デジタルハリウッドさん主宰のGIGAZINE編集長の山崎恵人氏のセミナーに行ってきました。

いまさら言うまでもありませんが、GIGAZINE(ギガジン)とは株式会社OSA(所在地:大阪府大阪市)が運営している、日本語のブログ形式のニュースサイト。サイト名であるGIGAZINEとはオンラインマガジンとしてギガバイト級のサイトという意味で、「MAGAZINE(雑誌)」+ 「GIGA」を由来とする造語です。(wikiペディアより引用

2000年大学生だったころからGIGAZINEを運営、最初の頃は1日5件とか10件とかのPV数だったのが、2010年の現在では月間40,000,000PVという超モンスター媒体に。その秘訣とは何だったのかに迫るセミナーで、会場は300人を超えるくらいのビジネスマンから、ブロガー?な人までバラエティに富んだオーディエンスに埋め尽くされていました。

総合計111枚のスライドを2時間で語るという軽快なテンポと、山崎氏の想像していた人物像よりかなり、熱のある、でもやっぱりGIGAZINEらしい事例や引用※による何ともエンターテイメント性のあるセミナー。GIGAZINEがGIGAZINEをライブで紹介している感じであっという間の2時間でした。

※偉人のメッセージとして「はじめの一歩」の鴨川会長や、「ジョジョの奇妙な冒険」のポルナレフのセリフを引用などw



セミナーのテーマである「アクセスを増やすには?」については、すごく根本的な内容の以下5つ。

  1. 更新頻度を1日「1回」から「3回」に増やす
  2. 「レイアウト」を何度も見直す
  3. 「色」にこだわる
  4. 「サーバ」を高性能にする
  5. 「仕事」と「遊び」の境界を破壊する
※「メモ禁止」と事前に言われたので、あいまいな記憶をたどって書いてます。認識ちがいも多いかも。そこはご了承ください。

更新頻度とユーザービリティの追及がアクセス増とに欠かせない要素といったところでしょうか?一度来たお客さんを逃さない、というのも感じ取れます。

1.結果が出るには1〜2年はかかると言っていましたが、これを実践しただけでアクセス数が450倍になったということです。
1日1回(ヘタすると週に数回・・・)ではアクセス数は上がりませんと断言。GIGAZINEの場合。1日15件あっても、そのうちちゃんと読んでもらえるのは1〜2件、それくらいユーザー刺さる確率は低い。ユーザーに届けるには「質」より「量」が重要なようです。

2.のレイアウトは「F字レイアウト」を推奨。
当たり前じゃん、という感じですが、本来、人間自体がそんなに急激に成長する生き物でないため、この科学的に立証された理論が早々変わるものではないようです。

「よく、GIGAGINEのデザインはダサイと言われます。アートの面からはそうかもしれない。でもアクセス増加を狙うためのデザインを追及した結果が今のそれであり、実際にその目的を達成してるのです。」
的なことをおっしゃっていました。

左のカラムに新着記事を載せているのは、検索結果やどこかからのリンクで初めて訪れたユーザーを、その新着記事群から、他にも自分に興味やメリットのある情報を見つけ回遊してもらうことで、リピートやファン化につなげる目的があるからだそうです。
(F字レイアウトが通用するのも初訪問者。何度も訪問したら迷わず本文を見る。)


3.「色」に関してもユーザビリティを考慮して何度も調整しているとのこと。
googleやBing!のリンクの青いカラーを事例に、そのリンクの青ひとつとっても、その色に関する専門家が検証と修正を重ねて現在に至ったもののようで、デザイナーが何気に「リンクはこの色にしよ」で決めることに対し、警鐘を鳴らしていました。
背景色に関しても長時間読んでも疲れないよう、真っ白を使わないようにして最大限配慮をしているようです。


4.のサーバに関してが一番重要だとお話されてました。
記事を書いていると何度も大量アクセスのチャンスが訪れる。
そのきっかけはヤフーのトピックスに紹介されたりなど様々なようですが、そのたびに「サーバが重い」「見れない」といったことで本来もっと獲得できたはずのユーザーを離脱させてしまったということが多々あるようです。

Googleの表示速度が0.5秒遅くなるだけで、ユーザーの検索ボリュームは20%下がった。
アマゾンで表示速度を0.1秒遅くなるだけで、売り上げが1%減少した。


という事例※からも、WEBの反応速度に対するユーザーのシビアさがうかがえます。
この辺は高い次元の話かもしれませんが、リッチなコンテンツを使ったキャンペーンをケチってしょぼいサーバを使うと陥りやすいかもしれません。

※参考:High Performance Web Design ~デザインから考えるハイパフォーマンスWebサイト~


5.は言うまでもなく・・・な部分です。
そういう精神で休みもなく(休む必要もなく)やってきたGIGAGINE。
窓の杜(月3000万PV)やアキバblog(月2000万PV)もみんな1人で運営してきた(アキバblogに関しては今も?)ようです。

自分がそういう人間(モンスター?)であるか、そういう人間が組織にいるか、あるいはそういう人間をうまくソーシャルメディアなどで取り込むか、それなくしてアクセス増は望めない。


会場にいたみんながどのように感じたかは分かりませんが、講義終了後の鳴りやまない拍手がとても印象的でした。
結構そういう強い意志をもったモンスター達がたくさんいたのかもしれません。