槍ヶ岳 槍沢コース 前編の続きです。

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(9:24)
なんと槍沢ロッヂから槍ヶ岳の穂先が見えました!「やっと槍ヶ岳が見えた!」と2人で大感動しましたが、まだまだ遠いです。たどり着くのか不安です。

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槍沢ロッヂから進んでいくと、岩に「槍見」とありました。「もしかしてここからも槍ヶ岳が見えるんじゃない?」と、岩の近くから見上げてみると……

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「えっ!?これが槍ヶ岳?」と私が言うと、「そんな訳ないだろ!こんな近かったら苦労しないわ!」とトクにつっこまれました。プチ槍ヶ岳でしょうかw

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直射日光がえげつないです。てるてる坊主の効果が絶大過ぎて、雲一つない快晴になりました。こういう場所には日陰がないので、とても暑く感じました。

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服を調整する私。顔以外に日焼け止めを塗るのが嫌い(ベトベトするから)なので、夏でも暑苦しい格好をしています。今回も長袖を2枚も着ていましたw

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槍沢ロッヂからの道は緩やかな登りと平坦な道を繰り返す感じです。標高がなかなか上がらないので、「こんな調子で大丈夫なのかな?」と心配でした。

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写真から暑さが伝わりますでしょうか。昨年の涸沢の時は曇りで、そこまで暑さを感じませんでした。私の中で北アルプス=涼しいと思い込んでいました。

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(10:05)
ババ平に到着しました。ババ平にはトイレと水場があります。ババ平のトイレは新しくて綺麗ですが斬新です。尿と便が分かれるようになっているのです。

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登山道の周りにテントがたくさんあります。最初はババ平でテント泊をしようと思っていました。張る場所を確保するのが大変だと聞いて横尾にしました。

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なんだか周りの景色が「北アルプスに来ました!」みたいな感じがしてきました。これは低山では味わえません。私はハイジの歌を口ずさんでいました。

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「赤岩沢」と書かれていました。最初はルートがあるのかなと思いましたが、どうやら沢の名前のようです。これからもこのような沢が何度も出てきます。

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傾斜はまだまだ緩やかです。谷川岳の時のようにアブに追いかけられたりもしないので精神的に楽です。時間は気にせずに自分のペースで登っていきます。

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今度は五郎沢

(沢の写真を全て撮ってきたのですが、キリがないのでこれを最後にします!)

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沢でタオルを濡らすトク。今回の山行用に「パックタオル」という、アウトドア専用の速乾タオルを購入しました。とても役に立ったのでおすすめです。

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(10:51)
大曲に到着しました。ここからは直射日光の道なので覚悟が必要です。最後の日陰ということで、ここの周辺でお昼を食べられている方も多かったです。

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大曲からはトクが先頭になってくれました。この日は殺生ヒュッテに着くのが目標なので、時間には余裕があります。ゆっくりのんびり進んでいきます。

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とてもいい景色です!しかし、肝心の槍ヶ岳がまだ見えませんね。直射日光が容赦なく体力を奪っていくので、ところどころで休憩しながら進みました。

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岩には矢印や丸印などが書いてあるので、迷いやすくはありません。というより、一本道で人がたくさんいる人気のコースなので、道には迷いにくいです。

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傾斜も少しずつ強くなってきました。まだ急登とは言えないほどの傾斜ですが、それでも長く続けば辛くなってきます。呼吸を整えながら進んでいきます。

ここで私に大ピンチが訪れます!

(下品な話をしますので、苦手な方はスクロールして次の写真に避難してください。申し訳ありません。苦手ではない方はぜひ話に付き合ってください!)

お腹がギュルギュルとなって、お花摘み(大)がしたくなりました!

いやいやいや!自分で書いた通り、「一本道で人がたくさんいる人気のコース」ですよ!とてもできないです!ババ平のトイレに寄った時は気配もなく、次にトイレがあるのはゴールの殺生ヒュッテです。殺生ヒュッテはまだ3時間先です。(絶望w)

もちろん携帯トイレは持ってきていますが、お花摘み(小)にしか対応していないものでした。かといって、その辺りの茂みでする訳にもいきません。

4年前に赤城山で同じようなことが一度だけあったので、「ストッパ下痢止め」を持ってきていました。強制的に止めるのは体にはよくないかもしれませんが、この状況では致し方ないと判断し、飲むことにしました。すぐに効いてくれました。

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ピンチをしのいで、少し元気になった私。それまでは本当に気が気でなく、登ることに集中できませんでした。やっと解放された気分で登っていきます。

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(12:30)
天狗原分岐に到着しました。槍ヶ岳方面に向かいます。

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途中にある滝見岩はからは滝が見えます。とても迫力がある滝ですね。

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天狗原分岐からはジグザグに登っていきます。遅いのでたくさんの人に抜かれていきます。「歩みを止めなければ必ず着く!」と励まし合っていました。

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いつになったら槍ヶ岳が見えるのだろうという焦りやいつまでこの登りが続くのだろうという不安が襲ってきたのが、ちょうどこの辺りだった気がします。

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(13:15)
水沢という水場に到着しました。槍沢コースのオアシスですね。冷たい水が流れていました。私はお腹が心配なので、飲まずに顔を洗うだけにしました。

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水場で休憩したら、かなり元気を取り戻しました。体が熱くなっていたので、冷たい水でクールダウンできました。あと少し頑張って登っていきましょう。

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視界が次第に開けてきました。涸沢に行った時に見たことがあるような景色になってきました。「もしかしてもう近いの?」と思った、その時でした……

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ついに槍ヶ岳がその姿を現しました!とても感動して涙が出ました。しかし、まだ近いようで遠い存在です。もっと近づきたい一心で登っていきました。

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槍ヶ岳まで1400mのところまで来ました。岩に書いてある数字は槍ヶ岳までの距離のようです。記念撮影しようとすると、霧に綺麗に隠れる槍ヶ岳さんw

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(14:00)
ヒュッテ大槍との分岐は槍ヶ岳・殺生ヒュッテ方面に向かいます。

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時々、霧の中から槍ヶ岳が姿を見せてくれます。ラスボス感溢れる槍ヶ岳さん。

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こんな道を進んでいきます。浮石がたくさんあるので、注意が必要です。疲れているので、足が思うように上がらず、何度も躓きそうになっていました。

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ここにも矢印や丸印があります。人が多いので迷いにくいですけどね。

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ゾンビのように進んでいきます。とっくに体力ゲージなんてなくなっていますが、「槍ヶ岳に近づきたい」という思いだけが体を動かしてくれています。

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坊主の岩小屋(槍ヶ岳を開山したお坊さんが寝泊まりしていた場所)

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槍ヶ岳は見えたり隠れたりしています。そのかっこいいい姿に励まされます。

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「しんどい、しんどい!」とトクが弱音を吐きます。私は吹っ切れてしまい、「頑張ろう!頑張ろう!」と松岡修造みたいなテンションになっていましたw

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(14:40)
分岐は殺生ヒュッテ方面に向かいます。

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殺生ヒュッテは目の前なのに、足が動かなくなるトク。「涸沢の時みたいに俺を置いていけ!」と言うので、「そんなことできるか!」と寸劇をやる2人w

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やっとの思いで殺生ヒュッテに到着しました。早速、テントの受付をしました。(1人1,000円)水は1L200円で購入できます。(雨水なので要煮沸です)

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こちらが殺生ヒュッテのテント場です。50張ほど張れます。もうすでに30張ほど張ってあったので、トイレから遠い上の方しか空いていませんでした。

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テント場から見る槍ヶ岳です。「槍ヶ岳のそばで眠りたい」というのが叶って嬉しかったです。テント場に着いてからは、ずっと槍ヶ岳を眺めていました。

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私たちも早速、テントを張りました。私たちが選んだ場所はペグが打てました。岩がゴロゴロしているようなところだとペグが打てない可能性もあります。

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槍ヶ岳をずっと眺めながら過ごしていました!

これで中編を終わります。大ピンチがあったり、とても辛くてゾンビ化したりしながらも殺生ヒュッテに着くことができました。後編は穂先をレポします。


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