ国家」と呼び、国家として認めなかったことを覆したことである。アメリカ史上、大きな自己矛盾ではないだろうか。
だから、クリントン政権、ブッシュ政権、オバマ政権は24年間、北朝鮮を国家として認めなかった。

それ以降、北朝鮮は、国政が良くなるどころか、より優れた核兵器、核ミサイルを創り、日本をはじめ世界を振るえ上がらせた国である。

また、内政では、金氏は、独裁者であり、独善的な暗黒の独裁政治を親子3代にわたって、行ってきたのである。この3代の独裁者に縛られた北朝鮮人民の生活は、すさまじいものであった。

トランプ大統領の今回のトップ会談は、このような北朝鮮を国家として認め、金正恩委員長の独裁政治を認めたことになると筆者は、解釈するのである。

アメリカの大統領は、かつては、「ならず者国家」「テロリスト国家」と呼び、国交さえも拒んだ北朝鮮を一気に認めたことになるのではないか、と思うと、この「歴史的快挙」に大きな疑問を筆者は、持つのである。

筆者は、国民の自由を認めず、私有財産の追及の自由、思想の自由、宗教の自由、言論、報道の自由、思想の自由、芸術の創造、鑑賞などの自由などの基本的人権にまつわる人間の権利を阻む国家を一人前の国家として認めない。

また、核兵器を開発し、それを持って、他国を脅かし、利益を得る、国家なども同じで、国家として認めない。

そのような事柄に関し、何も反省し、是正政策、憲法の改正、あらゆる悪の法律、国家の仕組みも変えない北朝鮮を国家として認めることができるのか、という疑問を持つ。

一体、そんな国、そんな国家主席を認めることなどに、大きな疑問を感じないのであろうか。

トランプ大統領の記者会見における発言を聞いていると、歴史的快挙と言う表現以外何も彼の実現したことが聞けないのである。

トランプ大統領の記者会見の話には、何も彼の世界観、哲学、思想、理念などが何も聞こえてこないのである。一体、トランプ大統領の国家観はどんなものであろうか?彼が目指している世界とは、どんなものなのであろうか?

彼が、記者会見の壇上で質問を受けて答えるのであるが、取引のディールのような話ばかりで、北朝鮮の一番の課題であるこれから北朝鮮をどう民主国家にしているのか、なにも述べていない。

筆者は、この会談が行われたとしても、金氏の独裁は続き、国民は相変わらず、共産党幹部に搾取され、民主的憲法も作られず、金氏の独裁政治は、続き、民の苦しい忍従生活から、明るい民主政治を実現できる可能性はあるのか、と問えば、まったくの暗闇生活が続くのみではないか、と筆者は思う。

あるとしたら、マクナルドなどの進出で、北朝鮮の人々がビッグマックを食べる姿が浮かび、アメリカのジャンクフーズが広がる程度ではないのであろうか?

トランプ大統領がアメリカのビジネスを北朝鮮に持ち込み、広げる約束を取り付けたか、筆者には、興味がある。

筆者は、背後にボールトン国家安全保障補佐官が気になってシカがない。何かあれば、一気に逆流になる可能性もあると思う。核兵器の対立から、何か新しい対立が出てきて、平和ムードがまた敵対ムードに変わることを筆者は予想する。

 

佐藤則男

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trump 2

トランプ大統領がG7共同宣言の署名拒否には、驚いた。直接の原因がカナダのトルードウ首相が記者会見でトランプ大統領を批判したせいと報道されている。トランプ株式会社なら、それで話が通るだろうが、国際間で、国と国、そして、それぞれの国の国民が主体となってG7のリーダーが集まって会談し、論じ、作成された共同宣言である。そんな個人的なことで、会議をボイコットし、引き揚げるとは、何という料簡のアメリカ大統領であろうか。筆者は、あきれ返るとしか言えない。

トランプ氏が大統領選挙で勝利し、組閣を始めたころ筆者は、トランプ氏の友人でヘッジファンド会社をやっているS氏に会い、トランプ氏のことを学んだ。筆者には、トランプ氏が大統領になったら、これまでのアメリカ大統領とは異なった政策をとるのか、どんな大統領のなるのか、なにも予想がつかなかったからであった、

S氏の話で、最も印象に残る言葉は、「トランプには、世界観も、国家観も政治哲学もない。あるのは、ビジネスのトランサクションだけだ。これに挑戦し、立ち向かい、勝ち、利益を上げればよいという考え方であろう」と言ったことであった。

トランプ内閣発足時から、外交政策に限って言えば、「とんでもない逸脱者」で、これまでの世界の力の均衡を破るどころか、アメリカ政府が責任を持って賛成した、地球温暖化防止のためのパリ条約、NAFTA、そして、NATOもなえがしろにし、イランとの核条約は、一方的に破棄し、今度は、G7、、そして、まもなくシンガポールで、金正恩氏とサミット会談である。今度は、なんで世界を脅かすのか?

アメリカと言う偉大な国家をトランプ王国とはき違え、このようなことをやるのか、それとも何か深慮遠謀があってこのようなむちゃくちゃな外交政策をとっているのか。筆者は、そのご本人も何をやっているのかよく分からないのだと思う。ただ単なるトランプ氏が見てきた、経験してきたビジネス環境、家庭環境、そして、自分を取り巻く社会環境から来ている外交政策なのではないかと思うのであるがどうであろうか。

 

日本の総理大臣の中でも企業経営がよくわかった、田名角栄氏は、、の経営を貸借対照表で見ていたたといわれている。つまり、資産=負債+資本と言う等式を常に頭の中に描いていたと言うことである。筆者がコロンビア大学経営大学院のマクロエコノミックの授業はそれが中心であった。大変勉強になった。

トランプ氏の場合は、国家の外交政策をビジネス的に捉え、ビジネストランザクションと同じように考え、その時、その場でしかないような判断で問題を扱うのではなかろうか、と想像する。要するに、優秀なスタッフの分析や予測は使わず、価値判断は、自分の企業の利益のみを考えることを良しとしているのではないだろうか、と思うのである。

トランプ大統領の間違いは、国家経営と自分の私企業のように思いこみ、ワンマン経営の傾向をより強烈に浮かび上がらせることではないか。

国家は、国家のものであり、主権在民であり、天下のものであるからである。

 

佐藤則男

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77

ワシントンポスト紙は、G7で、トランプ大統領が西側同盟国と対立し、これまで、アメリカの指導の下に、世界の秩序を守って来た西欧のリーダーシップが壊れてきている記事を掲げた。

筆者は、このトランプ氏の反乱とも言える言動、動きをアメリカの国家としての動きとは、思わない。確かにトランプ大統領のアメリカ世論の支持率は、4割程度で、この4割のアメリカの有権者が、地球温暖化のパリ条約脱退、NAFTAの脱退、関税障壁の設置、対イラン核条約の破棄、NATOの批判、などの立場を取り、アメリカのこれまでの外交政策をひっくり返すようなトランプ大統領の政策を支持しているとは、思わない。

事実、筆者の友人であるトランプ大統領の熱狂的な支持者でさえ、「トランプ大統領は、支持するがそれは、大統領としてのトランプ支持であって、彼の政策を支持しているわけではない。私は、トランプ大統領がこれまで、タブーとされてきた政策、特に極端なリベラルな政策、例えば、オバマケア、ずさんな移民政策で、民主党が支持票を伸ばすやり方などに反対するからである。

「このまま、リベラルな政策を続ければ、アメリカは社会主義国家になり、ヨーロッパ諸国のように、国が破産し滅びてしまうからである」と言う。

とこのトランプ支持者は言う。

確かに、ワシントンポストの記事は、トランプ大統領の孤立主義の傾向の強い外交政策をアメリカが国家として、また、アメリカ国民が望んでいるような誤解を与えることもあると思う。

だが、筆者の知る限り、そんな考えを持っている友人は、一人としていない。

直接選挙で選んだアメリカ国民の大統領を支持することはわかるが、それは、この友人のように、シンボリックな点から、トランプ大統領を支持はしているが、それは、世論調査の調査員がやって来て「あなたは、トランプ大統領をapprove、つまり、認めますか」という質問に「イエス」と答えただけである。

日本の人々、ニュースメディア、評論家などが良く「アメリカは」と言って一口に表現するが、アメリカは、と言えば、保守派のアメリカなのか、リベラル派の人たちなのか、ホワイトハウスなのか、議会なのか、それともマイノリティなのか、など多角的な見方、アメリカの何を指して、「アメリカは」と言うのか明らかにした方が良いのではないかと筆者は思う。

日本も同じであろう。間接選挙で選んだ国会が安倍首相を首班に任命しただけで、日本国民が安倍首相を内閣総理大臣として選んだわけでなく、安倍首相の政策を支持しているわけではないであろう。

さて、横道にそれたが、筆者が最も大きな関心を持つのは、2020年の大統領選挙である。

トランプ氏は、予備選から、再選を狙うのは、当然のことのように思える。そして、もし、アメリカ選挙民がトランプ氏を再度、大統領に選んだ場合、これは大変なことになると思う。何故なら、トランプ大統領がこれまで70年以上、世界の力の均衡を保ってきた力のバランスを何としてでも築いてきた世界をアメリカ国民が否定したことになるからである。

今の世界の対立が「トランプVS世界」であったのが「アメリカ VS 世界」となる可能性があり、世界は、大混乱を迎えることになるのではないか、と筆者は危惧するのである。

これからの動きとして、トランプ再選阻止の動きを取るグループも出てくると思うのであるが、その最大勢力は、民主党である。

その民主党の動きがあまりにも鈍いのである。

その民主党が次期大統領選候補にこれと言った人が出ていないのである

民主党の候補が女性か男性かなど、筆者はこだわらないが、女性の方が効果はあるのではないかと直感的に思う。

その場合、フレッシュで、ダーティ トランプを一掃する勢いを持つ女性でなければならないと思う。

 

佐藤則男

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trump 2

日本の方から、次の投書をいただいたので、お答えしたいと思う。原文のまま、掲載させていただくことをお許しいただきたい。

 

「 佐藤様、ご苦労様です。 改めてアメリカ合衆国の人材の豊富さ、トランプ大統領みたいな奴も居れば、ミスターケネディー氏の様な真逆の人材も居て頑張っている点は、日本の政治家達に見習って欲しいものでございます!。 6/5 にトランプ大統領が、ツイッターで、『自分で自分(トランプ大統領)を恩赦出来る!。』と、豪語(苦笑)して袋叩きされておりました。 ある共和党の上院議員が、弾劾手続きをその場合に置いて進める可能性を示唆した。と、日本のマスコミや掲示板サイトで拡散している?現状です。

 スーパーボウルのチャンピオン『イーグルス。』も、人種差別に嫌気が差して、ホワイトハウス行きをキャンセル!。

 これだけ滅茶苦茶な大統領をまだ、40%の支持率でアメリカ国民は、支えているのが現実なのでしょうか。」

 

まず、アメリカ人には、直接選挙で、自分たちが選んだのだから、なにが起こっても、支持しなければならないと言う自負があります。理屈なしに、単なる我々の選んだ大統領である、という強い意識に基づく支持。それに、「トランプ大統領は、何をやっても、形骸化したワシントンを改革するという意気込みを感じている人たちからの支持があります。ワシントンの政治家の信頼は,地に落ちています。

 

次に、これは筆者の主観ですが、大統領の弾劾は、ニクソン、クリントン時代に大いに議論され、国民の多くが参加したのですが、トランプがこれだけ、悪くても、ニクソンとクリントンの時代のような大きな弾劾のうねりになっていないのです。ニクソンのウオーターゲート事件は、トランプの犯罪事件に比べたら、比較的小さな犯罪の疑いでした。しかし、被害を受けた民主党と民主党支持者、リベラルのメディアは、一斉砲火を浴びせ、執拗な捜査をしました。とにかく粘り強く、執念を持っていました。

クリントンのモニカスキャンダルの時は、クリントンのセックス行動の凄まじさを多数を占める下院の共和党が大げさな演技で、世論をうごかすことに成功し、弾劾まで持って行きました。この時も、弾劾を叫ぶ国民にも勢いがありました。

しかし、民主党が多数を占める上院では、弾劾を否決され、結局は、クリントン弾劾は成り立ちませんでした。

このような事例を学んだアメリカ人には、もはや、いくらトランプが悪いことをやっても、弾劾という憲法的プロセスに嫌気がさしていることも大きな理由だと思います。もはや、大統領弾劾に関し、アメリカ国民のエネルギーが燃えないのではないかと筆者は見ています。

筆者自体、ニクソン、クリントンの弾劾には、いやというほどエネルギーを使いました。それによって得たものは、騒ぎのむなしさだけで、アメリカ自体は、何も変わりませんでした。

まさに「夏草や兵どもの夢の跡」という印象でした。あの大騒ぎは何だったのか、という印象でした。

そして、今回の数多くあるトランプの疑惑は、状況証拠が主なもので、決定打がないのです。モラー特別捜査官を任命しても、トランプの犯罪を証明できるハード・エビデンスは、見つけることはできないのです。

これが見つからない限り、アメリカ選挙民が2020年の大統領選で決着をつけるべき問題でしょう。
もし、トランプが再選されたら、と思うと背筋が寒くなるアエリカ人は、多いと思います。世界の常識人は、それを願っているでしょう。

 

佐藤則男

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joe kennedy

筆者のところに、ジョー ケネディ三世下院議員から、メールが入った。中間選挙で民主党に協力を要請したもので、若々しく、論理も明快で、ケネディ家の典型的な伝統的な語り掛けである。勿論、若いジョーにしてみれば、驚くほど古典的リベラルの考え方であると筆者は思う。。

この下院議員は、日本の人たちにも知られているのではないか。今年、一月のトランプ大統領の施政方針演説に対抗するため、このジョーを民主党代表として、反対演説をさせたのであった。

 

世の中は、実に不思議なものである。筆者には、この下院議員について、大きな思い出がある。それは、このジョーのお父さんである、ジョー ケネディ2世が下院議員だった当時、彼を筆者はワシントンに訪ね、長時間話し込んだことがある。会話は、様々な事柄に触れた。すっきりした男で、快適な時間を過ごしたのであった。

特に、父親のロバート ケネディ氏が、早稲田大学を訪れ、講演うれしかった。そして、都の西北をうたったのであった。びっくりした。ジョーと世界観でいろいろ一致した。特に公平な経済関係の樹立が世界にとり重要であり、世界の人々を豊かにすると言うことであった。

このジョーは、政治家と言うより、実業家であると思った。貧しい人たちに、安いガソリン燃料を調達する政策を考えていたし、そのビジネスを始めていたのである。

そして、「将来、大統領選に打って出るのか」と聞くと、慎重な顔つきになり、首を振った。「愚かな質問をした」思った。ジョーの父親のボビー ケネディは、大統領選に立候補し、カリフォルニア州の予備選で僅少の差で勝利すると、勝利演説のさなか、拳銃で撃たれ、即死したのであった。兄のジョンと同じ道を歩んだのであった。

ケネディ家の人たちにとっては、この質問が常に付きまとう。

 

実は、筆者は、ケネディ政権時に、ボビー ケネディの大ファンで、ぜひ大統領になって欲しかった。アメリカに彼の応援に来ようと思ったくらいであった。

ジョーは、議会で投票が行われる呼び出しがアナウンスされると「一緒にそこまで来ないか」と言うのでついて行った。議会の会場まで来て、アメリカの民主主義その物の姿を見れたことに感激した。

 

ジョー ケネディ3世はボビー ケネディの孫、ケネディ大統領の甥の息子となるわけである。

ケネディ氏はスタンフォード大学とハーバード大学法科大学院を卒業したエリートである。財務開示フォームの分析によれば、純資産は4230万ドルであり、これには500万ドルの信託基金が含まれている。またしてもケネディ家のプリンスの登場となるのであるが、大統領候補としては、まだ、37歳で、あまりに若すぎる。政治のけ危険もほとんどない。

ただし、これだけ民主党が人気がなく、今になっても有力な大統領候補の名が挙がっていないと、アメリカ国民の中には、ケネディと言う名前のノスタルジアから、意外なことになるのかもしれない。しかし、それは、万が一の可能性でしかない。

 

 ケネディ氏の政治的なキャリアと言うと、2004年から2006年にかけて、ドミニカ共和国の平和隊に派遣されている。2013年に議会に選出され、現在議会進歩派幹部会とLGBT平等幹部会のメンバーである。彼はまた、下院外交委員会と下院科学宇宙技術委員会の委員でもある。

 ケネディ氏は記者団に対し、上院選に出馬する意欲があると語っている。彼はまだ大統領の野心を示していないが、それは十分想像できるのではないだろうか。

 私生活では、健康政策の弁護士であるローレン・アン・バーチフィールド氏と結婚している。2人はハーバードの大学院で出会った。彼らには小さな娘と息子がいる

 

佐藤則男

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77無題111

ご承知のように、だいぶ前から、トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長のトップ会談は、行われないと筆者は、予測し、お伝えしていた。筆者は、トランプ大統領、いや、ジョン ボルトン国家安全保障補佐官が、北朝鮮問題の解決は、何か合法的な方法では金正恩を今の地位から取り除かない限り、あり得ない、と思っているのではないだろうかと予測したからであった。

日本の産経新聞は次のように解説している。

「北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官は25日の談話で、トランプ米大統領による米朝首脳会談の中止通告は「思いがけないこと」と驚きを隠さなかった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米朝会談成功を見越して経済再建に邁進(まいしん)する姿勢を見せていたが、米国を相手に旧態依然の「瀬戸際外交」を持ち出したことで決裂を招いた。

中止通告から間髪を入れずに金正恩氏の委任で出された金桂寛氏の談話からも焦りが読み取れる。ただ、金桂寛氏は崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官と並んでトランプ氏の怒りを買った張本人でもある。

金桂寛氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記時代、瀬戸際外交で米政府を翻弄し、チェイニー元副大統領は回顧録で、米高官らが金桂寛氏らに「だまされたどころか、報道官役をさせられた」と批判した。ボルトン氏は「問題のある人物」だと断言する。トランプ政権の不信感の根底には過去の苦い経験がある。

「中国当局の発表では、1~4月の北朝鮮からの輸入額は前年比9割近く激減。金正恩氏は一刻も早く米朝会談を成功させ、制裁を緩和させる必要性に迫られている。だが、金桂寛氏は談話で、トランプ政権が嫌う「段階的解決」を求めており、金正恩政権が旧態依然の外交戦術から抜け出さない限り、米朝会談の実現は難しいとみられる」と伝えている。

筆者は、ある程度は、この見方を評価する。しかし、このような分析は、やはり日本側の見方ではないだろうか?

この米朝会談が中止された原因は米国を相手に、旧態依然の「瀬戸際外交」としているが、トランプ政権、特に、ボルトン国家安全保障補佐官は、名うての頭の切れるスタッフは、金正恩氏が北朝鮮にいる限り、極東の安全は確立できないと信じているのではないかと、筆者は思う。

筆者の友人で、元共和党のストラテジストのポールは、「アメリカの北朝鮮の見方は、金正恩が交渉相手では、すべて、無駄だと見ている。何故なら、北朝鮮が、彼のもとでは民主主義を重んじる、平和国家には、決してならないからだ。北朝鮮にも彼の独裁政治を倒す勢力もない」と言う。

ポールは続ける。「北の核兵器ミサイルは、アメリカまでは届かず、それを完璧にアメリカを攻撃できる核ミサイルを創り、配置するには、まだまだ時間がかかると見ていると思う」と指摘する。つまり、アメリカにとっては、風雲急を告げることではない。待てるのである。

「だから、現在の北朝鮮の状態は、変化する。それを待ち、最も適切な手を打つ。勿論、その先制攻撃も入っている。

アメリカは、極秘活動による、外国での暗殺などの行動は、法的に禁じられている。こんな暗い手段を使う外交は今は、禁じ手だと思う」と言う。

北朝鮮が困ったことは、国内に、民主勢力がおらず、反金の活動が全くないことである。今後米朝関係は、どうなるのか?

「トップ会談の動きは、急にはないだろう。しかし、トランプば、再選を目指すころ、チャンスが来る可能性があるかもしれない」と言うので、筆者が[キムゲートか?]と言うと、大笑いとなった。

 

 

佐藤則男

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john-bolton

筆者は、北朝鮮の金正恩氏とトランプ大統領の首脳会談を危ぶみ、それが起こらないという予測をしてきた。そして、国家安全保障補佐官にジョン・ボルトン元国連大使が任命された時、このトップ会談は、ますます難しくなると思っていた。果たして、おとぎ話で終わってしまうのか?

ボルトン氏について知ることは、アメリカがいかなる外交政策をとるか、を知るうえで、極めて参考になると思う。

ボルトンは、イエール大学ロースクールを特別優秀な成績で卒業した秀才である。

高校時代には1964年大統領選挙で超右翼の共和党バリー・ゴールドウォーターの選挙運動に参加している。ビル・クリントン、ヒラリー・クリントンも同時期に在学していた。

1989年から1993年まで、ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ政権で国務次官補を務め、担当は対国際連合。クリントン政権期は保守系シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ公共政策研究所副所長に就任し、クリントン政権の外交政策に対して一貫して批判を続けた。

2001年、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ政権によって国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)に任命され、北朝鮮との六者会合やイランの核開発問題などを担当したが、強硬なスタイルは多くの敵を作った。イランの外務省はボルトンを「無作法で非外交的」と非難した。また北朝鮮を巡っては、時の総書記金正日を「圧政的な独裁者」と呼び、北朝鮮で生きることは「地獄の悪夢」などと発言したことから、北朝鮮はボルトンを「人間のクズ」(human scum)と激しく批判した。ボルトンの発言は非外交的だとして議会などから問題視された。また、開戦への慎重論が少なくなかった国務省内の対イラク開戦推進派としてイラク戦争への流れをつくる。

200675日に北朝鮮が行ったテポドン2号発射及び、同年109日に強行された核実験の後は安倍晋三(当時内閣官房長官)や外務大臣(当時)の麻生太郎と共に北朝鮮への制裁路線を推進。1015日には対北制裁決議の採択を実現する。バンコ・デルタ・アジアの北の不正資金凍結も断行した。

国際連合を軽視する発言等で何かと物議を醸しているが、それが後に失脚する一因となっている。また、日本の国連常任理事国入りと台湾の国連加盟を支持している。自身と米国政府が推薦した大韓民国出身の潘基文が国連事務総長に当選した際は歓迎している。しかし、国連大使退任後、潘基文が台湾の加盟を拒否した際は批判して。また、ブッシュ政権が2期目に押し進めた対北融和路線も激しく批判。拉致被害者家族からの信頼も厚く、200711月に北朝鮮による拉致被害者家族連絡会・北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会が訪米した際、最初に面会した要人である。また、北朝鮮の脅威に対抗するために日本と韓国が核武装を検討することを主張している。

筆者は、このボルトンが、もし北朝鮮が無条件に非核武装しないなら、、武力を持って、そうさせる、という態度には、金正恩も従う気は全く起こらないと思うのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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trump 2

トランプ大統領に関するアメリカ人の関心が低くなっている。ここニューヨークでは、トランプ氏が生まれ育った地元でありながら、トランプ氏の話になると、皮肉たっぷりに、とんでもない大統領を持ったものだ、と言ってあきれる人々が多い。

また、トランプ氏の話になると、口を閉じてしまう人々も多い。「あきれ返って、話にならない」という意味である。

その主な原因は、トランプ氏がニュースメディアをまるで操るようにホワイトハウスを混乱させ、リークの場所とし、外交政策でむちゃくちゃな政策を断行し、そのようなカオスを起し、自分の大統領職を守るためだと思うのであるが、国民に対する目くらましを行っていることがあげられると思う。

それに、特に日本が目くらましに引っかかっているのが、ワシントンポスト紙の論説エディターのフレッド ヒアット氏である。最近の記事の中で、日本は、だれでも独裁者の言うなりになる、と指摘している。筆者は、権力に弱い日本国民の弱点を突いていると思う。

 

そのようなトランプ氏の扇動に、国民、特にトランプ氏支持の白人ブルーカラーの反インテリジェンスの考えが付いて回り、トランプ氏は、これを扇動し、彼らは、それに乗っていると筆者は見る。

そして、トランプを糾弾し、何とか弾劾、もしくは、辞任に持っていきたいリベラルメディアは、ホワイトハウス、側近から流れてくるリークをキャッチし、トランプ大統領に挑むのであるが、リークはリークである。証拠はない。説得力をもたない。

頼みのモラー特別捜査官のロシア疑惑捜査は、何も証拠をつかみきっていない。捜査がブレークスルーしそうな「スモーキングガン」がないのである。スモーキングガンとは、銃から立ちのぼる硝煙が発射の証拠となることから、動かぬ証拠。確証。という意味である。

この点、トランプ氏は、幸運な男である。彼の生い立ち、行動からして、ビジネス面では、局面を打破するようなスモーキングガンは、いくらでもある。だが、トランプ氏が政治歴がないため、政治面から犯罪を追及するネタがないのである。

かくして、トランプ大統領のニュースメデイア操作に翻弄されているのである。

このような状況の中で、果たして、トランプ政治をひっくり返すようなパワーがアメリカにあるのか、という設問が残る。

それを行うのが議会の役割なのであるが、アメリカ国民の議会に対する見方は、ぞっとするほど低い。こんな低い議会に対する国民の支持は、歴史的であり、このような情けない議会に真っ向から、立ち向かい、大統領選で奇跡とも言える勝利を収めたのが、トランプ氏なのであった。

アメリカの歴史的混乱は、まだ続くと思われる。果たして、スモーキングガンは現れるのか?

佐藤則男

ニューヨーク


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trump 2

アメリカに住み、アメリカの大統領選挙を追いかけてから、というより、勉強を始めてから、43年になる。フォード大統領から、歴代大統領を肌身に感じて、生きて来た。さらに、その前、東京にいて新聞社に働き、日本でも大統領選挙を注視してきた。だから、さかのぼれば、筆者の大統領選挙に関しての勉強は、ケネディ大統領が暗殺されたころからである。

その間、ヘンリー キッシンジャー元国務長官、ズイグニュー ブレジンスキー元国家安全保障補佐官など筆者としては、身に余る方々から学ばせていただいた。また、前回の大統領選挙に関しては、愚作の拙著、「なぜ、アメリカは、ヒラリー クリントンを大統領にしないのか」を出版させていただいた。これも身に余る光栄であった。

しかし、今、アメリカで長く生きて、アメリカを嫌というほど経験し、アメリカの政治、社会、経済に、もみにもまれて生きて来たように思う。感じることは、アメリカの大統領ほど、面倒くさく、悩ましい仕事はないのではないかとつくづく思う。何かにつけ、国として、悪いことがあると、すべて責任を覆いかぶされる。何かが国に起こるとすぐ取り組まねばならない。人々の批判の的、怒りの的、になる。こんな職業を誰が好むのかと思う。

前置きが長くなったが、筆者が見てきた歴代大統領の中で、トランプ大統領ほど大統領職が好きな人はいないのではないかと思うのである。

何故なら、トランプ大統領は、筆者がこれまでに得た大統領になる特質にほとんど合致するからである。

まず、大統領になる人物の特質として、筆者は拙著の中で、「スーパー エゴ(超エゴ)」を持っていることを上げた。筆者は、トランプ氏ほど超エゴを持った大統領は歴代いないのではないかと思う。トランプ氏のエゴは、明確にその欲望、意図が現れ、まったく客観性に欠ける。移民政策、対ヨーロッパ政策、地球温暖化対策。関税障壁など同氏の一方的政策である。

外交政策では、アメリカ優先主義と言う名のもとに、NAFTA条約破棄、最近では、イスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移した。その結果、反イスラエルのデモが起こり、数百人のパレスチナ人が殺されたのである。

そして、トランプ氏の超エゴは、政権を司るほとんどの長官とその部下を首にし、自分に盲目的な忠節を誓うスタッフを配した。しかし、それらの中には、ホワイトハウスの中の動きを漏らす情報のリークは続いている。

次にトランプ氏は、大統領になる人物の必須条件である「嘘を真実に変える力を持っている」ことである。トランプ氏の「嘘つき」の技術は、天下一品であろう。メディアが流す自分に不利なニュースは、すべて、フェイクニュースと決めつけ、それらのメディアもすべて、フェイクニュースなのである。それも、直接それらの報道に対して答えるわけではなく、ツイッターを使い、自分の言い分のみを述べるのである。メディアと真っ向から、嘘を使い反論するのである。

さて、アメリカは、この大統領をどうするのか。国民の半分以上がトランプ氏が大統領であることを支持していない。いったい、この大統領をどうするのか。アメリカ選挙民に聞きたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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Oprah

どうやらアメリカの政局の動きの中で、2020年の大統領選挙の動きが活発化しつつある。まもなく、山が動くような進展が起こってくると筆者は見ている。筆者のその根拠は、トランプ大統領の動きである。

北朝鮮の金正恩氏との会談、イランとの核条約の破棄、対中国貿易の制裁などアメリカ第一主義、アメリカナショナリズムの進展などの行動は、2020年を目指した戦略だと筆者は、解釈している。つまり、大統領選挙を戦うトランプ氏の政治姿勢と戦略であると言うことである。

トランプ氏の頭の中には、この政治姿勢と戦略があり、ワシントン体制の打破に成功したものという自負もあると思う。

この勢いで共和党の実権を握り、共和党予備選を勝ちぬけると思っているのであろう。この戦略には、一理あると筆者は思う。何故なら、何はともあれ、このアピールは、一応共和党の支持を集め、共和党を把握したのではないか、という印象を与える。共和党の中でも、これまでの政治家によるワシントン支配は終わり、ワシントン以外から政治を担う人物が必要である、という認識が生まれているのではないかと思う。

しかし、それもこれまでのような知事レベルの人物でなく、もっと外側の人物、産業界、ジャーナリズム界、さらに、芸能界までに広がっているのではないかと筆者は、見ている。アメリカでは、レーガン大統領のように、映画スター上がりの大統領もいるくらいである。

一方の民主党であるが、水面下で、大統領選戦略が練られていることは、民主党から筆者に届くニュースレターやメールでよくわかる。

しかし、はっきり言って、次期大統領選挙の争点の検討がまだできていないのはないかと思われる。

トランプ大統領があまりにも派手に、民主党政策を批判しているからで、民主とはそれに反発する力がなく、簡単にオバマ大統領が成し遂げたイラン核兵器ディールも消されてしまった。これに対し、民主党は、すさまじい反論をすることもなく、おとなしく受け入れてしまった感じをぬぐい切れない。

そして、次期大統領選候補に、バイデン前副大統領、サンダース前大統領選候補、ウオーレン上院議員などの古い名前が挙がっている。

もし論、民主党のストラテジストも議論を重ねているのであろうが、これと思うほどの人物の名が上がらない。このことは、無名の新人、当時アーカンサス州知事であったビル クリントンが大統領選で勝った1992年の状況に似ているが。しかし、その程度の新顔では太刀打ちできない。思い切って、とてつもない新顔を出し、メディア慣れしているトランプ大統領と対抗できるのは、黒人ではあるがトークショーホステスとして、大きな人気のあるオプラ ウエンフィール等もよいのではないか、という声も上がっているのである。

所詮、大統領選挙は、その候補が「どれだけ嫌われているか」が勝負である。そして、どれだけ有効な言葉がしゃべられ、コミュニケーションに慣れているからである。

2020年の大統領選挙の前哨戦である中間選挙が11月に開かれる。しかし、筆者の独断と偏見であるが、この選挙結果は、大統領選を占うことにどれだけ結びつくのであるかは疑問である。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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77

筆者は、できるだけ、トランプ大統領に関し、客観的見方をしなければならないと思い、このブログサイトのアップロードの頻度を減らしたのであった。書くと同大統領の批判が多くなり、自分自身もアメリカで暮らしてきたのである。アメリカ大統領に敬意を払わなければならないと思うからであった。

しかし、この大統領をアメリカ国家のリーダーとして、アメリカ軍の最高指揮官として、認めるには、よほど大統領の地位と人間性のレベルを落とさなければならないと認められない。

だが、そんなトランプ大統領に「ノーベル平和賞」という声がホワイトハウスの記者団から上がった。勿論、その理由は、北朝鮮との金正恩氏との会談の実現である。それに伴い、北朝鮮にとらえられていた3人のアメリカ人の釈放である。

トランプ大統領は、この3人を英雄と呼び、ワシントンの近くのアンドリュー空港で副大統領とともに迎えた。午前2時の生中継である。勿論、こんなバカげた狙いは、ニュースメディアを利用し、ことさら、自分の真剣さを示すためである。トランプ氏得意のメディア利用法である。

その他、外交で、イランとの核兵器開発抑止条約を批判し、破棄をほのめかしたり、中国に鉄鋼、アルミの関税引き上げなど、強硬路線を発表し、ひんしゅくを買い、内政では、自分自身のポルノスタートとの関係が暴露され、13万ドルももみ消しの金を払っているスキャンダルの暴露。さらに顧問弁護士の不正事件。その上に、モラー特別捜査官のロシアスキャンダルの究明があるのであるから、トランプ氏は、強靭な精神力を持っている。

つい先ほど、トランプ大統領の40パーセントほどの支持率が発表されたがこの北朝鮮との奇跡の会談の実現で11月の中間選挙で大きな敗北などないのではないか、という分析をする専門家もいる。

CNNの調査では、共和党支持と民主党支持のは、44パーセント対47パーセントで、その差は縮まる傾向にあり、3パーセントの差だと、民主党の優位性は、失われ、ほぼ拮抗しているとみられる。あれだけトランプ政権に対する選挙民の不支持は、何だったのであろうか、という気がしてくる。

しかし、これがアメリカ国民の特徴である。政治家がいくら悪くても、いくら失敗しても、その後でよいことをやれば、それで帳消しとする傾向が強いのである。それが彼らの価値観であると筆者は思う。

それでは、トランプ政権は、このままロシアゲートを抱えながら、進み、任期を全うでき、さらにもう一期やる勢いに乗るのか、という質問が浮かび上がってくる。

共和党の強い支持者であり、以前は、同党のストラテジストであった筆者の長年の友人であるポールに聞いてみた。

「トランプに対する共和党党員の不満は、収まりつつある。だが、トランプが各地方選挙区を歩き回り、選挙民が熱狂的になる時期は終わった。トランプから距離を保つ候補者が増えている。

そして、肝心なことは、ロシアスキャンダルの捜査は、終わっておらず、逆に、トランプ陣営の人たち、特に私設弁護士だったコーエン氏から、何が飛び出すか分からない」と語る。

民主党が弱いだけに、中間選挙の予測は難しいと思われる。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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mccain717

アメリカの政治家の中で、筆者のファンであるジョン・マケイン上院議員は、脳ガンで治療中であるが、その回復は、危ぶまれている。同上院議員は、死を覚悟しているのではないか、と思われ、筆者は、誠に残念に思う。

マケイン上院議員は、共和党の重鎮議員だが、党派にとらわれない議会活動で知られ、しばしば maverick(一匹狼)と形容される。共和党政権への厳しい批判もする。だから、一部の共和党支持者からの反発を浴びる。しかし、全体としての支持は根強い。宗教はバプティストで、尊敬する政治家は同国のセオドア・ルーズベルト元大統領である。

著名な海軍提督の祖父と父を持ち、マケイン自身もアメリカ合衆国海軍航空士官としてベトナム戦争に従軍。1967年にハノイ市上空を飛行中に撃墜され、5年間に渡ってハノイ市のホアロー捕虜収容所で、ベトナム民主共和国の捕虜となった。最初の2年は北ベトナム兵から厳しい拷問を受けながらも、拷問に耐えたエピソードで英雄視されており、その人気から2008年のアメリカ大統領選挙では共和党の大統領候補として指名を受けた。息子はアメリカ合衆国海兵隊に所属し、イラク戦争に出征している。

筆者は、日本とアメリカの貿易摩擦当時、議会の公聴会の席で、マケイン上院議員に会ったことがある。筆者の質問にまじめに、真剣に答えてくれたことが印象的であった。

そのマケイン上院議員が、「葬式には、トランプ大統領を招待しない」と発言したのである。

アメリカの上院議員の葬式に、大統領が出席しないことは珍しいことであるが、筆者は無理もないと思う。医療保険法の採決の時、共和党は、マケイン氏が賛成票を入れなかったため、議会でこの法案は、通過しなかった。

これをねたんだトランプ大統領は、その後、機会をとらえ、マケイン上院議員を政治家とは思えない批判をし、糾弾した。トランプ大統領は、なぜ、そのような不適切な批判をするのか、筆者はトランプ氏の良識を疑うのである。

トランプ氏は、ブッシュ父親大統領のファーストレディであったバーバラ・ブッシュ夫人の葬式にも出席を拒んでいる。

ブッシュ夫人は、息子のジョージ・ブッシュ大統領の母親である。ブッシュ夫人の葬式への出席の拒否は、アメリカ大統領に対する不遜な態度と筆者は思う。いくら政治思想が違い、争ってもこのような葬式に出席することは、大統領としての義務であり、大統領職に対する尊敬と礼儀である、と筆者は強く思う。

そのようなは異形を考慮し、マケイン上院議員は、自分の葬式にトランプ大統領の出席を拒んだのであろう。

アメリカの歴史において、悲しむ事件だと思う。

トランプ大統領の下で、アメリカは、どこまで混乱し、国自体が悪い方向に変わるのであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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20170212-00000001-

NHKの最近の世論調査によると、「憲法を改正すべき」と回答した人が29パーセント、「改正は必要ない」と答えた人は、27パーセント、そして「分からない」と答えた人が最も多い、という結果だそうである。

憲法改正反対の回答者の理由は、64パーセントが第9条を守りたいから、と答えている結果が出ている。

筆者は、この最も多い「分からない」という回答を与えた日本人のその気持ちはよく理解できる。世界で、軍国主義が国を支配し、反戦活動、思想を持った人々は、人間の尊厳、自由な思想を否定され、「非国民」となじられ、多くの人々が投獄された暗い経験、歴史があったからである、と筆者は信じている。だから、「分からない」という回答者の中には、潜在的には改正支持の人たちがいるのではないかと思っている。筆者は、直接第二次大戦を経験していないが、その言論抑圧、思想抑圧の悪夢を見る時がある。それは、憲兵が筆者の部屋に土足で入り込み、筆者を強制連行する夢である。銃を向けられ、銃が発射された瞬間に目を覚まし、脂汗を流している自分を見出したこともある。

当時の日本人が、赤紙を受け取り、出兵して行くことしか権利のなかった当時の若い兵士は、どんな気持であったのであろうか。そして、戦地に就けば、敵兵と言う名のもとに、人殺しを強制される毎日。そして、理由もなく殴る蹴るの暴力を振るう上官。そして、死の恐怖。当時の兵士たちの苦しみは、果てがなかったであろう。

軍隊を持つと言うことについて、こんなイメージを描く日本人ば多いの©ではないのかと筆者は思う。

だが、筆者は、アメリカに渡り、カーター政権の時、軍隊に対する見方は、変わった。イランのアメリカ大使館が襲われ、大使館員が人質となり、長い間、囚われの身となった。そこで、カーター大統領は、特殊部隊を送り救出作戦を展開した。だが、救出に向かう途中、墜落し、砂漠の砂に消えたのであった。

この大失敗の原因は、軍隊の怠慢、と当時報道され、筆者アメリカ軍の退廃に驚いた。

そして、レーガン大統領が誕生し、大幅な軍事費の増強と改善を行ったのであった。筆者は、支持していた民主党を諦め、共和党支持に回ったのであった。

国民が願う平和には、軍事力による「力のバランス」が必要であることを学んだのであった。

力によるバランス、は軍事力、経済力、民力などを表すと思うのであるが、日本は、地理的にロシア、北朝鮮、韓国、中国などに取り囲まれている。近隣諸国故に、わだかまりを持っている。そのように日本海で孤立している日本は、アメリカと同盟を結ぶ以外手はないと筆者は見ている。

軍隊を持たず、国の交戦権を認めずして、国の安全を確立することは、不可能である。力のバランスを築くためにも日本は、現在保持する自衛隊を憲法で認めなければならないのではないか、と筆者は思うのである。

佐藤則男

ニューヨーク




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20170212-00000001-

NHKの最近の世論調査によると、「憲法を改正すべき」と回答した人が29パーセント、「改正は必要ない」と答えた人は、27パーセント、そして「分からない」と答えた人が最も多い、という結果だそうである。

憲法改正反対の回答者の理由は、64パーセントが第9条を守りたいから、と答えている結果が出ている。

筆者は、この最も多い「分からない」という回答を与えた日本人のその気持ちはよく理解できる。世界で、軍国主義が国を支配し、反戦活動、思想を持った人々は、人間の尊厳、自由な思想を否定され、「非国民」となじられ、多くの人々が投獄された暗い経験、歴史があったからである、と筆者は信じている。だから、「分からない」という回答者の中には、潜在的には改正支持の人たちがいるのではないかと思っている。筆者は、直接第二次大戦を経験していないが、その言論抑圧、思想抑圧の悪夢を見る時がある。それは、憲兵が筆者の部屋に土足で入り込み、筆者を強制連行する夢である。銃を向けられ、銃が発射された瞬間に目を覚まし、脂汗を流している自分を見出したこともある。

当時の日本人が、赤紙を受け取り、出兵して行くことしか権利のなかった当時の若い兵士は、どんな気持であったのであろうか。そして、戦地に就けば、敵兵と言う名のもとに、人殺しを強制される毎日。そして、理由もなく殴る蹴るの暴力を振るう上官。そして、死の恐怖。当時の兵士たちの苦しみは、果てがなかったであろう。

軍隊を持つと言うことについて、こんなイメージを描く日本人ば多いの©ではないのかと筆者は思う。

だが、筆者は、アメリカに渡り、カーター政権の時、軍隊に対する見方は、変わった。イランのアメリカ大使館が襲われ、大使館員が人質となり、長い間、囚われの身となった。そこで、カーター大統領は、特殊部隊を送り救出作戦を展開した。だが、救出に向かう途中、墜落し、砂漠の砂に消えたのであった。

この大失敗の原因は、軍隊の怠慢、と当時報道され、筆者アメリカ軍の退廃に驚いた。

そして、レーガン大統領が誕生し、大幅な軍事費の増強と改善を行ったのであった。筆者は、支持していた民主党を諦め、共和党支持に回ったのであった。

国民が願う平和には、軍事力による「力のバランス」が必要であることを学んだのであった。

力によるバランス、は軍事力、経済力、民力などを表すと思うのであるが、日本は、地理的にロシア、北朝鮮、韓国、中国などに取り囲まれている。近隣諸国故に、わだかまりを持っている。そのように日本海で孤立している日本は、アメリカと同盟を結ぶ以外手はないと筆者は見ている。

軍隊を持たず、国の交戦権を認めずして、国の安全を確立することは、不可能である。力のバランスを築くためにも日本は、現在保持する自衛隊を憲法で認めなければならないのではないか、と筆者は思うのである。

佐藤則男

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77無題111

モロッコ出身で、ニューヨークで暮らしているジャーナリストのラシードに会った。筆者は、中東のジャーナリストは、見方が厳しく、鋭く、えぐる習性があり、見方を聞くのが大変面白い。

会うなり、ラシードが言った。「金正恩は、決して、核兵器製造、核兵器整備を諦めない。何故なら、そんなことしたら、トランプが電撃的に北朝鮮に侵攻し、金正恩を捉え、人民裁判を開かせ、ギロチン台にあげ、絞首刑にするであろう」と言う。

「イラクのサダム・フセインやリビアのカダフィのようになぶり殺しになると言うのか」と筆者は言うと「その通りだ」と力説する。

その可能性は、筆者は大いにあるのではないか、と思ったのである。

今、トランプ大統領が北朝鮮に対し、軍事侵攻し、金正恩氏を取り除けない最大の原因は、金氏が核兵器を持っていることであろう。勿論、その他の理由はある。もし、トランプ大統領が独善的に、一方的判断で北朝鮮を電撃的に侵攻し、占拠したらどんな事態になるか。

そんなことはないと思うが、それで、中国が動いたらどうなるか。第三次世界大戦に向かって動く可能性も無きにしも非ずの状態など想像もつかないであろう。

もし、金正恩氏が核兵器を取っ払えば、どうなるか?

トランプ氏が国際機関による金氏の核兵器の取り除きが明確になる前に北朝鮮に軍隊を送り込むなど常識では考えられないと思うのだが、トランプ氏のことである。何をやるか分からない。

もし、北朝鮮侵攻を行い、占拠すれば、金氏は、イラクのサダム・フセインのような運命になるのかもしれない。イラク侵攻の原因となったサダム・フセインの核兵器保持は偽りだったのではないか。ブッシュ大統領がイラクを侵攻するために使われた虚構ではなかったのか、というような見方もある。

しかし、筆者は次のようにみる見方もあると思うのである。

金正恩氏が核兵器を取り除き、平和条約にサインすると、間もなく、トランプ大統領の侵攻が行われ、金氏は、捉えられ、市民による人民裁判にかけられ、これまでの罪を背負わされ、死刑になる可能性もあるのではないかとも思う。筆者には分からない。北朝鮮国民が金氏に対し、どの程度反感を持っているのか、筆者には知るすべもない。

筆者が最も考えることは、金氏が核兵器を諦め、民主主義国家に北朝鮮を変えるのか、つまり、自分が独裁者の地位を降り、大統領になるには、国民投票が必要であろう。そして、もし、大統領選挙が行われ、金氏が勝利をしなかった場合、どうなるのか。また、軍隊による恐怖政治で独裁者になるのか。

それで、内戦が起こる可能性もあるであろう。

フセイン、カダフィとも、内戦状態になり、フセインは、反対派により人民裁判にかけられ、絞首刑になったり、カダフィの場合には、反乱軍にとらえられ、目にも哀れなひどい残虐な殺され方をした。

金氏が独裁者の地位を降り、中国に亡命するより、手段はないと言うような状態になるのか。金氏は、いずれにせよ、核兵器を取り除いても、極めて危険な状態に陥るのではないか、と筆者は思う。

北朝鮮の前途は、多難ではないかと筆者は思うのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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170118072213-trump-fox

リベラルのケーブルニュース局のMSNBCで、「モーニングジョー」という同局では、最も人気の高いニュース解説番組がある。この番組の司会者のジョー スカースボロウ氏は、ワシントンポスト紙に、「トランプ大統領は、2020年の大統領選挙には、再選を目指さない」という記事を載せた。

実は、このテーマは筆者がアメリカで最も興味を持っている話題なのである。何故なら、トランプ大統領がもう一期続けば、アメリカの歴史的、伝統的態度、政策、アメリカ人のオピニオン、社会観、世界観に大きな変化を迎えると思うからで、アメリカ人の価値観が大きく変わったと見れるのではないか、と思うからである。

スカースボロウ氏の言うことが本当であればよいと筆者は思う。同氏は、有力な共和党の実力者が、トランプ氏と袂を分かっていることで、トランプ氏の再選はない、共和党の指名候補にも出ないと言う見方をしているのであるが、もう一つの重要な面を見逃しているのではないか、と思う。

それは、選挙民である。トランプ大統領の支持率は、相変わらず、40パーセントそこそこであり、不支持率が高い。しかし、筆者個人のモニターリング、つまり、個人的定性調査であるが、トランプ支持の人のトランプ支持の思いが強くなっているのではないか、と感じるのである。

トランプ氏の尋常でない、明らかに間違っている政策にもアメリカ国民は慣れ始め、支持するようになっていると筆者は見ている。彼らの心理はよくわかる。アメリカが経済力、軍事力、世界のパワーゲームで力を相対的に追いつかれるようになり、それがますます積もると、アメリカ人の思想は怪しくなる。国粋主義のような人々も増えてくるだろう。

アメリカが「特殊な神により選ばれた世界で最も力のある人たち」というような優越感を持つ人々」も増えていると思う。

まさに、トランプ氏が大統領になってから、アメリカ人は、徐々に変わってきていることをひしひしと筆者は感じる。

特に外国人を見る目が変わって来たのかと思うのである。

先日、筆者は、ウオルフギャング ステーキハウス レストランの創始者で世界的に有名になった人物と何度かお会いし、友達になった。この方は、ドイツからの移民で、実に素晴らしい方である。親切で思慮深く、お客を尊敬することを知っている。

筆者のよく行く「ニアリーズのジミー」と同じような性格の人物で、優れた人物である。トランプ氏とトランプ思想にかぶれたアメリカ人、中間層で白人のブルーカラーは、このように「アメリカンドリーム」を実現した人たちを尊敬しなくなっている傾向にある。トランピズムの犯された人々である。

この人たちが、また、トランプを強烈に押し、2020年の大統領選で勝利させる可能性は、十分あると思う。

トランプ再選の道は、より拡大されているように見えるのだが、どうなるであろうか。筆者の目は、この点に据えられている。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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77

トランプ大統領が2016年の大統領選挙でプーチン大統領と「何か」を行い、奇跡的とも言える大番狂わせ勝利を図った可能性は高いと筆者は信じている。だが、それは、人間がアプリオリに持つIntuition(第六感のようなもの)からくるもので、これと言った証拠はない。筆者がこのような判断を持つのは、トランプ氏の強烈な個性、罪人には決してなりたくないと言うその後の態度と行動ぶりから読み取れるからである。

トランプ氏の不可解な意思決定と行動は、政治的な考慮、つまり、アメリカの国益を優先し、歴代大統領特有の政治思想、世界観、人間観に基づくものではなく、彼の政治的決断の基盤は、この「ロシア疑惑から、いかなる手段を使っても逃れたい」と考えているのではないかと筆者には見える。

不可解なスタッフの任命と解雇は、国民を翻弄させ、注意を向けさせる意図からくるのではないだろうか。

関税障壁を設けること、移民に対する仕打ち、ヨーロッパ諸国への不遜な政策、パリ条約からの脱退、中国への思慮のない政策、など大きな政策の変換で、アメリカ国民と世界をあっと言わせる決断は、常識を逸脱している。

また、このような政策に対して、何もしない大統領スタッフも常識を超えていると筆者は思う。

なぜ、このような政策、行動を取るのかを考えると、「ほかに騒ぎを起こし、ロシア疑惑から国民に目をそらさせ、何とかして、逃れて、大統領としてのアメリカ史上最悪の大統領と言われないようにする」という決意が筆者には、見られてならない。

勿論、ジャーナリストは、証拠もないのにこのようなことは言ってはならないことは十分承知である。だから、推理小説としてお読みいただければ幸いである。

いくらFBIをはじめ、アメリカの行政組織がこのロシア事件を追求しようとしても、行政の最高責任者、最高指揮官は、大統領である。そのような組織が如何に大統領を捜査しようと、大統領の指揮下にあることは事実である。限界がある。

トランプ大統領が司法長官を首にし、特別捜査官を首にし、自分の味方をそれらの後任に任命してしまえば、それで幕引きとなることも事実であろう。勿論、そんなことをすれば、リベラルメディアも民主党も大反撃するだろうが、トランプ大統領は、そのようなものを跳ね返せると考えているだろう。

そして、その時期が来て、そのような結論を下し、ロシア疑惑消しを行うことも彼の選択肢に入っているであろう。

さらにトランプ氏に不利な状況を創る証人には、大恩赦を与える権限を持っている。

だから、筆者は、トランプ大統領が弾劾されることの可能性が低いのではないかと思われて仕方がない。

そして、逆に、支持が上がり、再選の可能性も出てくるのではないだろうかとさえ思うのである。民主主義思想を根本とし、世界に民主主義の種をまき、芽を出させ、成長させてきたアメリカがその作物が実らないうちに、刈り取っているのではないかと言う疑問を持つのは、筆者だけであろうか。このことは、半世紀も前、古典的歴史学者のアーノルド・ジョセフ・トインビーが言っていたことを筆者は思い出す。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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habutt trano

ワシントンポスト紙がトランプの親衛隊と言ってもよいほど、トランプ及び共和党支持のFOXニュースのトークショーホストであるショーン・ハニティ氏の記事を載せている。そしてハニティ氏を「ホワイトハウスにデスクを持っている男」と称し、トランプ大統領のホワイトハウスのまとめ役のように言っている。要するにトランプ大統領の首席補佐官のようになっていると言いたいのであろう。

筆者もこのハニティ氏のそのような存在となっていることを憂慮している。

トランプ氏は、何といおうともアメリカのリーダーであり、アメリカ軍の最高指揮官である。ハニティ氏は、極端に右寄りなテレビ局のニュースアンカーマンである。そのような二人にアメリカをリードしてほしくない。」

ハニティ氏は、長年FOXニュースでニュースショー番組を持っており、一日につき300万人の視聴者を持っていると聞いている。ハニティ氏の番組は、実に極端で、白人ブルーカラー保守層に巧みに話しかけ扇動する番組である。白人ブルーカラーには、文句を言わせず、感動させ、支持を取り付ける番組と言えるであろう。トランプ支持層そのものである。

放送内容もオバマ大統領がインドネシアで生まれ、モスレムだったとか、ヒラリー・クリントンに関してもデマを飛ばし、散々に痛め続けた。

ニュース番組のアンカーマンの果たす役割は大きい。特定の政党、および候補者の強烈な支持者となり、選挙戦の争点を作る働きをする。それは、ハニティ氏の場合、トランプ氏と私的な関係で結びついており、共に歩んでいるように見える。

恐らく、日本のメディアには、このような関係はないのであろうが、アメリカのメディアと政治家は、このように密接に癒着するのである。

このような関係になると、報道機関の中立性など全くなくなる。偏見とドグマ的な内容で一杯になる。相手候補の欠点、失敗なども痛烈に報道され、徹底的なネガティブ美キャンペーンの応酬となる。

このハニティ氏の選挙報道は、自分の支持する候補の弱点を打ち消し、相手候補を弱点や欠点をことさら拡大して報道し、彼らの頭に植え付ける。筆者は、ハニティ氏のそのようなやり方を十分知っているので、引っかからないが、通常の人々は、簡単に引っかかるだろう。

ハニティ氏の言葉は、単純明快であり、選挙民の心を捉える大衆語で語り掛ける。

こんなメディアと政治家の関係が選挙を支配しているのがアメリカなのではなかろうか。

トランプ大統領の支持率は40パーセント台であるが再選を目指し、次期大統領選挙に出ることを表明している。

こんな支持率の低い大統領がなぜ再選される可能性があるのか?

それは、ハニティ氏のような大衆語をしゃべり説得力を持つテレビニュースアンカーの存在が大きいのではないだろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 




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170118072213-trump-fox

今のアメリカを筆者の独断で表現すれば、「トランプ城の攻防戦」とも言えるのではないか、と思う。トランプ氏が立てこもるトランプ城は、内部ががたがたで、ペンス副大統領さえ、トランプ大統領と争う形となっている。

通常副大統領は、大統領に忠実で善きアドバイザーである。裏切ることはないと見られてきた。だが、トランプ政権では、そうはならないのである。ペンス氏が押した国家安全保障補佐官を、トランプ大統領が怒ったとのリークが流れている。

さて、そのトランプ大統領は、スキャンダルにスキャンダルを重ね、何重にも疑いがかかり、悪い環境の中にある。

ロシア疑惑事件と言う爆弾を抱え、大統領職を担っているわけであるが、このロシア疑獄から選挙民の目をくらますため、いろいろな問題を取り上げている。例えば、シリア爆撃である。これは、どうやら、シリアのアサド大統領の化学兵器の生産工場を爆撃したと勇ましい演説をしたのであるが、効果的でなかったようである。

また、トランプ氏の私設弁護士は、辛辣な男で、これまでの会話をビデオ、オーディオテープにとってあり、このてープがFBIの手に渡り、分析が始められていると報道されているがトランプ氏の行動記録が入っている模様で。数々の破廉恥な行動を取ってきたトランプ氏の行動がさらに暴露される可能性がある。

ロシア疑獄については、トランプ氏には、決定的な手段が残されている。それは、モラー特別捜査官を首にすることである。

確かにそうであるが、それは禁じ手と言う専門家が多い。何故なら、この手は自らの疑惑を自らもみ消すことになり、悪い行政上の禍根になること、大統領の権力の乱用になることなどの理由で、共和党内部でも反対する議員もいる。

筆者は、もし、トランプ大統領がモラー氏を首にしたら、中間選挙で、共和党は、大きな打撃を食らうことになるだろう。

さて、トランプ城を攻める民主党であるが、情けない。第一、攻める大将がいないのである。上院少数派リーダーのシューマー氏、下院少数派リーダーのペロシー女史では、城攻めは不可能であろう。

両リーダーにはカリスマ性がない。

共和党支持が回復していると見る向きもあるが根本的には変わっていないと筆者は思うのであるがどうであろうか。

さて、トランプ氏は、次期大統領選で出馬する旨明らかにしている。

現在、憤然とトランプ城に攻撃を賭けているのは、リベラルメディアである。特に、CNN, MSNBCのテレビ局、NY Times, Washington Postなどの新聞である。リベラルメディアがトランプ城と実質的な戦いを行っていると筆者は見ている。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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ニューヨークに帰った。すぐさま、行きつけのアイリッシュレストラン兼パブの「ニアリーズ」に行った。今日のディナーは、第26代大統領セオダー・ルーズベルトの子孫で、セオダー・ルーズベルト協会の会長をされているツイード・ルーズベルト氏である。筆者より彼の方が先輩であるが、ツイードと筆者は実に気が合う。もう、26年の付き合いである。

ツイードとは、様々なことを話し、プロジェクトも行ってきた。ツイードは、常に明るい。そして、子供のように見える時がある。ルーズベルト家の勇気ある血統を継いでいる。セオダー・ルーズベルト大統領は、アメリカの繁栄の時代の大統領であった。また、スペインアメリカ戦争を起し、勝利している。そして、日本との大きな結びつきは、い日露戦争で、仲介役を演じ、日本と深いつながりを持っている。その功績で、ノーベル平和賞を受賞している。

筆者は、ツイードから、同協会の今年の年次総会のゲストスピーカーがカール・ローブと聞き、エキサイトした。

カール・ローブは、ジョージ・ブッシュ大統領の高官であり、同大統領の大統領選挙のストラテジストであった。その選挙の戦いの作戦と戦いぶりは、巧妙を極め、実に憎たらしいもので、筆者は、当時カール・ローブを「ブッシュの悪漢の懐刀」と呼んだ。

ジョージ・W・ブッシュ政権において次席補佐官、大統領政策・戦略担当上級顧問を務めた。 ホワイトハウスにおいて数々の役職を兼ねていたことやその権力の強さから、「影の大統領」、「カール国王」などと呼ばれていた。

ローブが起こしたCIA職員の身分漏洩疑惑やホワイトハウスの司法省人事介入に対し捜査が行われていたが、大統領令により打ち切られた。 2007831日付でホワイトハウスにおける全ての役職を辞任、ホワイトハウスを去った。

ローブの大統領選挙の戦略は、アメリカ選挙民を右と左に分け、左を徹頭徹尾左の隅に追いやり、選挙民の中心からはずと言うものであったと当時筆者は述べた。

その2000年の大統領選は、共和党がブッシュ、民主党がゴア副大統領が立候補し、激しい選挙戦の展開となり、大接戦が繰り広げられた。結局は、選挙のみでは、勝敗が決まらず、最高裁に持ち込まれ、ブッシュが裁判で勝ち、ブッシュ大統領が誕生したのであった。

このブッシュ大統領を誕生させたストラテジストのカール・ローブがゲストスピーカーなのである。今から、この男に会うのが楽しみで、同じテーブルに着けたら良いと思っている。

アメリカの大統領選挙は、筆者は三度の飯より好きである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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IMG_0110(1)

ニューヨークに帰った。すぐさま、行きつけのアイリッシュレストラン兼パブの「ニアリーズ」に行った。今日のディナーは、第26代大統領セオダー・ルーズベルトの子孫で、セオダー・ルーズベルト協会の会長をされているツイード・ルーズベルト氏である。筆者より彼の方が先輩であるが、ツイードと筆者は実に気が合う。もう、26年の付き合いである。

ツイードとは、様々なことを話し、プロジェクトも行ってきた。ツイードは、常に明るい。そして、子供のように見える時がある。ルーズベルト家の勇気ある血統を継いでいる。セオダー・ルーズベルト大統領は、アメリカの繁栄の時代の大統領であった。また、スペインアメリカ戦争を起し、勝利している。そして、日本との大きな結びつきは、い日露戦争で、仲介役を演じ、日本と深いつながりを持っている。その功績で、ノーベル平和賞を受賞している。

筆者は、ツイードから、同協会の今年の年次総会のゲストスピーカーがカール・ローブと聞き、エキサイトした。

カール・ローブは、ジョージ・ブッシュ大統領の高官であり、同大統領の大統領選挙のストラテジストであった。その選挙の戦いの作戦と戦いぶりは、巧妙を極め、実に憎たらしいもので、筆者は、当時カール・ローブを「ブッシュの悪漢の懐刀」と呼んだ。

ジョージ・W・ブッシュ政権において次席補佐官、大統領政策・戦略担当上級顧問を務めた。 ホワイトハウスにおいて数々の役職を兼ねていたことやその権力の強さから、「影の大統領」、「カール国王」などと呼ばれていた。

ローブが起こしたCIA職員の身分漏洩疑惑やホワイトハウスの司法省人事介入に対し捜査が行われていたが、大統領令により打ち切られた。 2007831日付でホワイトハウスにおける全ての役職を辞任、ホワイトハウスを去った。

ローブの大統領選挙の戦略は、アメリカ選挙民を右と左に分け、左を徹頭徹尾左の隅に追いやり、選挙民の中心からはずと言うものであったと当時筆者は述べた。

その2000年の大統領選は、共和党がブッシュ、民主党がゴア副大統領が立候補し、激しい選挙戦の展開となり、大接戦が繰り広げられた。結局は、選挙のみでは、勝敗が決まらず、最高裁に持ち込まれ、ブッシュが裁判で勝ち、ブッシュ大統領が誕生したのであった。

このブッシュ大統領を誕生させたストラテジストのカール・ローブがゲストスピーカーなのである。今から、この男に会うのが楽しみで、同じテーブルに着けたら良いと思っている。

アメリカの大統領選挙は、筆者は三度の飯より好きである。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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77

アメリカの世論は、右と左、と極めて明確に分かれている。これら3派の意見、社会観、国家観、世界観の違いは、あまりにもかけ離れている。その意見の相違からくる争いは、ますます激しくなっている。

このような国民の価値観の違いは、どうやって築かれてきたのであろうか、と筆者は、考えるが、どう見ても、その第一の原因は、議会での対決を深める共和党と民主党にあることは、もちろんである。筆者は、この2党の対立は、深い歴史的な対立に根差すものであろうが、この対立は、アメリカの政治から取り除ける時代は決してないと思う。まるで正反対の価値観であり、決して相いれないものであろうと思う。

そして、アメリカのマスメディアが起こす、右と左の対立は、ますます大きな要素となっていると思う。

歴史的見方は除外し、論を進めると、この傾向は、ディジタルメディアの発展と共に、その速度を急速に増していると筆者は見る。いわゆる保守的メディアとリベラルメディアの対立である。アメリカは、テレビ界で、この両者の対立は顕著で、アメリカ社会を真っ二つに割っている。

その対立は、24時間、ケーブルニューステレビの対立によって代表され、言うまでもなく、FOX NewsCNN. MSNBC,そして、ABC, CBS, NBCのリベラルテレビネットワークである。この二つのグループの戦いは、すさまじくなる一方で、もはや、そのバイアスのかかったニュースは、報道機関としての資格も失ったと見られても仕方がないと思われる局もある。もはや、ニュース局と言うより、右と左のプロパガンダのテレビ局と言ってもよいのではないかと思う。

トランプ氏が大統領になれたのは、この非常な戦いを繰り広げるニュースメディアに油を注ぎ、炎を燃え上がらせ、ニュースメディアの対立を大きくする。FOXニュースは、国民を煽りに煽り、大量の視聴者を引き寄せる。このテレビ局のニュースから、真実を取り出すことは、難しい、ほとんどのニュースは、共和党に有利な内容に編集され、流される。この手法はお見事と言わざるを得ない。

前回の大統領選以来、トランプ大統領のブルーカラー白人労働者獲得戦略にすっかり、迎合し、さらに視聴者を増やしている。

CNNMSNBCのリベラルメディアもFOXに対抗するため、極端な左寄りの内容で番組を組むがこの二つのテレビ局を足しても、FOXニュースの視聴率に及ばない。

さて、このような社会を真っ二つに割るメディアがなぜ、客観性を失い、プロパガンダのメディアになったのであろうか?

その理由は、トランプ氏の出現であることは、間違いないと思う。トランプ氏は、このような右と左に分極化するテレビニュースをものの見事に操作する。

そして、ツイッターの使用である。

この手法に関しては、後日、論じることにしたい。

とにもかくにも、アメリカのテレビニュースを見ていると、右と左にうんざりするし、まったく異なった世界に生きているという感じが強烈である。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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77

トランプ大統領のApproval Rate(支持率)が上がり、Disapproval Rate(不支持率)が下がっていると言う報道がなされ、トランプ大統領の支持が上がっているという認識が広まりつつある。日本のメディアは、Approval Rateを支持率と訳しているようであるが、実際は、多少ニュアンスが異なる。この英語の訳は、トランプ大統領を「承認するかどうか」と意味で、「支持する」、つまり、意識として、支えるとか支持すという積極的意味ではない。

Disapprovalとは、その逆で、「承認しない」という意味である。

筆者は、アメリカの世論調査では、最も信用するのは、ギャラップ調査で、その理由は、以前より、同調査会社に勤める優秀な友人がいたからである。筆者は、これまでアメリカの世論調査をよくやり経験を積んできたが、この友人の調査方法に大きな信頼を置いていたのである。

ギャラップ調査によると、これまでのトランプ大統領の「承認率」は、3640パーセントで、「不承認率」は、55-59パーセントである。そして、現在の「承認率」は、39パーセントである。

一体、トランプ大統領の承認率と不承認率のどこに変化があったのだろうか?

ならしてみれば、ほぼ同じレンジではないか。

確かに他の世論調査では、トランプ氏の支持が上がり、不支持は下がっているが、これは、それぞれの調査会社のサンプルの取り方によるところが大きいと筆者は思う。例えば、サンプリングでは、保守系とリベラル系を各州ごとにこれまでの経験的比率で振り分ける。しかし、メディアのサンプルのとりかたには、そのメディアの保守系かリベラル系かによって、その比重を変える。

だから、アメリカの世論調査結果を見るには、十分な注意が必要である。Real Clear Politicsと言うウエブサイトは、アメリカの世論調査会社の結果を載せていて、平均値を出しているが。この手法では、やはり十分ではない。何故なら、信用のおけない調査、特に保守系調査会社と見られる調査結果は省くべきと思うのだが、公平を期しているのであろう。そのような調査会社の結果も入れている。

さて、それでは、トランプ大統領に対するアメリカ国民の承認率は、実際、どのくらいなのであろうか?

筆者が各社の数字を見て、自分の経験を使いカンで読む限り、4割前後であろう。すると、トランプ大統領の承認率は、さほど変わらず、横ばいと言えるであろう。

調査会社の仕事は、それぞれの調査会社固有の予測モデルを開発し、中間選挙まで、そのモデルで、選挙予測をすべきであるが、調査会社自体が政治的になり、それぞれの支持政党に有利な調査結果を出し、選挙を左右するようになれば、アメリカの発展は望めないだろう。

政治家が左右に大きく割れ、メディアも左右に割れ、世論調査会社が左右に割れたアメリカは、ますますアメリカ合衆国でなくなり、「アメリカ分裂国」になりつつあると筆者には見える。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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john-boltonimg1454919507

筆者は、ジョン ボルトン新国務長官に就任することが発表された時、「北朝鮮の金正恩氏とトランプ大統領の会談は、危うくなる」と述べた。しかし、現実は、金氏が中国の習近平国家主席が話し合い、北朝鮮の非核武装化が実現し、トランプ氏との会談が実現すると言う報道があった。

だが、筆者にとっては、あまりにも急激な進展で、我が耳を疑うような話である。焦点は、北朝鮮が完璧な核兵器開発を速やかに辞め、これまで開発した核兵器を全部捨て、核兵器開発、製造設備を破壊し、ミサイルも含め、破壊することを承知するか、と言うことである。

つまり、北朝鮮が軍隊をなくし、または削りアメリカ国務省、トランプ大統領が納得する線を出すかであろう。もし、北朝鮮が無力化する方向を選ぶのであれば、国防は、中国に依存するのか。それとも、韓国との連合を実現して、自国の防衛にあたるのか。韓国との連合となれば、北朝鮮は、根本から、アメリカ友好国とならねばならないだろう。

果たして、こんなことが行われ得るのであろうか。

現在、アメリカ国務省、中国外務省、金正恩の忠実なスタッフが懸命にトランプー金会談のフレームワークをどうするか話し合っているものと筆者は想像する。

このフレームワークを決めるのが当面は最大の課題で、必死の外交スタッフによるコミュニケーションが交わされようとしていると思う。

アメリカ国務省スタッフと中国外務省のスタッフは、早くからこのタスクを与えられ、このプロジェクトは、ティラーソン前国務長官と中国外務大臣とのイニシアティブで行われていたものと筆者は想像する。筆者は、ティラーソン氏は、かなり、中国政府と密接に、まったく秘密のうちに、この計画を進めていたのではないかと想像する。

しかし、トランプ大統領は、このようなティラーソン氏を嫌ったと思う。何故なら、ティラーソン氏は、エクソンモービルのCEOであった人物で、大組織を率いていた人物である。家族しか信用しないトランプ氏とは、経営マネジメントスタイルは異なる。現実的、実務的ティラーソン国務長官と中国政府、習近平氏は、真剣に北朝鮮問題につき話し合っていたのではないか、と筆者は想像するのである。

問題は、北朝鮮がどこまで、トランプ氏、というより、ボルトン氏の地獄攻めのような条件をのめるのか、筆者には、見当もつかない。

そして、完全核兵器開発、核兵器製造の永久的放棄と引き換えにボルトン氏が何を北朝鮮に与えるのか見当もつかない。

筆者は、これらの一筋縄ではいかない条件、人物、が揃った取引が成功するかどうか甚だ懐疑的である。

 

佐藤則男

ミューヨーク




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77

トランプ大統領のロシア疑獄の捜査は、かなり進んでいるようであるが、トランプ陣営は、弁護士が決まらず、苦戦を強いられている。

極端な右寄りのテレビ局FOXチャネルに出演し、いかなることがあってもトランプ大統領を守り、弁護するジョセフ ディノヴァ弁護士がトランプ弁護団から降りてしまい、トランプ大統領は、窮地に立たされている。

トランプ大統領は、本事件のモラー特別捜査官の直接インタビューを受け入れ、近いうちに、同捜査官の直接インタビューを受けることになっている。これが行われるかどうか、微妙な状況になっている。この直接インタビューに最も必要なのは、優秀な弁護団である。トランプ氏に関するかぎり、まさにこの弁護士を誰にするかで、大きく影響を受ける。

筆者は、これまで上院や下院、大陪審院で、大統領が尋問を受けたテレビ中継を楽しみながら視てきた。イランコントラ事件(レーガン大統領は最後まで、証人台に立つことは逃れたが)、クリントン大統領のモニカ ルインスキースキャンダル事件など大統領が巻き込まれたスキャンダルの議会と大陪審院における証人喚問の模様である。

そのテレビ中継は、まさにドラマである。こんな面白い政治ショーはないであろう。そのショーで、アメリカの弁護士の役割がいかに重要であるか、良く理解できる。弁護士の役割は、証人になっている大統領やそのほかの重要な地位にある人たちにできるだけ質問に答えさせないこと。そして、答えたら、いかに曖昧にするかと言うことである。まさに防御は、最大の武器なのである。

それぞれの質問に対し、素早く口を挟み、待ったを入れ、証人に答えさせないようにするのである。

裁判長に異議を申し立て、証人の回答をさせないように図るのである。

弁護士は、「Objection!」と切り込み、検察の質問を遮るのである。議会での承認を守るためのこれらの優秀な弁護士の仕事ぶりは実に見事である。

筆者は、このような弁護士にあこがれる。素晴らしい頭脳を持っている。

果たして、このようなドラマがトランプ大統領を証言台に出し、展開されるか。実に興味深い。

 

佐藤則男

ニューヨーク




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前橋

群馬県前橋市で講演をさせていただいた。筆者如き道端の小さな石ころが多くの聴衆においでいただくとは夢にも思わなかった。深く感謝申し上げたい。

驚いたことは、アメリカトランプ政権に関する不安があまりにも大きいことであった。一体全体、世界のリーダーであるアメリカがどうなるのか、アメリカ丸と言う巨大な船がどこに進んでいるのかと言うことである。

この疑問と不安は、筆者も同じことである。

筆者の結論は、トランプ大統領がいくら過激であっても、極端な外交政策を取ろうと、また、国内政策を取ろうとアメリカの伝統的な政策である「世界、国内のバランスを目指した方向に変わりはない」と言うことである。

世界は、有史以来、いかなる戦争や天変地異が起こっても、それを解決する能力があると筆者は考えている。それは、人間の知恵で、戦争が起こって、大量の死者を出しても、これまで世界は、人間の知恵と精神力でそのような悲劇を乗り越えてきた。

その事実は、変えられないと思う。なぜそれができたかと言うとその事実の裏には、真実があり、人間は、それを追求してきた。世界の市民、政治家、経済学者、哲学者など問わず、天文学的な数の人類が、人間の本性を追求し、分析し、予測をし、真実を見出し、懸命の努力をしてきた。

そして、世界は力のバランス、国力のバランスの均衡点を見つけ出し、共存共栄を図ってきたと筆者は思う。ある時は、その力のバランスが崩れた。しかし、人類は、知恵があった。その原始的な人殺しと言う行動を抑え、共存共栄のバランスにたどり着いてきた。それを実現させたのは、世界の人々の知恵と知識と平和を願う精神である。

たとえ、いくら、トランプ大統領が世界観のない思想で、世界を変え、アメリカ第一主義を唱えアメリカの優越さを誇り、世界を変えようとしても「人類がこれまで身に着けてきた知恵、知識、強固な平和への精神」を変えることは、できないと筆者は固く信じている。

そして、人類がたどり着いた「力のバランス」を叩き壊し、世界をカオスに導くと言うトランプ大統領と彼の支持者の極端な考え方と行動が世界を大混乱に招く、という仮説は、成り立たないと信じる。

そして、アメリカには、アメリカ人の国としてのバランスがある。これはアメリカ国民の良識でもある。この良識をトランプ大統領は変えることはできないと信じる。

 佐藤則男

ニューヨーク




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john-bolton

トランプ大統領が新しい国家安全保障補佐官に、ジョン ボルトンを起用した。筆者が最も恐れていた人事である。ボルトンこそ、アメリカの良識に基づく外交を否定する人物ではないかと思う。筆者は、深く憂慮する。

次に、ボルトン語録をウイキペディアから転載したい。

*「国連などというものはない。あるのは国際社会だけで、それは唯一のスーパーパワーたるアメリカ合衆国によって率いられる」[11]

*「国連本部ビルの最上層10階分(事務総長執務室など幹部の部屋がある)がなくなったとしても何ら困る事はない」[12]

*「アメリカ政府はアメリカ合衆国憲法修正第2条(市民の武装権)に反するあらゆる提案を拒否する」

*「北朝鮮は採択後45分以内に決議を拒否するという世界記録を樹立した」[13]

*「深く考慮した結果、私はあなたの政権下での米国連大使としての役職を、現在の任期が終了次第辞任するべきだという結論に達した」(ジョージ・W・ブッシュに対して)

*「関係正常化は北朝鮮の利益になるだけだ。米国はそんな事には関心はないとはっきり言うべき。北朝鮮がまともな国になるまで関係を持つべきではない」

*「金正日は少々のダイエットをすることになるだろう」(経済制裁決議案採択後)[14]

「拉致問題が解決するまでは、米政府による北朝鮮のテロ支援国指定解除は交渉すらすべきでない」

*「6か国協議における合意は完全な失敗であり、最悪の取引だ。金正日が核を放棄することはあり得ない。大統領が目を覚ましてくれることを期待する。こんな合意はならず者政権の指導者たちに米国の交渉担当者を疲れさせることが出来たら、褒賞がもらえることを教えるようなものだ、大統領の今までの方針は正しい。半年の間にブッシュ大統領はこの合意を反故にするかの局面に立たされる。北朝鮮は約束を守らないだろう。彼らはあらゆる口実を用いて交渉を引き延ばし、更なる代償を求めてくる」

「アメリカがだまされたと証明されるのは時間の問題だ」

*「金正日は吸血動物であり、恥知らずな独裁者だ。国民を飢餓に晒し、強制収容所や監獄に押し込んでいるような暴虐な独裁者だ。北朝鮮の生活は地獄のような悪夢にある。金正日はインターネットで世界を楽しむが、国民には外の世界は知らせない。国民に知られるのがそんなに怖いのだろうか?」[15]

*「国際社会に入りたければ、金正日が自ら決断すべきだ。韓国や日本の拉致被害者を祖国に帰し、事件の全容を明らかにすべきだ」

*「言論の自由を行使するなら、(ニューヨークの)セントラル・パークに歩いて行って、好きなだけ話せばいい」(チャベスのアメリカ批判にて)

この語録が示すとおり、世界に「平和」を樹立すると言う発想はなく、「敵対」による外交を目指し、アメリカの力による世界平和を目指す人物ではないか、と思われる。

これで、筆者の北朝鮮の金正恩とトランプ氏の会談は、流れたものと判断する。

また、対立関係に逆戻りし、北朝鮮の核兵器による威嚇の日々が戻って来るのではないか、と思う。

 

佐藤則男
ニューヨーク



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yokosuka

先日、横須賀にあるアメリカ軍基地を訪ねた。施設の中を見せていただいた。筆者は、数年前、バージニア州サフォークにある最大の海軍基地を訪問し、原子力空母に16時間も乗り、見学したことがあったので、驚くことはなかった。

胸に浮かんできたことは、国防をアメリカ軍に頼っている日本国家であった。

筆者は、この訪問で、アメリカ兵の家庭をお邪魔した。父親は、まだ若く、子供が4人いたが、その子供たちがあまりに素直で、可愛くて、会話を楽しんだ。

その子供たちの父親が日本を守るアメリカ軍の一兵卒なのである。

筆者は、ニューヨークに43年間も住んでいるので、彼も筆者に親しみを感じるのであろう。率直に話してくれた。

一口に言うと、日本びいきで、日本を認め、日本を守ると言う自分の任務において、日本を自分の生まれた国のように、祖国のように思っているのである。この兵士の心が分かり、筆者は、うれしさに胸がいっぱいになった。

筆者はこのようなアメリカ兵に大いに感謝している。これまで、アメリカ国内で兵士に会ったが、どの兵士も感じが良く、親切であり、紳士的である、と思っている。他人がどのような批判をアメリカ軍やアメリカ兵に持っていても、筆者は、このアメリカ軍の若い男性、女性兵士たちを尊敬し、感謝している。

アメリカ国家を守るため、大統領に絶対的忠誠を誓い、務めを果たしている若い兵士たちは、正当で公平な評価を受けるべきであると筆者は思う。

国の方針は、ホワイトハウスと議会が決めることである。若い兵士は、その方針と命令に従い、行動する。つまり、若い兵士たちには、チョイスはないのである。

そして、もし、戦いが始まれば、生死をかけて戦わねばならないのである。

このような状況での生活である。緊張もリラックスも必要である。しかし、最も大切なことは、常に、死ぬことを決意していることであろう。家族は、それに付随しているのである。

この兵士の家庭で、いろいろなことを話したが、公にはしたくない。何故なら、日本でそのようなことを発言するには、激しい賛否両論の真っただ中にはまる可能性があるからである。

申し上げたいことは、アメリカ駐留軍に対し、日本の現状を考え、認識し、その上で、公平に考えてほしいと言うことである。

筆者は、その日その兵士の家族6人を夕食に招待し、お好み焼きを御馳走した。何も残さず、すべてを美味しそうに食べる家族に目頭が熱くなった。

そして、子供たちと会話を楽しんだ。

生死を覚悟して、日本を愛し、守る、異国の家族に感謝した。

God Bless America and Japan!

 

 

佐藤則男

ニューヨーク



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優先席

電車がホームに入って来る。ドアが開く。すると、若者が3人電車の中に真っ先に乗り込み、真っ先に優先席を確保する。そして、携帯電話を取り出し、器用に操作を始める。見事な手つきであるが、その若者たちの凄い早業に後れを取り、老人夫婦が座れない。

電車は揺れるので、老夫婦は、吊革につかまるが、いかんせん、力が弱い。倒れそうになる。

この光景は、筆者の40年余にわたる、ニューヨーク生活では見たことのない風景である。NYの地下鉄で優先席はないが、老人を立たせ、若者が座っている光景を見たことがないのである。

ニューヨークの郊外の電車に乗ると優先席はあるが、若者が座り、年寄りを座らせない光景など見たことがない。

こんな日本の若者の姿を筆者は、常に疑問に思う。このような若者を一掃することから、日本の変革は、始めなければならないのだといつも思うのである。

老人を尊敬すると言うことよりも、「外国から来た人々に、そのような日本の若者の姿を見せたら、恥」とでも言おうか、少しでも感じる若者は、いるのであろうか。

まさか法律までも作る必要はないが、電車のアナウンスで、もっと、もっと呼びかけたらどうなのであろうか。

この意見を吐いたのは、筆者のアメリカ人の友人と電車に乗っていた時である。若者がPriority Seatに座り真剣に携帯電話を操作していた。ゲームである。その若者が座っている座席の前に、和服を着た老夫人が立っていた。アメリカ人の友人が、その若者に、筆者の知らないうちに、丁寧な日本語で話しかけていた。

「すみません。この弱っている女性に席を譲ってもらえませんか」と話しかけていたのであった。

全然通じなかった。その若者は、無視したのであった。黙って、携帯電話でゲームを行っている。

筆者は、若者の味方である自負している。若者に頼まれごとをしたり、将来伸びるなと思えばできる限り力になって来たし、これからもそうするであろう。

先日は、行きつけの居酒屋でアルバイトして金をため、アメリカに行って美容師をやりたいという青年に会った。筆者の友人がニューヨークにそのつてを持っているので、さっそく紹介してあげた。しっかりした筋の人を知っている友人なので、実現可能と見ている。

世界に羽ばたく可能性を秘めている青年に会うと我が身を思い出す。

日本のあちこちで、「日本を改革しなければならないことはわかるが、どうしたらよいか分からない。何から始めたらよいでしょうか」とよく聞かれる。

筆者は言いたい。「電車の優先席に座っている青年たちを一掃することである」と。

こんな簡単なことを家庭教育、学校教育でなぜ、教えないのであろうか。

また、宗教団体などこんな簡単なことを教えないのであろうか。

2020年の東京オリンピックでもこんな日本の若者を見たら、訪問客は何と思うであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



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ツイッターと言うソシャルネットワークを使い大統領がその政権の大御所である国務長官を首にした。誰もが信じられないトランプ大統領のやり方であろうが、筆者はよく理解できる。

トランプ大統領にとって重要な関心は、一般大衆であり、常にこの大衆が第一で、それも直接語り掛ける方法が最も効果的と考えているせいではないかと想像する。大衆の票が得られれば、自分も2020年の大統領選で再選も可能となる。

筆者は、トランプ大統領が再選を目指していることを聞いている。その実現のため、最も同氏にとり、大切なのは、一般大衆との直接コミュニケーションであり、彼らの支持である。テレビショーをやっていたトランプ氏にとっては、最も勝利を可能にする戦術なのであろう。大衆が日頃思っていることを大胆に発言する。つまり、「トランピアン」と言う人々の創造である。

前回の大統領選挙でのトランプ氏の勝利は、この衆愚政治ともとれる大衆の怒りをワシントンに向けさせ、あらゆる手段を講じ、大統領選に勝利した。嘘、中傷。そして、ロシアスパイとも連携し、いかなる手段をも用いたのである。

トランプ大統領のティラーソン国務長官の解任は、以前、筆者も述べたが、既に決まっていたことで、それが2月に実施されることになっていた。だから、筆者は今回の発表には驚いていない。しかも一か月ほど前、同国務長官は、トランプ氏をバカ者呼ばわりしたと言う風説が流れ同長官は、否定はしたが、既に遅かった。ティラーソン国務長官の首は、この時、決まったのであろう。

トランプ大統領は、自分にとり、絶対的忠誠を誓い、それを守らない高級官僚は許さないのである。

また、これまで何度も述べたが、「カオスを意図的に起こし、危機感をあおり、注目を集め、政権を長引かせる方法」は、トランプ大統領の常套手段であり、今回もその意味が含まれているであろう。

これからも、このような意図的な「首切りマネジメント」は、セッションズ司法長官、ジョン ケリー首席補佐官、マックマスター国家安全保障補佐官などに及ぶ可能性がある。

トランプ大統領は、世界観、自分の政治的信条、価値観を持たず、自分のビジネスを通して世界や政治を見ており、彼が何をどのようにするかは、荒っぽいビジネスで鍛えた個人的手法に頼っていると思う。

ティラーソン氏の後継者であるマイク ポンペオ氏は、ウルトラ保守主義者で北朝鮮の金氏とトランプ氏の会談をどのようにするのか、注目される。

 

佐藤則男

ニューヨーク

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このブログサイトにお出でいたただく日本の方々は、「なぜ、性懲りもなく、トランプのことだけを書くのか」と言われる方々が大勢いらっしゃると思う。そこで、少々述べさせていただきたいと思う。

筆者は、トランプ氏が大統領になる前までのアメリカは、世界のリーダーの一国として、ふさわしい国で、筆者にとり、我が第二の祖国と言うほど自信があった。しかし、トランプ氏が大統領に選ばれると、このアメリカと言う国に筆者は自信がなくなったのである。何故なら、アメリカ国民が教育、知育で育てられた人間の自由、平等の考え方がトランプ氏の極端な考え方、つまり、白人至上主義、アメリカ至上主義に踊らされ、人種差別主義や極端な資本主義、金持ち層をより金持ちにする政策、などに変わってしまったことに大きな疑問を持つからである。

民主主義の否定とさえ思えるのである。

まるで、筆者が42年間、人生を有意義に過ごしたアメリカが全く変わってしまうのではないか、という大きな疑問と失望である。

そもそも筆者がアメリカに来て、アメリカに住みたいという感情を持ったのは、アメリカ社会にある自由、平等、そして、開放感であった。それらこそ、筆者をこの国で生きることを支えてきたのである。

筆者にとり、日本はあまりにも閉鎖的社会であり、自由がなかった。筆者は、わがままで高慢ちきであった。筆者は、16歳で、アメリカにわたり、思い切って限りある力を試して生きてみたいと思った。

幼いころから、そのような夢を持ち、アメリカに移り住んだ。これまで、いろいろな困難はあったが、何とか切り抜け生きて来た。そして、この国に対し誇りと尊敬、感謝を持って生きて来た。

しかし、トランプ氏が大統領になると筆者のアメリカにおける夢と希望が消えたのであった。トランプ氏は、白人至上主義、反移民の考え方、アメリカ第一主義、国際社会での孤立主義、金持ち優先政策、など筆者のアメリカ観とは、まったく相反する考え方、価値観の持ち主で、筆者のアメリカ在住の意義を根底から揺さぶる大統領であった。

そして、考えたことは、トランプ大統領に従い、国際舞台で、忠実にトランプ大統領について行く国、または、ついて行くことしか選択肢のない国である日本の人々にトランプ大統領について筆者が思惟と行動で学んだことをお伝えすることであった。

日本のメディアとは、異なった内容のリポートが多いと思うが、どちらが真実であるかは、皆様のご判断にお任せしたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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また、トランプ大統領のブラフが始まりそうである。北朝鮮の金正恩の会談への招待を歓迎した後、北朝鮮の核兵器開発計画を止めるための現実的ステップが取られない限り、会談を辞める発表があった。

最初に世界を喜ばせ、そして、手の裏をひっくり返し、がっかりさせる、というような姑息な手を使う、つまり、コミュニケーション操作で、世界の注目を集め、引きずり回すと言うような手段を用いる。この作戦は、計算しつくされている。長引かせば、長引かせるほど世界は、自分を中心に置く。

だが、トランプ大統領は、世界がこの会談の実現性を疑えば疑うほどやると筆者は見ている。トランプ氏にとっては、世界のエスタブリッシュメントが疑えば疑うほど、それを実現すれば、インパクトは大きいと判断していると思う。

現在、鉄鋼、アルミに対する特別関税を課する決定を正式な法律にすることをほぼ決めているが、これはその例であると思う。世界のほとんどの国の政府は、この政策に反対している。そして、関税障壁をめぐる国際紛争を巻き起こすことは必死である。

こんなことを知らないトランプ氏ではない。それを狙ってそのような政策を取っていると筆者は捉える。つまり、既存の世界の常識を壊そうとしているのである。そして、混乱を起こしたいのであると筆者は思う。その自信は、アメリカが世界で最大の消費国で、中国もそれで成り立っていると思っていると想像する。

日本で言うなら、トランプ氏は、既成の観念、風習を壊し、革命的動きをした織田信長のような人物なのではないかと思う。

筆者が何度も述べさせていただいた「変化には、まず危機を起こすこと」つまり「Management by Crisis」なのではないかと想像する。

自分の母屋であるホワイトハウスもそうである。重要スタッフも含め首にすることを恐れない。危機を作り出すのである。そして、その危機感でホワイトハウス、つまりトップ行政を行うのではないかと想像する。こんなリーダーは、これまで、アメリカにいなかったのではないだろうか。

このようなスタイルが外交舞台で演じられると、世界は、大混乱を起こす。しかし、これがトランプ大統領のやり方なのではないか、と筆者は思う。

北朝鮮の金氏の会談への招待も、トランプ氏と同じような発想から来たのではないかと筆者は思う。韓国のリコメンデーションと報道されているが金氏のゲーム理論が入っていると思う。トランプ氏と金氏のゲームがこれから繰り広げられるのであろうが、金氏は、貧困、飢餓を抱え、トランプ氏は、ロシア疑獄を抱えている。

しかし、比べ物にならない国力を抱えるトランプ氏が圧倒するだろう。

筆者が閉口するのは、アメリカのリベラルメディアがこの会談をポジティブに報道しないことである。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



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筆者は、2週間前からこのことが気になり、沈黙していた。それは、金正恩氏とトランプ氏の会談の実現であった。2週間前、ある席上、このことを筆者は述べていたのである。そして、このブログサイトでもこのことを述べた。

なぜ、筆者は、そう考えたか、と言うことであるが、まず、北朝鮮が国として、完全に行き詰っていると判断した。食糧、燃料、全てが事尽きたという理解していた。このことは、韓国の友人から聞いていた。

そして、トランプ大統領自身、大統領として、最悪の状況を迎えており、なんとか「危機回生の一発」を打たねばならなかった。それをトランプ大統領が秘かに狙っていたことを想像することは、同大統領の性格、それも、ビジネスマン的な劇的なカムバックを狙っていたことは、容易に想像できる。

筆者は、娘をオリンピックに送り、秘かな必死の作戦を授けたと想像する。この作戦には、アメリカ外交専門家で、それ相当な大物が出した作戦であると思う。筆者は、この大物がこの作戦をトランプ大統領に授けたものと思う。この人物がだれであるか、筆者の予想を述べることは、証拠がないゆえに、避けなければならない。

また、筆者のプライドとしても、そうしなければならない。

さて、筆者がこのことを予測し、外交問題に関し、筆者のもっとも信頼し、友として尊敬する方にお話しした。先週末のことであった。

この方は、「北朝鮮が核を諦めるか諦めないかが問題となるだろう」とおっしゃった。筆者は、何も言わなかった。しかし、筆者は、「おそらく、それは、既に解決済み」と見たのであった。トランプ氏は、ビジネスマンである。北朝鮮に対し、どんなディールをするか、容易に想像できた。

それは、政治的なものでなく、ビジネス的、経済的な大判振る舞いを行う用意があると筆者は見ていた。それは、娘の手によって、もたらされたと思う。

トランプ氏は、基本的には、身内しか信用しない、と筆者は断言できる。トランプ氏が大統領に就任直前に同氏の友人に会い、いやというほど身内主義か聞かされた。

ここに、娘婿のジャレッドの悲劇がある。若いジャレッドの外交音痴に身内を信頼する岳父の甘さが出たのであった。

今度は、その失敗を繰り返さないため、娘を十分準備させたのではないかと思う。

そして、それを韓国大統領と密接に、厳重な秘密のうちに、大計画が行われたと筆者は想像する。

ここでも、前述の大物が協力したのではなかろうか。

真実が明らかになることを待ちたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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京王

今回も日常生活の問題を取り上げたい。

新宿駅の京王線乗りホームに来ると屈辱を感じる。『この車両の一番後ろの車両は女性専用車両となっております。男性客はご遠慮ください』とアナウンスがある。筆者は、このアナンスを「いったい男性を何と思っているのか」と腹立たしく思う。

このアナウンスは、男性にとって、大変屈辱的なことではないか、と思うのである。第一、なぜ、男性が電車の中で、女性に暴力を振るったり、セクシャルハラスメント行為をすることを前提とできるのであろうか?

日本の男性は、大いに怒るべきであると思う。京王電鉄にこのような扱いをされて、日本の男性として、筆者は、京王電鉄に抗議したいと思う。日本の男性は、女性と同じく品行方正で、このような仕打ちを受ける必要など全くないと思う。外国人が日本に来て、こんな状況を知ったら、日本の男性を馬鹿にするのではないかと思う。

日本の男性は、大部分が会社で働き、給料を得て、家庭を養っているはずである。家族の柱であり、家族の重要な任務を背負い、家族をサポートしていると思う。電車に乗って、女性に嫌がらせをし、セクシャルハラスメント行為をするなどと言うように見られ、女性特別車両を用意する京王電鉄に反論すべきだと筆者は、強く思うのである。男性に対する反逆行為で、日本の男性の評価を落とし世界的に辱める施策ではないのかと筆者は思うのである。

筆者は、ずいぶん前であるが、日本の主要新聞社の依頼で、「アメリカの日本で働いている女性プロフェッショナルがどんな問題を抱えているか」というテーマにつき、調査をしたことがある。

調査の結果は、満員電車に乗ることで、電車の中で日本男性に痴漢行為をされることがトップであった。その当時、まさかと思ったのであるが、事実はそうであった。定性調査でも、そのことは確かめられ、あるアメリカの女性は、そのような行為をされ「日本の男性の卑劣な行為で、許せないから、電車を降りてもらい、ホーム厳重な抗議をした」そうである。

筆者は、マンハッタンの地下鉄が込んでいて、押し込まなければ乗れないようなときは、決して無理をしない。次の電車を待つ。また、地下鉄に乗れば、女性からなるべく遠ざかる位置に行く。地下鉄が揺れて、その女性に接触するようなことを避けたいからである。

電車の中での痴漢行為など、普通であれば、アメリカには存在しないとさえ言えるのではないだろうか。

アメリカ社会の悪い面、例えば、人種差別、ガンを野放しにしている社会、などを除き、電車の中の痴漢行為を思えば、女性を尊敬するという点に関しては、健全な社会と言えるのではないだろうか。

是非、日本の鉄道会社が、「女性専用車両」などと言う男性にとり、屈辱的な車両を廃止するよう行動を起こしてほしいものである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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Shinjuku-International-Building

今回は、小さなお話をしようと思う。

友人と雨の中を走り、ヒルトンホテルに到達した。蒸し暑くて、気分が悪い。コーヒーを飲もうと思い、ラウンジに行くと、ウエイトレスとウエイターが来て、「ここは入れません。午後2時で閉まり、2時半からティータイムです」と言うので、「それなら2時半まで、ロいさせてもらう」と言ったら、「それはできません。予約でいっぱいです」と言う。

筆者はとうとうその日本特有な「がんじがらめのDenial (否定)」にぶつかり、忍耐の袋を破った。「馬鹿なことを言うものではない。いくらでも席は開いているではないか」と筆者は、広いラウンジを指さした。「2時半になると一気に満席になるのか」と聞くと、「そうなります」と言う。嘘に決まっている。2時半に、そんなことがあるはずがない。遅く来る者もいるだろうし、来ない客もいるだろう。あきれ返って、その若い従業員は無視した。

「それでは、このホテルとして、一休みできるラウンジは、なくなるではないか」と筆者が言うと、2階にあります。この裏のエレベーターに乗って2階に上がってください」と言う。どこにエレベーターがあるのか分からない。ウエイターもウエイトレスもすでに逃げている。

とにかくエレベーターを見つけ、2階に上がった。確かに、コーヒーを飲む場所はあった。ウエイトレスが案内してくれたテーブルは、二人掛けで、人ごみのそばであった。あたりを見渡すとガラガラに空いている。また、腹が立った。そして、「なぜ、あの空いている席に行かせないのか」と言うと、ウエイトレスは、仕方なく、その人のあいている席に案内してくれた。

しかし、ここでやっと席に座ったが、ニューヨークでこのような仕打ちになれていない筆者は、とうとう堪忍袋の緒が切れた。

「マネジャーと話したい」とフランス人のウエイターに言うと、日本人マネジャーがやってきた。一連の不満を言うと、「申し訳ありません。しかし、ティータイムは予約のある方のみ入れることになっています」と言うので、「それなら、なぜ、そう大きな看板をかがえ、客に知らせないのか。大きな文字し、2時半から、予約のない客は入れません、とあなたの言葉通りにだ」と筆者が言うが怯んだ。

「世の中には、Serviceという言葉の他にDisserviceという言葉がある。それは、サービスを拒否するという意味だ。君の今の言動と態度は、まさにそれに当たる。僕は、ヒルトンクラブに入っており、アメリカのヒルトンホテルに行く。最も行ったところは、ヒルトンホテルがマネジメントしていたウオルドルフアストリアホテルだ。こんな仕打ちを受けたことない」と言い。「第一、君は客の僕を悪者にし、すべては、僕の非であることを認めさせようとしている。客に罪をかぶせて、それで済ませようとしている、君の態度がプロでないと思う。不公平である。

「僕の顔をよく見なさい。にこやかに笑っているだろう。これこそ君が取るべき態度だ。神妙な顔をして謝り、そして、にっこり笑い、どうぞ私どものホテルでお楽しみください、と言ったらどうなのか」と筆者は笑い、そのマネジャーを励まし、「仲良くしようと」とそのマネジャーに手を差し伸べた。マネジャーは、僕の手を握った。

帰りに近所のバーに立ち寄り、マスターのその話をすると「日本人は、決して、自分の咎を認めないのです。必ず、言い訳をし、その場を逃れようとするのです。私の部下には、まず、客にクレームを言われたら、認めなさい。そして、お詫びをしなさいと教えている」と言うのであった。

なるほど、筆者は、そのような経験を何度もしてきたことを思いだした。
ところで、ここに働いているフランス人が気にいり、ホテル好きの筆者は、このヒルトンホテルに来ることにした。こういう建研をするとそこが好きになるのが筆者の習性である。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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20170212-00000001-

アメリカの大統領になりたいと言うモティベーションとは何であろうか?

筆者は、それを拙著「なぜ、ヒラリー クリントンを大統領にしないのか?」でBig Ego、つまり、大きなエゴイズム、と表現したと思うが、トランプ大統領の場合、そうではないかと思う。

トランプ大統領の一連の政策には、エゴが丸出しのように思える。もっと言うなら、トランプ氏が描いているアメリカをそのままの姿で、そのようになる方法で、実行しているのではないか、と思えるほどである。政策の中でも、悪法、と言わざるを得ない政策を次から次へと打ち出すのである。

今回の鉄鋼とアルミナムの関税引き上げ政策は、その類のものであろう。あくまでのトランプ大統領個人の見方に基づく政策で、アメリカの国家としての国益、アメリカ国民の利益をよく考えていないのではないかと思われて仕方がないのである。

この関税の引き上げは、特にアメリカ自動車業界に大きな影響を与えると予想される。トヨタ自動車は、この関税引き上げ策について、「鉄鋼製品やアルミ製品に大きな関税を課税する政権の決定は、米国で販売する乗用車やトラックのコストと価格を大きく上昇させ、自動車メーカー、自動車産業のサプライヤー、そして消費者に悪影響を与えるものだ」と指摘した。同社はマツダと共同で16億ドル(約1700億円)を投じて米アラバマ州に新工場を建設する計画で、発表文では「トヨタは『売るところで作る・購入する』を調達方針の基本としており、90%以上の鉄鋼やアルミは米国で調達している」と説明した。

ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車などが加盟する自動車メーカーの業界団体と、ロバート・ボッシュなど部品メーカーの業界団体は、トランプ大統領が鉄鋼輸入に25%、アルミニウム輸入に10%、それぞれ課税する計画を関税賦課は意図しない結果を招く可能性を指摘したのである。

これらの分析、予測は、全く正しいもので、筆者も支持する。

しかし、トランプ大統領がこのような問題を知らないはずがない、と筆者は、明確に言える。何故なら、不動産業界であれだけやった男である。こんな簡単な経済学が分からないはずはないのである。

それでは、なぜ、こんなバカでもわかる間違った政策を発表するのか、と言うことになる。

そして、EU(ヨーロッパ連合)の執行機関、ヨーロッパ委員会が報復措置をとった場合、ヨーロッパの輸入車に関税を課すと警告した。EUはアメリカの同盟国である。日本もそうである。なぜ、そのような友好国との絆を切るようなことをするのか。

このような発言は、まったく国政をリードする大統領としての資格はなく、「独りよがりのエゴ」でしかないと筆者は思う。

また、このような政策を黙認しているホワイトハウススタッフは、存在の意味さえないと筆者は思うのである。

まさにトランプ大統領のエゴによる暴走なのである。

それをストップできないアメリカ議会、選挙民なのであろうか。

一体、どこまで、いつまで、アメリカは、トランプ大統領のリーダーシップについて行くのであろうか。大統領制の恐ろしさを感じてしまうのである。
そして、トランプ氏に追随しなければならない日本を憂うのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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筆者は、ほぼ一年前、トランプ大統領を「カオス(混乱)によるマネジメントの大統領」と呼んだ。それは、既成の民主党、共和党の政治思想、社会思想、価値観の違いによる、激しい対立が続き、トランプ大統領は、何も進まない古いワシントン体制をぶっ壊すことを決意していたのであろう。

大統領就任と同時に、国家政策は、バノン戦略補佐官を起用し、白人至上主義と思えるような極端な右寄りの政策を取った。しかし、リベラル派、リベラルメディアの猛反発を浴び、バノン氏は、一年も持たず失脚した。

しかし、筆者は、これこそトランプ大統領の「カオスによるマネジメント」であり、極端な政策で、まず混乱を起こすことが目的だったのではなかろうか?

そうでなければ、だれがこんな愚かな政策を実際にとるであろうか。常識では、考えられない。

トランプ大統領の「ワシントン壊し作戦」は、移民政策、オバマケアの廃止。つまり、医療保険制度の改革などからスタートした。同大統領の移民政策もばかげている。まず不法移民の強制送還をぶち上げたのであるが、不法移民は、880万人もいると言われている。いったいどうやって、隠れ住んでいる不法移民を探し出すのか?もし、探し出したとしても、子供がいれば、子供はアメリカ国籍を持っている。強制送還しようとすれば、親子を切り離さねばならない。こんなことをトランプ大統領は知らないはずはない。

オバマケアもそうである。オバマケアを廃止し、新しい制度を築くことは、簡単ではない。

これらの政策は、ワシントン旧体制のたたっ壊しのためのカオス戦略だったのではないか、と筆者は思うのである。

外交政策もそうである。NAFTA(北米自由貿易条約)、パリ条約の一方的破棄。国連供出金の削減、Israel首都の変更、新たな関税障壁の設定、そして、北朝鮮に対する過激な攻撃表現などを考えると、まずカオスを起こすことが優先し、世界を混乱させることがトランプ大統領の戦略なのではないかと見るのである。

そして、そのようなトランプ大統領のカオス戦略には、人事作戦があったかどうか筆者の興味である。

つまり、これらの政策から、昨年トランプ氏の大統領選のスタッフ、ホワイトハウスのスタッフに犠牲者が出ることが計画されていたのかどうかと言うことである。ご承知のように、多くのトランプ大統領のスタッフが首を切られたり、辞任をしたのであるが、このようなことが計算ずくめで行われてきたのかどうか、筆者は、大変興味を持っている。

トランプ氏は、ビジネスマンであった、政治家ではない。それなりのビジネス方針を個人としてしっかり持っていたはずである。

もし、カオスマネジメントが続くなら、トランプ内閣はどう続くのであろうか。

もし、トランプ氏のカオス戦略が意図的ではなく、このまま、ホワイトハウススタッフが減っていくのであれば、トランプ氏は、ますます孤独になっていくであろう。

トランプ氏は、「世界で最も孤独な男」と思うのである。果たして、そのような孤独な男から、世界平和のために役立つ政策が出てくるのであろうか?

 

佐藤則男

ニューヨーク



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こんな時期に、2020年に行われる大統領選挙の予想を試みるのは、ナンセンスと思う。しかし、トランプ大統領が再選されるかどうかと言うことが、アメリカにとり、世界にとり、重要になってきた。

トランプ大統領が再選されれば、アメリカと世界は、後、6年間トランプ大統領の強引な思想及び価値観のない超現実的な政策に世界が翻弄されるのではないかと筆者は思うからである。

これだけ支持率が低くても、トランプ大統領の再選のチャンスは、いくらでもあるのではないかと筆者は思うのである。まず、アメリカ選挙民の中には、トランプ大統領と同じで、世界観や、思想的価値、社会的価値、人間の存在の価値など考えず、自分の生活を楽にし、それには、金がすべて、と考える人が多くいる。現在のトランプ大統領の支持層の代表的な考え方である。

このような選挙民は、現在のトランプ大統領の大幅な減税策、外国企業をアメリカに閉じ込め、アメリカに税金を落とさせ国の運営を改善する。また、雇用機会を増やす。そして、アメリカ企業を外国に逃げさせない、などの政策に大いに賛成しており、この集団の結束は固い。

彼らにとっては、経済政策が大きく影響しており、この支持層の収入が上がれば、トランプ氏について行くのである。

つまり、トランプ氏がめちゃめちゃな政策をとっても、自分たちの収入が上がれば、文句はないのである。このような支持層でトランプ氏は、大統領に選ばれたのであった。

筆者は、この支持層のトランプ支持は、止まらないのではないかという確率が高いのではないかと思う。

2020年まで、トランプ大統領の下で、産業が発展し続ける可能性は高いのではないかと予想すると、トランプ氏の勝利のシナリオは見えてくる。

その理由は、まず、このトランプ支持勢力、つまり、世界的に孤立主義で、外国を無視し、アメリカの強さを訴える層が国政を支配し続けると、このような傾向に反対するグループが反発を強めるが、このグループの人々を民主党が結集することは、不可能であると思う。すると何が起こるかと言えば、リベラル派は分裂し、第三の勢力を築き、アメリカも多党化時代に入るのではないか、と筆者は予想する。

そうなれば、トランプ支持層が最大の勢力になる可能性がある。

これが、トランプ氏再選のシナリオである。

トランプ大統領が再選されたらどうなるか?

世界は、地獄に陥ると想像するアメリカ人は多いであろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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