2017年04月30日

4月の風情♪庵 【喪失】

imagesZPJZKQAB 別に推しというワケではないけど、乃木坂にとっては超戦力だったななみんこと橋本奈々未ちゃんが卒業しちゃうわ、お気に入りのラジオ番組「たまむすび」もメインの赤江さんが、出産のために3/31をもって番組を離れるわ、さらにいえば17年冬アニメでいちばんオモシロかった「小林さんちのメイドラゴン」も終了と、何かにつけて喪失感…いわゆる【***ロス】を覚える今日この頃。

notorious74 at 23:59コメント(0)身辺雑記 

17年劇場で観た作品タイトルIndex

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 17年、劇場で観た作品のIndexです。

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notorious74 at 23:58劇場公開作品タイトルIndex 

2017年04月22日

ReLIFE リライフ

ReLIFE 日本
 青春&ドラマ&SF
 監督:古澤健
 出演:中川大志
     平祐奈
     高杉真宙
     池田エライザ

【物語】     (シネマトゥデイ)
 ある事件が原因で新卒で入社した会社を3か月で辞め、ニートになってしまった海崎新太。
ある日、彼はリライフ研究所の夜明了と出会い、1年限定で研究所が行う社会復帰実験の被験者になる。それは容姿を若返らせて学園生活を送るというもので、再び高校生になった彼はさまざまな仲間との出会いを経て人生に前向きになり、コミュニケーションが苦手な日代千鶴に惹かれる。しかし、実験が終了すると周囲の者たちの記憶から、彼の存在が消えるというつらい現実が待ち構えていた。

 本来ならば、かなりの割合で観ることのない作風の作品ではあるけれども、本作は16年の夏に放映された深夜アニメの中で群を抜いてオモシロく、気づいてみればすっかりハマってしまい、今回の実写化に大してジャリタレばかりが顔を揃えたキャストに不安を覚えなくもだけど、とにもかくにも公開をスッゲぇ楽しみにしていたんで、張り切って観に行ってきた。
 
 物語りを大きく動かす存在ではないけれども、重要なファクターであることに変わりない小野屋が、ただの同級生扱いとなっていた以外はイジっていなかったんで一先ず安心。原作も未読なうえにTVアニメ版も夏の花火大会のエピでまでだったんで、それ以降どのような展開をみせているのは解らないものの、オチとしてはだいたい予想通りの着地点だったんで、まぁ良くも悪くも無難なといったところ。
 それでも交流する若者たちを社会人、兄貴目線で見つめる新太と自分を重ねあわせやすくもあったし、だけに新太目線で観てしまっているけど、その実、極端にコミュ力が欠如する日代の成長劇にウェイトが傾いていることに気づくといったあたりや、自分の知らないところで同じ被験者がいるの同じ若返りものでも変化球的なところがあってオモシロさは失われておらず好印象。
また、ケツメイシの「さくら」がクレジット時で使われたあたりもアニメ版のED時も00年前後のJ-POPのヒット曲を多数使用していたのを意識した(この年代に高校生〜20代だった人にはグっとくること間違いなし、そしてどれだけ泣かされたことか)感が見受けられ、これまた好印象。
  惜しくらむは花火大会のエピ時の夕立のシーンで、ど快晴なもんだから背景に虹がかかっちゃってるわだし、あと何のシーンだか忘れたけどやっぱり季節感等のズレとチョイチョイ粗が目に付いたのが残念…細かいようだけど、こういうところだと思うんだよね。
何にせよ、本作は高校生の若い世代よりも大人の方が楽しめる良作であることを確信。

 「夜明さんって大人なんだから、もうチョイ年上の俳優さんでヨカッタんじゃ?」と思いながら観てたんだけど、その夜明さん役の千葉雄大って28歳なんだ…中学生くれぇかと思ったぜ。
初めて平祐奈ちゃんの演技を観るのだけれども、思いのほか日代役にピッタリで好印象。
それとは別に最近めっきり大人っぽくなってきた乃木坂の生駒ちゃんも日代役に似合いそうだなぁと思ってみたり、みなかったり。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(1)劇場公開 

2017年04月16日

人生タクシー

Taxi イラン
 コメディ&ドラマ
 監督:ジャファル・パナヒ
 出演:ジャファル・パナヒ
     
     
     

【物語】     (シネマトゥデイ)
 ジャファル・パナヒ監督が運転するタクシーに、さまざまな境遇の客たちが乗り込んでくる。
死刑制度について議論する教師と路上強盗、監督志望の大学生、金魚鉢を抱えた2人の老人など、個性豊かな乗客たち。彼らと監督との対話から、テヘランに生きる市井の人々の人生模様や、リアルなイラン社会が浮かび上がってくる。

 2〜3年前に秀作良作を連発しかなりの猛威を振るったイラン映画もここのところイイ作品が入ってきていないなぁと思っていたところに2010年にイラン政府から20年間の映画監督業をはじめインタビュー等の表現の禁止命令を受けながらも様々な映画を続けている「オフサイド・ガールズ」のジャファル・パナヒ監督の最新作が公開。久々のイラン映画だし、15年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したとあっては観に行く十分以上ってぇことで張り切ってタクシーではなく電車で行ってきた。

 監督自身がタクシードライバーに扮し、死刑制度を是認する泥棒と反対を唱える女性教師、法律で禁止されている欧米の映画、音楽の海賊版を闇で売りさばく業者、強盗被害にあった幼馴染、変な強迫観念にとらわれたオバちゃん2人組、政府の意に沿わないがために活動を制限されている人権派の女性弁護士、そしておしゃべりで小生意気な監督の姪っ子ちゃんと入れ替わり乗車してくる乗客たちと織りなす悲喜こもごもの人生模様を「オフサイド・ガールズ」同様にフェイクドキュメンタリータッチで綴られ、泥棒話にはじまり泥棒ばなしで繋ぎ、泥棒話で落とすの演出も素晴らしく見応え十分以上のオモシロい作品。
 そのユーモラスの裏に見え隠れする欧米文化の否定、表現の自由の制限とイラン社会が抱える矛盾や実情が皮肉たっぷりに語られいるあたりは、2030年まで映画製作、執筆活動を国から命令されながらも、制作をつづけいている監督の反骨魂を観る思い。
また、生活様式から娯楽まで何から何まで法律で制限されているイランだけに、街並みも堅苦しいものかと思いきや、女性のファッションもヒジャブ主体でありながら洋装と組み合わせていたりと意外とオシャレで、街並みも思っている以上に自由な空気にあるように見受けられ、その辺をうかがい知れるだけでも観た価値はある。

 もし制限なく映画を自由に撮れていたなら今以上の監督さんになったのかなぁとも思う反面、限られた状況だからこそ最大限の才能が発揮でき、抱いている想いを表現できたのかもと。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(1)劇場公開 

2017年04月15日

午後8時の訪問者

LA FILLE INCONNUE ベルギー&フランス
 サスペンス&ミステリー&ドラマ
 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
 出演:アデル・エネル
     オリヴィエ・ボノー
     ジェレミー・レニエ
     オリヴィエ・グルメ

【物語】     (シネマトゥデイ)
 若い医師ジェニーが診療時間を大幅に過ぎてから鳴らされたドアベルに応対しなかった翌日、近所で身元不明の少女の遺体が発見される。診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が映し出されていた。自分が診療しなかったせいで少女が死んだのではないかという思いにさいなまれるジェニーは、少女の生前の足取りを調べ始める。

 過去に何度かカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しているんで、ダルデンヌ兄弟の名前は知ってはいたけど、その作品は劇場でもレンタルでも残念ながら未だ観たことがない。そのダルデンヌ兄弟の新作となる本作も16年のカンヌ国際映画祭で、受賞こそ逃したもののノミネートされ、作風も好物の欧州産の静謐ミステリーとあって、これはダルデンヌ兄弟作品を観るにはもってこいの機会ということで、張り切って観に行ってきた。

 診療所のドアベルが鳴るも診療時間外、患者にも厳しくということでドアを開けること良しとしなかった女医のジェニーが、その翌日にドアホンを鳴らしていた訪問者の死を知り「あの時、ドアを開けていれば助けられた」と自責の念に陥ると同時に、医師としての職責、そして何贖罪から身元不明のアフリカ系の移民である以外は何も解らない被害者の名前、そして彼女が何故に死んだのか?それとも殺されたのか?の真相を知るために行動を起こし云々はかなりフラットな展開なうえに雰囲気もかなり静謐で重厚なつくり。サスペンスとしては物足りなさは否めないものの終始つきまとう不安感はとてもリアルで、ガッチリ心掴まれたオモシロイ作品だった。
 また、真相を探っていくうちに見えてくるどこにでも存在する地域の裏社会の存在をはじめ、格差社会、移民問題、右極化と欧州が抱える社会情勢も描かれていたあたりも素晴らしい。
なんでもダルデンヌ兄弟は一貫して移民問題を描いている監督さんとのことで、この辺の社会的弱者や社会問題提起するあたりは敬愛する映画監督ケン・ローチに通ずるものを感じる。
そう思うともっと早くダルデンヌ兄弟作品を観ておけばヨカッタという思いに。

 診察シーンからは医師と人、そのどちらからもあまり温か味が感じらないながらも、その責任感の強さと生真面目さと優しさゆえから地域の人から大きく信頼されている主人公ジェニー役のアデル・エネルの控え目な演技がとてもヨカッタ。
あまり感情を表に出さないジェニーが最後に見せるホっとした表情が印象的。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(0)劇場公開 

2017年04月08日

夜は短し歩けよ乙女

yoruhamijikaji 日本
 アニメ&ロマンス&コメディ&ファンタジー
 監督:湯浅政明
 出演:(声の出演)
     星野源
     花澤香菜
     神谷浩史

【物語】     (シネマトゥデイ)
 クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋心を抱く“先輩”は、「なるべく彼女の目に留まる」略してナカメ作戦を実行する。春の先斗町に夏の古本市、秋の学園祭と彼女の姿を追い求めるが、季節はどんどん過ぎていくのに外堀を埋めるばかりで進展させられない。
さらに彼は、仲間たちによる珍事件に巻き込まれ…。

 深夜アニメで「有頂天家族」(原作&アニメともども大好きっす!)の第2期がスタート、そして去年には直木賞受賞といま波にノリまくっている森見登美彦の代表作でもある本作の映画化、しかも作画をはじめ製作スタッフがやはり同著者の深夜アニメ「四畳半神話大系」と同じスタッフが終結とあって公開を楽しみにしていたんで「時は短し歩けよオッサン」ってな感じで、張り切って観にってきた。

 原作だと冴えない先輩が想いを寄せるもアプローチできないでいる黒髪の乙女に対して行う通称「ナカメ作戦」(ナるだけ、カのじょの、メにとまる作戦)の悲喜こもごもの模様を春夏秋冬の1年を通して語るものであったのに対し、本作は【夜は短し】タイトルに準えて一夜の出来事に変更されていたことで、時系列的にも変な感じだし、何よりかなり気忙しいが故に本来の持ち味であるユッタリとしながらも小気味良いテンポが失われていたように感じられた。
 最初から言葉足らずのエピが続くもんだから既読者でもいまいちオモシロく感じられなくあったところに持ってきて、よりによってストーリー上いっちゃん大事な学園祭のエピをイジくり倒したうえに重要な要因を端折ったことでさらに言葉足らずとなり、終盤での先輩と黒髪の乙女のロマンスの行方に盛り上がりが欠けてしまっていた。しかもその学園祭の行がミュージカル調のつくりでオモシロくないうえに冗長で正直なところかなり白けさせられた。
 「四畳半神話大系」同様に独特の空間やテンポ、変人たちによる宴はオモシロくもあるも、その実かなりクセが強くあるだけに人によってはツボにハマる…と言うか馴染めるまでに思いほのか時間を要することを解消するために改変をしたんだろうけど、見事に空回りというか上滑りで大失敗ってぇ感じかな。森見作品の小ネタが随所に出てきた遊び心に関しては好印象。
何にせよ「有頂天家族」同様に原作に忠実につくり1クール、12〜3話で深夜アニメで放映した方が名作アニメと称されたんじゃねぇかなぁと思えてならない。

 冴えない先輩役に星野源と聞いたときは、草食系で童貞感もあってバッチリかもなんて思ったけど、やはり本職でない故なのだろう、お世辞にもヨカッタとは言い難し…。
それに引き換え賑やかしの客寄せパンダとして見ていた、パンツ総大将役のお笑い芸人ロバートの秋山の本職としてやっていけんじゃね?と思わせる上手さにビックリ!
あらためて芸人さんのマルチぶりを見た思い。
黒髪の乙女役の花澤香菜、学園祭事務局長役の神谷浩史は言わずもがな。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(3)劇場公開 

2017年04月02日

はじまりへの旅

CAPTAIN FANTASTIC アメリカ
 ドラマ
 監督:マット・ロス
 出演:ヴィゴ・モーテンセン
     フランク・ランジェラ
     キャスリン・ハーン
     スティーヴ・ザーン

【物語】     (シネマトゥデイ)
 アメリカ北西部の森の奥深くで、6人の子供と暮らしているベン・キャッシュ。子供たちは社会と接点を持っていないが、厳格なベンが課す特訓と熱心な教育によって全員がスポーツ選手並みの体力を誇り、6か国語を自在に話し、長男に至ってはあらゆる名門大学に合格していた。
そんな中、入院していた子供たちの母レスリーが他界し、一家は葬儀が行われるニューメキシコへ向けて旅に出ることに。およそ2,400キロメートルもの長い道のりを行く彼らだが、世間知らずゆえに先々で騒動を起こしてしまう。

 「リトル・ミス・サンシャイン」のように世間からズレてる家族によるロードムービーが好きなことと、興味がないとはいえ、16年コアカデミー賞のほかにも各映画賞で主演男優賞にヴィゴ・モーテンセンがノミネートと聞けば、どれほどまでに彼の演技がヨカッタのか?と気になるところでもあったんで、それならばと思い張り切って観に行ってきた。

 オヤジさんが当たり前のように子供に盗みをさせたり、いろいろな理屈をつけて資本主義やファシストを否定するようなことをちょいちょい発言するもオヤジさんのやってることは子供たちから選択権を奪い、手前ぇが構築したシステムに徹底して従わせることであって、結局のところ手前ぇでファシストを実践、と行き過ぎたオヤジさんの主義思想&人生哲学はエリート人間の自己満足といった感じで共感ができず中盤までチョイと距離を置いての鑑賞となってしまった。
 それでも 森の中で子供たちと共に社会とは距離を置いた生き方は確かに誰にも仕えず、しがらみも無く自由気ままだからそれはそれで憧憬の念を覚えなくもだし、世間とのズレ具合も確かにオモシロくもあった。また後半では、そういうオヤジさんの歪んだ人生哲学に疑問を覚え反発する次男、子供たちが社会に適合できなることを心配するじぃちゃんと対極にある視線でオヤジさんと家族を描いていたし、オヤジさんも手前ぇが間違っていたことに気づき云々もグッとくるものがあって、取っていた距離感もグっと縮まった感じ…なのに終盤も終盤で暴挙とも思える行動はどうも…子供たちのためにもこのエピの前で物語を〆るべきだったと思えて仕方がない。
 なんにせよ最後の行動以外はオヤジさん(主義思想や人生哲学のアイデンティティーも大事)も、孫を想うじぃちゃん(社会に適合することも大事)ともに言ってることは正しく、つまり何事とも【折り合い】をつけることが大事といってるのかなぁと。
そんなこんなで、良かったり悪かったりだったけど、見応えのある作品だった。

 ヴィゴ・モーテンセンはヨカッタことはヨカッタけど、それほどイイってぇ印象は…。
どちらかと言えば、露出も少ないうえに尻切れトンボ的にフェードアウトしてしまったじぃちゃん役のフランク・ランジェラの方が存在感も人間味もあってヨカッタんだけどなぁ。


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2017年04月01日

トイレで読書 十七年卯月号

3月は5タイトル読みました。

1)、「妖怪学の祖 井上圓了」 菊地章太 
2)、「贋作吾輩は猫である」 内田百
3)、「まあだかい」 内田百
4)、★「白と黒」 横溝正史
5)、★「悪霊島(上下)」 横溝正史

* ★印は再読

enryo 今回の【国内外の有名だけれども、それほど知られていない偉人】で取り上げたのは、近年の妖怪ブームにともないその名をチョイチョイ目にするようになったことで興味を抱くようになった、明治に活躍した哲学者にして宗教改革者、そして妖怪研究家の井上圓了をチョイス。
 先日読了した京極夏彦氏の「書楼弔堂」にも妖怪研究家として井上圓了が登場してたことと、タイトルにも「妖怪学の祖」とあるから本書を手にしたワケなのだが、どちらかとえば哲学者、宗教改革家としての面の方が色濃くあったように感じられてイマイチといったところ…。


 それでも哲学的アプローチから妖怪や怪現象を研究し「迷信」を打破するあたりは、先の京極夏彦氏の京極堂シリーズにチョイチョイ出てくる「この世に不思議などない」に通ずるところが大きいうえに、迷信、怪奇現象として純粋に妖怪を研究した柳田邦男氏とは対極存在であった等は間違いなく興味深くあったし、個人的には不思議は不思議とした柳田邦男氏の方が断然好みであることも間違いねぇところかなぁと。


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2017年03月26日

ストロングマン

CHEVALIER ギリシャ
 コメディ
 監督:アティナ・ラヒル・ツァンガリ
 出演:ヨルゴス・ケンドロス
     パノス・コロニス
     ヴァンゲリス・ムリキス
     マキス・パパディミトリウ

【物語】     (シネマトゥデイ)
 中年男性6人組が、エーゲ海でクルージングを満喫していた。
彼らは、船がアテネに着くまでの間、最高の男を決める“ストロングマンゲーム”を始める。
料理の知識やコレステロール値などの点数を付け合う内容で、最初は単なる暇つぶしのはずだったが、次第にヒートアップし…。

 不条理、ブラックとやや苦手なテイストでありながらラストは谷崎潤一郎の「春琴抄」の趣で、16年の個人的な「劇場公開映画 ベスト10」で惜しくも次点扱いとなった「ロブスター」のスタッフが再集結しての新作で、おまけに今年のアカデミー賞の外国語映画賞でギリシャ代表とあっては、前作が高評価だっただけに本作もきっとオモシロイに違いないと期待させるものがあったんで、張り切って観に行ってきた。

 クルージング中のオッサン6人が退屈しのぎにストロングマン(最高の男)は誰か?を決めるゲームをはじめるも次第にエスカレートしていき云々は「ロブスター」ほどではないものの不条理なシチュエーションで、ところどころでクスリと笑わせてくれたりもするけれど、肝心のゲーム内容が寝相の良さ、血糖値、悲鳴をあげたらダレが一番最初に駆けつけるか?といった、どこが最高の男の必要条件なのか?と思いたくなるくらいどうでもイイことを繰り返しはかなり冗長で、正直なところ飽きが先行する。
 まぁ、いい歳したオッサン連中がくだらいなことでムキになって意地を張り合うバカさ加減はそれなりにオモシロしくはあったし、人の評価を気にしたり、良く思われがたいがために媚びを売ったり、普段隠していた蔑む感情を発露させたりと、ゲームを通じて人間の卑小さみてぇなものを感じなくもだったんでイイんだけど、オッサン6人の関係性も中盤を過ぎたあたりにならないとはっきりと解ってこねぇし、会話も聞いてはいるけど内容は入って来ずだし、誰が最高の男の称号を得たのか?も曖昧とあって、観ている方としては結構キツいものがあった…。

 ミニー・リパートンの「Lovin' You」をはじめとする楽曲のセンスは抜群。
何にせよ「アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ケーキ」と「ギリシャ・ゾンビ」くらいしかギリシャ映画
に触れたことがないんで、勉強にはなったかなぁと。

notorious74 at 22:30コメント(0)トラックバック(0)劇場公開 

2017年03月25日

キングコング : 髑髏島の巨神

KONG アメリカ
 アドベンチャー&アクション&ファンタジー
 監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
 出演:トム・ヒドルストン
     ブリー・ラーソン
     サミュエル・L・ジャクソン
     ジョン・C・ライリー

【物語】     (シネマトゥデイ)
 コンラッド率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。
島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。
そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく…。

 世間的にはゴジラと並んで怪獣の代名詞となっているキングコングだけれども、日本人としての矜持なのか?ゴジラほどに魅力が感じられなし、それ以上に今さら感が強くあったんで、観るかスルーするかで迷うも、よくよく思い返してみると、33年のオリジナルをはじめゴジラと戦った「キングコング対ゴジラ」、近々では05年のピーター・ジャクソン監督版、そして珍しいところでは香港映画の「北京原人の逆襲」と何かにつけてキングコングに惹かれ触れて来ていることに気づき、それならばと思い張り切って髑髏島に行ってきた。

 幕が開いたと同時に必要最低限の情報だけを提示しただけで、間髪入れずにキングコングが登場。そのキングコングを筆頭にスカル・クローラーとの怪獣バトルに時が経つのも忘れほどに夢中になり、すっかり童心に返ってまった。
背景にあるベトナム戦争とキングコングに仲間を殺されたパッカード大佐の憎しみや喪失感は、観ているときは怪獣バトルに目を奪われてその辺の感情をそれほど感じることがなかったのに、観終わってみればパッカード大佐の感情がビシっと記憶されていて、怪獣同士のバトル以上に丁寧に人間ドラマが語られていたように感じられ、その辺の緩急は天晴の一言。
 終盤でメイソン(美女)を抱え込んでのバトルはキングコングの基本スタイルを踏襲、ベトナム戦争が背景にあることから髑髏島上陸する際のヘリコの編隊、炸裂するナパーム弾の行は「地獄の黙示録」、南海の孤島と原住民、そしてゲソラとのバトルは「決戦!南海の大怪獣」、さらに言えば常に嵐によって周りから隔絶された髑髏島へ向かう行もどことなく「行こうおばさん! ラピュタはあの中だ!」の趣で、全編にわたって映画愛にあふれたものとなっていて物語、迫力ある映像以上に惹きつけられるものがあって観ていてホントに楽しくあった。
 キングコングが時折見せる優し気で寂しげな目つきがとても印象的。確か05年版のときも同じことを感じたことを思えば、この目つきがキングコングの魅力のひとつなのかもと。
ゲソラ、牛にクモと登場した巨大生物の数々は魅力的も【怪獣】というよりかは【クリーチャー】といった印象。確かに同じ意味合いではあるけれどもニュアンス的になんか違うかなぁと。
そう言う意味ではスカル・クローラーの造詣がいかにもアメリカ的で心底ダセぇうえに怪獣感が皆無…なのが実に残念…この辺を観るとどんだけ日本の怪獣の造詣のセンスの良さが優れているかがよく解る。願わくば大きくゴジラやキングギドラの造詣を損なうことを願うばかり。
何にせよ、次作のゴジラ篇、さらにその次のゴジラVSキングコング篇が楽しみだ。

 戦場に生きるも戦争終結とともに生きがいを失った喪失感、仲間を殺された怒り、自己満足が招いた結果に対する後悔と負の感情しかないようなパッカード大佐役のサミュエル・L・ジャクソンがすげぇヨカッタ。Fワードが売りなのは解るけど、ムリに言わせようとしなくてもいいような…。
ほぼ主役なのにコレといったことをしているように見受けられなかったトム・ヒドルストンはイマイチだったかなぁと。

notorious74 at 22:30コメント(4)トラックバック(10)劇場公開 
超絶カワイイ、まりか♪
photo-marika01

風情♪、ぷじょうと読みます。
フランスの自動車会社の
「Peugeot」とは全く関係
はございません。

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