2013年05月24日

誰でも簡単に回路設計できるGainerやArduinoが世に出てから数年たちます。
特にArduinoは組込ができるということで、インタラクションの分野では大人気となっています。
コンピュータ音楽系でも、センシングを利用したパフォーマンスや、インターフェース、そしてインスタレーションなどの領域で無くてはならない存在となっています。
大抵の場合、センシングはArduinoで、実際の音を合成したり生成したりする部分はコンピュータというものがほとんどです。MaxMSPやPureDataなどの便利なDSP用プラットホームがあり、多くの方はシンセシスをPC上で行っています。
しかしながら、Arduinoの魅力は、なんといってもPCとつながなくても動くということで、どうせなら、サウンドシンセシスもArduinoでやってみたいと思われる方は多いと思います。ところが、ArduinoIDEでのシンセシスは音が悪く、あまり凝ったことができずにあきらめてしまうというのが現実です。

MozziはArduino本体でシンセシスを可能とするライブラリです。
このライブラリを使いこなせば、あなたのArduinoもPCを使わずに音を出すことが可能になります。また、格段に良い音が出せるようになっています。
そこで、Mozziライブラリの使用法についてまとめていきたいと思います。

なお、インストールや環境設定などは、スタンドアローンシンセ名人の中西宣人君のホームページで触れられていますので、そちらを参考にしてください。

ArduinoIDEでのスケッチの部分についてここでは解説していきます。
皆さんも、そろそろPCから切り離してArduinoシンセサイザーを作ってみませんか!

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