2008年05月29日

平成20年度拝宮農村舞台公演 人形ジョールリは楽しいな!

18ea10c0.jpg平成20年度拝宮農村舞台公演 人形ジョールリは楽しいな!

●日時 平成20年5月31日(土) 14:00〜16:00
●場所 拝宮農村舞台 徳島県那賀郡那賀町拝宮字白人谷1 白人神社境内
●主催 拝宮谷農村舞台保存会
●協力 那賀町、阿波農村舞台の会
●助成 日本芸術文化振興会
●演目
1 えびす舞/拝宮谷農村舞台保存会
七福神の一つ、恵比須は、多くの日本人が信仰する福の神です。
人形浄瑠璃が盛んな阿波、淡路には今でも「えびす舞」という芸能が伝えられており、恵比須の人形が大きな鯛を釣り、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛などを祈願します。
 米作良うて麦作良うて豆作も良うて
 よけも要らんのにトウガラシも良うて
 岡は万作沖は大漁か五階の松に
 鶴と亀とが一緒に舞い込む
 鶴は千年亀は万年
 お家は代々富貴繁盛
 おさまるこの家はお目出たや

2 新作「モラエス恋遍路」/人形浄瑠璃とくしま座
最愛のおヨネを亡くした後、おヨネの故郷である徳島で孤独に暮らすモラエスに、おヨネの姪のコハルは優しく接する。おヨネの面影を宿し若さに輝く明るいコハルに、モラエスは心を奪われる。そして、ついにモラエスはコハルに指輪を贈り、一緒に暮らすこととなる。そのような二人を身近に見守る智賢尼は、行く末に一抹の不安を感じていた。
時は流れ、コハルは幼なじみの佐吉の子どもを産む。裏切られた怒りと嫉妬から、激情に駆られるままにコハルを追い出してしまったモラエス。しかし、コハルはその後病にかかり、駆けつけたモラエスの腕の中で息を引き取る。
再び残されたモラエスは、老いと孤独の中で、おヨネとコハルの菩提を弔いながら暮らしている。そこを訪れた智賢尼に、愛憎と無縁ではいられない人間の性への思いを語る。

3 文楽人形とジャズのコラボレーション/吉田勘緑+木偶舎、KIND OF BLUE
自然界を治める神々との交信の場となる境内、
どこからともなく現れた神が舞台奥の神殿に佇む・・・
精神と肉体、理想と現実など人間界の様々な矛盾を身にまとう女が神を惑わす・・
人間の傲慢さが、ついに神を凌駕するかに見えるが・・・・・
ジャズと人形のせめぎ合いの中に、豊かな人間性を取り戻すヒントが!


出演者プロフィール
●吉田勘緑
徳島県三好市出身の文楽座技芸員。文楽人形の可能性を探るため、ジャズや沖縄民謡、能役者とのコラボレーションをはじめ、劇場の枠を越えた野外公演を全国各地で企画・演出し話題を呼んでいる。また、神奈川や京都、愛知、徳島など全国各地の人形座の指導にあたっている。京都芸術センター専任講師、首都大学東京非常勤講師、平成19年度には第22回国民文化祭とくしま2007・劇場王国まつりコーディネーターを務めた。

●大和友代(大夫)
鳴門市出身。昭和31年竹本島之助に師事。徳島県立城北高校民芸部に大夫として所属。昭和56年城北高校民芸部OB会(現城北座)第1回公演に出演。平成13年、人間国宝・鶴澤友路師に師事、現在に至る。

●藤本友幸(大夫)
平成座座長。川内子ども人形浄瑠璃クラブ代表。平成14年、人間国宝鶴澤友路師匠より、藤本友幸を拝命。平成19年5月、淡路素義審査会にて東小結。第22回国民文化祭とくしま2007において皇太子・皇太子妃両殿下ご臨席のもと「傾城阿波の鳴門」を上演。

●鶴澤友音(三味線)
平成元年、平成座発足と同時に入座。平成12年、人間国宝鶴澤友路師匠より、鶴澤友音を拝命。第22回国民文化祭とくしま2007において皇太子・皇太子妃両殿下ご臨席のもと「傾城阿波の鳴門」を上演。
●鶴澤友春(三味線)
平成8年、平成座入座。平成16年、人間国宝鶴澤友路師匠より、鶴澤友春を拝命。第22回国民文化祭とくしま2007において皇太子・皇太子妃両殿下ご臨席のもと「川内子ども人形浄瑠璃クラブ」の三味線をつとめる。

●KIND OF BLUE
JAZZをメインに、アコースティックからエレクトリックまで幅広い音楽性で魅せるワンホーンカルテット。上田浩之(tp)、後藤美穂(pf)、藤倉康一(b)、澤口和夫(ds)。

●木偶舎
全国各地の人形座から集まり、吉田勘緑氏の企画する舞台等で修行し活躍する人形座。

●人形浄瑠璃とくしま座
第22回国民文化祭とくしま2007で初演された阿波人形浄瑠璃の新作「モラエス恋遍路」を上演するため、オーディションにより結成されたモラエス人形座をベースに平成20年4月に発足。吉田勘緑氏の指導により、人形浄瑠璃の可能性を追求する。

●拝宮谷(はいぎゅうだに)農村舞台保存会
農村舞台や人形浄瑠璃、和紙漉きなど拝宮谷の豊かな文化資源を活用し、拝宮谷の活性化と心豊かな生活の実現、町全体の活性化に貢献することを目的に、平成16年2月10日に結成。戦後まもなく解散した「拝宮人形座」のえびす(初代天狗久作)を遣い「えびす舞」に取り組んでいる。  

Posted by nousonbutai at 10:17Comments(1)TrackBack(0)