2009年05月02日

GOEMON

goemon 日本
 アクション&アドベンチャー&時代劇
 監督:紀里谷和明
 出演:江口洋介
     大沢たかお
     広末涼子
     ゴリ

【物語】
 織田信長を暗殺した明智光秀が討伐され、豊臣秀吉が天下を取った時代。
超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み、貧しき者に分け与える
盗賊・石川五右衛門がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。
 そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている
南蛮製の箱を見つけるが…。    (シネマトゥデイ)

 紀里谷監督の前作「CASSHERN」は大不評の嵐だったけれど、オレは世
間貶されているほど悪いとは思えずで、どちらかと言えば気に入っている。
 それはさておき、第2作目となる本作は舞台が大好きな日本の戦国時代と
なれば&アクションも「戦国無双」ばりになるであろうと思えば、期待値も否
応無しに沸点モードと言うワケで張り切って観に行って来ました。

 新解釈、異聞、伝奇もとして観ればそれなりにオモシロくあるんだろうけれ
ど、やっぱ、いち戦国時代好きとしては受け入れ難いものが多すぎて正直
なところ素直に楽しめずに終わってしまった。
 素破嫌いの信長が忍者を育成するとは思えずで、育成係りが何故か信長
の家臣なんて話など聞いたこともない服部半蔵と言うのもねぇ…まぁ知名度
やオモシロさの観点からしても半蔵になったのだろうけれど、この場合は滝
川一益であるし、霧隠才蔵&猿飛佐助の2人も実在の有無に関わらず本来
なら真田幸村の素破集団であって…それに冒頭の紀伊國屋文左衛門も江
戸時代の人と思えば、そこは今井宗久かその子である宗薫だろ…茶々暗殺
の意味は?それならお初、お江の2人の妹も狙えよ…その他諸々の演出を
史実を重ねてしまったがために、違和感を覚えるところが多々あった上に期
待のアクションも何から何までCGで興奮や沸き立つものを全く感じず…。
文句はまだまだ続くぜ、役割が何なのかが?の人物も多かった。例えば利
休居士で、朝鮮出兵への諫言等の諸説あれど、史実通り切腹させたのなら、
本能寺の変や秀吉暗殺の陰謀に絡んでいてもヨカッタんじゃ? さらに付け
加えるなら又八&我王と言うキャラもよく解らず。普通だったら我王じゃなく
て福島正則なり加藤清正だろ。
 あくまで個人的な考えなんだけれど、歴史物ってぇのは史実に忠実であり
つつ大きく逸脱しない程度に見せ場なり特異性を持たせるものだと思うんだ
けどねぇ。そう考えると同じ五右衛門&秀吉の話で全体的にパクった感が無
くも無い司馬遼太郎氏の「梟の城」がどれだけ優れた作品なのかがよく解る。

 大沢たかお&演技の巧い下手を抜きとして要潤好きとしては2人の姿を拝
めただでもヨカッタ。
本来なら豊臣家の御ためにのところを秀吉を手にかけてまで天下を狙った
演出と不気味さは石田三成嫌いのオレとしてもグッと来るものがあった。
あ、あと飯屋の親父に蛭子さんが出てたのが嬉しかった♪

 まぁ、そんなこんなで下手に戦国時代の知識を持っているがために本来
ならオモシロく観れるところを観れなかったと言ったところだわな。
 今回もまた誰か「関が原」若しくは「戦国無双」を撮ってください。
伊達政宗はもちろんこと、池田輝政、藤堂高虎役を引き受けますんでお願
いします。

notorious74 at 22:53コメント(7)トラックバック(20)劇場公開  

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コメント一覧

1. Posted by たいむ   2009年05月03日 08:07
風情♪さん、こんにちは。
ダメなひとはだめだろうなぁーというくらい趣味に走った作品と思うので、楽しめなかったというのも頷けます(^^)

>要潤
演技的にいうと、周囲からはやや浮いた感じではありましたが、ビジュアル的にはハマってましたねー(爆)
2. Posted by となひょう   2009年05月03日 19:44
こんにちは。
コメントありがとうございました。
風情♪さんは、歴史モノに強そうなイメージありましたよ!!!

>歴史物ってぇのは史実に忠実であり
つつ大きく逸脱しない程度に見せ場なり特異性を持たせるものだと思うんだ
けどねぇ。

私も、どちらかと言うと、同じような考えです。
歴史に強い訳ではなく、寧ろ勉強を兼ねたいと思うからなんですけどね。
要潤、ハマってましたよね。
あの眉毛は怖かった・・・。
3. Posted by メビウス   2009年05月03日 22:45
風情♪さんこんばんわ♪TB有難うございました♪

日頃トイレで日本の歴史、とりわけ戦国武将モノを多く読んでいる風情さんなので、やっぱりどこか難色を示す部分があると思いました(^^;)
粗を探したくないと分かってはいても、やっぱり好きなものを手前勝手にメチャクチャ解釈されてしまうと、どこか納得行かないところもあるとは思いますね・・。

まあこのぶっ飛んだ世界観をエンタメとして楽しむかどうかは人それぞれによりますね。自分は突然の試写会で予備知識とか全く入れてなかったので、無難に楽しめたかも?
4. Posted by 風情♪   2009年05月04日 09:54
コメント感謝です♪

たいむ様
史実云々ももちろんのこと、正直な
ところ和洋折衷の世界観も受け入れ
難くもありで思いっきり微妙なとこ
ろなんですよ。
この曖昧な世界観も「CASSHERN」の
ような近未来や異世界でこそで、時
代劇ならやっぱりそこは逸脱しない
程度にして欲しいところでした♪
(゚▽゚)v


となひょう様

>寧ろ勉強を兼ねたいと思うから

全くその通りだと思います。
作品によっては扱った人物に対する
思い入れからか、流れは史実通りと
しても主人公から敵対する武将なん
かの人物像が大きくディフォルメ化
されちゃって間違った印象等を受け
ちゃったりしますからね。
要潤の風貌は「帝都物語」のころの
嶋田の久ちゃんを彷彿させられまし
た♪ (゚▽゚)v
5. Posted by 風情♪   2009年05月04日 10:02
メビウス様
和洋折衷の世界観は、まぁまだ許容
範囲としても、紀伊國屋文左衛門の
ように全く時代の違う人物を出して
くる無恥さと、半蔵が信長の家臣で
あったなどと話をオモシロくするた
めとは言え本来の相関図を滅茶苦茶
にしたことに腹が立ってしまいまし
たね。
エンタメとして楽しめなかったこと
が悔やまれますよ…r(^^;)
6. Posted by ノラネコ   2009年05月09日 00:16
こんばんは。
ご存知のように私は「キャシャーン」が全くダメだったのですが、逆にこっちは予想外に楽しめました。
確かに史実からの脚色は激しいですが、まあコレはデジタルツールで作った歌舞伎みたいな物ではないでしょうか。
ビジュアルを含めて舞台の歌舞伎のぶっ飛び方に比べれば、まだこの程度は可愛い物と思ってしまいました。
7. Posted by 風情♪   2009年05月09日 09:46
コメント感謝です♪

ノラネコさんのおっしゃる通りな
んですけど、如何せんボクはこの
時代を専門…得意としてて無駄に
詳しいんで、思い入れの度合いが
他の人よっか深くあることもある
んで、この崩し具合に違和感やら
嫌悪感を覚えたんですよね。
まぁ、そんなんことは端から解っ
ていたことなんで、今更ウダウダ
言って…も解ってはいるんですけ
どね…r(^^;)

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