NPO法人子育て市民活動サポートWill

子ども・子育てに関する市民活動を支援するNPOの活動を綴るブログです。

第31回 Will'sサロンin基山(児童養護施設 洗心寮)

■とき:2017325日(土)10001400

■話題提供者:調淨信さん(児童養護施設洗心寮 施設長)、調三鈴さん

■参加者:7


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平成28年度最後のWill’sサロンは、佐賀県基山町にある「児童養護施設 洗心寮」におじゃまして、施設長の調淨信(しらべきよのぶ)さんにお話をうかがいました。


 
 管理棟
2階にある地域交流センターには、美しいひな人形が飾られており、明るく華やかな雰囲気。参加者7名(おとな6名、子ども1名)と調さんご夫妻の合計8名がテーブルを囲み、傍らで参加者の子ども(小学生)が遊んでいるというアットホームな形でサロンがスタートしました。

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 調淨信さんは、中学校まで地元の基山で過ごした後、岡山県にある全寮制の高校から京都の大学に進学されました。大学でカウンセリングを学ぶ中で出会った伊勢達郎さんに影響を受け、卒業後は伊勢さんが四国徳島で主宰する「自然スクール トエック」にスタッフとして関わることになりました。

トエックとは、「Tokushima Outdoor activity Education Center」の頭文字を取ったもので、「人と関わり、自然との関わりを通して、あなたがあなた自身をとりもどし、あなたがあなた自身になるところ」と紹介されています。調さんが「スタートはここにあります。」と語られるように、トエックでの野外活動やフリースクールでの体験、学び、人との出会い、関係、つながりが、調さんの今の活動の原点にあるようです。

調さんが、「もっと学びたいことが山ほどあった」というトエックを離れ、洗心寮の施設長に就任したのは、平成21年のことでした。父や祖父がやってきたレールにそのまま乗るのは嫌だと思っていた調さんにとって、15歳で基山を出て、岡山、京都、徳島で過ごした時間、学んだことは大変貴重なもので、その学びを活かして、寮の運営もパーソンセンタード・アプローチの手法で行いたいと考えていました。しかし、始めたころは当時の運営制度の中にあって、現実とのギャップに苦しい思いをしたそうです。

洗心寮は、昭和20年戦争羅災児救護教養所として、盲目の高僧だった調さんの曾祖父によって開設されました。「仏様のような心と慈悲をもって、子どもをそのまま受け止め、そのまま養育する」という心そのままに、洗心寮では引揚孤児を受け入れ、愛情を注いで子どもたちを養育されました。昭和24年養護施設として許可されたあと、火災で焼失という苦難も乗り越え、改築や増築を繰り返しながら、20名以上が共に暮らす「大舎制」で施設を運営されていたのです。

その大舎制での運営を調さんは、12名以下で暮らす「小舎制」に変えました。施設というより「家」にしたいという思いが、その大きな決断を支えていました。ここで育ち、社会に出ていった子どもたちが、ここが実家、ふるさとだと帰ってくることができる家。そのために、施設を思い切ってリフォームして1人部屋、2人部屋、4人部屋を作り、その中でも一人一人のプライベート空間が確保できるよう、子どもたちの意見も聞きながら工夫したそうです。

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その家を実際に案内していただきました。中庭を囲むように、男の子の家が
2棟、女の子の家が1棟、グループホームが1棟、管理棟(1階事務所、2階地域交流センター、審理室)が建っています。子どもたちが暮らすお家は、木のぬくもりが感じられ、リビングは吹き抜けになっていて、開放感が感じられるとともに、それぞれの個室から出ると、リビングが見渡せ、プライベートと共用のバランスが取れていると感じました。

現在は、それぞれの家に67名の子どもたちと、男性職員1名、女性職員2名が家族のように生活をしています。対面キッチンから優しく声をかけてくれた若い職員さんが、子どもたちに接する姿を見て、彼女がここではお母さんなんだなぁと、自然に思えました。

洗心寮の建物の前には、小さな川が流れています。以前、その川と建物の間に竹藪があったのですが、建替えの際、護岸工事がなされ、竹藪が取り払われてみると、地域の民家がすぐ近くにあることに初めて気づいたということです。竹藪という物理的な壁が取り払われたことで、思いがけず地域に開かれ、地域につながる環境が実現しました。

物理的なことだけではなく、調さんは運営面で地域とのつながりをとても大切にされています。子どもたちが地域で生きているという実感が持てるよう、心を配り、運営にあたられているということが、お話の端々で感じられました。

調さんのパートナーである美鈴さんは、大学時代ボランティアをしていたトエックで調さんと出会い、13年前に四国からここ九州の基山にお嫁に来られました。洗心寮に関しては、最初は職員でもなく、外側から見守るという関わりだったそうですが、昨年から施設の事務を担うことになりました。外の人としてではなく、施設の運営に関わり、内に入っていったことで、施設の子どもたちとの関係も親密なものに変わったそうです。また、無意識のうちに施設の子どもたちとの間に一線を引いていた自分自身の気持ちにも気づくことができたということでした。「地域との関係も同じですよね。」と美鈴さんは言われます。施設を地域に開き、それまで外から見ていた地域の人に入り込んでもらうことで、お互いの関係がより豊かに変わっていきます。また反対に、そのつながりを活かして地域に子どもたちを送り出していけるというメリットもあるようです。

調さんご夫婦のお話しをうかがう中で、洗心寮の『常に子どもを中心に、子どもが自分の存在について「生まれてきてよかった」と思うことができること、自信を持てるようになること』という養育のあり方は、調さんの「スタッフと共に学び続けていく」という姿勢によって支えられているのだと感じました。今このとき、この環境の中で、この子どもたちに必要なものは何かを常に考え、人的ネットワークを活かし、学び、行動されているんだと。

今回の話の中でも、「子どもたちのために、表現活動ができるといいと思っているんです。」とおっしゃった調さんの言葉を受けて、参加者からいろいろな活動の情報が伝えられていました。いろいろな人のつながりのなかで、思いは形となり、子どもたちの心と体を解放するような素敵な表現活動が、ここ洗心寮で実現することでしょう。(kino

                           

洗心寮ホームページ http://www.wago.or.jp/

 

第30回 Will's サロンin飯塚(子育てサロン「明星(あかり)」)

■とき:20161018日(火)10001430

■話題提供者:小池正博さん(明星寺団地自治会副会長、福祉部長)

■参加者:4

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 今回訪問したのは、飯塚市の西部、高台に位置する県営住宅20棟、市営住宅4棟からなる明星寺団地です。団地の敷地の真ん中に集会所があり、そこで毎月1回子育てサロン「明星(あかり)」が開かれています。

 この子育てサロンの立ち上げに尽力されたのは、自治会の副会長である小池正博さん(64)です。60代の男性がなぜ?と思われる方も多いのでは。そこで、今回のWill's サロンでは、小池さんに会いに10月の子育てサロンにおじゃまして、お話を聞いて来ました。

 30年以上この団地で暮らす小池さんですが、10年ほど前に糖尿病を患い、運動のために夜のウォーキングを始めたそうです。すると、歩いているときに一人のゴミ拾いをする人に出会います。小池さんは、その人がゴミを拾う姿を見ながら、後ろめたい気持ちで歩いていたそうですが、その後ヒザ痛めたことがきっかけで、自らもゴミを拾いながらゆっくり歩くことにしました。

 団地の中のゴミは、拾っても拾っても、すぐに新しいゴミが捨てられ、きりがありません。いたちごっこのような状態に、小池さんは次第に自分の心が鬼のようになるのを感じたそうです。ある朝、早朝4時にゴミ拾いをしながら、美しい朝焼けの空を見上げた時、ふと感じます「ああ、こんな気持ちのいい朝に、自分の心はどうして夜叉のようになっているんだろう。」その瞬間、ゴミを捨てる人への怒りより、きれいになった爽快感や人のために行動できるうれしさの方を大切にしようと思ったそうです。

 そんなある日、小池さんは、団地内でタバコを吸う中学生に声をかけ、中学生から返ってきた言葉に愕然とします。

 「おいちゃん、そんなことゆーても、もう手遅れなんよ。おれ、ニコチン中毒になっとるけ、つまらんもん。」

 小池さんはそのとき、言いようのない情けなさを感じる一方で、もっと子どもたちが小さいうちから関わりを持って、声掛けができる関係を作らなければいけないと強く思ったそうです。

「中学生では遅い。では、いつから?そうだ、赤ちゃんのときから!」

 そんな思いを持った小池さんが、飯塚市で開催されている子育てサロンの存在を知ったのは昨年のこと。これはいい!と思った小池さんは、すぐに行動に出ます。子育て支援課に直接出向き、「団地の人は子育てサロンまで行くことができないので、団地でサロンを開催してもらいたい。」と直談判したのです。小池さんの熱い思いを受け取った市の担当者が、子育て支援センターに声をかけたところ、Willの副代表である渡邉福さんが小池さんの熱い思いに共感し、自らがセンター長をつとめる「庄内子育て支援センター」の出張サロンとして明星寺団地内で子育てサロンを開催する運びとなったのです。

 平成2710月、第一回目の子育てサロンを開催するにあたって、小池さんは子育てをしている家庭のドアを一軒一軒叩いて回り、サロンへの参加を直接呼びかけます。うさんくさそうに応対されても、一人ひとりへの声掛けを欠かさない小池さん。そこまでする理由は、ただただ「子どもたちが明るく素直に育ってほしい。みんなの喜ぶ顔が見たい。」ということ。その地道な努力のおかげで、参加者も一人、また一人と増えていきました。

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 これまでも、団地の物理的な環境を整えるため、県に相談をもちかけ、うっそうとした木を伐採してもらうなど、団地の活性化をはかり、明るいまちづくりのために尽力してきた小池さんですが、今回は、その熱い思いに賛同した人と力を合わせて、ソフト面での環境づくり=居場所づくりができたのです。

 サロンにおじゃました日は、とてもいいお天気でした。参加者、スタッフが一人ずつ自己紹介をしたあと、外でシャボン玉をしたり、屋内でおもちゃで遊んだり、ベビーマッサージをしたりと、思い思いに過ごしていました。お昼前には、炊き立ての新米に好きな具を入れて自分たちでおにぎりを握り、みんなで美味しくいただきました。食をともにすることで、場が日常の自然な空気に包まれるのを感じました。

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 サロンの開催中にも、一人ひとりのママたちに目配り、気配りをしながら声かけをされる小池さん。若いママたちも、小池さんとは気軽に会話を交わし、世代を超えた人と人とのつながりを感じます。そんな様子を見せてもらいながら、「さまざまな立場で子育てをしているママたちは、この場に足を運ぶことで、小池さんをはじめ、支援センターのスタッフや、同じ団地で暮らす親子に出会い、楽しさや葛藤、同じ場所と時間を共有することで、少しずつ確実に関係を築いているんだなぁ。」と感じました。

サロン終了後の食事会のとき、「小池さんの夢は何ですか?」と尋ねると、この団地内に保育所を作ること、広場にテーブルを出してみんなでごはんを食べることと答えてくれました。これから、小池さんの後ろ姿を見ながら、熱い思いを受け取った人たちが一人、一人と増えて行き、その夢は一つひとつ実現していくのでしょう。そして、私の心にはふと、明星寺団地で出会う子どもも大人も、もちろん中学生も、自然に笑顔で言葉を交わし合う光景が浮かびました。そこには、今にも増して満面の笑みで、会う人会う人に声をかける小池さんの姿があったことは言うまでもありません。(kino

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第28回 Will’sサロン in 鳥栖(しゃべり場・基山町)

■と き: 2016年3月6日(土) 10:00~13:00

■ところ: 「カフェおおきな樹」(鳥栖市)

■話題提供者: 松永裕香さん(しゃべり場代表・基山町)

■参加者: 11名
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今回は、佐賀県基山町で「しゃべり場」を主宰している松永裕香さんにお話を伺いました。

場所は、松永さんのご自宅近郊の「カフェ大きな樹」です。

こちらはあそぼ!サークル立ち上げ時に松永さんが多大な協力をして頂いたお店でもあります。

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松永さんは大阪府貝塚市出身で、第1子の子育ての時は、子育てネットワークの会発祥の公民館として有名な貝塚中央公民館「子育てネットワークの会」の子育てサークルに参加されていました。ご主人の転勤を機に佐賀県に引っ越され、第2子の娘さんを出産後、基山町に引っ越してこられたそうです。

初めての九州、これまで貝塚であたり前のように公民館で活動してきた松永さんにとって、公民館に子育て活動が位置づいていない基山町では不安な子育ての日々だったようです。

一生懸命、基山町で親子の参加できる活動を探しますが、思うような活動に出会えず、自身でサークルの立ち上げを決意さました。

まずは、「子どもたちを思いっきり外遊びさせたい!」と外遊び活動「あそぼ」を計画します。今の時代にあえてパソコンを使わず、愛情いっぱいの手作りチラシを作って参加を呼びかけていました。


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12月から始めた活動に「寒いのになぜ外で遊ぶの?」など、最初は親たちに外遊びの意味をなかなか理解してもらえませんでした。しかし、一度集まった人たちに毎週呼びかけるうち賛同してくれる親が現れ、その後活動を担ってくれる親たちも数人出てきて、現在も毎週活動を継続されているそうです。


基山町と鳥栖市を中心に、毎週月曜日の午前中少々の悪天候であっても「遊具のない広場や公園」を選んで活動をされています。また、水遊びやそうめん流しなど親子の親睦会をする際には「洗心寮」という児童養護施設のスタッフの方の協力を受け、施設の運動場や一室を借り、サークルの親子同士だけではなく施設の子どもたちとも交流を深めているそうです。



松永さんは、子育て真っ最中の当事者でありつつ、見知らぬ土地で、あそぼ!サークルを立ち上げたのち、現在は「しゃべり場」という団体の代表として基山町まちづくり基金事業の活動を通して、仲間を募り、地域での子育て環境を良くしようと奮闘されています。一つひとつの活動を通して、出会い、つながることを大切に活動している松永さん、本当に凄いと思います。

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昼食時、6年生になる息子さんがお店に来て、絵本サロンに加わってくれました。

 

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思い出の本を紹介して!」と息子さんに言うと、すぐさま5冊ほど取り出し、「好きな本は、この本とこの本とこの本!」と教えてくれました。「なぜその本が好きなの?と聞くと、「主人公がお母さんとそっくりだから!」と満面の笑顔で紹介してくれました。

松永さんの息子さんは、たくさん絵本を読んでもらって嬉しかったこと、また、お母さんが大好きな気持ちが満ち満ちていました。

  松永さんが地域や家庭で頑張っている成果は、子どもの様子から実感することが出来ました!
 これからも基山での子育てや活動頑張ってください!



第27回Will'sサロンin筑後(子育てサポートろっきー)

日時:2015年8月17日(月)10:00~13:00
場所:筑後市 成清さんの自宅敷地内施設
参加者:6名

話題提供者:成清美恵子さん(子育てサポートろっきー代表)サロンチラシ













今回は、筑後市で
15年間に渡って子育て支援活動をしている成清美恵子さんにお話を伺いました。
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おじゃましたのは、成清さんの自宅敷地内に建設されたコンテナハウス「子育てサポートろっきー」託児スペースです。

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「子育てサポートろっきー」は、平成
12年に市の「保育サービス講習」を受講したメンバーで、幼稚園の託児から活動を始めたそうです。


その後、県の子育て支援事業の受託などで県内の子育て支援グループと交流や視察を経て、平成13年からボランティア託児を月1回スタート!筑後市子育て支援拠点施設『おひさまハウス』ができてから、月2回実施されてきたそうです。

平成14年からは、柳川市の託児も開始!

県の子育て支援事業の補助金などを受託しながら、活動の幅を広げられていました。

平成15年からは、筑後市中央公民館と託児契約締結!



平成1718年には、中高生と乳幼児とのふれあい学習支援で3つの中学高校で活動していました。

 

 そして平成23年にこのコンテナハウスを建設。念願の「託児スペース」=活動拠点施設が出来ました。

同年には、福岡県男女共同参画推進室より「困難を抱える女性支援団体育成事業補助金」を受託し、特に子育て困難を抱えている女性(家庭)への支援に力を入れていきました。



 平成26年度以降もさまざまな事業助成を活用して、生活習慣習得事業、外遊び・プレーパーク事業、キャンプ事業などに取り組んでいます。



 最後に、「長期間、また自宅を開放して活動をしている成清さんに、負担感はないのか、成清さんの活動を家族はどう言っているのか」を質問しました。



すると、「託児のお迎えが遅い家庭の子どもたちには、夫や親、時々帰ってくる子どもたちもお風呂に入れたり、散歩に入ったり、また一緒に食卓を囲んで食事をしたりと、まるで家族のように過ごしている」と言われました。



子育て市民活動をしている人は、必ずしも家族から理解をされている人ばかりではありません。しかし、成清家は、家族ぐるみで前面理解+経済支援(自宅の敷地やコンテナハウスの経費など)を可能にしていました。

簡単に言われましたが、これは凄いことです!

これも、成清さんが長年にわたって、地域のあらゆる子どもたちのためにひたむきに頑張ってきた姿を見ていたからではないでしょうか。



とくかくこれだけの活動をしている成清さんは忙しい!でも、疲れは見えない。

「子どもたちとふれあって、こちらが元気をもらっているんですよ。」という笑顔が印象的だった。



 お昼になると、地元のカフェ&雑貨屋「里沙の店」に移動し、美味しいランチを食べながら引き続き、成清さんの話を伺いました。サロン5

 

 







そして最後に、「筑後市子育て支援拠点施設『おひさまハウス』」を案内いただきました。筑後市の行政による子育て支援においても、成清さんたちのような支援者の思いや意見によって充実した場づくりや支援活動が行われていることがよくわかりました!

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第26回Will'sサロンin 飯塚市(庄内生活体験学校で絵本サロン)

日時:2015年3月14日()13001400
場所:飯塚市庄内生活体験学校(飯塚市有安958-1
参加者:おとな4名、子ども1名(計5名)



 毎年3月恒例の「絵本サロン」。飯塚市庄内生活体験学校内のドングリ部屋をお借りしてのサロンとなりました。

今回は木ノ原元美さんに「子どもたちの遺言」(谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真)を読んでもらいました。ドキッとするタイトルに一瞬固まってしまいましたが、0歳から20歳までの子どもたちの一瞬の表情の写真に詩が寄せられた写真詩集。ありのままの子どもたちの姿、生き生きとした表情、まるで子どもたちが書いたのかなと思う詩、こどもたちからのおとなへのメッセージ。遺言という衝撃が少し緩んでほっとする。けれどよくよく考えると、一番大切なものを忘れているおとなへの切なる言葉のように感じる本でした。

さて、来年はどんな本に出会えるでしょうか。自称絵本オンチの私も、だんだん絵本に出会う楽しさがわかってきたような……。

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第25回Will's サロンin北九州(玄海青年の家)

日時:2014年8月30日(土)17:00~
       8月31日(日)10:00~11:30
場所:北九州市立玄海青年の家(北九州市若松区竹並126-2
参加者:おとな9名、子ども2名(合計11名)
話題提供者:秋葉祐三子さん
       (NPO法人 こどもメディア公式インストラクター)

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私のずっとずっと先を走る先輩方とお会いできるとあって、






期待に胸弾ませ、Willサロンに参加させていただきました。



前日の夜から前夜祭てきにおしゃべりをしていたのに、

自己紹介しようしようと言いつつ、なぜか面白い話に花が咲いてできなかった自己紹介からスタート。
 
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(
噂では恒例となっているらしい)長い長い自己紹介。
大先輩方、お一人お一人、どのような経緯で子育て支援に関わるようになり今に至るのかを知ることができ、最初は自分の子育てが大変だったからだとか、誘ってもらったら世界が開けとか、楽しいことが発展したらこうなったとか、ものすごい大志を抱いて市民活動を始めたのではなく、身近なところを補って行こうとしたことがきっかけだったのだと知れて、ぐっと敷居が下がって私の緊張も解けました。


みんなそれぞれ、紆余曲折や壁にぶつかりながらも。続けてきたからこその結果がある。

そして、つづけて行くには支え合う助け合う仲間が必要で、

外向けの話合より、仲間との内向きの話合や合意形成を大切にしているとか、支えられているようで、実際はちゃんとみんな自分の足で立っているんだよ、とか。

去年の冒険遊び場全国集会からずっと、ずっと私の課題である「団体の運営について」のお話がたくさん聞けて、感動して鳥肌立ったり、泣いたり、爆笑したり。

導入から濃い内容でうっかり本題をわすれてしまいそうになるほどでした。



さて、今日の本題は「ひびきの親子遊び研究会の秋葉けいさんを知る」。

本名は祐三子さんなのに、なんで秋葉けいさんなのか?みんな知りたくて興味津々。

でもなかなかその理由にたどり着けない()



4年も幼稚園のPTA会長を務めたけいさん。

最初は幼稚園で遊んでいたけど、卒園したら遊ぶ場所がない。

このまま別れちゃうのはもったいないから、どっかで遊ぼうよ。というのが「あそけん」こと、ひびきの親子遊び研究会のはじまりだそうです。

その当時、1年生だったけいさんの長男は今や中学生となり、活動ももう10年。

最初に一緒に遊び始めたメンバーから、メンバーチェンジをくりかえしながら、子どもたちは成長し

「あそけん」も成長をつづけています。

子どもも成長するし、中の人も変わる。でも変わらないのは「あそけん」のスタンス。

子どもも大人も実体験が大事だってこと。

教室で見聞きしただけのことや、メディアからの情報でもない、自分が体を使って会得していく体験こそが生きる力になるという信念です。

だから、「あそけん」は毎年同じ体験活動を繰り返しやっています。毎年繰り返すことで、親にとっては子どもの成長を感じ取ることができるし、子どもにとってはどんどんと自分のできることが増えていくのが分かるそうです。

「あそけん」の活動は「あそび」だけど、プレーパークのようにプログラムの無い物ではなく、一応、やることが予め決まっています。だからと言って、学校のように「やらされること」も「やらねば」もない。やりたくなきゃ、やらなくてもいい。それは子ども自身が選ぶことが出来る。最初は「やらん」と言ってた子も、みんながしてたらしたくなって、やり始めてもいいし、「やらない」って寝ててもOK。ここが居心地の良さだと思います。

仲間がいて、楽しみがあって、自由に遊ぶことが許され、時間もたっぷりある。

まさに三間(時間・空間・仲間)がそろった場所!DSCN0716DSCN0715








大人にとってもそうなんです。

大人も気づいて動くことを知れる場所。けいさんは大人に指示出ししたり滅多にしないから、

とにかく、いつも、全編ゆるゆる。

それが嫌いな人もいるし、決まってないと不安になる人もいます。

でも、大人も子どもも気づいて動く、それがその人自身の成長につながると思うからです。

そして、けいさんは大人も子どもも垣根なく褒めてくれるんです。

ニコニコ笑って、「ありがと~たすかる~」って肩ポンポン叩いてくれる。

あそけんのスタッフさんがそれを語っていました。

「けいさんって褒めてくれるんだよね。家じゃ誰も褒めてくれない。すごい嬉しいんよね。」

「わたしは死んでるように生きてきたけど、あそけんに出会って40歳すぎて楽しいことが見つかった」

あそけんは子どもの居場所のようで、大人の居場所でもあるんだと思います。



大人と子ども、男と女、健常と障害。世の中に隔たりがあるものがたくさんあるけど、

「もっともっと全部をフラットにしていきたいんですよね~」とけいさんは語っていました。

この夏はそのために、障害のある方と一緒にあそぶという活動もされたそうです。
「でも、一緒に遊ぶためにはクリアしないといけないことがたくさんあるんだよね~」
と言っていたけど、「あそけん」は、きっといつものゆる~い感じで、そんな隔たりなんて軽々と乗り越えてしまうんじゃなかと思う。



乳幼児相談(子育てサロン)NP、土器焼きやスキーなどの体験活動、森の読み聞かせ、あそけんファーム(農体験)、魅力的で多岐にわたる活動を続けるあそけんの快進撃は止まらないどころか、もっと!もっと!って広がっていくきがします。



あまりの居心地の良さにいつも子どもと一緒に入り浸っていますが、かしこまって「あそけん」について話を聞く機会などあまりなく、Willのみなさんと一緒にけいさんの話を聞いて感想を書かせていただいて、今一度、「あそけん」のオモシロさや、楽しさが再確認できました。



昨晩から話してるのに、話しても話しても尽きない話。

あれだけ、「なんで秋葉けいなのか?」について聞きたかったのに、最後まで謎のまま()

また「あそけん」に来てくださいという、けいさん流の粋な仕掛けなんじゃないでしょうか…。

第24回Will'sサロンin福岡市(レンタルスペーススタジオピーチ)

日時:2014年7月27日(日)10:30~12:00
場所:レンタルスペース スタジオピーチ
     (福岡市博多区住吉4-1-5 福岡GOAビル901)
参加者:おとな6名、子ども2名(合計8名)
話題提供者:森永良恵 さん
          ママクラブ ピーチな赤ちゃん福岡 代表

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久しぶりにお会い出来て とても嬉しかったです。 

久しぶりの「おでかけおしゃべりサロン」 思いきり私ばかり おしゃべりしてしまいまして申し訳なかったです。 法人格登記からサロンオープンまでの経緯をお話出来て 現在に至るまで 試行錯誤の二年間でした。 沢山のまなびがあったと思います。(森永良恵さん)

第23回Will'sサロンin福智町(ツナガットーハウス)

日時:2013年12月8日(日)10:30~12:00
場所:ツナガットーハウス(別称:日本キリスト教団福吉伝道所)
     福岡県田川郡福智町神崎1533
参加者:おとな6名、子ども2名(合計8名)
話題提供者:江口 徹 さん(飯塚市)
          飯塚市議会議員
         北名 雪絵 さん(北九州市)

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第22回Will'sサロンin赤村(ゆっくり庵)

日時:2013年10月28日(月)10:00~14:00
場所:赤村ゆっくり庵(福岡県田川郡赤村大字赤)
参加者:おとな8名
話題提供者:鶴島 夕子 さん
         「ヘルスカウンセリング学会認定
           ソーシャルスキルトレーナー」

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今回のWill'sサロンは田川郡赤村にある「ゆっくり庵」にお邪魔しました。 
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からなる、赤村で一番小さな集落で、音や電磁波が少なくかなところでした

(ニワトリが元にないていました・・・

空や森を近くで感じることができ、何もせずに、ただ時間だけが過ぎるのに身を任せたくなるような場所でした。


赤村④赤村①赤村②






「ゆっくり庵」の敷地には畑があり、自然栽培の野菜(農
ナシ、草取りナシ)やブや和綿の木が植えてありました。
そして、畑の前には五右衛門風呂があり、母屋とは別棟のつくりになっていて、竹カテンで目しを作っていました。 

「ゆっくり庵」は、入ってすぐに土間の台所があり63の和室にトイレと側があり薪ストブと火鉢を置いていました。

赤村⑥まずは、ゆうづるさんがコ
を淹れてくれ(その姿がなんとも素敵・・・
部屋中にコの芳醇な香りががり幸せな持ちになりました。
を淹れおえて、ゆうづるさんが以前、生活していた東京での暮らしを
話してくれました。


ゆうづるさんは、東京生まれの東京育ち。ご親のも東京江っ子。
庭で動物を飼い、畑でとれたものを物交換したりと近所との交流も自然とあったそうです。
そして、高度成長期になり、まわりの風景がどんどんされ、自分が生きた土地がなくなっていったそうです。
お母さんは、その子に「木が育つのに何年かかるか・・・」と胸をいため泣かれていたそうです。
そして、コミュニティは崩していき、婦人部子どもなども機能しなくなり、人間係も東京の機能を消費しては、いなくなる人の繰り返しになっていったそうです。

ゆうづるさんは、子どものころアトピの治療のために、ステロイドをつかう生活をしていたことから、健康にする意識をく持っていて、それはご自身が妊娠されたことで、さらに大きくひろがったようです。
アクティブバスをびマクロビオティックの食事をして心身を整えて、第一子を自宅水中出産というかたちでむかえられたそうです。
その時、産まれでてきた娘さんは、すぐに母の胸に抱かれ、自分の力で這いおっぱいを見つけて口に含む作業をしたそうです。感動的ですね・・・

人間にはもともと「生きる力」が備わっている
・・・

その力を尊重すること、まっとうできるように邪魔しないことを大切にしながら母子の共同生活がスタトしたようです。
まず、3日間ひたすらおっぱいを吸ってもらい母乳を開通させる。
そこから徐に母乳の味を試したそうです。
的に母が食べたものを子どもが母乳として口に含んだとき、消化しきれない物があったり、まずいと怒ったり・・・(これは本・・・まずいと赤ちゃんはるんです。すごいね、赤ちゃん)

そうやって、赤ちゃんとの生活をスタトさせた、ゆうづるさんでしたが、自分の家の中だけでは解決できない環境問題や食品表示問題にぶちたることになったそうです。

その後、半農生活をしている人のところに弟子入りしたり、自然育友のに入り、助産師さんや小 まゆみさだお先生と出い、らずできるだけ子どもの体からび、その子の力を引き出す育んだそうです。
他にも、自分の足で取材に行き報誌の取材をしてまわったりと、どんどん社とかかわる事になっていったそうです。
第二子を出産された後は、子育てをしながらアサティブトレニングをびアサティブトレとしてきさらに、再評カウンセリングをび、自分のネットワクをつくっていったそうです。

そして、子どもさんと共に成長していき、5年たった時に子どもさんの違いが明白になったそうです。
肌はきれいで咳もしない、やかで泣きぐずらない・・・
その時、子育ての仕方についてのお母さんと、よくもめていたそうですが、この時お母さんが「あなたは間違っていなかった」と、言ったそうです。
お母さんとの世代の格差もあり、お互いが敵になってしまいバトルになりひどい言い方をした事もあったけどお母さんは、ただ心配だった・・・やり方が違っただけ・・・
それを感情が邪魔をして、ひどい事を言い合う。
けれど、どんなにこじれた人とでも、「係をあきらめなければ、必ずわる・・・
そう言って、ゆうづるさんのはニッコリ笑っていました。
係をあきらめなければ、必ずわる」
 そうなんだ・・・そうかもそれない。この時、素直にそう思えました。

考えけた先には必ず答えがあるように、自分が求めけた先には必ず光があるよ。

大丈夫だよ!と言われたがしました。

その後、ゆうづるさんは震災をきっかけに、あって赤村に住むことになったそうです。
地に足をつけた生活を望み、いつかと思っていた事をやろうと決意し東京を離れたそうです。

 もう一人、「ゆっくり庵」の住人 後藤さんは赤村にて八年になります。
その前は、農文出版社の業で飯塚桂川大川などの農家をまわり本をすすめる仕事をしていたそうです。
その時に、田暮らしをしたくなり、赤村にきたそうです。
「お金に依存しない暮らしをしたい」
その思いを胸に、はじめはいろいろな人に協力してもらいながら、自分で米と野菜つくり自給自足の生活ができるようにしていったそうです。
家に、冷洗濯機テレビはありません。
たまに使う車は油で走らせています。
後藤さんの生活費は月に23万円。ストイックではなくしくストレスをためずに実践されています。

後藤さんは「ゆっくり庵」で「自然と暮らしと平和の校」をされていて、そういったびの場のプロデュスもされています。
赤村での生活をはじめてから後藤さんが自然に身についたことを他の人にも感してもらいたい・・・
人は自然に活かされている、私たちは自然の一部でしかないこと、だから自然と人は切り離せない。
ゴミになる物は買いたくない。できるだけ循環させる。
そして、後藤さんのもう一つの活動が生のインストラクタとして、タイやマレシアに行くこと。
バックパッカとして中東にも行ったそうですが、そこの人の暮らしにカルチャショックをうけたことで”あたりまえを見直す”ことになったそうです。

一般的なにとらわれずに、自分の物差しで計れたら自分の道を生きれる・・・

自分にとって大事なことや、自分の望む幸せを確立させる。自分で自分の物差しを

作れる喜びを感じながら生活する。

そして、後藤さんが他に意識している事が、見えない社の仕組みや流れにらない賢さとさ」を大切にすること。
70年代から比べれば労働生産性は上がっているのに、時間を奪われている。
何かトリックがあるんじゃないか・・・お金がかかる仕組みにはめられいる?
不要な物を買わされている、と思ったそうです。
物づくりをする後藤さんは、必要なものは、まず作ろうという想。買いに行くでもなく、人にやってもらうでもない。
めんどくさいからお金をって買う=自分の能力を低下させる。だからどうやったら作れるかを考えて、まずは作る!ことが、後藤さんにとってのたり前。

2人の話を聞いていると、生きている主人公である、”わたし”のっ直ぐに耳をかたむけ、自然の大きな力を借りて生活をしている。
そして、別の機のときに、ゆうづるさんが私に言ってくれた言葉

「自分の人生を、自分の責任で生きる」


まさに、2人がそうやって生きていると感じました。
by kaorunn


赤村⑧赤村⑦


 


 


 


     
 


   
 


    


  

2013 Will’s研究会 2回連続講座 in 飯塚市庄内

2013 Will’s研究会「地域づくりコーディネーター講座」
 ~地域の「人、モノ、こと」を活用して、
   子育てにやさしいまちづくりを~
 ■日  時:第1回/2013年6月24日(月)10:00~12:00
       第2回/2013年7月 1日(月)10:00~12:30
 ■会  場:NPO法人子育て市民活動サポートWill事務所
 ■参 加 者:第1回/21名、第2回/19名
 ■ファシリテーター:木ノ原元美さん(NPO法人子育て市民活動サポートWill 事務局長)

 2013 Will’s研究会は、「地域づくりコーディネーター講座」~地域の「人、モノ、こと」と活用して、子育てにやさしいまちづくりを~と題して、2回連続講座を開催しました。ファシリテーターは木ノ原元美さん。地域の人々とその力を結び育む‘黒子役’のスペシャリストの講座を受けようと、県内各地からたくさんの方々が参加されました。


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第1回は、主として、コーディネーターの役割についてお話をしていただきました。地域活動において一番大切なことは「まず地域の人のやっていることを見て、よく知ること」そして「地域活動はそこに暮らしている人が主役であること」。それを実現できるようにすることがコーディネーターの一番の役割だということでした。コーディネーターは、「情報を集め―受け止め―人の力を求め―学び高めあい―創り―知らせて―まとめる」までの人々を結ぶ役目であり、地域の人々が自分の力で主体的に動くことは大変だけど‘楽しい’ことを伝えたいという木ノ原さんの想いが強く伝わりました。また、私たちは色々な事業等を行う際、参加人数がとても気になりますが、「小さく始めても、ちゃんと‘核’があれば、きっと拡がります。‘核’があることが大切です!」との言葉に勇気をもらいました。そして、コーディネーターの最大の目標は「地域の人々が幸せに生き生きとより良く生きる」こと、で第1回講座が結ばれました。

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第2回は、実際に「企画」のワークショップ。‘場づくり’について、3~4人のグループになって企画を練りました。目的→材料→調理→当日、の流れを抑えつつ、事業のデザインシートに記入するまで約50分。素材・材料の部分の話が盛り上がり、広がりすぎてシートの記入が完成しないほど、アイデアを出し合うこと、そのアイデアを書き留めることによって、一人では浮かばない新鮮な案が次々と出てくることを実感しました。そして、最後にそれぞれのグループの企画案の発表。基本的生活習慣を習得するために、どんな‘場づくり’をしたいか。本当に実践してみたいと思う企画がたくさん発表されました。(う~ん、今回のワークだけにしておくのは本当に勿体無い、楽しそうな企画満載でした・・・)
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福岡県基本的生活習慣習得事業がこの6月にスタートしたこともあり、今回の講座にはその事業に携わる団体やその支援員の方々の顔ぶれが集まりました。受講しただけに留まらず、それぞれの地域で活動する者同士、顔のわかる関係や情報交換の場が持てたことも、大変意義深い2日間となったのではないでしょうか。(岩)

子育て市民活動スキルアップ講座Part2の2日目

Will’s子育て市民活動スキルアップ講座

ワークショップ「次世代の子どもへの大人の責任力」



■日 時:平成25113() 9:0012:15

■会 場:福岡県立社会教育総合センター

■参加者:おとな25名、こども11

■ファシリテーター:遠矢家永子さん(NPO法人 SEAN 副理事長兼事務局長)

 一夜明けて、2日目は主にジェンダーの視点を深めるためのワークショップを遠矢さんにお願いしました。ジェンダーについて、改めてクイズやワークで考えてみると、無意識に誰もが思いこまされている事があまりにも多く、いかに自分にも感覚として染みついてしまっているかが良くわかりました。

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 また、この感覚を無意識に持ったまま、「男の子は泣いちゃだめ!女の子はおしとやかに!」というメッセージを送ってしまうことの恐ろしさについても、詳しい統計や時代背景(特に景気)との関係の中で説明していただき、今、社会問題となっている自殺やDVといった暴力被害についての関係もよくわかりました。

 

CIMG7789遠矢さんが小学校で行われているDVDを使った授業についてもご紹介いただきましたが、授業の前と後でアンケートを取って比較すると、その効果が良く表れており、適切な教育によって子ども達を将来の被害者になることからも加害者になることからも救うことができるという可能性を感じました。


私はこれまで「ジェンダー」という視点が「女性も(主に経済や政治の)社会で輝こう」といった方向で語られることが多いように感じていました。身近な子ども達の育ちを支える小さな市民活動をしている身からすると、それは違和感を覚えることも多かったのですが、今回の講座では、人間は男性、女性と2分割の性別にとらわれて考えるのではなく、それぞれの人の個性や一人一人が「自分はこうありたい」と思う気持ちを尊重することの大切さについて学ぶことが出来ました。

 CIMG7793今、私たちのまわりは、誰もが安心してありのままの自分を表現できる場になっているでしょうか?常に自分にも問いかけながら、人権に敏感であるよう、心がけていきたいと思います。






この2日間、子ども達はPLAYFUKUOKAの宮崎さんと学生さんと心行くまで遊び、非常に楽しそうでした。1日目のシンポ終了時には大人を驚かせるお楽しみも披露してくれた子ども達。そんな子ども達のために私たち大人が出来ることを、これからもゆるやかに手をつなぎながらみんなで考えて実践していけるといいなと思います。

参加して下さった皆さん、ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。


この事業は、こども未来財団の助成を受けて実施いたしました。






子育て市民活動スキルアップ講座Part2

Will’s子育て市民活動スキルアップ講座

シンポジウム「一人一人が大切にされる市民活動のあり方」

~子どもの育ち、おとなの育ちのために大切にしたいこと~

 

■日 時:平成25112()13301700

■会 場:福岡県立社会教育総合センター

■参加者:おとな33名、こども13

■シンポジスト:
    遠矢家永子さん(NPO法人
SEAN 副理事長兼事務局長)

  橋山吉統さん(NPO法人 そだちの樹 理事長/弁護士)

  恒吉紀寿さん(北九州市立大学 文学部人間関係学科准教授)

 コーディネーター:
    岩丸明江さん(NPO法人 GGPジェンダー・地球市民企画 代表理事)

 

皆さんが自分自身の子育てや様々な団体活動をしていく中で、大人と子どものどちらかが大切にされていないと感じることはありますか?また、誰かが尊重されていないと感じることはあるでしょうか?

今年度2回目のスキルアップ講座は、「お互いを尊重し、一人一人が大切にされるために大切なことはなんだろうか?」ということをテーマにいたしました。

 

CIMG7749まず最初にコーディネーターの岩丸さんより、参加者の皆さんに「今、自分が大切にしている子ども観、支援観をメモして下さい」というお題が出され、それぞれが自分の価値観を確認することからシンポジウムはスタートしました。

 





CIMG7751一人目の発表者はNPO法人SEANの遠矢家永子さん。

SEANはSelf-Empowerment Action Networkの略で、一人ひとりの存在意義が認められ、活かされる社会の実現を目指し、保育サポート、高齢者の居場所の運営、人権教育プログラムの授業請負、ジェンダーに関する調査研究、また人権に敏感な人であるための認定講座などを行っておられます。

遠矢さんの活動紹介の中で印象的だったのが、子ども達とのワークの場で発表者の順番を決める方法について話し合った時のこと。子ども達からいろんな意見が出たときに、どうやって決めようか?と対話を重ねていくと、子ども達の方から見事な折衷案が出たというエピソードをご紹介いただきました。もちろん時間が無い時には遠矢さんが決めるときもあるそうですが、自分自身の持っている「力」もしくはその場における力関係を自覚し、その力の乱用にならないように子ども達に接することが大事だと教えていただきました。

 


 CIMG7764お二人目は弁護士の橋山吉統さん。福岡県弁護士会では
2000年から弁護士の先生方の手弁当で、少年鑑別所にいる少年の全ての事件に弁護士が付き添いをする活動を続けておられ、この活動は、法制化に向けてあと一歩のところまで来ているそうです。

また、橋山先生は弁護士がその専門知識や経験を生かして行うボランティア「プロボノ」活動として、家庭で暮らせない子どもの保護を目的としたシェルターを昨年立ち上げられました。児童福祉法で定められているのは18歳未満の子ども。1819歳で未成年のため、自分で家を借りることもできません。家庭環境に恵まれない子どもが現実にいて、そんな家庭に生まれたのは子ども自身が選んだことではありません。行き場をなくした子どもたちにとって、このシェルターがどれほど大きな意味をもっているかが良くわかりました。また、シェルターにお世話にならざるをえなくなるその前に、私たちが地域でできることはなんだろうと考えさせられる発表でした。

 

CIMG7766三人目の恒吉紀寿先生には、研究者の立場から子どもの権利、その中でも主に乳幼児の権利についてお話しいただきました。

日本では、子どもの意見を聴くということについて、わがままになるという感覚もまだ強く残っているかもしれませんが、先生が留学されていたデンマークなどでは、大人は「子どもが意見を表すことができるように、あらゆる方法を工夫する努力をする」とのこと。また、「マニュアル通りに接するのではなく、目の前の子ども一人一人に合わせてそのつど(教育を)改めていくべきだ。」と考えられているそうです。

そういった外国の事例をお聞きすると、私たちが当たり前に思ってきた感覚を見直し、まだ私たちに出来ることがあるのではないかと考えさせられました。

 

CIMG77723名のシンポジストの皆さん共通のキーワードとして「子ども達の気持ちを聴く、意見を尊重する」ということが出てきたように思います。違った意見が出てきたときに対話を重ねる中でみんなが納得できる部分を見つけたり、譲歩したりし合うこと。また、お互いの違いを認め合うことを実践していくこと。そして何よりもそんな大人の姿を子ども達に示すことの大切さがとても心に残りました。

 

最後にコーディネーターの岩丸さんから皆さんに、今回のシンポジウムに参加して加わった視点があれば最初のメモに追加して下さいと言われ、それぞれで振り返る時間をもちました。それぞれに新たな視点、大切にしたいポイントが増え、今後の皆さんの活動がより豊かになるとうれしいなぁと思いました。

CIMG7780・・・と、ここまでが表のプログラム。今回は登壇された先生方も含めて夕食、交流会を通じて、シンポジウムでは語りつくせなかったお話をお聞きする時間をもつことが出来ました。交流の場はWillが大切にしている時間です。また機会がありましたら、皆さまご参加ください。
  ・・・2日目へ続く

子育て市民活動スキルアップ講座Part1

Wills子育て市民活動スキルアップ講座

シンポジウム「リアルとバーチャルの子育てコミュニティから私の大事な場所を考える

~校区子育てコミュニティ・IT子育てコミュニティの事例を中心に~」

 


■日 時:平成24128()13301700

■会 場:福岡県立社会教育総合センター

■参加者:おとな33名、こども15

■シンポジスト:徳谷章子さん (特定非営利活動法人 ハートフレンド 代表理事)

         森永良恵さん (ママクラブピーチな赤ちゃん福岡 代表)

         西川 正さん (NPO法人ハンズオン!埼玉 常務理事

  コーディネーター:岡 幸江さん (九州大学大学院人間環境学研究院 准教授)

 

今年度、企画した子育て市民活動サポートスキルアップ講座は2回講座となっています。そのパート1にあたる今回のシンポジウムは「リアルとバーチャルの子育てコミュニティから私の大事な場所を考える」をテーマに、3名の登壇者をお招きしました。
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 シンポジウムのテーマからお察しのとおり、リアル(校区)子育てコミュニティとバーチャル(IT)子育てコミュニティという興味津々の内容に加え、個性も経験も豊かなお三方ですので、事例報告だけでも満腹になりそうな予感・・・シンポジウムとして果たしてまとまるのか?とドキドキワクワクしていました。そんなちょっとしたハラハラドキドキ感を吹き飛ばしたのは、見事なまでにコーディネートをしてくださった岡先生。スムースに話を振っては引き出し、展開させ、構築させていく。参加者だけではなく登壇者同士にも気づき合いが見られるなどがあり、今後につながる充実した時間となりました。

シンポジウムは、登壇者の自己紹介を皮切りに、活動を始めたきっかけ、活動内容、活動への思い、そして今後のビジョンについて1テーマずつ話してもらいました。

CIMG7711最初に大阪市でNPO法人ハートフレンドの活動を運営している徳谷章子さん。
現在、ハートフレンドでは一般的なつどいの広場などの子育て支援事業だけではなく、講座や児童の夜間あずかり、てらこや、高齢者支援事業、障がいのある子どものデイサービスなど、乳幼児から高齢者までサポート支援をしているそうです。そのハートフレンドを始めるきっかけとなったのは、結婚、出産して、子育てをしながら感じてきた孤独感。自身の病気と向き合い「友達がほしい」という思いから校区の子ども会の役員を始めたのが、今の活動につながっていると熱く語られました。シンポジウム開始5分、徳谷さんの話しに会場はひきこまれ、涙する人も(私もその一人ですが)。最初はそこまで幅広い活動ではなかったハートフレンドがどうしてそんなにも事業ができるのかと疑問に思っていましたが、「地域には、先に活動している人が必ずいる。その先人たちを大事にすることで自分たちも大事にされる。」とおっしゃっていて、「なるほどなぁ・・・。」と実感。いろんな人がいつも関わってくれるのが地域の魅力ですね。徳谷さんの大事な場所は「自分が生かされている場所」でもあるんだと思いました。

次に、ママクラブピーチな赤ちゃん福岡の代表をされている森永良恵さん。彼女も徳谷さん同様、「ママ友達が欲しい」という思いでこの活動を始めたとのことでした。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で子育てサークルママコミュニティを始めるきっかけは、意外にも文通だったそうです。当時、子育て情報誌の「友達募集」のコーナーに応募し、そのつながりが現在の活動の原点でもあるそうです。子育て中、当時インターネットで出会ったSNSに何気なく作ったコミュニティで子育て中のママに呼びかけたところ、1日おきに仲間がどんどん増え、現在では約1,800人にもなっているそうです。何気なく始めたネットコミュニティとはいえ、この場所を必要だと感じている人が数多くいることが、森永さん原動力になっているそうです。森永さんの話を聞いて、バーチャル子育てコミュニティは弊害だけなく、「地域」の力が薄れてきた現在、地域の垣根を越えて、気軽に集える場所として、ネット媒体の利便性や必要性を理解していく機会となりました。


CIMG7714 次に、今回Will2回目の登場となった
NPO法人ハンズオン!埼玉 常務理事の西川正さん。西川さんは、市民参加型のまちづくりの仕掛け屋といったところでしょうか。おとうさんのヤキイモタイムやらくがきプロジェクト、保育園や幼稚園のPTA役員サポート、クッキープロジェクトなどで、「ありがとう」の声掛けと「役割」を振ることによって、参加した誰もが、参加→参画の協働のまちづくりの主体者になることにこだわって、活動をされています。西川さんには事例報告だけではなく、コメンテーター的な立場も含めて、お二人の事例についてお話しいただきました。主催者の無理難題にも関わらず引き受けてくださり、コメンテーターとしての任務も担ってくださいました。


活動拠点となる「場所」が現実に存在するものであっても、ネットの中だけのものであっても、徳谷さん、森永さんの活動のきっかけが「友達がほしい」という思い、また、3人の大事な場所から生まれる他者とのつながり、またそのかかわりの中で人が成長する姿、そこにかけがえのない時間や絆が生まれるのは共通していて、「リアル」と「バーチャル」の子育てコミュニティの違いはあっても実は土台の部分は同じなのだ。と、妙にしっくりきた内容でした。
(mame)


この講座は、こども未来財団 子育て支援者向け研修事業<小規模研修会>の助成を受けて実施いたしました。

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第20回Will'sサロンin柳川(森郁子さん) 

 日時:2012年10月7日(日) 11:00~12:30
 場所:柳川市総合保健福祉センター 水の郷 研修室
 参加者:おとな8名、子ども3名(計11名)

 話題提供者:森郁子さん
            (柳城児童館・つどいの広場 子育て支援アドバイザー)
  

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ブログ②
それぞれの活動場所に足を運び、その場所の雰囲気を感じながらお話をうかがうWillサロン。「その場所に行けば活動の意味がわかる」ということで、毎回いろんなところに出没していますが、今回は柳川市にお邪魔して、森郁子さんにお話をうかがいました。

 ブログ①まずは恒例の(!?)参加者全員による長い自己紹介と近況報告。おかげで降りるインターを通り越していた参加者も無事に到着(*^_^*) 今回はみやま市から託児グループ「ロッキー」の代表、成清さんも来て下さいました。成清さんのこれまでの活動も素晴らしくて、次回はぜひ成清さんの熱意が高じて、ご自宅に作られたという託児のためのコンテナハウスに出かけたいと思いました。また自己紹介の中で、森さんや成清さんと私たちは実は10数年前からご縁があったことがわかり、懐かしい気持ちになりました。


 ブログ③森さんが子育ての市民活動を始める原点になったのは、子育てをスタートしたのが夫の転勤で縁もゆかりもない土地だったこと。また、幼稚園で勤めていた経験と24時間我が子と向き合うことの違いに戸惑ったこと等があったそうです。子どもを産んでから「働いていた時の昼間だけお子さんを預かるのと、24時間『人』を育てるということはイメージが違う!とびっくりしたことも多い」とおっしゃったときには、みんな「そうそう」と深くうなずいていました。森さんは「親になりたての頃は、ラジオや保健所の育児相談に電話をしていた。」そうなのですが、そう言うことを聞くと、今まさに親になりたての方たちはホッとされるだろうな。きっとそんなふうに今、まわりにいる若い親御さんたちに自分の経験をお話になりながら接しておられるんだろうなと感じました。

 

 我が子がいたからこそ自分の今があるとおっしゃる森さん。縁もゆかりもない土地だったからこそ、自分で楽しいことをしようと始めた育児サークルでの活動ですが、最初は子どもが幼稚園に入ったら仕事復帰をと森さんは考えていたそうです。でも、3人目のお子さんを授かったことをきっかけに、社会のA面(働いている人たちの華やかに見える側面)としての仕事復帰よりも社会のB面(お金にはならないけれど地域や生活を支えていく側面)を支える人になろうと決心されたそうです。



 そんな森さんの決心を知ってか知らずしてかわかりませんが、第3子が生まれて2ヶ月ぐらいのころ、地域の公民館長さんに子育て中の人だからできることがあると主任児童委員を頼まれ、「月に一度の会議ならば」と引き受けられました。でも実は一日中の会議や式典への参加、その合間授乳のために1度家へ戻ったり、運動会にも引っ張り出されて一緒に競技に参加したりと本当に大変だったそうです。でも、「子育て中だからこそあなたを推薦した」という館長さんの言葉を思い出し、自分にできることを模索して行ったそうです。



 当時、子育てサークルと言うと、知っている人は知っている、知らない人は知らないという存在だったそうで、まずはその活性化のためにサークル間をつなぎ、サークルと行政をつなぐということを進めていかれました。福岡県の助成金や地域福祉財団の助成金などで様々な事業を行うことでネットワークを作っていかれたそうですが、熱心な活動が行政に知られるようになると、委員を頼まれることも増えていきました。その縁で多くの方と知り合いつながったおかげで、子育てが子育てだけを切り離して考えてはいけないこと、子育てと女性の問題や老人の問題、教育、働き方の問題、環境、全てが繋がっていることを痛感したそうです。特に、中学校の「カウンセラー室心の相談員」をしたことで、まだ言葉を話せない乳幼児期からの大人との関わりが思春期に影響を表すことを実感されたそうです。



 育児サークルの方は、なかなか新しい盛り上がりが見られない時代になり、新しいリーダーさんが続けられなくなることもあるそうですが、「無理しなくていいよ」と伝える一方で、役は引き受けられないけど参加はしたいという人を孤立させないためにも、今はつどいの広場の活動を精力的に行っておられます。


ブログ13今回、特別に広場の様子を見せていただきましたが、古い建物のもつ暖かな雰囲気と壁に貼られたワークショップの結果だろうと思われる子育て中の方のアイデアなど、とても心地よい空間でした。一緒に行った子ども達ももっと遊びた~いと名残惜しいようでした。ブログ14

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 自分が少しでもやってもいいかなと思うことは引き受けてきたという森さん。相談に乗る時も「よくぞ私に相談してくれました。ありがとう」と言う気持ちになるそうです。難しい事例をサポートするときなど、苦しい気持ちを自宅に持ったまま帰ってしまうこともあるそうですが、「自分にできることをするだけ」「自分もまわりの方から育ててもらっている」とおっしゃる姿がナチュラルで前向きでとてもすてきでした。

私も自分と重なる部分も多く、とても参考になりました。

 ブログ7サロンでお話をうかがった後は、森さんに案内してもらって柳川のお堀の近くを散策しながらお食事へ。そのお店「夜明茶屋」も森さんのPTA仲間。またその後に案内して下さった本屋さんのカフェ「江戸小路すずめの時間」も森さんが普段から御用達の場所。本当は教えたくないくらい好きだとおっしゃっていました。今夏の九州豪雨で被災した方も多い柳川ですが、素敵な場所がたくさんあり、また家族でも来たいなと思いました。



家に帰って一番下の衣装ケースの中から昔の助成金事業の資料を取りだしてみると、なんと森さんの写真を発見し懐かしさがこみ上げてきました。私もまた頑張ろうという元気をもらえたサロンでした。

 (YAMASAKI)



※以下は「江戸小路 すずめの時間」の写真で~す(^o^)ブログ19
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第19回Will'sサロンin福岡(九州大学箱崎理系キャンパス)

日時:2012年8月12日(日)   企画A/15:00~ 
                企画B/18:30~

場所:九州大学箱崎理系キャンパス 企画A/交流プラザⅡ
                  
企画B/旧工学部知能機械実習工場
  参加者:おとな約30名(Willからは相戸、木ノ原、諏訪、渡邉)
8月サロン





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 今回のWillサロンは、太鼓集団「響」ライブ及び『月明かりの下で』上映会のために結成された九州大学学生による実行員会に協力するという形での開催となりました。お盆前ということで、なかなか人が集まらないのでは…と心配していましたが、それぞれのつながりや実行委員の呼びかけで、ほどよく席が埋まりました。

企画Aの映画上映&語らいカフェ『月明かりの下で~ある定時制高校の記憶~』では、2008年に廃校となった埼玉県立浦和商業高校定時制のあるクラスの入学式当初から卒業までの4年間を115分に収めたドキュメンタリーフィルムを、みんなで観ることから始まりました。



冒頭のシーンでは、とにかく「荒れた学校」という印象を受けました。派手なメイクや服装で、職員室や保健室にわが物顔で乗りこみ暴言をはく少女たち。一緒に参加した高2の息子(草食系男子)との間で、のちに「サチコほどではない」という1つの基準が生まれたほど、非常に強烈な少女でした。非行、イジメ、引きこもりなど、それぞれ複雑な環境に身を置く生徒たちと、彼らに献身的なまでに寄り添う教師たち。やがて、文化祭の準備や太鼓部の活動を通して、ともに悩みぶつかり合いながら、最後は互いを支えあうまでに成長していく彼らの様子に深い感動を覚えました。閉校になる前の反対運動の様子も丁寧に記録されていて、生徒や教師だけではなく、一緒に学校を支えてきた卒業生や地域の人たちの「ままならぬ想い」が伝わってきて、とてもやるせなくなりました。
 

太鼓ブログ①上映後、企画Bの太鼓演奏の準備の合間を縫って、クラスの担任だった平野和之先生(現・浦和商業高校全日制高校教諭)ご本人が会場に現れました。映像の中より白髪が増えていましたが、柔和な笑顔はそのままでした。

撮影当時の苦労話をユーモアたっぷりに解説してくれました。また、当時太鼓部だった生徒達が、今や太鼓集団「響」として全国各地で演奏し、顧問だった平野先生も夏休みなどを利用して荷物やメンバーの移動を手伝っておられると聞いて、これまたビックリしました。


平野先生の挨拶の後、参加者は5つのグループに分かれました。語らいカフェのスタートです。Willのメンバーは、それぞれのテーブルでファシリテーター役をしました。私のテーブルでは、印象に残った場面や言葉、感想など自由に付せんに書いてもらった後に、それぞれ自己紹介し合いながら、付せんを読み上げてもらい、その思いを一緒に共有しました。途中から、平野先生がテーブルに入ってこられたので、思わず自分の役割も忘れて先生に次々に質問してしまいました。定時制高校は夜の時間帯なので、家族との時間が合わないので大変だったのでは…と気になっていたのです。妻とゆっくり食事をできたのは週末だけ。それでも、今も定時制が大好きで、あの頃の生活が懐かしくてならないと言われていました。また、映画の中で、生徒を一方的に叱りつけず、忍耐強く待ち続ける先生の姿勢について尋ねたら、「ただ待つのではなく、できる限りの人事を尽くして待っていたんですよ」と答えられ、一面だけ見てわかった気になっていた自分が恥ずかしくなりました。


 太鼓②語らいカフェの後半は、参加者全員で椅子を1つの輪になるように並べて座り、真ん中の床にそれぞれのテーブルの模造紙を広げました。そしてテーブルの担当者が「どんな話をしたのか」を、参加者全員に簡単に説明しました。高校生、大学生、おとなたちの感想…とそれぞれ視点が違って面白かったです。特に、「感情をむき出しにして生きる彼らこそ美しい」と言う大学生の意見には、若者特有のピュアな感性を思いだし、懐かしい気持ちになりました。(あぁ、オバサンだわ)

企画Bの時間となり、みんなで会場を移動。夏の暑い盛り。空調のない、照明も薄暗く、見たこともない無骨な機械たちが並んだ古い工場(戦前に建設されて築100年以上)の中で、ムワっと熱のこもった小1の娘を膝に乗せ、「響」のライブを間近で鑑賞しました。異空間の中での原始的で幻想的なステージでした。子ども達も「すごいね~」と囁きながら見つめていました。天才的なバチさばきを披露する青年、楽しげに演奏し歌い踊る2人の女性、東北の民謡を朗々と歌い上げる青年。その4人が衣装を替え、太鼓を替えながら、限られた空間の中で、精いっぱい表現し、素晴らしい演奏を次々と披露していました。

これから、プロを目指すという彼らの夢が叶い、もっと活躍できる場が増えていきますように…と祈りながら、帰路につきました。


太鼓③


(文:渡邉福)

 


 

Wiil’s研究会「IT子育てコミュニティ講座~入門編~」

日 時:平成247月1日()10時~12

■会 場:筑紫野市生涯学習センター パープルプラザ    
     3F パソコンルーム

■参加者:おとな14名、こども5

■案内役:木ノ原元美さん(特定非営利法人子育て市民活動サポート Will事務局長)

7月研究会チラシ06






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今年度最初のWills 研究会は「IT」。案内役は当会の事務局長木ノ原元美さん。いつも鮮やかなオレンジ色のタブレットを軽やかに使いこなされています。


最初に、今回の研究会がこのテーマとなった経緯を代表の相戸さんより説明していただきました。子育ての活動の場にもITを利用したコミュニティやサークルが急増していますが、いざ集う場を探そうとすると、SNSサークルというだけで門前払いを受けるなどの経験をしているとのこと。子育て支援が広がる中でも、地域がそのサークルを締め出しているのではないかと思いを募らせるに至ったとのことです。どんなカタチであれ、子育て中の親同士が楽しさや悩みなどを共有できるつながり(場・環境)は大切であるはず。それなのに締め出されているとしたら…。子育て市民活動真っ只中の私たち自身が、まずそのITコミュニティを理解したい、というものでした。

また、更に自身の子ども達も中・高・大学生ともなると、どんどんIT環境の中にさらされていきます。知識がついていかないのを言い訳に、頭から否定するのではなく、私達親も実際活用してそのメリットとデメリット知ろうというものです。

CIMG8671ITと言っても幅広く、入門編の今回は特にfacebook活用について、です。それぞれパソコンの前に座り、木ノ原さんの案内に従ってそれぞれのfacebookを立ち上げます。参加者14名中4名はアカウントをとっていない完全なfacebook初心者!そのうち3名(1名は遅れて参加のため保留…)は、無事facebookデビューを果たしました。また、参加者全員に「友達申請」をし、今日この場にいる人だけのグループを作成して、登録を行いました。

ひとつひとつの操作が上手く行くたびに感激したり、わからないところを教えてもらったり…きっとわが子たちもこんな風にその作業の中に色んな経験と喜びを持ってスタートしたんだろうなと、想像できたことは大きな成果でした。きっとこの喜びは、SNSサークルでのつながりに助けられたと感じるママ達と似た感激なのかもしれません。

また、様々な操作の中から疑問や不安が出て来ました。一番大きい不安は、CIMG8673実名であるが故に「誰とつながるのか」という点です。誰が自分のことを見ているのか分からないという点でも不安は募ります。諸々の設定ができるとはいえ、不安を掻き立てるようなメッセージが来たり、意味深な相談が来たり、おいしいお金の話が来たり…という実例を聞き、はてさて…わが子は危険をしっかり判断出来るのだろうか、正直なところ自信はありません。やはり、相手のことを知っているだけではなく、ある程度のつながりを持った信頼関係が土台にある上で、facebookを1ツールとして活用する心構えが必要だと痛感しました。

そして、「更に思うべきことは、このfacebookの活用が、私達の日々の子育て支援活動にどのように活用できるのかですね」とのある参加者の言葉に身が引き締まりました。第2回の研究会では、それぞれの活用状況を持ち寄り、「考察編」として開催いたします(現時点ではH252月の開催予定)。

案内役の木ノ原さんのほかに諸々サポートしてくださったIT上級者のみなさん、大変お世話になりました。

自宅に戻って、夕御飯もそこそこにパソコンの前でfacebookのページにかじりついていたのは私だけではないでしょう、たぶん。皆さん、肩こりと寝不足にはくれぐれも気をつけましょう。

                                 (報告:いわ)

第18回Will’sサロンin宇美町(宇美町子育て支援センターゆうゆう)

日時:2012年6月10日(日) 10:00~12:00
場所:宇美町子育て支援センター ゆうゆう
参加者:おとな7名、こども3名
話題提供者:川上 利香 さん (特定非営利活動法人 宇美こども子育てネット・う~みん)
2012-06宇美町


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写真


6月のwillsサロンは、宇美町子育て支援センター ゆうゆう に伺いました。古い平屋建ての民家を改築した ゆうゆうは、自然豊かな宇美町の静かな住宅街に溶け込むように建っていて、とてもステキなところでした。開館日は、月曜日から金曜日(祝日・第2水曜日・盆正月期間は除く)と第2日曜日の午前10時から午後4時までということで、来館される親子がいる中、優しいスタッフの方に温かく迎えて頂きました。

CIMG8637 最初に、ゆうゆうの一部運営委託を受けている宇美こども子育てネット・う~みんの代表 川上さんに ゆうゆう の設立や運営について、お話を伺いました。現在、ゆうゆうを支えているスタッフは、保育士3名、子育てサポーター13名が登録しており、開館時間中は保育士2名とサポーター2名の4名が勤務するようにシフトを組んでいるそうです。その他にも、週2回清掃が入る等、宇美町では子育て支援センター開設にあたり、事業担当の行政職員が、建物の改築やスタッフの待遇など様々なことに、子育て当事者の立場の川上さん達の意見を取り入れてくださり、ママ目線・子ども目線で見た細かい配慮がいきわたった施設を作ることが出来たそうです。子育て支援センターの名まえも、最初は行政がお堅い名前を提示してきたそうですが、う~みんスタッフが、子どもでも覚えやすく親しみをこめて呼べる平仮名の名前がいいと提案した中から、“子と子、親と子、地域と親子をぶ。達に会える。自べる。ゆったりと楽しく子育てできる。しい気持ちになれる。そんな場所になれば…”という願いを込めた“ゆうゆう”になったそうです。

次に、スタッフの想いとアイディアが詰まった、ゆうゆう の中を案内して頂きました。入口から入ってまず目に飛び込んでくるのは、砂場です。砂場の上には紫外線防止シートが張られた屋根があり、砂場の横には足を洗える手洗場と靴を履くのにピッタリなベンチがあります。さらに、閉館時にはシートをかぶせたり、月一回の塩素消毒をしたりと、まさに至れり尽くせり! 私たちがお邪魔している間にも、来館された親子が快晴の空の下、心地よい風を感じながら、ゆったりと楽しそうに遊んでいました。CIMG8647
手洗場の奥に、玄関があります。ここで靴を脱いだら、すぐにプレイルーム! 玄関とプレイルームを仕切る壁は上半分がガラス張りになっていて、中の様子が一目でわかります。間接照明の心地良い明るさに包まれた20畳ほどのプレイルームは、つみ木・ままごと・体を使って遊んだりとそれぞれのコーナーに分かれています。ままごとコーナーにはスタッフ手作りの流し台写真1や電子レンジ、冷蔵庫などがありましたが、完成度の高さに一同びっくり \(o)/! 他にも、手書きの線路の上にビニールシートをかぶせてあるコーナーや、掲示物、牛乳パックの小物など、スタッフの手作りのものがたくさんあり、大切に使われている様子から、スタッフや利用者の方の優しい雰囲気が伝わってきます。おもちゃの中に、近所にお住まいの方が作られた動物がモチーフの坂道をカタカタくだるおもちゃがありました。止まりそうになりながら、なんとなくぎこちなく、ゆっくりと歩く姿についつい惹き付けられて夢中になってしまいました。来所されるお母さんたちも癒されているそうです。自然な形で、地域の方との出会いや交流が生まれるって素敵だなと改めて感じました。



プレイルームの奥には、スタッフのご自宅から持ってきたという丸いテーブルを囲んで親子で飲食が出来るラウンジがあります。調乳用のお湯が使え、離乳食やお弁当を温めるレンジも完備、さらに、セルフサービスで、コーヒー・紅茶・お茶等(有料)が飲めるなど、くつろぎの空間になっています。ラウンジの奥には、絵本室があります。明るい黄色のソファーとベビーベッドが置いてあり、扉を閉めると個室になる空間で、相談室や授乳室としても使われているそうです。不思議と落ち着く空間で、ちょっと疲れた時にここに来たらリラックスできるだろうなぁ~と感じました。

CIMG8643ゆうゆう では、トイレにも工夫がいっぱい! 元はトイレとお風呂だった場所を改装したというトイレは広々していて、おむつ替えシートはもちろん子どものトイレトレーニングにピッタリのおまる型の子ども便座、汚れものを洗える深いシンク、妊婦さんが使いやすいように外側に開く扉の個室と、なぜか木製のベンチがあり、ここでも、一同びっくり\(o)/! 「トイレは、配管の問題もあり、後から作りかえるのは難しいので最初にきちんと考えて作ることが一番大事」という川上さんの言葉に、ママ目線のアイディアが活かされるって大切なんだなと感じ、改めて、子育て支援に理解がある行政職員や建築業者さんとの出会いがあり、改築の打ち合わせから参加できたことって素晴らしいことなんだと感じました。

 
プレイルーム周辺をひとまわりした後は、渡り廊下を進み、砂場を挟んでプレイルームの対面にある和室に移動しました。2面が大きなガラス戸になっており、明るく開放感抜群の和室は、宇美町で活動しているサークルに無料で貸し出すなど、大切な交流の場所になっているようです。ここでは、参加者がそれぞれ自己紹介をした後、川上さんから、子育てサロンについてのお話を伺いました。子育てサロンとは、宇美町内の中学校の多目的室等を開放した乳幼児とその家族や妊婦さんが自由に遊びに来ることが出来るフリースペースです。平成18年度から開設している「うみ東中サロン」では5月~3月まで毎CIMG865512回水曜日、平成21年度から開設している「うみ南中サロン」では5月~3月までの毎月1回金曜日、平成23年度から開設している「うみ中サロン」では6月~11月まで の毎月1回火曜日。オープン時間は3中学とも1014時までオープンしています。オープン時には ゆうゆう のスタッフが4名いて、中学校と協力して地域ぐるみで子育てを学びあい支えあっていこうと活動されています。ゆうゆう も開館しながら、同時にサロンもオープンしており、運営するのは大変だと思いますが、「遊びに来る親子だけでなく、昼休みにやってくる中学生も楽しみにしているし、何より、中学生にとって、貴重な学びと出会いの場だから全く大変ではないんですよ」とおっしゃる川上さんの笑顔はキラキラと輝いていました。

 今回のwillsサロンで一番印象的だったのは、私たちだけでなく、スタッフや来館された親子に、明るく優しい笑顔でにこやかに自然体で接する川上さんの姿です。宇美町子育て支援センターゆうゆうのサポーター、中学校サロンのサポーター、う~みんのネットワーク活動や、今年の5月7日にNPO法人になったばかりの宇美こども子育てネット・う~みん の活動として、宇美町の教育委員等の活動も精力的にこなしている川上さん。とても忙しく活動されていて大変だろうと思うのに、肩の力が抜けていて、一緒にいるだけでホッとしながらも元気をもらえる川上さんの大らかな笑顔が、ゆうゆうの明るくて、あたたかくて、くつろげる空間そのものなのだと感じました。


写真3さて、お楽しみのランチは、須恵町の皿山公園近くにある「やまもも」に行ってきました。大きな窓がある掘ごたつの個室で広いお庭を眺めながら、子連れでも気兼ねしないでゆっくりと食事を楽しみました。やまもも弁当1,000円には味噌・醤油・豆乳の3種類から選べるだご汁が付いています。(一番のオススメは豆乳味!)どの料理も素朴で自然な味だけどしっかりとお出汁が効いていて、野菜がたっぷりでヘルシーだけどお腹いっぱいになりました。また癒されに行きたいです。

最後の締めくくりは、安産・子安の神様として有名な宇美八幡宮を川上さんに案内していただきました。境内には樹齢千年を超える大樟(おおくす)が生い茂り、深い歴史を感じます。御願成就のお参りの際、生まれた子どもの名前などを書いて奉納されたたくさんの「子安の石」からは、子どもの誕生を心から喜ぶ思いが伝わってきました。静かで落ち着いた雰囲気の中、川上さんのガイドを聞きながらのんびり一周しているうちに時間があっという間に経っていました。お茶屋さんでいただけるコーヒー(なんと100円!)と焼きたての子安餅もお勧めです。

写真6


(報告:ちっかー) 


 

第3回(2012年度)総会 

■日 時:平成24年5月27日(日) 10:00~12:00

■会 場:筑紫野市生涯学習センター パープルプラザ

      (福岡県筑紫野市二日市南1丁目9番地3)               

■参加者:おとな10名、こども2名



つい最近まで、ポカポカ陽気だったこの頃も日差しが強い季節になりましたね。5月のちょっと汗ばむ日に第3回willの総会が筑紫野市の「パープルプラザ」で行われました。

総会は、議長の藤原浩美さん進行のもと、昨年度の活動報告を中心に粛々と行われました。

2012総会「石の上にも三年」といいますが、2009年にwillが産声をあげ、昨年度(2011年度)は、節目となる3年目を迎えた年でもありました。サロンや研究会のみならず、着々と、そして時には駆け足で、依頼を受けては各自治体で活動してきた実績は、県内(都会から田舎まで)に留まらず県外までおよび、メンバーのフットワークの軽さに驚くばかりでした。地域ごと、それぞれ抱える問題は様々ですが客観的立場から一緒に向き合うことが重要で、willはそんな存在になるべく柔軟に対応していくんだろうな。と思いました。

次に、今年度の活動予定について、今後も調整をしながら内容を詰めていくことで決定しました。7月の研究会では「IT子育てコミュニティ講座―入門編」を行います。現在の子育てにおいてインターネットなどのメディアは欠かすことのできない子育てツール。ブログやfacebookを通じてママ友ができたり(私もその1人です)、サークルを立ち上げたり、その用途は多岐にわたります。今年度の研究会はそんなITにスポットを当て、入門編と応用編に分けて行う予定です。

理事の選任について、今年度もこれまで通りのメンバーに加え、Nっ子クラブ カンガルーの親子・岩本さんが理事に就任しました。willの報告を丁寧に更新してくださる岩本さん、彼女の力はwillに欠かせません。どうぞこれからもよろしくお願いします。

最後に、情報共有として自己紹介と現在の活動について雑談しながら無事に総会は終了。その後のランチはAさんお勧めの知っている人は知っている?牧場ランチ。私は残念ながら行ってませんが、さて、どんな話で盛り上がったのでしょう。

(報告 mame)


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 ※総会後のランチは、石橋ファームランド でした~(^o^) 写真はkinoさんからいただきました。


第17回Will's サロンin篠栗町(赤迫康代さん)


日時:2012年5月19日() 21時~24時すぎ
会場:福岡県立社会教育総合センター(福岡県糟屋郡篠栗町金出)
参加者:おとな7名
話題提供者:赤迫康代さん(NPO法人子ども達の環境を考えるひこうせん代表理事)

2012-05篠栗(←クリックすると拡大します)



5今回は篠栗町の福岡県立社会教育総合センターでの「中国・四国・九州地区生涯教育実践交流会」にパラサイトし、5Willsサロンを開催しました。夜9時から開始という深夜にも関わらず、岡山市備前市で活動されている赤迫さんを囲んで6人のメンバーが集まりました。



 「NPO法人子どもたちの環境を考えるひこうせん」では、妊娠期から思春期に至るまで、発達段階ごとに事業が実施され、また参加者から支援者に移行していくしかけが活動に意識されていることを伺うことができました。循環型プログラムという考え方はあっても、それをすべて実践している赤迫さんたち「NPO法人ひこうせん」の活動に脱帽しました!

 

313年ボランティアグループひこうせんとしてスタート。H19年ふれあい交流拠点「くるみの森」開設。HPを拝見するとその築100年の古民家の写真に目が奪われます。子育てなどに関わる人ならきっと「あ~~こんな居場所がほしいっ!!」と思わず叫びそうな民家です。1家族1年間の利用登録料は300円?!もっと値上げしてもいいのでは・・・と思ってしまいます。


4古民家は、家賃を払って借りており、現在3分の2は補助金を利用することができています。しかし、経営面で採算がとれないこともあるなど、運営課題についても語ってくれました。

今日集まったメンバーは、Willの活動の他に、それぞれが長く続けてきた活動があります。NPOの大御所、大谷清美さん(特定非営利活動法人チャイルドケアセンター)やNPO法人取得間もない川上利香さん(NPO法人宇美子育てネット・う~みん)(おめでとう!)、その他当NPOの事務局長であり、他(NPO法人子育ち・親育ちエンパワーメントセンターBee)のNPO副代表理事をやっている木ノ原元美さん、そしてWill代表の相戸晴子さん、大学院で研究を始めた日下慈さん、そしてNPOについて勉強中である岩本玲子(Nっ子クラブ・カンガルーの親子)の6人の参加者は、しばらくNPO運営についての話で盛り上がりました!!

頑張っているスタッフの人件費や交通費を何より優先して確保しているというそれぞれの代表さんたち。その想いには本当に感動です。NPO法人としての経営・運営についての本音トーク、なかなか普段は聞けない貴重なお話でした。



さらに、核となる人物の育成や新しい人へのバトンタッチについても話が広がりました。NPOという組織の中で、それぞれの事業の現場を任せながらも、書類報告など全てを把握しておくという大谷さん。夜のサロンのお陰でしょうか、いろんな裏話も飛び出しました。



代表相戸さんの息子さんの事例発表(?!)から、話題はITにも飛びました。子ども達の知識はどんどん進んでいて、親は全然ついて行けてない。けれど、親自身も学んで、メディアの全てを否定するのではなくメリットと弊害とを知ることを共有しました。7月はメディアに関するサロンの予定ですが、みんな同じ不安を持っていたんですね。


2大きな事業をたくさん抱えているとは思えないほど、小柄ですっごく控えめな赤迫さん。パワーはどこから来るのだろうと思っていましたが、「くるみの森の縁側に座って、こどもたちと笑顔のママたちの様子を見ているときが一番幸せ」赤迫さんのお話の中で一番印象深かった言葉です。やはり、好きなこと、幸せなことが進んでいく力なんですね。赤迫さんありがとうございました。



いつものサロンと違って、話がアッチに飛び、コッチに飛びした今回のサロン。参加の皆さんが帰宅したのは、間違いなく午前様。社教センターに泊まった私達も含めて、家を空けることが出来るのも家族の理解があってこその5月サロンでしたね。感謝、感謝です。



6月のサロンは宇美町に伺いま~す。

(報告 いわ)


 


 


 


 


 


 

第16回Will's in 筑前町(絵本サロン)

  

日時:2012年3月11日() 11:30~14:30
場所:ピアノサロンぱすとらーれ(朝倉郡筑前町砥上805)
参加者:おとな7名、子ども6名(計13名)

2012-03筑前(校正)(← クリックすると拡大します)

 今年度最後のWill'sサロンは東日本大震災からちょうど1年となる日でした。Willの出来る事として、テーマを『命・つながり』と設定し、参加者それぞれが大好きな絵本を持ちより、想いを語る場をひらきました。

 会場は田園風景の広がる場所にある、ピアノサロン「ぱすとりーの」さんをお借りしました。大きな吹き抜けと薪ストーブのあるあたたかい木に囲まれた素敵な空間でした。

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 今回は出産後お久しぶり~のHさんも参加してくれました。始めましてのメンバーはそのHさんの赤ちゃんと新しく入会された小郡市のKさん。簡単に自分の関わっている活動や目指していきたいものなどについて自己紹介してから、絵本を1冊づつ読みました。

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 新入会のKさんが選んだのは『こいぬがうまれるよ』これはお子さんが大好きな本なのだそうです。3人のお子さんと一緒に参加してくれた嘉麻市のKさんは宮西達也さんの『であえてほんとうによかった』これはアニメにもなりシリーズもいろいろ出ているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

代表のAさんが選んだのは、沖縄の昔話『母の木』というお話。CIMG8471今回の震災ではたくさんの物を失いましたが、このお話はなくなってしまうものとまた新しいものがそこから生まれるということをテーマにしているので選ばれたそうです。もう一冊、『あなたが生まれるまで』という絵本については、6年生のクラスで読 み聞かせをしたことがあり、その時には3kgの鉄アレイに顔をつけて抱っこさせたりしていたそうです。忙しいのに、へんなところでまめなAさんなのでした。



絵本の活動を長くされているKさん(それにしてもKが多いな・・・)はたくさん持って来てくれた絵本の中から日野原重明さんの『いのちのおはなし』95歳(現在は100歳!)の日野原先生が子どもたちに授業を行っている様子が絵本になっています。赤ちゃんを連れて参加のHさんは「だいじょうぶだいじょうぶ」を紹介してくれました。これはおじいちゃんと小さなボクのお話です。Hさんからは残念ながらこの日は参加できなかったSさんの伝言ということで、『八郎』と『はなをくんくん』も紹介してもらいました。

CIMG8490私が持って行ったのは『ちいさいおうち』長い年月を経ても変わってしまったまちと変わらない「おうち」のお話です。

 復興を考えるにあたって、代表のAさんからは「日本が目指すのは【元に戻す】ことなのか?それとも今までとは違う新しいものを目指す事なのか?」という問いを出されました。今回の震災で多くの人がそれまでの自分の価値観を見つめ直したでしょう。自分たちがどういう暮らしをしていきたいのかをひとりひとりがしっかりと考えていきたいですね。



 みんなが持ち寄ったすべての絵本はこちら



絵本サロン6


来年度もいろんなテーマでいろんな人とかたりあえますように



(報告:山崎)


 


 

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