韓国オリンピック

アメリカのピオンチャン冬季オリンピック中継は、NBCテレビが独占しているが、その番組の中で、解説者のジョシュア ラモ氏が首になった、というニュースが流れ、筆者は注目した。

オリンピック解説者として、第一人者であるラモ氏がNBCを首になったのは、同氏が開会式の実況中継の中で、「日本は、1910年から1945年まで、朝鮮を占領したと述べ「But every Korean will tell you that Japan is a cultural, technological and economic example that has been so important to their own transformation."(すべての韓国人が知っているように、日本は、文化的、技術的、経済的に韓国が改革進歩するために非常に重要であった)と述べた。要するに、日本が韓国の素早い歴史的発展に重要な役割を果たした、という解説を加えてしまったのである。

この表現が韓国の人々の逆鱗に触れたわけである。13,000通の抗議がNBCテレビに殺到したのである。

その日は、日本の安倍首相が開会式に出席したいた時の出来事であり、余計その反響が強かったのである。

BBC放送によると、NBCテレビに寄せられたメールには、「日本政府は、朝鮮半島占領当時行ったひどい行動に対し、正式なお詫びをすべきだ」とか「祖父や祖母が日本兵に殺され、若い女性は、慰安婦として連れ去られた」などと述べるものが多かったとのことである。

ラモ氏は、キッシンジャー アソシエートの副会長であり、CEOの一人である。それだけの組織にいながら、また、地位にありながら、日本と韓国の微妙な民族的わだかまりを知らないとは、誠に恥ずかしいと筆者は思う。

ラモ氏は、メキシコで生まれ、シカゴ大学、ニューヨーク大学大学院で学び、ニューズウイーク誌、タイム誌で働き、そして、ゴールドマンサックス中国で働いた後、キッシンジャー アソシエートに入った人物である。

恐らく、キッシンジャー氏に招かれたと思うのであるが、今回のラモ氏の発言は、あまりにも軽率と言える。キッシンジャー氏が、日本と韓国の根深い敵対心を知らないなどと言うことはあり得ず、ラモ氏の独断と偏見から出たものと言えよう。

戦後72年も経ち、なぜ、日本と韓国のこのわだかまりが軽減されないのか、筆者は知る由もないが、筆者は、日本のマスコミにも大きな原因があると思っている。

今、日本にいて、日本のテレビ局でオリンピックを時々見ているが、北朝鮮のアスリートが参加しているニュースと関係づけ、北朝鮮のニュースと解説を頻繁に放送している。

一体、日本のメディアの報道の質的スタンダードはどこにあるのかと思う。出演者は、専門家の他に素人を加え、何もハードエビデンスがなく、ただ、勝手な推測とイメージで好きなことを言っている。筆者は、なぜ、このようなことをにほんのテレビ局が続けているのか分からない。

また、視聴者が許しているのか分からない。

 

佐藤則男

ニューヨーク



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