ギフテッド 天才の育て方2010年新年を迎えて!

2009年12月25日

正しい努力?

ILB27097

 

 今年一年、LD・ディスレクシアの当事者といろいろなワークショップをして、つくづく感じたことがある。能力に凸凹がありすぎて、ごく平凡な作業をするのが困難なことだ。11月に行ったワークショップで、4人の当事者が運転免許を持っているが、だれ一人検定試験にストレートで合格した人がいなかった。このぐらいならまれにあるかもしれない。ところが、その中の二人は一回で時間が足りず、自動車教習所に再入学したというから、
偶然にしても話が出来すぎている。
 つまり、ディスレクシアの人間にとって自動車免許を取るのはごく平凡な人々が考える以上にたいへんであることがわかる。「両手でハンドル握りながら、右足でアクセルを操作する」「二択の問題を時間内に鉛筆で印をつける」「交通標識を車内から正確に確認」「左右を瞬時に判断」等、出来ないと自動車を凶器にしかねない。かくして、4人のうち3人は免許を取ったものの、自分や周囲の安全を考え、ペーパードライバーである。3人は、自動車教習所で
LD・ディスレクシアの人々の困難さを痛いほど学んだのだった。自動車教習所に通った時間と費用は無駄と言ったら、言い過ぎかもしれない。でも、LD・ディスレクシアの人々には他のもっと得意なことに、時間と費用を使ったほうが有意義であったのではなかろうか。
 これは何も人間ばかりではない。
警察犬の試験に落ち続けても、めげずに訓練に励む姿が人気を集める香川県の丸亀警察犬訓練所の「きな子」(雌、7歳)が17日、同県丸亀市であった6度目の試験に臨んだ。今回も不合格であったらしい。


http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20091130000111


犬だって、才能がある。苦手なものがあっても不思議はない。

前に一度も勝てなかった競走馬ハルウララが人気を呼んだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%A9


イルカの世界でもラッキーがいた。

http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20090804/index.html

 

これらの3例は動物の世界で平凡(?)でなくても、不利にならないことを
教えているようだ。弱みを表に出すことで、立派に人間に癒しを与えてくれている。われわれ当事者も、だれでも出来るような平凡な作業がたいへん困難である。それでも自分たちの強みを活かし、立派に生きている。今まで法律に、すべての人間の能力を合わせようとしたことに無理があったのである。はたして同じになろうとする努力」LD・ディスレクシアの人間や動物にとって正しい選択なのだろうか。来年の大きな課題にしたい。


事務局 柴田 章弘

 

 



npo_edge at 11:43│Comments(0)TrackBack(0) スタッフ日記 

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