2006年05月28日

玲玲(リンリン)の電影日記

electric 中国
 ドラマ
 監督:シャオ・チアン
 出演:シア・ユイ
     チアン・イーホン
     クアン・シャオトン
     リー・ハイビン

北京で水の配達を仕事にしている映画好きの青年毛大兵はある日仕事帰りに自転
車で映画館に向かう途中通りに積んであったレンガに突っ込んでしまう。おまけ
に起きあがろうとしたところを今度は見知らぬ若い女性(玲玲)にレンガで殴ら
れてしまうのだった。病院で目覚めたダービンは彼女を怒鳴りつけるが逆に彼女
からアパートの鍵を渡され金魚のエサやりを押しつけられてしまう。そしてふと
見つけた日記を読み始めるダービンはやがて彼にとっても懐かしい想い出の日々
が甦ってくるのだった・・・。 (allcinema)

路面に散らばったレンガを避けもせずそのままレンガの山に突っ込み挙句の果て
に見知らぬ女にそのレンガで頭を叩かれるというまるで安いラブコメみたいな始
まりに失敗したのか?と思うも文革時代を背景に玲玲と大兵の複雑な家庭環境と
幼い恋心に近い友情と別れそして長い月日を経て運命的な再会を果たす2人のど
こかノスタルジックでもの悲しい物語を淡々と綴ったかなり見応えのある素晴し
い作品でした。先にも述べたように文革時代が背景となってるワケですが玲玲の
母親だけが逮捕だけは免れたとは言っていたけれど人民帽も人民服も着ずに一人
だけ垢抜けた格好をしているのが気になった・・・まぁこの時代にこういう人だ
からとても強く魅力ある女性だったのですが徐々に身勝手というか嫌な女性に変
じていってしまったのが残念でならない。ラストでの壊れきってしまった家族の
絆と玲玲の心が映画と再会した大兵の存在でまた一つに縒り合わさっていく様に涙。

戦後&文革時代がどうも中国映画黄金期だったらしく劇中に出てくる野外映画で
上映されていた抗日やプロパガンダを中心とした当時の作品がとても興味深い。
そして日本と同じでTVの普及で映画離れと時代の流れも観れて当にキャッチコ
ピー通り中国版「ニューシネマパラダイス」な作品でした。
中国に初めて映画が入ってきた頃を扱った「西洋鏡 映画の夜明け」と併せてみ
るのも良いかと思われます。今作で大兵役のシア・ユイが主役を務めています。

seiyou 西洋鏡 映画の夜明け
 アメリカ&中国 2000年
 ドラマ&ロマンス
 監督:アン・フー
 出演:シア・ユイ
     ジャレッド・ハリス
     シン・ユイフェイ
     リウ・ペイチー 

notorious74 at 00:52コメント(9)トラックバック(11)劇場公開  

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コメント一覧

1. Posted by wako   2006年05月28日 10:00
TBありがとうございました。私は子役のお陰で、この映画に引き込まれてしまいました。
オススメ映画も是非観てみます!!
2. Posted by Notorious♪   2006年05月28日 10:37
コメント感謝です♪

子役の2人は貢献度高いですよね。
玲玲役の子なんか美人さんだし将来が
ちょっと楽しみです。
「西洋鏡 映画の夜明け」は大して
オモシロいとは感じないですが味わ
い深い作品ではあります♪ (゚▽゚)v
3. Posted by sabunori   2006年07月02日 10:36
Notoriousさん、TBありがとうございました。
この作品、ご覧になっていらしたんですね!
こちらではやっと今公開です。(待ちました・・・)
直球ながらいい映画ですよね。
ハリウッド映画のように派手な宣伝もないし公開劇場も限られているけど是非クチコミで広がってほしいなぁと思う作品です。
ところで子役2人は素晴らしかったですね。
特に毛小兵!強烈キャラでしたぁ。
4. Posted by Notorious♪   2006年07月03日 10:03
コメント感謝です♪

子役の2人の素晴しさに尽きると言っても
過言じゃないですよね。
玲玲の美少女ぶりもさることながら毛小兵
はホントに強烈でしたよ〜あのバカっぽさ
を演じきる力量は子供ながら天晴れです!! (゚▽゚)v

>是非クチコミで広がってほしいなぁと思う作品
同感です!!
でもこういう隠れた秀作ってどんなに広めても
悔しいことにヒットしないんですよね・・・悲しいです。
5. Posted by あさこ   2006年07月21日 15:45
Notoriousさん、こんにちは。
TBありがとうございました。
いい作品でしたね。最後の双眼鏡・・・
うまいなーと思いました。
6. Posted by 冨田弘嗣   2006年07月22日 02:26
トラックバック、ありがとうございました。いろいろ賛否はあれど、私は中国映画の純粋とも言える映画制作姿勢がとても好きです。本作も、でっかいことをやっているわけではないのに、ここまで惹きつけるのは、原案、構成、脚本、撮影、編集がしっかりしているからだと思います。ハリウッドはネタ切れの観があるので、あまりむやみに輸入せず、質の高い映画を輸入配給してほしいと思っています。でも、それだけではお金儲けにはつながらないので、配給してくれたことだけでも感謝せねば。つらいですね。読ませてもらいました。ありがとうございました。  冨田弘嗣
7. Posted by Notorious♪   2006年07月22日 13:23
コメント感謝です♪

あさこ様
最後の病院での野外上映にかなりヤラれました。
玲玲が大兵にさり気なく寄り添うあたりなんか
もうウルウルでしたよ♪ (゚▽゚)v

冨田弘嗣様
おっしゃる通りだと思います!!!
隠れた秀作って結構多いんですよね。
しかも必ずと言っていいほどヒット
せずで悲しく思ってます。(゚▽゚)v
8. Posted by ミチ   2006年07月29日 10:39
こんにちは♪
中国映画って何気に好きなんです。
文革の時代の厳しい雰囲気があまり感じられなかったのは田舎だったからでしょうか?
リンリンの母親への糾弾もそれほど酷くなかったし、先に立ってやっつけていたオバサンが一番初めに「どこでパーマかけたの?」なんて擦り寄っていたし(汗)
小兵のあまりの小汚さに引いてしまいそうになりましたが、リンリン宅で世話になるようになってからは小奇麗になって見違えました(笑)
9. Posted by Notorious♪   2006年07月29日 13:14
コメント感謝です♪

ムカツク存在ではあるけれどまぁ嫌味なババァの
一人でも存在しないとこういう作品は成り立たた
ないですからね。得意技の手のひら返しはきちん
とツボを突いて来た感じで好きでした♪ (゚▽゚)v

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