DSCF0631



















秘蔵80年代銀塩カメラ紹介の第二弾。 リコーXR-Xです。
前回ご紹介したSFX-Nと同じく、レトロフューチャー感&玩具感満載のボディです。
グレーのボディ、スモークの樹脂でカバーされたペンタ部、滑り止めのスリットラインなど、
ジオン軍的なデザインのSFX-Nに対し、連邦軍的なデザインに感じます。
友人の一人は「宇宙刑事みたいだ」と言っていました(なんだそりゃ)
マルチモード多機能機でそこそこ人気だったXR-Pの後継機ですが、
αショックのAF黎明期と発売時期が重なるので、たぶんそんなに売れなかったレアモデルだと思います。
マルチプログラム、バーグラフ表示、スポット測光、3コマ/秒のワインダー内蔵、スクリーン交換可能など、
一応当時のリコーのフラッグシップモデルという位置づけでした。
MF機なのでSFX-Nよりはだいぶ小型軽量です。

セットしたレンズはリケノンPズーム35-70/3.4-4.5。
解放F値が独特なのでOEMではなくリコーオリジナルと思われます。
ボディと同じグレー塗装なので同時発売の準専用レンズかも知れませんね。
購入先はネットでの個人売買。ボディとレンズ(どちらも美品)セットで5000円でした。
ただ非常に残念な事にボディサイドに付ける専用ストロボPXが付いていませんでした。
どなたかお持ちの方、ぜひ譲ってください(笑)


DSCF0632


















ボディ左のカバーを開けるとコマンドボタンが並びます。
あーこういうテイスト、なんとも80年代っぽいですね。
ボタン式の利点として露出補正は±4段もできるし、ISOも6400まで対応してます。
INTはインターバルタイマーで、セルフタイマーを1時間間隔まで設定可能。
高校生の時は合宿時や部室の様子を記録するのにとてもほしかった機能です。
ちなみに0秒に設定すると、セルフタイマーボタンが左手レリーズになります。
構え方によっては縦位置レリーズの替わりになるようなならないような、、、
リセットは各種設定がリセットされるボタンですが、長押しで現在の設定のメモリーも可能。
カスタムファンクションの走りとも言える機能です。
なお、写真のアイカップは非純正品で、おそらくミノルタのAF機用です(ピッタリはまります)


DSCF0633


















運よく説明書付きで入手できましたが、読めば読むほど笑ってしまうほど多機能です。
シャッター優先AEとプログラムAEを組み合わせたシャッターバイアスAEとか、
中央と背景の照度差を自動補正するオートバックライトコントロール測光(多分2分割測光)とか、
PAL、NTSC、CRTの3タイプに対応したテレビ画面撮影モードなどなど(笑)
個人的にはこういう無駄な多機能は大好きです。

ただ実際に使うとかなり使い難そうな感じがします。
ファインダーは倍率と視野率は悪くないのですが、ピントの山は掴みにくく、視度調節もありません。
撮影モード切替はアップダウンボタンを押し続けて、表示されるシャッター速度の中から
「オート」位置を探さなければならなかったりします。
そうかと思えばプログラムラインの切り替えは専用のスライドスイッチがあったりします。
撮影モードダイヤルを独立させて、プログラムラインの切り替えはアップダウンボタンでいいのに、、、
なぜこうなってるのか理解に苦しみます(笑)
そしてシャッターボタンが押しにくい、、、縦に並ぶアップダウンボタンもイマイチ指が馴染まない。
これは日本仕様が単四電池用のスリムグリップだからだと思います。
海外向けモデルは単三電池用でグリップが大きく、こちらが本来の設計だと思われます。
そう言えば説明書のイラストは全部この単三グリップ仕様で描かれていますね。

このカメラは青春&80年代の思い出として動態保存するつもりですが、
おそらく今後もフィルムを通すことはないと思います。
完全なコレクションモデルですね(笑)