千葉県地すべり研究会(一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会共催)
平成27年度 地すべり対策技術研修会 報告

 先の平成27年12月4日(金)、表記の地すべり対策技術研修会が開催されました。
 本研修会は毎年千葉県地すべり研究会と一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会が共同で開催する技術研修会です。また、研修会のバックアップとして千葉県県土整備部・安房土木事務所、千葉県農林水産部・安房農業事務所、森林課・南部林業事務所などのご協力をいただいています。
 本年は安房農業事務所のご協力で講演ならびに現場(集水井戸)のご提供もいただきました。

 午前中の講演は午前10時から12時まで、安房合同庁舎の3階大会議室において70数名の参加を得て実施されました。
 ちなみに県土整備部(河川整備課・安房土木事務所・鴨川出張所・君津土木事務所)20名、農林水産部(耕地課・安房農業事務所・鴨川地域整備課・君津農業事務所・南部林業事務所・県土連など)29名、千葉県地すべり研究会・コンサル関係25名の参加でありました。なお、報道二社の取材もありました。

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講演風景と挨拶の熱田幹事


 講演は千葉県地すべり研究会幹事・熱田氏の開会挨拶に始まり、千葉県農林水産部耕地課副技監・小倉千生氏の代表挨拶をいただきました。

 小倉氏は「地すべりは大規模になる可能性があり、早めの対応をすることが肝要であり、地すべり対策は県民の生活を守るという意味でも重要、研修会参加者の力を借りて事業を進めたい」と、今後の協力を求めておられました。

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代表挨拶の小倉千生副技監



 その後、技術研修会の講演に移り次のような内容でありました。

(1)「地すべり対策の概要と課題」
   千葉県農林水産部耕地課 農地防災班 技師 上出 稜 氏

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上出稜技師

地すべりの基礎から事業の説明、概要などわかりやすいご講演でした。


(2)「地すべり防止施設の機能保全及び腐食鋼製集水井の内巻補強工法」
 新技術研究開発組合     
  共和コンクリート工業(株) 
  東京営業本部(農業推進室) 次長 五十嵐 正之 氏
  芦森エンジニアリング(株) 副部長  岡村 昭彦 氏

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左;岡村副部長    右;五十嵐次長

 まず、五十嵐氏が地すべり分布と防止施設の実態や対策工法の概要、さらには鋼製集水井の現状や補強工法などについて解説。官民連携新技術研究開発事業についても説明、紹介しました。
 
 次ぎに岡村副部長が集水井内巻補強工法の概要と施工方法など、部品を紹介しながら具体的な解説を行いました。



(3)地すべり対策の現場での課題
    千葉県地すべり研究会 会員 
             坂東 悟(道路建設コンサルタント)

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坂東会員

 地すべり対策工の分類と個々の紹介、また管理基準について豊富な経験談を踏まえて講義。


 

(4)永井大橋地区集水井の現地概要説明
  安房農業事務所 次長 鈴木 克弘 氏

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鈴木次長

 現地視察の事前説明として永井大橋地区の事業概要及び平面、断面、構造などについて解説。

 

***講演最後の閉会挨拶
  千葉県地すべり研究会(代表幹事)
  一般社団法人 千葉県農業土木コンサルタンツ協議会 
  会長 中村 雄兒


 以上で室内の講演を終わり、午後1時45分から現地視察として、参加者各自乗合で現地集合、現地解散としています。なお、現地の永井大橋地区へは安房合同庁舎から30〜40分掛かるため、各自食事を入れると少し忙しい感じとなりました。


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鈴木次長による現場説明



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女子技術職員も集水井内部へ



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内部から



写真(地すべり集水井)008




写真(地すべり集水井)016




写真(地すべり集水井)014



 現地を約1時間視察して現地解散しましたが、全般に好評でありました。


 なお、講師の各氏及び千葉県農林水産部耕地課ならびに安房農業事務所の関係各位にこの場を借りまして御礼を申し上げます。
       平成27年12月4日(金) 千葉県地すべり研究会(中村)
                       一般社団法人千葉県農業土木コンサルタンツ協議会


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