佐藤則男; New Yorkからの緊急 リポート

筆者はニューヨークに住んで40年以上 経つジャーナリストです。ビジネスもやってきました。皆様に生のアメリカの政治ニュース。経済ニュース。社会ニュースを独自の分析、予測を加えてお届けします。職歴は、朝日新聞英字紙、TDK, 国際連合勤務を経て独立。NYに、ビジネスコンサルティング会社設立。学歴は、コロンビア大学経営大学院。MBA取得。

佐藤則男のエッセイ・サイトは、次のサイトです。
http://blog.livedoor.jp/norman123-essay/

170118072213-trump-fox

リベラルのケーブルニュース局のMSNBCで、「モーニングジョー」という同局では、最も人気の高いニュース解説番組がある。この番組の司会者のジョー スカースボロウ氏は、ワシントンポスト紙に、「トランプ大統領は、2020年の大統領選挙には、再選を目指さない」という記事を載せた。

実は、このテーマは筆者がアメリカで最も興味を持っている話題なのである。何故なら、トランプ大統領がもう一期続けば、アメリカの歴史的、伝統的態度、政策、アメリカ人のオピニオン、社会観、世界観に大きな変化を迎えると思うからで、アメリカ人の価値観が大きく変わったと見れるのではないか、と思うからである。

スカースボロウ氏の言うことが本当であればよいと筆者は思う。同氏は、有力な共和党の実力者が、トランプ氏と袂を分かっていることで、トランプ氏の再選はない、共和党の指名候補にも出ないと言う見方をしているのであるが、もう一つの重要な面を見逃しているのではないか、と思う。

それは、選挙民である。トランプ大統領の支持率は、相変わらず、40パーセントそこそこであり、不支持率が高い。しかし、筆者個人のモニターリング、つまり、個人的定性調査であるが、トランプ支持の人のトランプ支持の思いが強くなっているのではないか、と感じるのである。

トランプ氏の尋常でない、明らかに間違っている政策にもアメリカ国民は慣れ始め、支持するようになっていると筆者は見ている。彼らの心理はよくわかる。アメリカが経済力、軍事力、世界のパワーゲームで力を相対的に追いつかれるようになり、それがますます積もると、アメリカ人の思想は怪しくなる。国粋主義のような人々も増えてくるだろう。

アメリカが「特殊な神により選ばれた世界で最も力のある人たち」というような優越感を持つ人々」も増えていると思う。

まさに、トランプ氏が大統領になってから、アメリカ人は、徐々に変わってきていることをひしひしと筆者は感じる。

特に外国人を見る目が変わって来たのかと思うのである。

先日、筆者は、ウオルフギャング ステーキハウス レストランの創始者で世界的に有名になった人物と何度かお会いし、友達になった。この方は、ドイツからの移民で、実に素晴らしい方である。親切で思慮深く、お客を尊敬することを知っている。

筆者のよく行く「ニアリーズのジミー」と同じような性格の人物で、優れた人物である。トランプ氏とトランプ思想にかぶれたアメリカ人、中間層で白人のブルーカラーは、このように「アメリカンドリーム」を実現した人たちを尊敬しなくなっている傾向にある。トランピズムの犯された人々である。

この人たちが、また、トランプを強烈に押し、2020年の大統領選で勝利させる可能性は、十分あると思う。

トランプ再選の道は、より拡大されているように見えるのだが、どうなるであろうか。筆者の目は、この点に据えられている。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

トランプ大統領が2016年の大統領選挙でプーチン大統領と「何か」を行い、奇跡的とも言える大番狂わせ勝利を図った可能性は高いと筆者は信じている。だが、それは、人間がアプリオリに持つIntuition(第六感のようなもの)からくるもので、これと言った証拠はない。筆者がこのような判断を持つのは、トランプ氏の強烈な個性、罪人には決してなりたくないと言うその後の態度と行動ぶりから読み取れるからである。

トランプ氏の不可解な意思決定と行動は、政治的な考慮、つまり、アメリカの国益を優先し、歴代大統領特有の政治思想、世界観、人間観に基づくものではなく、彼の政治的決断の基盤は、この「ロシア疑惑から、いかなる手段を使っても逃れたい」と考えているのではないかと筆者には見える。

不可解なスタッフの任命と解雇は、国民を翻弄させ、注意を向けさせる意図からくるのではないだろうか。

関税障壁を設けること、移民に対する仕打ち、ヨーロッパ諸国への不遜な政策、パリ条約からの脱退、中国への思慮のない政策、など大きな政策の変換で、アメリカ国民と世界をあっと言わせる決断は、常識を逸脱している。

また、このような政策に対して、何もしない大統領スタッフも常識を超えていると筆者は思う。

なぜ、このような政策、行動を取るのかを考えると、「ほかに騒ぎを起こし、ロシア疑惑から国民に目をそらさせ、何とかして、逃れて、大統領としてのアメリカ史上最悪の大統領と言われないようにする」という決意が筆者には、見られてならない。

勿論、ジャーナリストは、証拠もないのにこのようなことは言ってはならないことは十分承知である。だから、推理小説としてお読みいただければ幸いである。

いくらFBIをはじめ、アメリカの行政組織がこのロシア事件を追求しようとしても、行政の最高責任者、最高指揮官は、大統領である。そのような組織が如何に大統領を捜査しようと、大統領の指揮下にあることは事実である。限界がある。

トランプ大統領が司法長官を首にし、特別捜査官を首にし、自分の味方をそれらの後任に任命してしまえば、それで幕引きとなることも事実であろう。勿論、そんなことをすれば、リベラルメディアも民主党も大反撃するだろうが、トランプ大統領は、そのようなものを跳ね返せると考えているだろう。

そして、その時期が来て、そのような結論を下し、ロシア疑惑消しを行うことも彼の選択肢に入っているであろう。

さらにトランプ氏に不利な状況を創る証人には、大恩赦を与える権限を持っている。

だから、筆者は、トランプ大統領が弾劾されることの可能性が低いのではないかと思われて仕方がない。

そして、逆に、支持が上がり、再選の可能性も出てくるのではないだろうかとさえ思うのである。民主主義思想を根本とし、世界に民主主義の種をまき、芽を出させ、成長させてきたアメリカがその作物が実らないうちに、刈り取っているのではないかと言う疑問を持つのは、筆者だけであろうか。このことは、半世紀も前、古典的歴史学者のアーノルド・ジョセフ・トインビーが言っていたことを筆者は思い出す。

 

佐藤則男

ニューヨーク


にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

habutt trano

ワシントンポスト紙がトランプの親衛隊と言ってもよいほど、トランプ及び共和党支持のFOXニュースのトークショーホストであるショーン・ハニティ氏の記事を載せている。そしてハニティ氏を「ホワイトハウスにデスクを持っている男」と称し、トランプ大統領のホワイトハウスのまとめ役のように言っている。要するにトランプ大統領の首席補佐官のようになっていると言いたいのであろう。

筆者もこのハニティ氏のそのような存在となっていることを憂慮している。

トランプ氏は、何といおうともアメリカのリーダーであり、アメリカ軍の最高指揮官である。ハニティ氏は、極端に右寄りなテレビ局のニュースアンカーマンである。そのような二人にアメリカをリードしてほしくない。」

ハニティ氏は、長年FOXニュースでニュースショー番組を持っており、一日につき300万人の視聴者を持っていると聞いている。ハニティ氏の番組は、実に極端で、白人ブルーカラー保守層に巧みに話しかけ扇動する番組である。白人ブルーカラーには、文句を言わせず、感動させ、支持を取り付ける番組と言えるであろう。トランプ支持層そのものである。

放送内容もオバマ大統領がインドネシアで生まれ、モスレムだったとか、ヒラリー・クリントンに関してもデマを飛ばし、散々に痛め続けた。

ニュース番組のアンカーマンの果たす役割は大きい。特定の政党、および候補者の強烈な支持者となり、選挙戦の争点を作る働きをする。それは、ハニティ氏の場合、トランプ氏と私的な関係で結びついており、共に歩んでいるように見える。

恐らく、日本のメディアには、このような関係はないのであろうが、アメリカのメディアと政治家は、このように密接に癒着するのである。

このような関係になると、報道機関の中立性など全くなくなる。偏見とドグマ的な内容で一杯になる。相手候補の欠点、失敗なども痛烈に報道され、徹底的なネガティブ美キャンペーンの応酬となる。

このハニティ氏の選挙報道は、自分の支持する候補の弱点を打ち消し、相手候補を弱点や欠点をことさら拡大して報道し、彼らの頭に植え付ける。筆者は、ハニティ氏のそのようなやり方を十分知っているので、引っかからないが、通常の人々は、簡単に引っかかるだろう。

ハニティ氏の言葉は、単純明快であり、選挙民の心を捉える大衆語で語り掛ける。

こんなメディアと政治家の関係が選挙を支配しているのがアメリカなのではなかろうか。

トランプ大統領の支持率は40パーセント台であるが再選を目指し、次期大統領選挙に出ることを表明している。

こんな支持率の低い大統領がなぜ再選される可能性があるのか?

それは、ハニティ氏のような大衆語をしゃべり説得力を持つテレビニュースアンカーの存在が大きいのではないだろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 

 




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

170118072213-trump-fox

今のアメリカを筆者の独断で表現すれば、「トランプ城の攻防戦」とも言えるのではないか、と思う。トランプ氏が立てこもるトランプ城は、内部ががたがたで、ペンス副大統領さえ、トランプ大統領と争う形となっている。

通常副大統領は、大統領に忠実で善きアドバイザーである。裏切ることはないと見られてきた。だが、トランプ政権では、そうはならないのである。ペンス氏が押した国家安全保障補佐官を、トランプ大統領が怒ったとのリークが流れている。

さて、そのトランプ大統領は、スキャンダルにスキャンダルを重ね、何重にも疑いがかかり、悪い環境の中にある。

ロシア疑惑事件と言う爆弾を抱え、大統領職を担っているわけであるが、このロシア疑獄から選挙民の目をくらますため、いろいろな問題を取り上げている。例えば、シリア爆撃である。これは、どうやら、シリアのアサド大統領の化学兵器の生産工場を爆撃したと勇ましい演説をしたのであるが、効果的でなかったようである。

また、トランプ氏の私設弁護士は、辛辣な男で、これまでの会話をビデオ、オーディオテープにとってあり、このてープがFBIの手に渡り、分析が始められていると報道されているがトランプ氏の行動記録が入っている模様で。数々の破廉恥な行動を取ってきたトランプ氏の行動がさらに暴露される可能性がある。

ロシア疑獄については、トランプ氏には、決定的な手段が残されている。それは、モラー特別捜査官を首にすることである。

確かにそうであるが、それは禁じ手と言う専門家が多い。何故なら、この手は自らの疑惑を自らもみ消すことになり、悪い行政上の禍根になること、大統領の権力の乱用になることなどの理由で、共和党内部でも反対する議員もいる。

筆者は、もし、トランプ大統領がモラー氏を首にしたら、中間選挙で、共和党は、大きな打撃を食らうことになるだろう。

さて、トランプ城を攻める民主党であるが、情けない。第一、攻める大将がいないのである。上院少数派リーダーのシューマー氏、下院少数派リーダーのペロシー女史では、城攻めは不可能であろう。

両リーダーにはカリスマ性がない。

共和党支持が回復していると見る向きもあるが根本的には変わっていないと筆者は思うのであるがどうであろうか。

さて、トランプ氏は、次期大統領選で出馬する旨明らかにしている。

現在、憤然とトランプ城に攻撃を賭けているのは、リベラルメディアである。特に、CNN, MSNBCのテレビ局、NY Times, Washington Postなどの新聞である。リベラルメディアがトランプ城と実質的な戦いを行っていると筆者は見ている。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

IMG_0110(1)

ニューヨークに帰った。すぐさま、行きつけのアイリッシュレストラン兼パブの「ニアリーズ」に行った。今日のディナーは、第26代大統領セオダー・ルーズベルトの子孫で、セオダー・ルーズベルト協会の会長をされているツイード・ルーズベルト氏である。筆者より彼の方が先輩であるが、ツイードと筆者は実に気が合う。もう、26年の付き合いである。

ツイードとは、様々なことを話し、プロジェクトも行ってきた。ツイードは、常に明るい。そして、子供のように見える時がある。ルーズベルト家の勇気ある血統を継いでいる。セオダー・ルーズベルト大統領は、アメリカの繁栄の時代の大統領であった。また、スペインアメリカ戦争を起し、勝利している。そして、日本との大きな結びつきは、い日露戦争で、仲介役を演じ、日本と深いつながりを持っている。その功績で、ノーベル平和賞を受賞している。

筆者は、ツイードから、同協会の今年の年次総会のゲストスピーカーがカール・ローブと聞き、エキサイトした。

カール・ローブは、ジョージ・ブッシュ大統領の高官であり、同大統領の大統領選挙のストラテジストであった。その選挙の戦いの作戦と戦いぶりは、巧妙を極め、実に憎たらしいもので、筆者は、当時カール・ローブを「ブッシュの悪漢の懐刀」と呼んだ。

ジョージ・W・ブッシュ政権において次席補佐官、大統領政策・戦略担当上級顧問を務めた。 ホワイトハウスにおいて数々の役職を兼ねていたことやその権力の強さから、「影の大統領」、「カール国王」などと呼ばれていた。

ローブが起こしたCIA職員の身分漏洩疑惑やホワイトハウスの司法省人事介入に対し捜査が行われていたが、大統領令により打ち切られた。 2007831日付でホワイトハウスにおける全ての役職を辞任、ホワイトハウスを去った。

ローブの大統領選挙の戦略は、アメリカ選挙民を右と左に分け、左を徹頭徹尾左の隅に追いやり、選挙民の中心からはずと言うものであったと当時筆者は述べた。

その2000年の大統領選は、共和党がブッシュ、民主党がゴア副大統領が立候補し、激しい選挙戦の展開となり、大接戦が繰り広げられた。結局は、選挙のみでは、勝敗が決まらず、最高裁に持ち込まれ、ブッシュが裁判で勝ち、ブッシュ大統領が誕生したのであった。

このブッシュ大統領を誕生させたストラテジストのカール・ローブがゲストスピーカーなのである。今から、この男に会うのが楽しみで、同じテーブルに着けたら良いと思っている。

アメリカの大統領選挙は、筆者は三度の飯より好きである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

IMG_0110(1)

ニューヨークに帰った。すぐさま、行きつけのアイリッシュレストラン兼パブの「ニアリーズ」に行った。今日のディナーは、第26代大統領セオダー・ルーズベルトの子孫で、セオダー・ルーズベルト協会の会長をされているツイード・ルーズベルト氏である。筆者より彼の方が先輩であるが、ツイードと筆者は実に気が合う。もう、26年の付き合いである。

ツイードとは、様々なことを話し、プロジェクトも行ってきた。ツイードは、常に明るい。そして、子供のように見える時がある。ルーズベルト家の勇気ある血統を継いでいる。セオダー・ルーズベルト大統領は、アメリカの繁栄の時代の大統領であった。また、スペインアメリカ戦争を起し、勝利している。そして、日本との大きな結びつきは、い日露戦争で、仲介役を演じ、日本と深いつながりを持っている。その功績で、ノーベル平和賞を受賞している。

筆者は、ツイードから、同協会の今年の年次総会のゲストスピーカーがカール・ローブと聞き、エキサイトした。

カール・ローブは、ジョージ・ブッシュ大統領の高官であり、同大統領の大統領選挙のストラテジストであった。その選挙の戦いの作戦と戦いぶりは、巧妙を極め、実に憎たらしいもので、筆者は、当時カール・ローブを「ブッシュの悪漢の懐刀」と呼んだ。

ジョージ・W・ブッシュ政権において次席補佐官、大統領政策・戦略担当上級顧問を務めた。 ホワイトハウスにおいて数々の役職を兼ねていたことやその権力の強さから、「影の大統領」、「カール国王」などと呼ばれていた。

ローブが起こしたCIA職員の身分漏洩疑惑やホワイトハウスの司法省人事介入に対し捜査が行われていたが、大統領令により打ち切られた。 2007831日付でホワイトハウスにおける全ての役職を辞任、ホワイトハウスを去った。

ローブの大統領選挙の戦略は、アメリカ選挙民を右と左に分け、左を徹頭徹尾左の隅に追いやり、選挙民の中心からはずと言うものであったと当時筆者は述べた。

その2000年の大統領選は、共和党がブッシュ、民主党がゴア副大統領が立候補し、激しい選挙戦の展開となり、大接戦が繰り広げられた。結局は、選挙のみでは、勝敗が決まらず、最高裁に持ち込まれ、ブッシュが裁判で勝ち、ブッシュ大統領が誕生したのであった。

このブッシュ大統領を誕生させたストラテジストのカール・ローブがゲストスピーカーなのである。今から、この男に会うのが楽しみで、同じテーブルに着けたら良いと思っている。

アメリカの大統領選挙は、筆者は三度の飯より好きである。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

アメリカの世論は、右と左、と極めて明確に分かれている。これら3派の意見、社会観、国家観、世界観の違いは、あまりにもかけ離れている。その意見の相違からくる争いは、ますます激しくなっている。

このような国民の価値観の違いは、どうやって築かれてきたのであろうか、と筆者は、考えるが、どう見ても、その第一の原因は、議会での対決を深める共和党と民主党にあることは、もちろんである。筆者は、この2党の対立は、深い歴史的な対立に根差すものであろうが、この対立は、アメリカの政治から取り除ける時代は決してないと思う。まるで正反対の価値観であり、決して相いれないものであろうと思う。

そして、アメリカのマスメディアが起こす、右と左の対立は、ますます大きな要素となっていると思う。

歴史的見方は除外し、論を進めると、この傾向は、ディジタルメディアの発展と共に、その速度を急速に増していると筆者は見る。いわゆる保守的メディアとリベラルメディアの対立である。アメリカは、テレビ界で、この両者の対立は顕著で、アメリカ社会を真っ二つに割っている。

その対立は、24時間、ケーブルニューステレビの対立によって代表され、言うまでもなく、FOX NewsCNN. MSNBC,そして、ABC, CBS, NBCのリベラルテレビネットワークである。この二つのグループの戦いは、すさまじくなる一方で、もはや、そのバイアスのかかったニュースは、報道機関としての資格も失ったと見られても仕方がないと思われる局もある。もはや、ニュース局と言うより、右と左のプロパガンダのテレビ局と言ってもよいのではないかと思う。

トランプ氏が大統領になれたのは、この非常な戦いを繰り広げるニュースメディアに油を注ぎ、炎を燃え上がらせ、ニュースメディアの対立を大きくする。FOXニュースは、国民を煽りに煽り、大量の視聴者を引き寄せる。このテレビ局のニュースから、真実を取り出すことは、難しい、ほとんどのニュースは、共和党に有利な内容に編集され、流される。この手法はお見事と言わざるを得ない。

前回の大統領選以来、トランプ大統領のブルーカラー白人労働者獲得戦略にすっかり、迎合し、さらに視聴者を増やしている。

CNNMSNBCのリベラルメディアもFOXに対抗するため、極端な左寄りの内容で番組を組むがこの二つのテレビ局を足しても、FOXニュースの視聴率に及ばない。

さて、このような社会を真っ二つに割るメディアがなぜ、客観性を失い、プロパガンダのメディアになったのであろうか?

その理由は、トランプ氏の出現であることは、間違いないと思う。トランプ氏は、このような右と左に分極化するテレビニュースをものの見事に操作する。

そして、ツイッターの使用である。

この手法に関しては、後日、論じることにしたい。

とにもかくにも、アメリカのテレビニュースを見ていると、右と左にうんざりするし、まったく異なった世界に生きているという感じが強烈である。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

トランプ大統領のApproval Rate(支持率)が上がり、Disapproval Rate(不支持率)が下がっていると言う報道がなされ、トランプ大統領の支持が上がっているという認識が広まりつつある。日本のメディアは、Approval Rateを支持率と訳しているようであるが、実際は、多少ニュアンスが異なる。この英語の訳は、トランプ大統領を「承認するかどうか」と意味で、「支持する」、つまり、意識として、支えるとか支持すという積極的意味ではない。

Disapprovalとは、その逆で、「承認しない」という意味である。

筆者は、アメリカの世論調査では、最も信用するのは、ギャラップ調査で、その理由は、以前より、同調査会社に勤める優秀な友人がいたからである。筆者は、これまでアメリカの世論調査をよくやり経験を積んできたが、この友人の調査方法に大きな信頼を置いていたのである。

ギャラップ調査によると、これまでのトランプ大統領の「承認率」は、3640パーセントで、「不承認率」は、55-59パーセントである。そして、現在の「承認率」は、39パーセントである。

一体、トランプ大統領の承認率と不承認率のどこに変化があったのだろうか?

ならしてみれば、ほぼ同じレンジではないか。

確かに他の世論調査では、トランプ氏の支持が上がり、不支持は下がっているが、これは、それぞれの調査会社のサンプルの取り方によるところが大きいと筆者は思う。例えば、サンプリングでは、保守系とリベラル系を各州ごとにこれまでの経験的比率で振り分ける。しかし、メディアのサンプルのとりかたには、そのメディアの保守系かリベラル系かによって、その比重を変える。

だから、アメリカの世論調査結果を見るには、十分な注意が必要である。Real Clear Politicsと言うウエブサイトは、アメリカの世論調査会社の結果を載せていて、平均値を出しているが。この手法では、やはり十分ではない。何故なら、信用のおけない調査、特に保守系調査会社と見られる調査結果は省くべきと思うのだが、公平を期しているのであろう。そのような調査会社の結果も入れている。

さて、それでは、トランプ大統領に対するアメリカ国民の承認率は、実際、どのくらいなのであろうか?

筆者が各社の数字を見て、自分の経験を使いカンで読む限り、4割前後であろう。すると、トランプ大統領の承認率は、さほど変わらず、横ばいと言えるであろう。

調査会社の仕事は、それぞれの調査会社固有の予測モデルを開発し、中間選挙まで、そのモデルで、選挙予測をすべきであるが、調査会社自体が政治的になり、それぞれの支持政党に有利な調査結果を出し、選挙を左右するようになれば、アメリカの発展は望めないだろう。

政治家が左右に大きく割れ、メディアも左右に割れ、世論調査会社が左右に割れたアメリカは、ますますアメリカ合衆国でなくなり、「アメリカ分裂国」になりつつあると筆者には見える。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

john-boltonimg1454919507

筆者は、ジョン ボルトン新国務長官に就任することが発表された時、「北朝鮮の金正恩氏とトランプ大統領の会談は、危うくなる」と述べた。しかし、現実は、金氏が中国の習近平国家主席が話し合い、北朝鮮の非核武装化が実現し、トランプ氏との会談が実現すると言う報道があった。

だが、筆者にとっては、あまりにも急激な進展で、我が耳を疑うような話である。焦点は、北朝鮮が完璧な核兵器開発を速やかに辞め、これまで開発した核兵器を全部捨て、核兵器開発、製造設備を破壊し、ミサイルも含め、破壊することを承知するか、と言うことである。

つまり、北朝鮮が軍隊をなくし、または削りアメリカ国務省、トランプ大統領が納得する線を出すかであろう。もし、北朝鮮が無力化する方向を選ぶのであれば、国防は、中国に依存するのか。それとも、韓国との連合を実現して、自国の防衛にあたるのか。韓国との連合となれば、北朝鮮は、根本から、アメリカ友好国とならねばならないだろう。

果たして、こんなことが行われ得るのであろうか。

現在、アメリカ国務省、中国外務省、金正恩の忠実なスタッフが懸命にトランプー金会談のフレームワークをどうするか話し合っているものと筆者は想像する。

このフレームワークを決めるのが当面は最大の課題で、必死の外交スタッフによるコミュニケーションが交わされようとしていると思う。

アメリカ国務省スタッフと中国外務省のスタッフは、早くからこのタスクを与えられ、このプロジェクトは、ティラーソン前国務長官と中国外務大臣とのイニシアティブで行われていたものと筆者は想像する。筆者は、ティラーソン氏は、かなり、中国政府と密接に、まったく秘密のうちに、この計画を進めていたのではないかと想像する。

しかし、トランプ大統領は、このようなティラーソン氏を嫌ったと思う。何故なら、ティラーソン氏は、エクソンモービルのCEOであった人物で、大組織を率いていた人物である。家族しか信用しないトランプ氏とは、経営マネジメントスタイルは異なる。現実的、実務的ティラーソン国務長官と中国政府、習近平氏は、真剣に北朝鮮問題につき話し合っていたのではないか、と筆者は想像するのである。

問題は、北朝鮮がどこまで、トランプ氏、というより、ボルトン氏の地獄攻めのような条件をのめるのか、筆者には、見当もつかない。

そして、完全核兵器開発、核兵器製造の永久的放棄と引き換えにボルトン氏が何を北朝鮮に与えるのか見当もつかない。

筆者は、これらの一筋縄ではいかない条件、人物、が揃った取引が成功するかどうか甚だ懐疑的である。

 

佐藤則男

ミューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

トランプ大統領のロシア疑獄の捜査は、かなり進んでいるようであるが、トランプ陣営は、弁護士が決まらず、苦戦を強いられている。

極端な右寄りのテレビ局FOXチャネルに出演し、いかなることがあってもトランプ大統領を守り、弁護するジョセフ ディノヴァ弁護士がトランプ弁護団から降りてしまい、トランプ大統領は、窮地に立たされている。

トランプ大統領は、本事件のモラー特別捜査官の直接インタビューを受け入れ、近いうちに、同捜査官の直接インタビューを受けることになっている。これが行われるかどうか、微妙な状況になっている。この直接インタビューに最も必要なのは、優秀な弁護団である。トランプ氏に関するかぎり、まさにこの弁護士を誰にするかで、大きく影響を受ける。

筆者は、これまで上院や下院、大陪審院で、大統領が尋問を受けたテレビ中継を楽しみながら視てきた。イランコントラ事件(レーガン大統領は最後まで、証人台に立つことは逃れたが)、クリントン大統領のモニカ ルインスキースキャンダル事件など大統領が巻き込まれたスキャンダルの議会と大陪審院における証人喚問の模様である。

そのテレビ中継は、まさにドラマである。こんな面白い政治ショーはないであろう。そのショーで、アメリカの弁護士の役割がいかに重要であるか、良く理解できる。弁護士の役割は、証人になっている大統領やそのほかの重要な地位にある人たちにできるだけ質問に答えさせないこと。そして、答えたら、いかに曖昧にするかと言うことである。まさに防御は、最大の武器なのである。

それぞれの質問に対し、素早く口を挟み、待ったを入れ、証人に答えさせないようにするのである。

裁判長に異議を申し立て、証人の回答をさせないように図るのである。

弁護士は、「Objection!」と切り込み、検察の質問を遮るのである。議会での承認を守るためのこれらの優秀な弁護士の仕事ぶりは実に見事である。

筆者は、このような弁護士にあこがれる。素晴らしい頭脳を持っている。

果たして、このようなドラマがトランプ大統領を証言台に出し、展開されるか。実に興味深い。

 

佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

前橋

群馬県前橋市で講演をさせていただいた。筆者如き道端の小さな石ころが多くの聴衆においでいただくとは夢にも思わなかった。深く感謝申し上げたい。

驚いたことは、アメリカトランプ政権に関する不安があまりにも大きいことであった。一体全体、世界のリーダーであるアメリカがどうなるのか、アメリカ丸と言う巨大な船がどこに進んでいるのかと言うことである。

この疑問と不安は、筆者も同じことである。

筆者の結論は、トランプ大統領がいくら過激であっても、極端な外交政策を取ろうと、また、国内政策を取ろうとアメリカの伝統的な政策である「世界、国内のバランスを目指した方向に変わりはない」と言うことである。

世界は、有史以来、いかなる戦争や天変地異が起こっても、それを解決する能力があると筆者は考えている。それは、人間の知恵で、戦争が起こって、大量の死者を出しても、これまで世界は、人間の知恵と精神力でそのような悲劇を乗り越えてきた。

その事実は、変えられないと思う。なぜそれができたかと言うとその事実の裏には、真実があり、人間は、それを追求してきた。世界の市民、政治家、経済学者、哲学者など問わず、天文学的な数の人類が、人間の本性を追求し、分析し、予測をし、真実を見出し、懸命の努力をしてきた。

そして、世界は力のバランス、国力のバランスの均衡点を見つけ出し、共存共栄を図ってきたと筆者は思う。ある時は、その力のバランスが崩れた。しかし、人類は、知恵があった。その原始的な人殺しと言う行動を抑え、共存共栄のバランスにたどり着いてきた。それを実現させたのは、世界の人々の知恵と知識と平和を願う精神である。

たとえ、いくら、トランプ大統領が世界観のない思想で、世界を変え、アメリカ第一主義を唱えアメリカの優越さを誇り、世界を変えようとしても「人類がこれまで身に着けてきた知恵、知識、強固な平和への精神」を変えることは、できないと筆者は固く信じている。

そして、人類がたどり着いた「力のバランス」を叩き壊し、世界をカオスに導くと言うトランプ大統領と彼の支持者の極端な考え方と行動が世界を大混乱に招く、という仮説は、成り立たないと信じる。

そして、アメリカには、アメリカ人の国としてのバランスがある。これはアメリカ国民の良識でもある。この良識をトランプ大統領は変えることはできないと信じる。

 佐藤則男

ニューヨーク




にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

john-bolton

トランプ大統領が新しい国家安全保障補佐官に、ジョン ボルトンを起用した。筆者が最も恐れていた人事である。ボルトンこそ、アメリカの良識に基づく外交を否定する人物ではないかと思う。筆者は、深く憂慮する。

次に、ボルトン語録をウイキペディアから転載したい。

*「国連などというものはない。あるのは国際社会だけで、それは唯一のスーパーパワーたるアメリカ合衆国によって率いられる」[11]

*「国連本部ビルの最上層10階分(事務総長執務室など幹部の部屋がある)がなくなったとしても何ら困る事はない」[12]

*「アメリカ政府はアメリカ合衆国憲法修正第2条(市民の武装権)に反するあらゆる提案を拒否する」

*「北朝鮮は採択後45分以内に決議を拒否するという世界記録を樹立した」[13]

*「深く考慮した結果、私はあなたの政権下での米国連大使としての役職を、現在の任期が終了次第辞任するべきだという結論に達した」(ジョージ・W・ブッシュに対して)

*「関係正常化は北朝鮮の利益になるだけだ。米国はそんな事には関心はないとはっきり言うべき。北朝鮮がまともな国になるまで関係を持つべきではない」

*「金正日は少々のダイエットをすることになるだろう」(経済制裁決議案採択後)[14]

「拉致問題が解決するまでは、米政府による北朝鮮のテロ支援国指定解除は交渉すらすべきでない」

*「6か国協議における合意は完全な失敗であり、最悪の取引だ。金正日が核を放棄することはあり得ない。大統領が目を覚ましてくれることを期待する。こんな合意はならず者政権の指導者たちに米国の交渉担当者を疲れさせることが出来たら、褒賞がもらえることを教えるようなものだ、大統領の今までの方針は正しい。半年の間にブッシュ大統領はこの合意を反故にするかの局面に立たされる。北朝鮮は約束を守らないだろう。彼らはあらゆる口実を用いて交渉を引き延ばし、更なる代償を求めてくる」

「アメリカがだまされたと証明されるのは時間の問題だ」

*「金正日は吸血動物であり、恥知らずな独裁者だ。国民を飢餓に晒し、強制収容所や監獄に押し込んでいるような暴虐な独裁者だ。北朝鮮の生活は地獄のような悪夢にある。金正日はインターネットで世界を楽しむが、国民には外の世界は知らせない。国民に知られるのがそんなに怖いのだろうか?」[15]

*「国際社会に入りたければ、金正日が自ら決断すべきだ。韓国や日本の拉致被害者を祖国に帰し、事件の全容を明らかにすべきだ」

*「言論の自由を行使するなら、(ニューヨークの)セントラル・パークに歩いて行って、好きなだけ話せばいい」(チャベスのアメリカ批判にて)

この語録が示すとおり、世界に「平和」を樹立すると言う発想はなく、「敵対」による外交を目指し、アメリカの力による世界平和を目指す人物ではないか、と思われる。

これで、筆者の北朝鮮の金正恩とトランプ氏の会談は、流れたものと判断する。

また、対立関係に逆戻りし、北朝鮮の核兵器による威嚇の日々が戻って来るのではないか、と思う。

 

佐藤則男
ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

yokosuka

先日、横須賀にあるアメリカ軍基地を訪ねた。施設の中を見せていただいた。筆者は、数年前、バージニア州サフォークにある最大の海軍基地を訪問し、原子力空母に16時間も乗り、見学したことがあったので、驚くことはなかった。

胸に浮かんできたことは、国防をアメリカ軍に頼っている日本国家であった。

筆者は、この訪問で、アメリカ兵の家庭をお邪魔した。父親は、まだ若く、子供が4人いたが、その子供たちがあまりに素直で、可愛くて、会話を楽しんだ。

その子供たちの父親が日本を守るアメリカ軍の一兵卒なのである。

筆者は、ニューヨークに43年間も住んでいるので、彼も筆者に親しみを感じるのであろう。率直に話してくれた。

一口に言うと、日本びいきで、日本を認め、日本を守ると言う自分の任務において、日本を自分の生まれた国のように、祖国のように思っているのである。この兵士の心が分かり、筆者は、うれしさに胸がいっぱいになった。

筆者はこのようなアメリカ兵に大いに感謝している。これまで、アメリカ国内で兵士に会ったが、どの兵士も感じが良く、親切であり、紳士的である、と思っている。他人がどのような批判をアメリカ軍やアメリカ兵に持っていても、筆者は、このアメリカ軍の若い男性、女性兵士たちを尊敬し、感謝している。

アメリカ国家を守るため、大統領に絶対的忠誠を誓い、務めを果たしている若い兵士たちは、正当で公平な評価を受けるべきであると筆者は思う。

国の方針は、ホワイトハウスと議会が決めることである。若い兵士は、その方針と命令に従い、行動する。つまり、若い兵士たちには、チョイスはないのである。

そして、もし、戦いが始まれば、生死をかけて戦わねばならないのである。

このような状況での生活である。緊張もリラックスも必要である。しかし、最も大切なことは、常に、死ぬことを決意していることであろう。家族は、それに付随しているのである。

この兵士の家庭で、いろいろなことを話したが、公にはしたくない。何故なら、日本でそのようなことを発言するには、激しい賛否両論の真っただ中にはまる可能性があるからである。

申し上げたいことは、アメリカ駐留軍に対し、日本の現状を考え、認識し、その上で、公平に考えてほしいと言うことである。

筆者は、その日その兵士の家族6人を夕食に招待し、お好み焼きを御馳走した。何も残さず、すべてを美味しそうに食べる家族に目頭が熱くなった。

そして、子供たちと会話を楽しんだ。

生死を覚悟して、日本を愛し、守る、異国の家族に感謝した。

God Bless America and Japan!

 

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

優先席

電車がホームに入って来る。ドアが開く。すると、若者が3人電車の中に真っ先に乗り込み、真っ先に優先席を確保する。そして、携帯電話を取り出し、器用に操作を始める。見事な手つきであるが、その若者たちの凄い早業に後れを取り、老人夫婦が座れない。

電車は揺れるので、老夫婦は、吊革につかまるが、いかんせん、力が弱い。倒れそうになる。

この光景は、筆者の40年余にわたる、ニューヨーク生活では見たことのない風景である。NYの地下鉄で優先席はないが、老人を立たせ、若者が座っている光景を見たことがないのである。

ニューヨークの郊外の電車に乗ると優先席はあるが、若者が座り、年寄りを座らせない光景など見たことがない。

こんな日本の若者の姿を筆者は、常に疑問に思う。このような若者を一掃することから、日本の変革は、始めなければならないのだといつも思うのである。

老人を尊敬すると言うことよりも、「外国から来た人々に、そのような日本の若者の姿を見せたら、恥」とでも言おうか、少しでも感じる若者は、いるのであろうか。

まさか法律までも作る必要はないが、電車のアナウンスで、もっと、もっと呼びかけたらどうなのであろうか。

この意見を吐いたのは、筆者のアメリカ人の友人と電車に乗っていた時である。若者がPriority Seatに座り真剣に携帯電話を操作していた。ゲームである。その若者が座っている座席の前に、和服を着た老夫人が立っていた。アメリカ人の友人が、その若者に、筆者の知らないうちに、丁寧な日本語で話しかけていた。

「すみません。この弱っている女性に席を譲ってもらえませんか」と話しかけていたのであった。

全然通じなかった。その若者は、無視したのであった。黙って、携帯電話でゲームを行っている。

筆者は、若者の味方である自負している。若者に頼まれごとをしたり、将来伸びるなと思えばできる限り力になって来たし、これからもそうするであろう。

先日は、行きつけの居酒屋でアルバイトして金をため、アメリカに行って美容師をやりたいという青年に会った。筆者の友人がニューヨークにそのつてを持っているので、さっそく紹介してあげた。しっかりした筋の人を知っている友人なので、実現可能と見ている。

世界に羽ばたく可能性を秘めている青年に会うと我が身を思い出す。

日本のあちこちで、「日本を改革しなければならないことはわかるが、どうしたらよいか分からない。何から始めたらよいでしょうか」とよく聞かれる。

筆者は言いたい。「電車の優先席に座っている青年たちを一掃することである」と。

こんな簡単なことを家庭教育、学校教育でなぜ、教えないのであろうか。

また、宗教団体などこんな簡単なことを教えないのであろうか。

2020年の東京オリンピックでもこんな日本の若者を見たら、訪問客は何と思うであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

20161210203011_402307

ツイッターと言うソシャルネットワークを使い大統領がその政権の大御所である国務長官を首にした。誰もが信じられないトランプ大統領のやり方であろうが、筆者はよく理解できる。

トランプ大統領にとって重要な関心は、一般大衆であり、常にこの大衆が第一で、それも直接語り掛ける方法が最も効果的と考えているせいではないかと想像する。大衆の票が得られれば、自分も2020年の大統領選で再選も可能となる。

筆者は、トランプ大統領が再選を目指していることを聞いている。その実現のため、最も同氏にとり、大切なのは、一般大衆との直接コミュニケーションであり、彼らの支持である。テレビショーをやっていたトランプ氏にとっては、最も勝利を可能にする戦術なのであろう。大衆が日頃思っていることを大胆に発言する。つまり、「トランピアン」と言う人々の創造である。

前回の大統領選挙でのトランプ氏の勝利は、この衆愚政治ともとれる大衆の怒りをワシントンに向けさせ、あらゆる手段を講じ、大統領選に勝利した。嘘、中傷。そして、ロシアスパイとも連携し、いかなる手段をも用いたのである。

トランプ大統領のティラーソン国務長官の解任は、以前、筆者も述べたが、既に決まっていたことで、それが2月に実施されることになっていた。だから、筆者は今回の発表には驚いていない。しかも一か月ほど前、同国務長官は、トランプ氏をバカ者呼ばわりしたと言う風説が流れ同長官は、否定はしたが、既に遅かった。ティラーソン国務長官の首は、この時、決まったのであろう。

トランプ大統領は、自分にとり、絶対的忠誠を誓い、それを守らない高級官僚は許さないのである。

また、これまで何度も述べたが、「カオスを意図的に起こし、危機感をあおり、注目を集め、政権を長引かせる方法」は、トランプ大統領の常套手段であり、今回もその意味が含まれているであろう。

これからも、このような意図的な「首切りマネジメント」は、セッションズ司法長官、ジョン ケリー首席補佐官、マックマスター国家安全保障補佐官などに及ぶ可能性がある。

トランプ大統領は、世界観、自分の政治的信条、価値観を持たず、自分のビジネスを通して世界や政治を見ており、彼が何をどのようにするかは、荒っぽいビジネスで鍛えた個人的手法に頼っていると思う。

ティラーソン氏の後継者であるマイク ポンペオ氏は、ウルトラ保守主義者で北朝鮮の金氏とトランプ氏の会談をどのようにするのか、注目される。

 

佐藤則男

ニューヨーク

にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

20170212-00000001-

このブログサイトにお出でいたただく日本の方々は、「なぜ、性懲りもなく、トランプのことだけを書くのか」と言われる方々が大勢いらっしゃると思う。そこで、少々述べさせていただきたいと思う。

筆者は、トランプ氏が大統領になる前までのアメリカは、世界のリーダーの一国として、ふさわしい国で、筆者にとり、我が第二の祖国と言うほど自信があった。しかし、トランプ氏が大統領に選ばれると、このアメリカと言う国に筆者は自信がなくなったのである。何故なら、アメリカ国民が教育、知育で育てられた人間の自由、平等の考え方がトランプ氏の極端な考え方、つまり、白人至上主義、アメリカ至上主義に踊らされ、人種差別主義や極端な資本主義、金持ち層をより金持ちにする政策、などに変わってしまったことに大きな疑問を持つからである。

民主主義の否定とさえ思えるのである。

まるで、筆者が42年間、人生を有意義に過ごしたアメリカが全く変わってしまうのではないか、という大きな疑問と失望である。

そもそも筆者がアメリカに来て、アメリカに住みたいという感情を持ったのは、アメリカ社会にある自由、平等、そして、開放感であった。それらこそ、筆者をこの国で生きることを支えてきたのである。

筆者にとり、日本はあまりにも閉鎖的社会であり、自由がなかった。筆者は、わがままで高慢ちきであった。筆者は、16歳で、アメリカにわたり、思い切って限りある力を試して生きてみたいと思った。

幼いころから、そのような夢を持ち、アメリカに移り住んだ。これまで、いろいろな困難はあったが、何とか切り抜け生きて来た。そして、この国に対し誇りと尊敬、感謝を持って生きて来た。

しかし、トランプ氏が大統領になると筆者のアメリカにおける夢と希望が消えたのであった。トランプ氏は、白人至上主義、反移民の考え方、アメリカ第一主義、国際社会での孤立主義、金持ち優先政策、など筆者のアメリカ観とは、まったく相反する考え方、価値観の持ち主で、筆者のアメリカ在住の意義を根底から揺さぶる大統領であった。

そして、考えたことは、トランプ大統領に従い、国際舞台で、忠実にトランプ大統領について行く国、または、ついて行くことしか選択肢のない国である日本の人々にトランプ大統領について筆者が思惟と行動で学んだことをお伝えすることであった。

日本のメディアとは、異なった内容のリポートが多いと思うが、どちらが真実であるかは、皆様のご判断にお任せしたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

170118072213-trump-fox

また、トランプ大統領のブラフが始まりそうである。北朝鮮の金正恩の会談への招待を歓迎した後、北朝鮮の核兵器開発計画を止めるための現実的ステップが取られない限り、会談を辞める発表があった。

最初に世界を喜ばせ、そして、手の裏をひっくり返し、がっかりさせる、というような姑息な手を使う、つまり、コミュニケーション操作で、世界の注目を集め、引きずり回すと言うような手段を用いる。この作戦は、計算しつくされている。長引かせば、長引かせるほど世界は、自分を中心に置く。

だが、トランプ大統領は、世界がこの会談の実現性を疑えば疑うほどやると筆者は見ている。トランプ氏にとっては、世界のエスタブリッシュメントが疑えば疑うほど、それを実現すれば、インパクトは大きいと判断していると思う。

現在、鉄鋼、アルミに対する特別関税を課する決定を正式な法律にすることをほぼ決めているが、これはその例であると思う。世界のほとんどの国の政府は、この政策に反対している。そして、関税障壁をめぐる国際紛争を巻き起こすことは必死である。

こんなことを知らないトランプ氏ではない。それを狙ってそのような政策を取っていると筆者は捉える。つまり、既存の世界の常識を壊そうとしているのである。そして、混乱を起こしたいのであると筆者は思う。その自信は、アメリカが世界で最大の消費国で、中国もそれで成り立っていると思っていると想像する。

日本で言うなら、トランプ氏は、既成の観念、風習を壊し、革命的動きをした織田信長のような人物なのではないかと思う。

筆者が何度も述べさせていただいた「変化には、まず危機を起こすこと」つまり「Management by Crisis」なのではないかと想像する。

自分の母屋であるホワイトハウスもそうである。重要スタッフも含め首にすることを恐れない。危機を作り出すのである。そして、その危機感でホワイトハウス、つまりトップ行政を行うのではないかと想像する。こんなリーダーは、これまで、アメリカにいなかったのではないだろうか。

このようなスタイルが外交舞台で演じられると、世界は、大混乱を起こす。しかし、これがトランプ大統領のやり方なのではないか、と筆者は思う。

北朝鮮の金氏の会談への招待も、トランプ氏と同じような発想から来たのではないかと筆者は思う。韓国のリコメンデーションと報道されているが金氏のゲーム理論が入っていると思う。トランプ氏と金氏のゲームがこれから繰り広げられるのであろうが、金氏は、貧困、飢餓を抱え、トランプ氏は、ロシア疑獄を抱えている。

しかし、比べ物にならない国力を抱えるトランプ氏が圧倒するだろう。

筆者が閉口するのは、アメリカのリベラルメディアがこの会談をポジティブに報道しないことである。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77img1454919507

筆者は、2週間前からこのことが気になり、沈黙していた。それは、金正恩氏とトランプ氏の会談の実現であった。2週間前、ある席上、このことを筆者は述べていたのである。そして、このブログサイトでもこのことを述べた。

なぜ、筆者は、そう考えたか、と言うことであるが、まず、北朝鮮が国として、完全に行き詰っていると判断した。食糧、燃料、全てが事尽きたという理解していた。このことは、韓国の友人から聞いていた。

そして、トランプ大統領自身、大統領として、最悪の状況を迎えており、なんとか「危機回生の一発」を打たねばならなかった。それをトランプ大統領が秘かに狙っていたことを想像することは、同大統領の性格、それも、ビジネスマン的な劇的なカムバックを狙っていたことは、容易に想像できる。

筆者は、娘をオリンピックに送り、秘かな必死の作戦を授けたと想像する。この作戦には、アメリカ外交専門家で、それ相当な大物が出した作戦であると思う。筆者は、この大物がこの作戦をトランプ大統領に授けたものと思う。この人物がだれであるか、筆者の予想を述べることは、証拠がないゆえに、避けなければならない。

また、筆者のプライドとしても、そうしなければならない。

さて、筆者がこのことを予測し、外交問題に関し、筆者のもっとも信頼し、友として尊敬する方にお話しした。先週末のことであった。

この方は、「北朝鮮が核を諦めるか諦めないかが問題となるだろう」とおっしゃった。筆者は、何も言わなかった。しかし、筆者は、「おそらく、それは、既に解決済み」と見たのであった。トランプ氏は、ビジネスマンである。北朝鮮に対し、どんなディールをするか、容易に想像できた。

それは、政治的なものでなく、ビジネス的、経済的な大判振る舞いを行う用意があると筆者は見ていた。それは、娘の手によって、もたらされたと思う。

トランプ氏は、基本的には、身内しか信用しない、と筆者は断言できる。トランプ氏が大統領に就任直前に同氏の友人に会い、いやというほど身内主義か聞かされた。

ここに、娘婿のジャレッドの悲劇がある。若いジャレッドの外交音痴に身内を信頼する岳父の甘さが出たのであった。

今度は、その失敗を繰り返さないため、娘を十分準備させたのではないかと思う。

そして、それを韓国大統領と密接に、厳重な秘密のうちに、大計画が行われたと筆者は想像する。

ここでも、前述の大物が協力したのではなかろうか。

真実が明らかになることを待ちたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

京王

今回も日常生活の問題を取り上げたい。

新宿駅の京王線乗りホームに来ると屈辱を感じる。『この車両の一番後ろの車両は女性専用車両となっております。男性客はご遠慮ください』とアナウンスがある。筆者は、このアナンスを「いったい男性を何と思っているのか」と腹立たしく思う。

このアナウンスは、男性にとって、大変屈辱的なことではないか、と思うのである。第一、なぜ、男性が電車の中で、女性に暴力を振るったり、セクシャルハラスメント行為をすることを前提とできるのであろうか?

日本の男性は、大いに怒るべきであると思う。京王電鉄にこのような扱いをされて、日本の男性として、筆者は、京王電鉄に抗議したいと思う。日本の男性は、女性と同じく品行方正で、このような仕打ちを受ける必要など全くないと思う。外国人が日本に来て、こんな状況を知ったら、日本の男性を馬鹿にするのではないかと思う。

日本の男性は、大部分が会社で働き、給料を得て、家庭を養っているはずである。家族の柱であり、家族の重要な任務を背負い、家族をサポートしていると思う。電車に乗って、女性に嫌がらせをし、セクシャルハラスメント行為をするなどと言うように見られ、女性特別車両を用意する京王電鉄に反論すべきだと筆者は、強く思うのである。男性に対する反逆行為で、日本の男性の評価を落とし世界的に辱める施策ではないのかと筆者は思うのである。

筆者は、ずいぶん前であるが、日本の主要新聞社の依頼で、「アメリカの日本で働いている女性プロフェッショナルがどんな問題を抱えているか」というテーマにつき、調査をしたことがある。

調査の結果は、満員電車に乗ることで、電車の中で日本男性に痴漢行為をされることがトップであった。その当時、まさかと思ったのであるが、事実はそうであった。定性調査でも、そのことは確かめられ、あるアメリカの女性は、そのような行為をされ「日本の男性の卑劣な行為で、許せないから、電車を降りてもらい、ホーム厳重な抗議をした」そうである。

筆者は、マンハッタンの地下鉄が込んでいて、押し込まなければ乗れないようなときは、決して無理をしない。次の電車を待つ。また、地下鉄に乗れば、女性からなるべく遠ざかる位置に行く。地下鉄が揺れて、その女性に接触するようなことを避けたいからである。

電車の中での痴漢行為など、普通であれば、アメリカには存在しないとさえ言えるのではないだろうか。

アメリカ社会の悪い面、例えば、人種差別、ガンを野放しにしている社会、などを除き、電車の中の痴漢行為を思えば、女性を尊敬するという点に関しては、健全な社会と言えるのではないだろうか。

是非、日本の鉄道会社が、「女性専用車両」などと言う男性にとり、屈辱的な車両を廃止するよう行動を起こしてほしいものである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

Shinjuku-International-Building

今回は、小さなお話をしようと思う。

友人と雨の中を走り、ヒルトンホテルに到達した。蒸し暑くて、気分が悪い。コーヒーを飲もうと思い、ラウンジに行くと、ウエイトレスとウエイターが来て、「ここは入れません。午後2時で閉まり、2時半からティータイムです」と言うので、「それなら2時半まで、ロいさせてもらう」と言ったら、「それはできません。予約でいっぱいです」と言う。

筆者はとうとうその日本特有な「がんじがらめのDenial (否定)」にぶつかり、忍耐の袋を破った。「馬鹿なことを言うものではない。いくらでも席は開いているではないか」と筆者は、広いラウンジを指さした。「2時半になると一気に満席になるのか」と聞くと、「そうなります」と言う。嘘に決まっている。2時半に、そんなことがあるはずがない。遅く来る者もいるだろうし、来ない客もいるだろう。あきれ返って、その若い従業員は無視した。

「それでは、このホテルとして、一休みできるラウンジは、なくなるではないか」と筆者が言うと、2階にあります。この裏のエレベーターに乗って2階に上がってください」と言う。どこにエレベーターがあるのか分からない。ウエイターもウエイトレスもすでに逃げている。

とにかくエレベーターを見つけ、2階に上がった。確かに、コーヒーを飲む場所はあった。ウエイトレスが案内してくれたテーブルは、二人掛けで、人ごみのそばであった。あたりを見渡すとガラガラに空いている。また、腹が立った。そして、「なぜ、あの空いている席に行かせないのか」と言うと、ウエイトレスは、仕方なく、その人のあいている席に案内してくれた。

しかし、ここでやっと席に座ったが、ニューヨークでこのような仕打ちになれていない筆者は、とうとう堪忍袋の緒が切れた。

「マネジャーと話したい」とフランス人のウエイターに言うと、日本人マネジャーがやってきた。一連の不満を言うと、「申し訳ありません。しかし、ティータイムは予約のある方のみ入れることになっています」と言うので、「それなら、なぜ、そう大きな看板をかがえ、客に知らせないのか。大きな文字し、2時半から、予約のない客は入れません、とあなたの言葉通りにだ」と筆者が言うが怯んだ。

「世の中には、Serviceという言葉の他にDisserviceという言葉がある。それは、サービスを拒否するという意味だ。君の今の言動と態度は、まさにそれに当たる。僕は、ヒルトンクラブに入っており、アメリカのヒルトンホテルに行く。最も行ったところは、ヒルトンホテルがマネジメントしていたウオルドルフアストリアホテルだ。こんな仕打ちを受けたことない」と言い。「第一、君は客の僕を悪者にし、すべては、僕の非であることを認めさせようとしている。客に罪をかぶせて、それで済ませようとしている、君の態度がプロでないと思う。不公平である。

「僕の顔をよく見なさい。にこやかに笑っているだろう。これこそ君が取るべき態度だ。神妙な顔をして謝り、そして、にっこり笑い、どうぞ私どものホテルでお楽しみください、と言ったらどうなのか」と筆者は笑い、そのマネジャーを励まし、「仲良くしようと」とそのマネジャーに手を差し伸べた。マネジャーは、僕の手を握った。

帰りに近所のバーに立ち寄り、マスターのその話をすると「日本人は、決して、自分の咎を認めないのです。必ず、言い訳をし、その場を逃れようとするのです。私の部下には、まず、客にクレームを言われたら、認めなさい。そして、お詫びをしなさいと教えている」と言うのであった。

なるほど、筆者は、そのような経験を何度もしてきたことを思いだした。
ところで、ここに働いているフランス人が気にいり、ホテル好きの筆者は、このヒルトンホテルに来ることにした。こういう建研をするとそこが好きになるのが筆者の習性である。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

20170212-00000001-

アメリカの大統領になりたいと言うモティベーションとは何であろうか?

筆者は、それを拙著「なぜ、ヒラリー クリントンを大統領にしないのか?」でBig Ego、つまり、大きなエゴイズム、と表現したと思うが、トランプ大統領の場合、そうではないかと思う。

トランプ大統領の一連の政策には、エゴが丸出しのように思える。もっと言うなら、トランプ氏が描いているアメリカをそのままの姿で、そのようになる方法で、実行しているのではないか、と思えるほどである。政策の中でも、悪法、と言わざるを得ない政策を次から次へと打ち出すのである。

今回の鉄鋼とアルミナムの関税引き上げ政策は、その類のものであろう。あくまでのトランプ大統領個人の見方に基づく政策で、アメリカの国家としての国益、アメリカ国民の利益をよく考えていないのではないかと思われて仕方がないのである。

この関税の引き上げは、特にアメリカ自動車業界に大きな影響を与えると予想される。トヨタ自動車は、この関税引き上げ策について、「鉄鋼製品やアルミ製品に大きな関税を課税する政権の決定は、米国で販売する乗用車やトラックのコストと価格を大きく上昇させ、自動車メーカー、自動車産業のサプライヤー、そして消費者に悪影響を与えるものだ」と指摘した。同社はマツダと共同で16億ドル(約1700億円)を投じて米アラバマ州に新工場を建設する計画で、発表文では「トヨタは『売るところで作る・購入する』を調達方針の基本としており、90%以上の鉄鋼やアルミは米国で調達している」と説明した。

ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車などが加盟する自動車メーカーの業界団体と、ロバート・ボッシュなど部品メーカーの業界団体は、トランプ大統領が鉄鋼輸入に25%、アルミニウム輸入に10%、それぞれ課税する計画を関税賦課は意図しない結果を招く可能性を指摘したのである。

これらの分析、予測は、全く正しいもので、筆者も支持する。

しかし、トランプ大統領がこのような問題を知らないはずがない、と筆者は、明確に言える。何故なら、不動産業界であれだけやった男である。こんな簡単な経済学が分からないはずはないのである。

それでは、なぜ、こんなバカでもわかる間違った政策を発表するのか、と言うことになる。

そして、EU(ヨーロッパ連合)の執行機関、ヨーロッパ委員会が報復措置をとった場合、ヨーロッパの輸入車に関税を課すと警告した。EUはアメリカの同盟国である。日本もそうである。なぜ、そのような友好国との絆を切るようなことをするのか。

このような発言は、まったく国政をリードする大統領としての資格はなく、「独りよがりのエゴ」でしかないと筆者は思う。

また、このような政策を黙認しているホワイトハウススタッフは、存在の意味さえないと筆者は思うのである。

まさにトランプ大統領のエゴによる暴走なのである。

それをストップできないアメリカ議会、選挙民なのであろうか。

一体、どこまで、いつまで、アメリカは、トランプ大統領のリーダーシップについて行くのであろうか。大統領制の恐ろしさを感じてしまうのである。
そして、トランプ氏に追随しなければならない日本を憂うのである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

筆者は、ほぼ一年前、トランプ大統領を「カオス(混乱)によるマネジメントの大統領」と呼んだ。それは、既成の民主党、共和党の政治思想、社会思想、価値観の違いによる、激しい対立が続き、トランプ大統領は、何も進まない古いワシントン体制をぶっ壊すことを決意していたのであろう。

大統領就任と同時に、国家政策は、バノン戦略補佐官を起用し、白人至上主義と思えるような極端な右寄りの政策を取った。しかし、リベラル派、リベラルメディアの猛反発を浴び、バノン氏は、一年も持たず失脚した。

しかし、筆者は、これこそトランプ大統領の「カオスによるマネジメント」であり、極端な政策で、まず混乱を起こすことが目的だったのではなかろうか?

そうでなければ、だれがこんな愚かな政策を実際にとるであろうか。常識では、考えられない。

トランプ大統領の「ワシントン壊し作戦」は、移民政策、オバマケアの廃止。つまり、医療保険制度の改革などからスタートした。同大統領の移民政策もばかげている。まず不法移民の強制送還をぶち上げたのであるが、不法移民は、880万人もいると言われている。いったいどうやって、隠れ住んでいる不法移民を探し出すのか?もし、探し出したとしても、子供がいれば、子供はアメリカ国籍を持っている。強制送還しようとすれば、親子を切り離さねばならない。こんなことをトランプ大統領は知らないはずはない。

オバマケアもそうである。オバマケアを廃止し、新しい制度を築くことは、簡単ではない。

これらの政策は、ワシントン旧体制のたたっ壊しのためのカオス戦略だったのではないか、と筆者は思うのである。

外交政策もそうである。NAFTA(北米自由貿易条約)、パリ条約の一方的破棄。国連供出金の削減、Israel首都の変更、新たな関税障壁の設定、そして、北朝鮮に対する過激な攻撃表現などを考えると、まずカオスを起こすことが優先し、世界を混乱させることがトランプ大統領の戦略なのではないかと見るのである。

そして、そのようなトランプ大統領のカオス戦略には、人事作戦があったかどうか筆者の興味である。

つまり、これらの政策から、昨年トランプ氏の大統領選のスタッフ、ホワイトハウスのスタッフに犠牲者が出ることが計画されていたのかどうかと言うことである。ご承知のように、多くのトランプ大統領のスタッフが首を切られたり、辞任をしたのであるが、このようなことが計算ずくめで行われてきたのかどうか、筆者は、大変興味を持っている。

トランプ氏は、ビジネスマンであった、政治家ではない。それなりのビジネス方針を個人としてしっかり持っていたはずである。

もし、カオスマネジメントが続くなら、トランプ内閣はどう続くのであろうか。

もし、トランプ氏のカオス戦略が意図的ではなく、このまま、ホワイトハウススタッフが減っていくのであれば、トランプ氏は、ますます孤独になっていくであろう。

トランプ氏は、「世界で最も孤独な男」と思うのである。果たして、そのような孤独な男から、世界平和のために役立つ政策が出てくるのであろうか?

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

171103-cox-trump-

こんな時期に、2020年に行われる大統領選挙の予想を試みるのは、ナンセンスと思う。しかし、トランプ大統領が再選されるかどうかと言うことが、アメリカにとり、世界にとり、重要になってきた。

トランプ大統領が再選されれば、アメリカと世界は、後、6年間トランプ大統領の強引な思想及び価値観のない超現実的な政策に世界が翻弄されるのではないかと筆者は思うからである。

これだけ支持率が低くても、トランプ大統領の再選のチャンスは、いくらでもあるのではないかと筆者は思うのである。まず、アメリカ選挙民の中には、トランプ大統領と同じで、世界観や、思想的価値、社会的価値、人間の存在の価値など考えず、自分の生活を楽にし、それには、金がすべて、と考える人が多くいる。現在のトランプ大統領の支持層の代表的な考え方である。

このような選挙民は、現在のトランプ大統領の大幅な減税策、外国企業をアメリカに閉じ込め、アメリカに税金を落とさせ国の運営を改善する。また、雇用機会を増やす。そして、アメリカ企業を外国に逃げさせない、などの政策に大いに賛成しており、この集団の結束は固い。

彼らにとっては、経済政策が大きく影響しており、この支持層の収入が上がれば、トランプ氏について行くのである。

つまり、トランプ氏がめちゃめちゃな政策をとっても、自分たちの収入が上がれば、文句はないのである。このような支持層でトランプ氏は、大統領に選ばれたのであった。

筆者は、この支持層のトランプ支持は、止まらないのではないかという確率が高いのではないかと思う。

2020年まで、トランプ大統領の下で、産業が発展し続ける可能性は高いのではないかと予想すると、トランプ氏の勝利のシナリオは見えてくる。

その理由は、まず、このトランプ支持勢力、つまり、世界的に孤立主義で、外国を無視し、アメリカの強さを訴える層が国政を支配し続けると、このような傾向に反対するグループが反発を強めるが、このグループの人々を民主党が結集することは、不可能であると思う。すると何が起こるかと言えば、リベラル派は分裂し、第三の勢力を築き、アメリカも多党化時代に入るのではないか、と筆者は予想する。

そうなれば、トランプ支持層が最大の勢力になる可能性がある。

これが、トランプ氏再選のシナリオである。

トランプ大統領が再選されたらどうなるか?

世界は、地獄に陥ると想像するアメリカ人は多いであろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

Jared_Kushner_croppedDonald_Trump_August_19,_2015_(cropped)

ヤンキーホワイト (Yankee White) という言葉がある。米国国防総省がアメリカ合衆国大統領またはアメリカ合衆国副大統領に関係する職種を採用するときに行う個人信用調査につけられた管理上のニックネームである。

ヤンキーホワイトになるためには、アメリカの米連邦人事管理局のマニュアルに基づいて実施されるシングルスコープ背景調査 (SSBI) の要件を満足しなければならない。 また、以下の条件も満たさなければならない。

アメリカ合衆国に完全に忠誠を誓うアメリカ市民であり、成人であること信頼に足る人物であることを証明する実績が必要である。

重大な有罪判決がなく、不誠実な行動履歴がなく、違法な薬物の使用記録がないこと。

家族はアメリカ市民であること。

アメリカ合衆国大統領またはアメリカ合衆国副大統領に関係する職種には食事サービス、医療、輸送、軍隊のバンド、儀式メンバーなど、大統領のために働く軍人や公務員だけでなく、ホワイトハウスや車両などの機密領域に近づく民間の請負業者の従業員にも必要な資格になる。

何と、トランプ大統領の娘婿であり、上席大統領補佐官であるジャレッド・クッシュナーに関して、このような資格の格下げ処置が発表された。同氏は、アメリカ国家のトップシークレット情報にアクセスすることができなくなった。

上席補佐官がアメリカのトップシークレット情報にアクセスを許されないとは、異例のことであろう。

この原因は、クッシュナーが政府関係の仕事、および外交政策、交渉の経験がなく、外国政府がその弱みに付け込み、有利な条件で対米政策を行うようになったこと。この意味では、アラブ首長国連邦、中国、イスラエルなどの国がその対象になっている。トランプ大統領と特別仲が良いとされている安倍首相は、入っていない。

そして、問題は、クシュナーの会社の経営状況である。前にも、紹介したが、クッシュナーの不動産会社は、2007年、18億ドルでマンハッタンのビルである666 5th アベニューにあるビルを買収したが、テナントが入らず、ミスマネジメントも加わり、大幅な赤字を出している。

巨大な赤字を解決するため、中国の保険会社、ロシアの銀行、アラブ諸国の銀行をターゲットに金策に駆け回り、その交渉に上席大統領と言う地位を利用したことが判明しクッシュナーは、ヤンキー・ホワイトとしての地位の格下げを命令されたのである。

このクッシュナー氏がロシア疑惑事件とどのように関係しているのか、興味が持たれるが、決定的なことは、捜査当局から発表されていない。それは、モラー特別捜査官がカギを握っている。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

先週であった。筆者は、某大手電機メーカーのOB、現役のグループの方々と夕食しながら、世界の状況、日本の状況に関し意見を交換した。激論になった、この方々は、普通のサラリーマンではない。日本のエレクトロニクス産業の草分けの超大物の愛弟子たちであり、世界の情勢をビジネスと言う現実的経験を通して、知っておられる方々である。

この席上、北朝鮮がオリンピックを機に、韓国と近づき、何かたくらみをしているのではないか、韓国を巻き込んで、反米勢力として、関係を強くするのではないか、というような話が日本にあることを筆者は知った。

さらにトランプ大統領が北朝鮮に対し、軍事行動を取るのではないか、という疑いもでた。

筆者は、「証拠は何もないが、私の想像だけで申し上げると、北朝鮮は、経済的に困窮し、国民は、飢餓と燃料不足に襲われ、国がもはや国として存続できないような状況にあるのではないか。そこで、今回の韓国で開かれた冬季オリンピックを機に、韓国にアメリカとの関係を何とか仲介できないものか、と持ち掛けたのではないか」と答えた。

先ほどのアメリカの新聞、日本の新聞には、北朝鮮がアメリカとの話し合いに十分な用意があると言う報道があった。読売新聞は次のように伝える。

「北朝鮮が平昌ピョンチャン五輪閉会式に合わせて派遣した金英哲キムヨンチョル・朝鮮労働党副委員長(統一戦線部長)ら高官級代表団が25日、韓国入りした。 閉会式を前に同日夕、平昌で韓国の文在寅ムンジェイン大統領と1時間会談し、「米国と対話する用意が十分にある」と表明した。韓国大統領府が明らかにした。

この発言は、文氏が「南北関係改善と朝鮮半島問題の本質的な解決のために、米朝対話が速やかに開かれなければならない」と述べたことに対して行われた。

北朝鮮代表団随行員には対米関係を担当する外務省北米局のチェ・ガンイル副局長が含まれ、27日までの韓国滞在中に米国との接触に備えているとの見方もある。米政府代表団トップとして閉会式に出席し、26日まで滞在予定のトランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官には訪朝経験のあるホワイトハウス高官が同行している。」

ワシントンポストも同じような報道をしている。

このニュースの真意はまだ分からないが、筆者が「証拠のない想像」で語ることを許されるなら、トランプ大統領は、これをビジネス取引ととらえ、先に進む用意があると思う。行方を注目しよう。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

カーリング

昨日は、オリンピックの中継を視た。日本のカーリングの女子チームの銅メダルの獲得は、素晴らしい出来事であった。心から、日本チームを祝福したい。

そして、筆者自身、精神と日本人としてのプライドを大いに高揚させられた。

確かに、オリンピックは勝負の世界ではないかもしれない。だが、このカーリングチームのように、最後まであきらめず、掛け声をかけ合い、勝利を目指す意志の統一の強さを感じた。

これがこのチームの特徴ではないか、と思う。自然のままの性格で、それが素直に出る。皆、とことん頑張るが、意思の統一により、力が実力より、何倍にも大きくなるのである。

彼女たちの精神の統一は、実に素晴らしい。一人が何か言葉を発すれば、それが即座に伝わり、力となるのである。

だから、チームとしての力がプラス効果を生み、同時にその効率が抜群なのである。実に見事なチームワークである。

筆者は、世界の表舞台でさっそうと働く日本女性、表舞台には出ないがコツコツと働き、困難にも負けず、苦しい顔を隠し、明るく楽しく働く、日本女性を見てきた。そのような日本女性に高い敬意を払うものである。その気持ちは、男女平等などと言う理屈ではなく、理屈抜きにその立派さと真摯な優しさを褒め称えたい。

世界の各地で、様々な奉仕活動に日本女性は参加している。以前、世界の難民を救うための国連組織に入り、その真っただ中に入る女性に会ったことがある。「私が世界に貢献できることはそんなことしかないのです」と言われた時、筆者は、我が身を振り返った。そんな行動は、一度も取ったことのない筆者は、愕然としたのであった。いかに自分が小さな人間であるかと思い、情けなかった。

国連時代は、上司に「アフリカの貧しい人々に、食料を与えることは止めましょう。学校を建てましょう。食料を与えれば、それが習性になります。彼らに教育を施し、食料の創り方を教えましょう。そのための援助を考えましょう」と進言したことがある。

しかし、そんな甘っちょろい論理が通る国連ではないことは、当時知らなかった。

だが、その女性は、自ら行動に出たのであった。

自分は、その女性に負けたと思った。

日本女性は、世界で最も優れているとい評判を何度も聞いた。筆者は、それを素直に認める。

今回のオリンピックの日本女子カーリングチームに心からおめでとうを言いたい。そして、彼女たちがさらに世界でそのチームパワーで活躍されることをお祈りしたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

フロリダ州で起こったスクールシューティング事件が大きな銃反対の動きとなっている。

トランプ大統領は、銃を規制する方向には、動いていない。400万人の金持ちがメンバーで、共和党を支持する巨額の政治資金団体である全米ライフル協会を無視できないからである。この団体は、白人が中心で、動物の狩りを楽しむ人たちである。狩りを好む議員も多い。

共和党が多数を占める議会でも銃規制を行う動きにならず、銃保持者のバックグランド調査を強めること、学校の教師に銃を持たせるなどの消極策しかとらないトランプ政権、共和党議会にアメリカ国民は、大きな不満をぶつけている。この事実は、来る中間選挙で大いに民主党の躍進に貢献するだろう。

今回は、高校生がこのような無策のトランプ政権に我慢できず行動に出ている。

筆者もなぜ、もっと銃規制のため、厳しい政策をとらないのか、と強く思うのであるが、結局は政治の世界のことなのである。理研である。世界いずこも同じである。

アメリカ人の4割が銃を持っていると言われ、こうなると、もし銃を規制しようとしても不可能と言える。

そして、銃規制には、憲法改正が必要となるであろう。

アメリカ合衆国憲法修正第2条に「憲法規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない」とあるからで、本条項がアメリカにおける銃規制反対の根拠になっている。

この権利を、民兵を組織するための州の権利であって個人に銃所持を認めたものではないとしてみる集団的権利説と、個人が武装する権利であるとしてみる個人的権利説がある。

20087月、連邦最高裁判所は個人的権利説を採用する判決を示した。この判決により、銃社会はみそぎを受けたようなものである。

アメリカのあちこちで起こるスクールシューティング事件で、生徒たちが銃で撃たれ、無残にも殺される事実をいったいどう思っているのであろうか?

NYのクイーンズ地区で小学校教師をしているデイヴィス先生は次のように言う。

「もはや、アメリカで銃を規制する法律なり、憲法を制定することは難しい。ホワイトハウスと議会を共和党が多数を占めている限り、そのような法律も、憲法改正も不可能である。

「また、全米ライフル協会の金の力は強い。共和党とトランプがこの関係を切るわけがない。だから、銃の今の状況は続くことは確実である。スクールシューティングは、続くと思う。それを防ぐ唯一の方法は、自分の子供たちに、変な生徒がいたら、気を付けることしかないと思う」と語る。

トランプ大統領が勧めた、教師が銃を持つと言うことに関しては、「とんでもない。私が銃を持ち運び、生徒がそれをとったらどうなるのか」と頭から否定した。

「アメリカは、銃社会で、もはや銃のない状態は、つくれない。神が与えた悲劇だ。この悲劇をアメリカは繰り返す運命の国である。銃とともに生きて行くより仕方がない」と語った。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

今日のアメリカは、トランプ大統領になって以来、僅か一年で、国際的には、世界のアメリカに対する見方に大変化が起こり、混とんとした世界情勢を作り出している。

それを一言で表すなら、アメリカが「アメリカ優先主義」を打ち出し、トランプ大統領以前のアメリカが世界で果たしてきた国際的役割をやめ、無関心、無干渉主義要素を取り入れ、自国の利益を優先するという考え方に変わっている。

確かに、それまで、アメリカには、国際的温情主義のような政治的指導者が多くいて、世界に人道的立場から寄付金、貧しい国に対し様々な援助を行ってきたが、トランプ大統領は、それらを削り、国連負担金さえも削っている。

さて、ここで、筆者が関心を持つのは、国力とは、いかなるものであろうか、と言うことである。

そのようなアメリカは、国際的影響力を失い、国内的にも貧富の差が大いに拡大し、社会問題が増え、国力を失っているのではないかと筆者は思うのである。いったい、国力とは何であろうか。

まず経済力であろう。

国力としての経済力とは国家の経済的な能力または国富そのものであり、経済戦を遂行する能力として考えられる。これは国内総生産、食糧自給、労働力人口などの経済基盤に基づいた戦略産業の構成、戦略資源の分量、外貨準備、自国通貨の信頼性などから構成される。

経済力の指標としてはGNPGDP、エネルギー生産消費量、国民1人当たりのGNP比率などで示されるが、これら指標が高い国が大国であるとは限らず、資本主義経済においては民間の企業によって経済活動が行われており、政府とは直接的な関係があるわけではない。

また国力の機能の一側面である「対立的関係においてでも自国の意思を実現する能力」を考えた場合、経済力は国際社会に影響力を発揮できても実質的な強制力がなく、危機的な状況や戦時においては無力化される。それ故に経済大国とは真の意味で大国ではない。ただし軍事力は経済基盤の上に成り立っているため、高度な経済力は国力の育成にとって欠かせない。

 

次に軍事力であろう。


にほんブログ村

軍事力を主に構成する軍隊の戦闘能力は兵員数、兵器の性能、兵站基盤などの量的な要素と、軍事戦略、部隊編制、訓練度、士気、リーダーシップ、情報などの質的な要素を総合して考慮しなければならないと思う。

 

そして、技術力であろう。技術力はその国の科学技術がもたらす各種能力であり、経済発展・成長に大きく影響する。また軍事力の質を向上させるためには欠かせない力である。他国を圧倒する技術力はそれ自体が優位となりうるため、科学技術を海外に移転することが規制されることもある。

 

国力の伝統的な指標として、ジョージタウン大学のレイ・クライン教授は国力を軍事力や経済力などが合理的に組み合わさったものであるとして、各種要素を数値化し、次のような方程式を考案した。

 

国力=((基本指標:人口+領土)+経済力+軍事力)×(戦略目的+国家意思)

 

最も重要なのは、この等式の掛け算部分であろう。

戦略目的、国家意思である。これは、重要なマルティプライヤーである。

トランプ大統領の政治には、この部分がないのではないかと思えて仕方がない。

アメリカよ、どこへ行く?

 

佐藤則男

ニューヨーク

 


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

170118072213-trump-fox

トランプ大統領がまた、狂ったように、ロシアゲート事件を「そんな事件はなかった。全て作り話で嘘である。オバマ大統領と民主党の共謀である」と真っ向からロシアゲート事件を否定する演説を方々で行っている。その姿は、哀れと思うほど、必死で、ひどい言葉遣いと、表現で自分の無実を訴えている。

しかし、そのような言葉や表現は、人々を動かしていないと思われる。ギャラップ世論調査によれば、トランプ大統領の支持率は、40パーセントで、変わっていない。

さて、CNNの報道によると、新しい事実が発覚している。この間まで、トランプ大統領の重要な補佐官であった娘婿のジャレット・クッシュナー氏が不動産投資の大失敗で、中国、ロシア、イスラエルなどの銀行に金を借りることを企て話して来たという。これが事実とすれば、明らかに違法行為である。クッシュナー氏は、約1000億円以上の借金をしていると言うが、36歳の青年アントレプレナーにこんな大金の借金の返済は、無理であろう。義父のトランプ氏が外国銀行から借金のため、テコ入れしていることは容易に想像がつく。

クッシュナー氏の最大の赤字の原因は、マンハッタンの5番街にある666(住所からとった)ビルである。バブル時代、住友不動産に買収され、その後2社に買収され、クッシュナー氏の会社が18億ドル(約1800億円)で買収したものである。それで経営困難に陥っているのである。

筆者の想像であるが、トランプ大統領は、この娘婿を助けるため、ロシアのプーティン大統領にも口添えしたのではないだろうか?

クッシュナー氏を中国に紹介したのは、ヘンリー・キッシンジャー氏であるとされている。この人が入ると大金が動く。これが何を意味するのか。非常に興味深い。

日本に筆者が着いてから、トランプ大統領に関し、いつ弾劾されるのかと方々から質問を受けるが、「難しい」と答える。

アメリカ合衆国憲法は大統領が「重大な犯罪および罪過によって弾劾されたり有罪判決を受けた場合は,その職を追われる」と規定している。手続きとしては,まず下院が弾劾訴追を決議し,作成された決議案に対して過半数の賛成があれば上院による弾劾裁判に持込まれる。

裁判では,下院代表委員が検事役を,上院議員全員が陪審員役を務め,裁判長には連邦最高裁長官があたる。検察・被告側とも証人申請と証拠提出を行い,弾劾決議の各項目について上院が採決する。

3分の2以上の賛成票が集まれば,最終的に罷免の是非を問う2度目の採決が行われる。アメリカ史上初の大統領弾劾裁判は 1867年にジョンソン大統領に対して行われた。ジョンソンは大統領権限の範囲をめぐって下院と対立し弾劾決議を受けたが,罷免にはいたらなかった。また 1974年にはニクソン大統領のウォーターゲート事件関与疑惑がもちあがり,下院で弾劾決議が採択された。しかし,採択直後にニクソンが辞任したため裁判にはいたらなかった。 991月,クリントン大統領の不倫もみ消し偽証疑惑をめぐり,史上2回目の大統領弾劾裁判が行われたが,同年2月クリントンの無罪が確定し罷免を逃れた。

トランプ氏を弾劾することは、難しそうである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

さあ、ロシアが2016年のアメリカの大統領選挙キャンペーン中、選挙の結果を左右するような情報を流し、トランプ候補に味方し、クリントン候補に不利になるような情報をアメリカ選挙民に与え、大統領選挙を左右したのではないか、と言ういわゆるロシアゲート事件の捜査が前進した。

この事件の捜査のため設けられた大陪審院の特別捜査官のモラー氏と司法省副長官ローゼンシュタイン氏は、ロシアが大統領選に介入したことを37ページの文書にまとめ、ロシア人13人を告訴したのである。

事件は複雑な経緯を経て、この段階まで来たが、ここからが山である。

これまで、トランプ大統領は、「ロシア疑惑など全く嘘である」とか「民主党のでっち上げである」と強引に決めつけ論争を避けてきた。また、下院の諜報委員会の会長がトランプ氏に有利な委員会に承認を得なかった独善的調査報告書を発表した時、「「我々の身の潔白は証明された」などとトランプ大統領は、豪語していた。

更に、トランプ大統領は、FBIと司法省は、トランプ内閣を無実の罪に陥れているというような強い口調で反発をしてきた。

この告訴で、司法省と大陪審員の反抗が開始されたものとみられる。今回、司法省が提出した文書は、37ページにものぼり、証拠を上げ、良く説明されている。

これで、トランプ大統領は、これまでのように、簡単に無視はできないのではないかと筆者は思う。

司法省は、もちろん、トランプ内閣の行政機関として、その支配下にある機関であるが、トランプ大統領は、自分の味方であるべき機関と戦っているのである。さらに、モラー特別補佐官を首にすると脅かし続けている。

トランプ氏がどういう反撃に出るのか注目される。

また、この時点から、モラー特別捜査官がどのような次の一手に出るかも注目される。

恐らく、大陪審員がトランプ大統領に直接インタビューする申請を行うことになるだろうが、トランプ氏が応じるかどうか注目に値する。

トランプ氏は、応じるようであるが、弁護団は、応じないようである。

そして、司法省、大陪審院との本当の戦いは、トランプ氏に対し、召喚状が送られ、証言台に立つかどうかであろう。

しかし、その前に、トランプ氏の天下の宝刀であるモラー特別捜査官とローゼンシュタイン副長官を首にする戦略をとる可能性がある。

しかし、これが起これば、アメリカ中が大騒ぎとなろう。

筆者の印象は、トランプ大統領は、ウオーターゲート事件で辞任をせざるを得なかったニクソン大統領より、はるかにプロで戦いに長けており、したたかであると思う。果たして、この対決どうなるのか?

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

school-shooting

日本の子供たちは、本当に幸せだと思う。銃を装備した精神異常者が校内に入り込み、生徒に向かって、乱射するようなことがないからである。

またしてもフロリダ州で校内乱射事件があり、17名の生徒が撃たれ死亡した。何という残虐な事件であろうか。これから将来、沢山の夢があり、未来に生きて行く子供たちである。あまりにもの尊い犠牲に筆者は、言葉もない。

6年前、、コネ口カット州の筆者のウイークエンドハウスから、一時間ほどのトライブで行ける小さな町の学校で乱射事件があった。ニュータウンと呼ばれる小さな町で、野原が広がり、教会があり、町のホテルは、一つしかなく、そこのレストランがその町の最高級のものを食べさせ、最高級のワインをサーブするところであった。

我が家も毎週週末、ニュータウンにドライブに出かけ、週末を過ごすのが常であった。

春は、野原一面に花が咲き、広い牧場では牛が春の柔らかい草を食べ、夏は、あたり一面にトウモロコシ畑が広がり、暑い夏の訪れを感じさせるところである。

そんなのどかで平和な小さな町にスクールシューティンが起こった。

高校生が小学校に侵入し、乱射を行い、何と20人に幼い子供たちを殺したのであった。

筆者は、あまりにも悲しく、このようなむごい行為を恨んだ。筆者は、子供たちが大好きで、よく子供と遊ぶ。そんな子供たちを銃で撃ち、殺すなどとは、非人間的行為であり、筆者は許せない怒りを感じた。

一体このような事件をどうやったら防げるのであろうか。筆者は、主に三つの理由でこのような事件は起こると考えている。

まず、挙げるのは、メディアである。ハリウッドの創る映画は、殺人風景、それも高度な殺人兵器を使い、人間を殺しまくる場面をふんだんに織り込む。挙句の果ては、彼らを

殺人鬼にしてしまうのである。

アメリカは、この問題を何とかしなければならないと思うのであるが、映画会社にたいし、その種の映画を創らせない法律をぶち立てようとしても無駄だと思う。表現の自由は、アメリカ憲法の骨格をなしていからである。

次に、考えなければならないのは、ガンコントロールである。しかし、アメリカ憲法修正第二条には、「(人民の武装権)規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない」とある。

2017年の調査では、約4割のアメリカ市民が拳銃を所有していると言う。このような国に果たしてガンコントロールができるであろうか。

次に精神異常者をあらかじめ知り、警戒する、という方法があげられているが、これは不可能に等しい。

以上から見ると、スクールシューティングは、今後絶えることはないと思う。トランプ大統領は、精神異常者を見つけることを優先するようであるが成功する可能性は少ないであろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

韓国オリンピック

国単位で同じ人間が人間を嫌い、いがみ合い、憎しみや嫌悪をあらわにすることは避けられないものであろうか。筆者が長年住むアメリカでは、言うまでもなく、有色人種と白人のあらそいは、絶えない。そのような争いが永久的に続くアメリカは、国を割っている。

そして、もっと大きなことは、民族間の対立、宗教的対立であり、それが激しくなると、戦争に発展することもある。

筆者は、アメリカで、何度も差別を受けた。そして、アメリカで差別され続けてきた黒人の気持ちもよく分かった。インテリジェンスレベルの低い白人の持つ、有色人種、マイノリティに対する差別は、実に冷たく、人間としての恐ろしさを感じる。

筆者は、白人が黒人を見て「Nigger」という黒人に対する軽蔑語を発する姿を見てきた。この時の白人の態度を忌み嫌った。

筆者は、人種差別、それが持つ暗い影、醜い人間の姿がそこにあると思った。だから、筆者は「差別されることも、差別する」ことも嫌悪するのである。

さて、これまで日本に来るたびに気になってきたことがある。それは、韓国人と日本人との執拗な対立である。なんとかならないものであろうか。

筆者は、コロンビア大学留学当時、韓国からの留学生に大変お世話になった。彼らに数学や統計学でどれだけ教えてもらったか分からない。当時、まるで彼らを先生のように感じるほど親しみを持ったものである。

筆者は、良いところばかりを捉え、韓国の人について語っているのかもしれない。しかし、日本人に対しても、感覚的理解は、そんなものである。

日本と韓国の間には、慰安婦問題と言うものがある。事件から、既に72年も経過している問題である。日本と韓国、この問題をストレートに話し合い、ストレートに解決できないものか。お互いマイナス面ばかり見つめているのではないだろうか。日韓両国の将来を見つめ、お互いプラスになるものに転換できないものか。

国と国との争いは、何もお互い利益になることを生まない。敵対心をいたずらに起こすだけである。

確かに、慰安婦問題は、日韓両国のプライドをかけた問題であると思う。しかし、事件以来72年間も解決を見ないまま争う事件であろうか。挙句の果ては、朝日新聞のせいにし、日本に罪はない、「そんな事件はなかった」と主張できる問題なのであろうか。

日韓両国の総理大臣の間で解決が見いだせない問題なのであろうか。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

韓国オリンピック

アメリカのピオンチャン冬季オリンピック中継は、NBCテレビが独占しているが、その番組の中で、解説者のジョシュア ラモ氏が首になった、というニュースが流れ、筆者は注目した。

オリンピック解説者として、第一人者であるラモ氏がNBCを首になったのは、同氏が開会式の実況中継の中で、「日本は、1910年から1945年まで、朝鮮を占領したと述べ「But every Korean will tell you that Japan is a cultural, technological and economic example that has been so important to their own transformation."(すべての韓国人が知っているように、日本は、文化的、技術的、経済的に韓国が改革進歩するために非常に重要であった)と述べた。要するに、日本が韓国の素早い歴史的発展に重要な役割を果たした、という解説を加えてしまったのである。

この表現が韓国の人々の逆鱗に触れたわけである。13,000通の抗議がNBCテレビに殺到したのである。

その日は、日本の安倍首相が開会式に出席したいた時の出来事であり、余計その反響が強かったのである。

BBC放送によると、NBCテレビに寄せられたメールには、「日本政府は、朝鮮半島占領当時行ったひどい行動に対し、正式なお詫びをすべきだ」とか「祖父や祖母が日本兵に殺され、若い女性は、慰安婦として連れ去られた」などと述べるものが多かったとのことである。

ラモ氏は、キッシンジャー アソシエートの副会長であり、CEOの一人である。それだけの組織にいながら、また、地位にありながら、日本と韓国の微妙な民族的わだかまりを知らないとは、誠に恥ずかしいと筆者は思う。

ラモ氏は、メキシコで生まれ、シカゴ大学、ニューヨーク大学大学院で学び、ニューズウイーク誌、タイム誌で働き、そして、ゴールドマンサックス中国で働いた後、キッシンジャー アソシエートに入った人物である。

恐らく、キッシンジャー氏に招かれたと思うのであるが、今回のラモ氏の発言は、あまりにも軽率と言える。キッシンジャー氏が、日本と韓国の根深い敵対心を知らないなどと言うことはあり得ず、ラモ氏の独断と偏見から出たものと言えよう。

戦後72年も経ち、なぜ、日本と韓国のこのわだかまりが軽減されないのか、筆者は知る由もないが、筆者は、日本のマスコミにも大きな原因があると思っている。

今、日本にいて、日本のテレビ局でオリンピックを時々見ているが、北朝鮮のアスリートが参加しているニュースと関係づけ、北朝鮮のニュースと解説を頻繁に放送している。

一体、日本のメディアの報道の質的スタンダードはどこにあるのかと思う。出演者は、専門家の他に素人を加え、何もハードエビデンスがなく、ただ、勝手な推測とイメージで好きなことを言っている。筆者は、なぜ、このようなことをにほんのテレビ局が続けているのか分からない。

また、視聴者が許しているのか分からない。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

トランプ大統領が、今度は、国家経営で、得意の「借金経営」そして「倒産経営」に動き出したのではないか、と思われる節がある。

筆者のトランプ氏のイメージは、自分の資産より、とてつもない大きな借金をし、投資金を集め実体のない夢のような大プロジェクトに取り組み、失敗し倒産する。その間、自分は、投資家の巨額を使い、この上ないキンキラ金のセレブとしてのぜいたくな生活した挙句の果て、投資家、下請を犠牲にし、倒産から逃れ、自分は生き残る、というのが同氏のビジネスマンとしてのやり方である。

マイクロソフト社を設立したビル ゲイツやアップル社を設立したスティーブ ジョブスなどとは、根本的と言えるほどビジネス精神、ビジネスの仕方が異なる。トランプ氏の根底にあるビジネス精神は、「他人の金」を使い、倒産しても、自分を第一に守り、他人を犠牲にすることである。1980年代のバブル経済の時代に流行したビジネス手法である。

さて、トランプ氏は、このような自分で開発したビジネス手法を大統領として、アメリカ国家、アメリカの納税者を相手に、アメリカ国家の経営をやっているのではないかという見方が出てきている。

筆者も同もそのような見方できるのではないか、と思えてきている。

まず、トランプ大統領が共和党とごり押しして議会を通過させた大幅な減税政策である。

2017年末に決まったトランプ米政権の大型税制改革を受け、米企業が国内投資と雇用増に一気に動き始めたことに注目しなければならない。アップル社は、1300億ドル(約3兆3千億円)を米国内で投資すると表明。「トランプ減税」を契機に雇用増や賃上げを決めた企業は100社を超える。トランプ大統領は成果を強調するが、景気が過熱し、一段の金融の引き締めを招く可能性もある。

トランプ大統領と共和党は、あれだけ国家予算の縮小を唱えてきたが、いざとなると、一兆ドルの上乗せを行った。

トランプ政権下での連邦財政赤字拡大を背景に、米国は今年、1兆ドル(約109兆円)余りの借り入れを余儀なくされ、世界的な株安の波乱を悪化させる恐れがある。

上院指導者らが7日遅くにまとめた予算合意により、向こう2年間の政府支出は3000億ドル近く膨らみ、赤字は増大する。

赤字財政で減税の原資を手当てし、完全雇用状態で歳出を増やせば一層の金融引き締めと金利上昇を招くと言う金融界の見方も当然であろう。

何故か、筆者には、アメリカ全体がトランプ流負債ビジネス哲学に侵されてきているように見えてならない。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

20170212-00000001-

日本に着いて、テレビニュースをよく見ているが、国内ニュースを見る限り、まさに幸せそのものの国ではないかと思う。ホームレスも極端な貧しい人も極めて少ない。ニューヨークに比べたら、街も実に奇麗で、世界に誇れる国ではないかと思う。

国外のニュースになると、時期がそうなのであろうが、北朝鮮、アメリカ、中国のニュースが多い。特に北朝鮮に関するニュースは多いのであるが、分析に不足していると思う。特に番組によっては、出演するゲストの評論家やニュース解説者、そして国会議員の独断と偏見に基づく論評が気になる。

日本の地勢学的なバランスがしっかりとらえられていないのではないかと思うのであるがどうであろうか?

勿論、筆者にそんな大それた知能があるのではなく、筆者は、日本に来て、それを学びたいと思っているのである。日本の智者から日本の位置づけ、日本のポジショニングを学んでアメリカに帰りたいのである。

単純に考えれば、東アジアにおいて、日本は、ポツンと大陸と離れ、小さな日本海を挟んだ独立国家である。その国が歴史上、中国、韓国、北朝鮮などの周辺国と抗争を繰り返してきたのである。同じアジアのそれらの諸国と平和に共存共栄することができなかったのである。

しかし、歴史上、起こった事実は変えられない。しかし、これから先のことを考えることが重要であると思う。

日本は、このような近隣諸国の中にあって、アメリカという強力な国と深い友好関係を築き、軍事、経済、国際舞台での協力などを基盤として、このような難しい極東の地域で国を運営している。この運営は、優秀な官僚、優秀な企業経営者、そして、世界的に教育水準の高い、働き者の一般市民に支えられている。

筆者は、これらの日本の人々が集まり、「日本をどう地勢学的に位置づけ、どのような方向で進むか」と言う、命題を真剣に研究し、検討し、日本のポジショニング、日本の方向性を研究する集団を作っていただきたいと思う。

これは、政府主導というのではなく、日本国民の間で、このような動きが起こり、進んでいくのが理想だと思う。

外交政策にナショナリズムが影響する以上、市民抜きには、決められないと筆者は強く思う。市民こそ、諸外国を訪れ、日本を伝え、日本の顔となっているというのが筆者の見方である。

筆者は、40年以上にわたり、日本を離れて生活してきたが、一市民として、外交の重要性を身にしみて感じるのである。

人生ここまで来て、ようやくそんな重要なことに気が付くとは、筆者の不勉強さ、浅はかな知識を情けないと思うばかりである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

自衛隊

今、日本への飛行機の中にいる。まっしぐらに日本へ向かっている。自分が生まれた国、日本。この42年間、何回、東京とニューヨーク間を往復したであろうか。

良いことに、日本へ向かう途中、一度も嫌だなあ、と思ったことがない。いつも、何かあると言う期待に燃えている。それは、日本が自分の祖国と思うからである。筆者は、祖国を忘れることができない。祖国があるゆえに、自分はニューヨークで生きられるのだと思う。

ニューヨークは、孤独で、恐ろしく匿名な街だと思う。路上で名もなく、死んでしまえば、警察は、調べもせず、死体を始末してしまうそうである。そんなことを考えると、我が祖国日本は、まったく異なると思う。そんな事件があれば、良く調べ、身元を確信し、家族にと会わせてくれるであろう。

そんなニューヨークに住み、もうすぐ43年目に入ろうとしている。

そんな筆者が祖国日本を思い、気になるのは、果たして、日本の安全、国防をどの程度アメリカに頼れるか、いざとなった時、どの程度アメリカが、助けてくれるのか分からないが、これだけは言える。

アメリカ国民には、第二次大戦でヨーロッパ連合軍に対して行ったような軍事援助は、あり得ないと思う。もし、そのような行動をアメリカがとった場合、東アジアにそれなりのアメリカの国益を見た時であろうと思う。

それもよほどの利益を見出した時であろう。何故なら、中国が控えており、局地的な争いであったとしても、途方もない大きな犠牲を払わなければならず、ほぼアメリカ軍が前線に出ることはないだろう。すると、アメリカは、日本が他国の攻撃を受け、危機的状態になっても、軍隊を出動させ、日本を救う可能性は極めて薄いと考える。

そして、万が一、アメリカ軍の最高指揮官である大統領が、日本を救え、という命令を全軍に出しても、アメリカの兵士が死に物狂いで日本を救うと言う決意、戦場と言う人間の殺し合いの場で、命を投げ捨て戦う高揚した意思があるかどうか、筆者疑問に思う。

何故なら、アメリカ軍兵士にとり、日本は、我が祖国でないからである。人間だれしも祖国を思い、愛し、祖国が危機に陥れば、祖国を、一命を投げ捨て敵国と戦う勇気と決意があるものと筆者は信じる。

人々は、輝く目を持ち、希望にあふれた子孫たちを守り、祖国を存続させ、発展させる大きな希望と勇気を持っているからである。戦いに敗れ、敵国の支配下にはいった場合、自分の子孫たちは、どのような状況に置かれるのか。それを考えれば、戦わずにはいられなくなるはずである。

更に、日本には、いや、日本国民には、大きな役割があると思う。それは、世界で唯一の核兵器被爆国であることである。広島、長崎のあの時の悲惨な状況、地獄の状況を世界に知らせなければならないと思うのである。世界は、この大量殺人兵器を決して使ってはならないことを知らなければならない。

これは、世界における、歴史における日本の役割であり、神が与えた使命であると筆者は思う。

日本に向かう飛行機の中は、エンジンの音だけが聞こえる。孤独で匿名の世界である。それが世界であろう。ここでも自分を守るのは、自分であり、周りの席の人に安全は頼めない。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

wall_street_sign

筆者は、昨年秋ごろ、株価に大きな動きがあると見ていた。インフレ懸念があり、金利がじりじりと上がることが予想され、株価が大幅な調整が起こることを予想していた。最大手投資銀行の友人、エコノミストであるが、その株価の大きな調整が今年の2月となるだろうと、二人で予測したのであった。

株価については、高すぎると感じることは簡単であるが、いつ頃それが動くかを読むことは難しい。それもほとんど根拠がない。それを可能にするのは、Intuition、つまり、第六感のようなものである。

好景気に支えられていた株価は、調整期に入ることが必須であった。

筆者もウオールストリートの友人に会うと、「いつ頃調整が行われるのか。そして、その幅は、どれくらいになるだろうか」という会話を行ってきた。

大方の友人の予想は、時期は、何とも言えない。早ければ、2月頃だろう。そして、その調整母は、10パーセント程度ではないか、と見てきたのであった。

今日のダウ平均は、4.6パーセントの下落であるから、後、今日ぐらいの調整がいつか行われるのであろう、と予想している。その時期は、まだ言えない。

市場は、この前新しく主任したパウエル連議長の金融政策の哲学がまだ分かっていないことは、不気味である。

25日付のブルームバーグウエブ版は、次のように伝える。

 

「米連邦準備制度理事会(FRB)の新議長がこれほど良い経済状況を引き継ぐのは久しぶりだ。

ジェローム・パウエルFRB理事は5日午前、FRBの第16代議長に宣誓就任する。米景気は過去3番目に長い拡大局面にあり、失業率とインフレ率は歴史的低水準にある。

 ノーザン・トラストのチーフエコノミストで元シカゴ連銀スタッフのカール・タネンボーム氏は「世界経済の成長には久々に力強い協調が感じられ、インフレ率は依然低い」と指摘。「インフレを問題視する向きもいるが、ゴルディロックス(適温)の状況と呼ばれた時期と私は記憶にとどめる」と述べた。

ただ、童話の中の少女ゴルディロックスが物語の最後に3匹のクマに直面したのと同様、新議長も今後、米経済の過熱や冷え込みを防ごうとする中で困難に見舞われる可能性が高い。ここ数カ月の上昇で高値を更新してきた米株式相場はリスクに気づきつつある。ダウ工業株30種平均は2日に約666ドル安と、2016年6月以来最大の下げを演じた。

 インフレ率が目標を下回る水準で低迷しているだけではない。もっと大きな心配は、エコノミストがその理由を完全には理解していない点だ。米失業率は4.1%に低下し、危機時のピークの半分未満で、賃金上昇とインフレを誘発し始めると多くの専門家が考える水準を大きく下回っている。

ただ、童話の中の少女ゴルディロックスが物語の最後に3匹のクマに直面したのと同様、新議長も今後、米経済の過熱や冷え込みを防ごうとする中で困難に見舞われる可能性が高い。ここ数カ月の上昇で高値を更新してきた米株式相場はリスクに気づきつつある。ダウ工業株30種平均は2日に約666ドル安と、2016年6月以来最大の下げを演じた。

また、政治的な火種、特にツイッターで投げ掛けられる火種が横やりを入れる形になる可能性もある。パウエル氏をイエレン前FRB議長の後任に登用したトランプ米大統領は、低金利を好むことを明らかにしている。タイトな労働市場にインフレが最終的に反応してパウエル議長が利上げペースを速めれば、ニクソン政権以来最も厳しい批判の矛先をホワイトハウスから向けられる恐れもある」と述べている。

 

好景気を自分の手柄としてきたトランプ氏がさらにうるさくなるのは必死である。

 

佐藤則男

ニューヨーク

にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

170118072213-trump-fox

筆者には、このところ、アメリカが一層小さくなり、国が乱れ、果たして、国際舞台でリーダー的な役割を果たすことができるのか、という心配が起こっている。

その原因は、トランプ大統領とぴったりくっついた共和党である。トランプ大統領が共和党大統領であると言うことは認めるが、トランプ大統領に対し、無批判となり、追随する傾向が出てきていると筆者は思うのである。

筆者は、レーガン大統領以来、モダレートな共和党支持であった。それまでは、硬く民主党を支持していた。だが、ここで、今度は、共和党を支持できなくなってしまった。それは、ひとえに、トランプ大統領のせいである。トランプ大統領の偏見と本能に基づく移民政策、そして、まったく世界観のない外交政策に納得できないからである。さらに、筆者がアメリカ大統領として最も必要な人間的価値観、思想的価値観、公平な世界観と品格を持っていないからでもある。

さて、このところアメリカに関して、筆者が特に問題視しているのは、ヌーンズ共和党下院議員が怪文書を持ち出し、FBIがトランプ氏のロシアゲート事件は、FBIの行き過ぎた監視調査がもたらした政治的バイアスのかかったもので、民主党とFBIのねつ造したもの。そんな事実はなかった、と主張するもので、トランプ大統領は、自分の無実を証明するものである、と強く主張している。

そのトラン大統領に着いた共和党親衛隊は、ものすごい勢いで、トランプ大統領を持ち上げ、偉大なリーダーにしようとしているという強い印象を受ける。

そして、そのトランプ大統領と親衛隊を強烈に支持し、歴史的な出来事のように大げさな報道をしまくっているFOXニュースチャネルである。特に、このテレビ局のショーン ハニティ氏、ローラ イングラム女史、タッカー カールソン氏の報道番組は、トランプ側近の外部親衛隊と思わせるほどのトランプ信者であり、核兵器ほどの効果のある部隊である。

世の中の善は、共和党とトランプ氏であり、悪は民主党、リベラルであると高らかに叫ぶ。この叫びは、けたたましい。そして、FOXニュースのマーケットシェアは、CNNMSNBCと足した視聴率よりも高いのである。

筆者は、共和党を真っ向から批判する気は毛頭ない。ジョン マッケイン上院議員やスーザン コリンズ上院議員、リンゼイ グラム上院議員などは、深く尊敬するし、彼らの考え、物の見方には、賛同する。民主党の上院議員よりも支持している。

しかし、トランプ大統領を無批判に担ぐ親衛隊は、このような人たちの意見を聞く耳を持たない。

ここに、トランプ大国は、国民の支持を取り付け、支持率も一気に40パーセントを超えたのである。

先週、アメリカの株価は、666ドルも落ちた。トランプ大統領の株価も経済の好調さも自分の手柄と言ってきたが、経済が落ち目になるとどのようなごまかしを行うのか見ものである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

日本国民は、今、アメリカで何が起こっているか明確に知らなければならない、と筆者は思う。。

下院諜報員会議長のデヴィン ヌーンズ氏が作成したFBIが不当に前回の大統領選挙でトランプ陣営を監視していたと指摘する秘密文書が公開された。筆者もこの文書を新聞で読んでみたが、明らかに証拠不十分であると思う。

これでは、諜報委員会のメンバーの賛同を得られなかったはずである。ヌーンズ氏は、この文書を単独行動でホワイトハウスに持参し、トランプ大統領に見せたのであった。

ロシアゲート事件で、追い詰められているトランプ氏にとっては、棚から牡丹餅の話である。FBIがクリントン陣営に味方し、トランプ陣営に不当な監視をして捜査していたことを表しているこの文書の公開は、トランプ氏も共和党も大賛成したのである。

世論、民主党、そしてモラー特別捜査官の追及で劣勢に立たされていた共和党とトランプ氏にとっては、この怪文書は、反撃の良い材料となると判断されたのである。毒には、毒を持って制すると言うのであろうか。

さて、ここで考えられるのが共和党の支持を受け、トランプ大統領が力を得て、強硬なことをやるのではないかと憶測が飛んでいる。それは、モラー特別捜査官を任命したローゼンタイン副司法長官、そして、モラー特別捜査官自身をも首にすることである。これが行われたら、究極のロシア疑惑隠しであろう。

これを警戒する民主党は、一早くこの可能性をつき、シューマー少数派上院議員代表が警告を発した。

更に、ワシントンポストやニューヨークタイムズ、CNNなどのリベラルメディアが警戒し、猛烈な反対報道を行っている。

これらのメディは、元FBIの指導的立場にあった人たち、専門家の強い反対意見を報道し、一斉に警戒を行っている。

さて、ここに民主党、リベラルメディア、リベラル選挙民にとっては、気になることが生じてきた。それは、つい23週間前までは、世論調査で圧倒的にリードしていた民主党の支持率が落ち、共和党がじりじりと迫ってきているのである。それは、共和党が大減税案を議会で成立させたこと、経済が良好などの影響が大きいと思うのであるが、来る11月の中間選挙で、民主党が一気に多数派を取り返すなどと言われていたが、どうやら、赤信号が点いたたと言えるのではなかろうか。

さて、この怪文書の公表がどのような影響をアメリカ国民に与えるのか興味深い。とにかく、言えることは、共和党と民主党が、これだけの不透明な政治状況でありながら、このような両党の政治的駆け引きに明け暮れているのである。

外国が大統領選挙に介入したのではないかと言う世にも稀な問題を抱え、それを党利党略で十分な捜査もしない大国アメリカなのである。

ワシントンは、そこまで腐敗しているのである。

北朝鮮が本当に暴れだし、日本にミサイルを撃ち込んだら果たして、アメリカは、本当に日本を守ってくれるのであろうか。日本国民は、こんなアメリカをしっかりと見なければならない。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

次のURLをクリックしてください。
https://pdmagazine.jp/trend/new-york-review-26/

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

デイビッド ヌーンズ下院議員は、見るからに一癖ありそうな男である。下院で諜報委員会の議長である。同議員は、カリフォルニア州選出の下院議員で44歳。カルフォルニア ポリテクニック州立大学を卒業している。筆者は、出身大学でその人物を判断すするのは、誤りであると思うが、どうもこのような名前の大学があることは、まったく知らなかった。ポリテクニックとは、いったい何を教える大学なのだろうか。日本語訳は、政治テクニックである。

そのヌーンズ氏が、以前から手にしている秘密のドキュメントの公表をめぐって、共和党と民主党が骨肉の争いをしているのである。主人公は、トランプ氏である。

そのドキュメントとは、トランプ政権が昨年の大統領選挙でロシアと結託したのではないか、といういわゆるロシアゲート事件に関して、FBIと司法省が政治的にトランプ政権に対して不利になるような行動、操作をしたのではないかと疑いがあることを記したドキュメントのことである。

そして、このドキュメントを公表するか否かで大論争が起こっているのである。このドキュメントは信用がならず、ヌーンズ氏が改ざんしたのではないかとさえ言われているのである。さらに、このドキュメントは、下院の諜報委員会でも、委員に公表されたものではなく、ヌーンズ氏が個人的にホワイトハウスに持ち込んだものである。

更に、FBIコミー前長官をトランプ大統領が首にし、トランプ氏の息のかかったレイ長官を据えたばかりである。また、セッション司法長官は、トランプ氏と親しい上院議員であり、トランプ者大統領選に立候補するや否や、即座にトランプ氏に駆け付けた人である。そんな二人が指揮する機関をトランプ氏は、真っ向から、疑い、非難し、このドキュメントを公表すると命令を出すと言うのである。

いくらこの偽物と言う疑いのあるドキュメントがFBIと司法省がトランプ氏の不利になるような操作をしているという内容のものであるから、すぐ飛びつき、それをアメリカ国民に公表するとは、あまりにも片手落ちなのではないか、という声が議会で上がっているのである。

ロシアゲート事件は、モラー特別捜査官が一手に引き受け捜査をしている。この公表がモラー氏の捜査に影響を与えることは必死であろう。

共和党とトランプ大統領のロシアゲート事件のもみ消し工作は、頂点に達しようとしている。

ここに大きな問題があると筆者は感じている。

それは、大統領とホワイトハウス、そして、共和党が司法権を犯し、土足でFBI, 司法省に乗り込んでいることである。

ここに、モラー特別捜査官に有利に働くと見られている理由がある。それは、トランプ大統領の司法権の独立を犯しているのではないかと言うことで、司法権の妨害に相当するのではないかと言うことである。

共和党とトランプ大統領の進め方次第では、トランプ大統領の有罪説が出てく可能性もあるのである。司法権妨害は、弾劾に当たる。

このように、アメリカは、重大な問題が山積する中で、トランプ大統領と言う狂ったような暴れ馬の下で、迷走するばかりである。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

IMG_0100(1)

トランプ大統領の施政方針演説は、まったく見る気はなかったが、行きつけのレストランであるNeary’sにウオールストリートの長年の友人フィルと一緒に夕食をしていたので、見る羽目になった。このレストランのバーにいる人たち、そして、この店のオウナーのジミーが共和党の支持者で、この演説の実況放送を見ずにはいられないのである。そして、見ているテレビ局は、トランプ氏と共和党にべったりのFOX Newsチャネルである。

放送が始まる前、フィルは、「この演説が転機になり、トランプの支持は急上昇するかもしれない」と言った。フィルと筆者は、トランプ氏について話したが、フィルは、慎重な男である。トランプ氏について、極端な意見ははかない。彼は、政治的議論で決してリスクは取らない。

実況中継が始まるや否や、筆者は、「トランプ氏は、役者だ」と思った。日ごろの気違いじみたしゃべり方は、ひとかけらもなく、落ち着いた大統領を演じていることがすぐわかった。すごい演技力であると、つくづく感じた。筆者は、この人物を妖怪のように思う。まるで真実さと真摯さを感じないのである。どの姿がこの人物の本当の姿であるか分からないのである。主観的なことを言って誠に申し訳ないが、筆者が知る歴代大統領と異なる人物だといつも思うのである。

まず、アメリカの経済が実に良好であることを嫌というほど取り上げる。そして、それは全部自分の手柄のように言う。共和党議員は、狂気のように拍手を送る。大統領の経済に果たす役割は、どれだけあると言うのであろうか。

それからがすべてと言っていいほど、演劇舞台である。アメリの良いところを上げ、それを代表する人物を招待し、登場させ、褒め称える。共和党議員は、頻繁に総立ちで拍手をする。

驚くことは、Neary’sにいる客も同じようにテレビの前で拍手するのである。皆トランプの大ファンなのである。

不謹慎なことを言うようであるが、いわば、この演説に招かれたこのようなゲストは、トランプ氏を盛り立てるために、旅費、日当までも与えられていると思われる人たちなのである。そのゲストたちが、一人一人良い物語とともに紹介され、席から立ち上がると、また、レストランの客も声を上げ、拍手をする。

そして、移民問題について述べる時が来た。相変わらず、移民に関しては、厳しい。トランプ氏の移民に関するレトリックに、筆者は大きな矛盾を感じている。自分たち、つまり、今のアメリカ人のほとんどが祖先は移民なのである。しかし、時間が立ち、アメリカが偉大な国になれば、移民を禁じるのである。そして、正式な書類のない移民の子孫を不法移民として、強制送還するような発言をこれまでしてきたのである。

そのような移民の数は、180万人もいると言うのである。トランプ氏は、この数字をを上げ、問題の深刻さを訴えるのである。しかし、トランプ氏がいくら大統領でも彼らを一掃できないであろう。

トランプ氏の演説は、アメリカ国民を一致団結させるものではなく、アメリカをより分裂させることになるのではないか、と筆者は、憂慮している。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

171103-cox-trump-


トランプ大統領の施政方針演説など興味はない。同大統領の下で、変わりつつあるアメリカを憂慮するからである。
アメリカの政治を庶民として見ていると、二大政党の政治体制が如何に国民を不幸にいるかよくわかる。ほぼ何事においても、アメリカ国民を二つに分けているのである。白人と黒人、そして、ほかのマイノリティの人々もそうである。アメリカのネイティヴの人たちと外国人、金持ちと貧乏人などあらゆる違いで人々を分けているのである。分断の区になったのではないかと思うくらいである。

国をまとめ、国民を豊かにし、よりよい生活ができるように導くはずの政府がとんでもない暴走をしているのである。例えば、180万人の若い移民を本国に強制的に送り返すと主張するトランプ大統領と共和党、それに真っ向から反対する民主党。その激しい対立は、例え、政治的戦略とは言え、そのような境遇にある人々の意志、希望を無視し、不幸のどん底に落とそうとしている。

特に、トランプ大統領と共和党は、アメリカの自由、平等の民主主義原則を無視しているのである。しかし、アメリカの大半の人々は、このような政策に無関心である。民主党がこのような反民主主義に反する立法措置に反対しても、それは圧倒的多数とならなくなってきたのである。

筆者は、モダレートな共和党支持者であったが、それを辞めた。

悪く言えば、奴隷制開放以前のアメリカ人のものの見方に返っているとも言えなくはないのではないか、と筆者は思うのである。

一体、アメリカが誇ったリンカーン大統領の人種差別と闘った思想はどこに行ったのであろうか。「人民の、人民による、人民のための政府」は、どこに行ったのであろうか。

民主党と共和党の政治家は、お互いを「悪」と見ているのであろうか。そして、一方の考え方、価値観は一切認めず、汚い言葉と表現で非難し合う。トランプ大統領は、思いもつかない軽蔑語を使い、罵倒する。

一体、アメリカの民主主義思想、威厳、品格はどこに行ったのであろうか。

筆者は、いろいろなアメリカの人々と話すが、彼らの方が普通だと思うようになてきた。アメリカの政治家は、質が落ちたと思う。考えが貧困になったと思うのである。

この傾向が強くなったのは、トランプ大統領と言うアメリカの歴史上誠に稀有な大統領が誕生したからであることは、間違いない。

アメリカの大統領と言う地位を「タブロイドメディア」までに下げたのである。

トランプ大統領夫人がトランプ氏のポルノスタートのスキャンダルで、大統領が出席しなければならない国事行為にも出席しなくなった。筆者は、トランプ夫人の気持ちは、十分わかる。ポルノスタート関係のある大統領なんで、世界のどの国で考えられるであろうか。

アメリカは、異常事態に突入している。もはや、大統領の後退は、必須の時期に来ていると筆者はひしひしと感じる。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

どうも、良い訳がないのであるが、筆者がトランプ政権が発足したころ、その政治手法を 「Management by Chaos」と表現したのであった。その当時、筆者は、「カオス(混乱)を起こすことでマネジメントを行う」と長たらしい表現を使った。

この表現が今のトランプ政権とそれを支える共和党の政治手法だと思う。目くらましの様なもので、長期的視野やアメリカの将来を見据えた政治がほとんどない。

国際的に見れば、北朝鮮問題も世界中の人々、アメリカ国民の危機意識を煽り、今にも核兵器を使い核戦争を起すような発言を行い、世界中を慌てさせる。これをさも緊迫した状況のようにメディアが騒ぎ立てる。しかし、実際は、アメリカと北朝鮮の舌戦を繰り広げるだけなのである。

国内では、さほど重要でもない若者の不法移民問題をでっち上げ、政府機関の機能シャットダウンという異常事態を起こし、アメリカ中を混乱させる。

このような政治手法を筆者は、「Management by Chaos」と呼ぶのである。要するに、政策につまり、支持率が落ちると、一時的なカオスを起し、アメリカ国民に危機意識を高め、さも自分たちが国政を行っているという印象を植え付けるのである。

多かれ、少なかれ、世界の国々の政権が用いる方法であるが、トランプ政権とそれを守る共和党のやり方には、筆者は大きな疑問を感じる。

政権が立ち往生していることの証明なのである。

そのカオスを作り出す手として、トランプ大統領は、ツイッターに漬かり、より深く大衆にその危機感を植え付けるのである。真夜中に起き上がり、何か国民を扇動する良い表現が見つかるのであろう。すると、午前何時でもラップトップに向かい、鋭い毒矢のような言葉が浮かび、キーボードをたたくのであろう。

すると、それを待ち構えていたようにリベラルメディア、保守的メディアが取り上げ、大きなヘッドラインで記事を用意する。トランプ大統領の毒舌がものを言う。メディアもビジネスである。マーケットシェアの激しい争いから、僭越的な表現、ヘッドラインで記事を飾る。

激しい口調で、僭越的なこと言う評論家、ジャーナリストを登場させ、火に油を注ぐ。炎が燃え上がる。すると、トランプ大統領が登場し、リベラルメディアを「フェイクメディア」と決めつけ、気違いのように叫び批判する。

するとリベラルメディアも黙っていない。火のように反撃する。

まるで、サーカスである。

このような本質と実体のない政治がいつまで続くのであろうか。

アメリカは、確実にトランプ政権の下で「創られたカオスによる国政」で疲弊しているのではないか、と思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

トランプ大統領が昨年6月、司法省に任命されて間もないロシアが昨年の大統領選挙を操作したか否かを捜査する、ロバート モラー特別捜査官を首にする命令を下していたことが明らかになった。

そして、それを受けたホワイトハウスのロナルド マックガンホワイトハウス顧問弁護士が止め、「それをしたら、司法妨害の可能性が高まる。そんなことをするなら、私も辞める」と言い出し、トランプ大統領は、思いとどまった、というストーリーである。

マックガン顧問弁護士には、前例としてウオーターゲート事件が頭に浮かんできたのであろう。当時のニクソン大統領は、特別捜査官を首にしてしまい、辞任への墓穴を掘った。

また、この顧問弁護士は、モラー特別捜査官を首にするトランプ大統領の弁護をしたら、自らの弁護士としての将来を危ぶんだのであろう。事はあまりにも重大で、もし、それでトランプ大統領に関して、司法妨害で議会で弾劾裁判などが開かれたら、大統領を弁護できない、と判断したのではないかと筆者は推察するのであるがどうであろか。

だから、そのような名誉あるホワイトハウス弁護士としての立場をも捨てようとしたのであろう。

自らの首を切って、自分の名誉を守ること、プロとしての判断であろうと思う。大統領補佐官に絶対的忠誠を強要するトランプ大統領の部下として、勇気ある決断であったと思う。

さて、こんなニュースの中で、トランプ大統領は、のんきにスイスのダヴォス会議に出席しており、記者会見でこの問題について記者団から質問を受けたが「フェイクニュース、フェイクニュース」と否定し、ごまかした。

このニュースを最初に流したニューヨークタイムズは、45人のニュースソースからこの情報を入手している。勿論、リークである。

さて、このように、トランプ大統領がロシア疑惑に関し、もみ消しを図っていることは、事実で、トランプ大統領がモーラ特別捜査官を首にできない法案が二つ用意されている。勿論、民主党提出の法案であるが、民主党が上院、下院ともに少数派でも、モラー特別捜査官が強引に首にされれば、共和党議員も黙っていないと筆者は思う。

筆者は、モラー特別捜査官の捜査の焦点は、トランプ大統領の司法妨害にあるのではないかと思うのであるがどうであろうか。

トランプ大統領の枚挙にいとまのない疑惑をいちいち捜査しても、状況証拠が多く、トランプ氏が正直に要求された資料を提出することはありないだろう。何せ、全歴代大統領が提出している税金申告書も提出していないのである。ハードエビデンスが全くないのである。

証拠をもって証明できる可能性としては、司法妨害だけでないのではないであろうか。

トランプ氏は、証言台に立つと言っているが、どうか?

恐らく、逃げるだろう。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

CNNテレビのアメリカのホームページを見ると、CNNが如何にトランプ政権の強引な圧力、そして、トランプ大統領の容赦のない、権力をかさにきた意地悪な攻撃を受け、必死に戦っているか、よくわかる。番組に登場する記者や解説者は、自分を賭けているであろう。

筆者は、このCNNの権力に屈しない戦いに深い敬意を表したい。CNNはあらゆる角度から、トランプ大統領の疑惑を探っている。これでこそ、アメリカのジャーナリズムなのである。

ロシアゲートは勿論のこと、疑惑の多いトランプ一家のビジネス、セクシャルハラスメント、ポルノスタートのスキャンダル、そして、その隠ぺい工作、人種差別問題、などとトランプ氏に関する疑惑事件は限りない。叩けばあらゆるところから疑惑が飛び出す人物である。

この人物をCNNの経営者は、何らかの歴史的義務、任務を感じたのであろうか?¥このような疑惑だらけの人物であっても、映像で追いかけこの疑惑を証拠をもってプレゼンテーションし、報道ニュースとして放送することは、いかに困難か、容易に想像できる。アメリカのジャーナリズム界では、何はともあれ、証拠である。証拠がなければ、簡単に言い負かされてしまう

さて、ここに面白い調査結果がある。去年の7月に行われた世論調査結果なのであるが、トランプ大統領とCNNをどちらを信じるか、という調査なのであるが、大人全体で、50パーセント対43パーセントでCNNの方が信用されていることが分かった。

政党支持層を当てはめてみると、民主党支持者は、トランプを信用すると回答した人は、僅か、5パーセントにすぎない。共和党支持者も同じで、CNNを信じると答えた人は、9パーセントであった。

このように民主党と共和党に支持者が明確に分かれている国がアメリカである。

トランプ氏は、この真っ二つに割れているアメリカをより、そのように戦略化し、再選を目指す方法もあると思う。

CNNとの戦いをより僭越化させ、アメリカをくっきりと右と左に浮き彫りにし、選挙民をそのようにしてしまえば、トランプ氏の再選の方向は出てくるのであろうか。

 

佐藤則男


にほんブログ村

ニューヨーク


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

77

小さなニュースであるが、筆者は大変気にしている。トランプ大統領の「フェイクニュース」という言葉がアメリカ国民の間に広がり、まだ、社会的判断の能力が発達していない若者に、「メディアとは悪いもの」という認識が広がっている。

最近、19歳の少年がトランプ大統領のフェイクメディア非難に影響を受け、CNN22回も電話し、脅したという事件が起こった。CNNは、トランプ大統領が敵視しているメディアである。

この事件は、トランプ大統領を批判するメディア、そして、ジャーナリストにとって、大変危険なことではないかと思う。

ニュースメディアの勉強をしていないアメリカ人、ニュースメディアの本質を知らない若者にとっては、トランプ大統領がリベラルメディアをフェイクメディアと決めつけ、激しく非難することがそのまま頭に入り、メディア、リポーター、ジャーナリストたちに襲い掛かったらどうなるのであろうか。

トランプ大統領にとってもこのようなことが起これば、常識的に考えるなら、困った傾向であろうが、トランプ氏が彼特有な皮肉、否定的、そして意地悪に捉えるなら、そんな愉快なことはないだろう。まさに、国民にリベラルメディアに対する信用を失わせることが目的であるわけである。このような面から見たら、トランプ氏にとっては、まさに的を得たことになるであろう。

そして、トランプ氏は、それをツイッター戦略の勝利と見るかもしれない。つまり、ツイッターは、彼自身のパーソナルなもので、公のメディアではない。自分の自由勝手な言い分で、大衆を扇動することが目的なのであろう。

アメリカの大衆、特に、ブルーカラーの白人は、このトランプの「フェイクメディアの魔法」にかかった。その中でも、マスメディアの分からない若者を扇動していると思う。

筆者の友人の息子は、大学生であるがトランプファンである。ある日、筆者に次のように言ったものである。

「民主党が国を治めていたのでは、アメリカは中国やアジアの国に資するばかりだ。リベラルメディアは、そのような国々に味方をし、アメリカ第一主義をとらない。このようなリベラルメディアを読むに堪えない」と言う。トランプ主義者なのである。

このような若者が多くなりつつあると思う。

右傾向の強い若者がアンチ・トランプのジャーナリストを襲うことにならなければよいと、筆者は思う。

民主党議員もよくツイッターをやるようになった。

アメリカの政治は、ツイッターで論争するケースが非常に多くなった。ツイッターなどで、国を治めることは、到底できない。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

170118072213-trump-fox

アメリカ政府機関のシャットダウンが終わった。筆者に言わせれば、茶番劇である。要するに民主党と共和党のどちらが悪いか決めるための一幕の舞台演劇なのであろう。

相手の党の悪さを暴き、政治的に追い込むのであるが、仕掛け人は、トランプ大統領と共和党、そして、狙われたのは、民主党である。トランプ大統領と共和党は、利害が同じで、トランプ氏の相変わらずの意地悪極まりない政治で史上最低の支持率から、なんとか逃れようとする共和党の策謀が絡んでいたと筆者は、理解している。

この政府機関のシャットダウンは、Washington PostABCの世論調査によれば、トランプと共和党が悪いとみる回答者は、48パーセント、民主党が悪いとみる回答者は、28パーセントであった。

この調査で見る限り、圧倒的に民主党の勝利に見えるがそうは行かないと思う。トランプ氏と共和党幹部が考えている作戦は何であろうか。何せ、このシャットダウンを決めた理由の一つは、子供の時、アメリカに来て住み着いた若い移民たちをどう扱うかで、「ドリーマー」と呼ばれる若い移民たちの扱い方である。

民主党は、このような若い移民たちに同情的で、将来大きな支持票と結びつく人たちである。そして、若い移民たちに味方する優しさのある民主党としてキャンペーンしたいのである。

しかし、共和党には、このようなドリーマーたちは、政治的に何もメリットはなく、強制送還したいのであろう。

いずれにせよ、政党の深慮遠謀がかかっている。

しかし、筆者は、こんなことで政府機関のシャットダウンを行うのか、という疑問が起こる。なぜ、このような若い移民たちをアメリカで思い切って勉強させ、国のために使わないのか、と思うのである。

このような民主党と共和党の争いを見ていると、アメリカ人が非常に小さい料簡しか持ち合わせていないのではないかと思う。

筆者は、移民が多ければ、その国は、発展しているのではないか、と見るのである。産業の発展で人手が足りない状態、と見るのである。確かに、アメリカは、ホワイトカラー労働者が多い。しかし、ブルーカラー労働者は、移民たちが多くなっている。

ここに問題が生じる。ブルーカラー労働者である白人が追い詰められるのである。安い賃金で働く移民たちが、彼らの仕事を奪っているのである。

この現実に目を付け、移民たちを嫌うようけしかけ、移民を悪者にし、扇動し、忌み嫌うような方法で票を稼いて大統領になったのがトランプ氏なのである。

筆者は、このような方法を用いて大統領になったトランプ氏をどう評価してよいのか分からない。一長一短あるのであろう。しかし、社会全体、国全体にとって、このようなやり方を演じた人物を大統領に選んだのがアメリカ国民なのである。

いわば、アメリカ国民が、アメリカを真っ二つに割るような事態にしてしまったとも言える。

移民問題は、ますます論議され、トランプ大統領と共和党の下で、火を噴く問題となるだろうと思う。

 

佐藤則男

ニューヨーク



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

BN-JT794_0809tr_G_20150809125726

アメリカ政府機関が閉鎖されて、様々な政府の仕事が止められ、そこで働く職員は、給料がもらえない。また、そのような政府サービスが必要な国民は、大迷惑である。なぜこんなことが起こるのか?

それは、民主党と共和党の政治権力の争いが原因の中心である。今回は、中でも不法移民に対する両党の見解である。

アメリカ人は、移民に対する見解が激しく異なる。筆者とタクシーの運転手の次の会話を参照されたい。

「私は、日本から来た。マイノリティである。あなたはどこから来たのか」と聞くと「バグラデッシュです」と答える。すかさず、筆者はトランプ大統領の話題に切り替える。すると、大声で笑いだし、「トランプは何もわかっていない。馬鹿だ。このアメリカと言う国が、なんで成り立っているか分かっていない。アメリカ人の祖先は、移民だった。皆そこから出発したのだ。言わば、アメリカは、移民たちが創ってきたのだ。トランプは、それを変えようとしている」と言う。

確かにその通りであるが、この運転手は、時代が変わりつつあることに気が付いていないと思われる。アメリカは、そのような移民がたくさんやって来て、子孫を創り、子孫の人口が多くなると、次から次へとやって来る移民を嫌ってくるのである。沢山やって来る移民たちが同じ成功をすることを嫌ってくるのである。後でやって来て、自分たちよりも成功することを良しとしないのであろう。

そして、自分たちの方が早くやって来て成功したのだ。もういらない、という意識が働いていることは、筆者は見てきた。

さて、さらに大きな問題は、共和党とその支持者である白人保守層である。彼らは、移民を嫌う傾向が強い。白人至上主義者のような考え方が強いとは言いたくない。そのような人たちは、教育水準の低い人で、白人の方が頭が良いと言うような間違った考え方をしている人たちに多いと筆者は見ている。

彼らは、もっと異なる理由で移民を嫌うのである。それは、移民が多くなればなるほど民主党支持者が増え、アメリカ中がリベラルになりやしないか、という不安がやって来るのである。

一方のリベラル支持派は、移民をどんどん入れ、自分たちのリベラルアイディアを吹き込むのである。選挙では民主党には、圧倒的に強い移民票が集まる。すでに入国している黒人層、ラテン系には、民主党支持が行き渡っている。

このような次元で共和党、民主党は、大きく思想、価値観を異にするのである。

保守層とリベラル層の争いは、アメリカ政治の根本であると言わざるを得ない。それほど、違うのである。

移民問題は、この対立の真っただ中にあるのである。

「しかし、我々マイノリティは、気をつけねばならない。白人のアメリカ保守層は、自分たちは、マイノリティ、移民たちよりはるかに頭が良く、アメリカ社会に貢献していると思っている。だが近年、彼らのその自信は崩れ、アメリカに居残る不法移民には、ものすごい勢いで襲い掛かる」と筆者は、そのタクシーの運転手に警告したのであった。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 



にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

DSC01596_1
日本へ参ります。
2月6日より、日本に向かい、約2か月間滞在します。また、ご面倒をおかけします。日本で、中国、韓国などを含め勉強させていただきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

このページのトップヘ