2013年09月15日

ウルヴァリン:SAMURAI

wol2 アメリカ
 SF&アクション
 監督:ジェームズ・マンゴールド
 出演:ヒュー・ジャックマン
     真田広之
     TAO
     福島リラ

【物語】
 カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガンは、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオと共に日本へと向かう。不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲンに迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコを連れ、その混乱から逃げ出すが…。
(シネマトゥデイ)

 「スパイダーマン」に「アイアンマン」そして「アベンジャーズ」と数あるマーベル作品の中でも高校の頃からアニメ版などを観たりして馴染みも深いこともあって「X-MEN」シリーズがいちゃん好き。超能力&特殊能力大戦が大好物になったきっかけは十中八九「ジョジョの奇妙な冒険」と本作であることと思う。それはそれとしてウルヴィー単体ではあるけど、「X-MEN」シリーズの新作でしかも舞台が日本となれば期待しないワケがないということで張り切って観に行って来た。

 心の痛みからの解放と死を願う不老不死のウルヴィーとその不老不死を願う矢志田翁の2人の持つ者と持たざる者の価値観の違いや確執ときちんと「X-MEN」のテーマは描かれてはいたんで、その辺に関してはなんら問題はないんだけれども、コレが何故か前作の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」同様に、ウルヴィー単体のスピンオフとなると「X-MEN」としてオモシロ味が格段と劣ってしまっているような気がしてならないし、しかも本作は前作に輪をかけてテンポは悪し、話自体は詳しくは知らんけどオリジナルを踏襲してはいるもののとことどころで変更が加えられているようで、それがそれほどオモシロくはなしで残念といったところ。
 ウルヴィーは「X-MEN」のなかでは主役級だし、その人気もミステリアスさもトップにいるキャラだから単体でというのも解らんではないけど、やっぱ「X-MEN」はチームで行動してはじめてその魅力を楽しめるんじゃねぇのかなぁだし、日本人キャラはミュータントではなく?身体能力に長けているだけのようでウルヴィーと敵であるヴァイパー以外ほとんどミュータントが登場しないのが全くの【?】そもそも何故にシルバーサムライを鎧をまとったミュータントではなくロボット?強化スーツに変更したのかが全くもって理解できん。武士道精神を持つ矢志田翁はそのままに彼がミュータントである息子信玄(確か本来ならば原田がシルバーサムライ)の企みを止めてくれと懇願するごくごく普通の流れで十分だったと思えてならない。まぁ矢志田翁が黒幕であったことで先で述べた持たざる者の価値観の違いが出たんだろうけどね。
 コレをいっちゃ〜全くの野暮ってぇヤツなんだけど、やっぱハリウッドが描く日本についていろいろと目が向いちゃうしツッコミたくもなるよねぇ〜。まぁ別に【芝増上寺→品川駅(この距離間は問題なし)】→【秋葉原界隈→上野駅(この距離間も問題なし)】の山手線約半周の追いかけっこや、上野から長崎に向かう新幹線(存在しない)に乗車なんてぇあたりは別にイイんだけど、さすがに架線標識の【だるま】の文字や、ツクツクボウシが鳴く長崎から雪が降り積もる北国へといくら日本が南北に長いとはいえ季節感完全無視にはさすがに呆れる果てるもが。
日本人スタッフが関わってるんだからその辺はキチンとしてもらわねぇとなぁ…コレじゃいくら日本が舞台といっても度が過ぎると見向きもされなくなると思うぞ。あ、あとホントにいるのか解らんけど長崎のシーンで【羽田あきら】なる議員の立て看板がすっげぇ気になったし、それと【いい夢ホテル】のナースの部屋はいちナースコスチューム好きとしてはいろんな意味でいい夢を見れそうなんでが一度は泊ってみてぇかなぁと。にしてもネーミングのセンスがすげぇ。

 真田広之は向こうで渡辺の謙さん以上に活躍できる俳優さんだと思ってるだけにただの当て馬のような扱いに心底ガッカリ…でもまぁこういう積み重ねがもっと大きな役に繋がるだろうね。マリコ&ユキオを演じた日本人モデルの2人は英語での演技はさほど違和感はなかったんだけど、コレが母国語となると何ともヒドイ有り様で…英語も大事だけど日本語はもっと大事だぞと。
 まぁ、そんなこんなでお世辞にも出来がイイともオモシロかったともいい難いところではあるけれども、クレジット時に流れたおそらく次回作の前フリであろうウルヴィーのプロフェッサーXとマグニートーとの邂逅(スカウト時)のシーンは期待させられるものが。

notorious74 at 22:30コメント(6)トラックバック(9)劇場公開  

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コメント一覧

1. Posted by BROOK   2013年09月16日 12:36
ウルヴァリン単体だと面白味に欠けるのは、
やはりミュータントの数が少ないからかもしれません。
今作もヴァイパーだけでしたし…。
一応、ユキオの予知能力もミュータントの片鱗なのかな?と思いましたが、
肉弾戦のみが際立っていました。

日本のシーンは、やはりツッコミどころですよね…。
日本地図を知っているとなおさらでした。

次回作は過去と未来を行ったり来たりするお話になるみたいです。
シリーズのキャラが勢揃いするようなので、
期待したいです。
2. Posted by たいむ   2013年09月16日 18:48
そう、真田さんが実はチョイ役だったのが残念でした。
英語が堪能で日本でも実力(実績)のある女優・俳優がいかに少ないかって思い知るところかもしれません。
3. Posted by mig   2013年09月17日 07:25

おはようございます、
エンドロール後のオマケが一番よかったかなぁ。
あとヘビ女 笑
やっぱりミュータントたちが活躍しないと!
真田サンはいつもあっけなくて可哀想
4. Posted by メビウス   2013年09月17日 21:43
風情♪さんこんばんわ♪

・・今に始まったことではないですが、洋画作品内に出て来る日本というのはやはり『ズレ』みたいなのが多くありますよね。しかもそれが思いの他改善しないもんですから、ひょっとしてギャグとしてやってるんじゃなかろーか?と勘ぐりたくもなってしまう今日この頃・・^^;
そういう思いもあってか、個人的に本作のハリウッドジャパンはもうあーだこーだ言うのもちょっと面倒くさくなってきたので、単純に笑い所として捉えちゃってましたw

そいえば今回はミュータントがウルヴァリンを除けばヴァイパーという女性1人だったのは自分も残念でしたね。本編でもスピンオフでもファーストジェネレーションでも、なんだかんだで一番楽しみにしてるのはミュータントバトルですからねぇ。
でも次回作は心配ないかもしれませんね?マグニートも復活してるみたいでしたしっ。
5. Posted by 風情♪   2013年09月19日 22:12
コメント感謝です♪

BROOK様
ミュータント大戦が最大の売りとしてる作品にあってそのミュ
ータントが2体だけってぇのは絶対的に物足りないすよね。
まぁ敵がノーマルでもミュータントに近い身体能力を持つ忍者
を際立たせるために数を減らしたのかもしれんですけどね。
それでもせめてシルバーサムライくらいはミュータントで出し
てほしかったですよ♪ (゚▽゚)v


たいむ様
語学力に長けた俳優さんは目立ったところだと謙さんに真田広
之、浅野忠信、伊勢谷友介と少ないけどそれなりに数は揃って
るんだけど、女優さんとなると菊池凛子くらいすからねぇ〜。
工藤夕貴の離脱が痛いっすよ。
まぁ実績はあとからついてくると大目にみてもやっぱ語学力は
如何ともしがたいすね。
とはいえやっぱり今回のヒロイン2人は語学は出来ても演技が
…になっちゃうわを思うと語学があとからつきてくるなのかな
ぁ?でムズかしいところです…r(^^;)
6. Posted by 風情♪   2013年09月19日 22:25
mig様

>エンドロール後のオマケが一番よかったかなぁ。

確かにそうだし、ボクもここを声を大にしていいたかったんす
けど、コレをいっちゃうともう身もフタもなくなっちゃうんで
グっと呑みこみましたよ。
真田広之は英語に武術に長けてるし演技力だってJ・リーやチョ
ウ・ユンファに比べりゃ〜数段もなだけに絶対に向こうでもっと
活躍と重宝されてもイイと思うんすけどねぇ〜。「LOST」のとき
の道玄のときはやっとキター!だったのにやっぱり中途半端な扱
いでしたしね…何にせよボクはこれからも真田広之を応援してい
くっす! (゚▽゚)v



メビウス様

>思いの他改善しないもんですから、ひょっとしてギャグ

嗚呼〜なるふぉど〜!何事も物事を斜めから見るこのボクもさす
がにこの考えには及ばんかったですわぁ〜♪

>ハリウッドジャパンはもうあーだこーだ言うのもちょっと面倒
くさくなってきた

いや〜、コレも大マジでその通りっすよねぇ〜。
もうある程度の勘違い日本描写に対して呆れると同時に何だかん
だいいながらそこを楽しんでるところがありますもんね。
でもですね〜、さすがに夏の長崎からたかだか2〜3日で雪が降り
積もる北国はイカンでしょ…ですよ。
勘違い日本描写云々以前の問題っすよコレは!! p(-公-、q) ?

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