カメラ機材の独り言

カメラ機材に関する独り言をだらだらと(笑) メインブログ Shou's portfolio  http://photoyard.exblog.jp/

データベース リコーXR500

リコー XR500  1978年9月発売 39800円(50mmF2、ケース付き)

形式        35mm判フォーカルプレーン機械式一眼レフカメラ
ボディ構造    ダイキャスト+プラスチック(上カバー)、金属(底面、裏蓋)
マウント       リコーRKマウント(ペンタKマウントと共通)
シャッター      コパル製 機械式 金属羽フォーカルプレーン B・1/8秒〜1/500秒
シンクロ速度   1/60秒 シンクロ接点無し
ファインダー      ペンタプリズム固定式、スクリーン交換不可
視野率/倍率      93%、0.88倍(50mmレンズ装着時) 
露出モード   、追針式マニュアル
測光モード    中央重点平均測光 
測光素子     Cds素子
測光範囲     EV5〜17(ISO 100:F2)
フィルム感度   ISO 12〜3200(1/3ステップ)

サイズ       139.9×91.3×48mm、540g(電池含む)
電源        G13銀電池2個(SR44で代用可 )

その他      ミラーはスイングバック方式 スクリーンは斜めスプリットマイクロプリズム
           シャッターダイヤル改造で1/1000可 
          

リコーXR500改の話

DSCF0694



















今回はリコーの機械式カメラXR500です。(写真のレンズは和製ズミクロンと呼ばれるリケノン50mmF2)
購入はジャンク箱からでボディのみで500円でした。
XR500は50mmF2付で39800円という超低価格で発売された入門機です。
昭和52年に発売されたXR-1の廉価版という位置付けだったようで、ボディ等はXR-1と共通ですが、
ペンタプリズムを銀蒸着からアルミ蒸着にし、ファインダー表示を簡略化し、内面反射処理もやや簡素化し、
シャッターも1/1000や1/4以下をバッサリ省略しています。
その他プレビュー、多重露出、バッテリーチェック等が外されてコストダウンされています。

しかししっかりしたボディ骨格やスムーズな巻き上げ機構、露出計の精度などはキチンとしています。
シャッター速度がやや物足りない以外は実用になるカメラです。
マウントはペンタックスと同じKマウントでレンズも共通して使えます。

DSCF0692



















非常にシンプルなカメラですが、機械式カメラはやはりいいですね。
空シャッターを切るだけでも楽しいです。
ただ斜めスプリットだけはどうにも使い難く感じます。好みの問題なんでしょうけど、、。

さて、今回のタイトルがXR500「改」になっているのにお気づきでしょうか?
実はXR500のシャッターはXR-1と共通で、1/1000もちゃんとあるのです。
わざとシャッターダイアルが回らないようになってるのですが、たぶん上位機種との差別化の為でしょう。
上カバーを外してダイヤルを加工すれば全く問題なく1/1000が切れるようになります。
僕は面倒なので上カバーは全部外さずズラすだけにして、シャッターダイアルの横からストッパー部分を
ニッパーで切り取ってしまいました。
これだけでシャッターダイアルはエンドレスで回るようになります。
1/1000の所に印をつけると便利です。僕はシンプルに白線を入れてみました。
弱いですがクリック感もありますし、露出計も追従しますからご心配なく。
ただコストの関係でスローガバナーは省略されているので、改造しても低速側は残念ながら元のままです。

DSCF0695


















高時代の写真部の友人がこのカメラを使っていました。
彼は1/500までしかないのが結構不満だったようで、後にXR-7、XR-20SPと買い替えました。
あの当時これを知っていたらなぁ、、と思うことしきり。

DSCF0696


















このカメラを語る時には、セットレンズのXRリケノン50mmF2抜きには語れません。
当時の単体価格9000円という廉価レンズでありながら、非常によく写ると高評価だったレンズです。
アサヒカメラのテストでライカのズミクロンに近い、周辺まで良好な解像度を出したことから、
「和製ズミクロン」と称されたのは有名な話です。
ちなみに和製ズミクロンと言われたのは金属鏡胴の初期型で最短距離が0.45mのもの。
Lと付くものはレンズは共通のようですが鏡胴がプラスチック化され最短撮影距離も0.6mに。
SやPとついたりXRの付かないただのリケノンはレンズ設計そのものが違うのでご注意を。


ペンタのデジカメで試した感想は「すごく良く写るけどズミクロンとはちょっと違う」です。
カッチリくっきりキチンと文句なく良く写るレンズなのは間違いないですが、
ライカレンズのあの雰囲気とは微妙に違うようです。
よく写るのも当たり前で、このレンズ実はあの富岡光学のOEM供給品(初期型とLのみ)です。
ただしこの当時の富岡光学は既にヤシカ傘下になってるので、純粋な富岡光学設計かはわかりません。
(ちなみにレンズ設計の違うSやPの付くレンズは富岡光学ではなく日東光学製です。)

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そして僕の入手したレンズはシリアルナンバーが何と100002
頭の1は生産の最初からついていたという説があり、それが本当なら生産品2本目という事になります。
購入先は個人ですが、カメラ業界の人から貰ったものだそうで、もしかしたら記念に保管されていたものかも、、
鏡胴もレンズもピカピカの新同品で2000円台で譲って貰いました。ラッキーでした。

XR500は数も多く、ジャンク箱で500円位でよく転がっています。
動作品を見つけたらぜひ改造してXR500改にしてみてください。
XRリケノン50mmF2は値段からは信じられない位よく写るレンズです。
ペンタのデジカメ(特にCCD機)とは相性抜群なのでぜひ使ってみてください。

タムロン 71Aの話

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  • モデル名:71A
  • マウント:アダプトール2
  • 焦点距離:28-200mm
  • 開放F値:3.8-5.6
  • レンズ構成:14群16枚
  • 最小絞り:22
  • 最短撮影距離:2.1m
  • ズーム形式:直進式
  • 最大撮影倍率:1:9.5
  • フィルター径:72mm
  • フード:B5FH
  • 重さ:516g
  • 最大径X全長:78.6mmx81.5mm
  • 価格:\49,000
  • 発売時期:1994
  • 製造終了:1998

    今や普通のレンズとなっている「高倍率ズーム」
    常用できるサイズとして最初に販売されたのが71Dです。
    そのサイズは収縮時でおおよそタバコ1箱分。
    このサイズで28‐200mmの常用域を全てカバーできる事でそこそこ売れました。

    71AはそのMFバージョンです。
    タムロンのMFですから勿論アダプトール2仕様となり、これ1本と対応するアダプトールさえあれば、
    いろいろなボディで常用域の28‐200mmをカバーできてしまいます。
    そういう意味でボディコレクターにはとても魅力的なレンズです。
    ちなみに僕が現在所有するアダプトールは、、、
    ニコンAi、キヤノンFD、ペンタックスKA、M42、ミノルタMD、フジカAX、ヤシカコンタックス、オリンパスOM
    で9種12個です。

    購入価格はジャンク扱いで確か2000円ほど。外装はそれなりですが光学系は綺麗でした。
    ただフードが欠品でなかなか見つからず、結局メルカリで300円で別途購入しました。
    エレメントが多いせいか逆光には弱いレンズですので、気休め程度のフードでもあった方がいいです。

    DSCF0684



















    このレンズの最大の欠点は最短撮影距離が2.1mな事。
    これはかなりのストレスを感じる距離です。
    メーカーもそれは感じていたようで、専用のクローズアップアダプターが用意されていました。
    これはマクロ用ではなく最短撮影距離を1メートルに縮めるためのものでした。
    バヨネット式で素早く装着できるように工夫されていますが、それ故に他のレンズに流用はできません。
    見つかれば1000円位なので、71Aを使うならフードと共にこれも必需品だと思います。
    ピントリングは基本的にAFバージョンと同じなので、細いし∞までアッと言う間でかなり合わせ辛いです。
    感触もスカスカな感じで、MFレンズとして考えるとあまりいいフィーリングではありません。

    DSCF0682



















    200mmまで伸ばすとかなりの長さに。ミラーレス機での使用時はこれ+アダプターの長さになります。
    画質評価は少々難しいレンズで、「それなり」とも「そこそこ」とも。
    期待してはダメですが、古い高倍率ズームとして覚悟して使うと意外と使える感じです(笑)
    僕は機材を少なくしたい時に50mmや85mmと組み合わせて、サブレンズとして使っていました。
    F8まで絞るとそこそこには写るので、焦点距離の保険としてカメラバックにあると安心なのです。
    あと広角端の方が望遠端よりはシャープです。色収差があるので180−200mmの使用はなるべく避けましょう。

    積極的にお勧めするレンズではありませんが、アダプトール仕様の高倍率ズームは結構レアなので
    タムロンコレクター(?)や銀塩MFボディコレクターの方は、もし見つけたら保護するのも良いかも知れません。


  • データベース  チノン ジェネシス

    チノン ジェネシス  1988年4月発売 59800円

    形式        レンズ一体式フルオート35mm判レンズシャッター一眼カメラ
    ボディ外装    プラスチック
    レンズ       チノンズーム 35-80mmF4.1-6.4(7群8枚) マクロ(0.5m)付 
    AF         近赤外線光使用サーボ式ステップレスAF(フォーカスロック可)
    シャッター      レンズシャッター 1/4秒〜1/300秒
    ファインダー      ペンタプリズム固定式、巻き上げ連動電動リターンミラー
    視野率/倍率      85%、0.8倍 −1.0dp
    露出モード   、プログラムオート 
    露出補正     +1.5段のBLCボタン
    測光素子     SPD
    測光範囲     EV6〜18.3
    フィルム感度   DX対応のみ、非対応フィルムは100固定

    巻き上げ速度  1コマ/秒
    サイズ       127×87×119mm、755g
    電源        2CR5

    その他      ストロボGN12( オフ、スロー、日中シンクロ可) AFモード切替可、多重露光可、
               3コマ連続撮影可
               オプションとして専用フード、専用テレコン、スレーブユニット、外付ストロボ有

    チノン ジェネシスの話

    DSCF0667




















    珍しいものを見つけたので保護しました。
    チノンのジェネシスと言うブリッジカメラです。完動美品で2000円ほどでした。
    ブリッジカメラと言うのは一眼レフとコンパクトカメラの中間にあたるカメラの総称で
    80年代後半にちよっとだけ流行りました。
    ハーフ判の京セラサムライやオリンパスのイズム300なんかが有名ですね。
    僕もサブカメラとして興味を持ったのを覚えています。

    チノンジェネシスはこんな見た目ですが、実はペンタプリズムを搭載した一眼レフ方式のカメラだったりします。
    視野率85%はちょっと狭目ですが倍率0.8倍はなかなか立派です。
    ミラーは巻き上げモーターと連動した電動式になっていて、ちゃんとピント確認ができます。
    でも赤外線AF+プログラム露出+オートストロボのコンパクトカメラ的なフルオートカメラでもあります。
    ハンドストラップ付なのでビデオカメラのように構えて片手で撮影できます。


    DSCF0670




















    とにかく痺れるのはこのデザイン。
    宇宙船のようなデザインは最高です。現代のデジカメと言っても通用しそうです。
    ちなみにメインスイッチはこのリトラクタブルストロボをUPさせる事で入ります。
    ここもRX7とかMR2とかの車のライトを連想させるデザインですね。
    ロゴとかも80年代風で懐かしい&カッコいいです。


    DSCF0671




















    後継機のスーパージェネシスは曲線デザインで電動ズームですが、
    ジェネシスは直線デザインで手動ズームです。
    実は手動の方がスピーディで使い易かったりします。
    レンズは35‐80mm/4.1-6.4のマクロ付。7群9枚の立派なズームレンズです。
    マクロ時はAFが働かないので体の前後でピント合わせをします。

    DSCF0669




















    残念ながら露出モードはプログラムのみ。
    レンズシャッターなので最高速も1/300まで。
    露出補正もありませんが+1.5段のBLCボタンはあります。
    AFはサーボ+シャッター優先とシングル+フォーカス優先が選択できます。
    サーボ時は3コマの連続撮影も可能です。
    ストロボはオフ、日中シンクロ、スローシンクロが可能です。GNは12と普通。
    新品時は専用のフィルターアダプターが付属していたはずですが残念ながら欠品。
    これがあれば62mm径のフィルターが使えるハズです。
    専用のフードもあったようです。でもせっかくの一体感あるデザインが崩れるかも知れませんね。


    DSCF0668




















    このカメラは天才アラーキーが写真集「愛しのチロ」を撮ったカメラとして有名です。
    プラプラ散歩しながらパチパチと猫撮りするにはいいカメラかも知れません。


    データベース キヤノンT70

    キヤノン T70  1984年4月発売 69000円

    形式        ワインダー内蔵35mm判フォーカルプレーンAE一眼レフカメラ
    ボディ構造    ダイキャスト+グレープラスチック
    マウント       キヤノンFDマウント
    シャッター     金属コーティングプラスチック羽縦走り、B・2秒〜1/2000秒
    シンクロ速度   1/90秒
    ファインダー      ペンタプリズム固定式、スクリーン(レーザーマット)交換不可
    視野率/倍率      92%、0.85倍(50mmレンズ装着時)  −1.0dp
    露出モード   、マルチプログラム(3ライン) シャッター優先、実絞り優先(FLレンズ)、マニュアル
    測光モード    中央部重点平均測光、中央部部分測光(AEロック付き)
    測光素子     複合型SPD素子
    測光範囲     EV1〜19(ISO 100:F1.4)
    フィルム感度   ISO 12〜1600(1/3ステップ)

    巻き上げ速度  0.7コマ/秒
    サイズ       151×89×48mm、580g(電池含む)
    電源        単三電池2本(NiCd使用可能)

    その他      コマンドバック70装着でセルフタイマーの時間、撮影回数、インターバルタイマー、
              バルブ撮影時間の設定が可能。

               

    キヤノン T70の話

    DSCF0653




















    秘蔵銀塩カメラシリーズ、4台目はキヤノンT70です。
    1984年4月発売のTシリーズの中級機。
    キャッチコピーは「インテリジェントシューター」です(笑)
    この個体はネット個人売買で入手。動作未確認の美品ジャンクでレンズ込み1700円でした。
    テストした結果は全く問題なしの完動品だったので「大当たり」です。
    しかもおまけのつもりだった35-70/3.5-4.5レンズもカビ曇り無しの美品。
    さらにさらにコマンドバック70もついてました。これはインターバルタイマー内蔵の高機能データバックです。
    さすがにデータバックの液晶は少し漏れがありましたが、いやーいい買い物でした♪
    その後ハードオフのジャンク箱から美品のストロボ277Tもゲットし、「セット」が完成しました。


    DSCF0655




















    発売当時は賛否両論のあったデザインですが個人的には大好きでした。
    ちなみにグッドデザイン賞とヨーロピアン・カメラオブイヤーを受賞しています。
    この如何にも80年代なロゴとか、今見ると本当にカッコいいと思います。


    DSCF0654




















    特徴としてはオールプラスチック外装、ワインダー内蔵、マルチプログラム搭載、部分測光に切り替え可。
    当時の流行のツボを上手く揃えた感じですね。
    反面、メータードマニュアル不可、最高速1/1000秒、露出補正機能なし、スクリーン交換不可。
    この辺りがマニア的にはちょっと残念な所。
    電源が入手しやすく安い単三電池2本な所と、スクリーンが明るいレーザーマットなのは〇です。

    当時の写真部員にはこのT70よりもA-1やAE-1Pの方が人気でした。
    ダイヤル操作、金属外装、外付けのモードラなど、より重厚で「カメラらしい」感じがしたのでしょう。
    ただメインでペンタックススーパーAを使っていた自分としては、
    ワインダー内蔵でマルチプログラムで部分測光が使えるT70の方が、サブ機として魅力的に思えました。
    購入までには至りませんでしたが、カタログはよく見ていました。


    DSCF0652




















    そしてこの専用ストロボがカッコいいのです。
    発光部の下の部分からは距離測定用の赤色光が飛びます。その反射光を丸窓で受けている感じです。
    その距離データに基づいて絞りが設定され調光されるのです。
    性能的にはTTL調光の方が上なのですが、この工程がまるで戦車砲のレーザー測距の様で
    ミリタリー好きにはたまらないのです(笑)

    DSCF0660



























    このカメラは電源やモルトの心配が無いので、いつかフィルムを通すこともあるような気がします。


    EBC フジノン 55mmF1.8の話

    DSCF0548sss



















    EBC フジノン
     55mmF1.8  1974


    4群6枚ダブルガウス
    絞り羽6枚
    EBCコーティング(11層マルチコート)
    最短撮影距離45cm
    絞り1.8-16
    フィルター径49mm
    重量203.5g 


    ネットでEBCフジノン55mmF1.8をゲットしました。
    X-E1と組み合わせてフジフィルム「純正コンビ」を組ませようという計画です。
    購入価格はボディ(フジカST801)とセットで4000円でした。
    ボディはかなりくたびれていましたが、レンズの程度はまぁまぁイイ感じ。
    ごく僅かな使用感はあるものの、ラバーも光学系もピカピカです。



    DSCF0549



















    このレンズは解放測光のための連動用の突起があり、そのままではマウントアダプターに干渉します。
    ST801での解放測光が使えなくなりますが、メインのデジタルでの使用を最優先する事にして、
    突起はヤスリで削り落としました。柔らかいアルミ製なので削る作業自体は凄く簡単ですが、
    削りカスがレンズ内に入らないように注意が必要です。

    とりあえず室内であれこれ試写した感想は「発色が良いレンズ」
    色に関してはオールドレンズという感じは一切なく、モダンな発色を楽しめそうです。
    この辺はやはりフィルムメーカーの作ったレンズだと感心しました。
    同じ富士製なのでX-E1のセンサーとの色的な相性も悪いはずがありません。
    さすが「純正コンビ」です(笑)

    解像は1.8解放から(ごく僅かにハロが出るものの)実用になります。F2.8なら安心。F4からはキレキレです。
    ボケ味はSMCタクマー55mmF1.8と比べるとやや固いような気がしますが、悪くはありません。
    この辺りはいずれ紅葉撮り等で詳しくテストしてみようと思います。

    ちなみにEBCはエレクトロンビームコーティングの略との事。
    ペンタのSMC(スーパーマルチコーティング)が7層なのに対し、11層ものコーティングが施されているそうです。
    このコーティングに悪い噂は聞きません。
    前玉が青緑主体のコーティングのものはレアもので「当たり」との噂もあります。ホントかな?
    一応僕のレンズも前玉のコーティングは青緑でした。

    唯一残念なのは、お気に入りのレンズターボ兇箸料蠕がイマイチな事。
    ツァイスイエナのフレクトゴン2.4/35では全く気にならなかったのに、フジノン55/1.8での解放はやや甘い感じ。
    このレンズは普通のマウントアダプターと組み合わせて、85mm中望遠の感覚で使うことにします。



    データベース ミノルタα9xi

    ミノルタ α9xi

    形式        ハイアマチュア向き35mm判フォーカルプレーンAE/AF一眼レフカメラ
    メインフレーム  亜鉛ダイキャスト+ステンレス(前枠、ミラーボックス、底蓋)
    ボディ外装    グラスファイバー入ポリカーボネイト+金属コーティング
    マウント      ミノルタα/ソニーαAマウント
    シャッター     電子式炭素繊維/金属羽縦走り、B・30〜1/12000秒
    シンクロ速度   1/300秒。シンクロターミナル有り
    ファインダー      ペンタプリズム固定式、ハイアイポイント(23mm)、スクリーン交換不可
    視野率/倍率     94×92%、0.75倍(50mmレンズ装着時)
    露出モード    マニュアル、シャッター優先、絞り優先、プログラム(シフト可能)
    測光モード    14分割ハニカムパターン(インジケーター有)、中央部重点平均測光、スポット測光
    測光素子     SPD
    AF方式      位相差方式、AF可能最低照度−1EV、ローカルフォーカスフレーム4点
    メインCPU         16ビット、クロック周波数20メガヘルツ、ROM62キロバイト
    巻き上げ速度  最高秒間4.5コマ(ボディ単体)
    サイズ       163×98.5×64mm、755g
    電源        2CR5リチウム(別売りグリップで単三電池使用可)

    その他      アイスタート、ワイドビューファインダー、インテリジェントカードシステム

              
     


    α9xiの話

    DSCF0647s



















    秘蔵銀塩カメラコレクション、3台目のご紹介はミノルタのα9xiです。
    フラッグシップナンバーの9を冠しながら、不人気、不評価で終わった悲劇のカメラです。
    個人的には6年近く主力機として使ったα9000に思い入れがあるのですが、
    今ではコンディションが良好な個体はほとんど絶滅(ほとんどの固体が液晶漏れ)しており、
    また、個性的なデザイン、とんがった性能、無駄な機能の数々に惹かれ、α9xiの保護に至りました。

    ネットの個人売買で手に入れた個体は傷もなく程度もかなり良好。
    ほんの少し白化していたゴム製のグリップ部分も、ミューズのウェットティッシュで拭くと綺麗になりました。
    このウェットティッシュはゴム部分の清掃に効果絶大でおススメです。
    何故かミノルタのこの当時のカメラは、ボディもレンズもゴム部分の劣化したものが多い気がします。
    ちなみに購入価格は5000円。
    フラッグシップ機としては安いような、不人気機種としては高いような、、、微妙な所です。
    ただ絶対数は少ないと思われるカメラなので、コレクション的な価値はあると思われます。

    個性的なデザインは実はハンスムートの作品。
    僕らの年代ではスズキのカタナ(バイク)のデザイナーとして有名な方です。
    ボディは基本的にプラ製ですが、底部を中心としてダイキャストも使用されており、
    またボディ表面は金属コーティングがされているなど、それなりに凝った造りになっています。
    ダイヤル、ボタン、裏蓋部は防滴防塵性も考慮されております。
    デザイン的にはXiシリーズのレンズをセットしたい所ですが、性能的には最初期のレンズの方が遥かに上。
    セットした写真のAF35-70/4も、コンパクトでとても良く写るレンズで個人的なお気に入りです。
    実は朝日カメラのテストでも、全域で100本/mmの解像度を達成した優秀なレンズなんですよ。

    性能的に自慢できる点はシャッターの最高速が1/12000秒な事。
    実用性はともかくマニア的には嬉しいポイントですね(笑)
    モーターの馬力で速度を稼いでる感じではありますが、AFはなかなか速く感じます。
    少なくともα9000よりは3倍は速いと思います。
    ただ測距点が4点ワイドなのはちょっと不思議。普通は中央+上下左右の5点じゃないのかなぁ、、



    DSCF0648s



















    このカメラで不評なのはまずファインダー。
    液晶を挟んで多機能表示を実現したのは良いのですが、やはり多少モヤモヤ感があるようです。
    視野率や倍率はごく普通な数値。
    個人的にはあまり気になりませんが、やはりニコンのF4や、後継機のα-9と比べると見劣りします。
    ただ評価測光と中央重点平均測光との露出値の差を表示するのは、ベテランには好評だったようです。
    ハイテクで測光しつつ経験で確認できるわけですから、ポジ使用時には安心感がありますね。

    そして一番不評なのが自動化や先進化を追求し過ぎて使い辛くなってしまった操作性。
    アイセンサーとグリップセンサーが反応するとピントを合わせ続け、持っているだけで電池が無くなります。
    パワーズームのXiレンズは性能的にもイマイチ使う気になりません。
    ファンクションボタン+ダイヤル方式は、現状把握と切り替え操作、どちらにしても判りにくいです。
    一応Q(クイック)ボタンがありますが、割り当て機能は1つだけなのであまり役に立ちません。
    視野率を150%に広げるワイドビューボタンとかも要らない気がします。
    撮影モード、ドライブモード、測光モードはやはりダイヤルや切り替えスイッチが良いですね。

    結局このボディはアイセンサーを殺し(テープを貼る等)、撮影モード等は固定して使うのが一番のようです。
    割り切って使えば動作精度や内面反射処理等は優秀なボディだと思います。



    DSCF0649s



















    ドライブモードボタンは側面のカバー内に隠されていてさらに使い難い(笑)
    これをQボタンに割り当てる事も可能ですが、個人的にはスポット測光に使うのでドライブは1コマに固定です。
    最高連写速度の秒間4.5コマはボディ単体としてはなかなかの数字で、1コマ撮影でも切れは良いです。

    ミノルタ独自のカードシステムは後継のα-9では消えた機能です。
    旅行用だのスポーツ撮影用だの、基本的にどうでもいいカードばかりなのですが、
    ソフト効果の出るファンタジーカード、露出モードが増えるマルチスポットカードだけはちょっと欲しくなります。
    今後ハードオフ等で探してみる事にしましょう。



    DSCF0650s




























    とりあえずストロボをセットして臨戦態勢のα9xi

    僕はなるべくボディと専用ストロボをセットで揃えるようにしています。
    やはり同時期に開発されたストロボが一番使い易いですし、飾る楽しみもあります。
    それにアクセサリー類は後から探すとなかなか出てこなかったりもしますからね。
    ちなみに写真の5400xiは新品同様で1000円でした。
    後はバッテリーグリップが欲しい所ですね。

    ところでこのカメラ、モノクロにすると意外とカッコイイ気もしませんか?
    シボ皮の部分も意外と似合っている気がしてしまいます。
    このボディは今後フイルムを通すかは微妙ですが、とりあえず末永く動態保存するつもりです。



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