カメラ機材の独り言

カメラ機材に関する独り言をだらだらと(笑) メインブログ Shou's portfolio  http://photoyard.exblog.jp/

インダスター61+クローズアップレンズ作例

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ジャンク箱で40.5mmのクローズアップレンズを見つけた。
ちょうどインダスター61に合うので税込216円で救出。
とりあえずPCデスクでテスト撮影してみると、これがなかなかいい。
軸上色収差は出てるけど、ボケの消失感は悪くない。

現代のレンズにはACタイプのクローズアップレンズを揃えたくなるが
オールドレンズにはノーマルタイプで十分。
球面収差でソフト効果が出るくらいでちょうどいいと思う。

一台はCCD機を

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今やすっかり非主流となったCCDだが、僕は未だに捨てられないでいる。
それは微妙な色の深さだったり、言葉にできない透明感だったりと、なかなか説明しづらい理由なのだが、
主流であるCMOSとの違いは絶対に存在する。

もちろん常にCCDの方が良い結果が出るわけでもないし、欠陥もあるし、
時としてかえって嘘臭く写ってしまったりもするのだけれど、
フイルムを使い分ける感覚で両方を使っていきたいと思うのだ。

残念ながら手頃なCCD機はほとんど消えてしまった。
現役では超高級な奴とかデジタル中判に僅かに残るのみだ。

中古だとペンタのK10DやニコンのD80などの1000万画素機や、E500などの古い4/3がCCD機だ。
僕は画素が多いという理由でソニーのα350を今でも愛用している。(今使っているのは買い直した2台目)
α350は1420万画素で、感覚的にはX-E1の1600万画素とほとんど変わらない。
動作は遅いし高感度は話にもならないが、例えα900を手放すとしても、350は残すつもりだ。

Flektogon 2.4/35 逆光テスト作例

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フレクトゴン2.4/35にレンズターボ兇料箸濆腓錣擦乃娶テスト。
一応マルチコーティングのレンズだが、T*に比べると弱いと評判のイエナ。
レンズターボ兇箸諒四僂如太陽を木立越しに入れての悪条件で撮ってみた。

カラーだと画面下に赤系のゴーストが少し出た。
黒も浮いて全体的に締まりがない感じ。
、、、とは言いつつ、予想よりはかなりまともに写った。

フレアで解像感はあまり無いが、画面中心から中間部まではそこそこ解像している。
レデューサーレンズは光を集約する訳だから、もしかすると画像縮小時のような
「引き締め効果」があるのかも知れない。

モノクロの方が雰囲気が合うと判断し、レベル調整で黒を締めてたりと、ちょっといじって仕上げてみた。
自分的には逆光でも十分使えると思う。
古くても東でもやっぱりツァイスはいい。



レンズターボ兇力

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ネットで出物があったのでレンズターボ兇鯒磴辰討澆拭
簡単に言えばワイコン+マウントアダプターみたいなもので、焦点距離を縮めてくれる。
この縮んだ分がちょうどAPS-Cサイズのセンサーによって伸びた換算焦点距離と相殺され、
フルサイズセンサー機のようにレンズ本来の焦点距離で撮影することができる。
また副次的な効果として、光を集めるためにシャッター速度が約1段分稼げたりもする。

レンズターボ兇呂修量召猟未螢譽鵐坤拭璽椶硫良版で、周辺画質を改善した現行モデルだ。
今回入手したものはM42マウント→XFマウント
写真のフレクトゴン35/2.4がちゃんと広角35mmで撮れるのはやはり嬉しい。
普通のマウントアダプターと交換する事で、1本のレンズを2つの焦点距離で使う事ができるわけだ。

また買ってから気づいたのだけれど、レデューサーレンズがセンサーの前を覆っているため、
レンズ交換してもセンサーにゴミが付く心配がない。
これって何げに嬉しいかも知れない。


Continuation is read

ヤシノンDS 50/1.7の話(放射線測定編)

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焼け有り表記で売られていたこのレンズ。
おそらくは酸化トリウムによるブラウニング現象だろう、と、推測して放射線測定開始。
まずは前玉側(検出センサーとの間隔は約1センチ)で1.16μSv/hを検出。
通常環境の23倍ほどで、SMCタクマー55/1.8の約2.6倍だ。結構高い。


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続いて後玉側。
おぉぉ、、、8μSv/hは通常環境のなんと160倍。
こちらもSMCタクマー55/1.8よりも高い。
開放F値がタクマーは1.8でヤシノンは1.7、この差が放射線量にも現れているのかも知れない。
つまりレンズエレメントが大きいほど、単純に放射線量も多いようだ。

アトムレンズは写りが良いとよく言われるが、それはつまり酸化トリウム(放射性物質)によって
通常では無理な高屈折低分散のガラス(今で言うEDレンズのような高性能ガラス)になり、
またこの当時は非球面レンズを使っていないのでボケ味も素直さがあり、
高解像とボケ味が両立して立体感が出る、、、と言う理屈なのかも知れない。
一説によると酸化トリウムガラスは、約20%も屈折率を上げる事が可能だとされる。
酸化トリウムガラスを使ったのは後群の一部だろうが、それ以外のレンズも今は使えない鉛ガラスだろう。
そう考えるとエコでは無いが何とも贅沢なレンズである。



DSCF0565


















このレンズがアトムレンズという事は確定した。
次は富岡光学製かどうかだが、、、、

当時のヤシカと富岡光学との関係性
右に無限大のピントリング
無限大で開放測光用のピン付近まで後玉がせり出す設計
右が開放の絞りリング

この辺の特徴から見てほぼ間違いないと思う。

という事は、このヤシノンDS 50/1.7はあの富岡光学製で、アトムレンズという
なかなか、いやかなりマニアックな組み合わせになる訳だ。
写りが良いと感じたのも当然かも知れない(笑)



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ちょっとだけ調整して自分流に仕上げた作例。
このレンズは「Radioactive2号機」として防湿庫に残留が決定した。

ヤシノンDS 50/1.7の話(発見編)

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ネットで見つけた気になるレンズ
マウントはM42、レンズ名はYASHINON-DS 50/1.7

んー?
もしかしてこれは富岡光学製のレンズではあるまいか?

値段は数千円。
レンズの状態は「小焼け有り、カビなし」
M42の50ミリクラスは既にタクマーもフジノンもある
(しかも試し撮りすらロクにしてない)
それなのに即購入。ピピンと来た安レンズは買わないと絶対後悔するから。

そのレンズがたった今届いた。
程度はまずまず。光学系はかなり綺麗だ。
とりあえずテーブルの上の適当なものを試し撮り。

それがこの作例。
調整なしのストレート現像。

やばいよやばいよー(笑)
なんだか凄く好みのトーンだ。

あれ?
もしかしてこのレンズ、、、、(続く)







アトムレンズ試し撮りの話

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FUJI  X-E1+SMC  Takumar 55/1.8  Radioactive
1/400  F1.8  ISO200  +2.0補正

マウントアダプターが来たので、とりあえず我が家の庭で一枚試し撮り。
レンズはSMC Takumar 55/1.8、アトムレンズである。
が、実はアトムレンズと呼んでいるのは日本だけらしい、、、
世界基準(?)ではRadioactiveレンズと言うらしい。
その方がカッコイイので今後の表記はそれで行く(笑)

このレンズ、思い込みもあるかも知れないがピントが掴みやすい気がする。
ボケもとても綺麗な気がする。
単純なボケ量の話ではなく、ボケの消え方に奥行きを感じる。
作例が適当すぎて伝わらないと思うが、本当にそう感じる。

気のせいかも知れないけれど、
何かが違う。





EBCフジノン 55mmF1.8の話(取り付け編) 

DSCF0548sss


















写真のレンズはSMCタクマーよりも前に手に入れていた、EBCフジノン、55mmF1.8。
フジのミラーレスにフジのオールドレンズという、ある意味純正コンビで使おうと思って買った訳だが、
実はこのレンズを使えるようにするにはいろいろ苦労した。

レンズのマウントはM42でタクマーと同じ、、、なのだが、このレンズはフジのボディ(フィルム)で使うための「変な出っ張り」がある。
この「変な出っ張り」のおかげで、フジのボディ(フィルム)以外(つまり普通のM42アダプター)では最後までキチンとねじ込めない。
つまりフランジバックが正しく設定されないので無限大のピントが来なくなるのだ。
これを回避するために、まず「変な出っ張り」を削り落とすはめになった。



DSCF0549


















素材そのものはそんなに固くないので、普通の金属用ヤスリで簡単に削り落とせる。
ただ削り粉がレンズ内に入らないようにかなり気を使った。

さぁこれで無限大のピントが来るようになった、、、、と思ったら、今度は絞りが変えられない。
SMCタクマーと違って絞りをマニュアルで動かすための切り替えレバーがない。
そのまま絞りを動かしても絞りは開放状態のまま。



DSCF0551


















どうしてそうなるのかと言うと、レンズのお尻に「開放測光用のピン」があって、
このピンを押し込んだ状態でないと絞り値を変えられない構造だからだ。
ピンはフジのボディ(フィルム)ではキチンと働き違和感なく使えるのだが、
普通のM42ボディ(アダプター)では宙に浮いてしまう。



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そこで「押しピンタイプ対応」とされるM42→FXマウントアダプターを取り寄せるはめになった。
中国製で1000円ちょっとの激安品(笑)
10日位で中国から郵便物として直送されてきた。
箱の角が見事に潰れていたので、ガラスや電子部品を伴う買い物はどうかと思うが、幸い今回のマウントアダプターは問題なしだった。

塗装は安っぽいが精度はちゃんとしてるぽい。
なんでも日本製の工作機械で作っているそうだ。

と、こんな感じで苦労したEBCフジノン55mmF1.8
果たしてその描写は如何に?











インダスター61の話

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旧ソ連製のレンズを買ってみた。
FED用の標準レンズ、インダスター61、52mmF2.8だ。
僕はミリタリーファンでもあるので、ウクライナのハリコフ産と聞くだけで感慨深い。
インダスターといえば星型のボケで有名だが、それはM42マウントのレンズ。
今回買ったのはL39マウントで絞りは通常の絞りだ。
最短撮影距離1m、フィルター経は40.5mm。
最短撮影距離が長めなのはレンジファインダー用のレンズだから仕方ない。
前回のアトムレンズに使われた酸化トリウムとは別の添加物、酸化ランタンを使ったガラスを採用している。
酸化ランタンを使ったガラスはそれなりに高性能で、「新型ガラス」と呼ばれたそうだ。
アトムレンズの酸化トリウムガラスの代用品にされたりもした。

買ったレンズはもちろん中古で、カビなし曇りなしキズ有りヘリコイドOH済の良品クラス。
今回買った所では、新品のフードとXマウント用のアダプター込みで5000円でお釣りが来た。
さすがロシアンレンズ、とってもお安い。

この銀と黒のゼブラ柄はインダスター61の中でも初期型らしい。
初期型の特徴は10枚羽の絞りとモノコート仕様。
後期型は全体が黒塗装で絞りは6枚羽、マルチコート仕様となるそうだ。


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、、、のはずだがこれってマルチコートじゃないかなぁ?
一番手前のグリーンはクローズアップレンズのコーティングだが、その他にも黄、赤、青の反射が見える。
このレンズは製造ナンバーからすると85年製。
もしかしたら初期型と後期型の過渡期のものかも知れない。
絞りは10枚羽で開放から1-2段なら円形に近い。
高級感は無いがOH済のヘリコイドはしっとりと感触も良く、文字は彫り込みである。



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肝心の写りは意外とまとも。
ちょっと絞るだけで普通によく写る。発色も悪くないので驚いた。
ツァイスのテッサーのコピーというのは伊達じゃないかも。
でも普通に写ってもあまり面白くないので、わざと少しオーバー目にして強めの反射を入れて撮ってみた。
絞りはもちろん開放だ。正確には絞りリングに遊びがあって、開放よりさらに1ミリほど絞りが開く。
フレアのせいか全体に「緩く」なるが、これがモノクロで仕上げると「らしく」て良い感じ。
懐かしい光が写る気がする。
40.5mm経のクローズアップレンズも手に入れたので、マクロレンズもどきとしても試してみる予定。

ちなみに今回の記事の1枚目と2枚目のレンズの写真。
これは前回の記事で取り上げたSMCタクマー(絞り開放最短距離)で撮ったもの。
ガタガタのマウントアダプターKで抑えながら撮ったため、厳密なテストは出来てないが、
ボケに何とも言えない雰囲気を感じるのは気のせいか?





アトムレンズの話 (保管編)

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さて、アトムレンズ、、、写りが良いのは大歓迎だが保管には気を遣う。
常に体に触れるような場所への保管は厳禁だし、他のレンズともあまり近づけない方が良さそうだ。
ブラウニング現象は直近のレンズに伝染するという噂もある。
ボディに装着したままだと、長期間ではセンサーに悪影響が出るかも知れない。

とりあえず後玉にキャップを被せる。 2.59μSv/hまで下がる。


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100円ショップで適当な金属缶を買ってきて入れてみた。
ちょうどいい大きさ。
鉛は大げさでも金属缶ならそれなりの遮蔽効果があるはず、、、、



DSCF0528


















蓋を閉めると0.48μSv/hまで下がる。この状態で防湿庫に保管することにした。
これ位なら特に心配する必要は無い。
持ち出す時もレンズをポーチに入れて、さらに缶に入れれば安心。
ちなみにボディ(X-E1)にマウントアダプター経由で着けた時のボディ背面の値は0.2μSv/hだった。
アダプターの厚み+フィルムカメラより中身の詰まった構造でかなり減衰するようだ。
首から下げると丁度胸に密着する形になるが、この値なら半日程度なら何も心配なし。

ただしカビチェック等でレンズを直接直近から覗くのは止めた方が良さそう。
目の水晶体は特に放射線に弱いので、白内障のきっかけにでもなったら大変だ。
みなさんもアトムレンズを手に入れたらご注意を!


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