2016年07月16日

疑惑のチャンピオン

The Program イギリス
 ドラマ&伝記&スポーツ
 監督:スティーヴン・フリアーズ
 出演:ベン・フォスター
     クリス・オダウド
     ギョーム・カネ
     ジェシー・プレモンス

【物語】     (シネマトゥデイ)
 20代にガンを患いながらも克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロングは、1999年から2005年に「ツール・ド・フランス」7連覇を達成する。ガン患者を支援する社会活動にも奔走し、世界中から尊敬される英雄だった。
一方、記録のために手段を選ばない勝利への執着はすさまじく、ある記者が彼にまとわりつく薬物使用疑惑をリサーチしており…。

 さほど自転車競技に興味のないオレだけれども、この時期になるとやれジロ・デ・イタリアだ、やれツール・ド・フランスだと朝から晩まで日がな一日テレビの前に座って観戦するほど、自転車レースが大好きな親父殿による頼んでもいない解説のおかげで本作の主人公であるアームストロングの名前と、彼が起こしたドーピング事件の顛末だけはよく知ってるし、ロシアの陸上競技界のドーピング問題も話題になり、タイムリーなネタなんで「コレは今、観ておくべき作品かも」と思えたんで、張り切って観に行ってきた。

 スポーツ界のなかで自転車競技の世界がいっちゃんドーピングが蔓延しているという話は耳にしてはいたけれどもまさかここまでとは思いもしなかった…先にも述べたように自転車競技好きの親父殿がアームストロング事件後、いまだことあるごとに「アイツはクソだッ!」と怒り心頭で貶すことが本作を観てよ〜く解った。現役復帰後に同じチームメイトとなり、アームストロングが去ったのちにチャンプとなったコンタドールが劇中で「アイツとは気が合わない」のセリフを吐くシーンがあったんで、彼は身ぎれいな選手なのか?と親父殿に聞いてみたところ「ゲスの極み(乙女)」とのこと…。
 つまり本作は率先してドーピングに関与した事実と、それをひたすらに隠し通してチャンプの座にしがみついた野心と執念の英雄アームストロングの人生劇を語りつつ、彼が去った後もそれは未だに続いているを告発してもいて、ひとりのスポーツ選手劇として観ればオモシロくはあるけど、取り分けてスポーツに公平性を求めがちの日本人の気質からすると親父殿同様に「クソ野郎だな」と不快な気持ちにも。ただ彼が自身がそうであったからガン患者のために活動していた気持ちは本物だったことはよく解る。
 オレが子供のころ…そうだね共産圏が崩壊したのが90年代はじめだから88年のソウル五輪あたりまではソ連や東ドイツの陸上競技、取り分けて投てき競技の女子選手なんて当たり前のようにドーピングしてて筋肉ムキムキでヒゲも生えてたっけなぁ。ベン・ジョンソン以降ドーピングに対して厳しくなったとはいえ、未だロシア&中国では当たり前に使用されかつ手口が巧妙化してる事実は純粋にスポーツを楽しみたいファンとしては悲しいの一言だ。
何はともあれリオ五輪前にWADAはロシアだけじゃなくても中国も抜き打ちすべきだな。

 アームストロング役のベン・フォスターは狂気感漂う雰囲気はなかなか。それでも正直なところ彼をはじめとする他のキャストは詳しくは知らないけど、いろいろな作品でチョイチョイ顔をみかける俳優さんが多かったかなぁといったところ。
そんな中で別格のオーラを出していたように思えるダスティン・ホフマンの存在感はさすが。

notorious74 at 22:30コメント(2)トラックバック(2)劇場公開  

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1. 疑惑のチャンピオン (試写会)  [ 風に吹かれて ]   2016年07月16日 11:25
ストップ [E:paper] ドーピング 公式サイト http://movie-champion.com7月2日公開 原案: Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lanc
2. 『疑惑のチャンピオン』 2016年6月16日 一ツ橋ホール  [ 気ままな映画生活 −適当なコメントですが、よければどうぞ!− ]   2016年07月16日 11:39
『疑惑のチャンピオン』 を試写会で鑑賞しました。 この話は知らなったよ...相変わらずの無知っぷりw 【ストーリー】  20代にガンを患いながらも克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロング(ベン・フォスター)は、1999年から2005年に「ツール・ド・フラ

コメント一覧

1. Posted by ここなつ   2016年08月09日 11:09
こんにちは。
拝読致しまして、やはり純粋に競技を愛する人には耐えられない行為なのだと再認識しました>アスリートのドーピング
それにしても、こういうのって組織ぐるみだというのがホント、問題ですよね。
2. Posted by 風情☭   2016年08月11日 13:45
コメント感謝です♪

ですね〜
ボクはスポーツというより武術をやってて、もっと
巧くなりてぇ気持ちで何年も稽古を続けてるんで、
薬物とか簡単な方法で巧く、強くなれてる奴を見た
ら絶対的にイイ感情は抱けねぇっすね。

それはそれとして、組織ぐるみが最たるものだけど、
その根底にあるドーピングに逃げるアスリート個人
の人間性も大きくあると思います。
特にこういうことに対して潔癖性と公平性を求めが
ちな日本人の感情からすると、心底から嫌悪ですぜ♪
(゚▽゚)v

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