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旨~い豚骨ラーメンが食べたい。そんな風に朝からずっと考えていたこの休日。サテライトで同居する娘のリクエストで、午後からコチラに出撃することにします。2月後半くらいから、実質的に生活の本拠地を相模原から日野に移し、好きで定期的に通いたいお店の筆頭である、淵野辺の梅吉からも遠ざかっていたので、同タイプかつ同じように高品質な一杯がいただける同店なら大歓迎w てか、考えてみれば、同店と梅吉は同門の兄弟店ということになる訳ですから。

14時をだいぶ回って店頭に到着したのですが、外待ち2組4名。相変わらずの人気店ですな。列に接続して待つこと10分少々で入店することが出来ました。相変わらず柔らかく的確な接客の奥様。トッピングのチャーシューが切れたので、チャーシューメンだけ出来ないとのこと。娘ともどもラーメンに味たま(半熟100円)を追加し、別皿で高菜(100¥)を発注しました。厨房ではご主人の他にもう一方年配の女性。マスクの上に見える目元が奥様に似ているのでお母様かな。5分ほどでご主人の手により高台より配膳。


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同店独特の赤レンガ色の陶器製丼には、白濁した豚骨スープ。師匠である大石家譲りの賑やかな丼上で、スライスチーズ、標準で3枚入るモモ肉のチャーシュー、キクラゲ、スライス紅ショウガ、味玉(固ゆで)半玉、海苔、薬味ネギ、白ゴマに、今回初めて見るさつま揚げが一欠片。数年ぶりの同店ですが、その間の進化の証の一つですなw そして追加の半熟味たまは、温泉玉子のように、外側の白身部分がプルプルと柔らかい仕様のもので、しっかり味が染みているような茶褐色をしています。

ご時勢から、10年前に650円だったデフォルトが800円に値上がりしてしまいましたが、この隙間の殆どない、今はなき大石家の一杯を彷彿させるビジュアルは、まだまだコスパの良い料理だと言うことが出来ると思います。ではいただきましょう。

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まずはスープから。豚頭を使い、下処理をしっかり行って高温で炊き出したベースに、塩ベースの元ダレを絶妙なバランスで合せたサラリとした豚骨スープ。主張し過ぎないマー油の香り。何時、何度来てもその都度、印象が変ると言うことがなく、おやっと思ったことも今まで全くありません。一級品、いや特級品の豚骨スープです。美味しい。

麺は、出身店の大石家で使われていたものよりも二回りほど細細い、博多系や長浜ラーメンなどに近い細ストレート麺。もちろん、歯応えはザクザクとした九州系豚骨ラーメンならではの破断感。箸扱いに往生するほどポキポキ、ピンピンと跳ねる訳でもなく、しなやかな啜り心地です。スープとの相性が悪い筈もなく美味しい。

チャーシューは、スタンダードなモモ肉部位の小判ながら3枚奢られています。しっとりかつしっかりした食感と味付け。細部、個々のトッピングに至るまでしっかり吟味された作り込み。キクラゲのコリコリ感。そして大石家の系譜に特徴的なチーズインなのですが、豚骨スープのまろやかさが一段と強調される反則アイテムw

半熟の味玉は、言ってみれば、ボイルドエッグというか、温泉玉子と通常の半熟味玉のハイブリッドという感じのもの。レンゲに受けた味玉に、箸を突き立てると、トローリと、ねっとりした黄身が流れ出てきます。不味い訳がないw 美味しい。

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さて半ば。別皿で提供された高菜を、娘とシェアして半量ずつ各丼にトッピング。博多系向けの辛子の利いた、いわゆる「辛子高菜」ではなく、通常の高菜漬けを刻んだもの。程よい塩味が加わり、残量討伐への燃料投下の効果が発揮され、一段スピードアップを体感したと思ったら、次の瞬間にはKKにて食了と相成っておりました。文句なしに美味しかった~ 丼は、まるで舐め取ったかのように綺麗な丼底を見せていましたw

同店、あの大石家が閉店してしまった今、自分にとっては、九州系の豚骨ラーメンの中でも好きで通い詰めたいと思う数少ないお店の一つです。そう頻繁に足を運んでいる訳ではありませんが、料理はもちろん、客捌きを含む接客全般についても超一流であることが、同店で時間を過ごすたび確信できます。そんな数少ない優良店が、決して便利な立地ではないけど、クルマで30分程度の距離にある有り難さを、改めて実感した一杯でした。

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【住所】 東京都八王子市下柚木321-1
【電話】 042-674-7460
【時間】 11:00~17:00 ※スープ切れ終了
【定休】 火曜日、第2・4月曜日