当協会も早や十二年目に入った。

 過去の日本には例のない詩・短歌・俳句・随筆・評論を一堂に網羅した、いわゆるコラボレーションが特筆される。

 NPOの性格としては、ボランティア団体と企業の中間に位置する、社会的企業と言えるであろう。

 考えてみると、文芸のジャンルを超越して、美しい日本語に更に磨きをかけてゆこうとする心の集団である。

 協会員一人一人が自身の文学活動を純粋に表白しているのだが、そんな光沢を蔵した作家が巷に増えてゆくことを私は切望する。

 昨今、日本文学は総体的に詩性が乏しくなったと思う。単に言葉遊びや思い付きだけに打ち興じ、それに満足しているようでは駄目である。自由を履き違えているのではないだろうか。これでは日本文学が衰微の一途を辿るのは目に見えている。これではいけない、と立ち上がったのが当協会NPO法人日本詩歌句協会である。

 そこで、当協会の活動としては、一に講座・講演・シンポジューム等の催し、二に協会賞の創設、三に海外をも含めた幅広い交流も実践したい。その為には会員の増強が必要である。協会員の拡充に協力して頂きたく念じて止まない。

 生きる証しを当協会に求めて戴きたいと切望する。

 

NPO法人日本詩歌句協会 会長 豊長みのる