ドラマ「CO 移植コーディネーター」


移植コーディネーターとは?
臓器移植を希望するご家族の元に赴き、臓器移植の概要説明、臓器移植を希望された場合は手術の説明等を行なっていきます。

臓器提供者の家族、移植希望者(レシピエント)の間に立つため、それぞれのデリケートな話にも立ち入ることとなります。

また、臓器をどのようなルートで運ぶか、手術室の手配など 様々な手配、調整が必要なお仕事です。

※このブログの文書は素人が簡単にまとめてるだけなので、実際はもっと色々な仕事があると思います。。)

IMG_4040


◆医療系ドラマって。
医療系のドラマって 医療に従事してない方でも話が分かりやすいように、シナリオが工夫されていますよね。

医療知識だけズラッと語られても頭には簡単に入ってこないので、
ある問題なり課題を軸に、医局で活躍するさまざまな登場人物、患者とのやり取りを介してドラマを楽しめるようになってる。

そして、出てくる登場人物が個性的だったり、辛いながらもクスッと笑えるような小ネタも挟まれたり、
医局での権力争いハラハラドキドキするような場面もあって飽きない。

IMG_1704


で、このCO 移植コーディネーターはいうとそういったドラマと比べるとかなり現実的。
笑える要素も出てこないし、急展開もなく割とたんたんと物語が静かに進んでいきます。
 
ドラマが面白かったというより、
臓器移植の条件や提供の場合の優先順位などが個人的に気になりました。
ので、日本臓器移植ネットワークのサイトや臓器移植に関する法律を見てみる良いキッカケになりました。

IMG_3459


なお、私は臓器移植提供カードを持っていないので、
仮に脳死判定となった際の移植の判断は家族に委ねられることとなりますね。
チャロや実家の家族はどのような判断をするのでしょうか??
迷わせるのも可哀想なので、カードはもち歩こうかなと思いました。

人生何が起こるか分からないという事を先月感じたのでこんな事を書いてます。
私はとっても元気で毎日陽気にすごしています。(^_−)−☆


IMG_3982



◆第1話。CO 移植コーディネーター
今回の主人公は腎臓に病気を抱えており、人工透析で病院に通う須藤亜季さん。

ある日旦那さんが不慮の事故に遭い、脳死判定となってしまう。

旦那さんは「臓器提供意思表示カード」で全ての臓器において臓器提供の意思を示していた。

「臓器移植提供を希望します。でも僕の腎臓だけは妻にあげてください。」

亜季さん含め、家族も旦那さんからの腎臓提供を希望するが、
ある覆せない問題にぶち当たってしまう。


これはレビューではないので以下脈絡なくまとめてます。

臓器臓器移植ネットワークによると8月末時点で臓器提供を待ち望んでいる患者さんは14,029人。
そのうち腎臓提供を待ち望む患者さんは12,332人。

臓器提供の優先順位は登録順ではなく、医学的要件から「適合条件」「血液型」「サイズ」「抗体反応」等々。

移植提供の機会が生まれた際には、
コンピューターでこれらの諸条件を考慮し、移植希望者(レシピエント)を割り出すそうです。

なお、これらの条件の手前に、
「親族に対し臓器を優先的に提供する意思が表示されていた場合には、当該親族を優先する」
とあります。

 ただし、

この場合の親族とは、「婚姻届を提出している」。
つまりは同棲、事実婚の場合は「親族」とは認められません。
臓器提供者本人の意思があったとしても、希望は受け入れられないということです。

この事実を最初に知った時。
正直本人の希望が叶えられず、他の移植希望者(レシピエント)に臓器提供がされるという点に違和感を感じました。
ですが、色々調べていくうちに納得がいきました。
一番の理由は「公平性を保つため」。

本人の意思(本人の意思が確認出来ない場合は家族の同意)で誰にでも臓器を譲れるということになったなら。
臓器提供の優先順位をすっ飛ばして「お金で」手に入れようとする方もいますよね。
でも自分や家族の命に関わること、そういった発想が出てくるのは自然な事だと思います。

あとは、これは想像だけど 移植目的の殺人が起こる可能性も少なからずあるのかなと。

なお、自殺による親族への臓器移植もNGとされています。これは理由が想像しやすいですね。


で、ドラマの話に戻るんですが。以下ネタバレ



脳死判定された旦那さんと亜季さん、実はまだ婚姻届を正式に出していなかったんです。
生前二人で然るべきタイミングで出そうと決めていたようですね。

臓器移植法において事実婚は「親族」と認められません。
結論、亜季さんは脳死判定された旦那さんの腎臓を受け取る事は出来ませんでした。

印象的な言葉がこちら、
「腎臓を待ってるたくさんの人の列に横入りしようとしていた。」

「私は人工透析をすれば生きられるし、もっと症状の重くて移植を待ち続けてる人はたくさんいるのに・・・」と。

確かにそうかもしれないのですが、
事実婚ではなく普通に入籍していたら 旦那さんの腎臓は受け取れた。

先に書いた通り「公平性」を保つために決まりがあるわけで、
今回腎臓を受け取れなかった事も仕方がない事なんだと思います。



まぁでも仕方がない事ではありますが、 
気持ちとしては 亜季さんに旦那さんの腎臓が移植されてほしかったですね。

そんな矛盾する気持ちを感じつつ、臓器移植についてもう少し知りたいなと思いました。

 


「臓器移植提供を希望します。でも僕の腎臓だけは妻にあげてください」





参考


・臓器の移植に関する法律