東京出張(1)パワーブレックファスト調理師科夜間コースの卒業式 

2018年09月17日

東京出張(2)小洞天でランチ

昨日につづいて先週末の東京出張の話です。
金曜日の午前中、外務省で開催された「日韓文化・人的交流推進に向けた有識者会合」に出席しました。
この会合は1998年に当時の小渕恵三首相と韓国の金大中大統領が「日韓パートナーシップ宣言」を発表して20周年を迎える今年、日韓間の文化・人的交流の分野で未来志向の具体的取組に向けた提言をとりまとめるために河野太郎外務大臣の下につくられました。
今回はその第3回会合で、テーマは「食・スポーツ交流」。
私は日韓間の「食」の関係者として発言させていただきました。
詳しい内容は控えさせていただきますが、私は「食」の日韓交流にはビジネスと食文化の大きく分けると二つの面があると申し上げました。
現在、韓国の方々の日本の食に対する大きな需要があります。
ソウルの街には本当にたくさんの日本料理店がありますし、日本風の洋菓子(J-Sweetsと言うことがあります)や日本風のパン(アンパンやメロンパン、カレーパンなど)が大変人気です。
また、福岡の料理店には韓国人客の長蛇の列ができているところも少なくありません。
これらはビジネスですから、ビジネスが健全に発展するように政府として努力していただければと思います。
例えば、近年、日本の清酒だけでなく本格焼酎も韓国では人気ですが、この日に出席された方の話では、韓国の日本の酒に対する関税は驚くほど高いもので、これを引き下げることができれば日本の酒はもっともっと韓国で人気が出るでしょうし、その結果として日本料理もさらに身近なものになると思います。
もうひとつの食文化という面から言えば、日本と韓国の料理はルーツが同じの親類のような関係にあります。
いずれも米飯を主食としますし、味噌や醤油といった穀物からつくった調味料(穀醤)を使います。
食文化のルーツが同じで、歴史的な経緯や地理的な環境が異なるために少し違った料理になったと思います。
以前、ナカムラアカデミー(中村調理製菓専門学校ソウル校)に特別授業のために来られた京都・菊乃井の村田吉弘さんを韓国の宮廷料理研究所にご案内したとこと、韓国の宮廷料理と京都の料理の共通点の多さに驚かれたことがありました。
そのような食文化の共通性や相違点を理解すると、日韓の食の交流も深まると思います。
実はこの会合で驚いたことに、私には河野太郎外務大臣の隣の席が用意されていました。
さすがに私も緊張しました。
そして全体として90分という限られた時間でスポーツ関係2名、食関係2名が発言し、大臣や会合のコアメンバーから質問を受けるということで、時間配分にも気をつかいました。
結果としては、私が言いたかった内容はだいたい言えたかと思います。
※当日の会合についての外務省報道については次のサイトをご覧ください。私も写真に写っています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006427.html

さて、会合も無事に終えてお昼です。
実は外務省のある霞が関から近い日比谷にある行ってみたい店がありました。
それは世界で一番安いミシュラン星付きレストランという香港のTim Ho Wan(添好運)の今年4月にオープンした日本店です。
早速、日比谷に行ってみましたが、驚いたことに長蛇の列です。

東京出張(2)1

これに並んでいたら午後の福岡へのフライトに間に合いそうにありませんし、夕方からは大事な学校行事が待っています。
ということで、Tim Ho Wanの点心はあきらめて、有楽町の中華の老舗「小洞天」の支店に向かいました。
こちらも昼どきとあって満席でしたが、5分も待たずに席に案内されました。
私が注文したのは名物の焼売と一番人気の担々麺(ハーフ)、それに麻婆豆腐とごはんまで付いた「三味一体セット」(1,360円)。
疲れた脳にたっぷりと糖質を補給することができたランチでした。

Tim Ho Wan:http://timhowan.jp/
小洞天 有楽町店:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13000141/

東京出張(2)2


nsg3 at 05:31│Comments(0) 中国料理 | 韓国

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