シーズンフィナーレ。
痛いのはカミールの心だけじゃない、みんな「イタタ」な最終回でした。
大人の事情というやつでしょうか。

2007年の脚本家ストライキが原因のようですね。
前話がストライキ直前に撮影され、もしストライキが続いていたらクリフハンガーになる予定だったところを、ストライキが終わって撮影が再開されたために、わずか1話に前回の続きとシーズンフィナーレを詰め込まなければならなかった。
もし、始めからシーズン3を15話で終わるつもりなら、ブースが撃たれることもなく、ゴルモゴンのストーリーをもっと盛り込んでいたでしょうね。
そして、ザックがイランから戻ってきてからいろいろ悩みを持つストーリーは全体の話数が減らされた結果、カットされてしまったそうです。
そもそも、ザックがイラクへ行った段階で嫌な予感があったのですが、それにしても「あんまり」な終わり方でした。

いろいろ言いたいことはありますが、その前に…
ブースが死ぬはずがない、というのは判りきっています。何せ、DBは看板役者ですから。
EDがタイトルロールのブレナン博士を演じているとしても、やっぱりブースがいなくなったらこのドラマは終わりでしょう。(爆)
ブースが死んだと聞かされ、ブレナンがそれを信じていたというのもどうかなあ。
彼女ならブースのそばから決して離れず、最後の瞬間を見届けたいと願うはずですからねえ。
ということで、誰が見ても「ブースの葬儀」はありえねーという感じなのですが、ブレナンは葬式なんか行かない、と頑なになっていました。
それは自分でも認めたくない気持ちに直面して混乱しているというわけですが、そんなスウィーツよりもアンジェラの説得にブレナンが耳を貸すのは当然か。
でもそこでブースが生きていたとなると、なんで言ってくれなかったと激怒するのは判りますね。
「行くだけ時間の無駄だった。次の葬式には行かないから。」
「参列者が思ったよりも少なかった」と、いつものB&Bトークでした。
諸悪の根源は、スウィーツですね。
ブレナンならブースの死に対処できると思ったと黙っていたと言いますが、明らかにブレナンの反応を見ていたという感じです。
それについては、納得したブレナン。でも、ブースに対してはどうしても腹が立つ。理屈じゃありません。

ところでDBは帽子が似合いませんね〜あのビール付きヘルメットだけでなく、儀仗兵のユニフォームもなんか変です。
やっぱり、ハダカが一番!ということで、入浴シーンのサービスがありました。
これって、あまり意味のあるシーンではないと思いますが(妄想話は別として)、ずかずかと入ってきたブレナンがnakedなブースに、「タオル要る?」というくらい、ブースはブレナンを女性として見ていなかったということでしょうか。
"I find your lack of Puritan modesty very refreshing."
「あなたにピューリタン的慎みがないなんて、新鮮だわ。」
葉巻にビールに何が悪いといっていたのに、ふと我に返るブース。赤面です。

さて、ゴルモゴンのストーリーについては、あまりBONESらしくなくて好きではありませんでした。
元々CSIのプロデューサーだったJosh Bermanが、FOXで"Vanished"という上院議員の妻が誘拐されたシリーズを始めて、それが打ち切られてしまったために、BONESに移って、誘拐に秘密結社が関わっていたという部分を持ち込んだのではないかと思っています。
ホジンスが陰謀好きという素地はあるのですが、理知の人のザックが自分を犠牲にして弟子にならなければならない、その辺の必然性が感じられませんでした。
そもそもザックには両親と大勢の兄弟がいて、始めの"Widow's Son"(父亡き子の)という設定からしておかしいですね。
ザックがロビイストを殺したとすると、あのバイクの男もザックだったのか?
子供をプールに沈めたのもそうなのでしょうか?
マスターの弟子は本当にザックだけだったのかな。
もし、ザックがマスターの論理に惑わされてしまったとすると、それはやはりイラクでの経験が何か関係したということしか言えないですね。
ゴルモゴンは、既存の秘密結社などを倒すために始まったということになっていましたが、戦争と秘密結社がどう結びついていたのか、説明してもらいたかったです。

ともあれ、ザックは銀の人骨を盗むという目的の前で、ホジンスの安全を優先したのがせめてものザックらしさでした。
彼の宝物はジェファソニアンの仲間が送った物ばかりで、とても大切にしていたらしい。
ザックがああなったのは自分たちの責任だろうかと考えたり、私は何もあげていなかったと反省するブレナンに、ブースが「君は彼をインターンに迎えるというすばらしいものを贈ったんだよ」となぐさめるところに泣かされました。
ザックは、ジュリアン検事の計らいで裁判にはかけられず、施設に入れられました。一生そこからは出られないかも知れませんが、安全には過ごせるかも知れない。
それにしても、ザックほどの優秀な人材をそういう形で失うのは本当にもったいないことだと思いました。やはりゴルモゴン・ストーリーは失敗だったのでは?
現実として、どうして彼を降板させることになったのか、特に知りたいとは思いません。ただ、とにかくこれによってBONESが変な方向に行かないように願いたいです。

・挿入曲

Live at the Roxy
"Bad Luck" by Social Distortion / Live at the Roxy

Aerial Boundaries
"Aerial Boundaries" by Michael Hedges / Aerial Boundaries

・おまけ
ブースが読んでいたコミック"Green Lantern"というのは、DBがアニメ"League: The New Frontier"のキャラクター、グリーン・ランタンを吹き替えしたことのインナージョークです。

League: The New Frontier オフィシャルサイト