今年もアニメの振り返りとしてこの企画に参加します。
「話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選」参加サイト一覧
新米小僧の見習日記さんで集計をされていますのでリンクを掲載させていただきます。

私の昨年の記事はこちら
話数単位で選ぶ 2015年のテレビアニメ10選


1.ファンタシースターオンライン2 ジ・アニメーション #9 『戦力外通告』
 「なるほどこれはPSO2の世界観を見せるよりも、PSO2というゲームを楽しむ人々に焦点を当てたアニメなのだな」と思って楽しんでいたら終盤に大きな仕掛けがあって驚かされた。そこからの展開もゲームで育んだ人間関係を活かしつつヒロインを救うという王道をやっていて最終回は大変燃えた。画面の向こうに人間がいて繋がっている、というのが全編通底したテーマとしてあった。
 とぼけた笑いも大きな魅力のアニメだったが、イツキ君の敗北と復活をかっこわるく・かっこよく描いた#9を選ぶ。

2.アクティヴレイド 機動強襲室第八係 #7 『ロングレールライフ』
 アクティヴレイドは大きめの話をバックで展開させながらも、一話完結でバラエティに富んだエピソードをいくつも見せてくれた。話数単位で選ぶ企画向きのアニメだろう。キャラの立たせ方も上手かったのか、なんとなくユーモアを感じるのか、見ていて本当に楽しかった(瀬名が飲み会で出た1桁円の釣りをエレベーター渡すシーンとかが好き)
 #7は犯人・小針の鉄道模型に影響を受けた星宮が、彼と娘の人生を鉄道に例えながら自首を促すシーンが素晴らしかった。よくわからない鉄道用語が矢継ぎ早に繰り出されるが、情にストレートに訴える芝居とBGMが「こういうシーンなのだ」と強力に主張してくる。このシーンが明らかに人情ものなだけに、小針が迎える結末がショッキングに映り悲しみを誘う。
 他の話数ではポーカー回の#5、ロボット回の#6、瀬名と凡河内みほのラブコメな#9、と中盤が印象に残る。

3.最弱無敗の神装機竜 #10 『少女達の報酬』
あまり多くは語れないがキャラデザがかわいくて綺麗で最高のアニメだった。#10はルクっちガールズとデート+切姫夜架登場、お風呂もあるよ。ハーレムここに極まる。




4.ハイスクール・フリート #12 『ラストバトルでピンチ!』
 番組名変更、はいふり言えるかな、はいふりカメラ…と本編以外でも話題を提供してくれたハイスクール・フリート。放送中はなんじゃこりゃという心境だったが、キャラをある程度頭に入れて少し冷静に見直すと晴風メンバーが生き生きと動いているところに楽しさを発見できることがわかった。再放送は楽しみにしている。
 #12は火薬量の多い映像の中流れる『High Free Spirits』、夕陽の中に沈む晴風のシーンに見えるブルーマーメイドとしての成長の跡…とお腹いっぱいの最終話だった。

5.ばくおん!! #8 『ふゆやすみ!!』
 基本路線はバイクネタのギャグで、勿論それも面白いけど魂を持ったバイクや神様という不思議要素、ギャグに絡めた寓話性、時折見せるリリカルさでより素晴らしいアニメになった。内山夕実と東山奈央が確実な仕事をした。
 1つ選ぶのがとても難しいが、冬場にバイクに乗る辛さを話の軸とした#8を選ぶ。原付ではあるが私も10年間二輪に乗っているので、特に寒さに耐える正月の話は共感を持って見ることができた。
 アバンタイトルは寒い朝なかなか掛からないエンジンをキックでスタートするというだけの話だが、なかなかおかしみを感じさせてくれる見せ方をしていると思う。太陽を見上げるモジャの顔の省略具合とか。クリスマスのエピソードはキラキラした街並みが印象に残る一方で鈴乃木人形の首が折れるくだりの不吉さも良い。
 他には「ドゥカティは壊れません(ハーモニーショット)」で締める#4、問題の洗車シーンの#5、急性スズキ愛好症の#11など強烈な思い出が残る。今考えるとダジャレが多かったような気がする。




6.チア男子! #9 『太陽の涙』
 チアという題材から温度差の出やすい大学のサークル活動を面白く見せてくれた珍しいアニメ。会話の細かい部分で気が利いているというか、少し余分で自然なおしゃべりが見ていて小気味よい。ひねりのあるストーリーとかではないが、素直で爽やかだった。
 #9はそれまでチームを引っ張ってきたカズがメンバー達に励まされてチアをやる理由を再び得るという話。カズが積み重ねてきた事が本人に返ってくることで、チームっていいものだよなと思わせてくれた。

7.アンジュ・ヴィエルジュ #3 『絆の代償』
 なるほどこのアニメは本気かもしれないぞという印象を確信に変えた#3。蒼月紗夜が持っている特別な存在への憧れや現状への焦りが回想モノローグや「次なんて無い」という言葉で端的に表現された#1も良かったが、それがこうして爆発するとは思わなかった。日向先輩とのバトルは後悔の念と天音を助けて謝るのだという決意が強烈に表現されていた。「闇堕ち」は一例だが、インパクトのある台詞を多く残した。
 アンジュ・ヴィエルジュが優れていたのはシリアスで前向きなストーリーをやりながらも、お風呂や軍人姉妹コントをはじめとする冗談要素を毎回忘れずに入れてきたバランスだったろう。
 どの話数も女の子同士の心のぶつかり合いを真剣に描いた傑作だった。




8.ドリフェス! #10 『夢の旅へ 純哉の決意』
 ドリフェス!も毎回毎回本当に楽しく、かつ真面目で、傑作だった。ぶつかり合いがありつつも暗くなることもなく、友情って、人を笑顔にできるっていいよねと、素直に伝えてくれた気がした。
 #10は純哉くんが悩みながらも長く憧れていた夢よりも5人でDearDreamをやっていく事を選ぶという話だった。下手をするとアイドル個人としての向上心はどうしたとか仲良しでやっていくのか、という風に見えてしまうのかもしれないが、彼らが自らの想いをさらけ出すシーンはその選択になるだけの熱量があったし、彼らが互いにアイドルとして尊敬しあっているという事も積み重ねとしてあった。
 千弦が気まずさに耐えかねてしりとりを提案して自爆し(かわいい)、イーサン・マッカーディ→ディアドリームへと繋げるのが技巧的だった。
 続編制作も発表されたしアニメ以外にも乗っかっていきたいがどうなる2016。

9.ALL OUT!! #7 『全部できるようになりたい』
 アニメとしては、ラグビーもチアに負けず珍しい題材。W杯があって世間の関心が高まっているのも企画の背景にあるのかもしれない。自分もちょくちょくではあるが試合を見たり、秩父宮で観戦したりもしたのでいいタイミングで放送してくれた。
 それまでタックルだけの関心でラグビーをやってきた祇園が自分勝手さに気付かされてチームが何か意識するという回。その自分勝手さが人を遠ざけてきたと反省する様が深刻だった。必死で練習をする石清水を見て無意識にパスを出してしまうシーンも、一所懸命な人間を見れば心が動くということを上手く表現してくれた。似たようなところでは#9で顧問の吉田が思わず審判に抗議してしまうところがよかった。

10.アイドルメモリーズ #10 『運命の日』
「SNSは簡単に自己承認欲求を満たすことができる。だけど、いいねボタンを押したり、素敵ですとか言ってくるのはごく一部の人たちだけなんだ」
「そんなことない」
「世界に広がるはずのネットが、ハマリすぎるとむしろ視野が狭くなり、世界が狭くなってしまう場合があるんだよ」
「……」
「君がやっていることがつまらないと思う人が、直接文句を言うと思うかい?」
「ここなだって炎上経験あるにゃにゃ」
「実はそれはごく少数の人なんだ。殆どの人は何も言わないよ。ただ見なくなるだけだ。そういう声をあげないファンたちには気付けない」
「そんな人嫌いにゃ」

 早川心桜の画に力が入っていたのがよかった。
30分枠の半分を女性声優のトークや制作者インタビューに使っていたが、こういうものも素直に見られるようになった。特に菊池カツヤ監督、大野木寛さんのインタビューは興味深く見た。
 アニメパートは監督によれば「非常にテンポが速い」が、VR空間の向こうに生身の人間がいることを意識したり、押さえるところは押さえつつStarRingとShadowの活躍をまっすぐ描いてくれたと思う。
 中国語講座では「宅」と「前方高能」だけははっきりと覚えたので使っていく。



その他とても良かったタイトル
キズナイーバー
想いのかけら
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
ももくり
アクティヴレイド 2ndシーズン
魔法少女育成計画
装神少女まとい
マジきゅんっ!ルネッサンス