千葉県農業土木コンサルタンツ協議会

一般社団法人  千葉県の農業発展・改革に資する・・・

第9回定時総会及び特別講演会 報告

一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
第9回定時総会及び特別講演会 報告

去る平成30年7月10日(火)、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の定時総会と特別講演会が開催されました。会員11社、賛助会員1社、研究部会員7社の出席の下、協議会の総会に続き研究部会の総会を無事終了しました。
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会は役員改選の年に当たり、理事立候補者の呼びかけをして希望者不在のため理事全員の留任続投が決まりました。

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一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会総会風景(下は研究部会総会)

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総会終了後、特別講演会に入り、講師は千葉県農林水産部耕地課より杉森浩課長、同事業計画室鈴木浩二副主幹のお二人にお願いしました。

演目は次の通りです。

千葉県農林水産部耕地課 課長  杉森 浩 様
「千葉県農村整備事業の方向性について」
 1. 千葉県農林行政の課題
  1)販売力の強化、
  2)力強い産地づくり、
  3)農林水産業の成長力の強化
  4)地域の特性を生かした農山漁村の振興・活性化
  
 2. 農業農村整備事業の目指す姿
  1)予算の回復と新たな展開方向、
  2)TPP対策、
  3)予算減の期間の経験を生かした事業推進、
  4)コンプライアンスの執行体制、
  5)土地改良法の改正
               
予算規模が回復していることは将来に明るい展望を示しています。ただ、従来の手法ではなく、新しい方向性に転換することが重要であるという趣旨の論調でした。
豊富な資料とデータをご用意いただき、わかりやすい解説でありました。

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杉森耕地課長


次の演目は下記の通りです。

千葉県農林水産部耕地課 毛利 雅史副課長(事業計画室 副主幹 鈴木 浩二)様
「三島ダムからの漏水における応急対策について」
1)三島ダムについて、2)基幹ストックマネジメント事業「三島ダム地区」について、3)洪水吐からの漏水について、4)調査業務と切欠工までの応急対策の実施内容

三島ダムに関する対応については耕地課が非常にお忙しいなか、耕地課毛利副課長のご厚意によりタイムリーな形で三島ダム漏水の問題をご講演いただく事が出来ました。毛利副課長ご多忙により、鈴木副主幹に代理講師をしていただいたものです。

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建設当時2
耕地課事業計画室 鈴木副主幹

三島ダムは昭和18年から昭和30年に掛けて建設された古い農業用ダムです。
竣工してから63年が経過し、老朽化が非常に進んでいます。漏水に関する諸対応を含め、現状をご丁寧に説明・解説いただきました。

ご講演の後、多数の質問があり、聴講者の関心の高さを示すように熱い議論がありました。講演終了後は盛大な拍手があったのが印象的でした。


なお、本来であれば三島ダムの問題解決への諸対応によって、講師派遣という余裕はない耕地課の現状でありました。しかしながら多忙を極めておられる耕地課・杉森課長、毛利副課長、鈴木副主幹の各位様には、特別講演会にご協力をいただきました。改めまして、深く感謝を申し上げます。内容のある、良い特別講演会となりました。

また、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会として、今後ともよろしくお願い申し上げます。

2018/07/10(火)
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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バラの季節

新緑が目にしむ皐月の空です。
爽やかな風・・・といいたい季節ですが、真夏のような気温の日本列島です。

又、今の時期はバラの季節、深紅のバラをどうぞ。

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田植えも大体終わりました。これから美しい水田風景が見られます。

なお、地質時代の大きなエポックとしてチバニアンが有名になっています。
紹介記事は次の通りです。

http://blog.livedoor.jp/gijutunohiroba/archives/51969176.html

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新年度

 早いものです、平成29年度が終わり平成30年度が始まりました。
 官庁の人事異動も公表され、慌ただしい異動風景となっております。
 
 
 これまでも、これからも農業環境は激変して参ります。前向きの革新的な農業経営が農業復活の原動力となるはずです。そうした芽が全国に見られるようになっており、うれしい限りです。
 
 新しい年度がより良い一年間になることを祈念いたし、微力ながら一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会も活動いたす所存です。
 
  新年度もよろしくお願い申し上げます。

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平成29年度農業土木コンサルタンツ協議会「現地見学会」報告

平成29年度農業土木コンサルタンツ協議会「現地見学会」報告

先の平成30年1月17日(水)  「 県内の農業用ダム築造及びその後の、管理運用上の課題と施設更新対策等について学ぶ 」 事を目的としてダムの現地見学会が開催されました。本見学会は一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会が例年主催実施している技術向上のための研修会の一つです。

朝9時、JR君津駅に集合し、大型バスに同乗しての移動でした。なお、千葉県農林水産部、土地改良区、コンサルなどから41名の参加でありました。

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まず、君津市にある三島ダム(アースフィルダム) を目指し、車内では講師・案内人として小橋純氏(安房中央土地改良区事務局長)がかんがい排水事業小糸川地区の概要、また走行中の各所で幹線用水路の案内と解説を行っています。

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総合講師  小橋 純 氏

 

10時30分三島ダムに到着し、現地の案内・説明は君津農業事務所;穂崎庄一地域整備課長及び小糸川沿岸土地改良区;奈良輪昌弘副主査にご担当いただきました。
その内容は三島ダムの概要、取水設備(円筒)・余水吐改修工事状況、そしてダム管理システムを管理棟内に入って見学するというものです。

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三島ダムの概要説明

 

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左;穂崎庄一地域整備課長  右;奈良輪昌弘副主査

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基幹水利施設ストックマネジメント事業三島ダム地区の洪水吐き修復工事

穂崎課長より三島ダムの概要、県内ダムとの比較、また基幹水利施設ストックマネジメント事業三島ダム地区の概要と工事説明がなされました。なお、三島ダムは戦前の昭和18年に着工され、昭和43年に完成しています。建設当時の古い工事写真が印象的でした。

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基幹水利施設ストックマネジメント事業三島ダム地区の洪水吐き修復工事

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取水塔の内部見学風景

 

最後に管理棟へ移動して、ダム管理システムを見学しました。説明の奈良輪昌弘氏へ次々と質問が飛んでいました。なお、取水ゲートの操作は人力のようです。

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説明の奈良輪昌弘氏

 


以上で午前中の三島ダム見学が終わり、鴨川市の保台ダム(コンクリートダム)へ向かいました。バスの中での昼食はお弁当です。

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13時、管理棟内に集合して研修を行いました。まず、東条土地改良区の盒橋峪瞥事長よりあいさつがあり、保台ダムの計画経緯や苦労話などの紹介をされていました。

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  盒桐事長

 

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研修風景

 

次ぎに鴨川市役所水道局の角田敬夫次長があいさつされ、鴨川市水道の概要、歴史、課題などについて解説されました。多くの質問が寄せられていました。

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  角田次長

 

また、東条土地改良区の概要について東条土地改良区の波々伯部邦夫事務局長から説明がありました。さらに保台ダム建設当時の担当者小橋純、五十嵐昇両氏より、ダムの構造、諸元、工事方法や苦労話を解説いただきました。

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その後、ダム堤頂部へ向かい、取水ゲート操作室を見学しました。

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そして、いよいよ監査廊内部へと向かいます。午後からあいにくの雨、傘を差しての危険な階段でありました。

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監査廊内部へ


保台ダムの観測項目と頻度は詳細に規定されているとか。主な大項目は漏・湧水量、揚圧力、変形、堤内温度、地下水位、その他です。観測項目の数は19項目になるそうです。なお、監査廊内部の説明は鴨川市水道局;洲永和昭氏と小橋氏が担当されました。

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左下に並ぶブルドン管(管式圧力計)

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コンクリート打ち継目からの排水孔

湧水量は集水して三角堰で常時計測しているそうです。こういう継目排水孔が13カ所設置されているとか。止水板が設置されていますが、底の方になるとこの状態です。

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最深部のプラムライン・逆プラムラインの管理室での説明

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プラムライン計測器

プラムラインは垂直に降ろした下げ振りの「高精度のもので堤体のひずみを計測する」と思えば良いようです。ちなみに、夏場の熱膨張で水のない下流側へ2mmほど動くそうです。
(注)プラムラインとは水圧や地盤の変形などにより、ダム堤体に生じるひずみを測定し、ダムの安全性をチェックする計器です。プラムラインには、ノーマルプラムラインとリバースプラムラインがあります。


最後に、保台ダムサイトに集合して解散、バスはJR安房鴨川駅経由JR君津駅で散会しました。なお、本見学会へご協力をいただきました小橋氏はじめ説明をしていただきました講師各位及び関係機関にあつく御礼を申し上げます。

なお、保台ダムの技術資料、記録写真など貴重な資料を拝借しましたので、ほんの一部を紹介しました。

01 ダム止水軸地質縦断図

 

02 ダム止水軸岩級区分図

 

03 ダム止水軸ルジオンマップ

 

04 ダム平面図

 

05 ダム標準断面図

平成30年1月17日(水)
(一般社団法人)千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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新年のごあいさつ

平成30年 年賀あいさつ

あけましておめでとうございます。
新年を迎え、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会を代表してあいさつを申し上げます。まず、九州北部豪雨、熊本地震やいまだ復興途上にあります東北の皆様へ改めましてお見舞いを申し上げます。また、常日頃のご愛顧に感謝を申し上げます。
さて、平成30年も昨年と同じようにTPP交渉、農家の高齢化、担い手不足、コメ政策転換など農業環境は厳しい一年になることが予想されます。
しかし、近年は元気な農業が全国各地に生まれ始めています。農業生産物輸出の大幅増、そして輸出に向けた農業変革の芽が見られます。これまでの保護農業が次第に崩壊し、競争環境が生じる新しい時代の風が吹き始めています。
歴史が示しますように「規制が多く、競争のない業界」の中では真の意味での強い産業は育たないものです。農業を経営活動の一環としてとらえ、自己改革し、先進的な営農活動を推進して行くことができる若手の農家や、法人の進出が目立ち始めています。そうした彼らが競争環境を生み出し、これからの農業を産業として自立させるものと考えます。
時代は変化してきています。安心安全の日本産農産物が世界に認められ、競争力を付けています。グローバルな視点の農業経営を確立し、プロの専業農家を育成する必要があります。また、法人の農業進出は既存の農家を圧迫すると危惧されますが、どの産業においても社会の変革期には役者交代が避けられないものです。積極的な農業経営を行う強い農家と法人が農業を「経営」という視点で捉え、その結果、補助に頼らない自立精神の旺盛な、強い農業が生まれるのです。
国の方向性も単なる平等ではなく、土地改良制度の見直しなどに見るように強い農家を育てるという「意志」を感じます。

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私共、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会は農業土木技術の研鑽向上を行政とともに行い、農業を縁の下でささえる役割を担っています。農業土木関連事業は一般の公共事業と異なり、食料生産の基盤を作るだけではなく中山間地の景観保全、災害抑止、減災、ひいては日本古来の田園風景を守るため、さらには農業経営をサポートする基礎的な事業であります。
元気な農家、明るい農村、そして経営が成り立つ農業環境を作るために、農業基盤整備事業があり、また維持補修(ストックマネジメント)事業があります。こうした事業は農業経営をささえる重要な柱の一つです。この農業基盤整備や維持補修をささえる農業土木技術向上のために、私共協議会は各種講演会、技術研修会、現場見学会、意見交換会、研究部会、資格取得受験講座などを協議会発足以来継続しています。結果として官民合わせた地元の技術力底上げを図り、微力ながら農業の改革発展に資することを目的として活動しています。特に、毎年開催しているストマネ、ため池、地すべりの各技術研修会は技術伝承に課題を抱える発注者を巻き込んだ盛大な勉強会となっています。平成29年度は千葉県農林水産部耕地課の農業土木技術職員研修への協力もさせていただきました。また、こうした活動については、協議会会員だけではなく行政を含めた県内外の企業への広い呼びかけも行っています。技術研鑽や啓蒙活動により地元企業及び行政の実力向上を目指し、農業経営の一助になることを願い今後も努力して行く所存です。平成30年も昨年同様、協議会活動にご協力いただくことをお願い申し上げ、年頭のあいさつといたします。

平成30年元旦 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 中村 雄兒

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謹賀新年 2018

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 足立美術館

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一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会

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平成29年度 農業土木技術向上研修会報告

平成29年度 農業土木技術向上研修会報告

先の平成29年12月20日(水) 10:00〜12:00、千葉市きぼーる15階会議室において標記の技術力向上及び資格受験に関する技術研修会が開催されました。平成25年度から一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会が主催する資格取得受験講座の流れをくむもので、本年度は千葉県庁技術士会の諸先輩を招いて体験談を含めた資格取得の意義や技術向上について幅広い講義と座談がなされました。
研修会は事務局の石毛氏の司会により講師紹介のあと、研修が始まりました。

研修会次第は次ぎの通りです。
(1)農業土木技術の向上に向けて        
千葉県農林水産部 次長 杉野 宏 氏(千葉県庁技術士会副会長)

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杉野次長

杉野次長の講習内容は次の通りです。
1.はじめに
「失敗は成功の基」・・・焦らず日々、技術力の向上を考えながら仕事に取り組みましょう
2.職場の現状と課題 
技術人員の減少と仕事量の増加、そして中間層の不足と急激な若返り・・
3.会計検査 
農業土木職員(技術者)は、公務員(技術者)としての責任を認識し、技術力を向上させて安全・安心な構造物を経済的に、住民・国民に提供していく責務がある
4.技術力向上に向けて 
自らの体験・経歴を含め、々顱Υ愀乎賃里慮修会への参加、学会誌等への寄稿、∋餝併邯海亮験、自己研鑽 などを強調されています。
5.おわりに 
ベテランも最初は同じでした! とくくり、前向きに技術力向上の努力をされることを期待すると・・・。
農林水産部の土地改良関係トップとしての講演内容でありました。

次ぎに
(2)技術士と農業農村整備 
千葉県農林水産政策課 政策室 副主幹 今井 忠延 氏

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技術者の心技体から始まり、技術力とは何か、技術力の階層・職位に求められる技術力とは・・・など技術力のステップアップについてわかりやすい解説がありました。
また、後半は技術士の価値について論じ、最後は受験の方法、またコツなどを体験・経歴を示しながら説明されていました。
これから受験を考えている受講者には大変参考になったようです。

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今井副主幹

 

(3)農業土木技術の資格紹介        
〜土木施工管理技士・RCCM・農業土木技術管理士・技術士〜
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東 悟 氏

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      坂東氏


農業土木技術に関係する土木施工管理技士、RCCM、農業土木技術管理士、技術士について試験の内容、日程、部門、受験費用など詳細な解説がなされました。

最後に
(4)資格取得と技術向上に向けた座談会
講師と受講者による質疑応答・意見交換です。
座談の司会は一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の坂東氏が務め、 耕地課基盤整備室から飯田浩之副主幹、武田和博副主幹にオブザーバーとして参加いただき、設計班が今後計画する農業土木技術職員の技術力向上研修に関するご意見も伺っています。特に今年度(平成29年度)から積極的な活動が目立っている印象です。

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オブザーバーの 左側;飯田副主幹  右側;武田副主幹

<質疑>は講師お二人(杉野次長、今井副主幹)の受験体験やコツ、感想を披露していただき、また、資格を有する参加者の中から同じような体験談などを語っていただきました。
短い時間でしたが、内容の濃い座談でありました。

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     座談の講師お二人


参加者は耕地課、土地改良区、コンサルなどから合計26名でありました。
なお、今回の研修会につきまして、杉野次長はじめ関係各位様に大変なご配慮とご協力いただきました。この場を借りまして、あつく御礼を申し上げます。

2017/12/20(水)一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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平成29年度 地すべり技術研修 報告

平成29年度 地すべり技術研修 報告

先の平成29年11月22日(水)13:00〜16:00、千葉県安房合同庁舎大会議室において平成29年度地すべり技術研修会が開催されました。千葉県地すべり研究会と一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の共催として毎年実施している技術研修会です。

本年は、千葉県県土整備部、農林水産部、市町村、県土連、土地改良区、コンサルタント会社等の技術職員約70名の参加でありました。
研修会は事務局・上出氏の司会により開会され、代表あいさつとして千葉県農林水産部南部林業事務所南山明義所長、及び千葉県地すべり研究会熱田和敏幹事から挨拶がありました。

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南山南部林業事務所所長

 

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熱田千葉県地すべり研究会幹事

 

その後、技術研修に入り、研修内容は以下の通りでした。

1)全国(及び千葉県)の森林整備・保全の概要と課題 
  千葉県農林水産部森林課副課長 高浦祐之氏

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全国の森林行政、また、千葉県の森林行政に関する詳細な解説がありました。

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高浦森林課副課長

 

2)地すべり対策工事の事例紹介(1)
千葉県農林水産部南部林業事務所 森林管理課 課長 松本信久氏

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松本課長

 

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千葉県の地すべりと思えないほどの伊予ヶ岳大規模地すべりの迫力ある事例紹介でした(千葉県の地すべりは小規模で浅層のすべりが多い)。

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3)地すべり対策工事の事例紹介(2)
鴨川北部道路(昨年現地見学)対策工事実録秘話
千葉県農林水産部長生農業事務所 片岡正文氏(建設当時の担当者)

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長生農業事務所・片岡副主幹

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昨年の地すべり研修会で現場見学を行った鴨川北部道路の建設当時、最も大変な3年間を担当された実際的な苦労話、課題、対応など生の声を聞くことが出来ました。建設当時の生々しいすべり破壊の事例が印象的でした。

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建設当時の生々しいすべり破壊の事例が印象的でした。
工事中に何度も地すべりが発生し、工事担当の事務所は大変なご苦労をされたそうです。

 


4)地すべり地形のふしぎ        
千葉県地すべり研究会・ 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会  監事 坂東悟氏

地球構造から地質へ・・・地すべり地形の基礎的な講習でした。また、南房総市白浜の海底地すべり堆積の露頭紹介もありました。

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坂東監事


本年の地すべり技術研修は現場見学がなく、座学のみでしたが、迫力ある事例紹介二例が参加者を惹きつけておりました。

今回の幹事機関は林務にお願いし、代表挨拶に南部林業事務所南山所長、基調講演に森林課高浦副課長、事例紹介に南部林業事務所松本課長と、大変なご協力をいただきました。また、長生農業事務所片岡副主幹には過去の膨大な資料を収集・整理いただきました。改めまして講師の方々始め関係各位様に御礼を申し上げます。

2017/11/22(水)
千葉県地すべり研究会
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
(中村)

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平成29年度 農業土木職員専門研修 報告

平成29年度 農業土木職員専門研修 報告

先の平成29年11月28日から11月30日まで三日間の専門研修が開催されました。
本研修は耕地課主催による農業土木職員の専門研修です。千葉県農林水産部所属の農業土木職で採用された2年目、3年目までの若手技術者が対象です。耕地課では毎年開催された重要な技術研修ですが、平成25年度以降は開催されておらず、5年ぶりの再開となっています。
研修は下に示しますように三日間、充実した内容で受講者34名も大変でありました。

H29年度農業土木職員専門研修日程表

 

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講義風景

研修会の朝には朝会があり、耕地課基盤整備室の飯田副主幹、武田副主幹が司会あるいは調整など世話役をされています。

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飯田副主幹

 

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武田副主幹


実際のカリキュラムは次の通りでありました。

1.第一日目(平成29年11月28日水曜日)
 \虱娶の農業農村整備事業の展開
 千葉県農林水産部耕地課事業計画室 鈴木浩二副主幹

以上、午前中。 以下午後です。


◆\虱娶農林水産部耕地課 課長講話
 千葉県農林水産部耕地課 杉森浩課長

将来、幹部として活躍される若手技術職員への耕地課長からの訓話でした。

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杉森耕地課長


ぁ’醒話羇峇浜事業の概要
 千葉県農林水産部農地・農村振興課 毛利雅史副課長
一日目は耕地課主幹の農林行政に関する事業全体の勉強が主眼でした。

2.第二日目(平成29年11月29日木曜日)
  ー最垰例の紹介
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 中村 雄兒会長
失敗事例として1.地質調査の失敗事例、2.河川構造物の破壊例、3.擁壁の破壊事例、横浜マンション事例、4.常総水害事例など問題点と原因の解説でした。「失敗をたくさんしてください」というのが印象的でした。

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常総市水害鬼怒川破堤状況(国土交通省)

 

 ◆’清氾斂擺霑湛崕
  千葉県農業会議 山本泰三事務局長(元千葉県農林水産部次長)

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29005

 

講義内容項目は単純明快、次の通りです。
 1.「千葉県を愛してください」 仕事の目的意識→ 公益性・公共性
 2.「自分で考える」
3.ポジティブシンキング  
4.「趣味を持つ」
 5.設計委託成果品チェックについて 6.図面の見方(3次元のイメージ)

山本氏自らの体験談を含め、仕事に対する姿勢や生き様についての熱意ある講義でした。

  水理の基礎
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東悟監事
 以上、午前中

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 ぁ/緲の応用
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東悟監事

水里に関する基礎から応用まで、自ら作成した教材による基本水理の講義でありました。短い時間にポイントを押さえ、中身の濃い内容でありました。

 

 ァ―蕕瓩討陵癖廟澤
  安房中央土地改良区 小橋純事務局長(元海匝農業事務所所長)

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事前のアンケート結果を踏まえながらの具体的、わかりやすく明快な講義でした。
特に、「技術公務員に求められるもの」、「皆さんに伝えたいこと・・・」など、後輩へのメッセージとして整理された印象深い講義でありました。

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小橋安房中央土地改良区事務局長

 

3.第三日目(平成29年11月30日金曜日) 一日を地質協会が担当しています。
  \虱娶の地形地質
   机上からの地形・地質の推定と活用
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 中村 雄兒理事技術委員長

 ◆|麓祖敢困隆霑
   土質定数の求め方
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

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  地質調査の基礎
   土質定数の求め方
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

地質・土質に関する専門的な話があり、多岐にわたる項目・内容のため少しだけ難解な部分があった印象です。

 ぁ.皀妊訥敢沙例による調査の計画
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 高橋高志技術副委員長

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具体的な事例を示して調査計画のあり方や設計施工に関する注意すべき事項を紹介・解説する内容です。専門用語も多く、三日目最後近くの講義で受講者は苦労されたと思いますが、熱心な受講が印象的でした。

 ァ|麓祖敢唆般海旅柔
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

本項目は地質調査を実施するにあたり、設計積算を行う際の実際的な数量計上方法や項目について協会からの解説と要望を述べさせていただく内容です。


三日間にわたる中身の濃い技術研修でしたが、最後まで熱心に聴講する若手技術者の姿勢が印象的でした。参加者が将来の農業土木行政を担う幹部に成長されるであろう事を確信しました。
なお最後に、こうした農業土木職員の技術研修が技術伝承の一助となるよう毎年継続実施をお願いいたし、また、こういう機会をいただきましたことに協会として感謝を申し上げます。

平成29年12月4日

一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
一般社団法人千葉県地質調査業協会 (中村)

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平成29年度 ため池整備技術研修会 報告

平成29年度 ため池整備技術研修会 報告

先の平成29年10月19日(木) 9:30〜12:00、千葉県君津合同庁舎4階大会議室において一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会主催の平成29年度ため池整備技術研修会が開催されました。

本研修会は毎年開催される技術研修会(ストマネ技術研修、ため池整備技術研修、地すべり技術研修、見学会)の一つで、今回の会場は千葉県君津農業事務所のご協力により千葉県君津合同庁舎四階の大会議室を借用いたしました。

技術研修会は一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の坂東監事の総合司会、石井副会長の開会挨拶に始まり、代表挨拶として千葉県農林水産部耕地課基盤整備室小島光副技監兼室長のお話があり、ため池の歴史と重要性、さらには現状の課題などについても語られました。

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耕地課基盤整備室小島副技監兼室長

 

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その後、研修の講義に入り、次のような内容でした。

1)君津管内のため池と整備    
    君津農業事務所 地域整備課  課長 穂崎 庄一 氏

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ため池の基本的な事項の説明と事業の概要、そして、君津農業事務所管内の実際の工事に関する説明がありました。わかりやすい内容が印象的でした。


2)ため池整備技術の基本方針       
      副題「洪水対策と藤沼ダムのその後」
(株)日本水工コンサルタント 水谷 吉宏 氏

2017-10-19027

 

東日本大震災で破堤崩壊、多数の死者を出した福島県勝沼ダムの決壊に関する技術的な解説でありました。ため池の構造、耐震性、堤体材料の専門的な説明と千葉県のため池に言及する幅広い講義内容でした。ため池の耐震診断や改修に携わっている若手技術者には参考になる内容であったと推察します。

研修会終了後も多くの質問が寄せられていました。

 

2017-10-19030

 

 
3)ため池のフロート取水システムの紹介     
(株)クボタプラテック 工事部 平岡 宏文 氏

ため池のフロート式取水システムの紹介と様式による長所、短所、そして、実際に施工された事例が写真付きで紹介されていました。特に、鹿児島県などでは多数の実績があり、維持管理における優位性が評価されているようです。
農家の高齢化などで取水調節などの作業が負担になっている現状では効果があると考えられます。

2017-10-19033
株)クボタプラテック 工事部 平岡 宏文 氏

 

今回は、千葉県農林水産部耕地課はじめ出先農業事務所、千葉県土地改良団体連合会、NPO法人、土地改良区、県内外の農業土木関連コンサルタント会社など若手を主とした技術者47名の参加でありました。多くの質問もあり、熱気のある研修会となりました。

なお、この場を借りまして、千葉県農林水産部耕地課、千葉県君津農業事務所はじめ、関係各位様に多大のご配慮とご協力をいただきましたことに、あつく御礼を申し上げます。

2017.10.19(木)一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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