2011年09月24日

ちょうど台風到来の影響で全く観光どころではありませんでしたが、その分、いろいろな行事に参加することが出来て充実した学会でした。
昨年度から音のデザイン調査委員を務めており、今回も製品音のデザインのスペシャルセッションを実施し、車、鉄道、医療機器、OA機器、家電品など、様々な製品音の話を聞くことができました。
特に、LEXUS LFAの音の発表は面白く、「天に届くソプラノサウンド」というコンセプトの実現までの過程を詳しく知ることができました。ヤマハがサウンド設計している点も、この車の音へのこだわりを表しています。一度乗車してみたい車です。
うちの研究室からは、音のデザインではなく、音楽音響のほうでの発表だったため、初日は、音のデザインと音楽音響の教室を行ったり来たりしていました。
また2日目に行われた音楽音響のスペシャルセッションでは、ゲームの音がテーマだったのですが、こちらも、音の対するこだわりが強く感じられる面白いセッションでした。ゲーム空間の残響のリアルタイムシミュレーションは参考になりました。
さて、今回は学会発足75周年記念のイベントもあり、様々な研究会の会長による発表があったのですが、今回は津崎実先生の聴覚の発表を堪能しました。論文はもちろん読んでいるのですが、実際に包括的に話しを聞くことが出来て研究内容を深く理解することができました。
今回の懇親会では石見神楽を見ることができたのですが、八岐大蛇が学会の看板を壊すなど、とても迫力のあるパーティでした。しかし、島根の日本酒はおいしい。10銘柄くらい堪能しました。