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筆者の長年の友人A氏と北朝鮮問題について電話で話した。A氏は、東部の大学の国際学部で教えている。日本については、専門家ではないが、筆者と世界情勢については、何年も前から話している。民主党支持者で、見方はリベラルである。筆者とA氏の会話の一部をご紹介したい。

筆者:日本は、北朝鮮に脅されても直接自分で脅し返す手段がない。アメリカのトランプ大統領、マティス国防長官、ティラーソン国務長官などに強く北朝鮮を脅してもらい、それを盾に、北朝鮮に脅しをかけねばならない。このような日本の立場をどう見るか?

A: 同情する。北朝鮮の脅しに直接答えるためには、日本自身が核兵器を開発し、つくらねばならない。それには、そのための法案を作り、その法律を国会で通過させなければならないと思うが、多数を占める自民党でさえ、この法案を通すことはできないと思う。

何故なら、この動きを自民党が取とることもできないと思う。そんなことをしたら、日本中が大騒ぎとなり、収拾がつかなくなるであろう。

そこで、日本ができることは、アメリカ政府と何らかの緊急条約を結び、その時の状況で日本の近海のアメリカ軍の基地にある核兵器を使用する条約を結び、日本が核兵器をセカンドハンドで使える能力があり、準備ができている体制を作ることではないか。

筆者:なるほど。然し、日本には、非核3原則があり、それも難しいと思う。日本国民の核兵器、戦争に対する恐れは、信じられないほど高く、アメリカの基地にある核兵器の使用などは、許さないだろうと思う。

日本国民の核兵器アレルギーは、アメリカ人の理解を超えるほどで、そんなことを国会で討論したら、国会内外で大騒ぎとなり、日本の政治はマヒ状態に陥るのではないかと思う。

A: 私は、日本を良く知っているので理解できるが、普通のアメリカ人には、その理解が難しいとおもう。通常のアメリカ人であれば、核兵器やICBMなど日本が創ろうと思えば、12年で、つくれると思うが、なぜ、日本はそれらの兵器を作らず、アメリカに国防を頼ろうとするのか分からないだろう。

日本がアメリカに国防を頼んでいるという現実さえも知らないアメリカ人は多いのが現実である。そのようなことがいつまでも続けば、アメリカ国民も日本の防衛体制に疑問を持ってくるだろう。

筆者:もし、トランプ最高軍司令官が北朝鮮侵攻を決めた場合、日本は憲法上、アメリカ軍の侵攻作戦に直接侵攻軍に加われず、後方支援のような役割で参戦すると思うが、アメリカ国民はどう見るか。

A: Coward(臆病者)と怒るだろう。

佐藤則男

ニューヨーク