私の足は長くありませんが(笑)、NPOの「聴こえのあしながさん」というプロジェクトで、今年は5台、学校現場にcomuoonを寄贈しました。子音が聴き取りにくいため英語が嫌いになりかけていた生徒さんたちに、「comuoonを使い始めて、英語を楽しく学ぶことができるようになった」と喜んでもらっています。将来、世界を相手に仕事をするには、英語が聞き取れる、話せるのは必須条件です。ぜひ楽しく学びながら英語力を伸ばし、夢を叶える仕事の幅をどんどん広げて欲しい。応援しています。
●池田校長
学校教育では、すべての生徒に平等な教育環境を整備するのが大前提です。教育の現場では「どの生徒にどんな障がいがあるかではなく、彼らが生きにくい障害がまわりにある」という考え方をします。環境を整え、まわりにある障がいを無くしていくのが、私たちの役割です。comuoonはそれを現実化するツール。寄贈くださったことで、また一つ障害を取り除くことができます。彼らの多様な障がいを一つひとつ無くしながら、理想の教育環境の整備を進めます。本日は誠にありがとうございました。
●宮崎先生
現在、難聴言語の研究会や福岡市の通級指導教室でも、保護者さんや先生方にcomuoonを紹介して、実際に生徒たちの声を集めているところです。みんな「聴こえやすい」と実感し、少しずつ認知も広がっています。しかし個人で所有するには高額という声もあったため、今回の寄贈で2年生や1年生の生徒たちにも楽しい学びを体感してもらえるのは、とてもありがたいことです。本当にありがとうございました。
●大塚さん(3年生)
comuoonを初めて使った時、今まで聞いたことが無いはっきりとした音がテレビから聴こえてきて、本当に驚きました。英語の授業やグループ学習でも使っていて、comuoonがあるのと無いのとでは大きな違いがあると感じます。これからもいろいろな場面で使いたいです。ありがとうございました。
こんにちは理事長の中石です。
11月26日、福岡市立箱崎中学校さまでコミューンの寄贈式を開催させていただきました。福岡市内で難聴特別支援学級がある公立中学は箱崎中学校さまだけで、各学年に対象の生徒さんがいらっしゃいます。
箱崎中学校さまでは、「どの生徒にどんな障がいがあるかではなく、彼らが生きにくい障害がまわりにある」という池田校長先生の素晴らしいお考えのもと、担任の宮崎先生をはじめ先生方が積極的に、学習環境の整備に取り組まれています。
「comuoonを初めて使った時、今まで聞いたことが無いはっきりとした音がテレビから聴こえてきて、本当に驚きました」という3年生の大塚さんの言葉は、私たちに大きな喜びと勇気を与えてくれます。
また先生方は、難聴言語の研究会や福岡市の通級指導教室でも、生徒さんの体感や支える側である先生方の声を集約し、「聴こえの環境整備」の必要性を問いかけられています。私たちも背中を押していただき、身の引き締まる思いがしました。
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