2007年05月22日

たまには気が合うこともある、大前研一のDoCoMo2.0批判(デモなんかピンとずれてるけど)

大前研一が自身のWebでドコモの戦略を批判している。

大前研一「ニュースの視点」WEB:KON162 トヨタの“謙虚さ”とDoCoMoの“傲慢さ”から見える経営の本質
僕もDoCoMo2.0のCMは嫌いだ。たまには大前研一と気が合うこともあるものだ。
だってありゃおよそ、業界のリーディングカンパニーが採るCM戦略としてあまりに出来が悪い。
まず、赤を基調としたカラー、"DoCoMo2.0"というキーワードを前面に押し出したイメージ戦略など、旧ボーダフォンがLOVE定額とか始めたときのCMイメージにあまりに似ていないか?はっきり言って二番煎じである。

そして「反撃してもいいですか?」というキャッチフレーズに、採用したキャラクター陣に浅野忠信・妻夫木聡とau・KDDI人脈が含まれていること。
あからさまにauを意識していることが見え見えなわけだが、これもauがIDO時代に織田裕二でやったことをやり返しているだけ。しかも業界トップがやることとしては品がなさ過ぎ。

さらに、キーワードやキャッチフレーズばかり先行していて、
「で結局DoCoMo2.0って何なわけ?具体的にどう反撃するの?」が未だに全く見えてこない点。発表会やってからもう1ヵ月経つんだよ。
実は何も考えていないんじゃないかとさえ思わせる展開の遅さ。メルアド交換させている暇があったら、
「ドコモは他社より優れたこんなサービスがあるんですよ」
というのをさっさとアピールせい。

この戦略を大前研一は「『競合反発』といって経営者が採ってはいけない戦略の一つ」と指摘しているが、その通りと思う。

ただ、ここでも大前研一の意見はピントがずれていて、インド・ハチソンエッサーとの契約解消の話題と絡めて「 “驕り”と“傲慢さ”が原因」としているが、そりゃ違うだろう。

トヨタ、つーか自動車産業は昔から輸出事業・国際事業であったのに対し、ドコモは元をたどれば電電公社、専ら国内事業のみ手がけていた。
だから、海外展開の知恵・知見・経験がないのである。
まあiモードやW-CDMAの優位性を過信していた、と言う点では驕りや傲慢なのかもしれないけど、それよりまずは”無知”・”政治力の欠如”でしょ。

あと、大前研一言うところの競合反発だって、旧J-PHONEや現ソフトバンクのように、業界三番手ぐらいの、どんどん攻めていかなければ行けない企業がこれをやるのは分かる。と言うかむしろ、攻めるしかない企業は広告戦略も積極的でなければならないと思う。
SMAP使ってなんだか分かったような分からないようなイメージ広告やっている場合じゃないだろう。(これはNTTの方か)

尤も、ドコモは腐ってもまだシェア約半分の最大手だから、もっと違うアプローチがあってしかるべきだろうと言う点は同意。

ただねえ(ころころ変わって済まん)、それも”驕り”・”傲慢”より”みっともない焦り”が露呈している、が正解だと思うんだな。
また、文の最後に「ドコモには、トヨタをお手本にして、経営の基本を1から学び直してもらいたいと私は思います。」とか言ってるけど、トヨタを手本にするとDoCoMo2.0はどうなるわけ?その点の具体的な指摘がないってのは、プロとしてどうなのよ。
って言うか、今って企業経営の世界ではとりあえずトヨタほめときゃ正解な訳で、それって実は自分じゃ何も語ってないのと同じと思うが。



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1. Docomo2.0? 良くわからなくて正解  [ blog@browncat.org ]   2007年06月01日 20:49
最近TV CMをはじめとしてあちこちで"Docomo 2.0&quo...

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