2019年12月08日

「防災キャンプ in なきじん」のため、沖縄県へ

IMG_4704古賀は12/7(土)から1泊2日で、SAVE JAPANプロジェクト&Happyぼうさいプロジェクト「防災キャンプ in なきじん」のコーディネートに従事。夏場から複数の協働先との準備を重ねつつ、いよいよ当日!!ということでドキドキワクワクしながら臨みました。
初日は「防災日和」と称したくなるぐらいの風雨で、防寒が欠かせない過ごし方でしたが、2日目は次第に持ち直しました。キャンパーボランティア10名を含め計58名が参加し、経験豊富な皆さんのおかげさまで、「またやりましょう!」「また参加したい!」といった前向きな余韻のままに無事に終えることができました。以下、詳細のレポートを記載します。


写真 2019-12-07 14 38 24会場の今帰仁村総合運動公園のあちこちに「防災キャンプ in なきじん」のチラシが貼られていました。
まずは改めて、1泊2日がかりでのプログラムの内容を再掲します。



1日目 <12/7(土)>
14
:00 キックオフ、オリエンテーション
  食とスポーツの体験コーナー
  .妊スクゴルフであそぼ!
   県内屈指のディスクゴルフの達人がじきじきに指導します。
   (講師:仲程 洋輔さん/日本ディスクゴルフ協会)
  △澆鵑覆任瓦呂鵝 船轡Д▲ッチン
16:00 おさんぽタイム
   経験豊富な防災士と近隣を散歩しながら、防災のことを学びます。
   
(講師:稲垣 暁さん/防災士)
18:00 お泊まりオリエンテーション
19:00 みんなでごはん 〜シェアダイニング
ゆんたくナイト 今日楽しかったことや防災のことなどを、皆でゆるゆるゆんたくしましょう。
〜 就寝23時
2日目 <12/8(日)>
6:30 起床
7:00 ラジオ体操、朝食
8:30 ふりかえりタイム
9:00 片付け、アンケート
10:00 解散

■おやくそく
1.自助を学ぶために、2日間とも「自己完結」とします。使いたいもの(食べ物・飲み物・眠る時をはじめ生活に必要なもの)はご自身で用意された上で、ご参加ください。
2.持ち物はリュックサック1つ分を目安として、避難する場面を想定して荷造りしてみましょう。それだけでも色々な発見があるはず。
3.試してみたい防災グッズやアイデアも当日ぜひお持ちください。
4.シャワー・お風呂もお使いいただけます。但し、シャンプー等は各自ご用意ください。


以下、時系列でのレポートです。

1日目
写真 2019-12-07 13 12 09写真 2019-12-07 13 41 4912時に集合し、関係者で打ち合わせ。スタッフ+講師が一堂に会し、改めて自己紹介をしつつ、流れと役割分担を確認しました。皆さんが厚着をしている通り、外は激しい風雨で気温も上がらないままでした。


写真 2019-12-07 14 34 32体育館隣のクラブハウス(畳敷きの広間がある建物)の屋外で受付を開始しましたが、悪天候のため、野外ではなく体育館を拠点として過ごすこととなり、屋内に移動して対応しました。



写真 2019-12-07 14 39 30開会の前から、沖縄県ディスクゴルフ協会の仲程さんの指導で大人と子どもが入り混じりながら遊んでいました。




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体育館を半分に区切った隣のスペースでは、沖縄県レクレーション協会の方々がボッチャの体験コーナーを設けてくださいました。




写真 2019-12-07 14 52 03写真 2019-12-07 14 53 51いよいよ開会。共催団体の一つ、この公園施設の指定管理者でもあるNPO法人ナスクの伊禮理事長が挨拶され、来賓として喜屋武今帰仁村長も挨拶。先月の役場訪問時と同じく、スイカ(村の名産品)のキャップをかぶって登場されました。
写真 2019-12-07 14 58 06写真 2019-12-07 14 58 37司会のNPO法人ナスク・山内クラブマネージャーの進行で、共催団体のもう一つ、那覇市で「防災キャンプ」を末席コラボさせていただいているNPO法人地域サポートわかさの宮平さんがオリエンテーションをされました。

写真 2019-12-07 15 29 33年間80日はキャンプしている「キャンパー」でもある宮平さんが、キャンプ初心者の方も多いだろうという想定から、10組のキャンパー仲間の方々を「キャンパーボランティア」としてコーディネートしてくださり、この時間中はそれぞれにテント設営などテキパキと準備をされていました。

写真 2019-12-07 14 59 18沖縄県キャンプ協会の玉城副理事長の計らいで、ライトや熱源のグッズの展示も。ボーイスカウトの活動も長らくされているそうで、新旧さまざまなグッズを一覧できました。参加者は興味深そうに玉城さんに質問しては、手に取っておられました。USB対応で暖色を発するLEDランプなどもあり、アウトドアの技術も日進月歩と実感しました。

写真 2019-12-07 15 20 04写真 2019-12-07 15 21 52写真 2019-12-07 15 13 39体育館の壁面には、村内にある「北山(ほくざん)学童クラブ」による3地区にわたる防犯・防災マップが展示されていました。ラミネート加工された模造紙大のもので、インタビューも丁寧にされています。若狭児童館(那覇市)も同様の取り組みをされていますが、子ども目線で捉えた防犯・防災情報こそ貴重と改めて感じました。(関連記事:役場広報誌「広報なきじん」2018年10月号、PDF3ページ目

写真 2019-12-07 15 23 08その脇には村が作成している防災マップも陳列されていました。車中泊のためのグッズもあり、防災の分野も日進月歩と改めて感じました!



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写真 2019-12-07 16 03 02写真 2019-12-07 16 22 02体育館の隣に設けた「シェアキッチン」では、講師の下地さんが耐熱ビニール袋を用いた湯煎でのカレー制作を披露されていました。子どもたちも興味津々で、材料を袋に入れ、ぐつぐつ沸騰した鍋に投入する工程を体験していました。耐熱ビニール袋は100円均一店で扱っているそうで、スーパーの袋詰めコーナーにある薄手の袋は勧めないとのことでした。30分も経過すると、いい香りが立ち込めていました。

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写真 2019-12-07 17 11 09写真 2019-12-07 17 15 54写真 2019-12-07 17 17 5116時を過ぎた頃から、防災士の稲垣さんのナビゲーションで「おさんぽタイム」へ。体育館内でご自身の阪神・淡路大震災での被災体験や以降の被災地支援の経験に基づいた、防災に大切な視点や沖縄県内の災害特性についてお話を聞いた後、全員でシェアキッチン→野外テントコーナー→風呂→トイレ→広場の順に徒歩で回りながら、災害時の”あるある”ケースや留意点についてお話しいただきました。

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写真 2019-12-07 20 03 15夜の「シェアダイニング」の時間には、NPO法人地域サポートわかさの宮平さんのテントにお邪魔して、Happyぼうさいプロジェクトにも多大なるご協力をいただいている宮城さん(那覇市若狭公民館館長、NPO法人地域サポートわかさ)同席された日本NPOセンター(SAVE JAPANプロジェクト 全国事務局)の千代木さんらと一緒に、持ち寄った食材を楽しみました。キャンプのエキスパートである宮平さんのお手持ちのランプ・ベッド・座卓・ラグマット等のグッズがどれもユニークで、「防災」の学びを意識しつつも、ゆったりとくつろぐことができました。

写真 2019-12-07 20 10 12古賀は宮平さんに簡単に立てられるテントとシートをお借りし、体育館内で過ごすことにしました。シートは沖縄県キャンプ協会の玉城さんもお貸しくださり、寒い夜でしたが鬼に金棒の態勢となりました。キュートな柄のテントがあちこちに立てられていて、今時のアウトドアシーンも体感できました。

写真 2019-12-07 20 33 29写真 2019-12-07 20 56 41それぞれにそれぞれの「シェアダイニング」を愉しんだ後、サプライズ企画として、全国の都道府県を行脚しているミュージシャン・三浦タカさんによるライブが開催されました。NPO法人ナスクの矢貫さんが東日本大震災の被災地支援のため岩手県陸前高田市に出向いた際に知り合い、三浦さんがちょうど沖縄県に来られるタイミングがこの日と重なったため、今帰仁村にも寄ってくださったとのこと。スーツケースを提げ関東から来られた追っかけファンも数名おられました。ちょうど12/7の前後に誕生日を迎える方々がいるということで、さらなるサプライズ企画としてバースデーケーキも準備されていました。「防災が目的のキャンプにしては準備良すぎ!サプライズ多すぎ!」という笑いの声も聴かれました(笑)。

写真 2019-12-07 21 34 15写真 2019-12-07 21 36 02写真 2019-12-07 21 37 41コンサートが終わった後、追っかけファンのうちの2名が「那覇に宿はあるものの、今日中には帰れないから泊めてほしいのですが・・・」と申し出てこられ、急きょ宮平さんにテントを立てるサポートをいただきました。災害時も観光客が避難所に来られるケースが増えているそうで、まさしくそのシミュレーションともなりました。

写真 2019-12-07 22 02 59また宮平さんのテントに戻ると、宮城さんが着火したツナ缶ランタンがまだ燃え続けていて、皆でびっくりしました!防災士の稲垣さんも合流され、あれこれお話ししている最中も燃え続け、合計3時間ほど燃焼。宮城さんが缶のフタを全開したら徐々に消えました。芯の丸め方が絶妙だったのではとふりかえっていましたが、メーカー別およびオイル種別での燃焼時間比べをやるのも面白いかもしれませんね。

体育館でのテント宿泊組の子どもたちは、深夜まで段ボールで遊んでいました。


写真 2019-12-08 7 59 39写真 2019-12-08 7 03 57写真 2019-12-08 7 03 28翌朝はまだ風は強かったものの、きれいに晴れました!6時半に体育館の照明が点灯され、7時から沖縄県キャンプ協会顧問の浦崎さんの指導により、ラジオ体操を行いました。浦崎さんはラジオ体操連盟のメンバーとしても長らく活動されているそうで、とても80歳代には見えない体幹の持ち主と、運動不足の我が身を恥じ入りながら敬服しました。

写真 2019-12-08 7 49 17写真 2019-12-08 7 42 58矢貫さんお手製の、台湾の「線麺」という素麺のような食材を用いたあったかいにゅうめんをいただきました。牛肉や野菜の素材の味が一日の始まりを元気にさせてくれました。災害時の炊き出しでは温かいものが被災者に喜ばれるとのことで、確かに被災後、冷めたおにぎりやお弁当が続くとそうなるだろうなとも思いました。

写真 2019-12-08 8 02 55写真 2019-12-08 8 22 21食事もひと段落したところで、ふりかえりタイムへ。参加者に感想を言っていただきましたが、
・「防災」も「キャンプ」も、いずれも初心者として参加した。楽しく学べた。
・冒頭のフライングディスクを含め、子どもたちとゆったりした時間を過ごしながら学ぶことができた。
・一人っ子の子どもが、他の家庭の子どもたちや大人たちに良くしてもらえてありがたかった。
・今後も是非続け、地域と社会全体で防災が備わるような方向になれば。
・村外でもまたやってほしい。(那覇市・浦添市などの都市部からの参加者の声)
といった声が相次ぎました。
今回は宿泊を前提に参加された方が大半で、互いに初対面という方々も多かったようですが、年代を超えて仲良くなれる時間にもなったようで、被災時の避難所等における近隣者とのコミュニケーションの持ちかたや日頃からの備えといった点でも、多くの学びがあったようです。

IMG_4748終了後は関係者でふりかえりを行いました。
キャンパーからは防災をからめることで意義が深まるという声が異口同音に聞かれ、那覇市での「防災キャンプ」(一例の記事)しかり、「自助」・「共助」を一挙両得できる「キャンプ」というアプローチの可能性を感じました!
ゆるゆるとご参加いただいた皆さん、今回の企画に事前段階からご協力いただいた全ての関係者の皆さん、本当にありがとうございました!

同村をはじめ、最近広がりを見せつつある「防災キャンプ」全体の弾みになりますよう、切に願っております!!
(ふりかえりミーティング+打ち上げもやりましょう!) 


写真 2019-12-07 15 27 21写真は今回の会場である、今帰仁村総合運動公園の体育館入口にあった掲示板。日常生活における運動を推進してきた地域性のある同村ならではの、多種目での運動プログラムが日々さまざまなグループ・サークルにより展開されています。こうした素地と、地域密着のコーディネート役(NPO法人ナスク)があってこそ今回のプログラムが成立したということも、感謝も込めて念じておきたいと思います。

古賀としては、上記の通り、「防災」×「キャンプ」の意義を改めて確認したのはもとより、
(調整が大変とはいえ)公共施設の活用可能性
・複数の主体間での協働の座組みのあり方
・継続策
・サイレントマイノリティへのアプローチは依然として懸案
といった論点を得ています。目下のHappyぼうさいプロジェクトをはじめ、今後の諸々の取り組みにも大いに生かしていければと意を新たにしております!

【12/12加筆】一日目にご参加くださったFumika様より、すてきなレポートをアップいただいております。ありがとうございます!



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