2012年12月24日

レ・ミゼラブル

les2 イギリス
 ミュージカル&ドラマ&文芸
 監督:トム・フーパー
 出演:ヒュー・ジャックマン
     ラッセル・クロウ
     アン・ハサウェイ
     アマンダ・セイフライド
     
【物語】
 1815年、ジャン・バルジャンは、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。
老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。
1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いてい
て、娘を養うため極貧生活を送るファンティーヌと知り合い、幼い娘の面倒を見ると
約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は法廷で自分の正体
を明かし再び追われることになってしまい…。   (シネマトゥデイ)

 小&中の頃に帝劇でミュージカル版を2回観劇し、それが理由で児童文学全集か
なんかで原作を読み、最近(と言っても10年くらい前になるのかな?)ではR・ニー
ソン&G・ラッシュが出演していた映画版を観たりと、おそらくオレの中で「吾輩は猫
である」や「銀河鉄道の夜」と日本の文学作品以上に事あるごとに肌に触れて来た
と思われる「レ・ミゼラブル」。
そんなワケで、いちばん慣れ親しんでる文学作品だし、一昨年あたりから「また観
劇してぇなぁ」と思っていたところでの公開は絶好の機会でもあったんで張り切って
観に行って来ました。

 長尺にえれぇ疲れを覚えたことは否めない(舞台同様にトイレ休憩が欲しくもあっ
た)ものの、何か久々に【超大作を観た!】の想いの方が大きい。
また、それなりに考えたり感じたりはしていたんだろうけど、ただ何となく表面をなぞ
っていただけのガキの頃とは違い、それなりに歳を経て登場人物たちの心の機微
と言ったものをそれなりに窺い知れるようになったことで、今まで感じ得なかったも
のを感じ得られることが出来たような気がする。
「サウンド・オブ・ミュージック」以外のミュージカル映画(本作や「シェルブールの雨
傘」のように終始歌い放しは特に…。)は苦手なんだけど、迫力やアングルは舞台
では観れない映画ならではのものがあってとてもヨカッタ。
まぁ、そんなこんなで疲れはしたけど、オモシロかったし、感動したし、A・ハサウェ
イを拝めたしで大満足の結果となった。
 「法のによる正義」を信念に生きるジャベールがその確固たる信念ゆえに狭量と
なり赦す心を忘れるも、ジャン・バルジャンの「愛による正義」に触れて行くうち
にその信念に疑問を持ち始め、誇りを傷つけられ、そして終いに手前ぇで信念を裏
切ってしまったことで、心の拠り所を失い、失意のうちに…と今の今まで彼の人間
性を全く理解していなかっただけにジャン・バルジャンやコゼットよりもジャベール
に強く惹きつけられるものがあった。
彼の信念も間違いではないし、正義であることに何ら変わりはないんだけど、ただ
狭量となってしまえば我執に姿を変えてしまうんかなぁ?と。

 にしても出演者みな歌唱力があって、ビックリだし実に羨ましい限りだ。
H・ジャックマンもA・ハサウェイもヨカッタけれど、先に述べたようにジャベールに強
く惹かれたこともあってR・クロウが一番ヨカッタ。
見た目からすっとあまり歌が巧そうに見えねぇからその分、新鮮味もあったしね。
ガキの頃、帝劇で見た時は確かジャベールは鹿賀丈史で、ファンテーヌが岩崎宏
美、コゼットが斉藤由貴だったと記憶してる。
まぁ何にせよ、また生の「レ・ミゼラブル」が観たいものである。


notorious74 at 22:30コメント(8)トラックバック(14)劇場公開  

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トラックバック一覧

1. レ・ミゼラブル (2012)/ヒュー・ジャックマン  [ カノンな日々 ]   2012年12月25日 17:26
もうね、あのファンテーヌの唄が聴こえてくるだけで条件反射的に感動の記憶が呼び起こされてしまいます。日本での舞台を1度観ただけなので偉そうなことは言える私ではありませんが ...
2. レ・ミゼラブル  [ あーうぃ だにぇっと ]   2012年12月25日 17:42
レ・ミゼラブル@TOHOシネマズ日劇
3. レ・ミゼラブル(2012)  [ 佐藤秀の徒然幻視録 ]   2012年12月25日 17:50
公式サイト。原題:Les Miserables。イギリス映画。ヴィクトル・ユゴー原作、トム・フーパー監督。アン・ハサウェイ、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド ...
4. レ・ミゼラブル  [ Akira's VOICE ]   2012年12月25日 17:58
感動で満たされた!  
5. 「レ・ミゼラブル」☆英ミュージカルそのままに  [ ノルウェー暮らし・イン・原宿 ]   2012年12月25日 18:18
圧倒的な迫力と、胸を打つ感動の歌声。 冒頭の音楽から既にミュージカルの世界に惹き込まれる☆ 最初から溢れる涙を抑えきれずに、ポタポタと涙をこぼしながらただただ、見入る私。 人は何故こうまでも歌声に共鳴するのだろう?
6. 映画レビュー「レ・ミゼラブル」  [ 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 ]   2012年12月25日 19:17
レ・ミゼラブル~サウンドトラック◆プチレビュー◆伝説的大ヒットミュージカルの映画化「レ・ミゼラブル」。音楽の力に圧倒される、力強い作品だ。 【70点】 19世紀のフランス。 ...
7. 劇場鑑賞「レ・ミゼラブル」  [ 日々“是”精進! ver.F ]   2012年12月25日 19:30
どんな時にも、希望は残る… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201212210004/ レ・ミゼラブル~サウンドトラックサントラ ユニバーサル インターナショナル 2...
8. 「レ・ミゼラブル」みた。  [ たいむのひとりごと ]   2012年12月25日 19:44
何から何まで歌で表現した完全なるミュージカル作品はあまり得意ではないのだけど、子供の頃から慣れ親しんできた「レ・ミゼラブル」であり、バルジャン役がヒューさまであり、予告編のアンの歌声にすっかり惹かれて
9. 『レ・ミゼラブル』  [ こねたみっくす ]   2012年12月25日 22:04
はためくトリコロールがより美しく見える映画。 原作を基に物語を追うビレ・アウグスト版とは違い、舞台版を基に感情を追う作品となったこのトム・フーパー版。なので比較してし ...
10. レ・ミゼラブル / Les Miserables  [ 我想一個人映画美的女人blog ]   2012年12月26日 11:04
ランキングクリックしてね ←please click ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作、 言わずと知れた大ヒットミュージカルを 「英国王のスピーチ」でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパーが映画化 舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキン...
11. レ・ミゼラブル  [ 悠雅的生活 ]   2012年12月26日 23:07
夢はかえらない。雨は花を育てる。戦う者の歌。
12. レ・ミゼラブル  [ Memoirs_of_dai ]   2012年12月27日 00:36
ミュージカルとトム・フーパーのマイナス点 【Story】 1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されるが、その後の生活で、銀食器を盗むという行為をして...
13. レ・ミゼラブル  [ ダイターンクラッシュ!! ]   2012年12月29日 14:07
2012年12月22日(土) 15:50〜 TOHOシネマズ日劇1 料金:1000円(割引料金) 『レ・ミゼラブル』公式サイト かの有名な古典であり、有名なミュージカルだ。 原作は読んでおらず、ミュージカルも観ていない。 リーアム・ニーソンの「レ・ミゼラブル」を観たが、内容を全
14. レ・ミゼラブル・・・・・評価額1800円  [ ノラネコの呑んで観るシネマ ]   2012年12月29日 22:50
誇り高き人々の唄。 ヴィクトル・ユーゴーの不朽の名作を原作に、1985年にロンドンで初演されて以来、全世界で6000万人を超える観客を動員した傑作ミュージカル、「レ・ミゼラブル」の完全映画化。 十九世...

コメント一覧

1. Posted by ノルウェーまだ〜む   2012年12月25日 18:18
風情♪さん☆
私とにっかく、このお話が好きなので本当に堪能できました。
演技しながら歌う役者さんたちは本当に素晴らしいですね。

ラッセル・クロウ凄く良かったです。
舞台だとしつこい警官くらいにしか思えないので、彼の心の機微が良く伝わって感動的でした。
2. Posted by BROOK   2012年12月25日 19:35
>超大作を観た!】の想いの方が大きい。

ですね。
最近の超大作と謳われる作品が、
今作で霞んでしまった印象すらあります。
それだけ盛り上げ方が上手い映画だったと思います。

個人的にナンバー1のミュージカル映画だった「ムーラン・ルージュ」を超える作品となりました。
3. Posted by たいむ   2012年12月25日 19:42
私もミュージカルは得意じゃないのだけど、「サウンドオブミュージック」と「マイフェアレディ」は大好きです。そして今回これが加わりました。
もともと原作は大好きでしたしね。
完璧です!

ラッセルのジャベールはラッセルだからこその演技だと私も思いました。
ラッセルだからこその腹グロ感がフェイクにもなって、本当はそうではないというジャベールの愚直さがすごく良く出ていて、彼にとっては死ぬほどのことだったんだなぁ〜ってね。

4. Posted by mig   2012年12月26日 11:15
こんにちは。
話が古典的すぎなので
私はとくに好きな話じゃないんですが
生で唄収録,演技しながらっていうのがやはり迫力で見応え有りですね。
だけどさすがに全部歌で2時間半以上は長いなって感じましたぁ。
舞台だと休憩ありますしね。
ミュージカルは大好きです。
5. Posted by 風情♪   2012年12月28日 11:29
コメント感謝です♪

ノルウェーまだ〜む様
いちばん馴染み深い文学作品なだけに好きな作品ではあるん
ですが、まぁ子供だった…それとも読解力がないだけなのか?
で本作を観るまで登場人物たちの心の動きと言うものを全く
理解してなかったことに気づかされましたよ。
にしても向こうの俳優さんは歌えて、演じられてってスゴイ
ですよね♪ (゚▽゚)v


BROOK様
嗚呼〜「ムーラン・ルージュ」ですか…スマンです…。
ミュージカル映画の中でもいっちゃん苦手ととする作品であ
ります…><
そうなんすよねぇ〜、いえね、ボクもこの記事を書いてる
とき、ここ最近の大作&話題作がパっとしないと書こうと思
ったんすけど、何かいろいろと誤解を招きそうだったんで、
書くのヤメたんすけど、同じように感じてる人がいてホっと
しましたよ♪ (゚▽゚)v
6. Posted by 風情♪   2012年12月28日 11:38
たいむ様
嗚呼〜「マイフェアレディ」も苦手なミュージカル映画のひと
つですわ…スマンです…><
何なんすかねぇ〜、生のミュージカルは大好きなのにこれが映
画となるとあまり得意でなくなっちゃうというのは?
R・クロウの武骨な風貌がジャベールの心情とすっげぇマッチ
していたし、今まで抱いていたジャベールの人物像がイイ方向
にガラリと変わってしまいました♪ (゚▽゚)v


mig様
ですね〜、舞台もそうだし「サウンド・オブ・ミュージック」等
の長丁場の作品でも休憩入りますしね。
それに何でしょう年齢的なものもあって3時間越えとなると休憩
が欲しくなってきます。
でも、こう言う見応えのある作品をレンタルで済ませてしまうの
もスッゲェ勿体ないんすよね。
ボクもミュージカルは大好きです。と言っても「CATS」ばかり
ですけどね♪ ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘヘ
7. Posted by ノラネコ   2012年12月29日 23:05
私が子供の頃には「ああ無情」ってタイトルの方が知られていましたね。
「レ・ミゼラブル」が一般的になったのはやはりミュージカルからでしょう。
私も高校時代に帝劇版を観て以来、幾度となく舞台版は観てますが、全くイメージ通り、いや期待以上の仕上がりでした。
そしてまた舞台が観たくなりました。
8. Posted by 風情♪   2012年12月30日 14:02
コメント感謝です♪

文学にはかなり疎い方なんすけど、何故か本作は事あるごとに
触れると言う、他の文学作品にはない何か不思議な力が働いて
いるみたいです。
ですね〜、ボクもどちらかと言うと「あぁ無情」の方で覚えた
年代すよ。舞台が公開されて「レ・ミゼラブル」に移行した
ってぇところです。
来年、舞台がリニューアル公演するとかしないとかを観た記憶
もるんで、もう一度観たいものです♪
(゚▽゚)v

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