プロ野球セイバーメトリクスReference

日本プロ野球についてセイバーメトリクスによる分析を行います

今回は遊撃手のUZRについて、2015シーズンの データを利用して年度間の相関をアップデートしました。

2014年時点の相関係数は、以下の記事で掲載しています。
NPB版UZRの検証
NPB版UZRの検証 その2

今回追加した2015年のUZRは、「1.02」およびDELTA社のメールマガジンを参考にしています。
2015年よりDELTA社の運営するデータサイト「1.02」が公開されましたので、データの確認が容易になりました。
http://1point02.jp/op/index.aspx

今回は全選手のデータが出そろっていないため、守備イニングが比較的長い選手の多かった遊撃手についてアップデートしました。

UZR_2015_年度間相関

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様々な軌道を描いてホームベース上で打者のバットと対峙する変化球は、野球の大きな魅力のひとつです。

呻りを上げる豪速球や切れ味鋭く曲がる変化球、タイミングを外す緩い球など、投手は様々な球種を駆使して打者と対決しています。

中でも打者を翻弄する強力なボールは"伝家の宝刀"、"魔球"と呼ばれ、プロ野球の世界では1球1球がファンを沸かせるエンターテインメントとなっています。

近年も、田中将大のスプリット、黒田博樹のツーシームが"魔球"としてメディアを騒がせました。

松坂大輔のジャイロボール論争も記憶に新しいところです。

また、大魔神佐々木のフォーク、岩瀬仁紀のスライダー、藤川球児の火の玉ストレート等、時代を代表するクローザーのウイニングショットは今でも語り草となっています。


今回は、投手が投げる様々な球種について焦点を当てて検証を行います。 続きを読む

昨年、広島の菊池涼介が2年連続となる補殺記録の更新を達成しました。
菊池は守備範囲の広さが評価され、圧倒的得票数でゴールデングラブ賞を受賞するなど、記録的な守備のインパクトを残しています。
レンジファクターに代表される"レンジ"の守備指標も記録的と言って良い数値であり、イメージを裏付けるものとなっています。
一方で、グラウンドを区分けした"ゾーン"を使用するUZRでは、優秀な数値ではあるものの、常識的な範囲に収まっています。

ゾーン系とレンジ系の指標が大きく乖離した原因の一つとして、打球の偏り、つまり菊池のポジションに偶然打球が多く飛んだだけではないか、といった意見もあります。
確かに広島は右投手が多く、必然的に対左打者が多くなると推察されます。
また、ゴロを打たせる投手が多いので、合わせて右方向へのゴロが多くなる可能性は高くなりそうです。

しかし、実際にセカンドへのゴロ数はどれほど差が出るのか、定量的な議論は中々ないものと思われます。
野球は数字のスポーツですから、数字を使った議論が必要です。


そこで、今回の記事では打球方向についての考察を行います。
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