2017年03月31日

3月の風情♪庵 【夜尿】

one01 先日、起き抜けにヘソを搔くと、Tシャツがしっとり湿っていて、「何でだ?」と思いながら探っていると、パンツもどことなく湿っぽい。
そう、おねしょをしていたのである…幸いなことにスウェットと布団を濡らすことはなかったけれども、まさかこの歳になって粗相をするとは…。
いや〜、ショックだけど思わず笑っちまったぜ♪

notorious74 at 23:59コメント(0)身辺雑記 

17年劇場で観た作品タイトルIndex

sha
 17年、劇場で観た作品のIndexです。

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notorious74 at 23:58劇場公開作品タイトルIndex 

2017年03月19日

人類遺産

HOMO SAPIENS オーストリア&ドイツ&スイス
 ドキュメンタリー
 監督:ニコラウス・ゲイハルター
 出演:
     
     
     

【物語】     (シネマトゥデイ)
 人々の姿は消え失せ、緑に覆われ、鳥が飛び、風が吹きすさび、朽ち果てるのを待つだけとなった廃虚の数々。
団地群、テーマパーク、劇場など、かつて活気づいていた場所は…。

 廃墟がブームになっている昨今、オレ自体は別に取り立てて廃墟が好きってぇワケじゃ〜ねぇけど、その滅びゆく姿には一抹の寂しさや美しさが感じられるし、この間までテレ東で放映されていた「廃墟の休日」なんかも観たり、子供の頃には廃墟(正確には空き家)に忍び込んだりと、廃墟にそれなりに惹かれるのも確かなところ。
そんなワケで世界70ヶ所以上の廃墟を映した本作に一抹の寂しさや美しさ、そして異空間トリップみてぇなものが感じられればと思い張り切って観に行ってきた。

 上映時間94分、その間ナレーションとBGMが一切無し、定点カメラでとらえた廃墟の映像を延々とスライド式に観させられるから、これはかなり高い確率でオチるであろうと覚悟を諦めの念を覚えるも朽ち、風化していく建造物の映像を観て人類が滅びた後の世界の疑似体験はオモシロく、逆にナレーションとBGMが一切なかったことで、コンセプトでもある栄華を極めた過去、植物が繁茂し割れた窓を風が吹き抜ける音と鳥の囀りしか聞こえない現在、そして未来を思うの想像力をかき立てられ1秒たりとも目の離せなかった。
 ロケ地は日本とわかる土砂降りの自転車がひっくり返っている駐輪場から始まり「ナゼ、廃墟ではなく駐輪場?」と思うもそのあとの15〜20分の映像すべて福島であることに気づき胸が締め付けられ、後半に出て来た長崎の軍艦島をはじめ、外国のかつては華美であったろう劇場やホールの祭りの後の趣の寂しげながら滅びの美しさすら感じられる姿と比較すると、同じ人の生活が営まれていた場所の廃墟でも抱えている過去で見方、感じ方がこうも違うのかと。

 福島の映像も然ることながら、ニュージャージーにある水没したジェットコースターのレール、カナダかどこかの森になかにあった軍事施設、洞窟内にある廃材の山に放置された車、そしてラストの砂漠と雪原のなかにある廃墟の映像はまるで幻想絵画を思わせるくらいに美しくあり怖くもあって大きく惹かれた。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(0)劇場公開 

2017年03月18日

わたしは、ダニエル・ブレイク

I, DANIEL BLAKE イギリス&フランス&ベルギー
 ドラマ
 監督:ケン・ローチ
 出演:デイヴ・ジョーンズ
     ヘイリー・スクワイアーズ
     ディラン・フィリップ・マキアナン
     ブリアナ・シャン

【物語】     (シネマトゥデイ)
 59歳のダニエルは、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、心臓の病でドクターストップがかかる。失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもややこしい制度を前に途方に暮れる。
そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。

  高齢のため前作「ジミー、野を駆ける伝説」をもって監督業から引退する旨を表明するもプロレスラーのごとく現役復帰を果たした敬愛する映画監督さんの一人である巨匠ケン・ローチ監督の最新作。そのネームバリュだけでも十分以上に劇場に足を運ぶ価値大ありなのに、そこに16年のカンヌ映画祭でパルム・ドール受賞とあればなおさら劇場に足を運ばなきゃ〜なんめぇよッ!ってぇことで、張り切って観に行ってきた。

 心臓病のために働くことを医者からとめられたダニエルが給付金を受けようと関係各所に電話をかけたり出向いたりするも、役所から委託された業者(態のイイ民営化)は役所以上の融通の利かなさとマニュアル対応。この辺は日本も同じで、役人ではく何で民間の人間を税金で食わせなきゃならんのだ?と思いたくもなるし、申請書の提出書類も全て高齢者には難儀なオンライン化。少しでも期限が過ぎれば、規範からハズレればたらい回しと、冒頭のまるで落語のような噛み合わない問答のやり取りのオモシロさとは裏腹に、本来は弱者を助けるはずの社会福祉制度は時として社会から弱者を切り捨てるシステムのなのか?と。
 同時に本作のイギリスだけではなく、日本をはじめ世界中が格差社会、右派の台頭する風潮というか社会システムを見る思いだし、社会的弱者というだけで死刑宣告を受けるような思いにならなくも…まぁ、すべて役所や社会システムが悪いというのではなく誰しも少なからず抱いている感情を痛烈な皮肉と弱者に寄り添った社会を代弁してくれている強いメッセージ性にあふれた、パルム・ドール受賞も大納得の素晴らしい作品。
 たとえ底辺に生きていようとも自分は一人の人間であると誇りや尊厳を声高に主張するラストを観たらタイトルの「わたしは、ダニエル・ブレイク」の意味合いに大納得だし、ダニエルの隣人でケイティのシングルマザーという老齢者とはまた違った立場の者への視線も一貫して社会的弱者を撮り続けてきただけあってさすがといったところ。
また、ケイティが万引きしたスーパーの店長が彼女が盗んだ品物を見て、彼女がどういう生活状況にあるかを察して目を瞑ったシーンに世の中にはダニエルのほかにもまだ拾う神はいるといった趣で救いのない作風のなかにあっただけに救われる思いがした。

 どの作品でもちょいちょい【サッカーネタ】を放り込んで来るのがケン・ローチ監督作品の特徴のひとつ。それは本作でも健在で、今回は昨今のプレミアリーグにおける爆買いでお馴染みの某国企業の進出を少なからず揶揄ったというかだったのかなぁと。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(1)劇場公開 

2017年03月11日

アサシン クリード

ASSASSIN'S イギリス&フランス&アメリカ&香港
 アクション&アドベンチャー
 監督:ジャスティン・カーゼル
 出演:マイケル・ファスベンダー
     マリオン・コティヤール
     ジェレミー・アイアンズ
     シャーロット・ランプリング

【物語】     (シネマトゥデイ)
 記憶を失った死刑囚のカラム・リンチは、謎の施設に送り込まれ、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験させられる。祖先は、スペインでテンプル騎士団に立ち向かう伝説のアサシンであり、禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る人物だった。

 本作の絡みなのかは全くもって解らんチンなんだけれど、2〜3年ほど前にYouTubeで本作のような中世のコスプレをしてロンドンやパリの街中をパルクール鬼ごっこしている動画を目にしちゃってたんで、本作の売りのひとつであるそこに新鮮味は感じることはなし。それでも十字軍なりテンプル騎士団のその辺の欧州の歴史サスペンスが好きだからその辺を楽しめればと思い張り切って観に行ってきた。

 アサシン教団とテンプル騎士団の対立、1492年のコロンブスによる新大陸発見の歴史&地理的つながり、そして争いの歴史からの解放のためにの大義も解るけど、全体を通してみると何が何やら?何をどうしたいのか?がさっぱり解らず、ゲーム未プレイ者は完全に置いてけぼりで、まったくもってオモシロくもなく、いく度となく睡魔に向かってイーグルダイブ! なんかすっげぇ久々に寝ては覚め、寝ては覚めをを繰り返した気がする…。
 すっげぇ細かいことなうえに間違った見解かもしれんし、さらに言えば前半の方で寝入ってたこともあってその辺の説明を聞き逃してる可能性もあるけど、主人公のカルは遺伝子操作によって遺伝子に残された先祖の記憶を追体験する設定に疑問を覚える。カルと先祖って同一のものではなく別個のものワケだから身体能力なんかの民族的、一族的な遺伝子、血は引き継げても記憶、技能、経験則などの個ので培われたものは遺伝子操作だろうがなんだろうが引き継げないのでは? カルの記憶は彼の人生分しかないワケだから退行して先祖の記憶追体験と言われてもそう簡単に納得できかねるかなぁと。これが、最先端科学ではなく教団の秘儀を用いて前世や転生もしくは憑依によっての記憶追体験ならばまだ納得もいかなくところなんだけどね。
 そんなこんなで、せめてコスプレパルクールだけでも楽しめればヨカッタんだけど、先に述べたように運悪く数年前におそらくゲーム版のプロモ映像らしきものをすでに観ちゃってたから新鮮味もなにも…ヘタすっとこっちのほうが純粋にオモシロかったよう気がしないでもない。

 何気に好印象のマイケル・ファスベンダーにジェレミー・アイアンズ、シャーロット・ランプリングと見応えはあるんだけど、何となく名優の無駄使い感がなくも…。
世間で言われているほどにイイとは思えないマリオン・コティヤールはそれほどだったかなぁと。

notorious74 at 22:30コメント(3)トラックバック(2)劇場公開 

2017年03月05日

ラ・ラ・ランド

La La Land アメリカ
 ロマンス&ミュージカル
 監督:デイミアン・チャゼル
 出演:ライアン・ゴズリング
     エマ・ストーン
     ジョン・レジェンド
     J・K・シモンズ

【物語】     (シネマトゥデイ)
 何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミアは、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャンと出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し…。

 劇団四季のような劇場で観るミュージカルは大好きも、これが映画となると「サウンド・オブ・ミュージック」以外はどうも得意ではない、だけれどもやっぱねり根が好きなもんだから「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」と話題のミュージカル映画に飛びついてしまうのも実情。
どうも本作はブロードウェイからスクリーンにではなく映画オリジナルのミュージカルというのがスッゲェ魅力的だし、何より周りの評判がすこぶるイイこともあって期待値も大ってぇことで、張り切って観に行ってきた。

 鑑賞前に図らずも映画評論家の人たちによる「本作は今のハリウッドや映画の在り方」みたいこと云々の余計な情報が耳に入って来ることが多々あったんで、同様にいろいろ思うところがあるだけに色眼鏡で観てしまう恐れがあったうえに確かにそのようなことを匂わせているところもあったけれども、本作は夢と現実、夢を叶えるためには、成功するには時にどこかで妥協せねば手前ぇの目指すところに行けない。でも妥協すれば手前ぇを曲げることになるジレンマ(この辺が手前ぇが作りたいものと商業主義の溝なんだろうね)、そして最後にあの時こうしていればの「もし…。」のエピと純粋に人生の機微をラブロマンスで包み、隠し味に数々の名画のオマージュで飾った素敵な物語で、周りがさ騒ぐほど突出してヨカッタというものは感じられはしかったけれども、素直に素晴らしかった、観てヨカッタと思える作品だった。
 楽曲もさることながら、前半のスイート時ではポップ、ビターなテイストになる後半になるにつれて暗い趣に移行する色使いの見事さたるや感服の一言。色で言えば明けと夕過ぎの逢魔が時のあの碧瑠璃と紺瑠璃かの色合いなんかは観ていてホント美しくあったし、ほかに人と車のない駐車場にポツンとともる1本の街灯の下の寂しげでありながらロマンチックな空間、テスラコイルにフーコー振り子とオレが個人的に惹かれるもの、そこに美を感じるものが多々と、デイミアン・チャゼル監督と感性的に共通しいて、そこだけを観ていてもかなり楽しいものが。
エマ・ストーンはウディ・アレン翁の「マジック・イン・ムーンライト」でも天文台でロマンスを語ってたっけ。彼女ほど天文台が似合う女優さんはいねぇなんて思えてくる。

 ミア役のエマ・ストーンは本作で16年のアカデミー賞の主演女優賞を受賞。確かに存在感抜群で受賞も頷けるけど、個人的にはセブ役のライアン・ゴズリングの方に強く惹かれたかなぁと。
何にせよ、ラストでのいろいろな感情がない交ぜになった2人のほほ笑みは最高、お見事といくら言葉があっても足りないくらいスゴかった。

notorious74 at 22:30コメント(4)トラックバック(9)劇場公開 

2017年03月04日

トイレで読書 十七年弥生号

2月は5タイトル読みました。

1)、「富士案内 芙蓉日記」 野中至&野中千代子
2)、「押絵の奇蹟」 夢野久作
3)、「間抜けの実在に関する文献」 内田百
4)、「百鬼園先生言行録」 内田百
5)、★「仮面舞踏会」 横溝正史

* ★印は再読

fujisan 別に気象学に興味があるワケじゃなし、なのにどういうワケか明治時代に富士山頂での越年気象観測に挑み、のちに富士気象観測所を建設した日本の気象学の祖ともいうべき野中到博士を思い出し、これは今取り組んでいる【国内外の有名だけれども、それほど知られていない偉人】としてうってつけと思い、いろいろと関連書籍を調べた結果、野中博士が記した富士登山案内と観測記録の本作をチョイス。
 語り口調も文体も、使われている感じも明治時代のものだから読みづらく、そんなワケでたかだか200ページ程度にもかかわらず読了するのに4日ほどかかってしまった…。

 それはそれとして、装備が充実している現在でも富士山山頂で越冬するのは大変なことと想像するに難くないところなのに、お世辞にも充実の充の字にも満たない当時の装備で越冬し、極寒のなか高山病と栄養失調で歩行不能になりながら夫婦二人三脚で高地気象の観測と記録することは難業中の難業だったこととが博士の日記からうかがえる。
だけれどもその辛さを博士の意地なのか? 衒いなのか? おそらくその両方なんだろうけど楽しんでる風情もあるし、何より命を賭けた仕事といった熱いものが感じられてオモシロい。
博士も偉いけど、博士の許可もとらずに仕事の手伝いに山頂に押しかけて来た奥さんの千代子さんの存在と功績は計り知れないくらいデカいし、冒頭の富士登山のハウトゥー本も博士の富士山に対する愛情が感じられてこちらもオモシロい。

notorious74 at 09:30コメント(0) 

2017年02月26日

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発

EXPERIMENTER アメリカ
 ドラマ
 監督:マイケル・アルメレイダ
 出演:ピーター・サースガード
     ウィノナ・ライダー
     アントン・イェルチン
     ジョン・レグイザモ

【物語】     (シネマトゥデイ)
 1960年代、心理学者スタンレー・ミルグラムによってある実験が行われる。それは電気ショックを用いて権威者の指示に従う人間の心理状態を調べることで、ホロコーストのメカニズムに迫るためであった。平凡な市民でも一定の条件下では非人道的な行為をすることを科学的に実証した結果は、社会に衝撃を与え…。

 その可憐な美少女に魅了され高校時代はオレの天使だったのに、今じゃただの万引き女になってしまったウィノナ・ライダーと先日亡くなったアントン・イェルチン、ふたりの姿を観たくもあったし、何より「アイヒマン・ショー / 歴史を映した男たち」「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」とここ1年の間、やたらとナチの高官アドルフ・アイヒマンを扱った作品づいていることから、本作も観ておけということで張り切って観に行ってきた。

 「es[エス]」「THE WAVE」と実話を基にした集団心理実験の顛末を描いたサスペンスチックなものかと思いきや、自己の判断よりも多数派の意見に従ってしまうことで、時としてアイヒマンのような普通の人が大虐殺を行ってしまう可能性、道徳の脆さ、人は選択できる云々の【服従】に関する社会心理学を描いたかなり学術的なものでついて行くのがやっと…。
それなりに言いたいことは理解できるも、まるで講義を受講している感覚(ちょいちょいミルグラム博士が唐突カメラに向かって解説を始めるから尚更)なんで、終始睡魔との戦いだったうえに歴史&美術以外の学術的な作品が苦手なオレとしてはマジでキツかった。
てか、アイヒマンそれほど物語に絡んでねぇし…100%タイトルに釣られちまったぜ…。
 眠い、キツいと言いながらも今になって思い返してみると、真実を提唱しながらも心的負荷の大きい心理実験の是非なんかも描かれていたし、何よりアメリカのトランプ新大統領、ロシアのプーチン、中国の習近平、さらにはフィリピンのドゥテルテ大統領と過激な言動で大衆をイイ意味でも悪い意味でも今までとは違う道に導こうとしている昨今の世界情勢を鑑みるとかなり意味深くあったなぁと。

 ミルグラム博士役のピーター・サースガードだけど「マグニフィセント・セブン」のときとはまた違った狂気みたいなものが感じられてすげぇヨカッタだけに作品に馴染めなかったのが残念。
にしても、アントン・イェルチンとョン・レグイザモは実験の被験者役で登場していたけど、2人とも正味3分もなかったんじゃね? この2人、けっこう楽しみにしてただけにこちらも残念。


notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(0)劇場公開 

2017年02月25日

クレイジー・ナイン

c9 香港
 コメディ&犯罪
 監督:ファイヤー・リー
 出演:デレク・ツァン
     ラム・シュー
     フィリップ・キョン
     スタンリー・フォン

【物語】     (シネマトゥデイ)
 金も彼女も居場所もない青年ラウは、偶然立ち寄ったコンビニで求人のビラを見かけ、応募してみたところ即採用される。イヤミな店長から小言を浴びせられても全く気にしないラウは、売り物のコンドームに穴を開けたりサンドイッチにイタズラしたりとやりたい放題。
やがて、ラウがイタズラしたサンドイッチを購入した老人が戻ってきて、返品を要求する。返品に応じないばかりかクレーマー扱いする店長に怒りを爆発させた老人は驚くべき行動に出る。

 都内の劇場でヘタすると日本公開されずに、そのままレンタル直行になりそうなマニアックな作品ばかりをあつめた「未体験ゾーンの映画たち2017」なるイベントが開催中。
その中にイイ感じにサイケ感が漂う香港発のクライム・コメディの本作のポスターがあり、目をやるとそこにラム・シューにスタンリー・フォンの2人の姿が。もうこれは観ないワケには行かないっしょッ!ってぇことで張り切って観に行ってきた。

 無気力な主人公ラウを筆頭に唯我独尊な店長、ヤバいじぃさん、黒社会のボスといったひとクセもふたクセもある深夜のコンビニを舞台にワンシチュエーションで繰り広げる、入れ代わり立ち代わりの忙しいバイオレンスなサバイバル劇は、サイケな映像の効果も手伝って期待した以上にオモシロい作品だった。
 全体的な雰囲気なんかはかなりタランティーノ監督の影響受けてるように見受けられたし、また劇中でよくタバコを吸うシーンが出てくるんだけど、その辺なんかはちょっと違うけど何となくハーヴェイ・カイテル出演の「スモーク」を思い起させと雰囲気も抜群なんだけど、オチで「はッ!? そう言うことなのは100%解るけど…マジ…。」に陥り、最後の最後にきて全力で肩透かしを喰らった印象が強い。出だしも中盤も上々、伏線の回収も見事と言っても過言じゃないだけに最後の最後で「嗚呼…。」になってしまったのは実に、実に、実に惜しい。
 まぁ何にせよ、オレは映画祭やイベに全く興味がないこともあって、そこで公開される掘り出し物をチョイチョイ見逃してしまうことがほとんどだから、公開前に本作のことを知ることが出来、また劇場で鑑賞できたことは実にラッキーだったと。

 いつもなら存在感は発揮するも露出はそれほど多くはないといったのラム・シューも、本作での首にハサミを突き立てられた尊大なコンビニ店長役はドハマりといった感じだし、いつもならチンピラ役の多くあるケン・ローが、気の弱い人役というのもスッゲェ新鮮で目を奪われた。
また、強盗じじぃ役のスタンリー・フォン(オレとしてはフォン・ツイファンの方が馴染みが深くある)の大ベテランの存在感が最高。
主人公ラウ役のデレク・ツァンってエリック・ツァンの息子さんなんだね。日本ほどでないにしても香港も二世が増えてきた感ありだ。

notorious74 at 22:30コメント(2)トラックバック(1)劇場公開 

2017年02月19日

トゥー・ラビッツ

2 COELHOS ブラジル
 アクション&犯罪
 監督:アフォンソ・ポヤルト
 出演:アレッサンドラ・ネグリーニ
     カコ・シオークレフ
     フェルナンド・アウヴェス・ピント
     アルヂニ・ムレール

【物語】     (シネマトゥデイ)
 ブラジルのサンパウロにいるエヂガールは、ポルノを見たりテレビゲームをしたりして暮らしていた。腐り切った社会を嫌悪する彼はギャングのボス・マイコンの金を奪うと同時に、悪徳政治家を制裁する計画を練る。一方、検察局勤務のジュリアは、マイコンとの関係を疑われたことにより、内部調査の対象となり…。

 観てはいるけど香港映画以外でイイ感じでスカっとするクライム・アクション作品に行き当たらずにいる今日この頃。そんな中、本国ブラジルで大ヒットしたうえにハリウッドがリメイク権を獲得したという情報に惹かれて張り切って観に行ってきた。

 ギャングを筆頭に汚職政治家と幾人ものキャラが絡んでの大金強奪計画はありきたりも、ひとクセもふたクセもある面々の会話劇はタランティーノ監督、小気味良いテンポとそれぞれの思惑が錯綜し、最後にそれらが一本の糸に縒り合う構成、そしてストップモーション多めのアクションシーンなんかはガイ・リッチー監督といった趣。
 伏線、チョイちょい入ってくるアニメーション、チョイとクドいかなぁと思えなくもない二転三転する怒涛の終盤、「一撃で二兎仕留める!!」とは金と悪潰しだけじゃなくそう言う意味合いでもあったか、つまり観客も二兎を得ると言った四転する衝撃のラストはかなりオモシロく、「なるほどこれはハリウッドがリメイクしたくなのも解るぜ!」と大きく頷ける作品だった。
 好意的、かつ拡大解釈して観れば、群像に今のブラジルの社会情勢なりが描かれてるのかも?だけれども、それほど深い意味合いはなさそうだし、何にせよこってりしたテイストのワリにはゲーム感覚だから、ライトなイイ感じの心持ちで観れば楽しめること間違いなしのことと思う。

 先に述べたようにハリウッドがリメイク権を獲得したとのことらしいけど、本作は11年の作品とのことなんで6年経った今、いまだ情報が入ってきていないことを思うとお蔵入りしてしまったのだろうか? アルゼンチン映画の「瞳の奥の秘密」もリメイクされて公開するまでに同じくらい月日が経過してることを思えば、これからなのかもしれないね。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(0)劇場公開 
ぎゃ〜〜〜〜〜ッ!!
one02

風情♪、ぷじょうと読みます。
フランスの自動車会社の
「Peugeot」とは全く関係
はございません。

kotowaru

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