nichibei

「アメリカ政府の官僚は、日米交渉で、日本を見下している傾向がある。アメリカの優越性を態度に表す」と、筆者に語ってくれた元外交官の方がおられる。実際に、そんな交渉に参加したこともない何も経験もない凡人の筆者には、「感じ」としてわかるが、どんなものなのか実際は分からない。

また、アメリカ側の官僚として、日本政府と交渉したアメリカの官僚からも話を聞いたことがある。確かに、日本政府の官僚を大国アメリカの国と言う勢いで、押すことはあると思うのだが、そのアメリカの元官僚は、大変日本を尊敬している。日本の権利を無視し、滅茶苦茶な要求をすることはなかった。その方は、大変インテリジェンスレベルも高く、筆者とかれこれ50年近い友人なので、よく理解できる。


筆者は、今から
31年前、まだ若くて未熟なころ、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官に会い、インタビューさせてもらい、日本とアメリカについて、お話を伺った。キッシンジャー氏の日本に対する深い関心、友情、そして、論理立てた日本の見方にうれしさを覚えた。

そして、そんなお粗末な筆者に、同氏は、少しもいとわず、真剣にお話をしてくださった。見下しもせず、平等に扱ってくれたことに深い感謝と喜びを感じた。

 

このインタビューにご興味のある方は、次のYouTubeのリンクをご参照されたい。31年も前に行ったインタビューをつい最近まで、公開しなかった。何故なら、あまりにも筆者のような未熟者が僭越だと思ったからである。(右クリックすると、ハイパーリンクを開けます。)

 

https://www.youtube.com/watch?v=RqornEAPLiU&feature=

https://www.youtube.com/watch?v=Gu4jHI85Ero

 

さらに、筆者は、キッシンジャー氏の後、国家安全保障大統領補佐官になられたズイグニュー・ブレジンスキー氏に何回もお会いし、親しくさせていただいた。残念ながら、ビデオはないが、一角ならぬ優しさで接してくださり、沢山のことを教えていただいた。同氏の筆者に対する優しさと思いやりには、涙が出る。

同氏と日本の新幹線のコンパートメントに二人で乗り、お互いの荷物に足をのせ、眠った時、筆者は、同氏の額のしわをしみじみ眺めたことを忘れない。世界の紛争地帯を回り、知恵を絞り、平和を築こうと奔走していた同市の苦労がしわに現れていた。

 

まだ、筆者は、アメリカ政府の高官にお会いしたことがあるが、どなたも、筆者を馬鹿にしたり、軽く見ることはなかった。筆者は、その態度だけでも感激した。

 

筆者は、名もない、優れた実績もない、日米交渉にも参加したことがない、ただの凡人である。いわば、路傍の石のような人間である。そんな筆者のような凡人に、このような元アメリカ政府の高官が平等に扱ってくれるとは思わなかった。ただ、感謝するのみである。

 

筆者は、このような経験から、その日本の元外交官の話を伺った時、「現場は大変なのだな」とつくづく考えてしまった。自分がアメリカの官僚に、見下され、侮辱を感じた時、どのような態度を取ったであろうか。

外務省の高官が、日米交渉の席で、どれだけ苦労をされているか、しみじみと感じたのであった。


しかし、アメリカ政府、アメリカ国民は、今、日本の助言が必要なのではないか、と思う。恐れず、思い切って、それをやる必要があるのではないかと思うのであるがどうであろうか。

トランプ大統領を戒めては、どうであろうか?

安倍首相にお願いしたい。

 

佐藤則男

ニューヨーク

 




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