ビデオ&DVD【か行】

2014年09月19日

がんばれ! スヌーピー

rfylcb アメリカ 1977年
 アニメ&ファミリー
 監督:ビル・メレンデス
 出演:(声の出演)
     古田信幸
     堀内賢雄
     羽村京子

【物語】     
 チャーリー・ブラウンたちはバスに乗ってサマー・キャンプへと出掛けた。イージー・ライダー気取りでバスを追うのは、スヌーピーとウッドストック。チャーリーは途中で置いてけぼりをくったが、スヌーピーたちのバイクに乗せてもらって無事到着。しかしキャンプ場には猫を連れたイジワル3人組が待っていた…。

 スヌーピーのTVシリーズはもちろんとして、映画シリーズ4作品とスヌーピー作品のDVDが、やたらと充実していたレンタル屋が数年前に店を閉めてしまい、急に無性に本作を観たいと思いたっても、どこのTSUTAYAも劇場版に関しては2作目の「スヌーピーの大冒険」しか置いておらず…こうなると何がなんでも観たくなってくるもので、ためしにYoutubeで検索をかけてみれば、去年の年末にUPしてくれた御仁がいらした、というワケでありがたく視聴。

 チャーリー・ブラウンは確かにダメダメなところはあるけど、詩人で哲学者的なところがあるし、なんだかんだできっちりとリーダーシップを発揮したりで、ピーナッツのキャラの中じゃかなりまともな言動してんだけど、逆に評価されないうえにみんなからバカにされ、最悪、ガンバってるのに結果が伴わないんだよねぇ…ホント、かわいそうでしょうがない。 でも、現実世界でもこういう人っているんだよねぇ。本作もキャンプ場でいじわる3人組にいといろといじわるをしかけられるも、けっして怒らず対処するし、仲間がピンチになれば当たり前のように助けるチャーリー・ブラウンの活躍が描かれていて、改めて彼の素晴らしさを再確認。
 なんでもチャーリー・ブラウンは作者のシュルツ氏自身で、猛烈ネェちゃんのルーシーが氏の奥さん、そしてチャーリーが想いを寄せる少女は氏が大人になっても想いつづけた初恋の相手というから、ピーナッツに登場するキャラは氏の身近にいる人々や関係性を反映したものらしく、そう思って観るといろいろと深いものがあって、また違ったオモシロさを覚える。

 本作は劇場版ってぇことでチャーリー・ブラウン&ルーシーの声が谷啓とうつみ宮土理ではないのが残念…。それと本作は【未DVD化】とのこと…え!? オレは以前に先に述べたように本作や「スヌーピーとチャーリー ヨーロッパの旅」のDVDをレンタルで借りたことあるぞ! じゃあ、あれは何なんだったんだ? もしかしてオーナーさんがスヌーピー好きで海外版を購入して置いていたのか? そう考えるとかなり良心的な店だ。

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2014年09月07日

激突! 合気道

aikido 日本 1975年
 アクション
 監督:小沢茂弘
 出演:千葉治郎
     千葉真一
     大塚剛
     小泉洋子

【物語】     
 幼少の頃から起倒流柔術を身につけていた植芝盛平は、1912年(明治45年)に北海道へ開拓団の団長として渡った。開村するかたわら武道の修業に明け暮れていた盛平は、様々な武道家と戦うことで、自身の腕を磨いていく。

 引き続きレンタルやYoutubeで「志穂美の悦っちゃん祭り♪」開催中ということで、彼女の主演作を漁っていたところ、「激突! 合気道」と銘打った、合気道の開祖である植芝盛平翁の若き日を綴った本作がYoutubeにUPしてあるのを発見! まかりなりにも合気道の末席を汚す某(それがし)としては観なくてなるまい! 何より書籍を読むより手っ取り早ぇってぇことで、ありがたくYoutubeにて見取稽古することに。

 冒頭でオレが属する合気会の総帥による演武のシーンで四方投げ&二教裏の技が、オレが得意とする技ということもあってやたらとカッチョよく、どうやったらあのようにごく自然に技が繰り出されるのか?を見極めたくて幾度となく繰り返し観てしまった。
 それはそれとして、盛平翁の詳しい半生は知らんところだからあまりエラそうなことは言えんのだけれも、合気道を生み出すまでの行のほとんどが他流試合の繰り返しで、合気道ならびに伝記映画というよりもというよりも【空手映画】の趣といったところ。まぁ、合気道は手前ぇから攻めに出るのではなく、あくまで相手の動きに合わせ、かつ相手の力を利用しえねじ伏せるもので、空手のように飛び蹴りだの回し蹴りのような派手な技もない地味なものだから武術&格闘技映画には向かないのは確かなところなんで、空手チックになるのは致し方のねぇところかなぁと。
 合気道を完成させるまでの行はラストに軽いコメントのみで片づけられてはいたけれども、そこへ至るまでに大東流合気柔術の創始者で「会津の小天狗」と称された武田惣角(本作では本田惣兵衛と名前が変えられてた)への師事、そして新興宗教教祖の出口王仁三郎との出会いの事実に基づいた諸々のエピはオモシロい。

 盛平翁役の千葉治郎なる俳優さんは千葉真一の実弟とのこと。と、言われても兄貴ほどにカッコよさ&毒気がないぶんインパクトに欠け、もうしワケねぇけど「千葉真一の弟」といわれても「ふ〜ん、そうなんだ」程度で、友であり好敵手であった名取流空手の使い手である名取新兵衛役の千葉真一の方にやっぱり分有り。

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2014年08月29日

怪談蛇女

hebionna 日本 1968年
 ホラー&時代劇
 監督:中川信夫
 出演:河津清三郎
     根岸明美
     山城新伍
     西村晃

【物語】     (allcinema)
 明治初期の北陸、小集落の小作人・弥肋は冷酷な大地主に虐げられて命を落とし、地主の下で働いていた妻のすえも蛇を助けようとした咎で絶命。やがて地主一家は蛇の影を伴ったすえの亡霊に悩まされるようになる。

 オレがガキの頃には夏休みと言えば「あなたの知らない世界」や深夜番組のトゥナイトあたりでお盆特集と銘打って心霊スポットへの肝試し等の怪奇特集をよくやっていたんだけれども、最近のバラエティ番組でもそうそうこういう企画を目にしなくなった。
と言うワケで、昔を懐かしみ&残暑払いの名目で60〜70年代の怪談映画を探して借りてきた。

 時代背景が江戸時代ではなく明治初期ということもあって和ホラー独特のおどろおどろしさが薄くあって気持ち物足りなさを感じるものの、性根のクサった地主一家が小作人一家をイジめ抜いて一家全員を死に追いやり、そしてその報いを受けて手前ぇたちが身を滅ぼす、怨念&情念の定石の流れや重たい雰囲気はやっぱり無条件にオモシロい。
ただ、怨みを残して死んだ一家とと蛇との関わりの深さがかなり脆弱かつ不自然だったことで、別に蛇が絡まなくてもと思えなくも。
  終始一貫したおどろおどろしさで、精神的に心胆を寒からしめる(夜ひとりで便所に行くのが怖くなるような)怖さはビジュアルで怖がらせる洋ホラー(これはこれで怖いしオモシロいから好きなんだけどね♪)をはるかに陵駕する。

 チョイと小池栄子似の本作のヒロインであるあさ役の桑原幸子が、カワイイし色気があってすっげぇイイ。
好色でやりたい放題の若旦那役の山城新伍が如何にも&等身大なんじゃ?と思えるほどにぴったりなのがスゴイというかなんというか…そういえばすっげぇ無表情でやる気あんのかないのか解らんかった山城新伍の娘って今なにやってんだ?

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2014年03月07日

拳陣 FATAL CONTACT

fatal 香港 2006年
 アクション
 監督:デニス・ロー
 出演:ウー・ジン
     ミキ・ヨン
     ロナルド・チェン
     ラム・シュー

【物語】
 中国から香港にやって来た劇団員・コンは、同僚のティンに唆され闇ボクシングの試合に出場する。次々と強敵を倒しのし上がっていくコンだが、彼の背後では多額の金が動いており…。

 李連杰の後継者といわれながらも日本ではそれほど主演作が公開されていないイメージがある呉京。06年と製作年数を見るとちょうど「SPL / 狼よ静かに死ね」での短刀使い役を観てファンになった頃の未公開作品ということで借りてきた。

 先日観た「狼牙 -ライジング・フィスト-」同様に呉京は基本的にイイ人キャラだし功夫も申し分ないから彼には何の咎はないんだけど、とにもかくも胸クソ悪いのひとことに尽きる作品だった。それというのもシウティンなるヒロインが功夫で本土での国家代表復帰を目指すゆえに地下ボクシング出場を頑なに断るコンに対して気があるふりして言いくるめて出場させたり、友達の女の子に対して金持の親父の愛人の座におさまれと助言したりと【全ては金のため】に人を利用する言動の全てが胸クソ悪い。
 そんな彼女も最後は自責の念に駆られたのか? ある決意をし悲劇を迎えるみてぇなかたちになってるけど、悲劇を装ったただの責任逃れといった感じ。彼女に利用され人生を狂わされたコンや友達の女の子のほうがよっぽど悲劇ってぇもんだ。おそらく香港における大陸出身者の悲哀を描きたかったのだろうけど「なんだかなぁ…。」なんだよね。

 呉京もヨカッタけど彼の仲間で実は太極拳の達人でひょうきんを装い悲哀さを隠す隊長役のロナルド・チェンが呉京以上に人間味があってすっげぇヨカッタ。ニック・チョン以来ひさびさに注目できる香港の俳優さんに出会えた収穫は大きい。

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2014年01月24日

強奪のトライアングル

tra 中国&香港 2007年
 サスペンス&犯罪
 監督:ツイ・ハーク&リンゴ・ラム&ジョニー・トー
 出演:サイモン・ヤム
     ルイス・クー
     スン・ホンレイ
     ケリー・リン

【物語】    (シネマトゥデイ)
 経済的に逼迫した状況に陥り、そこから抜け出すすべはないかとあがいている、タクシー運転手、エンジニア、古物商の三人。ある嵐の夜、彼らは酒場で謎めいた男から1枚の金貨と名刺を手渡される。名刺に記されていURLを経て三人は立法局の地下に唐代の財宝が隠されていることを知る。それを掘り起こして歓喜するが、タクシー運転手につきまとう借金取りやエンジニアの妻と不倫する悪徳刑事たちが財宝のことを嗅ぎつけたことで…。

 7年前の前の作品ではあるけど日本で劇場公開されたのは12年とかなりタイムラグのある作品。公開当時はジョニー・トー監督にサイモン・ヤム&ルイス・クーとご贔屓の面々が顔を揃えていたにも関わらず、それほど興味がもてずスルーしてしまった作品。ここのところスルーした香港映画漁りをしてることと同監督の最新作「ドラッグ・ウォー 毒戦」公開にむけてテンション上げのために借りてきた。

 本作は先発ツイ・ハーク、セットアッパーにリンゴ・ラム、そしてクローザーにご贔屓のジョニー・トーと香港を代表する3人の監督さんによる事前の打ち合わやあらかじめ完成された脚本がない状態で前のパートを引き継ぐ完全なリレー形式で1本の作品を撮り上げだったんだよね…すっかり忘れてたよ。恥ずかしながらR・ラム監督作品はほとんど観たことがないから氏の作風がどのようなものなかは?だけれどもT・ハーク監督の活劇、J・トー監督のアウトローたちの群像劇と前後半はそれぞれの監督さんの色がよく出ていて1粒で3度おいしい作りでオモシロい試みだった。
 そのオモシロい試みが裏目に出たのか?何となく話にまとまりを感じられずオモシロいかと問われれば「…。」になってしまう。それに心に病をかかえるサンの嫁さんのウザいというかそのキャラの存在理由にいまいち納得できるものがない。それでも「笑ゥせぇるすまん」的なブラックなオチがすげぇヨカッタんで取り立ててのワリには高評価で終われた。

 監督さんの顔ぶれも豪華だけどS・ヤムにL・クーにS・ホンレイと俳優陣も豪華。そこにJ・トー監督常連俳優のラム・カートンにラム・シューも出演していてこの面子を観るだけでも価値はあった。この面子はもうほとんど「エレクション」なだけにJ・トー監督で通してもヨカッタんじゃね?とも…。

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2013年10月12日

鍵泥棒のメソッド

kagi 日本 2012年
 コメディ
 監督:内田けんじ
 出演:堺雅人
     香川照之
     広末涼子
     荒川良々

【物語】
 35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井は自殺にまで失敗してしまう。その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウが彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋で…。   (シネマトゥデイ)

 例え大人気でもTVドラマはほとんど観なから「半沢直樹」がどんな内容なのかもほとんど知らないけど、高視聴率と「倍返しだッ!」のフレーズだけはは知っている。その「半沢直樹」で主演だった堺雅人を見て本作を公開時スルーしてまったことを思い出したんで借りてきた。

 沈着冷静な殺し屋が何気なく立ち寄った銭湯でセッケンで足をすべらせ頭を打ち、記憶喪失に陥りそれをイイことにうだつあがらないうだつの上がらない役者がその殺し屋に成りすますという設定はリアリティこそないものの【銭湯】というシチュエーションは日本ならではのものがあり、立場が入れ換わった桜井とコンドウの2人が他人の生活を生きながら手前ぇの人生を見直す物語は感慨深く同監督の「アフタースクール」同様に本作もそれに負けず劣らず響くものもあってオモシロかった。
 クスリと笑える脚本や伏線の張り方も巧かったのは確かなところだけれども本作はとにもかくも何事も中途半端の堺雅人、何事も完璧主義の香川照之、何事も計画通りの堅物の広末涼子の3人のキャラと演技の巧さに尽きる。ご多分にもれず以前から香川照之は巧い俳優さんだと認めていたけど、今回の硬軟の使い分けは見事としか言いようがなくあらためて演技力と守備範囲の広さにおどろき。

 同監督の作品は本作と「アフタースクール」の2本しか観ていない。「運命じゃない人」も確か評
判がヨカッタように記憶してるから、こんど機会があったら観てみることにしょう。

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2013年08月24日

ゴッド・ブレス・アメリカ

godbアメリカ 2011年
 犯罪&ドラマ&コメディ
 監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト
 出演:ジョエル・マーレイ
     タラ・リン・バー
     メリンダ・ペイジ・ハミルトン
     マッケンジー・ブルック・スミス

【物語】
 離婚やリストラに加え不治の病に悩み、心身共に限界を迎えつつあった中年男フランクは、自殺しようとした寸前、テレビのリアリティー番組に出ていたわがまま小娘の発言や態度に大激怒。翌日番組の撮影現場に向かい彼女を射殺したところ、その様子を目撃した女子高生ロキシーは、彼の行為をほめちぎる。やがて意気投合した二人はアメリカ各地にはびこる無礼者を退治すべく旅に出る。   (シネマトゥデイ)


 「SUPER」のそこらへんの冴えない一般市民がマナーを守らない奴や弱い者イジメしてる連中に鉄槌を喰らわすなりきりヒーローものがここ最近ことの他オモシロいこともあって同系色の本作にかなり期待を寄せていたんだけどなんやかやでスルーしてしまったんで借りてきた。

 映画館でしゃべたりメールしたりしてるヤツ、バラエティと称して人を小バカにして笑いをとってはイイ気にんまっている最近の芸なし芸人にわんこのウンコを片付けないうえに飼いかたを知らんクソな飼い主や似非人権保護活動家とかく腹の立つ輩が世の中には多すぎる。そんな世間の一般的なルールを守れない連中や気に食わない差別主義者を片っ端から血祭りに上げて行くフランクとロキシーの2人の姿は爽快で殺すことはよくないとは解りつつもその行動に共感し「嗚呼〜アリガトウ♪」と感謝してしまう自分がいる。傍から見りゃ〜オレもマナーを守れないトンチキ野郎と同類項なのかも知れんけど、上記の連中に比べりゃはるかに全うに生きてると自負はある。マジメに生きてる者にはとかく生きづらい世の中になっていることは確かだし、それは日本もアメリカも変わらねぇなぁと…。
 まぁ、世の中上記みてぇなヤツらばかりじゃねぇし、必ずしも世間一般の規範が自分以外の人間にも適用されるのものではないことも重々解るけど、少しでも多くの人間が規範の枠内に収まればきっとイイ世の中になるんだけどなぁと。そういった意味で「SUPER」より遥かにテーマ性を持っていたように思えたし、期待に反せずオモシロかったんで何時もの如く今さらながらに劇場でも観なかったことを悔やむばかり…。

 フランク役のジョエル・マーレイってB・マーレイの弟なのかッ!知らんかったわ。言われてみれば何となく似てるような似てないような…。
監督のは何となんと「ポリ・アカ」シリーズで元ギャング団のボスで後に更生してアカデミーに入ったゼッド役だったボブ・ゴールドスウェイト!現在の彼の画像を検索したところイイ感じのオッサンになっていた。「ポリ・アカ」でも異彩を放っていたから監督しても異彩をはなってガンバってもらいたい。

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2013年05月26日

この子の七つのお祝いに

7tu 日本 1982年
 ミステリー
 監督:増村保造
 出演:根津甚八
     岩下志麻
     杉浦直樹
     辺見マリ

【物語】
 ルポライターの母田耕一は、磯部大蔵大臣の私設秘書である秦一毅の身辺を探っていた。
だがその矢先、秦の家で働いていたお手伝いが殺されてしまう。手型占いをしているという秦の内妻の青蛾を追う母田は、後輩の須藤に連れて行かれたバーのママゆき子と知り合うが、そのあと何者かに殺害されてしまった。須藤は母田の仕事を引き継ぎ調査を進めるが、青蛾も変わり果てた姿で発見される。やがて須藤は、ゆき子から驚くべき過去を知らされるのだった。
(allcinema)

 なぜか子供の頃から童謡「小さい秋みつけた」と本作にも使われている「とおりゃんせ」を聴くと耳をふさぎたくなるほど怖い…((((´此;) )))ガクガクブルブルッ
本作に出てくる血まみれの死体と日本人形(コレも苦手)が子供のオレにはすこぶる怖いものと映ったのが原因で、間違いなく本作の影響(「小さい秋みつけた」はメロディがナゼだか怖い)が大だと思う。そんな本作を久々に目にして「怖いけど借りるか」と思い借りてきたしだい。

 意図的に犯行現場に証拠を残して行くあたりや冒頭で登場した警察がそれ以降登場しない等を観るとサスペンスとして気持ち雑であるところは否めないものの、戦後の混沌さと女の情念、その情念によって人生を狂わされた一人の女性の悲劇は怖く見応えがある。
戦後の混沌、どさくさによるサスペンス劇ってぇのは今の世には馴染まなくあるから本作や「砂の器」は貴重な作品だとあらためて思わされる。
なんでも本作は横溝正史ミステリー大賞受賞作らしく、そういうこともあってか「犬神家の一族」同様に手形が大きなポイントになってるのがある意味で気になるところ。
 そんなワケで「とおりゃんせ」や日本人形がトラウマになってのはやっぱり本作が原因であることはまず間違うえに、本作によってコレらをトラウマとして抱えこととなる人もけっこういるようで、殊のほか罪つくりな作品ようだ。

「とおりゃんせ」や日本人形も全力で怖いところだけど、それ以上に怖いのがトウフなんかプスプスと針を突き刺し娘に復讐をすり込ませる箍のハズレた母親を演じる岸田今日子の狂気を感じさせる演技と、岩下志麻のセーラー服がすこぶる怖い…。

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2013年04月12日

銀河鉄道の夜

gin 日本 1985年
 アニメ&文芸
 監督:杉井ギサブロー
 出演:(声の出演)
     田中真弓
     坂本千夏
     堀絢子

【物語】
 まだ小さいジョバンニは苦しい家計を助けるために、学校が終わってから町の印
刷所で働いている。遠洋漁業に出ている父が帰らないこともあり、クラスの友だち
からいじめられたりもしている。
星祭りの夜、ジョバンニは届かなかった牛乳をもらうため町はずれの牧場へ行き、
そこで夜の空から突然降りてきた行き先の分からない汽車“銀河鉄道”に乗ってし
まう。   (allcinema)

 「賢治と鉱物」と題された本を読んだことで、宮沢賢治の作品に出て来る数々の
鉱物と照らし合わせながら、もう一度読みなおそうかと思ったのだけれども、ガチ
ガチの文学となるとどうも読むペースが落ちて、いっこうに読み進まない傾向にあ
るもんだから、ここは手っ取り早く映像で観ておけと思い借りて来たしだい。

 10年ほど前に全集とまではいかないまでも賢治の有名作品を集めた本を読ん
だにも関わらず、一番の代表作でもある本作の内容をほとんど忘れてしまってい
た…本作を観て賢治の持つ綺麗でいて何となく怖さすら感じさせる独特のSF感
(本昨ほど大仰ではないけど)漂う幻想的な世界観(地質調査研究を行うなどし
て理系の人だから解らなくはない)は明治大正の文壇界において他に類を見な
い感性の持ち主で他の作家と一線を画す作家であったんだと改めて気がついた。
 正直なところ本作を観ても、例え原作を読みかえしたところで100%理解できた
とは言い難くあるところ。それでも南十字星駅で下車しなくてはならないカムパネ
ルラに対して何をしようとも何を言おうとも何も変えることが出来ないジョバンニの
無力感や無常感は賢治が死にゆく妹に何もしてやれなかったことの心情を投影
した作品であったのだなと、劣っていた読解力が歳を経てようやく人並みになっ
たことで、それなりに理解出来たかなぁと。

 登場人物をネコにしたことに賛否あるようだけれども、個人的にはネコでも何ら
不都合を感じる子こともなかった。逆に賢治の作風にピッタリだった気がする。
賢治の世界観を画で表現するには難しさもあっただろうけど、本作は趣があって
なかなかヨカッタし、何より汽車の走るコトーン、コトーンという音のテンポが耳触
り過ぎず静か過ぎずで、そのあまりの絶妙さは目を見張るものがある。
ブラックホールを「石炭袋」と表したり、黒曜石でできた列車地図なんかは 鉱物
学者の一面もある賢治らしさが。

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2013年04月06日

吸血髑髏船

doku 日本 1968年
 ホラー
 監督:松野宏軌
 出演:入川保則
     西村晃
     岡田真澄
     金子信雄

【物語】
  航行中の貨物船・龍王丸で、積み荷の金塊を狙った5人が船員を皆殺しにする
という凄惨な事件が起きる。
3年後、船医である夫とともに殺された依子の双子の妹の冴子は、姉に引き寄せら
れるようにして漂流する龍王丸に遭遇、航海日記を発見する。
その後、逃げおおせていた5人の犯人が次々と謎の死を遂げていく。
(allcinema)

 何かオモシロそうな古めの和物ホラーはねぇか?と物色していたら最上段の隅
っこのほうに本作が置いてあるを発見。
タイトルに吸血とあるし、出演者に金子信雄の名前があるのを見て「吸血鬼ゴケミ
ドロ」っぽいんだろうなぁと大きくそそられるものがあったんで、さっそく借りてみる
ことに。

 悪党が大量の金塊を積んだ船で叛乱を起こし、船員みな殺しのうえ金塊を奪い
逃走、その3年後に船上で殺したはずのひとりの女性が悪党たちのまえに表れ云
々と話の薄さとご都合主義は否めないものの、特殊撮影の演出、イイ感じのエロ
さもあって60年代の邦画における怪奇ものとしてはすこぶるモダン的。
そのモダンさとサスペンスの織り合わせ具合は見事だったし、雰囲気も抜群で思
った以上にオモシロい作品だった。
 まぁ、これは感違いかもしれないけれども端々に「サイコ」や「めまい」とヒッチ先
生の作品を彷彿させるようなカットが見受けられる。
しかもモダン的な怪奇ものを優等生色の強い松竹が撮ったという点でも驚きだし、
観る価値が大いにある作品ではなかろうかと。

 最近じゃ、その姿をすっかりみかけなくなった谷隊長の嫁さんである冴子&依
子と一人二役の日本人離れした松岡きっこがマジで美人。
男優陣も岡田真澄、金子信雄、小池朝雄に西村晃と豪華で曲者揃いの顔触れ
は観てるだけで楽しい。にしても金子信雄は小悪党を演らせるとホント巧いし、西
村晃の怪優ぶりもさすが。

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風情♪、ぷじょうと読みます。
フランスの自動車会社の
「Peugeot」とは全く関係
はございません。

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