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会社帰り。この日は、新宿から小田急線町田経由で帰宅することにします。同店に到着したのは19時を少し回ったところ。いつも行列ができているイメージがあったけど、階段を上って入店すると偶々なのか結構空席あり。入口脇の券売機で、評判の良さそうなしおつけ麺(900円)の食券を購入しカウンターへ。調理スペースには男女店員が1名ずつ。いずれもベテランの風格があります。私の後から、女性の1人客を含む後客さんが続々来店。やはり繁盛店ですわ。

目の前のカウンター立ち上がりには、「つけ麺の美味しい召し上がり方」との食べ方指南書。眺めていると、入店から8分ほどで、すぐ後ろの女性客の温かいラーメンが先に提供された直後に、私の一杯が、お好みでと「ぶしゅかんの果汁」と一緒に提供されました。小振りな白い鳴門丼には、黄金色に輝く清湯塩スープベースで調製されたつけダレ。白ネギと万能ネギが散らされ、中にブロック状のチャーシューとメンマが沈んでいるのが見て取れます。


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麺の方は、天地の丈の短い、深めの皿とでもいうような黒い広口の丼に、細ストレート麺がわじまの水塩と昆布出汁に浸った状態(指南書の記載よりw)で、綺麗に折り畳まれています。では早速いただきましょう。

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まずは指南書に従い、提供された麺をそのままいただきます。ツルツルと啜り上げた麺に、すでに昆布出汁の香りと仄かな塩味があり、そのままで十分美味しい。漬かっている昆布出汁にがごめを使用しているのか、トロっと糸を引くような粘度を感じます。

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ではつけダレを。鶏の香り高い清湯塩ベースで調製されたつけダレ。その鶏の風味の奥には、ウルメか何か、魚の出汁が下支え的に利いています。あっさり且つ柔らかい塩味に彩られた味わいに、表面に浮く鶏油由来の奥行きが広がり、やや遅れてブワっと一気に旨みが口の中に溢れるような印象の飲み口。とても美味しい。

では、指南書どおり、麺を半分ほどつけダレに浸して啜ると、昆布水でコーティングされた部分とこれに纏わり付いてくるつけダレの相乗効果でとても美味しい。食感は、しなやかで柔らかい口当たりながら、破断時にはコシの強さを見せてザクザク。同様な麺を、かつて八王子の圓で経験したことがありますが、あんな感じです。さらに、ぶしゅかんの果汁を麺に垂らしてからつけダレに潜らせて啜ると、爽やかな酸味が加わり更に美味しい。

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つけダレに沈んでいる具ですが、チャーシューは厚手の肩ロースを1枚分ほどブロック状にカットしたもの。肩ロースらしい適度な噛み心地があって美味しいけど、ちょっと量が少なめなのが惜しい。他にはメンマ、白ネギに万能ネギ。

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満足のうちに固形物を完食し、スープ割を所望すると、ブーメラン方式でリターン。多くの場合、鰹や煮干などの魚介系の割りスープが足されて、さっぱりと飲みきって良かったね、(ちゃんちゃん!)となるのですが、出汁を足されて戻ってきたスープは、鶏の風味が一層増幅されたもの。珠玉の鶏出汁で割られたものでした。

つけダレに麺と、非常に高い次元でバランスし成立している一杯を堪能した後に、スープ割りでまたまたこの日の食事を反芻することができ、望外の満足を得ることができた一杯でした。

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