はじめての方へ

2012年10月26日

はじめての方へ

36b905dc-sはじめての方へ 「ディスレクシア:Dyslexia」は、ギリシャ語の「読むこと」という意味の単語「lexia」に、否定する意味の冠詞「dys」がついたものです。日本では、医学用語として「失読症」、一般的な用語として「難読症」と訳されている。ディスレクシアには、頭部のケガや病気の後などに起こる脳損傷性のものと、未だ原因のよくわかっていない先天的な発達障害としてのディスレクシアとがあります。ここでは、後者の発達障害のディスレクシアを中心に扱います。いろいろなディスレクシアについての文献を読んで気付いたことのひとつに、日本とアメリカがLDの中でディスレクシアをディスレクシア単独として研究していることが多いということがあります。これが日本のおいてディスレクシアという言葉があまり知られていない理由のひとつのようです。

 LD(学習障害)とディスレクシア
● 全般的な知的な遅れはないものの、学習する能力(聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する)のうち特定のものの習得と使用が困難な症状をLD(学習障害)といいます。

 ● ディスレクシアは、LDの中でも中心的な症状である読みと書きに困難さがある症状を示しています。
 
● 原因は未だに完全には解明されていません。

 ● 欧米、特に英語圏での発現率は10%以上と言われており、1970年代から評価法、支援法を始め、社会の受け入れと共に法整備がなされています。

● 日本では文部科学省が行った4万人規模の調査の結果通常学級に在籍する児童生徒のうち6.3%が学習、行動、社会性のいずれかで困難を持つことが分かっています。

 ● 2004年12月に発達障害者支援法が成立し、2007年4月からは特別支援教育が全国の公立で施行される予定です。

● 軽度の発達障害は一生を通じての支援が必要であり、早期発見、早期介入が必要です。

● 他の困難さが同時に現われることや、無理解による二次障害などが併発されやすく、医療、教育、就労、生活全ての場面での対応と取り組みが求められています。 EDGEの活動 EDGEは以下のような活動を通じて、ディスレクシアの正しい理解と決めの細かい教育的支援を広げてゆくNPOです。

 啓発活動
 ● 講座《LD疑似体験》《成功したディスレクシアの人》などの内容を交えた講座を通してディスレクシア、LDの正しい理解と支援を全国レベルで広げるための活動をしています。メルマガとニュースレターを定期的に発行しています。

●「愛をはこぶ人キャンペーン」を通じて講演会、絵画展を開催して軽度の発達障害を持つ人たちへの理解を広め、当事者のきっかけ作りに取り組んでいます。ご連絡は下記にお願いします。 その他問合せ

 ●疑問に思うことやご意見がありましたら、下記へどしどしお寄せください。お待ちしています。

 
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