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筆者は、ヴァージニア州の人種差別主義者や白人至上主義者、KKKなどと市民団体との激しい衝突、そして、死者も出た事件、さらに、アリゾナ州の人種差別保安官に対する恩赦名度の影響で、トランプ大統領の支持率が落ちるのではないかと筆者は考えていたが、今日、発表されたギャラップ調査は、支持35パーセント、不支持60パーセントと変化はなかった。

なぜであろうか?

一体、この事実をどう解釈したらよいのであろうか?

まず、筆者が考えたのは、白人至上主義者は、潜在的、顕在的を含め、アメリカ人には、一定の割合の人がいて、そのような人々の底に達し、トランプ大統領がいかなる白人至上主義的動きをしてもその弾力性がなくなった、と見たのであるが、アメリカ人の35パーセントが白人至上主義者であるとはとても思えない。

確かに筆者の周りのアメリカ人には、表に出さないが、筆者のような移民に対し冷たい目を向けるアメリカ人はいる。アラブ系アメリカ人、ロシア系アメリカ人、ユダヤ系アメリカ人などに対し、厳しい嫌悪の目を持つアメリカ人は、もっと多い印象を筆者は持っている。

だが、教育レベルが高く、インテリ層になればなるほど、そのような嫌悪は低くなる傾向があると筆者は信じている。学校教育で、どれだけ、人種差別や白人至上主義が醜いものであり、間違っているかを学ぶのである。

だが、教育レベルが低いアメリカ人は、自分が白人で、皮膚にカラーのある人々より、頭がよく、優れていて、自分たちは、彼らの上の人たちであると思う間違った考えを持つ人が多いのではないかと筆者は思う。実際、アメリカで生活して、特に、田舎に行くと、この差別を感じる。

トランプ支持の35パーセントのアメリカ人には、このカテゴリーに属する人々が多いと言う想像は、容易にできる。

しかし、それでも多すぎるのではないかと思う。

それでは、この35パーセント人たちは、何を根拠にトランプ氏を支持するのであろうか?

筆者が気が付くのは、強く民主党を嫌う人たち、そして、民主党の見方のリベラルニュースメディアをとことん嫌う人たちが原因しているのではないかと思うのだがどうであろうか?

筆者の周りに、ニューヨークタイムズやワシントンポスト、CNNなどのトランプ大統領がFake Mediaと決めつけ、敵として、激しく非難するメディがある。その非難の仕方は、異常とさえ思える。

このようなトランプ氏と同じ見方をする選挙民は、多いのではないかと筆者は思うのである。筆者自身、ある期間、ニューヨークタイムズを読まなくなった時期があった。あまりにものリベラルな見方に耐えられなくなり、同紙を極端に敬遠した時期があった。

このような強いリベラル思想、見方、解釈、主張に堪えられなくなったアメリカ人が、その反対のポジションにいるトランプ氏を支えているのではないか、と筆者は想像するのである。

このようなアメリカ人の反発がトランプ支持の1015パーセント占めるのであるが、何も証拠のない、ただ単なる筆者の推察でしかない。

 

佐藤則男

ニューヨーク