2022年12月13日

宮崎県社会福祉協議会「みやざき交流集会2022 in みまた」に登壇

名称未設定古賀は宮崎県社会福祉協議会主催「広がれ、助け合いの輪!みやざき交流集会」2022 in みまたにコメンテータ兼パネラーとして登壇しました。写真は閉会後の記念写真をつないだものです。総勢80名近くが参加されました。この企画はこれまでオンラインで3回にわたり「Branch Meeting(ブランチミーティング)」として開催され、今回の集会はその総括も含めて、オンラインではなく対面で開催されました。オンラインでは毎回70名ほどが参加され、今回は三股町にそれ以上の方々が集結されました。開会時に古賀からこれまでのふりかえりのお話をしたのち、三股町社会福祉協議会の皆さんによるコーディネートにより、「社会科見学」と銘打って町内で生み出されている計8つのプロジェクトの現場を巡回し、キーパーソンの方々にじかにお話を聴く形がとられました。以下、なるべくたくさんの写真でもってレポートします!

IMG_0876現在、町内では実に150ほどのプロジェクトが進行中とのことで、その陰日向での推進役となっているのが「コミュニティデザインラボ」(三股町社会福祉協議会)です。
会の冒頭、古賀よりこれまで3回のオンラインプログラム(みつける、つながる、ささえる)の各回のポイントおよび共通して浮き彫りになったポイントをお話しました。
その後、「社会科見学」と題して、複数のグループに分かれて8つのプロジェクトの現場を回遊しました。青少年の居場所を兼ねたこども食堂および学習支援スペース、”共同売店”のようなコンセプトの購買部、コワーキングスペースとシニアの活躍機会づくりを兼ねたカフェなどなど盛りだくさんの内容で、住民の皆さんによる肩肘張らない創意工夫がキラリと光っています。また、いずれも三股町社会福祉協議会がしっかり伴走されています。以下、順次紹介します。


IMG_0861このイベントのメイン会場でもある「森の子学習塾」。一人の中学生の進路を有志の大人たちがサポートしたことを契機に、より多くの子どもたちに学習機会を保障する拠点として運営されており、折々で食事提供もなされています。「タテヨコナナメ」との有機的な連携も魅力的です。




IMG_0863IMG_0866「comeking spece co-me(コメーキングスペース コメ)」。「忘れっぽいカフェ」をコンセプトに、注文時は客が自ら紙に書いて手渡しをするなどの工夫を凝らされています。ここでは、三股町社協がコーディネートしている「みまたん宅食どうぞ便」なる宅食事業の紹介もなされました。


IMG_7136KIMAMA PRODUCTS。多様な働き方を可能とする拠点として、目下企業と協業でアップサイクルのグッズ製作・販売を手掛けています。






IMG_0868IMG_0869「Glocal Guest House WAJIMA(グローバルゲストハウス 輪島)」。元横綱・輪島が宿泊したことがあるゆかりのある建物を、リノベーションしてゲストハウスにする計画で、旅館業法に基づく営業許可も取得予定とのことでした。




IMG_7158「樺山購買部」。子ども向けの文具から、大人・シニア向けの惣菜や貸出書物などを取り揃えるショップです。月一回「謎の市」という住民による持ち寄り型のフリーマーケットも開催されているそうです。文具もフリマも単価数十円という設定ですので、気軽に立ち寄りやすいことでしょうね。


IMG_7109「りんりん食堂」。拠点はお寺で、月に2回、お寺の本堂で多世代向けの食堂活動を行っています。多くの食材の寄付があり、毎度の食事は多品目メニューになっているとのことです。





FullSizeRender最後は”おまけ”ということで、郷土芸能のジャンカン馬踊りの主役・栗姫を観賞しました。北海道産の大きな馬でびっくりしましたが、愛らしさにしばし見惚れました。公式インスタもあります。






IMG_7077クロージングでは、宮崎県社会福祉協議会 地域・ボランティア課の大山さんの進行の下、三股町社会福祉協議会の松崎さん・九州大学人間環境学研究院の高野先生および参加者の皆さんとともに、前段の「社会科見学」を踏まえてのふりかえりを行いました。三股町内における諸々の取り組みのキーパーソンでいらっしゃる松崎さんへの質問も複数出され(古賀もパネラーの立場でありながらいくつか質問させていただきました!)、それぞれにそれぞれの「お持ち帰り」があったんだろうな〜という余韻ある会となりました。


「百聞は一見にしかず」という言葉しかり、現場に身を置きつつ実践者の方々(今回は「プレイヤー」と称されていました)にじかにお話を聴くことの大切さを改めて痛感しました。小さな町だからこその取り組みという側面もありますが、仕掛ける側の方々の巧みな動きによるところも大きいと思います。
今回の一連のシリーズ企画は、その辺りの企図も学び取れました。宮崎県社会福祉協議会の皆さん、本当にお疲れ様でした!

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