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今年初の映画は、
Chilly Gonzalesの
「黙ってピアノを弾いてくれ」

下高井戸シネマにて
 
Chilly Gonzalesは、
ソロピアノの静かなアルバムしか知らなかったから



ソロピアノの前に、ラップだったりいろいろエキセントリックなことをやってたりしたのは、ちょっと意外でもあり、でも逆に何処と無く腑に落ちる部分もあった

優れたアーティストには狂気を孕んだ側面が必ず潜んでいるから、それを計算して自己プロデュースしてるか否かは置いといて、Chilly Gonzalesにも確実にそれが存在していた

自己愛がめちゃくちゃ強いナルシスティックで破壊的衝動を孕んだ何処と無く退廃的な雰囲気の演奏は、脆くて危うくて、時折、観ていて恥ずかしくなる所もあるのだが、結局、惹きつけられる


内なる衝動を具現化する為には技術的な鍛錬は当然すべきだと思うが、その衝動自体の有無があらゆる芸術の決定的な差異の理由なんだ

って当たり前の事を、先日のムンク展に引き続き改めて、考えさせられましたとさ

真面目ばかりじゃ、面白くないね〜

真面目に不真面目
不真面目に真面目

これなんだな〜




今年も下高井戸シネマの年会員になってしまった(笑)
何本観れるかな〜