鮭つかみどり！

昨日１２月９日、山田町の織笠川河口では「山田の鮭大漁祈願まつり」が開催されました。

山田町災害復興支援隊も今回のイベントに協賛しており、主に会場での警備と駐車場誘導にあたりました。
当日は朝から曇り空でとにかく寒い・・・警備隊員たちも完全防備で頑張っておりました。
 

 


会場には山田に遡上した鮭を使用した新巻鮭がずらりと吊るされ、少しずつでも山田町は復興に向かっているのだと感じました。



来場者のお目当ては、設置したプールに放流された、活きのいい鮭を一匹１０００円でゲットできる「鮭つかみ取り」　この大きさの鮭が１０００円なんて、かなりお得（^o^）


 
「よーいスタート！」の合図で一斉にプールに入り、子供から大人までお目当ての鮭を追い掛け回していました。見ていると、みなさん結構簡単に捕まえられるものなんですね

 


このお祭りは来年からの鮭の大漁を祈願し震災以前から不漁の年をのぞきほぼ毎年この時期に開催されていました。震災後の開催は今年が初めてです。今年の遡上はまだ少ないほうですが、織笠川に網で仕切られた孵化場には立派な鮭が泳いでおり、水中にカメラを入れて撮影することができました。来年も織笠川にたくさん遡上しますように・・・

三陸沖でM７．３の地震・山田町避難者数状況

本日（１２月７日）１７時１８分、三陸沖でマグニチュード７.３の地震が発生し、岩手県山田町では震度４を観測しました。岩手県沿岸部には津波注意報が発表されていましたが、１９時２１分、津波警報・注意報が解除されました。


山田町防災支援センターでは地震発生時、いつもより長く大きな揺れにただならぬ危機を感じ、直ちに出動態勢を整え待機しました。





 
避難される方のために、備蓄センターから毛布やホッカイロ等の手配を行っています


装備を準備し、出動に備えています


出動準備をする災害特務中隊に、管理小隊が情報を伝達


ゼトロス２台も出動に備えスタンバイしています




いち早く情報を入手し、迅速な対応に努めます




電話がつながりにくい状況のため、無線を使用し備蓄センターと御蔵の湯へ迅速に指示を行いました。


※御蔵の湯では、地震のためにボイラーがストップしたため、本日は営業終了といたしました。

山田町沿岸部には避難勧告が発令され一時避難していました。（１９時の避難者状況）
さくら幼稚園　90名
船越支所　8名
大浦漁村センター　7名 
ふるさとセンター　27名
大浦小学校　16名
大浦保育園　2名
保健センター　2名
コミュニティーセンター　45名
織笠コミュ二ティーセンター　3名
山田北小学校　28名
 豊間根保育園　2名
豊間根支所　2名
役場ホール　12名  

チューリップの球根を提供していただきました

山田町の船越半島にある「船越家族旅行村」は震災以前から自然を満喫しながらキャンプができる場所として、観光客が毎年訪れていました。現在は湾につがなる敷地の一部が震災によるガレキの処理場として使用されていますが、山側のオートキャンプ場付近はたくさんの自然があり、子供たちの遊び場として地域の方に利用されています。

船越半島に訪れる人々を楽しませようと、施設小隊では今年からB&G海洋センター周辺をたくさんの草花で彩る「船越ガーデニング計画」を企てています。

１０月には、紫波郡の「花の館」からスイセンの球根を提供していただき、 センターの駐車場脇に植え込みました。そして今回は De Liefde Club（デ・リーフデ会）から、この度チューリップの球根を１０００個提供していただき、ケビンハウスにつながる道路沿いに植え込む作業を行いました。








デ・リーフデ会は、「日蘭協会」の傘下のもとで活動しており、オランダ島財団と関連した形で募金活動をしている団体です。山田町とオランダのザイスト市が２０００年に友好都市を締結し、その際もオランダ大使館から、４００個のチューリップの球根が贈られました。東日本大震災後、日蘭協会は募金活動を続け山田町に寄金しています。

まずは来年の春、チューリップとスイセンが花開くことを願いながら、２年後には山田町の小学校や学童保育に球根をわけてあげたいと思っています。