2017年02月04日

(2010) Under Great White Northern Lights / The White Stripes (part1 Analog)

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Side A
1. Let's Shake Hands
2. Black Math
3. Little Ghost
4. Blue Orchid
5. The Union Forever

Side B
6. Ball and Biscuit
7. Icky Thump
8. I'm Slowly Turning Into You

Side C
9. Jolene
10. 300 MPH Torrential Outpour Blues
11. We Are Going to Be Friends
12. I Just Don\x{2019}t Know What to Do With Myself

Side D
13. Prickly Thorn, But Sweetly Worn
14. Fell In Love With a Girl
15. When I Hear My Name
16. Seven Nation Army

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The White Stripesはとても難しいバンドであると思う。あ、僕にとってですけど。一般的に自分が通常聴く音楽のどこに耳を傾けているかというとバンドという形態でのアンサンブルだと思う。全体的なバンドのサウンドが好きで聴いていると思うのだけれど、The White Stripesに関してはメンバーが2人であり、アルバムでは多少の装飾があるとはいえ基本はギターとドラムだけである。だから、スタジオ録音したアルバムを聴いた時にある種の物足りなさを感じるのだ。

そのブルーズに根差している音楽性の面ではとても好きなミュージシャンだ。しかし先の理由でのめり込むほど好きになることは無かった。しかし、本ライヴ盤はちょっと違う。2人から飛び出す音がとにかく弩級に凄くて、厚みがあるのだ。ちょっと雑で単純とも思えるようなミキシングは実際はかなり狙ったものではないだろうか?

しかし、原始的な感じのするミキシングでありながらこのパワフルさ。何だか久々に身震いするような音楽と歌声に接した気がするのだ。ひょっとしてオープンリールのテープマシンを回したのか?などと考えてみたりもする(笑)。

本盤はもともとCDで聴いていたが、同タイトルのドキュメンタリー映画を観、サウンドがとても好きだということが分かったのでアナログ盤も購入してみることにした。

結果、買って大正解だった。アナログ盤には重厚さやパワフルさ、荒々しさが見事に刻み込んであった。ちんまりとした44.1kHz 16bitの枠には収まりきらない空気感がビシビシ伝わってきた。The White Stripesが好きなら買って損は無いと思う。思うに、この空間を支配する感じ?はLed Zeppelinに非常に似ていると思う。それをたった二人の演奏でやってしまうのだから本当にたいしたものだ。これは本当にアナログ盤をおすすめしたい。4面とも非常に良い音で聴き通せます。

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いまどきのアナログ盤はペラッとしたジャケが主流だが、厚紙をベースにジャケ素材を張り付けて作ってある造りはずっしりとこれまた重厚だ。CDのインナーとはまた違う見開き面はシンプルにして本盤の主張がしっかりと込められている意匠だなぁと感じる。レーベルも味わい深いデザインだ。

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この鉄壁の仕上がりはJack Whiteがヴィンテージ・レコーディング機器マニア、アナログ盤マニアであることも無関係ではないだろう。Record Store Dayではファンの前に登場し、ライヴを実施し、そのライヴを数時間のうちにアナログのシングル盤としてプレスしてその会場で即日発売する、という素晴らしいイベントを行ったりもしている。また、Third Man Recordsレーベルの運営者でもある。

本盤を気に入った理由というのはもう一つあって、それは同名のドキュメンタリー映画を観た事によるものだ。一口でいうとこれはまさしくロードムービーであって、ロードムービーは僕の特別に好きなジャンル(といえるのか?)なのだ。これはこれで書きたいことがあるので一旦ここでpart1として切りたいと思う。

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Posted by nsrrs at 00:00Comments(0)TrackBack(0)アナログ盤

2017年02月03日

(1971) Free Live! / Free

(1971) Free Live! / Free

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1.All Right Now (Live At The Locarno, Sunderland)
2.I'm A Mover (Live Fairfield Halls, Croydon)
3.Be My Friend (Live Fairfield Halls, Croydon)
4.Fire And Water (Live Fairfield Halls, Croydon)
5.Ride On Pony (Live Fairfield Halls, Croydon)
6.Mr. Big (Live Fairfield Halls, Croydon)
7.The Hunter (Live At The Locarno, Sunderland)
8.Get Where I Belong (Album Version)
9.Woman (Live Fairfield Halls, Croydon)
10.Walk In My Shadow (Live Fairfield Halls, Croydon)
11.Moonshine (Live At The Sunderland Mayfair)
12.Trouble On Double Time (Live At The Sunderland Mayfair)
13.Mr Big (Live At Sunderland / 1970)
14.All Right Now (Live Fairfield Halls, Croydon)
15.Get Where I Belong (Alternative Take)


言わずと知れたFreeの名盤。僕も大好きだ。Freeの音は時々無性に聴きたくなってしまう。

サウンドも荒々しくて、骨太。ヴォーカルもよくマッチしている。ケチをつけるわけではないが、バンドの演奏はタイトではない。どちらかというとガチャガチャして、もたつく場面も多い。特にThe Whoのような弾丸のように纏まった鋭いライヴ演奏を聴きこんだ後だとなかなかにこのバラバラ感は気になるものだ。1曲目「All Right Now」のカッティングなどは実に怪しい。「んん!?」と思う場面多々。

しかし、「Mr big」のようなタメの効いたようなテンポの曲だと、すごく破壊力のある演奏となる。これはやはり爆音で聴くべきだろう。

オリジナルのアルバムは8曲目まで。8曲目はスタジオ録音。これがまた泣かせる。本ツアーが行われている頃にはメンバー関係がズタズタになっていて、解散はほぼ確定的だったようだが、ここまでやろうと決めていたツアーも最後まで続けることができなかった。そして解散に合わせて編まれたこのライヴ盤のラストはこのもつれた人間関係から生まれたような曲。無常観を漂わせて終わるというのは構成上悪くない。

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Posted by nsrrs at 21:02Comments(0)TrackBack(0)70年代名盤

2017年01月31日

(1967) Disraeli Gears / Cream (DeluxeEdition & SHM-SACD:2013)

(1967) Disraeli Gears / Cream (DeluxeEdition & SHM-SACD:2013)

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2004年だったか、『Disraeli Gears』のDeluxeEditionが発売になった時に買った。で、聴きたかったモノラル盤の音を聴いてこんなものかと思ってほとんど聴かない盤としてラックの奥に眠っていた。

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最近『Fresh Cream』のSHM-SACDを聴いて、そういえば『Disraeli Gears』はSACDの音を聴いたことがなかったと思い、聴きたくなって購入してみた。

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結論から言うとモノラルマスターに関しては『Fresh Cream』ほどの驚きは無かった。DeluxeEditionではモノラルもなんとなく元気がない音に聴こえていたがそれでもメリハリをつけたマスタリングになっていたのだなと気づいた。SHM-SACDはおそらくフラット・トランスファーなんだろう。両者比較すると、ぱっと聴きはDeluxeEditionの方が聴きやすく感じるかもしれない。聴きこんでいくとSHM-SACDの優位性を感じるのかもしれないが、正直あからさまに違うということはないのではないだろうか。

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一方ステレオに関しては、DeluxeEditionがかなりメリハリをつけたマスタリングをしていることから、ヴォリュームを上げるとかなりうるさく感じてしまう。SHM-SACDはヴォリュームを上げて聴けるし、上げただけ音の良さを味わうことができるのでこれはSACDの方が僕は好きだと言える。

しかしながら、サウンド全体がなにか元気がない感じがして聴いていて飽きてしまうというのが正直なところ。SHM-SACDほどのポテンシャルを持ったメディアでももっさりした印象を出ない。『Freash Cream』の荒々しいサウンドにはパワーを感じる。改めてファーストの良さに思い至る。  
Posted by nsrrs at 20:38Comments(0)TrackBack(0)Eric Clapton

2017年01月26日

(1968) Wheels Of Fire / Cream (SHM-CD 2013)

(1968) Wheels Of Fire / Cream (SHM-CD 2013 紙ジャケ)

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(In The Studio)
1.White Room
2.Sitting On The Top Of The World
3.Passing The Time
4.As You Said
5.Pressed Rat And Warthog
6.Politician
7.Those Were The Days
8.Born Under A Bad Sign
9.Deserted Cities Of The Heart
10.Anyone For Tennis*
11.Falstaff Beer Commercial*

(Live At The Fillmore)
1.Crossroads
2.Spoonful
3.Traintime
4.Toad
5.Sunshine Of Your Love*
6.N.S.U.*

*Bonus Track


最近はCreamを聴いているのですが、今回はだいぶ前に購入していた紙ジャケSHM-CDを紹介します。

CDは通常CDのものを持っていたのですが、これはなかなか買わせる商品になっていましたので買ってしまいました。

まず、紙ジャケがゴールドであること。

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それからそのゴールドのカバーを取り去ると中がシルバーになっていること。ちゃんと光を反射する素材であり、シルバーの代わりによく使われるグレー素材ではありませんでした。オリジナルがどういった体裁で売ってあったのかは見たことがないのでよく知りませんが覚えている限りでは日本盤をダブルアルバムから1枚ものに分割して金と銀で色分けしたとはではなかったでしょうかね。不確実ですみません。

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ともかく、紙ジャケの小さいパッケージながらこのゴールドとシルバーのジャケはなかなか見応えがあります。

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ボーナストラックが含まれていること。以前持っていたCDには入っていない、とくにDisc2ライヴが2曲追加されている。以前より4曲は少ないなぁと思っていた本盤disc2。ライナーを読むと以前何らかの形でリリースされていたもののようです。

SHM素材が本当に効果があるかどうかについては一度目隠し検証したことがあって、同じ音源を使って作られた(と称した)CDで聴き比べたところ、確かにSHM素材のものが良いと感じられました。人に聴かせたテストでもSHM素材で作られたCDの方を良いと答えていました。だから買う、というわけではありませんが、ふと思い出したので(笑)。。

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今回日本盤のライナーを初めて開いて読んでみたのですが、最近疑問に思った『Wheels Of Fire』のモノラルミックスは存在しないのではないか?(すでにanalog BeatのJDさんのところでコメントでおそらく存在しないだろうという答えを貰っていたのですが)という点ですが、書いてありました。ラジオ局用のプロモ盤としてのみモノラルが作成され、かつその盤もステレオ・マスターを1チャンネルにまとめて作られた偽のモノラル・マスターを使用しているとのこと。デラックス盤も全盛を過ぎたご時世リリースされない理由もよく分かります。もっとも、デビューアルバムと違ってステレオミックスもだいぶこなれたものになっているので聴きやすくはなっています。
1/26補足------------------
モノラル盤は英国通常盤でも存在し、分売それぞれにステレオ・モノ盤があるようです。(JDさん補足ありがとうございます)


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Posted by nsrrs at 00:42Comments(2)TrackBack(0)Eric Clapton

2017年01月22日

(1966) Fresh Cream / Cream <Stereo & Mono> [SHM-SACD]

(1966) Fresh Cream / Cream [SHM-SACD] (2013)

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1. エヌ・エス・ユー
2. スリーピイ・タイム
3. ドリーミング
4. スイート・ワイン
5. スプーンフル
6. 猫とリス
7. フォー・アンティル・レイト
8. ローリン・アンド・タンブリン
9. うれしい気持 (Mono)
10. いやな奴
11. 包装紙 (ボーナス・トラック)
12. アイ・フィール・フリー (ボーナス・トラック)
13. コーヒー・ソング (ボーナス・トラック)
14. エヌ・エス・ユー (Mono Album)
15. スリーピイ・タイム (Mono Album)
16. ドリーミング (Mono Album)
17. スイート・ワイン (Mono Album)
18. スプーンフル (Mono Album)
19. 猫とリス (Mono Album)
20. フォー・アンティル・レイト (Mono Album)
21. ローリン・アンド・タンブリン (Mono Album)
22. うれしい気持 (Mono Album)
23. いやな奴 (Mono Album)
24. 包装紙 (Mono Album) (ボーナス・トラック)
25. アイ・フィール・フリー (Mono Album) (ボーナス・トラック)
26. コーヒー・ソング (Mono Album) (ボーナス・トラック)
27. 包装紙 (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)
28. スイート・ワイン (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)
29. うれしい気持 (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)
30. 猫とリス (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)
31. ローリン・アンド・タンブリン (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)
32. フォー・アンティル・レイト (フレンチEPヴァージョン) (Mono Album) (ボーナス・トラック)

間も無く本アルバムのデラックス・エディションが発売になるなぁと思いながら収録曲などをチェックしていたら聴きたくなってしまってSHM-SACDを取り出した。

ちなみにデラックス・エディションは購入予定ではない。本SACDで十分聴きたい音源は手に入れたのでこれで充分だとの判断だ。

SHM-SACDの個人的な一番の目玉はなんといってもモノラルミックスだ。ディスクを再生してまず聴くのはステレオミックス。鳴り出しから高品位な音だとよくわかる。しかしステレオミックスはミキシングの方法があまりに左右分離させすぎていて特にヘッドホンでは聴けたものではない。この黎明期の稚拙なステレオミキシングを聴くよりは断然モノラルのほうが素晴らしい。音のバラバラさ加減から解放されて、Creamの音楽のヘヴィネスを十分堪能できる。Spoonfulなどは本当にモノラルミックスが素晴らしい。ステレオはやはりどこか軽い印象を受ける。Creamのヘヴィネスを体験したいならばモノラルだろう。

というわけなので、本ディスクを聴くたびに思うのはモノラルを先に収録しておいて欲しかったということ。デッキにディスクを入れていきなり14曲目まで飛ばす作業は結構めんどくさい。

本シリーズのSHM-SACDは本当に音がいい。クソ高いがハズレもほとんどなく、素晴らしい音を提供してくれるので気に入ったソフトがリリースされたら購入している。アルバムによっては通常CDは嫌いだったのに本SHM-SACDで好きになれたというものすらあるのだ。

終盤に収録してあるフレンチEPエディションは、もともと存在自体を知らなかったし、別モノミックスとして面白く聴けたが「ついに聴ける!」という感覚ではなく、普通のテンションで聴いている(笑)。

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紙ジャケには必ずしも入れなくても良いように作られている。ボックスにはめ込んでもいいし、紙ジャケに入れてもいい。