佐藤則男; New Yorkからの緊急 リポート

筆者はニューヨークに住んで40年以上たつジャーナリストです。ビジネスもやってきました。皆様に生のアメリカの政治ニュース。経済ニュース。社会ニュースを独自の分析、予測を加えてお届けします。職歴は、朝日新聞英字紙、TDK, 国際連合勤務を経て独立。NYに、ビジネスコンサルティング会社設立。学歴は、コロンビア大学経営大学院。MBA取得。

佐藤則男のエッセイは、次のサイトです。
http://blog.livedoor.jp/norman123-essay/

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アメリカのジャーナリストやカラムニスト、そして専門家が、昨日のヒラリー・クリントンとドナルド・トランプのテレビ討論会の結果を、どちらかが勝ったかという観点から、あちこちのメディアで発表している。

 

もちろん、彼らは、各メディアに頼まれたものである。彼らの見方は、客観的ではない。皆、それらの質問に対し、答えている。無料ではない。有料の仕事である。そして、リベラル派のメディアは、リベラル派の意見、保守派のメディアは、保守派の意見を述べる。これは決まりきった原則である。だから、彼らの記事を読むのは、最初からふるいにかけてしまう。つまり、彼らの意見は、無用だということである。

 

それでは、どんな記事が面白いかというと、選挙民の声で、それもまだ、どちらに投票するか決めていない選挙民の声である。先週の名前は忘れたが専門家の意見によると、まだ、89パーセントの選挙民がトランプかヒラリーのどちらに投票するか、はっきり決めていないということを言っていた。筆者は、アメリカ人の友人をざっと見て、この見方は正しいと思う。

 

第一回の討論会で、このパーセンテージが変わったと思うが、筆者のカンでは、50パーセントぐらいの選挙民が、だまだ、トランプかヒラリーかを決めていないのではないか思う。もし決めていたとしても、ちょっと、何かを言われれば、変える人たちなのではないかと思う。それほど、この選挙の最終予測は難しい。

 

第一回目の討論会では、ヒラリーの出来が良かったことは、確かで、共和党系のジャーナリストがいくら、トランプが勝ったといっても、むなしく聞こえる。

 

どちらが効果的なポイントを上げたかというと、文句なくクリントンである。クリントン支持派から、脱走する選挙民は、少ないと思う。トランプ陣営からの脱走兵は、多いと思う。問題は、中間にとどまり、どちらかわからない層であるが、クリントンが得たと思う。

 

第二回目の討論がまた、同じようなことになるとは限らないが、基本線は、変わらないであろう。タウンホールスタイルなので、聴衆から質問を受ける。トランプは聴衆を相手にする対話は得意なので、トランプ有利と言われているが、筆者は、聴衆の鋭い質問は、トランプを悩ませると思う。筆者は、トランプ不利と見ている。そう簡単に、ここまでくれば、トランプには、ごまかされにくいと思う。

 

そして、再来週には、第一回、第二回討論会の結果を含めた世論調査結果が出るので、この週に、態勢がどう変化した分かると思う。

 

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

筆者は、ギャンブラーになりたくない。トランプとヒラリーのどちらが大統領に選ばれるか、という点が最も関心の高いことは、十分筆者もわかる。だが、筆者の最も興味のある点は、過去のアメリカ、現在のアメリカ、そして、この現実のアメリカがどこに進むのか、という点である。

 

大統領選挙は、アメリカの方向を決めるのであるが、それを決めるのがアメリカ国民であり、その国民は、共和党と民主党の大統領選挙候補を選ぶのであるが、国民の選択が「果たして、正しいのか、間違っているのか」が大きな問題になる。

 

それでは、国民の選択は、何によって決められるのか?

 

それは、メディアの報道である。指名候補者の情報のほとんどは、メディアから入るのである。そのメディアが、アメリカの場合、左と右、または、保守とリベラルに真っ二つに分かれている。この世の社会の見方は、すべて、右が左、または、保守かリベラルに収縮されてしまうのである。このような国は、世界でも珍しいのではないかと思う。

 

保守派もリベラル派も国の方向のを覇権を常に狙っているのであるが、お互い、デマゴーグを使い、虚構を使い、国民を扇動する。

 

だが、ここに存在しなければならないのが、判断を下す国民の良識である。

 

筆者が自信を持って言えることは、アメリカには、「アメリカの良識」というものが存在する。

 

これが、大統領選挙を決めるのではないかと思うのである。過去、41年間、アメリカで暮らし、大統領選挙を見てきたが、最終的には、メディアが決めるのではなく、アメリカ人一人一人の良識であることを筆者は学んできたと思う。

 

今回の大統領選挙も、最終的には、アメリカ人の普通の良識が働くと思う。ゆえに、ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプの戦いは、もしアメリカ国民の良識がまだ生きているとしたら、トランプを選択することは、難しいのではないか、と思う。

 

リベラルのニューヨークタイムズは、世論調査を基にして、ヒラリー・クリントンに70パーセントの確率を与えている。

 

筆者は、それをリーゾナブルな見方と考えている。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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第一回目のトランプとヒラリーのテレビ討論の対決は、CNNの世論調査によれば、6227で、ヒラリー・クリントンの先制勝利であった。ヒラリーは、自分自身で、この勝利を討論前から確信していた節がある。その理由は、討論になれば、トランプ戦いやすしと考えていたのではないか、と思うのである。

 

筆者の民主党筋から聞いていたのであるが「ヒラリーは、討論前から落ち着いていた」ようである。

 

ヒラリーのパフォーマンスを見ればよくわかるのだが、トラランプのトリックをよく研究し、反論の戦略がうまく立てられていたと思う。このような論理的な攻撃がトランプ城になされた場合、トランプ城は、落ちやすい。デマゴーグによる意味のないトランプの攻撃は、打ち砕かれる運命にあった。トランプがその事実をもって実証できないからである。

 

ウオールストリートの投資銀行の友人で、トランプファンの重役のM氏は、「ヒラリーが予想外の戦いぶりであった。それにつけても、トランプは、簡単にヒラリーの作戦に引っかかった。

 

「ヒラリーの作戦は、トランプを慌てさせ、興奮させ、感情的なアタックをさせることであった。トランプは、罠にはまったと思う」という。

 

筆者は、その見方と異なる。デマゴーグによるアタックでは勝てない。それは、トランプの悲劇である。それで、予備選挙に勝ったのであるからである。

 

さらに理由がある。アメリカには、ブルーカラーもホワイトカラーもいる。筆者は、これまで、ホワイトカラーは、十分、大統領選挙に身を入れてこなかったのではないか、と思うのである。大勢を見ていたのではないかと思う。第一回のテレビ討論を迎え、やっと、大統領選挙に真剣になり、トランプとラリーの差が現実に見えてきたのだと思う。

 

これまで、ヒラリーとトランプが面と向かって、討論したことがなかった。トランプとその支持者のホワイトブルーカラーのすさまじい勢いに押され、ヒラリーとトランプの差が見えなくなっていたのではないかと筆者は思う。彼らは、ヒラリーに以前持っていた自信を自ら疑っていたのではないかと思う。

 

今回のテレビ討論で、インテリ層は、自分が持っていたヒラリーに対する自信がよみがえってきたのではないかと思うのである。

 

問題は、これから、この戦いがどう展開するかである。

 

まず、トランプは、第二回のテレビ討論に相当な準備をし、切り返しを狙うだろう。そして、はたして、税金申告書の公開をするかどうかである。これをすれば、命取りになるかもしれない。筆者の予想では、税金を一銭も払っていないのではなきかと思う。

 

もし、そうでなければ、税金申告書を一日でも早く公開し、つまらぬ疑いを晴らすことである。筆者なら、そうする。疑われていて、裏に何かを隠しておくことは、選挙では禁物である。

 

トランプは、次のテレビ討論で必死の巻き返しを図るであろう。また、感情的に自分を失えば、同じ結果になるであろう。筆者には、トランプが建てられる戦略は、幅が狭いのではないかとおもう。共和党の中で、予備選で、汚い戦い方を展開し、堂々と勝利をしていないからである。デマゴーグとトリックの勝利だったからである。

 

そんなデマゴーグとトリックで、アメリカのホワイトハスがとれるとしたら、アメリカ自体が国家として疑われる。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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アメリカのメディアがうるさい。なぜ、もっと静かに、トランプとヒラリーの討論をテレビで見させないのか。アメリカのテレビ局、特に、ケーブルテレビニュース局の横暴さにあきれる。「ここで視聴率を稼げなかったら、死が待っている」とでも言いたい態度である。

 

一億人以上がこのテレビ討論を見る、と言っているがどのような調査に基づいて言っているのか。「大統領選世紀の討論となる」などと、叫ぶ。このような前騒ぎは、視聴者にとっては、迷惑であり、雑音である。

 

とにかく、専門家なるもの、ジャーナリストが出演し、わからないことを強制的にしゃべらせられる。そして、専門家の中から、トランプ支持、ヒラリー支持が登場し、彼らも強制的に激しいことをしゃべらせられる。筆者もアメリカのラジオ局に出演したことがあったが、放送が始まると、自分の言いたいことが司会者によって、すべて極端な方向にリードされ、自分の考えなどしゃべる暇がない。それで、放送は終わってしまう。。

 

こんなものであろう。テレビ局、ラジオ局は、視聴率を稼げなったら、それで終わりなのである。アメリカの政治ニュースは、気を付けて観なければばらない。

 

そのようなメリカのテレビ局のニュースをそのまま報道している日本のテレビニュース局の報道をそのまま理解してはいけないのではないかと思う。

 

今、テレビ討論開始の約2時間前である。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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明日、いよいよ第一回目の大統領選のテレビ討論会である。

 

筆者の予想は、トランプが大蛇のように、ヒラリーに襲い掛かり、苦しめようとするが、ヒラリーが剣を持ち、それに立ち向かい、逆襲を試み、反撃する形となろう。

 

大蛇が勝つか、剣を持った剣士が勝つか、猛烈な戦いとなるであろう。


佐藤則男
ニューヨーク


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大統領選挙が終盤にかかり、大揺れに揺れるのは、テレビ討論会である。筆者もこれまで、41年間、何十回と見てきたが、この討論会が流れを変えることもある。

 

討論では、いかなる失敗も許されない。候補者には、非情な結果が待っている。これまで、決定的な影響を持った大統領候補によるテレビ討論の場面を筆者は、思い浮かべている。

 

ブッシュの父親にクリントンが挑戦した時、討論で攻められ、反撃のしようがなく、「早く、時間がたたないかな」とでも思ったのであろう。ブッシュは、腕時計を何度も見た。それは致命的なミステークであった。

 

また、前回の大統領選挙では、ロムニーがオバマとテレビ討論をした時、一回目は、ロムニーは、徹底的に押しまくり、有利になった。しかし、二回目は、オバマを叩かなかった。「あまり攻撃すると、しっぺ返しが来る」と恐れたロムニーは、第二回のテレビ討論会で手を抜き、攻撃に出なかった。これがすべてを決めたのであった。

 

ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプは、月曜日、第一回のビデオ討論会をやることになっている。一口に言うと、僅少さでリードしているクリントンにプレシャーがかかる討論会ということができると思う。やはり、立場としては、これまで、クリントンが大きくリードしていて、いくらトランプが追いついたといっても、クリントン、トランプ一騎打ちとなった場合、現時点で、NBCテレビ/Wall Street Journalの世論調査によるとクリントンが7パーセントリードしている。しかし、各世論調査の結果を平均すると3.0になる。

 

地域別にみると、激戦区でもオハイオ州、ノースカロライナ州、フロリダ州などの激戦区は、トランプとデッドヒートを演じている。大統領選挙人確保数から見ると、ヒラリーが272人獲得しており、270人の過半数をわずかであるが超えている。

 

だが。現時点では、あまりに接近しており、テレビ討論の結果で、トランプがより一層、近づくことなるかもしれないし、逆にさらに引き放されるか、逆転するかもしれない。この危険を感じたヒラリーは、必死に引きこもり、仮想トランプを立て、必死に討論の訓練をしているという情報が入っている。

 

筆者の見方は、やはり、ヒラリーの苦戦、防戦を予測せざるを得ない。なぜなら、トランプは、テレビのショー番組に慣れており、自由自在に演技ができる。そして、トランプの演技の迫力は、ちょっとしたテレビ俳優では太刀打ちできないと思う。

 

トランプのしゃべる内容は、からっきし非論理的で欠点だらけで、意味は薄い。しかし、そのプレゼンテーションは、抜群である。名

何でもないことを口調とジェスチャーで重要に見せかけることがうまい。自分の不利な質問にには答えない。はぐらかす。そして、トランプは、テレビカメラを知り尽くしていると思う。

 

トランプの大げさで、気違いじみた演技は、教養程度の低いブルーカラーには、最もわかりやすく受けが良い。メッセージは、常に単純で、短文で表現されることが多く、独特のリズムを持って必要に応じ、繰り返される。

 

一方のクリントンは、やはり政治家である。政治的な決まりきった論理、表現が使われる時がある。時には、政治レトリックで、抽象的な表現なのである。筆者は、もっと直接的で具体的に表現する必要があるのではないかと思うのである。

 

ヒラリーの場合、傾向として、表現に知的な複雑なコンセプトが含まれ、複文で表現されることがある。こんな時、筆者は、学歴の低いブルーカラー層には、もっと、単純な表現をした方がよいのではないかと思う時がある。だが、この層の選挙民は、トランプ支持が強く、あきらめているのであれば、話は別である。女性層や若者層を対象にした方が利口であろう。

 

筆者は、トランプがヒラリー・クリントンを批判、非難するとき、その表現が表現として効果はあるだろうが、何も内容に事実が伴っておらず、まじめな選挙民に信じられないだろうと思うのである。しかし、トランプの支持層である白人ブルーカラー層には、効果があるのである。トランプの演説は、ヒットラーの演説の現代版のように思える時がある。事実に基づく政治演説ではなく、虚構性の強い扇動演説なのである。そして、学歴の低い白人ブルーカラー層は、それで動かされているのである。

 

筆者は、この現象が恐ろしいのである。トランプは、大衆の不満を利用し、暗い社会を説き、そこから自分がそのような暗い社会に生きる人々を立ち上がらせるリーダーであることを強調する。そして、アメリカを偉大な国に戻し、さらに偉大な国にすると説くのである。

 

しかし、政策としては、主に不法移民を追い出し、イスラム教徒は、アメリカに入れない、と説く。アメリカを偉大な国にするためには、そんな政策が優先するのであろうか。

 

さて、このような違いを持つ両者のテレビ討論である。どんなものになるのか?

 

筆者の予測では、両者が勝手に自分の意見を述べる。そして、攻撃にかかる。その攻撃は、論理的でない。会場に集めた両陣営の応援団に向かって拍手喝さいをさせる。ブーイングを起こさせる。トランプは、オバマ大統領とともに、ヒラリーを悪者にする。まるで、諸悪の根源のように叫ぶだろう。そして、ヒラリーを「大統領として、不適格」ときちがいのように叫ぶだろう。

 

一方のヒラリーも今度ばかりは、冷静さを保ってばかりはいられないだろう。演技としても、トランプに対し、「大統領として、不適格」と叫ぶだろう。

 

両者が演技として、興奮すれするほど、観客は騒ぐ。そして、アメリカ中がテレビの前で騒ぐ。

 

そこで、ヒラリーが笑いながら「Here, you go again」(また始まった)というレーガンがカーターとテレビ討論した時、カーターの攻撃をそらすために使った表現である。そのときは、この表現が実に効果的であったことを筆者はよく覚えている。

 

常に楽観的態度をとっていたレーガンの勝利であった。筆者には、懐かしいエピソードであり、大統領選挙の名場面の一つであった。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 


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佐藤則男が16年間発行し続けているNY Letterに。以前、連続カラムを書いていたAki先生が、ニューヨークに行っていましたが、見事、新しいバレエダンスを開発して帰ってきました。American Ballet Theaterのバレエダンサーから指導も受けました。
Aki先生は、音楽が鳴るとと即興で踊りだし。それも、ただ自然に体が動き、「自然と人間」を自然に表現させ、調和させるのです。素晴らしい音感、動き、リズム感覚です。時々取るユニークなポーズは、美の神、アフロデティを思わせます。Aki先生のこの究極の人間の美を追求する新しい、世界のどこでも見られないAki先生のみしかできない、ユニークはパフォーミングアートをぜひ、ご覧ください。
場所は、浅草浅草寺の近くです。10月16日、日曜日、秋の浅草を散歩がてらにお越しください。詳しくは、次のサイトを訪ねてください。

http://blog.livedoor.jp/lilylily1/archives/11007916.html


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ヒラリー・クリントン対ドナルド・トランプのテレビ討論の第一回がこの週末を準備期間として、来週、月曜に行われる。ヒラリーは、準備に入り、仮想トランプの役割を誰かにやらせ、必死の練習をやっているという。

 

筆者の見方では、ヒラリーにとっては、苦しい討論となると思う。まず、トランプは、テレビのショー番組に慣れている。まるで、テレビのショー番組のように自由自在に立ち回れる。その演技の迫力は、テレビ俳優なんてものではない。内容は、からっきしないのだが、演技を込めたプレゼンテーションは抜群である。トランプは、テレビメディアを知り尽くしているのである。

 

トランプの大げさで、気違いじみた演技は、教養程度の低いブルーカラーには、最もわかりやすく受けが良い。メッセージは、常に単純で、短文で表現されることが多く、独特のリズムを持って必要に応じ、繰り返される。

 

一方のクリントンは、やはり政治家である。政治的な決まりきった論理、表現が使われる時がある。時には、政治レトリックで、抽象的な表現なのである。筆者は、もっと直接的で具体的に表現する必要があるのではないかと思うのである。

 

ヒラリーの場合、傾向として、表現に知的な複雑なコンセプトが含まれ、複文で表現されることがある。こんな時、筆者は、学歴の低いブルーカラー層には、もっと、単純な表現をした方がよいのではないかと思う時がある。だが、この層の選挙民は、トランプ支持が強く、あきらめているのであれば、話は別である。女性層や若者層を対象にした方が利口であろう。

 

筆者は、トランプがヒラリー・クリントンを批判、非難するとき、その表現が表現として効果はあるだろうが、何も内容に事実が伴っておらず、まじめな選挙民に信じられないだろうと思うのである。しかし、トランプの支持層である白人ブルーカラー層には、効果があるのである。トランプの演説は、ヒットラーの演説の現代版のように思える時がある。事実に基づく政治演説ではなく、虚構性の強い扇動演説なのである。そして、学歴の低い白人ブルーカラー層は、それで動かされているのである。

 

筆者は、この現象が恐ろしいのである。トランプは、大衆の不満を利用し、暗い社会を説き、そこから自分がそのような暗い社会に生きる人々を立ち上がらせるリーダーであることを強調する。そして、アメリカを偉大な国に戻し、さらに偉大な国にすると説くのである。

 

しかし、政策としては、主に不法移民を追い出し、イスラム教徒は、アメリカに入れない、と説く。アメリカを偉大な国にするためには、そんな政策が優先するのであろうか。

 

さて、このような違いを持つ両者のテレビ討論である。どんなものになるのか?

 

筆者の予測では、両者が勝手に自分の意見を述べる。そして、攻撃にかかる。その攻撃は、論理的でない。会場に集めた両陣営の応援団に向かって拍手喝さいをさせる。ブーイングを起こさせる。トランプは、オバマ大統領とともに、ヒラリーを悪者にする。まるで、諸悪の根源のように叫ぶだろう。そして、ヒラリーを「大統領として、不適格」ときちがいのように叫ぶだろう。

 

一方のヒラリーも今度ばかりは、冷静さを保ってばかりはいられないだろう。演技としても、トランプに対し、「大統領として、不適格」と叫ぶだろう。

 

両者が演技として、興奮すれするほど、観客は騒ぐ。そして、アメリカ中がテレビの前で騒ぐ。

 

そこで、ヒラリーが笑いながら「Here, you go again」(また始まった)というレーガンがカーターとテレビ討論した時、カーターの攻撃をそらすために使った表現である。そのときは、この表現が実に効果的であったことを筆者はよく覚えている。

 

常に楽観的態度をとっていたレーガンの勝利であった。筆者には、懐かしいエピソードであり、大統領選挙の名場面の一つであった。

 

佐藤則男

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以前、僕が発行しているNY Letterで投稿記事を書いていたAki先生がヨガバレエ・ライヴパフォーマンスを開きます。ニューヨークで、最近完成させた新しいパフォーマンスです。是非、行ってあげてください。詳しくは、次のサイトへどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/lilylily1/archives/11007916.html


佐藤則男

 


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トランプのメディア操作、特にテレビメディア操作は、お見事と言わざるを得ない。ヒラリー・クリントンなど足元にも及ばない。

 

例えば、矢次早に起こる警察官の黒人射殺事件である。

 

まず、「オバマが黒人初の大統領になった。しかし、人種差別問題は、悪化する一方である。ヒラリー・クリントンは大統領になっても、オバマ大統領を継承するだけ。何もよくならない」という論理を使っている。見事な作戦である。「何もしなかったオバマ政権」と言われていることを利用したのである。

 

確かにオバマ政権の支持率は、50パーセントを超え、二期目の最終章を迎えた大統領としては、まれである。だが、「何もしなかった。業績がない」という評判は変わらない。

 

トランプは、メディアを「悪用する天才」ではないかと思うほどである。テレビとそれを視る「愚かな大衆」をものの見事につかむ術を知っている。トランプは、アメリカの衆愚政治を顕在化する術を知っているのである。

 

この作戦を26日の第一回テレビ討論会に使ってくるだろう。まず、「走り高跳びで、自分が越えるバーの高さ」を低くした。「ヒラリー・クリントンは、経験豊富な政治家。トランプは、政治家ではない。だから、クリントンのレベルに及ばなくても当然である」とすでに、選挙参謀は、公言した。バーを低くし、討論でうまくやらなくても、言い訳ができるようにしたのである。

 

そして、本番のテレビ討論会では、真っ向から、デマを使い、激しく、そして、小馬鹿にしたような調子で、ヒラリーを叩くのである。テレビの大衆に自分を小さく見せ、実際の場面では、それと逆に見せる。すると、効果は倍になるのである。トランプは知っているのである。

 

これに対し、ヒラリーは、「休んでいるのか、テレビ討論の準備を密にやっている」のか、わからない。テレビに出演し、自分が何をやっているのかちゃんと見せることは、できるだけ公表すべきだと筆者は思うのである。それくらいやらなければ、どうにもならない。トランプだけが目立ち、ヒラリーは、いるのかいないのかわからない。

 

ヒラリー陣営の欠点は、「叩かれたら、叩き返す」ことも十分やらず、そして、自らの叩きも十分やらないのである。筆者は、このことを考えると思い出す大統領選挙がある。1988年の大統領選挙は、ブッシュ副大統領(父親)とマサチューセッツ州知事であったマイケル・デュカキスの下で戦われたが、デュカキスがあまりにものんびりしていて、叩かれても「私は、王道を歩む」として、正面切って、泥んこ試合を戦わなかった。ブッシュが強烈に叩いているのに、本人は、クラシック音楽の大ファンで、ボストン交響楽団の演奏を聴きに行っていたのである。

 

ヒラリーは、2008年の大統領選挙に立候補した時もそうであった。オバマに攻撃されても、十分な対抗手段をとらなかったのである。

今回も、絶えず、トランプの攻撃にさらされ、叩かれても、効果的な叩き返しを行ったことはないと思う。オバマを十分叩かないヒラリーに業を煮やした筆者は、当時、彼女の事務所に行ったのであった。しかし、筆者の話は聞き入れられなかった。常に品格を保ち、これまでの典型的な既成の政治家のやり方、域を出なかったと筆者は思うのである。

 

さて、第一回のテレビ討論で、ヒラリーは、同じことをやったら、自滅だと思う。まさか、ヒラリーのストラテジストがまた「王道を行く」などというような戦略は取らず、「歯には歯を、目には目を」という果敢な戦略をとると思うのだるが、どうか?

 

もし、「王道を行く」というような戦略をとったら、トランプに逆転負けを喫するであろう。

 

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

発病という大統領選挙では、最悪の状態を脱したヒラリー・クリントンは、戦場に戻り、再び戦いを開始し、徐々に、力を取り戻しつつある。NBC/Wall Street Journalの最新の世論調査では、全国レベルで、ヒラリーが43:37で6パーセントのリードである。

 

しかし、共和党チャネルと言われるFOX Newsの世論調査では、トランプがペンシルベニア、オハイオ、ネバダなどの激戦区でリードしており、トランプ有利の結果が出ている。

 

だが、トランプもこの絶好の週に、ぶざまな行動をとったものである。黒人を集めた集会で、主催者がそのスピーチで、「ニグロ」という禁句を何回も使ったのに、トランプは、そのステージの後ろに座り、せせら笑いをしていたのである。何という男であろうか。

 

トランプがまともな人物であるなら、その場で立ち上がり、退場しても不思議ではないのである。

 

世論調査も月曜日の第一回テレビ討論会で、どう転ぶか変わってくることが予想される。例年の大統領選挙に比べ、政治的、政策的、国家戦略などのアメリカが基本的に直面している重要な論点がこれまで全くない、と言っても過言ではないだろう。特にトランプは、メキシコとの国境に壁を作るなどの些末な問題ばかりで、アメリカの根幹に触れる問題は、争点となっていない。トランプは、そのような根幹に触れるアメリカの政策など、思いつき以外、ヒラリーと正面から太刀打ちできないのであろう。スタッフがいながら、独断で、愚かな言動を行っている。

 

だから、ヒラリーに対し、悪口とデマゴーグに基づいた中傷しかできないのである。トランプが村長とか、町長など少しでも政治に関わったことがあるなら、まったく別な選挙戦になっていたであろう。

 

選挙民は、否定の上に、否定的投票をしなければならないのであるから、まさに、苦肉の意思決定となるのである。筆者の予想だと、「常識に立脚した投票」と「何だか分からない変化を求める投票」とに分かれると思うが、「常識」が最終的には強いのではないかと思う。

 

白人で大卒の選挙民の投票がカギだと思う。いざ、投票となると、白人ブルーカラーは、投票所に行かない傾向がある。彼らの投票率は、あまり高くはない。

 

月曜日の第一回テレビ討論会がどちらかが、力を得る方を決めると思う。

 

その後開かれる第2回のテレビ討論は、ほとんど意味のないものになると思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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緊急リポート! ジョージH. W.ブッシュ元大統領(父親)がヒラリー・クリントンに投票することを決意した模様である。同氏は、共和党の重鎮の一人であり、このニュースは、ヒラリーにとっては、力強い知らせであろう。

 

ブッシュ家とクリントン家は、比較的仲が良いとされているが、今回のブッシュ氏のクリントン支持は、共和党の指名候補であるトランプがあまりにも極端な考えと、特殊な感情を備えた人物で、同氏をブッシュ氏は、支持できないのである。

 

注目されるのは、二人の息子の動きである。息子とは、ジョージ・ブッシュ前大統領とジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事である。この二人がもしクリントン支持に回ると、誠に異常なことになる。

 

このようなことが起これば、当然、ヒラリーには、大きなプラスになる。ブッシュ家の元大統領二人、それに、ビル・クリントンとバラック・オバマと加わり、大統領4人の支持を取り付けることになる。

 

このような支持がどれだけ、実質的にヒラリーにとり、どれだけプラスになるかわからないが、筆者は、かなりの影響を与えるのではないか、と思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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最新のNBCテレビが行った世論調査では、ヒラリー・クリントンが5045で、5ポイントのリードをしたという結果が出ている。このNBCの調査は、週毎に行われ、便利に状況が分かる。

 

この大統領選挙では、テレビに出るチャンスが決め手となっていて、それが周期的に影響し、世論調査結果が出ている。トランプがよく現れる州とヒラリーがよく現れる州とがあるのである。このところ、ヒラリーが病気から回復し、テレビに姿を現し、それ影響したものと思う。

 

NBCの調査では、ヒラリーの病気は、確かに選挙に影響しているがたいしたことはない、ということである。ほかの世論調査が遅れているので、アメリカのメディアの反応は、まだ、「トランプに勢いがあり、トランプがヒラリーを追い抜く可能性が高いことを強調しているが、そのようなメディアの傾向に、このNBCの調査結果は、冷水を注いだのではないかと思う。

 

いくらトランプ支持が伸びているとか、トランプに勢いがある、と言っても、そんなに確実なものではない。毎日のように、細かいスキャンダルやマイナスになる話が出てくる。それは、ひそかに体をむしばんでいく。

 

昨日、トランプがトランプのチャリティ組織から、トランプのビジネスのための225,000ドルの支払いが行われていたという記事が出た。これは、明らかに法的違反行為で、犯罪である。なぜ、こんなことになるのか、大いに疑問があるのだが、もし、トランプのビジネスがうまくいっておらず、金が払えず、チャリティオーガニゼーションから、支払いをした、などということであれば、大変なことになる。トランプは、実質的に倒産状態なのではないか、という疑いも成り立つのである。

 

そこで、ヒラリー陣営、選挙民自体がトランプの税金申告書の公開を迫る動きに発展している。これまで、大統領選候補は、税金申告書を公開するのが常であった。しかし、トランプは、頑として世論の要求に応じないのである。

 

筆者の感であるが、見せたくても見せられないのであろう。かなりの会計操作のからくりが明らかになること必至だと思う。税金ゼロ払いの巧妙な手口、そして、意外と現金を持っていないことが判明すると思う。そして、巨額の負債であろう。選挙民が見てもかなりショッキングな税金申告書だと思う。

 

このトランプの税金申告書は、共和党も要求していることであり、この面での圧力となり、トランプに重くのしかかってくるものと思う。持ち前のデマゴーグと居直りで、乗り切ろうとするだろうが、筆者は、相当マイナスになると思う。

 

筆者の大手投資銀行の重役の友人は、トランプの公認会計士であるが、絶対に口を割らない男だという。筆者は、この会計士に紹介されることになっていたが、まだ、実現していない。

 

さて、ここで注目するのは、トランプに猛反対し、敵対する共和党の本流、ブッシュ家である。ブッシュ父親、二人の息子、ジョージ・ブッシュ、ジェブ・ブッシュは、いまだにどの候補に投票するか明らかにしていない。生存している元大統領が二人も態度を明らかにしていないのは、前代未聞である。ブッシュ家はどうするつもりなのであろうか。

 

さらに、ブッシュ政権とオバマ政権のロバート・ゲイツ元国防長官は、トランプを大統領として不適当と明確に述べた。これに対し、トランプは、例により、最大の憎しみを込め、ゲイツを批判、反論した。

 

まだ、いる。トランプが大統領選で勝つための最も大切な条件であるオハイオ州での勝利は、共和党の州知事であるジョン・ケーシック氏からの支持が大切であるのであるが、同氏は、トランプを支持しそうにもない。

 

なぜ、このような共和党の重鎮がトランプを支持しないかというと、これまでの政治家としての彼ら自身の信条、行動、業績を傷つけたくないのである。人種差別主義者、自分を制御できない不埒者のトランプを支持しては、名誉に関わり、次の政治的ステップを難しくするのである。もし、トランプが勝たなかったら、トランプを支持したことが足かせになるであろう。

 

さて、今回の一連のテロ騒ぎとの関係であるが、トランプもヒラリーも得点を稼いではいない。五分五分である。トランプは、オバマ政権を責めているが、危険な賭けである。

 

何回も言うようであるが、勝負は、926日の第一回テレビ討論である。「剣ヶ峰の戦い」となるであろう。焦点は、トランプのデマゴーグと扇動によるアタックを、どうヒラリーが逆に捉え、効果的な逆襲をするかである。

 

政治家として、「政治論争」に持ち込めば、ヒラリーの勝となるであろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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trump-clinton

まず、初めに、ニューヨークとニュージャージーに爆弾を仕掛けた容疑者の男が捕まった。グッドニュースであるが、すでに、9.11を経験しているニューヨークっ子たちは、こんなことでひるまないことを強調しておきたいと思う。

 

確かに、テロ攻撃は、怖い、しかし、それだからと言って、震えて家に引きこもることなどしない。そんな身の保護、テロリストに屈するような態度では、ニューヨークっ子は、恥だと思う。また、それこそ、テロリストに対する敗北だと思っている。ニューヨーカーは、決して、テロには屈しない。

 

このテロ攻撃の犯人について、トランプが演説でとんでもない発言をしている。「この犯人は、捕まっても、病院で最高の治療を受け、良い食事をし、最高の看護を受け、裁判では、弁護士をつけてもらい、法廷で争える」と述べたのである。

 

それでは、トランプは、どうしろというのか。拷問にかけ、白状させ、すぐさま死刑にしてしまえとでも言いたいのか。それとも、逮捕のとき、射殺してしまった方がよいとでもいうのであろうか。とにかく、民主主義国家の大統領選候補としては、不適格性をさらけ出している。

 

「トランプを拷問にかけ、税金申告書を提出させた方がましだ」とリベラルの筆者の友人は言う。いずれにせよ、とんでもない思い付きである。

 

さて、クリントンがキャンペーンに復帰し、大統領選は、両候補の姿が見えるようになってきた。相変わらず「けんか」である。ああいえば、こういうの繰り返しである。そして、肝心なことは、テレビカメラの中心がどちらに向くか、である。そして、それには、周期がある。ある一定の時期は、トランプ、また、ある一定の時期は、クリントンというサイクルが定着している。今は、トランプの時期だが、再び、クリントンの番がやってくる。

 

筆者の関心は、選挙区の動きである。Real Clear Politicsは、次のようにまとめる。筆者も全く同感である。

 

どちらに転ぶかわからない州(代議員数 68

 

Florida (29)

Ohio (18)

Nevada (6)

North Carolina (15)

 

クリントンに傾いている州 (72 )

 

Colorado (9)

Michigan (16)

New Hampshire (4)

Pennsylvania (20)

Virginia (13)

Wisconsin (10)

 

トランプに傾いている州 (33)

 

Arizona (11)

Georgia (16)

Iowa (6)

 

となっている。注目しなければならないのは、「どちらに転がるかわからない州」である。特にオハイオ州とフロリダ州が重要である。この二つの州は、比較的、大学卒業者が少なく、ブルーカラーが多いので、トランプに有利と言われているが、マイノリティも多い。マイノリティは、クリントンが有利である。

 

このような状況を踏まえ、来週月曜日、第一回テレビ討論が行われる。これで、拮抗している戦いは、力のバランスが多少崩れるのではないかと筆者は予想する。

 

トランプは、いつものように、からかうような調子で、ヒラリーを叩いてくるであろう。この叩きをヒラリーがどう反撃するのか。ヒラリーがその扇動に乗り、慌てて感情的になったら、ヒラリーの負けである。

 

過去に、レーガンとカーターが論戦したように、カーターの突っ込みを柔らかくかわしたレーガンのテクニックは、お見事であった、それくらいの器量がヒラリーは必要であろう。トランプは、人々に暗いどん底の状況を説き確認させ、自分がそれを明るくする、という論理に立つと思う。

 

ヒラリーは、そのような人々に楽観と安心感を起こさせなければならない。それがヒラリーの根本戦略であろう。レーガンがこれに成功したのであった。

 

ヒラリーは、トランプが内外の政策に無知であることを顕在化しなければならない。これは、ヒラリーが勝つために、必須の条件であろう。何せ、政治の場では、ヒラリーの方が何千倍も知っており、経験もあるのである。

 

トランプの戦略は、討論会を混戦に持ち込み、「無知をかくし、じぶんのペースに持って行くこと」に集中してくると思う。それをヒラリーがどこまで、逆に取り、反論できるかだと思う。

 

いずれにせよ、大人げない論戦になると思う。

 

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 


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20160526161535wor1507060046-p1

オバマ大統領は、黒人コーカスで演説し、自分の大統領としての名誉のため、ヒラリー・クリントンに投票するよう、熱い演説をした。そして、トランプを強く批判した。

 

大統領を2期務めた大統領は、最後の年は、自分が大統領だった時代がどんな時代であったが、歴史においてどう評価されるかを気にする。良い評価を得るために、大統領は、最善の努力を図るのが常であるが、オバマ大統領の場合、「反オバマのキャンペーンを繰り広げ、ことさら、オバマ政権を地の果てに追いやろうとしているトランプ」と何とかしなければならないのである。決してトランプ・ホワイトハウスを誕生させてはならないのである。

 

オバマ大統領のこの日の演説は、力が入り、トランプに挑戦するという意味では、説得力があった。オバマ大統領の支持率は、Real Clear Politcsの各社世論調査の平均によると、50.5パーセントである。高い。この高い支持率をトランプ如きに落とされたくないのである。これは、オバマ大統領のみでなく、民主党支持者のだれもが願っていることである。トランプの主張は、あまりにも民主主義のルールに反したもので、アメリカを分断する勢力に大きく広がられては困るのである。

 

オバマ大統領が外国で生まれたと唱え、同大統領のアメリカ大統領としての資格を疑わせたのである。この裏には、人種差別主義が含まれているのではないかと言われてきたが、トランプがそれを認めない限り、軽はずみなこと言えない。

 

トランプは、つい、先週、オバマ大統領がアメリカで生まれたこと認めたが、自分の誤った見方に対し、何の詫びもなかった。この人物には、詫びをする習慣はないようである。

 

トランプの大衆扇動の仕方は、まず、問題を取り上げる。そして、その問題が最悪の結果になった時の状況を伝え、人々を暗い気持ちにさせる。そして、肝心なことは、それをオバマ大統領とヒラリー・クリントンのせいにする。そこに大きな論理の飛躍があるのだが、何回もそのような題目を繰り返せば、愚かな大衆は、そのメッセージにマヒしてしまう。新興宗教の広がりに似てくるのである。

 

トランプは、このことを十分すぎるほど知っていると筆者は思うのである。アメリカの一般大衆は、社会の矛盾、仕事が減り、仕事に就けない白人ブルーカラーは、貧乏になるばかりで、高い教育を受けた白人ホワイトカラーは、ますます金持ちになる。そして、勤勉なマイノリティは、よりハイレベルな教育受け、金持ちになっていく。白人ブルーカラーは、取り残されたのである。

 

トランプは、この人たちに目を向けたのである。「外国人がやってきて、仕事を奪っていく。安い賃金で働く人たちがいる国々がアメリア企業を誘い、進出させ、仕事を奪っていく」と持ち掛けたのである。本当は、自分たちが勉強し、入ってくる外国人労働者と競争し、競わなければならなかったのである。

 

トランプはそうはしなかった。既に入国し働いている不法労働者は締め出し、これから入ってくる労働者は、入国を厳しくし、入ってこさせないようにする、という政策に出た。そして、モスレムの入国禁止などの政策を唱えたのである。

 

これは、アメリカ社会を暗い外国人締め出しの政策に見えた。そんな政策を実施しても、政府の捜査官が外国人狩りをするようになり、アメリカを暗い恐怖政治国家とするばかりで、アメリカを栄えさせ、より豊かな生活を国民がするような国家にはならない。

 

明らかに、トランプの処方箋は間違っているのである。そして、実施は、不可能なのである。

 

だが、トランプの扇動の仕方は、実に巧みである。うまくナショナリズムと結びつけたのである。そして、オバマ大統領とヒラリーをナショナリズムの敵のように仕立てるのである。こんな論理で、選挙民を扇動した大統領選候補は、筆者が41年間、アメリカで大統領選挙をウオッチしてきて初めてである。

 

このようなトランプの戦略にどれだけのアメリカ選挙民が118日の投票日まで、ついていくのか。大きな波乱が起きること必至ではないかと思う。アメリカのホワイトカラーの良識が働く時が来るのではないか、筆者は思うのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



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hillary-clinton-donald-trump

ヒラリー・クリントンが戦線に復帰したが、どうも状況はよくない。激戦区であるオハイオ、フロリダ、アイオワでトランプに追いつかれ、追い越されて、悪戦苦闘に入っている。さらに、激戦区で決して負けてはならないペンシルバニア州でも差を縮められている。トランプの追い上げが効いているのである。

 

だが、筆者には、トランプの何の力が追い上げているのかよくわからない。トランプのどこがどのように是正され、実際にトランプの力が、どれだけ選挙民に認められ、支持を得ているのかよくわからないのである。

 

なるほど、共和党支持者に、共和党の指名候補者として、受け入れららるようになった。しかし、候補者が、自分が代表する党の支持者に受け入れられることは当たり前である。その上で、共和党と民主党は、票の取り合いをするわけで、これで、ただ単に、より本来の姿に戻ったと解釈すべきだと思う。

 

確かに、追い上げる者に勢いはある。この場合、トランプであることは、間違いない。しかし、それを食い止める力は、クリントンにないのか。この点について、アメリカのメディアは、十分な分析を行っていない。

 

ヒラリーが肺炎で倒れた時、トランプ陣営は、世界のリーダーが演説しているとき、倒れた様子を映したビデオを使ったコマーシャルを流したが、確かにクリントンは、大きなダメージを受けたと思う。だが、これで、「ヒラリーはだめだ。おしまいだ。トランプにしよう」と、選挙民が簡単に結論付けられるかというと、必ずしもそうではないと思う。

 

ヒラリーは、病気が快復したことを強調するのだが、どれだけの効果が期待できるのか、だれも分からない。というのは、選挙民には、ヒラリーが実際肺炎なのかどうか疑いを持っている人も多い。パーキンソン病だと具体的に上げる人もいる。

 

しかし、公には、選挙民もヒラリーの主治医が発表すること以外、信用する以外ない。一方のトランプも、自分の健康診断結果を発表していない。かたくなに拒んでいる。トランプにも問題があるのではないか、という疑いもある。

 

それでは、両陣営の戦略はどうなのであろうか?

 

現在、ヒラリー・クリントンとトランプの激しい「否定的戦い」に嫌気が差し、第三党候補に流れている選挙民もいる。この層に対する働きかけが積極的である。特に、第三党候補に票を食われているクリントン陣営が特に力を入れている戦略となっている。

 

この戦略が功を奏するかどうか、きわめて大きな問題である。子の選挙民層は、トランプにも投票できない、かといって、クリントンにも投票できない、という人たちで、選挙民全体の10パーセント程度を占めていると筆者は、各社世論調査を見て、推定している。

 

この層をとらえる両陣営の戦いは、今後どのように展開するのか。恐らく、トランプ陣営は、徹底的にヒラリーを叩く戦略で、ネガティブに徹するであろう。

 

クリントン陣営は、この層の中に多く含まれている、予備選で激しく戦ったサンダース支持層を第一ターゲットとすると思われる。この層は、比較的狙いやすいのではないか、と思われる。

 

そして、このような日常の戦いを終え、926日の第一回テレビ討論を迎えるのである。

 

ヒラリーもこれにかけてくるであろう。もちろん、トランプの激しいヒラリーつぶし作戦が展開されるだろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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ヒラリー・クリントンが戦線に復帰したが、どうも状況はよくない。激戦区であるオハイオ、フロリダ、アイオワでトランプに追いつかれ、追い越されて、悪戦苦闘に入っている。さらに、激戦区で決して負けてはならないペンシルバニア州でも差を縮められている。トランプの追い上げが効いているのである。

 

だが、筆者には、トランプの何の力が追い上げているのかよくわからない。トランプのどこがどのように是正され、実際にトランプの力が、どれだけ選挙民に認められ、支持を得ているのかよくわからないのである。

 

なるほど、共和党支持者に、共和党の指名候補者として、受け入れららるようになった。しかし、候補者が、自分が代表する党の支持者に受け入れられることは当たり前である。その上で、共和党と民主党は、票の取り合いをするわけで、これで、ただ単に、より本来の姿に戻ったと解釈すべきだと思う。

 

確かに、追い上げる者に勢いはある。この場合、トランプであることは、間違いない。しかし、それを食い止める力は、クリントンにないのか。この点について、アメリカのメディアは、十分な分析を行っていない。

 

ヒラリーが肺炎で倒れた時、トランプ陣営は、世界のリーダーが演説しているとき、倒れた様子を映したビデオを使ったコマーシャルを流したが、確かにクリントンは、大きなダメージを受けたと思う。だが、これで、「ヒラリーはだめだ。おしまいだ。トランプにしよう」と、選挙民が簡単に結論付けられるかというと、必ずしもそうではないと思う。

 

ヒラリーは、病気が快復したことを強調するのだが、どれだけの効果が期待できるのか、だれも分からない。というのは、選挙民には、ヒラリーが実際肺炎なのかどうか疑いを持っている人も多い。パーキンソン病だと具体的に上げる人もいる。

 

しかし、公には、選挙民もヒラリーの主治医が発表すること以外、信用する以外ない。一方のトランプも、自分の健康診断結果を発表していない。かたくなに拒んでいる。トランプにも問題があるのではないか、という疑いもある。

 

それでは、両陣営の戦略はどうなのであろうか?

 

現在、ヒラリー・クリントンとトランプの激しい「否定的戦い」に嫌気が差し、第三党候補に流れている選挙民もいる。この層に対する働きかけが積極的である。特に、第三党候補に票を食われているクリントン陣営が特に力を入れている戦略となっている。

 

この戦略が功を奏するかどうか、きわめて大きな問題である。子の選挙民層は、トランプにも投票できない、かといって、クリントンにも投票できない、という人たちで、選挙民全体の10パーセント程度を占めていると筆者は、各社世論調査を見て、推定している。

 

この層をとらえる両陣営の戦いは、今後どのように展開するのか。恐らく、トランプ陣営は、徹底的にヒラリーを叩く戦略で、ネガティブに徹するであろう。

 

クリントン陣営は、この層の中に多く含まれている、予備選で激しく戦ったサンダース支持層を第一ターゲットとすると思われる。この層は、比較的狙いやすいのではないか、と思われる。

 

そして、このような日常の戦いを終え、926日の第一回テレビ討論を迎えるのである。

 

ヒラリーもこれにかけてくるであろう。もちろん、トランプの激しいヒラリーつぶし作戦が展開されるだろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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wor1507060046-p1

トランプがやっと、オバマ大統領が「アメリカで生まれた」ことを認めた。こんなことを認めるのに何年かかったであろうか。筆者の記憶では、オバマ大統領がまだ、大統領になる前に「オバマは、外国で生まれた」と発言し、アメリカの大統領として、無効を唱えたのであった。だから、2008年より前である。

そして、トランプは、今、その間違いを認め、なんと、当時、民主党予備選でオバマと争っていたヒラリー・クリントンのせいにしたのである。当時、ヒラリーチームが、オバマの出生を疑っていたので、それに影響されたというのである。

とんでもない人物である。すべて、間違いは他人のせい、自分は常に正しい、というこのトランプなる人物、もはや、筆者は言葉を失ってしまう。この人物をアメリカの選挙民は、支持し、大統領にしようとしているのである。

 

「間違いは素直に、できるだけ早く、認める」ことは、政治家としても、人間としても重要なことであると筆者は思う。間違った認識で、内政、外政を取り仕切られたのではたまらない。

 

トランプは、これまで、いくら、メディアで詰問されても、頑として、「オバマは、外国で生まれた」と執拗に食い下がり、自分の間違いを認めなかったのである。

 

なぜ、トランプは、そんなことにとらわれたのか、は明白である。黒人が嫌いなのである、と筆者は確信する。トランプは、オバマが大統領になって、黒人と白人のギャップは、小さくなるどころか、大きくなった、と言ってきた。オバマ大統領がアメリカ社会の人種差別を余計大きくしている、などと見てきたのであろう。

 

確かに、筆者も何人かのアメリカ人の友人が、トランプの影響を受け「オバマは、アメリカで生まれたのではない。だから、オバマは、大統領として無効である」という立場をとっていたことを覚えている。そして、オバマが証拠として見せた、自分の出生証明書を公表したことを覚えている。彼らは、それさえも疑ったのであった。

 

トランプは、大統領に選ばれたオバマをそこまでして、大統領失格、一時的にも、大統領の存在しないアメリカを築こうとしたのである。それも、確かめしないで、そのような重要な発言を昨日までし続けてきたのである。

 

ヒラリー・クリントンに追いつき、追い越しそうな状態になり、安心したのであろう。間違いをやっと認めたのである。この頑固さ。間違いを認めない傲慢さ。筆者は、驚くばかりである。

 

ここにも、この人物の性格を見るのである。もし、外国との関係において、間違った見方を間違いと知っても変えず、そのまま間違った認識の上に立ち、間違った政策をとり続けるのではないかと筆者は、疑うのである。

 

この人物が大統領に選ばれれば、筆者は、独裁者になる可能性が高いと思うのである。そのとき、アメリカ国民はどうとらえ、どうするか。ものすごい騒ぎとなるだろうが、大統領弾劾が適当だと、筆者は思うのであるが、アメリカ国民は、いかなる決断を下すであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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wor1507060046-p1

トランプがやっと、オバマ大統領が「アメリカで生まれた」ことを認めた。こんなことを認めるのに何年かかったであろうか。筆者の記憶では、オバマ大統領がまだ、大統領になる前に「オバマは、外国で生まれた」と発言し、アメリカの大統領として、無効を唱えたのであった。だから、2008年より前である。

 

「間違いは素直に、できるだけ早く、認める」ことは、政治家としても、人間としても重要なことであると筆者は思う。間違った認識で、内政、外政を取り仕切られたのではたまらない。

 

トランプは、これまで、いくら、メディアで詰問されても、頑として、「オバマは、外国で生まれた」と執拗に食い下がり、自分の間違いを認めなかったのである。

 

なぜ、トランプは、そんなことにとらわれたのか、は明白である。黒人が嫌いなのである、と筆者は確信する。トランプは、オバマが大統領になって、黒人と白人のギャップは、小さくなるどころか、大きくなった、と言ってきた。オバマ大統領がアメリカ社会の人種差別を余計大きくしている、などと見てきたのであろう。

 

確かに、筆者も何人かのアメリカ人の友人が、トランプの影響を受け「オバマは、アメリカで生まれたのではない。だから、オバマは、大統領として無効である」という立場をとっていたことを覚えている。そして、オバマが証拠として見せた、自分の出生証明書を公表したことを覚えている。彼らは、それさえも疑ったのであった。

 

トランプは、大統領に選ばれたオバマをそこまでして、大統領失格、一時的にも、大統領の存在しないアメリカを築こうとしたのである。それも、確かめしないで、そのような重要な発言を昨日までし続けてきたのである。

 

ヒラリー・クリントンに追いつき、追い越しそうな状態になり、安心したのであろう。間違いをやっと認めたのである。この頑固さ。間違いを認めない傲慢さ。筆者は、驚くばかりである。

 

ここにも、この人物の性格を見るのである。もし、外国との関係において、間違った見方を間違いと知っても変えず、そのまま間違った認識の上に立ち、間違った政策をとり続けるのではないかと筆者は、疑うのである。

 

この人物が大統領に選ばれれば、筆者は、独裁者になる可能性が高いと思うのである。そのとき、アメリカ国民はどうとらえ、どうするか。ものすごい騒ぎとなるだろうが、大統領弾劾が適当だと、筆者は思うのであるが、アメリカ国民は、いかなる決断を下すであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

ウオールストリートの大手投資銀行の重役で筆者の長年の友人であるM氏と電話で話した。

 

「大統領選挙の様子はどうか?」と聞くと、「トランプが優勢で、トランプが勝つ」という。「それは、ウオールストリートの多数派の見方か?」と聞くと、「そうではない」と答える。なぜ、筆者がこの質問をするかというと、M氏は、強い共和党支持者で、すべての政治的問題について、右に流れやすいからである。

 

そして、M氏は続ける。「ウオールストリートは、まだ、ヒラリーが勝つということを信じている人が多い。ゴールドマンサックスをはじめ、多くの選挙資金をヒラリーに寄付してきた。彼らとしても、ヒラリーに負けてほしくない」という。

 

確かにそのとおりである、と筆者も思う。ウオールストリートは、経済の安定を求め、ヒラリー・クリントンに多額の選挙資金を寄付してきた。選挙資金法では、候補者本人でなく、自らファンドを作って、候補者に寄付することができる。これをスーパー・パック、というが、次のようなものである。

 

アメリカの政治資金管理団体。PACPolitical Action Committee(政治行動委員会)の略。アメリカでは企業や団体などが政党や政治家に直接献金を行うことは禁止されているため、政治献金の受け皿となるPACを設立して個人から資金を集め、選挙運動への資金援助などを行ってきた。従来のPACでは個人献金に一人年間5000ドルまでという上限が定められていたが、2010年の最高裁判決で上限なく献金を集めることが可能になり、以後「スーパーPAC(特別政治行動委員会)と呼ばれるようになった。スーパーPACとして臨む初の選挙戦となった12年のアメリカ合衆国大統領選挙では、有力候補についたスーパーPACがテレビCMを通じて他候補を中傷するネガティブキャンペーンに巨額の資金を投入し、大きな影響力を示している。(コトバンク)

 

通常の大統領選挙では、ウオールストリートは、共和党と民主党の候補に、平等に寄付するのが慣例であった。だが、今回は、ヒラリーに金は、集まっている。あくまで特殊なケースである。ヒラリーに勝って欲しいという願いからであった。

 

ヒラリーはパーキンソン病?

 

そして、突然、M氏は、重要な発言をした。

 

「ヒラリーの病気は、肺炎ではない。パーキンソン病である」という。筆者もこの話は、ほかのソースからも聞いている。だが、確信は持てないので、筆者も気を付けている。だが、この噂は、独り歩きし、あちこちに伝わっているのである。もちろん、確固たる証拠はないのである。

 

さて、このような情勢の中で、筆者が最も信頼するCBSニュースとニューヨークタイムズの世論調査が発表された。

 

ヒラリー41パーセント、トランプ39パーセントで、ヒラリーがわずかにリードしている。

 

しかし、トランプ支持者のうち45パーセントが投票所に向かうのに積極的であり、ヒラリーのそれは、36パーセントと低い。

 

筆者に言わせれば、この世論調査結果にどれほど重要性があるかということである。なんと、89パーセントのアメリカ人が、どちらに投票してよいか分からないからである。

 

筆者は、現時点では、いかなる世論調査結果も役に立たないのではないかと思う。

 

926日の最初のテレビ討論で、何かわかる程度であろう。そして、筆者は、10月に入り、何らかの形で、大統領選挙の最後の場面で、「オクトーバー・サプライズ」なるものが起こると思うのである。それが何であるかは、わからないが、それまでの状況を一転する動きになるのではないか、と予想する。

そこまで、今回の大統領選挙はもめるのではないか、と思うのは筆者だけであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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hillary-clinton-donald-trump

今の時点で、アメリカの選挙民に「あなたは、トランプかひらりーのどちらに投票するか?」と質問すれば、トランプファンは、トランプ、ヒラリーファンは、ヒラリーと即座に、答える。しかし、彼らは、その回答をした後で、必ずと言っていいほど、トランプファンは、ヒラリーをののしり、ヒラリーファンは、トランプをののしる。

 

つまり、彼らは、虚勢を張っているのである。本当は、自分のチョイスに自信はないのである。だから、「一方の候補を全面的に否定し、憎悪さえ持っている」のである。自分のチョイスを正当化することに四苦八苦しているのである。

 

いつもの大統領選挙なら、このような人々が実際、投票箱と向き合った時、自分に正直にどちらに投票をするのか?恐らく、考えるのは、日常の生活であろう。果たして、4年前に比べ、自分の生活はよくなったか?トランプとヒラリーの下で、どちらが自分の生活をよくしてくれるであろうか?生活の安全を守ってくれるだろうかと、「普通の大統領選挙」なら、そう考えると思う。

 

しかし、今回の大統領選挙は全く異なるのである。はっきり言って異常なのである。ニューヨークタイムズ紙の調査によると、わずか9パーセントの人たちが、トランプかヒラリーを選ぶことができるが、81パーセントの選挙民は、「この二人の候補のどちらかを選ぶことを恐れる」とい結果を出しているのである。

 

「指名候補を選ぶことを恐れる」とは、とんでもない事態に陥ったものである。こんな状態になった大統領選挙は、筆者が41年間アメリカに住み、ウオッチしてきた大統領選挙は、こんなはずではなかった。共和党支持者なら、共和党指名候補、民主党支持者なら、民主党指名候補に投票できたのであったが、今度の大統領選挙だけは異なる。両党の支持者が、自分たちの候補に全く自信がないのである。

 

それでは、このような事態に追い込まれた選挙民を動かすのは何か?

 

これは、大変難しい問題だと思う。トランプ、ヒラリーの二人の候補に投票しないで、第三党の候補に投票することも考えると思う。しかし、それは、決して多数にならないので、無駄な投票である。

 

筆者は、まず、第一が926日のテレビ討論会があげられると思う。ここで、ヒラリーがトランプを効果的に、やり込めることができれば、有利に立つと思う。それには、トランプを感情的にし、いつもの狂ったな態度をとらせる状態に持ち込めば、有利になるだろう。その可能性は、十分あると思う。つまり、用意された「模範解答」から離れるほど興奮させ、トランプの馬鹿げたショーマン性を出させることに成功すれば、勝ち目が出てくると思う。

 

そうではなく、トランプがヒラリーの弱点を突き、防御に回らせたらトランプに勝ち目が出てくるであろう。

 

そして、大統領選挙には、つきものの「オクトーバー・サプライズ」であろう。コレアなんであるか。は誰もわからない。もし、それが、テロ攻撃であったなら、とんでもない事態となろう。ASISは、トランプが大統領になることを望んでいるだろう。なぜなら、その方がアメリカは、弱いアメリカになるであろう、からである。トランプ政権の下で、アメリカは、弱体化すると思う。

 

それゆえ、今度の大統領選挙は、大統領選挙そのものが危機であり、アメリカ国家と国民の危機である、と思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク
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無題

ヒラリーの絶体絶命の危機に、オバマ大統領とフアーストレディ、ミシェル・オバマが立ち上がった。筆者に、ミシェルから、次のキャンペーンメールが届いた。

 

Friend --

More door knocks. More phone calls. More registered voters. More promotion of absentee and early voting. More work to inform folks about their Election Day polling place locations. That's how we win on Election Day.

That's how Barack won in 2008 and 2012. It wasn’t just with speeches or debates,
but with the grassroots support of folks like you in your area and with the hard work of our fantastic organizers in battleground states who saw the street lights flicker on and kept walking, or finished one call packet and picked up another. They did this because they understood that behind every door and on the other end of each phone call was someone whose vote matters.

Right now, Hillary's team is on the ground in states across the country doing the exact same thing -- even in some places where Democrats don't always fare too well -- because they know exactly what we did: You can't take any vote for granted.

And with less than two months until November 8th, she needs our help to make the most of every second. So chip in $1 to become one of the 2.5 million donors they need before the end of the month, and let’s give Hillary's ground game the boost it needs to close these last 56 days before Election Day strong:

 

Thank you so much,

Michelle

 

そして、オバマ大統領は、ヒラリーのために、選挙キャンペーンに出かけている。もし、ここで、ヒラリーは病で、大統領職は無理だ、というイメージが築かれたら、おしまいである。同時に、キャンペーンに出かけなかったら、トランプがその間に袋叩きにする。それも、一方的にそれをやるだけである。傷ついた敵の兵士をさらに、攻撃するようなものである。トランプという男、武士の情けもない。

 

その結果は、明らかである。トランプの多数のアメリカ国民が望まない勝利となる。いや、世界のだれもがトランプを望んでいないだろう。

 

バラックとミシェルのこの大統領としてふさわしくない男、トランプに、ヒラリーの代理戦争の宣言をし、実際、戦場に兵士として、出たのである。

 

筆者は、この大統領選挙は、アメリカ史上に残る偉大な戦いになることを確信する。言い過ぎてはいけないと思うのだが、正義のための戦いではないかとさえ思えるのである。

 

筆者は、トランプの戦い方は、あまりにも醜いと思うのである。感情的になって、誠に申し訳ない。お許しいただきたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


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trump-clinton

ヒラリーが病気で休んでいる間、トランプは、猛烈な勢いで、ヒラリーを、得意のデマゴーグと誇張で、徹底的にたたき、こき下ろしている。たしかに、ヒラリーが休んでいる間、ヒラリーは、無言なので、トランプは、メディアを独占できる。記者会見を開けば、たちまちにして、テレビカメラの前で、独り舞台である。何を言っても自分に選挙民が注目する。

 

先日、特にヒラリーが失言で、トランプ支持者を人種差別主義者であるような発言をし、公衆の前で謝ったが、それを許さなかった。

 

トランプは、しめたとばかり、とんでもない範囲まで、それを押し広げ、自分を支持してくれている選挙民が5000万人いるので、その5000万人のアメリカ人を人種差別主義者と侮辱したとばかり、意地悪なキャンペーンを展開している。何という辛辣なセンスも持った男なのであろうか。

 

ヒラリーは、休養中で、そのようなトランプの攻勢に立ち向かうことはできない。どんどんとトランプとヒラリーの差は詰まる。もう2パーセント台までに入っている。トランプが、こんでゃ、各社世論調査の平均値で、ヒラリーに追いつくのではないか、と思われる。

ましては、「病人を大統領にできない」というようなムードが広がれば、万事休すである。

ヒラリーの大ピンチであり、トランプ大統領の声も聞こえるようになるかもしれない。
 

何も世界観,価値観、そして、内政、外交で、正面切って対決せず、相手をデマと誇張で避難ばかりするトランプがヒラリーを抜くなどということは、とても考えられないが、今のアメリカは、選挙民がそんな見方をしているのである。

 

そのような見方をするのは、白人ブルーカラーが中心なのである。彼らの人口がどれだけになるのかわからないが、多かれ、少なかれ、人種差別的考えを持っているというヒラリーの失言は、正しいと支持する知識人もいるのであるから、まんざらでもないだろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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201510月に書いたエッセイである。

 

およそ3カ月ぶりで、コネチカットのウイークエンドハウスに来た。我が家がまだあった(?)ので一安心。ハンディマン(日本では大工)のピーター、クリーニングレディのアンナ、芝刈りのジョバンニが、毎週やって来て、必要なことをやってくれている。彼らがいなければ我がウイークエンドハウスは存続できない。

 

来てみて、驚いたことがある。それは、全ての植物が、一回りも二回りも大きくなっていることに気が付いた。すると、いきなり、焦りがやって来る。「植物の枝落としをして、手入れをしなければ、ジャングルになってしまう」と言う不安感がやって来る。それも、雪が降る前に、やってしまわなければならない。雪が降れば、来年の4月まで、雪が残る。雪の降る中、枝落としや植え替えをやったことがあるが、それは大変な作業だった。

 

丘の上にできた家からプライバシーを守るために植えた20本のクリスマスツリーの「木の壁」の一本、一本が成長し、その背の高さに驚いた。2030メーターくらいはあるだろうか?この木の壁は一体どうなるのであろうか?植えてある人工の土手は、無数の根が激しい競争をし合っているだろう。

 

わずか3か月見なかっただけなのに、どうしてこんなに大きくなったのだろう、と言う疑問が湧いて来る。庭全体が、ジャングル化しているのである。たくさんある紫陽花は、背の高さ23メーターに伸び、大きく横に広がっている。化け物のようである。しかし、今年は切らないことにしている。去年切り過ぎ、今年は花がほとんど咲が咲かなかったからである。

 

リンゴの木

 

昨年植えたリンゴの苗木も大きくなった。このリンゴの苗木を植えたのには事情があった。植物屋に行き、「10年以上前に植えたリンゴの木が大きくなったが、これまで一人前の実をつけたことがない。どうしてなのでしょうか」と聞くと、「近くにもう一本、リンゴの木か、梨の木はありますか?」と店員は聞いて来た。「離れたところに梨の木が2本あるが、近くにはない」と僕は答える。「なかったら、リンゴの木は実をつけないものです」と店員が答える。まさかと思った。離れている2本の梨の木も実をつけるが小さい。それも同じ理由なのか?しかし、リンゴと梨では、染色体が違うのではないか?狐とタヌキの間に子供ができるはずがないではないか!

 

「リンゴができるには、もう一本逆の性のものがなければ実がならないということなんだね」と言うと、「それはオスもメスも全く関係ありません。リンゴの木か梨の木が、近くにあればよいのです」と言うのであった。僕は「科学的に説明がつかないことだ」と思ったが、それでも良いと思った。春には、たくさんの白い花が咲く。リンゴの花は気持ちが良い。それに、実がなればそれに越したことはない。

 

その店員の言葉は信じないで、リンゴの苗木を買って、大きなリンゴの木の隣に植えた。「フジりんご」の苗木であった。アメリカには、フジをはじめ、ムツなど日本のリンゴの品種が多く売られている。

 

こんなわけのある我が家の2本のリンゴの木である。

 

意外なことが起った。ウイークエンドハウスに来て、枝落としが大変だと思い、すぐジョバンニに電話した。ジョバンニと打ち合わせをしなければならなかったのであった。ジョバンニがやって来て、一緒に庭を歩いて、あれこれと指示をした。そして、並んで植えてある大きなリンゴの木と小さなリンゴの木にやって来ると、「ミスター・サトウ、今年は、どうしたことかこの大きなリンゴの木に、大きなリンゴがなり、自分が取り、食べました」と言うではないか!

 

何と、植物屋のいったことは、正しかったのである。これまで、大きく成長したリンゴの木は、「一人で寂しかった」のであろうか?そんなことが植物にあるのであろうか?

 

リンゴは、「一人では寂しいから実をつけない」と言うのは、どうも分からない。余りにも非科学的である。そこで、ウエブサイトで調べてみると、住友化学園芸のサイトに次のような説明があった。

―――――――――――――――――――――――――――――

 

花は咲くが実つきが悪い

 

自家不結実性が原因!

 

 リンゴは自家不結実性を持つ品種がほとんどで、一本だけもしくは同じ品種だけで何本植えても、実がなりにくい性質があります。開花期の同じ2品種を植えるか、人工授粉をする必要があります。組み合わせとしては、「ふじ」に「ゴールデンデリシャス」か「紅玉」などが良いでしょう。ただし、例外的にヒメリンゴの系統、「アルプス乙女」などは多少自家結実性があるので、1本でもある程度実をつけます。

 

訪花昆虫が少ないことが原因!

 

 市街地などで昆虫の飛来が少ない場所では、2品種以上を混植した場合でも、人工授粉をして確実に実をつけたほうが良いでしょう。

 

実が小さい、発育中に落果してしまう

 

摘果を行わないことが原因!

 

 実のつけすぎは翌年の実つきに影響するので摘果を行う必要があります。ナシの花とは逆に花房の中の中心花から咲いていきます。そして、この中心花が大きくて充実していますので、これを残してあとは間引きます。庭植えでは矮性台木に接いだもので3メートルぐらいなら30果ほど、鉢植えの7-8号鉢では2-3果(ヒメリンゴでは7-10果)を残します。

 

以下略

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

と説明されている。分かったような、分らないような気持ちであるが、一応、納得できた。リンゴの育て方を学んだ。来年は、自家製のリンゴが食べられるか?10パーセントくらいの可能性であろう。とても自分自身で昆虫の役割などやっていられないから。

 

日本から帰ると、たくさんの作業があることは十分知っていたが、それにしても、自然をコントロールすることは難しいものとつくづく感じる。もし、庭に動物除けの柵をつくらなければ、このような作業は全く不必要なのである。何故なら、庭に植えてある花々と木々は、全て、動物が食べ、存在すらしないのである。人間が花々と木々を楽しもうとすると、「動物と死に物狂いの戦い」をしなければならないのである。

 

僕は、その道を選んだ。動物の侵入しない庭を造り楽しむことを選んだのであった。

 

作業をしているとき、鹿が柵の外を食べ物を探して歩いている。いつも食べ物を探し、いつも食べている。それしか能力がないのでは。冬に備えたくさん食べたのであろう。太っている。よその家の庭の花も木もその胃袋に入っているだろう。@の鹿の色は黒い。勇敢に見える。

 

憎たらしいので、鹿の方に向かって行くと、鹿が睨み返す。向かってきて柵を破り、体当たりして来られたら、僕なぞ、ひとたまりもない。命を失うだろう。角が生えた鹿なら、串刺しである。僕は無関心を装い引き揚げた。

 

動物、植物、人間の共存共栄は難しい。僕がアフリカに行ったら、気が狂うだろう。しかし、例外はある。サラブレッドの馬、小鳥たちは大好きである。

 

5時になると暗くなり、庭仕事を終わりにした。メルローをコップ酒にし、外に出た。そして、いつものように、夕焼けの赤い太陽光線に向けて掲げた。夕焼けの空の色と葡萄酒の色が重なった。僕の晩秋の色だった。

 

佐藤則男

 


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さて、どうやら、今回の大統領選挙も転換期を迎えたようだ。ヒラリー・クリントンが倒れ、肺炎と診断されたが、その説明を信じない選挙民が多いことである。もちろん、彼らは、メディアによっても扇動されている。メディアは、無責任に勝手な想像でヒラリーの病気を論じる。彼らは、ヒラリーの医師の肺炎の発表を信じないのである。

 

ヒラリーが回復しつつあると発表し、微笑みながら歩いている姿がテレビに映っても信じないのである。

 

一方、トランプも健康診断書を発表していないのである。ヒラリーと同時にトランプも信用されていないのである。

 

両者とも、70歳前後の年齢である。健康に何らかの問題があり、薬を飲んでいることは普通といえるであろう。そして、健康の問題があって、プライバシーを知られたくないと思い、秘密にするケースは多い。特に、ヒラリーは、自分のプライバシーには、センシティブで、秘密を固く保ってきた人物である。ヒラリーのプライバシーに疑問が上がり得ると、これまで、秘密にしてきた分だけ疑われるのである。

 

これは、トランプについても同じであるが、トランプは、したたかである。ヒラリーとの一騎打ちが始まった時点で、「ヒラリーは、スタミナがない。大統領として激務には耐えられない」と、意地悪く突いてきた。当然、トランプは、ヒラリーが何か病気を持っていることを以前から、知っていたのであろう。

 

ヒラリーの病気については、噂としていろいろある。中でも、パーキンソン病説が有力である。しかし、筆者は、このことについては、論じないことにする。筆者は、医師ではない。何も言えないからである。

 

トランプもクリントンも正式に健康診断書を公表する義務があるのであろうが、今のところ、それは明確でない。

 

両候補の健康状態は、選挙民が知る権利はあると思うのだが、候補者のプライバシーも筆者は、無視できないと思う。どうなるかはわからない。ただ、どちらかが大統領に選ば、重大な国の危機状態のとき、大統領にもしものことがあれば、重大なことになるが、両候補の副大統領候補を見ると、ケイン、ペンスとも、ともに大統領候補よりも優れていると筆者はみている。もしものことが起こっても万全の態勢がとれると思う。何も心配はないと、筆者は思う。

 

それよりも大きな問題は、この健康への関心が、どう選挙に影響するかである。

 

まず、果たして、ヒラリーに同情票が集まるか、ということである。これは、筆者の独善的な見方であるが、こういう公の問題の場合、アメリカの選挙民は、冷静である。公平さが先に立つ。つまり、ヒラリーがよいのか、トランプがよいのか、で決めると思う。

 

次に、ヒラリーの「スタミナがない」という点であるが、これは、選挙民のチョイスに影響を及ぼすと思う。外国の首脳が揃った場で、アメリカの大統領が倒れる姿は見たくないだろう。

 

次に、926日に開かれる第一回テレビ討論会をヒラリーが乗り切れるかどうかである。筆者は、このテレビ討論会を「関ヶ原の戦い」と見ている。この戦いを制する方が大統領に選ばれるのではないか、と思う。

 

もっと、正確に言えば、トランプのデマゴーグに基づくアタックをどうヒラリーがかわし、逆に取り、逆攻勢に出れるかであろう。猛烈な激しい言葉のやり取りとなるであろう。トランプのテンパーが爆発し、自分を失えば、ヒラリーの思うつぼとなるだろう。

 

この日まで、ヒラリーの健康は、間違いなく回復するだろう。決戦「関ヶ原の高い」まで、あと13日を残すのみとなった。目に見ないところで、両者のモーレツな練習が行われているだろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

ABCニュースとWashington Postの最新の世論調査で8ポイントのリードしているというヒラリーファンには、明るいニュースをお伝えしたが、ヒラリー・クリントンが日曜日、9.11テロ攻撃の記念式典の途中、倒れた、という暗いニュースに変わった。

 この瞬間を映したビデオがテレビで放映されているが、ヒラリーの様子があまりにも重病を連想させ,ヒラリーファンを不安がらせている。

 筆者は、ジャーナリストとして、ヒラリーの医者が発表したこと以外論じることは許されない。筆者の電話取材では、ヒラリーファンは、公式発表である肺炎よりは、もっと重い病気なのではないか、と心配している人が多いようである。

 しかし、それ以外論じても仕方のないことである。いくら論じようとそれは、医師の仕事である。

 さて、問題は、この病気が大統領選挙に与える影響である。まず、トランプであるが、これで闇雲にヒラリーを叩けなくなると思う。病人を鋭くたたいたら、どんなことになるか、トランプはよく知っているはずである。ましては、相手が女性である。下手なことを言えば、国民から総スカンを食らうだろう。

 最大の問題は、926日に開かれる第一回のテレビ討論会である。もし、この討論会に、ヒラリーが出席できないような重病であれば、それこそ大変なことになる。

 そんなことは起こるはずもないであろう。しかし、このヒラリーの病気がこの大統領選を大きく変える転機なるかもしれない、と筆者は思うのである。

 その焦点は、果たして、ヒラリーを大統領に選んでも、彼女が大統領としての激務に耐え得るか、という疑問である。この答えは、出てくる。ヒラリーもトランプも医師のリポートを出すことになっている。

 そして、トランプがヒラリーめちゃくちゃ叩けない間、世論がどう変わるかである。

 佐藤則男

ニューヨーク

 

 


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無題

筆者は、昨年秋、出版された拙著「なぜ、ヒラリー・クリントンを大統領にしないのか?」で、トランプは最初、勢いはあるが、今年初めころから、力が弱まると予測したが、大きく外れてしまったのである。そして、もし、共和党指名候補がトランプになったら、ヒラリーの圧勝と予測したのだった。

 

そのヒラリーであるが、少ない可能性であったが、トランプと一騎打ちになった。そして、一時は、断然優位に立っていて、「地滑り勝利」などと言われていたヒラリーであったが、9月に入り、じりじりと後退している。ヒラリーの優位が危なくなってくると、民主党のリーダー幹部が心配しだしているという情報が筆者に入っている。まさか、勝てないのでは、という感覚が出て来たのである。トランプにこれだけ追い詰められるとは、だれが予想したであろうか。

 

一方のトランプは、支持が上がっているかといえば、そうでもないのである。トランプとヒラリーの差が縮まっているのは、ヒラリーの支持が落ちているのである。その分は、第三党のリベタリアン党のリーダーであるゲリー・ジョンソンに流れているのである。トランプ、クリントン、ジョンソン、そして、もう一人グリーン党の候補が加わる4人の候補の大統領選となると、クリントンとトランプの差は、Real Clear Politicsの各世論調査結果の平均値によれば、3.2となり、クリントンに不利になる。第3党の候補の影響を受けるのは、クリントンである。

 

ところが、たった今、クリントン支持派に朗報が入ってきた。ABC/ワシントンポストの最新の調査によると、クリントン51、トランプ43となり、8ポイントの差となった。もちろん、これは、トランプとの二人だけの戦いのケースである。

 

筆者がこの結果を注目するのは、2者対決で、クリントン支持が50パーセントを超えたことである。もちろん、一社の調査結果だけでいうのは早計であるが、大統領選挙の態勢が固まりだしたのかもしれない。

 

後、23の調査会社が同じような結果を出さなければ何とも言えない。

 

妙なことは、9月に入り、クリントンの支持が落ちていたことがなぜ、ABC/Washington Postの調査だけ、このような結果が出たのかということである。ABCテレビもWashington Postもリベラルメディアとして有名で、バイアスがかかっている可能性もあるが、両方とも、世論調査では、大きな信頼を得ている。来週あたり、メジャーな調査会社の新しい調査結果が出るので、注目したい。

 


佐藤則男
ニューヨーク

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無題

「いったい、なぜなのであろう」と民主党支持者なら、だれもが問うであろう。毎日発表される世論調査結果で、ドナルド・トランプの支持率が上がり、ヒラリー・クリントンの支持率が少しずつ、水滴が落ちて行くように下がっているのである。「あんな嘘で、口から出まかせの間違った世界観を恥ずかしくもなくしゃべり、間違った認識の上に立って、頓珍漢な外交政策を論じる」トランプに対し、ヒラリーは、決定的な攻め手がなく、ねじ伏せることができないのである。

 

現在、クリントンが世論調査の全国平均で、2.7パーセントのリードをしているが、8月は、9パーセントもあったのである。この一か月ほどの期間、クリントンの落差は著しい。筆者は、この最大の原因は、トランプに比べ、キャンペーンに出て、大集会を開く機会が少ないこと、その結果として、テレビニュースで取り上げられることが圧倒的に少ない。トランプのテレビカバレージの頻度は、内容はともかく、抜群である。トランプの方がニュース価値を作るのがはるかにうまいのである。

 

だから、ヒラリーは、国務省のサーバー問題、クリントン財団などのスキャンダルについて、メディアに出演して効果的な対抗策がとれない。ましては、この何か月、記者会見を開いていないのである。何回も記者会見を開き、メディア記者を翻弄するトランプの独り舞台のようである。

 

まるで、ボクシングの練習に使うサンドバッグのようである。一方的にパンチを食らうのである。なぜ、このような事態に自分を置いているのか、筆者には、よくわからない。

 

最近ヒラリーが新しく取り入れたのは、自分の飛行機の中に、記者を入れ、随時記者と話すことである。この方法は、確かに良いのであるが、総合記者会見のような力はない。第一、メディアに取り上げられる機会の頻度に大きな違いがある。

 

そして、トランプ支持者を甘く見たことである。ヒラリー・クリントンは、トランプ支持者をトランプの性格の欠点や外交知識などを持ち合わせていない点を突けば、彼らが支持を変える、と簡単に考えていた。ところが、トランプの主要支持者である白人ブルーカラーは、そんな人物よりは、多少欠点は持っていても許せる。ワシントンの体制を木っ端微塵にできる強力なキャラクターを持った「行動できる」人物を求めているのである。

 

この点、ヒラリー陣営は、このような白人ブルーカラー層の怒りを甘く見ていたのである。これは大きな計算違いであったと思う。だから、彼らの怒りを鎮める、鋭い、画期的なメッセージを作らなかったのである。

 

そして、トランプを叩くシャープなメッセージも作らなかったのである。「大統領職には、不適格な人物」などというメッセージは、観念的で、白人ブルーカラー層には、少しも響かない、と筆者は思う。今、クリントン女史は、かなり鋭い言葉と表現で、トランプを攻撃しているが、やはり、メッセージは、皮肉や知的な表現が多く、「単純明快」にトランプを否定し去るメッセージではない。

 

2008年の大統領選挙から、ヒラリー・クリントンを見ているが、「相手の欠点を的確についてラベルを貼りつけ、そのテーマを貫徹する」という大統領選挙の鉄則がない、と筆者は思うのである。

 

早々にこのラベルを見つけ、作り、トランプに張り付ける必要があると思う。それを926日の最初のテレビ討論までには、作っていなければならないと思う。

 

最初のテレビ討論で、大勢は決するのではないか、と筆者は予想している。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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今回の大統領選挙は、ほぼ完璧な形で、ドナルド・トランプなる人物にハイジャックされてしまったのではないか、と見るのは、筆者だけだろうか。

 

現在の世論調査では、全く、五分五分。勢いを得たトランプが有利なのではないか、という見方さえ出ている。

 

ここまで、41年間にわあり、アメリカで生活し、本能的に特別な興味を持って大統領選挙をウオッチしてきた筆者にとり、これだけ、トランプのアメリカの国民がデマゴーグに基づいた異常なアメリカ観に洗脳され、扇動されていることは、驚嘆に値する。ただ驚くのみである。

 

アメリカ国民、特に、ホワイトブルーカラー層がこのレベルまで、トランプの間違った世界観、我流にスーパーインポーズされた客観的世界のゆがめられた世界観に洗脳されるとは、アメリカの一般大衆は、まだまだ「自分の国」しか知らない現状に驚く。

 

今、筆者は、日本に来ているが、トランプの理解している日本、及び、日本人観は、とんでもないものである。いや、理解しているのにかかわらず、わざとわからないふりをして、自国の選挙民に日本を「自国を守らない国」「核兵器を持つべき国」「アメリカ駐留軍にもっと金を出さなければならない国」「貿易の不均衡を生んでいる国」などと唱え、アメリカ国民の愛国心を煽り、大統領選挙に勝つために利用しているのかもしれない。

 

トランプは、外交政策に関し、自分の見方を示す。しかし、記者の質問には、一切≪直接答えない≫のである。質問の焦点を「外す」のである。そして、わざと前に言ったことと矛盾していることを述べ、混乱させ、「自分がわからないこと」「知らないこと」「勉強していないこと」弱点を隠すのである。

 

トランプが質問に答えているとき、「By the way」(ところで)を連発するが、この瞬間、質問を変え、逃げるのである。日本に皆さんも、トランプがしゃべる時、この瞬間に注目していただきたい。

 

このような意味でのごまかしは、「先天的嘘つき」と言ってもよいのではないかと思う。

 

そして、極め付きは、悪いことは、すべて、オバマ大統領、ヒラリー・クリントンのせいにすることである。これは、ほぼデマゴーグに基づくと言っても過言ではない。このデマゴーグの論理のプレゼンテーションが実にうまいのである。

 

昨日筆者を怒らせたのは、NBCテレビの番組で「プーチンは、オバマより優れている」と言うような発言をしたことである。トランプは、それでもアメリカ国民なのである。自分の国の大統領をよその国の大統領よりも劣る、と言う発言は、次期大統領選候補として、たとえ、反対政党の候補でも、筆者は、許すことはできない。いくら意見は異なり、世界観は異なっても、自分の国の大統領である。尊敬と敬意を払うことは、国民としての義務である。

 

いったい、プーチンのどこがオバマより優れているというのであろうか?

 

筆者は、このような道では、トランプなる人物は、まさに扇動行為の天才ではないか、と思うのである。

 

アメリカの大統領選挙は、トランプなる人物にハイジャックされてしまったという印象が強い。そして、アメリカ国民の世界認識は、まだまだ不足していると思う。アメリカは、もはや、世界のリーダーとして不適格なのではないかとさえ思う。トランプが言うように、「世界を自分たちの意図で動かされる」とでも思っているのであろうか。

 

アメリカ国民が、トランプを大統領に選んだ瞬間、世界が、アメリカの選挙民に「みくだりはん」をつけることを知らないのであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

毎日のように、ヒラリーからのキャンペーンメールを受け取っているが、ヒラリー女史に物申し上げたい。

CNN
の世論調査で、トランプに抜かれ、ヒラリー・クリントンにとり、極めて難しい事態となったが、ヒラリー・クリントンは反撃に出た。作戦の中心は、トランプの税金申告書の公表への圧力である。

 

トランプの税金申告書に何が秘されているか、それは、アメリカ国民の大きな関心事であろう。「収入は、山ほどあるが、税金は一切も払っていない」と言う人もいるし、「収入は、全くないのではないか」と言う人もいる。アメリカの税法の抜け穴を利用し、一切、税金を払っていないとすると、一週のうちに、トランプの大統領選勝利のチャンスは消えるであろう。

 

この税金申告書の公表は、トランプににとり、命取りとなるのは、かなりの可能性があるだろう。しかし、明確なことは、いかなることがあろうと、トランプは、それを拒み続けるということである。それをクリントン陣営もよく知っている。だから、トランプの税金の公表を要求し続け、それを拒むトランプを「大いなる嘘つき」と言うイメージをより強く確立することであろう。

 

この戦略がどれだけ効果的なのであろうか?

 

トランプは、この反撃として「ヒラリーは、3万通の自分のメールを公表すべきだ。そうしたら、自分も税金申告書を公表する」と豪語した。3万通のメールとは、国務省サーバーを自分のサーバーと結び、交信したメールである。

 

さらに、トランプ財団が25,000ドルをフロリダの裁判官に寄付したこと、トランプ大学のスキャンダルなどを強烈な批判を始めた。そのほか、トランプの移民政策、外交政策の鋭い批判を始めた。

 

筆者は、なぜ、このような戦略をヒラリーが世論調査でリードしているときにやらなかったのか、と思うのである。大統領選挙で勝つためには、自分がリードしている時が最も危険なのである。決して、油断してはいけないのである。これは、大統領選勝利のための鉄則である、と筆者は考えてきた。

 

筆者は、2008年、ヒラリー・クリントンが予備選で、オバマと闘っているとき、ヒラリーのキャンペーンスタッフに、オバマをもっと強烈に、アタックしたらどうか、と勧めたことがあった。しかし、それは、受け入れらなかった。「ヒラリー・クリントンは、泥沼の戦いをしない。ハイロードを歩むのだ」と言うことだった。

 

これは、ヒラリー陣営、もしくは、ヒラリー自身の戦略の中心ではないか、と思う。叩かれても、叩き返さず、ハイロードを歩む、と言うような方針があるのではないか、と思う。

 

しかし、これは、トランプにとり、またとないチャンスを与えることになる。「相手に好きなようにやらせ、それを見て、叩き返す」と言う戦略であったと思う。この「待ちの戦略」は、トランプに通用はしない、と筆者は、強く思う。

 

しかし、追いつかれ、追い越され、そして、取ってつけたように、トランプの税金申告書の公表の拒否、トランプ大学のスキャンダルなどの問題を叩いたところで、既に大きな効果は、期待できないのではないか、と筆者は思うのである。勢いがトランプに移っているのではないか、と筆者は強く思う。

 

またしても、ヒラリーの怠慢ではないか、と筆者は思うのである。

 

トランプは、アメリカの大統領として、極めて不適格な人物である。しかし、そのイメージは、リベラルメディアを中心に築かれたイメージであり、ヒラリーは、それを強調しなかった。リベラルメディアに頼り過ぎたのではないか、と筆者は思うのである。

 

ヒラリーがトランプに追いつかれると、リベラルメディアは、慌てている。必死に、トランプ批判を開始したが、トランプ攻撃の決定的強さを持ったメッセージがないのである。

 

大統領選挙で、この終盤戦開始時期に、支持が下降気味になることは、危険極まりないと筆者は思う。

 

筆者は、アメリカの大統領として、トランプは不適格だと思う。そのトランプにこれだけ強い支持を与えるアメリカの選挙民には、「取り立てて、トランプを支持する理由」はなく、「ヒラリーを感情的に嫌っている。強い不審を持っている。信用しない」ことしか、理由として考えられない。

 

そうすれば、ヒラリーの作戦の基本は、「ヒラリーに好感を持たせる」ことが中心となるであろうが、この作戦をやり過ぎたのではないかと思う。トランプ批判のメッセージが鋭くないのである。シャープさに欠けるのである。「アメリカの女性、母親の味方」などと言っても、弱いのである。

 

基本作戦は、「いかにトランプの弱点を見出し、それを見つけ、徹底的に叩きに叩かねばならなかった」のではないか、筆者は思うのである。

 

今からでも遅くはない。この作戦を執拗に展開しなければならないのではないか。大統領選挙には、「ハイロードを歩む戦略」などないのである。筆者が41年間、アメリカで暮らし、見て来た大統領選挙は、まさに、「泥沼の戦い」「目には目を、歯に歯を」の戦いであったのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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アメリカもLabor Dayが終わり、大統領選挙戦も後半戦に入った。ここで注目しなければならないのは、CNNの全国レベルの世論調査で、トランプがとうとうヒラリーに追いつき、抜き去った結果を出したことである。今日の時点で、45:43でトランプリードと言う結果と言う「異常事態」を発表した。

 

これから発表される他社の世論調査で、同じような結果が出れば、大統領選挙は、流れが変わり、トランプ有利の状態となり、思いもかけない流れに変るのであるが、どうか?

 

こんな状況になることは、筆者は、予測していた。ヒラリーのキャンぺーンが不活発になり、反ヒラリーの専門家には、ヒラリー病気説が出てきたのであった。これには、まだ、決着がついていない。

 

とにかく、ヒラリーが避暑地で休んでいる間に、トランプは、精力的に動き、メキシコ大統領に会ったり、重要拠点で、大集会を行い、徹底的にメディアの大統領選カバーレッジを独占した。そして、このどんでん返しは起こった。

 

このヒラリーの怠慢は、それだけのダメージをヒラリーに与えたのである。そこで、問題になるのが選挙には、欠かせない「勢い」である。英語では、Momentumと言うが、力、勢いという意味である。

 

孫子の兵法もこの戦における「勢い」について述べている。勢いがあり、統率が取れている軍が勝つことを孫子は述べているが、トランプ軍団とヒラリー軍団では、統率はヒラリー軍がリードしていると言える。しかし、勢いは、完全にトランプ軍に移ったと思う。トランプが、正しかろうと間違っていようと、とにかく、大きな進軍ラッパを吹く。司令官が自ら指揮を執り、全軍を指揮している。

 

これに対し、ヒラリー軍は、司令官が記者会見を開かない。スキャンダルまみれである。ヒラリーが何をしようと、報道されると「国務省サーバー問題」「クリントン財団」などの「キーワード」が出てくる。だから、何を報道されても、これらのキーワードが、すべてを覆ってしまうのである。この状態は、選挙戦では、経済学でいう「流動性の罠」に陥ったようなものである。いかなる政策をとっても、経済は何の反応もしない、動かない、という最悪の状態を意味する。

 

これは筆者の見方であるが、この時点で逆転され、勢いを失うことは、極めて危険な状態と言わざるを得ない。この状態から脱出するためには、これまでの最低3倍の力が必要であると思う。

 

追いつかれ、追い越された者のハンディである。果たして、ヒラリーにこのトランプと言う悪漢と戦える力はあるのであろうか?

 

佐藤則男

ニューヨーク


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昨日、筆者は、ある元外務省の高官A元大使さんとお会いし、大変有益な会話をし、勉強になった。Aさんの純粋な頭脳の切れ、さわやかな読み、長い外交官経験に基づいた現実認識に深い尊敬の念をいだいた。


A
さんとの話の中で、「ヒラリー・クリントンが大変ラッキーな人である。何故なら、相手がトランプだから大統領になれるチャンスができたのである」と言う点で120パーセント一致した。

 

つまり、トランプが共和党指名候補となったのは、クリントンにとっては、幸い中の幸いなことであり、もし、他の共和党候補であったマーコ・ルビオやテッド・クルーズが指名候補であったなら、勝てない公算が強かったというのである。

 

筆者が、昨年夏書き、秋に出版した拙著「なぜ、ヒラリー・クリントンを大統領にしないか?」は、これを予測していたのである。筆者は、今年、一月までに、トランプ旋風は、終わりをつげ、結局は、ルビオ、クルーズ当たりが出てきて、ヒラリーと対決することになり、ヒラリーは、僅少差で勝てないのではないか、と言うのが筆者の予測であった。

 

筆者の大きな予測外れは、トランプの躍進、つまり、白人ブルーカラーの猛烈な怒りを読めなかったことであった。そんなアメリカの人口層がトランプを強く、しつこく支えるとは、思えなかった。彼らは、いざとなると投票所に行かず、頼りない存在であった。しかし、今回は、異なっていたのである。しかし、まだ彼らの行動はわからない。何せ、調子のよい、気まぐれの人たちである。

 

しかし、そのような白人ブルーカラーがヒラリーにこんな大きなチャンスを与えることになるとは、なんと皮肉なことであろうか。

 

だが、ヒラリーもそんなのんきなことを言っていられなくなった。一時は、「地滑り勝利間違いない」とまで、思われたのも、ほんの一瞬であった。今では、各社世論調査平均で、3.9パーセントまで、追い込まれている。

 

このヒラリーのスキャンダルは、よく見てみると、「常識外れの社会経験」をしているからであることがよくわかる、クリントン財団を世界の怪しい大金持ちから寄付してもらい、巨大な財団を作り、その大金を何に使ったのであろうか、と言う疑問は、誰でも持つはずである。そして、その寄付金をする人と国務長官時代、国務省のオフィスでコミュニケーションするとは何事であろうか。公の舞台で、私的な金集めを話すとは、不届き千万である。

 

国務長官としての地位利用が問題となることは、当然である。

 

また、国務省の公のサーバーを自宅のサーバーとつなぐとは、その不注意さ、常識のなさは、何ということであろうか。

 

このような人物がアメリカ大統領になった場合、一体、ホワイトハウスで、何が行われるのであろうか?

 

筆者は、このヒラリー・クリントンの大統領職に関する常識、倫理、並びに品格に疑問を持ち始めている。ヒラリーを大統領にするな、と言う声もアメリカで花大きくなっているが、気がふれた人間のように振る舞うトランプにもその資格は疑われるだろう。こんな人物が、核兵器攻撃のボタンを握る人になったら、大変である。

 

アメリカは、一体どこに進んでいるのであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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イースト・ハンプトンは、ニューヨークのロングアイランドの突端に位置し、そこは、ニューヨークの大金持ちとセレブ達が別荘を持つタウンである。大金持ちと名の知れた人たちだけを集めたパーティが毎夜あちこちのとてつもない大きな別荘で開かれる。海が広がり、果てしない大西洋の荒波と、果てしない青い空が楽しめるところである。

 

キャロライン・ケネディ、:エステイー・ローダ、ポール・マカートニー、マイケル・スピルバーグなどのいわゆるセレブたち、そして、ウオールストリートのとてつもない大金持ちの重役たちが夏を過ごすところである。

 

筆者は、1980年代の後半、この地にお金持ちたちの数分の1の金額で、ウイークエンドハウスを買いに、毎週出かけていたことがある。今、考えれば無鉄砲なことをしたものである。そして、それがきっかけで、トランプの最初の夫人、イヴァナに会えるチャンスを得たのであった。

 

筆者が用意したそんな金額では、とても不動産など買えないところであった。だが、世の中は不思議なものである。あるウオールストリートに勤めている男が、筆者の金額に合わせてきた。これは、しめた、と思って売買契約を結んだが、水のポンプの修繕負担の問題で、もめてしまい、結局は契約は壊れた。「強欲で、金に厳しい人たちがいるところだ」と筆者は思った。そして、海を隔てたコネチカット州にウイークエンドハウスを見つけたのであった。

 

この強欲な金に厳しい人たちが集まるタウン」イースト・ハンプトンにヒラリーとビルは、毎年、豪華な別荘を借り、多くの日々を過ごしているのである。ヒラリーもビルもこのような人たちと同じで、贅沢三昧の生活をおくっている、という。もちろん、トランプも自分の別荘のあるゴルフ場で多くの日々を過ごしているのであるが、彼は、実業家である。仕方がないであろう。

 

しかし、このヒラリーの目的は、この地で、スピルバーグに会い、マカートニーに会い、選挙資金を集めることなのである。8月、ヒラリーが集めた金は、143百万ドルに上るという。とてつもない金額である。ヒラリーの選挙資金のうち、このようにして集めたお金がどのくらいに当たるのか想像もつかないが、とにかくこの夫婦は、このような社交界にどっぷりつかり、絶えず、選挙資金を集め、生活しているのである。

 

別荘地は、政治家たちが最も好むところである。大金持ちが多く、政界と密接な関係がある。アメリカの政治家、少なくても、大統領を目指そうと思えば、際限ないファンド・レイジング、支出を覚悟しなければならない。そのような夢を追い続ける限り、大金持ちと付き合い、彼らのコミュニティに入ることになるのであろう。

 

クリントンもいビルも貧しい家に生まれ、苦労に苦労を重ね、やっと、夫婦そろって大統領になり、特に、ヒラリーはアメリカ史上、初の女性大統領になろうというのである。そんな夢を見るのは、この夫婦だけであり、すべての生活をそれにかけてきたのであろう。

 

セレブレティと大金持ちを求め、これまで、懸命に生きてきたのであろう。それは、ヒラリーとビルの大きな夢を実現するための手段であり、そのためには全てを投げ打ってきたのであろう。アメリカには、そのようなことをやっていると、貧乏人の気持ちはわからない、などと言われることはない、といったほうがよいであろう。それは、アメリカンドリームを追い求める個人の自由であり、それはそれで立派な人生と認められる。日本のように、「成り上がりもの」と批判されることもない。

 

予備選では、バーニー・サンダースに「クリントン夫人は、お金持ちの味方、私は、貧乏人の味方」などというようなレトリックを使ったが、これは、あまり選挙民には、訴えなかった。第一、トランプがそうである。大金持ちでも、貧乏人の白人ブルーカラーにもてているのである。この点、アメリカ人は、きわめて寛容で、貧乏から大金持ちになった人たちを尊敬する傾向にあると思う。

 

だが、最近のヒラリーには感心しない。例えば、ヒラリーは、大統領候補でありながら、何か月も記者会見を行っていない。単発的には、気に入った記者とのインタビューには応じたが、各メディアが集まった共同記者会見は、開いていない。一方、トランプは、記者団の総攻撃を受けても、記者たちに挑戦している。間違った認識と馬鹿げた発想をしていても、記者団に立ち向かっているのである。

 

ヒラリーにも、このような挑戦の態度が求められているのではないだろうか。

 

いずれにせよ、「もっともアメリカ人に嫌われている男性」と「もっとも嫌われている女性」との大統領職をかけた戦いである。もう少し、アメリカンドリームをかけた、堂々とした、公平な戦いはできないものなのであろうか。

 

ヒラリーとトランプは、またまた、拮抗し始めている。ヒラリーの支持が落ちているのである。当たり前であろう。これだけスキャンダルまみれになれば、「最も嫌われる女性」になっても仕方がない。それでも、「野心」だけは、持ち続けるのである。果たして、毎夜、眠りにつけるのであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 


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無題

ああ、ヒラリー無残!大統領選挙は、変化が激しいものである。選挙民が神経質になっているものだから、ほんのちょっとしたことで変わる。

 

筆者が何度も指摘してきたように、選挙活動で、表に出ない不活発なヒラリー・クリントンがあと投票日まで、約80日しかない時点で、最大のピンチを迎えた。全国レベルの支持率で、平均値で3.9パーセントの差に追い込まれた。勢いは、完璧にトランプにある。

 

ヒラリーにとって、致命的とも思える国務省の私的サーバー使用と彼女か国務省長官時代に国務省で、クリントン財団の金集めの相談していたことが、国務省の提出した文書で暴かれ、大ピンチに陥っている。

 

ここで、明確にしておきたいのは、トランプは、メキシコの大統領に会ったり、移民問題で、態度を変え、多少柔軟になり、メディアの話題になったが、これこそ、トランプの戦略である。絶えず、メディアと密接な関係を持ち、メディアに姿を現し、メディアと語り、宣伝活動としているが、メディアとの記者会見、大集会が最も効果的キャンペーンである。さすが、トランプである。テレビ出演を長く続けていた経験を生かしている。

 

一方のヒラリーはどうか、先週、選挙民の前に姿を表してのは、たった一回。ヒラリー病気説がうわさされても仕方がない。この一周間に一回だけの集会に顔を出したのだが、その演説の話題は、ちょっと、テレビで取り上げられただけであった。何の効果もない。もし、今週も同じ状態が続けば、トランプの逆転も見なければならない状況である。

 

とにかく、ヒラリーは、270日、記者会見をしていないのである。その理由は、外国から、多額の金を得たクリントン財団、サーバー問題やベンガジのテロリストによる攻撃などについての質問に答えるのを恐れているのである。右翼のジャーナリストの袋叩きにあうのが怖いのである。

 

このような事態は、筆者は十分予測したことである。ヒラリーもトランプも嫌われ者で、マイナスイメージが強いのであるが、その上にさらに、マイナスが加わったのである。そして、ヒラリーのマイナスが強く、トランプは、何もイメージはよくなっていない。ヒラリーが自ら落ちていくというヒラリーにとっては、最悪の事態である。

 

これからどうなるか?ヒラリーが宇わされている脳の病気がどれほど悪いのか?見当もつかない。筆者は、ヒラリーが病気だということは、確率が高いと思っている。そして、パーキンソン病に悩んでいるという噂もある。

記者会見も集会も自信が持てないとすると、選挙に勝つということが疑問になってくるのである。

 

トランプが、大統領になったら、どうなるか。そろそろ世界も気にせざるを得なくなったのではないか、と思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



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IMG_0525

少しも自慢できることではないことが僕にはある。それは、1983年以来、本格的な夏休みをとっていないことである。

 1983年といえば、僕がニューヨーク州に、小さな会社法人を設立した年である。この起ち上げた時、仕事がなく、あまりにも苦しんだせいであろう、と今思う。マンハッタンのタイムズスクエアーに宣伝会社を持っていた友人のオフィスにみすぼらしい机を一つ置いてもらい、独立したのであった。僕が当時、持っていたのは、粗末なコンピュータ一台。そして、交換台に僕専用の電話と回線を借り、オペレーターに秘書の役割をしてもらった。

 いくら営業をかけても、仕事はない。家に帰る途中、バドワイザーのネオンが寂しく輝く安酒場に入り、ビールを飲んだ。ビールの冷たさが、僕のみじめな心を苦く刺激していた。バーテンダーが話しかけてくれ、落胆した気持ちを癒やしてくれた。ヤンキースの話が一番うれしかった。それには、幼い良き日の思い出があったからである。

 僕は、日本にいたころから、ヤンキースが好きで、16歳のころ、朝日新聞の英字新聞であったAsahi Evening News(現在、Herald Tribune International でアルバイトをした。オーストラリアから来ていたスポーツ記者といつも、当時、ヤンキースのスラッガーであったミッキー・マントルとロジャー・マリスの歴史的なホームラン競争を応援した。僕は、マントル・ファン、スポーツ記者は、マリス・ファンであった。どちらかがホームランを打つとうれしい顔をした。

 僕は、コピーボーイであったから、そのスポーツ記者が「ゲンコー」(原稿)と大きな声を出すと走ってデスクに向かい、原稿を受け取り、印刷所に運ぶ仕事であった。僕は、運ぶ途中、その原稿に目を通す。英語は自然に覚えた。すると、マントルとマリスが何本目のホームラン打ったかすぐ分かった。

 また、AP通信の写真も朝日新聞本社の写真部に運ぶのが仕事であった。すると写真部のおじさんが「坊や、それを食べなさい」と言われ、朝のパンをごちそうになった。いつも、おなかを空かせたていた僕は、嬉しかった。そして、朝日新聞本社の食堂に行くと、「おにぎり作っておいたよ」と、調理場のおじさんが言ってくれた。木の薄い皮に包まれた暖かいおにぎりは、お昼に食べた。一緒の包みに入っていた沢庵がおいしかった。

 時々、僕を可愛がってくれたワシントンポストの東京特派員のピーターが毎週、Asahi Evening Newsにやってきた。オピニオンページの編集にやっていたのであった。そして、僕をランチや外国特派員協会に連れて行ってくれた。ピーターは、まだ16歳の僕といることがうれしかったようで、取材にも連れて行ってくれた。同年齢の外国の歌手のグループなどの取材にもつれて行ってくれたこともあった。ある時は、帝国ホテルのインペリアルバーにも何回も連れて行ってくれた。もちろん、アルコールは飲まない。

 そのほか、外交官、各国のジャーナリストと飲むときも連れて行ってくれた。僕は、その場に、ちょっこりと椅子に座り、彼らの会話を聞いていた。ときどき、質問をされる。もちろん英語で答える。英語は、毎日、猛烈な特訓を自分でやった。アサヒジャーナルの記事の翻訳をやり、ピーターに渡した。英語も直してくれた。 

 話が大きくそれた。元に戻そう。苦しみぬいたタイムズスクエアーのオフィスにも春が訪れたのであった。世界は、バブル経済に突入し、僕の会社もやっと仕事が入るようになり、回転しだしたのであった。東京に年8回飛んだ。くたくたになったが、働いた。そして、水疱瘡にもかかったときは苦しかった。。

 この時以来、僕の頭の中にあるのは、「油断してはならない。いつ、危機が訪れるかわからない。アメリカはそういう国だ。生き残るには、絶えず、休まず、働くことが肝心だ。決して、休むなかれ」と自分に言い聞かせてきたのである。

 その後、国際連合を退職し、新しい会社を設立し、バハマに一週間の休暇に出かけたのであった。しかし、行く手を考えると、実際それがビスネスとして、成り立つかどうか不安がやってきて、結局は、なにも楽しめなかった。バハマの休暇は、最悪のものになったのであった。

 それ以来、休暇は生きている間はとらないことにしたのであった。だが、近年、休暇を取りたいと思うようになった。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 

 




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trump-clinton

本日トランプがアリゾナ州フェニックスで行った演説を聞いていて、恐ろしい気持ちになった。演説は、トランプがヒラリーを追いつき、追い越しに使おうとしている移民に関してであった。不法移民に対し、容赦しない態度を示し厳しい罰則を強調したが、その政策は、不法移民を人間として認めないとようなものとして筆者は受け取った。確かに不法移民は、取り締まらねばならない。だが、トランプの言うレベルまで、実施と罰則が可能なのか。筆者は不可能だと思う。

 

さらに恐ろしいことは、このような1100万人に上る不法移民の事態を招いたのは、オバマとヒラリーだと主張するのである。そんなナンセンスなことはない。

 

トランプの演説内容は、欺瞞に満ち、自分の主張に沿ったように巧みに歪曲され、」ヒラリーを真っ向から叩くために使われているのである。ここまで、人のせいにし、人を責めることのできる人間は、珍しいだろう。自分は、キングなのである。自分は、すべて正しいのである。

 

そのような演説を聞いている大勢の観衆は、」歓声を挙げ、USA, USA」と叫び、同時に「トランプ、トランプ」と大合唱するのである。」

 

ヒラリーとトランプの差は、刻々と縮まっている。各社世論調査結果の平均は、4.4パーセントに縮小した。ここでヒラリーが踏ん張り、また、引き離すことができるのか?

 

そのようにヒラリー支持が落ちる原因はこれまで、何回も述べたが、」ヒラリーがタイミングよく、トランプに反論しないからである。」テレビ局はトランプの狂ったような演説を一部始終流す。それの方が視聴率を稼げるからである。

 

これに対し、ヒラリーは、集会の数も少なく、トランプのようなデマゴーグを使い、トランプを激しくたたくことない、ヒラリーの集会と演説は、テレビ局に視聴率を稼がせてくれない。だから、リベラルのテレビ局でも、トランプの演説を最後まで放送する。結果、トランプのカバー率が高くなる。

 

今のアメリカは、とんでもないことが起こっていると思う。ヒラリーとトランプの支持率は、より拮抗し、どちらが勝つのか、全く分からないことになるのではないか、と思われる。

 

また、乱戦、混戦に戻りそうである。少なくても、筆者の考えていたヒラリー楽勝説は、消えると思う。そして、世にもまれな妖怪のような人物、トランプが大統領になる可能も否定できない状況が形成されつつある。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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trump-clinton

トランプの演説内容は、欺瞞に満ち、自分の主張に沿ったように巧みに歪曲され、」ヒラリーを真っ向から叩くために使われているのである。ここまで、人のせいにし、人を責めることのできる人間は、珍しいだろう。自分は、キングなのである。自分は、すべて正しいのである。

 

そのような演説を聞いている大勢の観衆は、」歓声を挙げ、「ISA,USA」と叫び、同時に「トランプ、トランプ」と大合唱するのである。」

 

ヒラリーとトランプの差は、刻々と縮まっている。各社世論調査結果の平均は、4.4パーセントに縮小した。ここでヒラリーが踏ん張り、また、引き離すことができるのか?

 

そのようにヒラリー支持が落ちる原因はこれまで、何回も述べたが、」ヒラリーがタイミングよく、トランプに反論しないからである。」テレビ局はトランプの狂ったような演説を一部始終流す。それの方が視聴率を稼げるからである。

 

これに対し、ヒラリーは、集会の数も少なく、トランプのようなデマゴーグを使い、トランプを激しくたたくことない、ヒラリーの集会と演説は、テレビ局に視聴率を稼がせてくれない。だから、リベラルのテレビ局でも、トランプの演説を最後まで放送する。結果、トランプのカバー率が高くなる。

 

今のアメリカは、とんでもないことが起こっていると思う。ヒラリーとトランプの支持率は、より拮抗し、どちらが勝つのか、全く分からないことになるのではないか、と思われる。

 

また、乱戦、混戦に戻りそうである。少なくても、筆者の考えていたヒラリー楽勝説は、消えると思う。そして、世にもまれな妖怪のような人物、トランプが大統領になる可能も否定できない状況が形成されつつある。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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無題

トランプがヒラリーとの差をまた縮め始めた。Fox News Channelの最新の世論調査では、41:39で、ヒラリーのリードは、2ポイントまで、縮まった。そのほかの調査でも、差は縮まりつつあり、各調査の平均値では、ヒラリーのリードは、4.4パーセントまで落ちた。

 

ヒラリーの勝利は確実とまで言われつつあったが、これは、神話となりつつある。

 

この原因は、なにか?と言うと、ヒラリーに対するネガティブな見方が、59パーセントまで上がり、トランプの60パーセントとほぼ並んだのである。これは、ヒラリーのアキレス腱である国務省サーバー問題で隠ぺいしていたメールが15,000本もあり、それが裁判所の命令で、公開されることになったことなどが影響している。

 

しかし、何が最も影響しているかと言えば、筆者の見方であるが、トランプがテレビで取り上げられるケースが圧倒的に多いことであろう。それは、トランプが精力的にあちこちで大きな集会を開き、徹底的にヒラリーを叩いている。このテレビに姿を現す機会がトランプの頻度がこれほどまでに、違うとは、誰も想像できないだろう。このヒラリーがテレビに登場することが減ったことが、どんどんと差を縮めている原因であると筆者は思う。

 

なぜ、ヒラリーは、そんなにテレビに取り上げらられる機会が少ないかと言えば、集会の数であると思う。トランプは、毎日のように集会を開き、強烈にヒラリーを鋭く批判する。それらがデマゴーグだとわかっても、これだけ頻繁に繰り返されて叩けば、それなりの効果が出てくる。

 

ヒラリーは、体調がよくないのであろう。集会の数が少ない。ニュースになる話題も少ない。そんなことは、百も承知なのであろうが、それが出できない理由があるのであろう。やはり、ヒラリーは健康問題を持っているのではなかろうか。そうでなければ、なぜ、集会をもっと開かないのであろうか。

 

このまま行くと、トランプが追いつく可能性が出てきたのではないかと筆者は思う。ヒラリーの圧倒的勝利が言われていたが、黄色信号が点いたようである。

 

本当に、健康状態が思わしくなければ、ヒラリーの勝利のチャンスは、たちまちのうちに消えると思われる。ヒラリー支持者の心配は、またやって来た。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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筆者は、まだ、若い時、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官を2時間にわたり、インタビューした時、「あなたは、忍者外交で有名な外交官であった。忍者外交を行ったのは、なぜだったのでか?」と聞いたことがあった。ドクター・キッシンジャーの答えは、「外交には、秘密が必須である。外交の動きが事前に漏れたりすると、交渉は成功しない」と言うことだった。

 

これと全く正反対のことをやったのは、ドナルド・トランプである。

 

ドナルド・トランプがメキシコ大統領と会談した。その心づもりは、これまで選挙キャンペーンで、アメリカ政府、特にオバマ政権が取って来た移民政策を大批判し、メキシコからの不法移民は、暴力、犯罪、麻薬、レイプなどを持ち込む。それを根絶しなければならない、と発言し、国境に高い壁を築くことを唱えた。そして、その建設費用をメキシコ政府に要求するというプランである。

 

その政策は、激しい批判を浴びた。人種差別主義者とも呼ばれ、ローマ法王からは、クリスチャニティに反する行為として批判された。それに対し、トランプは、「そんなことは、ローマ法王の越権行為」としてとらえ、ひんしゅくを買った。

 

しかし、そのトランプの批判は、猛烈な批判を受け、大統領選挙を大きく左右することになった。

 

トランプのメキシコ大統領訪問は、ドクター・キッシンジャーのような「国家として、重要な目的ある会談」とは、全くかけ離れたもので、自分の大統領選挙キャンペーンの一環としての行為である。これで、ヒラリー・クリントンの大きなリードを何とか取り返そうと、一気に劣勢を挽回しようと言うのである。だから、不純な意図であり、この行動を支持するアメリカ選挙民、も少ないであろう。

 

今、アメリカのテレビで、メキシコ大統領と会談を終えたトランプと同大統領の共同記者会見が行われている。記者会見はまだ続いているが、筆者は、すぐ危険性を感じた。それは、「まだ、大統領選挙の候補なのに、既に大統領になったように振る舞っている」ことである。

 

既に、CNNのコメンテーターは、このようなトランプを「Presidential」(大統領らしい)と表現したのである。これこそ、トランプが意図したことである。トランプは、テレビ俳優のようなものである。何でも演技することができる。筆者は、このようなメディアを大声で批判したいのである。無責任に支持者と不支持者のコメンテーターを出演させ、両方の意見を述べさせ、それで、公平な見方をプレゼンテーションしているという安易な考え方なのである。こんなことは、誰だってできる。

 

肝心なことは、CNNが自分で調査をし、自分で真実を追い求めて報道しなければならないのである。この努力を怠り、両サイドのゲストをひっぱりだし、けんかのような論議をやらせるのである。

 

記者会見を聞いてわかることは、何も新しい動きはなく、「国境の壁の建築費」については、何も話されず、ただ「会談では、話されなかった」と言うだけであった。

 

このトランプとメキシコ大統領の会談には、セッションズ上院議員とジュリアニ元ニューヨーク市長が同席している。両者とも極めて右側に属する人で、右翼的、と言えるかもしれない。ヒラリー・クリントンの大批判者である。

 

それにつけても、ヒラリーの影が薄い。メディアは、相変わらずトランプの独り舞台のように見えるのは、筆者だけであろうか。

 

なにせ、メディアでの出演が少ないのがヒラリーである。これがどういう影響を大統領選挙に与えるのか注目したい。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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trump-clinton

ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプ共に、0926日に行われる最初のテレビ討論の準備に、本格的に入ったようである。

 

今回の準備は、極めて労力を必要とすると思う。何故なら、これまでの大統領選とは、全く異なり、焦点は、如何に「相手をこき下ろすか」もっと言えば「相手を否定し、いかにして、犯罪人とするか」と言う否定の論理に立脚しているからである。すなわち、相手をどれだけ叩き、どれだけダメージを与えるか、と言うことに集中すると思う。

 

こんなテレビ討論は、全く意味をなさないし、全くアメリカ国民が許すべき討論会ではないと筆者は強く思う。しかし、討論会は、無様なものになると思う。

 

相手を否定し、その否定を成り立たせることは、選挙民が正常であるなら、本当は、敗北である。選挙民が正常な状態であるなら、選挙民の判断は、相手を否定し去った候補を否定するはずである。そして、ポジティブな論理をかざし、現状を的確にとらえ、アメリカの将来の姿を示した候補を高く評価するはずである。

 

しかし、今回のテレビ討論は、そうはならないであろう。何故なら、そのような方向に進んだら、自分の負け、と考えているトランプが、一方の候補であるからである。トランプは、一切、正論を使わないであろう。ほとんどすべてと言っていいほど、デマゴーグとでっち上げ、そして、扇動に基づいた言動と態度をとるであろう、と予想される。

 

これに対し、ヒラリーも本来の冷静な鋭い視点を削り、この感情的なトランプの戦略を跳ね除け、多分に感情を入れた討論に終始せざるを得ないだろう。悪く言えば、犬猿の喧嘩になるであろう。

 

そして、討論の終わった翌日のメディアは、「どちらが勝ったか?」と盛んに論じ、大衆をこの二人の扇動に巻き込むだろう。それが、メディアがメディアを売り込む作戦であり、メディアのマーケットシェアを伸ばし、利益を上げる狙いなのであろう。

 

メディアとて、利益企業体である。売り上げを最大にし、利益を最大にしなければならない。

 

かくして、アメリカの大統領選挙テレビ討論会は行われるのである。

 

1960年、ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンが第一回のテレビ討論を行ったが、この時の真摯なまじめさ、アメリカと言う国家を愛し、アメリカ国家の将来を真剣に論じた時代は、一体、どこに消えたのであろうか。

 

下記のサイトをご覧いただきたい。ケネディとニクソンのテレビ討論会の模様である。

 

https://www.youtube.com/watch?v=QazmVHAO0os

 

ご覧のように、アメリカ大統領選候補がいかなるものか、如実に学ばれることであろう。

 

トランプとヒラリーには、このレベルの討論は期待できないと思う。第一、二人ともスキャンダルだらけである。「スキャンダルとデマゴーグに汚れた大統領選テレビ討論」となるだろう。醜いものになるであろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク
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トランプ222

MPI(移民政策施設)によると、2013年にはアメリカで4130万人もの移民がいると記録されている。2014年、Pew Research Center によると1130万人もの不法移民がアメリカにいたと発表されており、これは国の人口の3.5パーセントを占める数になる。その大部分はメキシコからの集団である。実際に、Pew Research Centerにおいても不法移民の50パーセント以上がメキシコからの移民とされている。

 そして、このまま移民が増え続けると、2050年には、白人の人口比が全体の47パーセントなり、ラテン系、黒人、アジア系、などの現在マイノリティとなっている人種が人口の多数を占めてしまうことが問題となっているのである。

 しかし、この観点は大きな論議を生む。アメリカという国は、白人が多数を占めなければならない国なのか、という論議である。この論議は、アメリカを真っ二つに割る論議となること必至である。

 トランプは、白人のアメリカを望んでいるようであるが、見方を変え、近いうちに、大演説をする予定である。一方のヒアリー・クリントンは、移民に対し、理解ある態度をとっているが、「マイノリティが多数を占める」ことを容認するかどうかは、わからない。

アメリカの白人、特に、白人ブルーカラーは、白人多数のアメリカを支持することは、明白である。ここ論戦に、アメリカを真っ二つにわっている右と左の対決が加わると、さらに問題は大きく、複雑に、発展すること確実である。

 筆者は、マイノリティの一員として、きわめて、複雑である。アメリカといえば、人種差別が大きな問題として、浮かび上がる国である。黒人が白人警察官を殺したり、その逆のケースもある。アフリカから黒人を連れてきて、人身売買した国である。暗い歴史を持っている。その光景は、よく文学作品にも描かれている。

 だが、移民政策で、白人多数国家を維持を維持し、コントロールする政策はあり得る。移民の数を調整すればよいのである。しかし、これまでと同じように、不法移民は、入ってくるだろう。そして、社会福祉の助けを借りなければ生きていけない人びとがほとんどではないだろうか。

しかし、今回の選挙では、この問題に関し、現実的な回答が出てくることはないだろう。政治的に、あまりに大きな問題であるからである。

 アメリカがマイノリティがマジョリティになったらどうなるのであろうか?想像もつかない。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 

 



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trump-clinton

ヒラリー・クリントンが国務長官時代、国務省のサーバーを自宅のサーバーにつなぎ、仕事をしていて、機密文書が漏えいしたとする事件が長い間問題となっている。そして、クリントンは、国務省を使い、レセプションンなどで、外国の金持ちの客を招き、その引き換えに、クリントン基金に寄付を頼んでいた、とするトランプ側の激しい非難は、果たして、証拠をもって実証されるのか、ということが焦点になってきている。

 

共和党団体の訴えに、裁判所は、国務省にこれまで、公表されなかった15000通のクリントンのメールを公表するよう命令したが、その一部がリークされた。確かに、寄付金を出した人物宛の招待状は出ているが、それが、その人物の寄付金のもととなったかどうか、を裏付けることは、あまりにも困難である。人のモティベーションを読み、その働きかけが原因で、寄付金を出したかどうか、を推察し実証することは、実に困難なことである。

 

この難関をクリントンが何とか逃げ切れば、戦いは、ヒラリーの地滑り勝利に流れる可能性がある。

 

選挙民よりも、このような問題は、メディアが騒ぐのであり、メディアは、このようなスキャンダル、ゴシップストーリーで売り上げを稼ぐのである。しかし、そのようなメディアのマーケティング戦術は、選挙民が落ち着いて考えればわかることである。

 

アメリカの選挙民は、トランプとメディアのデマゴーグの真っただ中にあり、大きなフラストレーションとなっている。アメリカは、メディア自体がキャンペーンの一部であり、選挙民は、よほど注意が必要である。

 

デマゴーグとスキャンダルまみれの大統領選挙。ヒラリーとトランプが残す爪痕を治すのはやはり選挙民であろう。選挙民がしっかりしなければならないのである。

佐藤則男
ニューヨーク

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DSCN0590

 先日、東京の我が家の近くにある行きつけのスナックに立ち寄った。すると、久しぶりにわが友である元気のよい青年A君に出くわした。筆者はA君を大いに買っている。清々しく、正面から」「如何に善く生きるか」を常に追求している若者である。

 

このA君が筆者のブログサイトをよく読んでくれているようで、次のように聞いてきた。「あなたがアメリカについて書いているものを読むと、あなたのアメリカに対し抱いている祖国愛を感じる。そうではないのですか?」

 

筆者はドキッとした。これまで、アメリカについて語ってきたが、そのモティベーションは、アメリに対する祖国愛であったのか、と初めて気が付いたのである

 

そして、A君に「その通りだ」と答えていた。

 

正確に言えば、筆者にとって、アメリカは、祖国ではない。筆者にとっては、祖国は、日本である。しかし、筆者は、16歳で、アメリカに渡ることを決意していた。それは、当時、東京で、ワシントンポスト紙の特派員にお世話になっていたから、よけいその意志が強くなっていた。だからであろう。アメリカは、筆者の「第二の祖国」というようなものに自然に変わっていたのだろうと思う。だから、アメリカに渡り、生活しても、最初から、違和感がなかった。

 

国といっても、祖国、母国、本国、居住国などの言い方があるが、いずれの場合も、自分に関係する国の呼び方である。

決まりきった分け方では、祖国は祖先の国、母国は自分が生まれた国、本国は本籍国籍のある国、居住国は今住んでいる国を表す。たとえば、アメリカの日系人でカナダに移住してカナダ国籍をとり、仕事でイギリスに滞在している人なら、祖国は日本、母国はアメリカ、本国はカナダ、居住国はイギリスというようになるのであろう。

 

さて、筆者は、なぜ、アメリカを祖国のように感じるのであろうか?

 

よく考えてみても、論理建てた説明はできない。なぜなら、それは、情的なものであるからであり、自分自身のアイデンティティ(Identity)であるからである。この場合のIdentityという言葉の意味は「同一視から生まれる自主性」という意味である。

 

まず、筆者にとって、アメリカは、自分の物理的な祖国は、日本であることを痛切に感じさせたのであった。それは、アメリカの移民法であった。この移民法を合法的に通過することは、アメリカ移住の第一関門である。これをクリアーできないと、アメリカに住むことは難しい。筆者は、まず、この障害を突破することができた。

 

あとは生計を立てる仕事を見つけることである。筆者は、アメリカであるから、アントレプレナーの国で、独立しようと思い、ニューヨーク法人のコンサルティング会社を設立したのであった。最初の一年、自分で言うのも不適切かもしれないが、苦労した。日本企業は、ほとんど相手にしてくれず、日本企業の冷たさを味わった。外国の企業、アメリカ企業から、仕事をとることができ、2年目から、そのような企業から、ビジネスをもらったのであった。助かった。

 

そして、皮肉なことにそれらの外国企業、アメリカ企業の仕事は、日本関係の仕事であった。これはアメリカンビジネスの特徴である。外国企業の客には、その国の人を社員に雇い、担当させるのである。これが原則で、アメリカ企業のうまいところである。

 

このように、アメリカで働き、アメリカの生活をするには、この原則を忘れてはならないと思った。自分の祖国を誇りに思い、よく知り、日本に対し、尊敬の念を持つことが必須であることを学んだ。

 

このように様々な経験したことが土台になり、筆者の「二重祖国」の思いは、出来上がったと思う。

 

いろいろな説明を見ると、祖国愛は、愛国心の一つとして考えられ、もちろん筆者の場合、日本に対し愛国心は、あるのであるが、祖国愛としてとらえたほうが適当だと思う。

 

「ウイキペディア」いよると、愛国心には、次のような説明がある。

 

「一口に「愛国心」といっても、話者によってその意味するところには大きな幅がある。愛国心の対象である「国」を社会共同体と政治共同体とに切り分けて考えると分かりやすい。

 

社会共同体としての「国」に対する愛着は「愛郷心」(あいきょうしん)と言い換えることが出来る。

 

政治共同体としての「国」に対する愛着は「忠誠心」(loyalty)と言い換えることが出来る。

 

「愛国心によって表出する態度・言動の程度は様々で、ノスタルジーから民族主義や国粋主義まで幅広い。よってこれらを十把一絡げに「愛国心」と表現することもできるため、その内容は往々にして不明確である。また、愛国心を訴える事は政権側からのみでなく、反政府側からも行われることである。反体制的な愛国運動は、政権側から弾圧されることがしばしばである。

政府側の期待する「愛国心」は現政府に対する「忠誠心」と解釈できる。

反政府側の訴える「愛国心」は革命後の新政府に対する「忠誠心」、もしくは時の政府に靡かない「愛郷心」と解釈できる。

 

また、愛国心は大衆を煽動する道具とされてきた一面もある。幸徳秋水は「帝国主義はいわゆる愛国主義を経となし,いわゆる軍国主義を緯となして,もって織り成せるの政策にあらずや」と著書に記している(幸徳『帝国主義』)。

 

平和主義者には“愛国心こそが戦争を起す最大の要因である”と説いた者もいるが、反戦運動においては、戦争を若者を殺し国を危うくするものとし、愛国を掲げて戦争反対を訴える団体も多い」とある。

 

しかし、筆者は、祖国愛も愛国心ももっと身近にあるのではないか、と思う。「あなたは愛国心がありますか?」などと、質問すること。また、「あなたには、何も愛国心がない」などと批判することもナンセンスだと思う。よく、筆者は、日本でこのような質問を受けるが、悲しい気持ちになる、

 

佐藤則男

ニューヨーク


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トランプとヒラリーの大統領選での一騎打ちは、今のところ、Real Clear Politicsの各社世論調査平均で、ヒラリーの6パーセントのリードである。筆者から見ると、トランプキャンペーンのひどさから見て、この程度の差とは、ちょっと意外な気がする。

 

クリントン候補は、2ケタのリードぐらいが当然なのであろう。しかも、トランプは、共和党の伝統的保守主流派に支持を得ていない。いわば、片肺飛行である。

 

大統領選の常である共和党の全面的支持を得ていないので、共和党と民主党の二大政党の一騎打ちから外れている大統領選挙である。もし、トランプがおとなしくしていて、愚かな言動、極端な言動をせず、もっと利口なキャンペーンを行っていたら、どうなるかわからない状態になっていたはずである。

 

トランプの傲慢さとエゴがここまで、来させたのである。

 

こんなことになるのも、ヒラリーの支持が弱いからである。筆者から見たら、トランプとヒラリーの戦いなら、ヒラリーの経験、実績からして、断然ヒラリーがリードし、すでに、地滑り勝利が予想されるはずである。

 

しかし、現実はそうはいかない。ヒラリー・クリントンには、ヒラリー・クリントンの問題があり、それが今後も、糸を引きそうなのである。そして、その最も大きな問題が、先日、裁判所より国務省に命令された、クリントンの未公開メールの公表である。これらのメールは私的なものとして、公開されなかったものである。

 

これらのメール公開の訴えは、共和党系の団体によってなされたものであるが、クリントンファンドへの外国からの寄付金が話し合われているメールが含まれているといわれている。もし、そんなことが実証されれば、ヒラリーは、一瞬のうちにピンチに陥ると思われている。

 

国務省は、公のオフィスである。そこで、クリントン財団の金集めのメールが行われていたとしたら、それは、大変なことになると思われれる。それも、サウジアラビア王家など、問題の多いところからの大金である。そんなことになれば、割れていた共和党全体が乗り込んでくると思われる。

 

おそらく、そんなメールは、含まれていないと思うが、調べてみないと何とも言えないと思う。 

 

ヒラリー・クリントンとは、まことに常識のない人物と思われる。

 

さて、このプライベート・サーバーは、ブッシュ政権の元国務長官のコーリン・パウエルがヒラリーに勧めたものだという。いろいろメディア記事を調べてみたが、どうやらそうらしい。パウエルは、名国務長官であった。クリントンもパウエルの信奉者であった。まさか、パウエルの推薦を実行したばかりに、このようになるとは、夢にも思わなかったであろう。

 

クリントンと国務省が抑えていた未公開メールの公表は、早くて9が宇16日とのことである。果たして、何が含まれているか、注目される。

まさにヒラリーのアキレス腱なのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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筆者は、自分の勉強範囲以外のことに触れるのは、誠に失礼だと思う。知らずして、ものを語ることは、筆者の恥じるところである。しかし,そう思うと、何について、語ることができなくなるほど、勉強していないことに気が付く。それでも、書くということは、傲慢以外の何物でもない。

 

その傲慢を許していただき、北朝鮮のミサイル、核威嚇について、少々述べさせていただきたいと思う。

 

北朝鮮がアメリカ本土をミサイル攻撃と発表したが、もし核兵器がそのミサイルに搭載されるほどの技術があれば、アメリカ本土も攻撃射程距離以内に入ることになるだろう。しかし、そこまでは、まだ行っていないのではないか、と筆者は、何の証拠もないが、思う。

 

この北朝鮮に対し、これまで、アメリカ、中国、日本、韓国などが様々な形で、会談し、その対策を練ってきたと理解している。しかし、北朝鮮は相変わらない政策を採っており、依然として、対立を続けているのが現状と筆者は理解している。

 

まず、筆者がこの方法について述べさせていただくと、北朝鮮に対し、いくらこれらの国々が包囲網を築いても、北朝鮮は、それらの国々がそれぞれ異なった利害を持ち、そして、異なったゴールを持ち、北朝鮮に包括的なアプローチできないのではないかと思う。つまり、アメリカ、中国、日本、韓国が同一の利害、目的を共有できないのではないかと思う。これらの国々は、同盟国でもないのである。

 

こんなことは、北朝鮮も十分知っており、部分的に中国と手を結んでいるように、いくらでも対抗手段はあると思う。

 

それなら、日本も北朝鮮に対し、独自の外交目的、独自にそれを達成する戦略を持つほうが良いのではと思うのである。そして、独自の防衛体制を敷くほうが賢明ではないかと思うのである。もう出来上がっていると思うのだが、日米安保条約を基本とし、完璧なほどの防衛体制、迎撃態勢を敷き、同時に、外交戦略も進め、世界に発表すればよいのではないかと思うのであるが、いかがであろうか?

 

何も秘密を漏らすなどと考える必要はないのではないだろうか?ありのまま、日米連合軍の力を見せ、北朝鮮首脳部と交渉すればよいのではないだろうか。

 

どうせ、北朝鮮も世界向けPRを行っているのであろう。日本もアメリカとともに、同じことをやったらどうであろうか。北朝鮮の言うことに、真っ向から、世界の政府の前で、論戦を挑んだら、日本に不利なことでもあるのであろうか。

 

せっかくアメリカ軍に日本防衛を共同でやっているのであるから、アメリカを十分活用したらよいのではなかろうか。外交において、PR戦で勝つことは、極めて重要であると思う。官房長官の形式的な声明や記者会見では、PR外交戦に勝てないと思う。

 

対北朝鮮外交広報担当はいるのであろうか?

 

これは、慰安婦問題についてもいえることで、外交政策において、広報担当の役割は、大きく、世界では、慰安婦問題は、「日本悪役説」が常識となっている。いったん、このイメージが広がってしまうと、手がかかる。ほとんどこの汚名を払しょくすることは、難しくなる。

 

広報活動は、外交政策では、実に大切だと筆者は思っている。外交で、広報戦に勝つことは、必須ではないかと思うのである

 

今、日本政府行政部門で。よりターゲットを明確にした、ピンポイントの目的と戦略を持つ広報戦略部隊が必要なのではないかと思う。勉強不足の意見で申し訳ない。

 

 

佐藤則男

ニューヨーク


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致命的とも思える欠点を持った二人がアメリカの大統領という地位を「泥沼の中で、泥を投げつけあい、名を傷つけながら、必死に戦っている。その姿は、地位欲に燃え、権力に燃え。人間の姿をした魔物」のようにさえ見える。人間、公衆の面前で、ここまで、必死で、すごい表情になれるものである。

 

トランプの後ろには、極右翼のステファン・バノン選挙参謀、一方のヒラリーは、筆者は、実際の選挙参謀は、ビル・クリントンとみている。ビルの野心は、ヒラリーが史上初の女性大統領になる欲望より、強いのではないか、とさえ思える。ヒラリーが勝てば、自分は、初の「ファースト・ジェントルマン」になれる。

 

ビル・クリントンは、彼が大統領選に立候補した時、筆者が選挙の天才とさえ思った男である。自分に有利なところ、特に若さを訴え、悪いところ、つまり「嘘つきウイリー(ビルの愛称)」と呼ばれていた自分をものの見事にかき消した。しかし、その戦略は、ジェームズ・カビール「Economy Stupid」(経済がすべて)という有名なキャッチフレーズを作り出した選挙参謀に助けられた。ビルの強いところを強調し、弱いところは、うまく隠す、作戦が成功したのであった。

 

そして、スポークスマンとして、ジョージ・ステファンポリスを起用し、その若さで成功した。このステファノポリスは、現在、ABCテレビの実力アンカーマンである。筆者には、すがすがしかったその当時のステファノポリスの顔が浮かんでくる。

 

しかし、今のヒラリーの側近には、この二人のような人物が存在しない。ヒラリーのキャンペーンを見ていると、どうも、ビルが力を持っているのではないか、と思う。もし、そうだとしたら、悲劇であろう。ビルは、もうその当時の若さと新鮮な発想は持っていないのではないか。

 

しかし、このビルが、問題のクリントン基金のプレジデントなのである。ヒラリーは、ビルにこれまで任せておいたものと思う。ビルは、失言を繰り返し行い、正直言って、ヒラリーの足かせとなっているのではないだろうか。その指摘は、あちこちのジャーナリストが行っている。

 

一方のトランプの選挙参謀バノンは、「短期決戦」を強いられている。何せ、選挙参謀になったのは、大統領選挙投票日まで、90日しか残されていない時期であった。よほどのことをやらない限り、ヒラリーとの大きな差は、埋められない。即効性のあるキャンペーンを実施しなければならない。打つ手は、いちかばちのかけである。

 

そこで、そのような状況をひっくり返す作戦は、「右と左でアメリカを真っ二つに、明確に割り、選挙民を右か左に極端に偏らせ、そして、中間層を広げ、その中間層の票をごっそり、取ってしまう」ことである。この実施作戦には、相手候補、つまり、ヒラリーを極左に押しやり、封じ込める作戦がとられる。この作戦として、ヒラリーの弱点である移民政策の甘い点を強調し、デマゴーグも入れ、打ちのめそうとすることであろう。

 

しかし、このデマゴーグを使うこととは、極めて危険である。デマがデマであることが判明した時、バックファイアーとなる。しかし、今のトランプには、この作戦をとらざるを得ないのである。マイノリティの票が必要なのである。

 

だから、自ら叫んだ不法移民に対する厳しい態度を手のひらをひっくり返したように改めたのである。だが、これには、大きな問題がある。そのように態度を変える人のことを「フリップ・フロッパー」と呼び、適宜、状況に応じ、態度を変える人を表し、大きなマイナスとなる。ジョージ・ブッシュとジョン・ケリーが大統領選を争った時、ブッシュがケリーをそう呼び、そのようにレッテル貼りに成功し、勝利をしたのだった。これこそ、あのブッシュの天才選挙参謀、カール・ローブの作戦であった。

 

果たして、トランプの選挙参謀、極右のメディアの創始者であるバノンが、カービルやローブのような知恵と力を持っているか。大きな賭けである。

 

ヒラリーは、共和党の反トランプの著名人、ジョン・マッケイン、ジェブ・ブッシュなどの実力者に、自分の側につくように、話を持ち掛けている。キレらの共和党実力者が、続々とヒラリー支持に回ったら、トランプも万事休すであろう。しかし、このような共和党の実力者がヒラリーにつくことはあるまい。なぜなら、そのように動くと、ヒラリーの致命的欠陥である「嘘つきヒラリー」が問題となり、自分に降りかかってくるからである。

 

かくして、アメリカン大統領選は、本格的な泥沼に入ったのである。そして、アメリカ中が泥沼に入ったのである。果たして、そのような戦いの中から、アメリカを認識させ、より強いアメリカを創れる大統領が生まれてくのであろうか?

 

 

佐藤則男

ニューヨーク


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またしても、メディアの大袈裟なトランプ報道が始まっている。トランプが移民に関し、態度を和らげ、これまでトランプが掲げてきた厳しい政策を変更したのである。

 

この変身を褒めたたえるSurrogate(信奉者)をテレビ討論に参加させ、しゃべりたいだけしゃべらせるのである。トランプの黒人の支持率は、一桁である。このような報道の仕方は、トランプを持ち上げる結果になる可能性が高く、トランプの決断力を褒めたたえることになる。

 

もともと、トランプは、人種差別主義者のような発言をして、そう思われてきた。問題は、人種差別の疑いのある人物が、アメリカ大統領選で、共和党の正式指名候補に選ばれること自体がおかしいのである。

 

このようなことを可能にしたのは、メディアなのである。アメリカの選挙民がこのようなメディアの言うことを信用したのである。また、アメリカの選挙民は、わからないようである。

 

特に影響の大きいテレビメディアは、自分たちの視聴率競争に明け暮れ、派手な演技をするテレビタレント、ドナルド・トランプを作り出したのである。

 

そして、それがトランプの戦略なのである。ヒラリーに比べ、トランプのテレビ出演、カバーレッジが圧倒的に多い原因なのである。アメリカでは、メディアがどちらの候補に偏向していようと文句は言えないのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク


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ヒラリー・クリントンは、サウジアラビア王家など、外国から不適切な寄付金を受けているクリントン基金、それと関係していると見られている国務省サーバー不正使用によるメール問題など、スキャンダルまみれとなっている。病気説と重なり、勢いがやや衰えている。

 

トランプは、ヒラリー・クリントンを各地の集会で、痛烈にたたく。容赦はしない。それも舞台俳優のように演じるから、筆者には、不誠実にも見える。

 

クリントン自身も集会で演説するが、直接これらのスキャンダルに関しては、言明しない。クリントンキャンペーンは、反論はするが詳しくは取り合わない。

 

Leave them alone(放っておけ)と言うことなのであろうが、おそらく、「釈明をして、しっぽをつかまれ、よけい突っ込まれる可能性がある。トランプのペースに乗ってはならない」と踏んでいるのであろう。

 

そして、公開が命じられた15,000通の追加メールには、大きく大統領選の流れを変えるような危険なメールはない、ととらえているのではなかろうか?

 

これとは、逆に、トランプは、この機をとらえ、まるで、悪魔のような顔つきとジェスチャーで激しくヒラリーを叩く。普通。大統領選挙では、戦う相手を敬語を使って呼ぶが、トランプは、憎々しげに憎悪をこめて、「ヒイーラーリー」とファーストネームで呼び捨てにする。まるで、女友達をなじるように呼ぶのである。これも、誠に失礼な無礼な態度であると筆者は思う。

 

さて、現状はどうなのだろうか?依然として、Real Clear Politicsの統計によれば、全国レベルで、ヒラリーが5.6パーセントのリードを保っている。しかし、この全国の統計は、あまり意味がない。なぜなら、民主党、共和党のどちらが優勢か、と言うことは、過去の歴史の中で、共和党支持の州、民主党支持の州がはっきり分かれており、それらの選挙区での勝敗はすでにわかっている。しかし、後述するが、トランプには、それが通じないようである。

 

問題は、共和党と民主党が拮抗している州である。いわゆる激戦区である。今回の激戦区で、大きく重要性がさらに大きくなっているのは、ペンシルベニア、オハイオ、フロリダである。結論から言えば、これらの3州すべて勝たねば、トランプの大統領就任への道は、遠くなるだろう。逆にヒラリーは、二つ勝てば、勝利が確実になるであろう。

 

現在のところ、Real Clear Politicsの平均値では、ヒラリーがペンシルベニアで9.2パーセント、オハイオで、6.8パーセント、フロリダで3.6パーセントリードしている。選挙日が近くなるにつれ、もっと接戦になるのが常であるが、今度ばかりはわからない。両候補とももろいからである。こんなリードなど、いっぺんに潰れる予想はできる。

 

トランプは、大きなリスクがある。これまで、共和党の基盤であった南部の「赤い州」で負ける可能性が十分ある。ジョージア洲、ノース・カロライナ州、コロラド州、ユタ州、など、ラテン系人口が増えている地域では、彼らの総スカンを食らっている。これらの「赤い州」全部で勝たねばならない。トランプの現時点の力では、無理ではないだろうか?

 

トランプの問題はさらにある。クリントンをいくら叩こうと、クリントンにとり、今のスキャンダルが致命的な欠点、例えば、犯罪に当たる行為をしたというような、ミステークがない限り、トランプの攻撃は、効果がないと思う。ただ、証拠もなく、空論でトランプが攻撃しても、選挙民がヒラリーを捨て、トランプ支持に回ることは可能性が少ないと思う。

 

欠点ばかりが目立つ両候補だけに、潰し合いがほとんどを占めるであろう。とんでもないネガティブ選挙になったものである。だが、これがアメリカ選挙民の大多数の声である。

 

これも、選挙民がそうしたのである。

 

佐藤則男


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今、大阪に来ています。感じるのは、いくら豊臣秀吉が築いた町とはいえ、ビルの都会であるアメリカが存在しますが、これほどまでに、うまくアメリカを取り入れ、日本化した国はないものと強く感じます。

 

泊まっているホテルは、ヒルトンホテル。アメリカのホテルマネジメントのシステムを入れ、オペレーションしていると思うのですが、これだけ、うまくアメリカのシステムを取り入れ、マネジメントできるのは、やはり、日本化がうまく行われたせいではないかと思います。アメリカ人の客と日本人のホテル客とは異なるはずです。それを日米のホテルマネジメントチームが協力し、築いたシステムだと思います。

 

これは、ビジネスの上での「アメリッッポン」と言えるのは、ないでしょうか。

 

日本とアメリカの関係をよくするために何か必要かと言うことを筆者なりに考えれば、アメリカ人の価値観や、考え方、生活様式である文化、ビジネスマネジメントなどをと取り入れる時、上手に「日本化」することが大切だと思うのです。

 

筆者は、若いころアメリカ人と日本人の相違を「海の魚」「川の魚」にたとえました。今は、そのような考えが大きな間違いであることに気づいています。何故なら、両方の水に住めるのは、サケやウナギなど数少ない種類の魚類です。確かに人間も同じことが言えるでしょう。両方の水に住める日本人、アメリカ人は少ないと思います。

不思議なことに、サケもウナギも、川の水に帰ってきます。これは、日本人、アメリカ人共通したことだと思います。やはり、祖国愛は、強いのですね。

 

この両方の水に住める人間がお互いそれぞれの文化を「日本化」し、「アメリカ化」する役割を果たすものだと考えます。

 

日本とアメリカの衝突は、避けねばならず、これを防ぐのは、インテリジェンスであり、それは、衝突時に起こるマイナスの運動を吸収するクッションだと思うのです。そのクッションを創るのか、このアメリッポンの人たちではないかと思うのです。

 

皆様、日米関係をよくするため、この「アメリッポン人」を研究してみようではありませか?

 

佐藤則男。

 

 

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