2011-10サロンチラシ

日時:2011年10月30日(日)

場所:鞍手町総合福祉センター「くらじの郷」

参加者:おとな10名、子ども4名(計14名)

 

今回のwill’sサロンは鞍手町に伺いました。


平木さん
最初の話題提供者は「てんとう虫の会」代表の平木真理子さん。「てんとう虫の会」は知的障がいを持つ子どもとその保護者の会です。平木さんには
10代の息子さんが2人います。ご長男が小学校入学の前に先生に紹介されて「てんとう虫の会」に入られたとのことでした。

たまたまご自身が代表を務めていたときに、いろいろな事情から休会となったにもかかわらず、「自分の好きなことをしよう」と一人で活動を続けて、その後再び仲間を募って会を復活させ現在に至るまでのお話を伺いました。

就学前には、障がいを持った子は、「専門的な技術などを教えてもらえる養護学校へ進んだほうがよいのか、近所の友達をつくり地元の小学校へ通った方がよいのか」とても迷われたそうです。子どもと外を散歩しても友達も知り合いもなく「よそ者」のような気持ちだったことを振り返りながら話してくださいました。

その後、「てんとう虫の会」との出会いがあり、さらにその活動の復活を強く応援してくれる鞍手町社会福祉協議会の若手(!?)男性職員・渡邉さんとの出会いが、平木さんに一歩一歩進んでいく勇気と力を与えてくれたようです。

会員は現在8名。定例会は月に1回、平日のお昼に開催しています。また、施設見学や運動会、茶話会、勉強会、アートサロンで版画作りをしたり、バスハイクに出かけたり…とバラエティーにとんだ活動をしています。これらの活動は「てんとう虫の会 新聞」を通して、情報発信しています。さらに会のイベントなどは、教育委員会を通して町内の全小中学校支援クラスへ配布し広報しているそうです。

「障がいがあっても、あれは無理だ、これは楽しくないだろうと決めつけないで、また、子どもが家の中だけではなく一人で生活していけるように、親も子も人とつながって生きていきたい」という平木さんの思いが本当に強く伝わってきました。

「出来ることを、好きなことだけをやってるんです」とにこやかに語る平木さん。肩の力を抜いて自然体に話す姿が印象的でした。最後に、プライベートな飲み会で楽しい会話の最中にフッと相手が自分の顔を見て「平木さんとこは、大変だよね~」と同情されるのがイヤだと言われたことが、心に残りました。「障がいを持った子を育てている自分だけが大変なのではなく、みんなそれぞれ大変な思いをしているはず。飲み会のときぐらいは、た美味しいお料理やお酒を楽しみた~い!!」の言葉に一同同感!!

CIMG7452次の話題提供者は、前出の鞍手町社会福祉協議会職員の渡邉伸也さん。

県外の福祉関係の大学を卒業したあと、地元に戻り就職しました。入職時より障がいのある方やご家族との関わりを持ち、地域活動支援をおこなっていらっしゃいます。

ご自身いわく「正直、大学生のときは目標もなく何もせず、親元を離れて遊び放題。でも、就職して仕事上、障がいをもっている方々とかかわるようになって、『明日のために命をかけて生きている人を見て自分もちゃんと前を向いて生きないといかん!!』と気づいた」そうです。

それから職場の中でどんどん意欲的にサロンなどの企画を実施。時には他の社会福祉協議会の職員さんにアドバイスをもらったりしたそうです。そんな時「てんとう虫の会」の平木さんとの出会い、一人で活動する平木さんに「仲間作りをしましょう」と、「そのためにはお金が必要なので助成金をとりましょう」との提案をし、会の活動をサポートするようになりました。

現在は第1段階の「ルール作り」ができたという渡邉さん。なかなか最初は理解してもらえなかった人たちからの言葉も「課題を与えてもらった」と、謙虚に受け止める渡邉さんの言葉に一同感心感嘆!! 地域の「ひと」と「行政」をつなぐ橋渡し役が社会福祉協議会だと考えているそうです。そして、次の第2段階は「組織化・見せ上手」になることだそうです。

渡邉さんのお話のキーワードはなんと言っても「共助」。どっちが主、どっちが従ではない。“させる”は大っ嫌い。終始渡邉さんの思いの熱さが伝わってきました。

障がい児者サロンは月に2回開催。「あったかネット通信」の発行も行なっています。

「社協に相談したら良くなったね、楽になったね。」といってもらえる社協でありたいと、渡邉さんは締めくくってくださいました。

(報告:岩本)

 

 

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