千葉県農業土木コンサルタンツ協議会

一般社団法人  千葉県の農業発展・改革に資する・・・

新年のごあいさつ

平成30年 年賀あいさつ

あけましておめでとうございます。
新年を迎え、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会を代表してあいさつを申し上げます。まず、九州北部豪雨、熊本地震やいまだ復興途上にあります東北の皆様へ改めましてお見舞いを申し上げます。また、常日頃のご愛顧に感謝を申し上げます。
さて、平成30年も昨年と同じようにTPP交渉、農家の高齢化、担い手不足、コメ政策転換など農業環境は厳しい一年になることが予想されます。
しかし、近年は元気な農業が全国各地に生まれ始めています。農業生産物輸出の大幅増、そして輸出に向けた農業変革の芽が見られます。これまでの保護農業が次第に崩壊し、競争環境が生じる新しい時代の風が吹き始めています。
歴史が示しますように「規制が多く、競争のない業界」の中では真の意味での強い産業は育たないものです。農業を経営活動の一環としてとらえ、自己改革し、先進的な営農活動を推進して行くことができる若手の農家や、法人の進出が目立ち始めています。そうした彼らが競争環境を生み出し、これからの農業を産業として自立させるものと考えます。
時代は変化してきています。安心安全の日本産農産物が世界に認められ、競争力を付けています。グローバルな視点の農業経営を確立し、プロの専業農家を育成する必要があります。また、法人の農業進出は既存の農家を圧迫すると危惧されますが、どの産業においても社会の変革期には役者交代が避けられないものです。積極的な農業経営を行う強い農家と法人が農業を「経営」という視点で捉え、その結果、補助に頼らない自立精神の旺盛な、強い農業が生まれるのです。
国の方向性も単なる平等ではなく、土地改良制度の見直しなどに見るように強い農家を育てるという「意志」を感じます。

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私共、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会は農業土木技術の研鑽向上を行政とともに行い、農業を縁の下でささえる役割を担っています。農業土木関連事業は一般の公共事業と異なり、食料生産の基盤を作るだけではなく中山間地の景観保全、災害抑止、減災、ひいては日本古来の田園風景を守るため、さらには農業経営をサポートする基礎的な事業であります。
元気な農家、明るい農村、そして経営が成り立つ農業環境を作るために、農業基盤整備事業があり、また維持補修(ストックマネジメント)事業があります。こうした事業は農業経営をささえる重要な柱の一つです。この農業基盤整備や維持補修をささえる農業土木技術向上のために、私共協議会は各種講演会、技術研修会、現場見学会、意見交換会、研究部会、資格取得受験講座などを協議会発足以来継続しています。結果として官民合わせた地元の技術力底上げを図り、微力ながら農業の改革発展に資することを目的として活動しています。特に、毎年開催しているストマネ、ため池、地すべりの各技術研修会は技術伝承に課題を抱える発注者を巻き込んだ盛大な勉強会となっています。平成29年度は千葉県農林水産部耕地課の農業土木技術職員研修への協力もさせていただきました。また、こうした活動については、協議会会員だけではなく行政を含めた県内外の企業への広い呼びかけも行っています。技術研鑽や啓蒙活動により地元企業及び行政の実力向上を目指し、農業経営の一助になることを願い今後も努力して行く所存です。平成30年も昨年同様、協議会活動にご協力いただくことをお願い申し上げ、年頭のあいさつといたします。

平成30年元旦 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 中村 雄兒

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謹賀新年 2018

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 足立美術館

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一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会

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平成29年度 農業土木技術向上研修会報告

平成29年度 農業土木技術向上研修会報告

先の平成29年12月20日(水) 10:00〜12:00、千葉市きぼーる15階会議室において標記の技術力向上及び資格受験に関する技術研修会が開催されました。平成25年度から一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会が主催する資格取得受験講座の流れをくむもので、本年度は千葉県庁技術士会の諸先輩を招いて体験談を含めた資格取得の意義や技術向上について幅広い講義と座談がなされました。
研修会は事務局の石毛氏の司会により講師紹介のあと、研修が始まりました。

研修会次第は次ぎの通りです。
(1)農業土木技術の向上に向けて        
千葉県農林水産部 次長 杉野 宏 氏(千葉県庁技術士会副会長)

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杉野次長

杉野次長の講習内容は次の通りです。
1.はじめに
「失敗は成功の基」・・・焦らず日々、技術力の向上を考えながら仕事に取り組みましょう
2.職場の現状と課題 
技術人員の減少と仕事量の増加、そして中間層の不足と急激な若返り・・
3.会計検査 
農業土木職員(技術者)は、公務員(技術者)としての責任を認識し、技術力を向上させて安全・安心な構造物を経済的に、住民・国民に提供していく責務がある
4.技術力向上に向けて 
自らの体験・経歴を含め、々顱Υ愀乎賃里慮修会への参加、学会誌等への寄稿、∋餝併邯海亮験、自己研鑽 などを強調されています。
5.おわりに 
ベテランも最初は同じでした! とくくり、前向きに技術力向上の努力をされることを期待すると・・・。
農林水産部の土地改良関係トップとしての講演内容でありました。

次ぎに
(2)技術士と農業農村整備 
千葉県農林水産政策課 政策室 副主幹 今井 忠延 氏

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技術者の心技体から始まり、技術力とは何か、技術力の階層・職位に求められる技術力とは・・・など技術力のステップアップについてわかりやすい解説がありました。
また、後半は技術士の価値について論じ、最後は受験の方法、またコツなどを体験・経歴を示しながら説明されていました。
これから受験を考えている受講者には大変参考になったようです。

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今井副主幹

 

(3)農業土木技術の資格紹介        
〜土木施工管理技士・RCCM・農業土木技術管理士・技術士〜
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東 悟 氏

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      坂東氏


農業土木技術に関係する土木施工管理技士、RCCM、農業土木技術管理士、技術士について試験の内容、日程、部門、受験費用など詳細な解説がなされました。

最後に
(4)資格取得と技術向上に向けた座談会
講師と受講者による質疑応答・意見交換です。
座談の司会は一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の坂東氏が務め、 耕地課基盤整備室から飯田浩之副主幹、武田和博副主幹にオブザーバーとして参加いただき、設計班が今後計画する農業土木技術職員の技術力向上研修に関するご意見も伺っています。特に今年度(平成29年度)から積極的な活動が目立っている印象です。

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オブザーバーの 左側;飯田副主幹  右側;武田副主幹

<質疑>は講師お二人(杉野次長、今井副主幹)の受験体験やコツ、感想を披露していただき、また、資格を有する参加者の中から同じような体験談などを語っていただきました。
短い時間でしたが、内容の濃い座談でありました。

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     座談の講師お二人


参加者は耕地課、土地改良区、コンサルなどから合計26名でありました。
なお、今回の研修会につきまして、杉野次長はじめ関係各位様に大変なご配慮とご協力いただきました。この場を借りまして、あつく御礼を申し上げます。

2017/12/20(水)一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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平成29年度 地すべり技術研修 報告

平成29年度 地すべり技術研修 報告

先の平成29年11月22日(水)13:00〜16:00、千葉県安房合同庁舎大会議室において平成29年度地すべり技術研修会が開催されました。千葉県地すべり研究会と一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の共催として毎年実施している技術研修会です。

本年は、千葉県県土整備部、農林水産部、市町村、県土連、土地改良区、コンサルタント会社等の技術職員約70名の参加でありました。
研修会は事務局・上出氏の司会により開会され、代表あいさつとして千葉県農林水産部南部林業事務所南山明義所長、及び千葉県地すべり研究会熱田和敏幹事から挨拶がありました。

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南山南部林業事務所所長

 

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熱田千葉県地すべり研究会幹事

 

その後、技術研修に入り、研修内容は以下の通りでした。

1)全国(及び千葉県)の森林整備・保全の概要と課題 
  千葉県農林水産部森林課副課長 高浦祐之氏

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全国の森林行政、また、千葉県の森林行政に関する詳細な解説がありました。

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高浦森林課副課長

 

2)地すべり対策工事の事例紹介(1)
千葉県農林水産部南部林業事務所 森林管理課 課長 松本信久氏

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松本課長

 

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千葉県の地すべりと思えないほどの伊予ヶ岳大規模地すべりの迫力ある事例紹介でした(千葉県の地すべりは小規模で浅層のすべりが多い)。

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3)地すべり対策工事の事例紹介(2)
鴨川北部道路(昨年現地見学)対策工事実録秘話
千葉県農林水産部長生農業事務所 片岡正文氏(建設当時の担当者)

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長生農業事務所・片岡副主幹

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昨年の地すべり研修会で現場見学を行った鴨川北部道路の建設当時、最も大変な3年間を担当された実際的な苦労話、課題、対応など生の声を聞くことが出来ました。建設当時の生々しいすべり破壊の事例が印象的でした。

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建設当時の生々しいすべり破壊の事例が印象的でした。
工事中に何度も地すべりが発生し、工事担当の事務所は大変なご苦労をされたそうです。

 


4)地すべり地形のふしぎ        
千葉県地すべり研究会・ 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会  監事 坂東悟氏

地球構造から地質へ・・・地すべり地形の基礎的な講習でした。また、南房総市白浜の海底地すべり堆積の露頭紹介もありました。

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坂東監事


本年の地すべり技術研修は現場見学がなく、座学のみでしたが、迫力ある事例紹介二例が参加者を惹きつけておりました。

今回の幹事機関は林務にお願いし、代表挨拶に南部林業事務所南山所長、基調講演に森林課高浦副課長、事例紹介に南部林業事務所松本課長と、大変なご協力をいただきました。また、長生農業事務所片岡副主幹には過去の膨大な資料を収集・整理いただきました。改めまして講師の方々始め関係各位様に御礼を申し上げます。

2017/11/22(水)
千葉県地すべり研究会
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
(中村)

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平成29年度 農業土木職員専門研修 報告

平成29年度 農業土木職員専門研修 報告

先の平成29年11月28日から11月30日まで三日間の専門研修が開催されました。
本研修は耕地課主催による農業土木職員の専門研修です。千葉県農林水産部所属の農業土木職で採用された2年目、3年目までの若手技術者が対象です。耕地課では毎年開催された重要な技術研修ですが、平成25年度以降は開催されておらず、5年ぶりの再開となっています。
研修は下に示しますように三日間、充実した内容で受講者34名も大変でありました。

H29年度農業土木職員専門研修日程表

 

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講義風景

研修会の朝には朝会があり、耕地課基盤整備室の飯田副主幹、武田副主幹が司会あるいは調整など世話役をされています。

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飯田副主幹

 

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武田副主幹


実際のカリキュラムは次の通りでありました。

1.第一日目(平成29年11月28日水曜日)
 \虱娶の農業農村整備事業の展開
 千葉県農林水産部耕地課事業計画室 鈴木浩二副主幹

以上、午前中。 以下午後です。


◆\虱娶農林水産部耕地課 課長講話
 千葉県農林水産部耕地課 杉森浩課長

将来、幹部として活躍される若手技術職員への耕地課長からの訓話でした。

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杉森耕地課長


ぁ’醒話羇峇浜事業の概要
 千葉県農林水産部農地・農村振興課 毛利雅史副課長
一日目は耕地課主幹の農林行政に関する事業全体の勉強が主眼でした。

2.第二日目(平成29年11月29日木曜日)
  ー最垰例の紹介
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 中村 雄兒会長
失敗事例として1.地質調査の失敗事例、2.河川構造物の破壊例、3.擁壁の破壊事例、横浜マンション事例、4.常総水害事例など問題点と原因の解説でした。「失敗をたくさんしてください」というのが印象的でした。

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常総市水害鬼怒川破堤状況(国土交通省)

 

 ◆’清氾斂擺霑湛崕
  千葉県農業会議 山本泰三事務局長(元千葉県農林水産部次長)

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講義内容項目は単純明快、次の通りです。
 1.「千葉県を愛してください」 仕事の目的意識→ 公益性・公共性
 2.「自分で考える」
3.ポジティブシンキング  
4.「趣味を持つ」
 5.設計委託成果品チェックについて 6.図面の見方(3次元のイメージ)

山本氏自らの体験談を含め、仕事に対する姿勢や生き様についての熱意ある講義でした。

  水理の基礎
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東悟監事
 以上、午前中

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 ぁ/緲の応用
  一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 坂東悟監事

水里に関する基礎から応用まで、自ら作成した教材による基本水理の講義でありました。短い時間にポイントを押さえ、中身の濃い内容でありました。

 

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  安房中央土地改良区 小橋純事務局長(元海匝農業事務所所長)

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事前のアンケート結果を踏まえながらの具体的、わかりやすく明快な講義でした。
特に、「技術公務員に求められるもの」、「皆さんに伝えたいこと・・・」など、後輩へのメッセージとして整理された印象深い講義でありました。

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小橋安房中央土地改良区事務局長

 

3.第三日目(平成29年11月30日金曜日) 一日を地質協会が担当しています。
  \虱娶の地形地質
   机上からの地形・地質の推定と活用
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 中村 雄兒理事技術委員長

 ◆|麓祖敢困隆霑
   土質定数の求め方
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

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  地質調査の基礎
   土質定数の求め方
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

地質・土質に関する専門的な話があり、多岐にわたる項目・内容のため少しだけ難解な部分があった印象です。

 ぁ.皀妊訥敢沙例による調査の計画
  一般社団法人千葉県地質調査業協会 高橋高志技術副委員長

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具体的な事例を示して調査計画のあり方や設計施工に関する注意すべき事項を紹介・解説する内容です。専門用語も多く、三日目最後近くの講義で受講者は苦労されたと思いますが、熱心な受講が印象的でした。

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  一般社団法人千葉県地質調査業協会 熱田和敏相談役

本項目は地質調査を実施するにあたり、設計積算を行う際の実際的な数量計上方法や項目について協会からの解説と要望を述べさせていただく内容です。


三日間にわたる中身の濃い技術研修でしたが、最後まで熱心に聴講する若手技術者の姿勢が印象的でした。参加者が将来の農業土木行政を担う幹部に成長されるであろう事を確信しました。
なお最後に、こうした農業土木職員の技術研修が技術伝承の一助となるよう毎年継続実施をお願いいたし、また、こういう機会をいただきましたことに協会として感謝を申し上げます。

平成29年12月4日

一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
一般社団法人千葉県地質調査業協会 (中村)

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平成29年度 ため池整備技術研修会 報告

平成29年度 ため池整備技術研修会 報告

先の平成29年10月19日(木) 9:30〜12:00、千葉県君津合同庁舎4階大会議室において一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会主催の平成29年度ため池整備技術研修会が開催されました。

本研修会は毎年開催される技術研修会(ストマネ技術研修、ため池整備技術研修、地すべり技術研修、見学会)の一つで、今回の会場は千葉県君津農業事務所のご協力により千葉県君津合同庁舎四階の大会議室を借用いたしました。

技術研修会は一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の坂東監事の総合司会、石井副会長の開会挨拶に始まり、代表挨拶として千葉県農林水産部耕地課基盤整備室小島光副技監兼室長のお話があり、ため池の歴史と重要性、さらには現状の課題などについても語られました。

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耕地課基盤整備室小島副技監兼室長

 

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その後、研修の講義に入り、次のような内容でした。

1)君津管内のため池と整備    
    君津農業事務所 地域整備課  課長 穂崎 庄一 氏

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ため池の基本的な事項の説明と事業の概要、そして、君津農業事務所管内の実際の工事に関する説明がありました。わかりやすい内容が印象的でした。


2)ため池整備技術の基本方針       
      副題「洪水対策と藤沼ダムのその後」
(株)日本水工コンサルタント 水谷 吉宏 氏

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東日本大震災で破堤崩壊、多数の死者を出した福島県勝沼ダムの決壊に関する技術的な解説でありました。ため池の構造、耐震性、堤体材料の専門的な説明と千葉県のため池に言及する幅広い講義内容でした。ため池の耐震診断や改修に携わっている若手技術者には参考になる内容であったと推察します。

研修会終了後も多くの質問が寄せられていました。

 

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3)ため池のフロート取水システムの紹介     
(株)クボタプラテック 工事部 平岡 宏文 氏

ため池のフロート式取水システムの紹介と様式による長所、短所、そして、実際に施工された事例が写真付きで紹介されていました。特に、鹿児島県などでは多数の実績があり、維持管理における優位性が評価されているようです。
農家の高齢化などで取水調節などの作業が負担になっている現状では効果があると考えられます。

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株)クボタプラテック 工事部 平岡 宏文 氏

 

今回は、千葉県農林水産部耕地課はじめ出先農業事務所、千葉県土地改良団体連合会、NPO法人、土地改良区、県内外の農業土木関連コンサルタント会社など若手を主とした技術者47名の参加でありました。多くの質問もあり、熱気のある研修会となりました。

なお、この場を借りまして、千葉県農林水産部耕地課、千葉県君津農業事務所はじめ、関係各位様に多大のご配慮とご協力をいただきましたことに、あつく御礼を申し上げます。

2017.10.19(木)一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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平成29年度 ストマネ技術研修会 報告

平成29年度 ストマネ技術研修会 報告

先の平成29年9月13日(水)千葉県印旛合同庁舎大会議室において、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会主催による表記の技術研修会が開催されました。
この技術研修会は今回が4回目、毎年この時期に開催されています。官庁及び民間のストックマネジメントに対する関心は高く、毎年90名以上の参加者を集めています。

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技術研修会は協議会石井副会長の総合司会で始まり、中村会長のあいさつ、さらには代表挨拶として千葉県農林水産部耕地課小島基盤整備室長が千葉県の基盤整備の歴史や課題など概要に触れ、またストックマネジメントの重要性を強調され、その後研修会に入りました。

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小島基盤整備室長


研修内容は以下の通りです。


1)「印旛農業事務所管内のストックマネジメント」 10:10〜10:40
千葉県印旛農業事務所 指導管理課 課長 竹田 隆幸 氏

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   印旛農業事務所 竹田課長


ストックマネジメント事業の種類の解説から始まり印旛管内の事業地区、さらには事業内容の具体的な解説(地域ストックマネジメント事業南地区)がありました。南揚排水機場の劣化写真が印象的でした。


2)「土地改良区における施設管理の課題と対策」10:40〜11:30
安房中央土地改良区 事務局長 小橋 純 氏

土地改良に関する歴史認識を踏まえ、農業、土地改良、行政など幅広い課題の提言と対策について論じています。
1 土地改良のあゆみ
2 土地改良施設の役割と成果
3 千葉県における土地改良区の現状
4 水土里ネット安房中央の概要
5 施設管理の課題
6 施設管理対策

特に、講義資料に添付された『千葉県「土地改良関係組織」の変遷』は明治39年から現在まで、組織の変遷がよくわかる貴重な資料をご提供いただきました。土地改良の歴史がA3一枚に網羅されており、秀逸な資料となっています。

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安房中央土地改良区 小橋事務局長



3)「農業用揚排水ポンプの基礎及び新技術紹介」11:30〜12:00
(株)電業社機械製作所 社会システム技術室技術2課 定金 篤志 氏


1.農業用揚排水ポンプの基礎
2.揚排水ポンプの新技術
として、
農業用揚排水ポンプの基礎としてポンプの形式選定やポンプ比速度など基本的な事項について解説され、さらには新技術として自吸式両吸込渦巻ポンプなどの紹介がなされました。

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以上で午前中の講義が終わり、一括して活発な質疑応答がなされました。
その後昼食休憩としています。
 


午後からの研修は農林水産省関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所の講師お二人が担当され、午後一時から開講、以下の通りでした。

4)「ストックマネジメントの最新情報」 13:00〜14:15
利根川水系土地改良調査管理事務所技術調整課(保全技術センター)
課長 古川 和弘 氏

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利根川水系土地改良調査管理事務所 技術調整課古川課長


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5)「利根川水系国営地区における土地改良区の実態と課題」14:15〜15:00
利根川水系土地改良調査管理事務所 企画課保全整備専門官 牧 東史臣 氏

牧講師は利根川水系土地改良調査管理事務所の概要について解説され、大きな役割として
機ス餘鳥業に関する業務  
供チ換颪療括業務  
掘ゥ船礇譽鵐牽掘 
の三つの柱を示されました。

靴涼罎豊土地改良区コミュニケーションという項目があり、後半はその実施内容の解説、さらには具体的な取り組み結果について説明されました。最後に平成29年度の取り組み内容とその他情報として土地改良区の概要、課題について話されました。

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利根川水系土地改良調査管理事務所企画課 牧保全整備専門官


最後に活発な質疑応答がなされ、協議会石井副会長の御礼あいさつで研修会を終了しました。

なお、今回の技術研修参加者は、関東農政局、千葉県耕地課、東葛・印旛・香取・海匝・山武・夷隅・安房の各農業事務所、東葛北部・安房中央・両総・北総東部・香取市水郷・小糸川沿岸の各土地改良区、千葉市、市原市、民間13社、合計95名でありました。
また、一日がかりの研修でしたが、会場満杯の熱心な聴講者が印象的でありました。

最後に、会場確保や本研修会への多大なご配慮とご協力をいただきました本宮次長はじめ印旛農業事務所の関係者に感謝を申し上げます。また、お忙しい中、快く講師をお引き受けいただきました利根川水系土地改良調査管理事務所古川課長ならびに牧専門官、印旛農業事務所竹田指導管理課長、安房中央土地改良区小橋事務局長、(株)電業社機械製作所定金氏、以上の講師の方々にあつく御礼を申し上げます。
今回の研修内容は未受講の官庁若手技術者への啓蒙・参考資料として活用させていただく所存です。今後もよりよい研修を企画し、千葉県の土地改良行政と農業土木技術の発展に資する覚悟であります。改めまして、今後ともご協力とご配慮をいただきますようお願い申し上げます。

2017/9/13(水) 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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平成29年度耕地課との意見交換会報告

平成29年度耕地課との意見交換会報告

先の平成29年8月22日(火)、千葉県農林水産部耕地課において恒例の意見交換会が開催されました。私共一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会単独としては4回目、県外コンサルを含めての合同意見交換は2回、都合6回目となります。
発注者及び受注者それぞれの立場から忌憚のない意見交換を行い、今後の行政や業務に役立てることが目的です。

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今回の出席者は以下の通りです。
千葉県農林水産部耕地課; 大須賀副課長、小島副技監兼基盤整備室長、小野主幹兼事業計画室長、武田基盤整備室副主幹、飯田基盤整備室副主幹 以上、5名。
一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会; 中村会長、石井副会長、坂東監事、前田事務局長 以上、4名。


小島室長、中村会長の簡単なあいさつの後、飯田副主幹の司会により意見交換に移りました。上の写真にありますように、少人数でざっくばらんな会話ができる雰囲気の元、協議会から提出された協議項目ならびに質問に対して耕地課が回答するという形で進められました。
今回の協議項目は以下の7項目です。

(神29年度予算について

耕地課基礎講習について

千葉県の水利施設の補修、改修、ストマネに関するマスタープランについて

さ蚕儻修の経過及び計画報告(協議会)

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情報の定期的なご提供について

О兮業務管理・照査技術者について

それぞれの項目について質疑応答があり、今後の協力関係を強化する方向で熱心な議論がなされました。
特に△旅銘浪歇禺蟲蚕兌圓龍軌蕕亡悗靴討篭┻腸颪お手伝いできる範囲もあることから測量、地質、水利等についての基礎講習をリストアップし、採用できるものは活用していただく予定です。そのためには他の協会との連携も視野に入れて検討することとしています。
最後に、こうした貴重な意見交換の場を設けていただき、一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会として、杉森耕地課長はじめ、関係幹部の方々に改めまして感謝を申し上げます。


2017.8.22(火) 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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第8回総会(通算12回)報告

一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会
第8回総会(通算12回)報告

先の平成29年7月13日(木)、千葉市きぼーるにおいて一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会の定時総会及びストマネ・ため池研究部会の総会が開催されました。全会員出席の下、第1号議案、第2号議案をそれぞれ審議可決、新年度に向けた前向きの活動を確認しました。

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なお、平成29年度より株式会社エポック(渡邉英紀社長)が入会し、紹介されました。
この結果、正会員数は11社、賛助会員1社、研究部会員は7社となっています。新しいパンフレットも紹介されています。

総会終了後、記念講演として千葉県農林水産部耕地課副課長・大須賀信宏氏及び千葉県農林水産部農地・農村振興課副課長・毛利雅史氏によるご講演をいただきました。
大須賀副課長につきましては当初、杉森耕地課長にご講演いただく予定でしたが、杉森耕地課長急用のため大須賀副課長に急遽ご担当いただく事になりました。非常に短い時間の中でご準備をしていただきましたことに感謝を申し上げます。

記念講演のご講演内容は次の通りです。

【1】「千葉県農林行政の課題と方向性について」
―農業環境及び組織の現状と課題に、どのようにとりくむのか―
千葉県農林水産部耕地課副課長・大須賀信宏氏

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土地改良制度の見直しについて国の考え方、千葉県の方向性など幅広い解説が印象的でした。特に、農地中間管理事業に関する課題、問題点などがわかりやすく解説されておりました。

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千葉県農林水産部耕地課副課長・大須賀信宏氏

 

次ぎに、千葉県農林水産部農地・農村振興課副課長・毛利雅史氏によるご講演は

【2】「農村振興施策について」
―農地・農村の課題にどのように取り組むか―

として農地・農村振興課が扱う農村振興施策について幅広い解説がありました。

特に、農地利用の最適化及び農村地域の活性化、中間管理事業、耕作放棄地対策、有鳥獣被害防止対策事業、多面的機能支払交付金事業、都市農業振興計画の策定についてなど、多方面にわたる幅広い解説がありました。なお、事務局の手違いによって資料の配布ミスがあり、毛利副課長にはご迷惑を掛けてしまいましたが上手にカバーされておられました。あらためましてお詫びを申し上げます。

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千葉県農林水産部農地・農村振興課副課長・毛利雅史氏

 

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ご講演の最後に、お二人の講師へ活発な質疑応答がありました。その後、盛大な拍手の中で記念講演会を終了いたしました。

今回の記念講演会には千葉県土地改良団体連合会、NPO法人ちば水土里支援パートナーからのご出席もあり、総勢29名の参加でありました。
なお、この場を借りまして千葉県農林水産部耕地課・杉森課長はじめ大須賀副課長、農地・農村振興課毛利副課長ならびに関係各位様にあつく御礼を申し上げます。

2017/07/13(木) 一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会(中村)

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暑中お見舞い申し上げます

梅雨の時期ですが、猛暑が来ている関東地方です。
九州地方の被災された方々にはお見舞いを申し上げます。


千葉県北総台地は乾燥気味ですが、畑地かんがいが発達しています。
かんがいの元は北総中央用水です。系統図は農水省より拝借。

hokusou

 


今の時季は散水のスプリンクラーもフル回転、下の作物はサトイモです。
八街地方などは大産地ですが、台地の乾燥地に比較的湿地を好むサトイモ(熱帯のタロイモが仲間らしい)を作付けしているのが個人的には不思議に思うのです。

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やはり、北総中央用水のおかげであります。

なお、この時期の代表的な花を並べてみました。
タイサンボク、ノウゼンカズラ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ です。
**写真は全て拡大できます。

タイサンボク

 

 

ノウゼンカズラ

 

 

ノカンゾウ

 

 

ヤブカンゾウ

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