本シリーズでは、家族がネトウヨになってしまった方の体験談を紹介します。

管理人としてアドバイスさせていただいていますが、読者の皆様からもアドバイス等いただければ幸いです。

 

<体験談>

寄稿者 リラさん(ネトウヨになった人:母)

 

私の母は70代半ばで、7~8年前から普通にPCipad,スマホ等を使いこなしている、いわゆる“イマドキ”の老人です。TVでニュースやワイドショーなども見ますが、ここ数年は「つまらない」と言って依存症か?というほど暇さえあればネットやYouTubeを見ています。

そして去年あたりから、不穏な言動、ネットを日々見てる人間なら「あーネトウヨが書き込んでることだな」とピンとくるような内容の事を平気でちらほらと口に出し始めたのです。

 

例えば何か事件のニュースをテレビで見ると「こんなことするのは韓国人なんじゃない?」「日本人はしない」と結構な頻度で言う。(捕まってみると違うというオチ)

バラエティー番組の旅コーナーでソウル旅をたまたま見ると「日本人だと(行ったら狙われたり襲われたり)危ないんじゃない?」「食べ物に変なモノ入れられたりするんでしょ?」「どこもかしこも汚くて不衛生なんでしょ」等ボロクソに言う。

(ちなみに韓国旅行どころか海外に行ったこともないのです)

そして芸能人見て「あの人はたぶんアチラ(韓国や在日)の人なんでしょ?」「目がつりあがってるからアチラの人っぽい」と謎の国籍認定をします。

またネットでよく書き込まれてる政治家数名の名前あげて「〇〇さんは在日」とも言ってました。

また、自分の耳を見て「朝鮮耳っぽくて嫌」(そもそもそんな身体的特徴の区別ってあるんですか?)と言ったりもしてましたね。普通に暮らしてて「朝鮮耳」なんてワードはまず聞いた事ありませんよね。

ネットの書き込みや動画からの受け売りなのが明らかなので、聞かされる都度自分でも不思議な位に気分がどんより落ち込んでいました。

 

これは何とかしなければ、と慌てて母のPCの特にyoutubeの閲覧履歴等をチェックするとネトウヨ動画のオンパレード・・・。併せて根拠なしの日本スゴイ系動画も見てるという有様。呆れました。ネットの毒ってのは簡単に廻るんだなぁと暗澹たる思いになりました。

驚くべきことに私の母はそういう状態になるまではむしろ韓流好きだったのです。

冬のソナタ以来10年ちょっとくらいですね。俳優さんの追っかけまでは流石にしないけど常にドラマを楽しんでいたクチなのです。その間今のようなおかしな発言もないし、例えばニュースなどで韓国に関する事でも例えば素晴らしい事だと「すごいわねー」と素直に褒めたたえるし、周囲が韓国旅行してきた話とか聞いて「行ってみたいわー」と言ったりしてたんです。

その母が、ネットの毒に晒されて変わってしまい非常に残念です。

 

勿論韓国を好きにならなければいけないわけじゃありません。それは個人の自由です。

ただ嫌いになるにしても、どこの馬の骨が書いたのか分からないような差別を前提として作っている動画やネットの書き込みを真に受けるのはやめてほしいと思います。

一度叱ってみたのですが、アンタは何様よ偉そうにかっこつけてみたいな事を言われて少しも自分のみっともなさを顧みようとはしません。きっと今後もそうなのでしょう。

家族がネトウヨになるとこんなに神経が削られるとは夢にも思いませんでした。

誰かがカルト宗教に入った時の家族や周囲の人ってきっとこんな感じなんじゃないかな?という気持ちです。

 

 

<管理人のコメント>

最近高齢者でネトウヨになる人が増えていると聞きます。

家で手軽にできるネットサーフィンにハマるもネットリテラシーがないため、リラさんの母親のようにネトウヨ系まとめサイトやYouTubeの動画などを信用して、一気にネトウヨ化が進むということがあるようです。

1番良いのは、ネットに触れる時間を少なくすること、ネットサーフィン以外の趣味を持ってもらうことです。
しかしそんなに簡単なことではないと思うので、例えば過去に韓流ドラマが好きだったということならば、韓流ドラマやK-POPなどのカルチャーを一緒に楽しむなどして嫌韓を薄めるというのも効果的かもしれません。

高齢者がネトウヨ化する背景として、孤独や生き甲斐の喪失などが挙げられます。

内心では寂しい思いをしている可能性がありますので、可能な限り話し相手をするというのも大切です。