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1995年にマクロスプラスで見た板野サーカスに衝撃を受け、
自主制作でこんなややこしいのは絶対無理と諦めてましたが、
あれから25年もの歳月が流れて、描いてみようと思いました。



むむむむ・・・難しそう。

画面から出たり入ったり、交差するミサイル、
それを避けながら手前から奥へ縦横無尽に飛行する戦闘機、
遠くで長く尾をひくミサイルはゆっくりな動き、
背景は左から右へみるみる流れて、と・・・、
50歳すぎたオッサンにこんなの描けますのん?

では、やってみましょう。


1. UFOを描く
とりあえずUFOから描いていきます。
標的を先に描かないと追尾するミサイルも定まらないのだ。
UFO大
まずこんなふうに一回転する絵を10枚ほど用意し、
この10枚を拡大縮小回転などを駆使してUFOの軌道上に配置します。
UFOが旋回するイメージを頭に描いて、手前から奥へ、奥から手前へ、
「タメ」や「ひねり」をどこに作るかをこの時に考えておきます。
各コマを別々のレイヤーに分け、
「1」「8」「15」「24」・・・と番号を振ります。
じゃ、それをGIFアニメ化。↓
UFO-1
うわぁ〜、あまり良くない、失敗かぁ?
UFOの配置を納得いくまで修正。
「2」「3」「4」「5」・・・と中割りの絵を増やしつつ、
その都度GIFアニメで確認しながら、
イメージに近づけていきます。


やっと描けた。途中で嫌になってヤメようか迷いましたよ。
なかなか思ったようにならなくて、
中割りを増やしたり減らしたりで、結局2週間もかかりました。
でもそのおかげで、後のミサイルの配置がイメージできました。


2. ミサイルを描く
ミサイルは大きく分けて3パターン。
(1)手前を横切るミサイル、
(2)手前から奥へ向かうミサイル、
(3)奥から手前へ戻ってくるミサイル。

これらのうち(1)は画面を横切った後は二度と戻ってきません。
それと(2)の前半部分も画面から出た後は二度と戻ってきません。
大事なのは(2)の後半と(3)の前半をうまく繋げること。
それ以外は画面から出て戻ってくるミサイル全体の総数なんか気にせずに、
好き勝手にドバドバーッと飛ばしちゃって構わない・・・みたいです。

ミサイル1
(1)ドバドバドバーっと手前を通り過ぎるミサイル。
最初にミサイルを避けてUFOが奥に逃げます。

ミサイル2
(2)手前から奥へ飛ぶミサイル。
逃げたUFOを追いかけます。
手前を素早く通り過ぎ、奥はゆっくり。

ミサイル3
(3)奥から手前へ戻ってくるミサイル。
遠くはゆっくり、目の前で素早く通り過ぎます。

先ほどミサイル全体の総数なんか気にせずと書きましたが、
(2)から(3)にかけて、遠くへ行ったっきりのミサイルをいくつか残す事と、
後からフレームインしてくる小さいミサイルの存在が大事です。
数はどうでも良いのですが、これらが無いと
最後の方がみんな画面から出て行っちゃって寂しくなるので。


3. 空とか雲とか
そら2
背景の空です。大きなサイズを用意します。

40雲
時々うしろを流れる雲。
適当に囲った選択範囲を白とグレーで塗りつぶし→ぼかしガウスで簡単作成。

ミサイル4
遠くを飛ぶミサイル。
それっぽく見えればオッケー。静止画です。


4. AEで合成する
材料が揃ったのでAfterEffectsで合成します。この作業が一番楽しい。
ミサイルの煙はブラーガウスでぼかし、噴射口はレンズフレアで光らせました。
背景のスライドは一直線じゃなく、UFOを目で追う感じに変更。
そのせいでマクロスプラスのようなスピード感は失われますが、
臨場感が増したように思います。

UFO完成2
やっと完成!!予想以上にうまく描けました。
でも、マクロスプラスには程遠い仕上がりです。
もっと煙のモクモク感が出せれば良かったのに。
枚数を増やして1コマ打ちにしなきゃ無理だろうか。
全部で100コマ(約7秒)完成まで3週間かかりました。

久しぶりに疲れました。