東電は「現時点で工程表の見直しは考えていない」としたが、作業員の被ばく低減のために除染や遮蔽が必要で、場合によっては原子炉を安定的に冷却させるシステムの構築に困難が伴うことも予想される。
東電は、原子炉圧力容器や格納容器の水位を正確に測るための計器の取り付けや補正、原子炉内の水を循環させて冷やす熱交換器の設置など、原子炉を冷却させる作業を今後、本格化させたい意向。建屋内ではほかにも毎時280ミリシーベルトの高い値も測定されたが、計器に関する作業場所付近は毎時10~70ミリシーベルトで、遮蔽をすれば作業は可能だとみている。保安院も、作業時の遮蔽の必要性を指摘した。産経ニュース