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トランプ大統領にまつわるところは、すべて腐敗しているように見えてしまう。ホワイトハウスは、ロシアスキャンダルにまみれ、トランプタワーもロシアスキャンダル。家族も長男、娘婿もロシアのスパイたちと会い、ヒラリーを叩き潰す情報をもらい、ヒラリーを倒した大きな役割を果たした。。

大統領選挙も、大統領就任後も全く同じスタイルと方法で、アメリカをリードしていく。成し遂げたことはほとんどない。

国際政治では、歴代大統領が各国のリーダーと、苦心して成立させた地球温暖化対策条約から脱退した。さらに、イスラムテロリストや北朝鮮には、強攻策をとり、盛んに軍事的警告を発する。そして、軍事行動をほのめかし、強力な脅しをかける。一歩間違えば、軍事行動となり、戦争状態に入ることも辞さない状況である。

アメリカ国内では、相変わらず、オバマ大統領のオバマケアーを根こそぎ取り去る動きをし、そのように動いている共和党を締め付ける。共和党の草案は下院では賛成多数で成立したが、上院では、上院バージョンを創ったものの、共和党議員の中に、それに反対する議員もいて、議会通過が難航している。

国内問題で、また、移民法など問題は山積しているが、共和党議会がそう簡単に「トランプ皇帝」の命令を実施するわけには、行かないのである。

共和党議員の中には、相変わらずトランプ氏を認めないグループがあり、トランプ氏を怒らせている。しかし、どうやら、このトランプの怒りの脅しをまともに捉えない議員も徐々に増え、トランプ大統領の法案の議会通過の難しさが目立っている。

元々、共和党は、アメリカ合衆国において南北の対立が深まる中、1854年、カンザス・ネブラスカ法の成立を見て、奴隷制反対論者が結集し、フィラデルフィアで結成大会を開催して成立した政党である。黒人奴隷制の拡大に反対すること、連邦の土地を貧しい農民に自営農地として与えること、関税率を引き上げ製造業者の利益を守ること、などを掲げた。

結党当時はそれ以前の政権政党であった民主党が黒人奴隷制維持の保守派であり、共和党は全くの革新政党、しかも北部だけを基盤とする地域政党と出発している。

民主党と共和党の関係とそれぞれの性格は、この後のアメリカの歴史で大きく変化するので注意すること。党名が同じだからと言って政策や理念も同じとは限らないので固定的に捉えてはならない。両党とも理念(イデオロギー)政党ではなく、その時時の選挙に勝つための組織(集票マシーン)である、というのが一般の理解である。

だから、次の大統領選候補は、効果的な集票マシーンをすでに作り始めている。

佐藤則男

ニューヨーク