ガセネタだろぉっ！！！！と思う。

　昭和天皇がＡ級戦犯合祀に不快感を持っていた証拠となるメモが発見されたなんて大騒ぎしてるけどさ、

　あれ、ガセだろ。
　
　だいたい、“白鳥”を“白取”と書き間違えるか？
　天皇は神社に“参拝する”ではなく“親拝”するんじゃなかったか？

　基本的なところがオカシイんだよ。天皇の側近があんなオカシな間違いするかっての。

　不思議なのは、メモの真贋論争をせずに、メモが事実として左も右も騒いでいるところ。あれがニセモノだったらって前提が全く無いまま、分祀論を後押しすることになるだろうだとか、国立追悼施設を作るしかないとか騒いでる。どうかしてるよ。しかし、国立追悼施設ってのは相当イカレた考えではあるがまだわかる。問題は分祀論だ。もう、前々から分祀は不可能ってことで決着がついてなかったか？だから国立追悼施設なるものが出てきたんだと思うんだが。

　俺が一番ひっかかるのは昭和天皇がＡ級戦犯をよく思ってなかったからＡ級戦犯を排除しようとする動きが凄まじいこと。天皇ってのは政治に一切タッチしてはいけない存在だろう。天皇がどうこう言おうとそれで政治が動くってのはありえない。戦前に天皇と政治が連動して、それで痛い目にあっているってのが現在の共通認識ではなかったのか。その認識が間違っているかは別として。
　なのに、今回、天皇陛下がＡ級戦犯を嫌っていたってメモが出た途端に天皇もおっしゃっているんだからＡ級戦犯はやはり邪魔なものって皆が考えてしまうのはどういうことなんだ。皆が否定している戦前の体制と同じことしてるだろう。天皇へ右にならえだよ。
　まったく、どうかしてるよ。なんでこんなに矛盾だらけなんだろう。政治家もおかしけりゃマスコミも国民もおかしい。
　
　日本は戦争に負けたんだと実感。ＧＨＱによる戦前と戦後の歴史の分断工作が見事に成功したのだ。だからあんなメモでみんな大騒ぎするんだよ。

　・・・とここまで書いて、もし、あのメモが本物だったらって不安になってしまった。もし本物だったらスマン！
　まぁ、さ、その、さ、つまり、さ、だからさ、政治家、マスコミはさ、メモの存在に狂喜乱舞してＡ級戦犯分祀！なんて条件反射で騒がずにさ、事の成り行きを冷静に見守るってのが大事なんだと思うんだけど。